JPH0596197A - ロール ミル - Google Patents

ロール ミル

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JPH0596197A
JPH0596197A JP26176691A JP26176691A JPH0596197A JP H0596197 A JPH0596197 A JP H0596197A JP 26176691 A JP26176691 A JP 26176691A JP 26176691 A JP26176691 A JP 26176691A JP H0596197 A JPH0596197 A JP H0596197A
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JP
Japan
Prior art keywords
slurry
container
wall
roller
rollers
Prior art date
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Pending
Application number
JP26176691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Kusunoki
真澄 楠
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Individual
Original Assignee
Individual
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Pending legal-status Critical Current

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  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで分散効率が高く、作動確実な
ロールミルを提供すること。 【構成】 筒状容器の内部に同軸に配置した回転軸
に、半径方向外方に移動可能で、かつ自転可能なように
ローラを支持する。回転軸の回転に伴い、ローラが遠心
力の作用で容器内壁面に押し付けられ、自転しながら回
転じくとともに回転する。容器内に導入されたスラリー
は、ローラと容器内壁面との間で強い圧力と高い剪断力
を受けるので、スラリー内の固形凝集体が高い効率で分
散されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、インクやペンキ等
の顔料の粒子状凝集体を微細に粉砕してベヒクルに分散
させるためのミルに関する。特に本発明は、ロールの圧
接力により分散を行うロールミルに関する。
【0002】
【従来技術】 固形物の粒子状凝集体を液体ベヒクル
に懸濁したスラリーを、ミルによりさらに処理して微細
な粒子に分散し、ベヒクルに均質に混合するための装置
として、ボールミル、サンドミル、ロールミル等が知ら
れている。このうち、ロールミルは、剪断力が高く、分
散効果が確実であることから、多くの分野で使用されて
いる。このロールミルは、通常は3本のロールにより構
成されており、最初のロール表面に膜状に塗布されたス
ラリーは第2のロールとの間の接点を通って該第2のロ
ール表面に移され、次いで第2のロールと第3のロール
との間の接点に通って該第3のロール表面に移される。
この間に、ロールニップ間の圧力によりスラリー内の固
形粒子が微細に分散される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 この従来の3本ロ
ール構成のロールミルは、ロール接点間の高圧力により
分散を行うものであるため、ロールの接点を通過したス
ラリーは極めて薄い膜状になる。その結果、スラリーの
表面積が広くなり、スラリーからの溶剤の蒸発が多くな
り、作業環境の悪化を招くため、有毒性の溶剤などにつ
いては使用できない。また、溶剤が蒸発するため、再度
溶剤を加えて攪拌する、という作業が必要になる。
【0004】本発明は、従来のロールミルの上述した問
題を伴わず、ロールミルとしての高い分散効果はそのま
ま維持できるロールミルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決する
ため、本発明のロールミルは、軸方向一端部またはその
近傍にスラリー導入口を、他端部またはその近傍にスラ
リー取り出し口を備えた円筒形の容器と、該容器内に該
容器と同軸に配置された回転軸と、該回転軸に設けられ
たローラ保持部材と、回転軸の回転軸線とほぼ平行な軸
線まわりに回転可能で、かつ該回転軸に対して半径方向
外方に移動可能に、ローラ保持部材に支持された複数の
ローラとからなる。そして、この回転軸を回転させるこ
とにより、ローラを遠心力で容器の内壁に押し付けなが
ら該ローラを容器内壁に沿って回転させ、スラリー内の
固形物粒子を溶媒に分散させる。
【0006】
【作用】 本発明の上記構成によれば、ロールミルの
容器のスラリー導入口からスラリーを供給しながら回転
軸を回転駆動すると、ローラが遠心力により容器の内壁
に押し付けられ、スラリーはローラと容器内壁との間に
圧接される。この圧接作用により、スラリー内の固形粒
