JPH0596980A - 架線検査装置 - Google Patents

架線検査装置

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JPH0596980A
JPH0596980A JP26197691A JP26197691A JPH0596980A JP H0596980 A JPH0596980 A JP H0596980A JP 26197691 A JP26197691 A JP 26197691A JP 26197691 A JP26197691 A JP 26197691A JP H0596980 A JPH0596980 A JP H0596980A
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JP
Japan
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wire
overhead
overhead wire
image
controller
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26197691A
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English (en)
Inventor
Michio Onozuka
三千雄 小野塚
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安全に、かつ容易に架線の検査を行なうことを
可能とする。 【構成】架線の摩耗面の画像を取り込むためのCCDカ
メラ11と対象箇所を照らすための照光器12と、装置
全体の制御を司ると共に、CCDカメラ11によって取
り込まれた画像から架線の架線摩耗面幅を検出し、この
架線摩耗面幅と架線幅をもとに幾何学的関係から架線摩
耗量を算出する制御器10と、制御器10によって算出
された架線摩耗量を記録する記録器13が設けられる。
これにより、架線検査作業を非接触で自動的に行なうこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道架線、ゴンドラリ
フト等のケーブル、またはワイヤの摩耗を検査する架線
検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7(a)に示すように、鉄道架線は、
鉄道車両のパンタグラフのすり板と接触されているた
め、図7(b)に示すように、しだいに摩耗してしま
う。このため、架線保全の目的で、鉄道架線の摩耗量の
検査が行なわれている。従来、鉄道架線の摩耗の検査
は、作業員が停止した鉄道車両の屋根等に上り、ノギス
等の機械的測定器具を用いて行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
鉄道架線の検査を行なうには、人手によっていた。この
際、作業員は、鉄道車両の屋根等の高所で作業すること
になり非常に危険であった。また、ノギス等の機械的測
定器具が用いられるので、作業員が鉄道架線の測定位置
に移動しながら測定作業を行ない、その都度測定結果の
記録を行なう必要があり作業効率が悪かった。本発明は
前記のような点に鑑みてなされたもので、安全に、かつ
容易に架線の検査を行なうことが可能な架線検査装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、架線の所定の
方向からの画像を取り込む画像検出手段と、前記画像検
出手段によって取り込まれた画像から前記架線の架線摩
耗面幅を検出し、この架線摩耗面幅をもとに架線摩耗量
を算出する制御手段と、前記制御手段によって算出され
た架線摩耗量を記録する記録手段とを具備したことを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、架線の画像、すなわ
ち架線摩耗面の画像を取り込み処理することにより摩耗
面幅を測定することができる。この摩耗面幅と既知の架
線径との幾何学的関係より、架線摩耗量を算出すること
ができる。このため、非接触による検査が可能となる。
さらに、検出した架線摩耗量が自動的に記録されるの
で、検査する毎に作業員が記録する必要がなく作業効率
が向上する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は同実施例に係わる架線検査装置の概略構
成を示すブロック図である。制御器10は、架線検査装
置全体の制御を司るもので、CDDカメラ11、照光器
12、記録器13、及び操作器14が接続されている。
制御器10は、CDDカメラ11から入力された画像を
処理し、架線摩耗量を検出する。
【0007】CCDカメラ11は、架線摩耗量の検出の
もとになる架線の画像を取り込む。照光器12は、CD
Dカメラ11で画像を取り込む時に、制御器10からの
指令に応じて、対象となる架線部分を照らす。CCDカ
メラ11及び照光器12は、架線の真下位置に配置され
る。
【0008】記録器13は、制御器10によって検出さ
れた架線摩耗量を記録する。操作器14は、作業員から
の制御器10に対する計測指令等を入力するためのもの
である。
【0009】図2は制御器10の詳細な構成を示すブロ
ック図である。制御器10は、CPU20、RAM2
1、ROM22、ビデオI/F23、通信I/F24、
パラレルI/O25によって構成され、CPU20と各
部とが相互に接続されている。
【0010】ビデオI/F23は、CCDカメラ11に
よって取り込まれた画像(ビデオ信号)を入力し、ディ
ジタル化して画像データとして入力する。RAM21
は、ビデオI/F23からの画像データを格納するため
のものである。ROM22は、RAM21に格納された
