JPH0596941U - フレキシブルディスク装置 - Google Patents

フレキシブルディスク装置

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JPH0596941U
JPH0596941U JP1487893U JP1487893U JPH0596941U JP H0596941 U JPH0596941 U JP H0596941U JP 1487893 U JP1487893 U JP 1487893U JP 1487893 U JP1487893 U JP 1487893U JP H0596941 U JPH0596941 U JP H0596941U
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Japan
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write
recording medium
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flexible disk
hole
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JP1487893U
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Inventor
路長 鈴木
敬久 二上
次夫 岩本
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブルディスク装置の部品点数を可及
的に減少させて組み立て性を改善し、生産費を低減す
る。 【構成】 書き込み禁止孔検出スイッチ11と記録媒体
検出スイッチ12とが一体化されて1個のスイッチユニ
ットとして構成される。また、書き込み禁止孔検出スイ
ッチ11と、記録媒体検出スイッチ12とが共通端子に
より検出装置に接続され、記録媒体の装着の有無および
記録媒体への情報の書き込みの可否が1個の検出スイッ
チユニットにより検出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体に記録された情報の読み 出しや該記録媒体への情報の書き込みを行うフレキシブルディスク装置に関し、 特に記録媒体の装着の有無および記録媒体への情報の書き込みの可否を検出する スイッチを有するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3には一般的なフレキシブルディスク装置の外観が示されており、この図3 において、フレキシブルディスク装置の装置本体1の前部には、フレキシブルデ ィスク等の記録媒体を挿入するための開口2aを有するフロントパネル2が取り 付けられている。図4は従来のフレキシブルディスク装置の装置本体1からフロ ントパネル2を取り外した状態を示しており、この図4から明らかなように、装 置本体1の前部には、記録媒体3の書き込み禁止孔3aの開閉状態を検出する書 き込み禁止孔検出スイッチ4と、記録媒体3の装着の有無を検出する記録媒体検 出スイッチ5とがそれぞれ別々に記録媒体3を挿入するための開口2a(図3) の両端に設けられている。
【0003】 以上の構成において、フレキシブルディスク等の記録媒体3をフロントパネル 2の開口2aより装置本体1内に挿入すると(図5の(a)参照)、挿入された 記録媒体3により記録媒体検出スイッチ5が押されて作動して、記録媒体3が装 着されたことを検出する。このとき記録媒体3の書き込み禁止孔3aが閉鎖され ている場合には、書き込み禁止孔検出スイッチ4も記録媒体3により押されて作 動し、記録媒体3への情報の書き込みが可能であることを検出する(図5の(b )参照)。一方、記録媒体3に書き込み禁止をした場合には、書き込み禁止孔3 aが開いているため、書き込み禁止孔検出スイッチ4は押されず、従って装置は 書き込み禁止状態となる(図5の(c)参照)。
【0004】 このような2種の検出スイッチ4,5は各々独立して装置本体1に組み込まれ 、互いに離れた位置に設けられていて、各々独立した別々のリード線によって装 置本体1内の回路基板に接続されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のフレキシブルディスク装置では、書き込み禁止孔検出スイッチ4と記録 媒体検出スイッチ5とが別個の互いに独立した部品として構成されていたため、 各検出スイッチに夫々電気配線を必要とし、フレキシブルディスク装置の組み立 て性が悪い上、部品点数が多くなってコストアップを招くという問題点があった 。
