JPH059734A - 薄膜製造装置 - Google Patents

薄膜製造装置

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JPH059734A
JPH059734A JP16559191A JP16559191A JPH059734A JP H059734 A JPH059734 A JP H059734A JP 16559191 A JP16559191 A JP 16559191A JP 16559191 A JP16559191 A JP 16559191A JP H059734 A JPH059734 A JP H059734A
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JP
Japan
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valve
substrate
film forming
film
forming chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP16559191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Hashimoto
一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Publication of JPH059734A publication Critical patent/JPH059734A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来よりも構造が簡略化され、低コストで提
供でき、成膜時間も短く済む薄膜製造装置を提供する。 【構成】 イオン源11及びターゲット13を備えた成
膜室10にゲートバルブAを介してロードロック室20
を連設し、ゲートバルブAの弁体81及び弁座82を、
該弁体の平行二面810、811のそれぞれが選択的
に、ゲートバルブ閉成状態で、成膜室内10に臨むこと
ができるように構成してあり、面810、811のそれ
ぞれに基板7を取り付けることができ、前記イオン源1
1及びターゲット13は成膜室10内に臨む弁体面上の
基体7に成膜できるように設置してある薄膜製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶素子基板、エレク
トロルミネサンス(EL)素子基板、超電導部材の基体
等の基体表面に液晶素子用膜、EL素子用膜、超電導膜
等、それぞれに適した機能を有する薄膜を形成するため
の薄膜製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の薄膜製造装置は概ね図5に示す
ような構造をしている。すなわち、イオン源11と、こ
のイオン源からイオンビーム12を照射されることで被
成膜基体へスパッタ粒子14を放出、付着させるターゲ
ット13とからなる成膜手段を付設した成膜室1、及び
該成膜室1にゲートバルブ3を介して連設されたロード
ロック室2を備えている。成膜手段としては、前記イオ
ンビームスパッタリング装置に限定されず、必要に応
じ、他の手段、例えば真空蒸着とイオンビームの照射に
て成膜するもの等も採用される。
【0003】かかる装置によると、成膜室1は図示しな
い真空排気装置にて所定圧に減圧されて成膜可能な状態
とされ、一方、ロードロック室2ではその扉6を開けて
搬送機構5の基体ホルダ51に被成膜基体7が装着され
る。基体装着後、扉6は閉じられ、室2内が図示しない
真空排気装置にて所定圧まで減圧される。しかるのち、
ゲートバルブ3が開けられ、基体7が成膜室1内へ搬送
され、そこで成膜室内の基体ホルダ4に渡される。その
後、搬送機構5がロードロック室2へ戻され、ゲートバ
ルブ3が閉じられる。かくして基体表面に成膜される。
【0004】所望の膜形成後、バルブ3が再び開かれ、
基体7はホルダ4から搬送機構5に引き取られ、ロード
ロック室2へ引き戻される。そのあと、ゲートバルブ3
が閉じられ、扉6が開かれ、基体7が取り出され、引き
続き、次の基体が装着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来装置によると、 ロードロック室における基体の搬
送手段及び成膜室における基体ホルダへの基体装着手段
を要し、それだけ装置構成が複雑化し、装置コストが高
くつく、 使用されるゲートバルブは一般に高価であ
り、これが装置コスト高の一因となっている、 成膜
の工程数が多く、成膜に時間がかかりスループットが低
い、といった問題がある。
【0006】そこで本発明は、従来よりも構造が簡略化
され、低コストで提供でき、成膜時間も短く済む薄膜製
造装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、成膜手段を備えた成膜室にゲートバルブを介
してロードロック室を連設した薄膜製造装置において、
前記ゲートバルブの弁体及び弁座を、該弁体の複数の面
のそれぞれが選択的にバルブ閉成状態で前記成膜室内に
臨むことができるように構成するとともに、該複数の面
のそれぞれに被成膜基体の支持手段を設け、前記成膜手
段を、バルブ閉成状態で成膜室内に臨む弁体面上の基体
に成膜できるように設置したことを特徴とする薄膜製造
装置を提供するものである。
【0008】前記ゲートバルブはその弁体及び弁座が上
述のように構成されている限り、その形状、大きさ等は
任意である。また、成膜手段も、必要に応じ、種々のも