画像データをもとにした架線摩耗量の算出に関するプロ
グラムをはじめ、各種プログラムやデータ等を格納する
ためのものである。通信I/F24は、操作器14から
の制御器10に対する計測指令の入力、及び記録器13
への架線摩耗量データの出力を行ない、CPU20に通
知する。パラレルI/O25は、CPU20からの照光
器12への照光のオン/オフを指示する指令を出力す
る。
【0011】次に、同実施例の動作について、図3に示
すフローチャートを参照しながら説明する。制御器10
は、操作器14からの計測指令の入力待ち状態となって
いる(ステップS1)。ここで、作業者による操作によ
って、操作器14から計測指令が出力されると、制御器
10は、照光器12に対して照光オンの指令を出力する
(ステップS2)。また、制御器10は、CCDカメラ
11に対して、架線の画像の取り込みを指示する。CC
Dカメラ11は、照光器12によって照らされた架線部
分の画像の取り込みを行ない、そのビデオ信号を制御部
10に出力する(ステップS3)。所望する画像の入力
が完了すると、制御器10は、照光器12に照光オフの
信号を出力する(ステップS4)。
【0012】ここで、CCDカメラ11によって取り込
みの対象となる架線部分について説明する。図4には、
架線30と鉄道車両のパンタグラフ32(すり板31)
の状態を示している。パンタグラフ32の上部に取り付
けられたすり板31は、架線30の下部に接触してい
る。従って、架線30はすり板31との接触部(架線下
部)が摩耗することによって架線摩耗面が生成される。
【0013】CCDカメラ11は、架線30が摩耗する
部分、すなわち架線摩耗面に面した方向(架線30の真
下)からの画像を取り込む。図5(a)には、こうして
撮影することによって得られるエッジ抽出画像33を示
している。
【0014】制御器10は、エッジ抽出画像33をもと
にして架線摩耗面幅を測定するために、エッジ抽出画像
33からエッジを抽出し、さらに架線配設方向に射影を
作成する(ステップS5)。図5(a)の射影を作成す
ることによって得られる射影図を図5(b)に示してい
る。制御器10は、図5(b)に示すような射影図のピ
ーク値から、エッジ抽出画像33中の架線摩耗面輪郭線
35及び架線輪郭線36の位置を検出することができ
る。
【0015】制御器10は、架線摩耗面輪郭線35間の
距離を検出することにより、図6に示す架線摩耗面幅l
を測定する。制御器10は、架線摩耗面幅lから架線摩
耗量wを、幾何学的関係を用いて次式(1)によって算
出する(ステップS6)。 w=r−(r2 −(l/2)2 1/2 …(1) ただし、架線幅を2rとする。
【0016】制御器10は、式(1)によって求められ
た架線摩耗量wを示すデータを、記録器13に出力する
(ステップS7)。記録器13は、制御器10からのデ
ータ(架線摩耗量w)についての記録を行なう。
【0017】このようにして、機械的測定器具を用いて
作業員が測定するのではなく、操作器14を用いた遠隔
操作によって、架線30(架線摩耗面34)の画像を取
り込み、この画像をもとに幾何学的関係を用いて架線摩
耗量wを算出し、その検査結果(架線摩耗量w)の記録
が行なわれる。
【0018】このため、作業員による高所での作業が不
要となるため安全性が高まり、また非接触のために車両
を走行させながらでも測定可能であるので効率的に作業
が行なわれる。
【0019】なお、前記実施例では、鉄道架線の場合を
例にして説明したが、他にもケーブル、ワイヤを使用
し、これらが摩耗する可能性があるもの全般について適
用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のようにして、架線(架線摩耗面)
の画像を取り込み、この画像をもとに幾何学的関係を用
いて架線摩耗量を算出し、その検査結果(架線摩耗量)
の記録を自動的に行なうので、非接触かつ自動的な作業
となり、安全に、かつ容易に架線の検査を行なうことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる架線検査装置の構成
を示すブロック図。
【図2】図1中の制御器10の詳細な構成を示すブロッ
ク図。
【図3】制御器10の制御動作を説明するためのフロー
チャート。
【図4】鉄道架線の状態を説明するための図。
【図5】鉄道架線摩耗面幅の測定方法を説明するための
図。
【図6】鉄道架線摩耗量の算出方法を説明するための
図。
【図7】鉄道架線とパンタグラフ(すり板)の状態を説
明するための図。
【符号の説明】
10…制御器、11…CCDカメラ、12…照光器、1
3…記録器、14…操作器、30…架線、34…架線摩
耗面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架線の所定の方向からの画像を取り込む
    画像検出手段と、 前記画像検出手段によって取り込まれた画像から前記架
    線の架線摩耗面幅を検出し、この架線摩耗面幅をもとに
    架線摩耗量を算出する制御手段と、 前記制御手段によって算出された架線摩耗量を記録する
    記録手段と、 を具備したことを特徴とする架線検査装置。
JP26197691A 1991-10-09 1991-10-09 架線検査装置 Withdrawn JPH0596980A (ja)

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JP26197691A JPH0596980A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 架線検査装置

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Effective date: 19990107