【0006】 そこで、この考案は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、部 品点数を可及的に減少させて組み立て性を改善し、生産費を低減することができ るフレキシブルディスク装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るフレキシブルディスク装置は、書き込み禁止孔検出スイッチと 記録媒体検出スイッチとを一体化して1個のスイッチユニットにまとめたもので ある。
【0008】
【作用】
この考案におけるフレキシブルディスク装置では、記録媒体の装着の有無およ び記録媒体への情報の書き込みの可否が1個の検出スイッチユニットにより検出 される。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面を参照してこの考案の一実施例について説明する。
【0010】 図1の(a)には、この考案によるフレキシブルディスク装置のフロントパネ ルを取り除いた外観が示してある。本考案のフレキシブルディスク装置の装置本 体1の前部には、図1の(a)に示す如き1個の検出スイッチユニット10が設 けられている。検出スイッチユニット10は、例えば単一のハウジング即ちスイ ッチ本体10a内に1つの共通端子10bを有する書き込み禁止孔検出スイッチ 11と記録媒体検出スイッチ12とを備えたものであり、スイッチ本体10aの 上面には、これらのスイッチを作動させるための書き込み禁止孔検出用爪11a と記録媒体検出用爪12aとが上下方向に摺動可能に設けられている。換言すれ ば、検出スイッチユニット10は2つのスイッチの共通にできる端子を共通にし て単一のハウジング内に収納したものである。従ってスイッチユニット10から のリード線は3本である。この意味で検出スイッチ10は書き込み禁止孔検出ス イッチと記録媒体検出スイッチとを一体化したものである。また、図示していな いが、装置本体1の前部には前記従来例と同様のフロントパネルが取り付けられ ている。
【0011】 尚、図1中、3は書き込み禁止孔3aを備えた磁気フロッピーディスク等の記 録媒体である。 次に図2を参照して上記実施例の作用について説明する。まず記録媒体3がフ レキシブルディスク装置のフロントパネルの開口(図示せず)より挿入されると (図2の(a)参照)、検出スイッチユニット10の記録媒体検出用爪12が記 録媒体3の書き込み禁止孔3aに近接するジャケット部分によって下方へ押圧さ れて記録媒体検出スイッチが作動し、記録媒体3が装着されたことを検出する( 図2の(b)参照)。これと同時に、書き込み禁止孔検出スイッチを作動させる 書き込み禁止孔検出用爪11により記録媒体3の書き込み禁止孔3aが閉鎖され ている(例えば書き込み可能)か、あるいは開放されている(例えば書き込み禁 止)かが検出される。すなわち、書き込み禁止孔3aが閉鎖されているときには 、図2の(b)のように、書き込み禁止孔検出用爪11が記録媒体3の閉鎖され た書き込み禁止孔3aの部分によって下方に押圧されて記録媒体3への情報の書 き込みが可能であることを検出する。一方書き込み禁止孔3aが開放されている ときには、図2の(c)のように、書き込み禁止孔検出用爪11は書き込み禁止 孔3a内に嵌入して、記録媒体3への情報の書き込みが禁止されていることを検 出する。
【0012】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、2つの検出スイッチを1つのハウジング内 に収納して共通端子を用いることにより一体化したので、部品点数が少なくなり 、電気的接続箇所が少なくなり、組立、配線作業を大幅に削減して組み立て性を 著しく改善でき、従って装置を安価に提供できる上、誤配線をも防止できるもの である。
【提出日】平成5年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、磁気記憶媒体としてのフレキシブルディスク等に記録された情報 の読み出しや該フレキシブルディスクへの情報の書き込みを行うフレキシブルデ ィスク装置に関し、特にフレキシブルディスクの装着の有無及びフレキシブルデ ィスクへの情報の書き込みの可否を検出するスイッチを有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3には一般的なフレキシブルディスク装置の外観が示されており、この図3 において、フレキシブルディスク装置の装置本体1の前部には、記録媒体として のフレキシブルディスク3を挿入するための開口2aを有するフロントパネル2 が取り付けられている。図4は従来のフレキシブルディスク装置の装置本体1か らフロントパネル2を取り外した状態を示しており、この図4から明らかなよう に、装置本体1の前部には、フレキシブルディスク3の書き込み禁止孔3aの開 閉状態を検出する書き込み禁止孔検出スイッチ4と、フレキシブルディスク3の 装着の有無を検出する記録媒体検出スイッチ5とがそれぞれ別々にフレキシブル ディスク3を挿入するための開口2a(図3)の両端に設けられている。書き込 み禁止孔検出スイッチ4は書き込み禁止孔検出用爪4aを備え、記録媒体検出ス イッチ5は記録媒体検出用爪5aを備えている。