のを採用できる。ゲートバルブの好ましいものの例とし
て、弁体が、球体をその中心を通る軸線両側の平行二面
で切断して該軸線周りに回動できるようにしたもので、
弁座が、該弁体の側周曲面に所定の間隙を保って対向す
る凹曲面で形成されているものを挙げることができる。
【0009】この場合、弁体及び(又は)弁座に例えば
オーリングのような適当な気密シール部材を含ませ、該
シール部材でバルブ閉成時の気密シールを行うようにす
ればよい。
【0010】
【作用】本発明装置によると、基体を装着できるように
構成した弁体面のいずれかに基体が装着され、この面が
基体ごと成膜室に向けられ、同時に成膜室が密閉され
る。この状態で該基体上に成膜されている間に、ロード
ロック室側に向けられた弁体面に次の基体が装着され
る。
【0011】成膜室内基体への成膜が終了すると、弁体
を動かすことでこの基体がロードロック室へ戻され、同
時に待機中であった基体が成膜室内に向け配置され、且
つ、成膜室が閉じられ、次の成膜が始まる。ロードロッ
ク室へ戻された成膜後の基体は弁体から外され、そこに
次の基体が装着される。かくして、次々と成膜が能率よ
く行われる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は1実施例装置の概略断面を示している。図
2は図1に示す装置中のゲートバルブA部分の拡大断面
図である。図3は図2のX−X線に沿う断面図、図4は
図2のY−Y線に沿う断面図である。
【0013】この薄膜製造装置は、図5に示す従来装置
と同様、成膜室10及びこれに連設したロードロック室
20を備えている。成膜室10にはターゲット13が設
置され、このターゲットに対しイオン源11が設けられ
ている。ロードロック室20には扉60が開閉可能に設
けてあり、この扉を閉めると本体側のオーリング61が
扉下面に接して室20内を気密に保持する。
【0014】成膜室10には開閉弁15を介して、ロー
ドロック室20には開閉弁62を介して真空排気装置1
6が接続されている。ゲートバルブAは図2から図4に
詳細を示すように、球体をその中心軸線CLの両側等距
離位置における平行二面で切断した形状の弁体81と、
この弁体81が納まる弁座82を備えている。弁体81
の側周曲面の曲率半径は前記球体の半径Rと同一であ
る。弁座82は該弁体の側周曲面に所定の間隙を保って
対向する凹曲面820を備えており、この凹曲面の曲率
半径は弁体81側周曲面の曲率半径Rに前記間隙寸法を
加えたものである。
【0015】弁体81には前記球の中心軸線CLと軸線
を同じくする軸83及び84が左右に突設されており、
一方の軸83は軸受け85を介して弁座82に回転可能
に支持されている。他方の軸84も軸受け85を介して
弁座82に回転自在に支持されている。軸83は弁座8
2に設けたオーリング86によって気密に囲繞されてい
るとともに、弁座82外へ突出し、該突出端にロータリ
ーアクチュエータ9が連結されている。
【0016】弁体81には、前記中心軸線CLを境にし
て片側にオーリング10が巻きつけられるとともに、反
対側にもオーリング10が巻きつけられ、図2に示すよ
うに、弁体81が閉成位置に置かれているときには、こ
れらオーリング10が弁座82の凹曲面820に気密に
接する。また、図2に示すように、弁体81が閉止位置
に置かれているとき、該弁体の片側の面810は成膜室
10内に向けられ、反対側の面811はロードロック室
20側に向けられる。アクチュエータ9の起動により、
弁体81を180度回動させて面811を成膜室10側
に、面810をロードロック室20側に配置することも
できる。
【0017】これら弁体の平面810、811のそれぞ
れには被成膜基板7をこの面に取り付けるための手段と
してネジ孔70が刻設されており、これら面上に配置し
た基板7の周囲を押さえるリング状の治具71に貫通さ
せたネジ72をこのネジ孔70にねじ込むことができ、
それによって基板7をこれら面に固定することができ
る。
【0018】以上説明した薄膜製造装置によると、当
初、弁体81はその上のオーリング10、10が弁座8
2の凹曲面820に接するようにゲートバルブ閉成位置
に配置される。かくして、成膜室10内が弁15の開放
及び真空排気装置16の運転により成膜を行える所定圧
まで真空引きされる。一方、ロードロック室20におい
ては、扉60が開かれ、弁体81のロードロック室側に
向いた面に基板7が配置され、その位置に治具71とネ
ジ72を用いて固定される。しかるのち扉60が気密に
閉じられ、室20内が弁62の開放及び装置16の運転
にて所定圧まで真空引きされる。
【0019】そのあと、弁体81がロータリーアクチュ
エータ9にて180度回され、いま取り付けた基板7が
成膜室10内に向けられるとともに、弁体81のもう一
方の基板取り付け面がロードロック20側に向けられ、
且つ、ゲートバルブAが閉じられる。かくして成膜室1
0内ではイオン源11からイオンビーム12がターゲッ
ト13に照射され、そのエネルギーでターゲットからス
パッタ粒子14が基板7に向け放出され、該基板面上に
所望の薄膜が形成される。この成膜作業の間、ロードロ
ック室20においては、扉60を開けて弁体81に次の
基板7が取り付けられ、しかるのち扉60を閉めてロー
ドロック20内を所定圧まで真空引きし、次の成膜を待
つことになる。
【0020】通常、弁体81への基板の取り付け、取り
外しに要する時間より成膜室10における成膜時間のほ
うが短いから、ロードロック室20において次の基板7
の取り付けが終了したときには、成膜室10での膜形成
が既に完了しており、従って、ロードロック室20にお
ける基板7の取り付けが完了すると、アクチュエータ9