子は高圧力と高剪断力を受ける。この高圧力と高剪断力
のために、スラリー中の固形凝集体は強い分散作用を受
ける。したがって、本発明のロールミルにより高い効率
での分散が可能になる。
【0007】
【実施例】 図1及び図2に本発明の一実施例によるロ
ールミルを示す。このロールミルは、円筒形の容器1を
備え、該円筒形容器1の両端部には、それぞれ端板2、
3が取り付けられる。容器1内には、該容器に同軸に回
転軸4が配置される。該回転軸4は端板2、3を貫通
し、該端板に設けた軸受け5、6により回転自在に支持
される。下側の端板2にはスラリー導入口7が、上側の
端板3にはスラリー取り出し口8が、それぞれ設けられ
る。
【0008】回転軸4には、軸方向に間隔をもって複数
の円板状ローラ支持部材9が固定される。ローラ支持部
材9は、半径方向に延びて半径方向外縁部で開放された
形状のスリット10を複数個有する。回転軸4の軸方向
に隣合った2枚のローラ支持部材9のスリット10は互
いに軸方向に重なる位置に形成され、このスリット10
にローラ11の軸12が回転自在に支持されている。図
2に示すように、軸方向にみて異なる位置にあるローラ
11は、周方向にも互いにずれた位置に配置される。
【0009】この実施例のロールミルの作動に際して
は、回転軸4を回転させながらスラリー導入口7の弁を
開けてスラリーを容器1内に導入し、該容器1にスラリ
ーを充満させる。次いで、スラリー取り出し口8の弁を
開いてスラリーを取り出す。回転軸4の回転により、各
ローラ11は遠心力の作用で容器1の壁面に押し付けら
れる。また、各ローラ11は容器壁面との間の摩擦力に
より各軸12まわりに回転する。容器1内を軸方向に流
通するスラリーは、ローラ1と容器内壁との間で高い圧
力と高い剪断力を受け、スラリー内の固形凝集体が微細
な粒子に分散される。ローラ11は、タングステンカー
バイト、セラミック、ゴム等の耐摩耗性材料により形成
することが好ましい。また、容器1の内壁面に、タング
ステンカーバイトやセラミック等の耐摩耗性材料のスリ
ーブを挿入するか、あるいはゴム等のライニングをする
ことが好ましい。
【0010】
【効果】 本発明によれば、回転軸の回転によりローラ
が遠心力の作用で容器内壁面に押し付けられ、スラリー
はローラと容器内壁面との間で強い圧力と剪断力を受け
る。このため、高い分散効果が得られる。さらに、容器
は完全に密閉されるので、溶剤の蒸発の問題が生じな
い。また、ローラは容器内壁に内接する形式であるた
め、装置全体がコンパクトに形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すロールミルの縦断
面図である。
【図2】 本発明の実施例の横断面図である。
【符号の説明】
1は容器、2および3は端板、4は回転軸、7はスラリ
ー導入口、8はスラリー取り出し口、9はローラ支持部
材、10はスリット、11はローラ、12は軸である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向一端部またはその近傍にスラリ
    ー導入口を、他端部またはその近傍にスラリー取り出し
    口を備えた円筒形の容器と、前記容器内に該容器と同軸
    に配置された回転軸と、前記回転軸に設けられたローラ
    保持部材と、前記回転軸の回転軸線とほぼ平行な軸線ま
    わりに回転可能で、かつ前記回転軸に対して半径方向外
    方に移動可能に、前記ローラ保持部材に支持された複数
    のローラとからなり、前記回転軸を回転させることによ
    り、前記ローラを遠心力で前記容器の内壁に押し付けな
    がら該ローラを前記容器の内壁に沿って回転させ、スラ
    リー内の固形物粒子をベヒクルに分散させるようになっ
    たことを特徴とするロールミル。
JP26176691A 1991-10-09 1991-10-09 ロール ミル Pending JPH0596197A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26176691A JPH0596197A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 ロール ミル

Applications Claiming Priority (1)

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JP26176691A JPH0596197A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 ロール ミル

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JPH0596197A true JPH0596197A (ja) 1993-04-20

Family

ID=17366399

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JP26176691A Pending JPH0596197A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 ロール ミル

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