【0003】 以上の構成において、フレキシブルディスク3をフロントパネル2の開口2a より装置本体1内に挿入すると(図5(a)参照)、挿入されたフレキシブルデ ィスク3により記録媒体検出用爪5aが押されて記録媒体検出スイッチ5が作動 して、フレキシブルディスク3が装着されたことを検出する。このときフレキシ ブルディスク3の書き込み禁止孔3aが閉鎖されている場合には、書き込み禁止 孔検出用爪4aもフレキシブルディスク3により押されて書き込み禁止孔検出ス イッチ4が作動し、フレキシブルディスク3への情報の書き込みが可能であるこ とを検出する(図5(b)参照)。一方、フレキシブルディスク3に書き込み禁 止をした場合には、書き込み禁止孔3aが開いているため,書き込み禁止スイッ チ4は押されず、従って装置は書き込み禁止状態となる(図5(c)参照)。
【0004】 このような2種類の検出スイッチ4、5は各々独立してスイッチ本体1に組み 込まれ、互いに可成離れた位置に設けられていて、それぞれ独立した別々のリー ド線によって装置本体1内の回路基板に接続されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のフレキシブルディスク装置では、書き込み禁止孔検出スイッチ4と記録 媒体検出スイッチ5とが互いに独立した別個の部品として構成されていたため、 各検出スイッチにそれぞれ電気配線を必要とし、フレキシブルでディスクの組立 性が悪い上、部品点数が多くなってコストアップを招くという問題点があった。
【0006】 また、図示しないが、フレキシブルディスク3の書き込み禁止孔3aの近傍に おいて、該書き込み禁止孔3aを開閉する開閉蓋3b(図5(a)及び(b)参 照)のスライド方向3cに離隔して記録媒体検出用爪を設けることも考えられる 。しかし、将来、1MBの記憶容量のフレキシブルディスク(2DD)と記憶容 量の大きな(例えば4MB以上)フレキシブルディスクとの間のディスクの種類 (すなわち記憶容量の違い)等を区別するため、書き込み禁止孔3aの近傍部に おいて開閉蓋3bのスライド方向3cに離れた位置に媒体種類検出孔(図示せず )を設ける可能性がある。このような場合、該媒体種類検出孔を検出するための 検出子(図示せず)は書き込み禁止孔検出用爪4aの近傍において開閉蓋3bの スライド方向3cに配置されることになるので、記録媒体検出用爪を上記したよ うに配置しようとすると、媒体種類を検出する検出子と干渉する虞がある。
【0007】 さらに、フレキシブルディスク装置内に挿入されたフレキシブルディスク3を 支持する場合、フレキシブルディスク3の両側において4点支持するのが一般的 であるが、4つの支持部のうちの1つは書き込み禁止孔3aの近傍において開閉 蓋3bのスライド方向3cに多少離れて配置される。この場合にも、記録媒体検 出用爪5aを、書き込み禁止孔3aの近傍において開閉蓋3bのスライド方向3 cに配置するとフレキシブルディスク3に対する支持部と干渉する虞がある。
【0008】 そこで本考案は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、部品点 数を可及的に減少させて組立性を改善し、生産費を低減することができ、さらに 、将来記憶容量の相違するフレキシブルディスクの種類を検出するためのモード 検出孔が書き込み禁止孔の近くにおいて開閉蓋のスライド方向に形成された場合 でも、あるいは書き込み禁止孔の近傍において開閉蓋のスライド方向にフレキシ ブルディスクの支持部が設けられた場合でも、何等不都合の生じることのないフ レキシブルディスク装置を得ることを目的とする。
【0009】 本考案の他の目的は、書き込み禁止孔検出スイッチが故障して書き込みの可否 が判別できない場合には、書き込みを禁止してフレキシブルディスクに記憶され たデータ等の安全を確保することができるフレキシブルディスク装置を得ること にある。