の起動により弁体81が180度回され、これによって
既に薄膜が形成された基板7がロードロック室20に戻
されるとともに該室において取り付けた次の基板7が成
膜室10内に配置され、且つ、ゲートバルブAが閉じら
れる。かくして次の成膜処理を開始することができる。
また、ロードロック室20では、既に成膜の終わった基
板7を弁体81から取り外し、そこに次の新しい基板を
取り付けることができる。
【0021】かくして次々と新しい基板7に所望の薄膜
を形成していくことができる。以上説明した薄膜製造装
置によると、ゲートバルブAにおける弁体81にゲート
バルブ開閉機能と基板保持機能を兼ねさせているので、
図5に示す従来装置における基板搬送機構5や成膜室1
における基板ホルダ4が不要であり、それだけ装置全体
の構造が簡略化されるとともに、安価に提供することが
できる利点がある。また、前記ゲートバルブAは従来装
置において使用されている市販のゲートバルブに比べ安
価に提供することができるので、この点からも装置のコ
ストダウンが図れる。
【0022】さらに、ロードロック室20と成膜室10
間の搬送手段による基板7の受け渡しがないので、基板
の成膜室10内への設置及び基板の取り付け、取り外し
等の点で装置の信頼性が向上している。さらに、前記実
施例装置によると、従来装置における搬送機構による基
板の搬送工程が不要となり、さらに、成膜と基板交換が
同時に行えるので、単位時間当たりの処理枚数が増え、
スループットが改善される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、従
来よりも構造が簡略化され、低コストで提供でき、成膜
時間も短く済む薄膜製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す概略断面図である。
【図2】図1の装置におけるゲートバルブAの拡大断面
図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】図2のY−Y線に沿う断面図である。
【図5】従来例の概略断面図である。
【符号の説明】
10 成膜室 11 イオン源 13 ターゲット 20 ロードロック室 60 扉 15、62 開閉弁 16 真空排気装置 A ゲートバルブ 81 弁体 CL 弁体の中心軸線 810、811 弁体の基板取り付け面 70 基板取り付け用のネジ孔 71 基板取り付け治具 72 ネジ 7 基板 82 弁座 820 凹曲面 83、84 弁体回動軸 85 軸受け 86 オーリング 9 ロータリーアクチュエータ 10 オーリング

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 成膜手段を備えた成膜室にゲートバルブ
    を介してロードロック室を連設した薄膜製造装置におい
    て、前記ゲートバルブの弁体及び弁座を、該弁体の複数
    の面のそれぞれが選択的にバルブ閉成状態で前記成膜室
    内に臨むことができるように構成するとともに、該複数
    の面のそれぞれに被成膜基体の支持手段を設け、前記成
    膜手段を、バルブ閉成状態で成膜室内に臨む弁体面上の
    基体に成膜できるように設置したことを特徴とする薄膜
    製造装置。
JP16559191A 1991-07-05 1991-07-05 薄膜製造装置 Pending JPH059734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16559191A JPH059734A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 薄膜製造装置

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JP16559191A JPH059734A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 薄膜製造装置

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JPH059734A true JPH059734A (ja) 1993-01-19

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ID=15815265

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JP16559191A Pending JPH059734A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 薄膜製造装置

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JP (1) JPH059734A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016094638A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 株式会社島津製作所 成膜装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016094638A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 株式会社島津製作所 成膜装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000307