【0010】 本考案のさらに他の目的は、記録媒体検出スイッチが故障してフレキシブルデ ィスクの装着状態が判別できない場合には、フレキシブルディスク駆動用の内蔵 モータ等のシステムの動作を停止させてその誤動作を防止することができるフレ キシブルディスク装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本考案のフレキシブルディスク装置は、1本のばねにより付勢 された記録媒体検出用爪を備えた記録媒体検出スイッチと、1本のばねにより付 勢された書き込み禁止孔検出用爪を備えた書き込み禁止孔検出スイッチとを近接 位置に配置して単一のハウジング内に収納して1個の検出スイッチユニットとし て構成し、前記記録媒体検出スイッチによりフレキシブルディスクがフレキシブ ルディスク装置本体内に装着されたことを検出すると同時に前記書き込み禁止孔 検出スイッチによりそのフレキシブルディスクの書き込み禁止孔の開閉状態を検 出し、かつ前記記録媒体検出スイッチと前記書き込み禁止孔検出スイッチとを共 通端子により媒体検出及び書き込み禁止孔検出装置に接続し、さらに前記記録媒 体検出スイッチを、前記書き込み禁止孔の開閉を行う開閉蓋のスライド方向から 外れた位置に配置したものである。
【0012】 請求項2に係る本考案のフレキシブルディスク装置は、前記書き込み禁止孔検 出スイッチを、前記書き込み禁止孔が閉じられているときオンとなる常開型のス イッチにより構成した。
【0013】 請求項3に係る本考案のフレキシブルディスク装置は、前記記録媒体検出スイ ッチを、フレキシブルディスクが装着されているときオンとなる常開型のスイッ チにより構成した。
【0014】
【作用】
請求項1のフレキシブルディスク装置では、フレキシブルディスクの装着の有 無及びフレキシブルディスクへの情報の書き込みの可否が1個の検出スイッチユ ニットにより検出される。
【0015】 請求項2のフレキシブルディスク装置では、書き込み禁止孔検出スイッチは、 フレキシブルディスクの書き込み孔が開いているときオフで、該書き込み禁止孔 が閉じているときオンとなる。
【0016】 請求項3のフレキシブルディスク装置では、記録媒体検出スイッチは、フレキ シブルディスクが装着されていないときオフで、装着されているときオンとなる 。
【0017】
【実施例】
以下、添付図面を参照してこの考案の一実施例について説明する。
【0018】 図1(a)には、この考案によるフレキシブルディスク装置のフロントパネル を取り除いた外観が示してある。本考案のフレキシブルディスク装置の装置本体 1の前部には、図1(b)に示す如き1個の検出スイッチユニット10が設けら れている。検出スイッチユニット10は、例えば単一のハウジングすなわちスイ ッチ本体10a内に1つの共通端子10bを有する書き込み禁止孔検出スイッチ 11と記録媒体検出スイッチ12とを備えたものであり、スイッチ本体10aの 上面には、これらのスイッチを作動させるための書き込み禁止孔検出用爪11a と記録媒体検出用爪12aとが上下方向に摺動可能に設けられている。換言すれ ば、検出スイッチユニット10は2つのスイッチで共用しうる端子を共通にして 単一のハウジング内に収納したものである。従って、検出スイッチユニット10 からのリード線は3本である。この意味で、検出スイッチユニット10は書き込 み禁止孔検出スイッチ11と記録媒体検出スイッチ12とを一体化したものであ る。また、図示していないが、装置本体1の前部には、前述した従来例と同様の フロントパネルが取り付けられている。
【0019】 書き込み禁止孔検出スイッチ11及び記録媒体検出スイッチ12は、コイルば ね11c、12cによりそれぞれ上方に、すなわち書き込み禁止孔検出用爪11 aと記録媒体検出用爪12aと一体の可動側スイッチ接点11b、12bが固定 側スイッチ接点11d、112dからに離れるように付勢されている。このよう に、書き込み禁止孔検出スイッチ11と記録媒体検出スイッチ12とは常開型に 構成されており、書き込み禁止孔3aの開放時やフレキシブルディスク3の非装 着時には、オフ状態にある。
【0020】 尚、図1(a)において、3は磁気フロッピーディスク等のフレキシブルディ スクで、そのフレキシブルディスク3の一側縁部には、表裏面を貫通する矩形の 書き込み禁止孔3aが穿設され、この書き込み禁止孔3aは開閉蓋3bをスライ ドさせることにより開閉される。また、図示しないが、矩形のフレキシブルディ スク3の一側縁部には、将来記憶容量の異なる複数種類のフレキシブルディスク が作られたとき、それらの種類を区別するための媒体種類検出孔が形成される可 能性がある。
【0021】 本考案では、そのような媒体種類検出孔がフレキシブルディスク3の書き込み 禁止孔3aの近傍において開閉蓋3bのスライド方向3cに設けられた場合でも 、該媒体種類検出孔を検出する検出子と干渉しないように、記録媒体検出用爪1 2aは、開閉蓋3bのスライド方向3cから外れるように配置される。本実施例 では、記録媒体検出用爪12aは、書き込み禁止孔検出用爪11aに対して、媒 体基準面3dすなわち開閉蓋3bのスライド方向3cに略直交する方向に配置さ れている。
【0022】 次に図2を参照して上記実施例の作用について説明する。まず、フレキシブル ディスク3がフレキシブルディスク装置のフロントパネルの開口(図示せず)よ り挿入されると(図2(a)参照)、検出スイッチユニット10の記録媒体検出 用爪12aがフレキシブルディスク3の書き込み禁止孔3aに近接するジャケッ ト部分によって下方へ押圧されて記録媒体検出スイッチ12が作動し、フレキシ ブルディスク3が装着されたことを検出すると共に装置本体1に内蔵されるディ スク駆動用モータ(図示せず)等に給電される(図2(b)参照)。これと同時 に、書き込み禁止孔検出スイッチ11を作動させる書き込み禁止孔検出用爪11 aによりフレキシブルディスク3の書き込み禁止孔3aが閉鎖されている(例え ば書き込み可能)か、あるいは開放されている(例えば書き込み禁止)かが検出 される。すなわち、書き込み禁止孔3aが開閉蓋3bにより閉鎖されているとき は、図2(b)のように、書き込み禁止孔検出用爪11aが開閉蓋3bによって 下方に押圧されてフレキシブルディスク3への情報の書き込みが可能であること を検出する。一方、書き込み禁止孔3aが開放されているときは、図2(c)の ように、書き込み禁止孔検出用爪11aは書き込み禁止孔3a内に嵌入して、フ レキシブルディスク3への情報の書き込みが禁止されていることを検出する。
【0023】 ところで、書き込み禁止孔検出スイッチ11及び記録媒体検出スイッチ12は 機械的接点スイッチであるため、スイッチ接点等の接触部に絶縁皮膜が生成して 接触不良を生じたり、接触抵抗の増大により誤動作等の異常事態を生じることが ある。この場合、書き込み禁止孔検出スイッチ11及び記録媒体検出スイッチ1 2は書き込み禁止孔3aの開閉状態やフレキシブルディスク3の装着状態を検出 できなくなる。
【0024】 しかし、本考案では、記録媒体検出スイッチ12や書き込み禁止孔検出スイッ チ11は常開型に構成されているので、書き込み禁止孔検出スイッチ11及び記 録媒体検出スイッチ12は故障時には共にオフの状態であり、従って、故障時の フレキシブルディスク3への書き込みが禁止され、誤書き込みによるデータの破 壊が防止され、また装置本体1に内蔵されるディスク駆動用モータ等が誤動作( 回転)し続けたりすることはなく、特にバッテリーの使用時等には、その寿命を 縮めてシステムの動作時間を短縮してしまうようなことを回避することができる 。
【0025】 さらに、フレキシブルディスク3の記憶容量の違いによるディスクの種類を検 出するための媒体種類検出孔が書き込み禁止孔3aの近傍において開閉蓋3bの スライド方向3cに設けられた場合、その媒体種類検出孔を検出するための検出 子を書き込み禁止孔検出用爪11aの近傍に設けなければならないが、このよう な場合でも、記録媒体検出スイッチ12を、書き込み禁止孔3aの開閉を行う開 閉蓋3bのスライド方向3cから外れた位置に配置したので、書き込み禁止孔検 出用爪11aと干渉することなく、媒体種類検出用の検出子を書き込み禁止孔検 出用爪11aの近傍において開閉蓋3bのスライド方向3cに容易に配置するこ とができる。また、フレキシブルディスク3を支持する支持部が書き込み禁止孔 3aの近傍において開閉蓋3bのスライド方向3cに設けられたとしても、記録 媒体検出用爪12aがフレキシブルディスク3の支持部と干渉するような虞もな い。
【0026】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案によれば、記録媒体検出スイッチ12によりフ レキシブルディスク3の装着状態を検出できると同時に、書き込み禁止孔検出ス イッチ11により書き込み禁止孔3aの開閉状態を検出することができ、さらに それらの2つの検出スイッチ12、11を1つのハウジング10a内に収納して 共通端子10bを用いることによりユニット化したので、部品点数が少なくなる と共に、電気的接続箇所も少なくなり、組み立て、配線作業を大幅に削減して組 立性を著しく改善でき、従って装置を安価に提供できる上、誤配線をも防止でき る。さらに、記録媒体検出スイッチ12を、書き込み禁止孔3aの開閉を行う開 閉蓋3bのスライド方向から外れた位置に配置したので、フレキシブルディスク 3の記憶容量の違いによるディスクの種類を検出するための媒体種類検出孔が書 き込み禁止孔3aの近傍において開閉蓋3bのスライド方向3cに設けられた場 合でも、あるいは書き込み禁止孔3aの近傍において開閉蓋3bのスライド方向 3cにフレキシブルディスク3の支持部が設けられた場合でも、記録媒体検出ス イッチ12の記録媒体検出用爪12aは媒体種類検出孔を検出する検出子やフレ キシブルディスク3の支持部と干渉するような虞はない。
【0027】 請求項2の考案によれば、書き込み禁止孔検出スイッチ11を、書き込み禁止 孔3aが閉じられているときオンとなる常開型のスイッチにより構成したので、 書き込み禁止孔検出スイッチ11が故障した場合には該スイッチ11はオフの状 態であり、従って、フレキシブルディスク3への書き込みが禁止され、誤書き込 みによるデータの破壊が防止される。
【0028】 請求項3の考案によれば、記録媒体検出スイッチ12を、フレキシブルディス ク3が装着されているときオンとなる常開型のスイッチにより構成したので、記 録媒体検出スイッチ12の故障時には該スイッチ12はオフの状態であり、従っ て記録媒体検出スイッチ12がオンのとき作動される装置内蔵のディスク駆動用 モータ等が誤動作(回転)し続けたりすることはなく、特にバッテリーの使用時 等には、その寿命を縮めてシステムの動作時間を短縮してしまうようなことを回 避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)はこの考案によるフレキシブ
ルディスク装置および記録媒体を示す斜視図である。
【図2】(a)乃至(c)はこの考案のフレキシブルデ
ィスク装置に記録媒体を装着した際の検出スイッチユニ
ットのそれぞれ異なる作動状態を示す正面図である。
【図3】一般的なフレキシブルディスク装置の外観を示
す斜視図である。
【図4】フロントパネルを取り外した従来のフレキシブ
ルディスク装置および記録媒体を示す図1と同様の斜視
図である。
【図5】(a)乃至(c)は従来のフレキシブルディス
ク装置に記録媒体を装着した際の検出スイッチのそれぞ
れ異なる作動状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルディスク装置の装置本体 3 記録媒体 3a 書き込み禁止孔 10 検出スイッチユニット 11 書き込み禁止孔検出用爪 12 記録媒体検出用爪
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 フレキシブルディスク装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの考案によるフレキシブルディスク
装置及びフレキシブルディスクを示す斜視図であり、
(b)は検出スイッチの内部構造を示す断面図である。
【図2】(a)乃至(c)はこの考案のフレキシブルデ
ィスク装置にフレキシブルディスクを装着した際の検出
スイッチユニットのそれぞれ異なる状態を示す正面図で
ある。
【図3】 一般的なフレキシブルディスク装置の外観を
示す斜視図である。
【図4】フロントパネルを取り外した従来のフレキシブ
ルディスク装置及びフレキシブルディスクを示す図1と
同様の斜視図である。
【図5】(a)乃至(c)は従来のフレキシブルディス
ク装置にフレキシブルディスクを装着した際の検出スイ
ッチのそれぞれ異なる作動状態を示す正面図である。
【符号の説明】 1 フレキシブルディスク装置本体 3 フレキシブルディスク 3a 書き込み禁止孔 3b 開閉蓋 3d スライド方向 10b 共通端子 11 書き込み禁止孔検出スイッチ 11a 書き込み禁止孔検出用爪 12 記録媒体検出スイッチ 12a 記録媒体検出用爪
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体がフレキシブルディスク装置本
    体内に装着されたことを検出する記録媒体検出スイッチ
    と、記録媒体の書き込み禁止孔の開閉状態を検出する書
    き込み禁止孔検出スイッチとを一体化して1個の検出ス
    イッチユニットとして構成したことを特徴とするフレキ
    シブルディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記検出スイッチユニットが、共通端子
    を有する記録媒体検出スイッチと書き込み禁止孔検出ス
    イッチとを単一のハウジング内に収納したものである実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のフレキシブルディス
    ク装置。
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