JPH059602Y2 - - Google Patents

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JPH059602Y2
JPH059602Y2 JP4350989U JP4350989U JPH059602Y2 JP H059602 Y2 JPH059602 Y2 JP H059602Y2 JP 4350989 U JP4350989 U JP 4350989U JP 4350989 U JP4350989 U JP 4350989U JP H059602 Y2 JPH059602 Y2 JP H059602Y2
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vernier
beak
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tip
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、機械部品等の外側や内側の寸法を測
定する縦可動型ノギスに関するものである。
「従来の技術及びその課題」 周知のようにノギスは、機械部品の外側あるい
は内側の寸法を二つの測定ジヨウ、もしくは測定
くちばし(目盛尺とバーニヤ)によつて簡単に測
定するようにした測定工具である。
そして、従来のノギスNにあつては、内側測定
を行う場合には、第4図に示すように、本尺1を
横方向に向けて本尺のくちばし2を測定部Mの一
端に当接させるとともに、バーニヤ3と一体に移
動するバーニヤのくちばし4を測定部Mの他端側
に当接させて測定することにより、測定の容易さ
や測定精度の向上を測つている。
ところが、被測定物が固定されていたり、重量
物で動かすことができないようなものであるとと
もに、第5図に示すように、縦方向に形成された
測定部Mを測定しなければならないような時に
は、次に挙げるような問題点があつた。
(i) 測定姿勢が不安定となり、適切な測定圧が得
られず、動きが悪くなり、誤差が生じる。
(ii) 目の位置が一定せず視差が生じる。
(iii) 測定物からノギスを外して目盛りを読まなけ
ればならず、取り外す際に誤差を生じる。
(iv) 測定する際の姿勢に無理が生じて、繰り返し
測定する場合には、体に負担が罹る。
本考案は、前記問題点に鑑みてなされたもの
で、前記の問題点を解決するようにした縦可動型
ノギスを提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 本考案は、前記問題点を解決するために、本尺
に沿つて移動するバーニヤと、前記本尺の延長線
上に形成された本尺のくちばしと、該本尺のくち
ばしに対して本尺の延在する方向と直交する方向
に離接するバーニヤのくちばしとを備えてなり、
前記バーニヤのくちばしは、前記バーニヤの先端
に固定されたピンが、前記バーニヤのくちばしに
一体に設けられかつバーニヤの移動方向に対して
斜め方向に形成された長穴の内部に係合されて摺
動自在とされることにより、本尺のくちばしに対
して離接するような構成とされている。
「作用」 本考案によれば、前記のように構成されている
ため、バーニヤを本尺の長手方向に沿つて移動さ
せると、バーニヤの先端に固定されたピンが、バ
ーニヤのくちばしに一体に設けられた斜め方向に
形成された長穴の内部を移動することとなり、こ
れによつてバーニヤのくちばしは、本尺のくちば
しに対して本尺の長手方向と直交する方向(縦方
向)に離接することとなる。即ち、バーニヤのく
ちばしが本尺のくちばしに対して直線的に移動す
ることとなる。
「実施例」 以下、本考案を図面を参照しながら説明する。
第1図ないし第3図は本考案の縦可動型ノギスの
一実施例を示すものである。なお、これらの図に
おいて、前記従来の技術に示した構成要素と共通
の要素については、同一符号を付すこととする。
図中符号Nは本実施例の縦可動型ノギスであ
る。該縦可動型ノギスNには、本尺1が設けられ
ており、該本尺1は所定の長さ(第1図中X−X
方向)に形成された横スライド部1aと、該横ス
ライド部1aの先端に横スライド部1aと直交す
る(第1図中Y−Y)方向に沿つて形成された縦
スライド部1bとから構成されている。そして、
横スライド部1aには、バーニヤ3が摺動自在に
設けられており、また、縦スライド部1bの先端
部、即ち縦スライド部を挾んで横スライド部と反
対側には、横スライド部1aの長手方向に沿つて
本尺のくちばし2が形成されている。また、縦ス
ライド部1bには、本尺のくちばし2と縦方向
(Y−Y方向)に離接自在となるように、バーニ
ヤのくちばし4が設けられている。
バーニヤ3はバーニヤガイド3a,3bによつ
て本尺1の横スライド部1aに摺動自在とされて
いる。また、バーニヤの先端側は横スライド部1
aと平行に延在する腕部3cが設けられており、
該腕部3cの先端は縦スライド部1bに沿つて
(Y−Y方向)平行となるように曲げられてL字
状に形成されている。そして、L字状のバーニヤ
の腕部3cの先端部にはピン5が紙面に対して直
交する方向に固定されている。
また、前記バーニヤのくちばし4には、板材に
よつて三角形状に形成された基端部4aが一体に
設けられており、該基端部4aはくちばしガイド
4bによつて縦スライド部1bにその長手方向
(Y−Y方向)に沿つて摺動自在に取り付けられ
ている。そして、基端部4aの中央部にはY−Y
方向に対して斜め方向に長穴6が形成されてお
り、該長穴6の内部には前記バーニヤの腕部3c
のピン5が摺動自在に係合された構成となつてい
る。
つぎに、前記のように構成された縦可動型ノギ
スの作用について説明する。
バーニヤ3を本尺1の横スライド部1aに沿つ
て紙面に向つて右側に移動させると、バーニヤ3
の腕部3cの先端に固定されたピン5が長穴6の
右側斜面と摺動しながら長穴6の内部を移動する
こととなり、これによつてバーニヤのくちばし4
は紙面に向つて下側に移動し、本尺のくちばし2
に接近するように移動する。また、バーニヤを紙
面に向つて左側へ移動させると、バーニヤのピン
5が長穴6の左側斜面と摺動しながら長穴6の内
部を移動するため、バーニヤのくちばし4は紙面
に向つて上方へ移動し、本尺のくちばし2と離れ
る方向に移動することとなる。
従つて、本実施例の縦可動型ノギスは、バーニ
ヤを紙面に向つて左右側、即ち横方向へ移動させ
ることにより、バーニヤのくちばしを紙面に向つ
て上下方向、即ち縦方向に移動させることがで
き、バーニヤのくちばし4を本尺くちばし2に対
して離接させることができるため、被測定物がど
のような位置にあつても、作業員が姿勢を崩すこ
となく、測定することができ、測定精度や作業性
の向上を図ることができる。
なお、前記実施例においては、本尺のくちばし
とバーニヤのくちばしとが内側測定用の形状とさ
れているが、本尺のくちばしを本尺のジヨウに、
またバーニヤのくちばしをバーニヤのジヨウに変
えることにより、外側測定用の形状とすることも
できる。
また、バーニヤのくちばしの基端部4aの中央
に形成される長穴6の傾斜は、設計条件に応じて
前記実施例の長穴と直交する方向等へ適宜変更す
ることが可能である。
「考案の効果」 前述したように、本考案の縦可動型ノギスにあ
つては、バーニヤのくちばしは、バーニヤの先端
に固定されたピンが、前記バーニヤのくちばしに
一体に設けられかつバーニヤの横方向の移動方向
に対して斜め方向に形成された長穴の内部に係合
されて摺動自在とされることにより、本尺のくち
ばしに対して縦方向に離接するような構成とされ
ているため、従来の第5図に示すような場所を測
定する場合にも、作業員の測定姿勢が安定した状
態となり、適切な測定圧の下で測定することがで
きるとともに、目の位置が一定して視差が生じる
ことがない。また、測定物からノギスを外して目
盛りを読んだりする必要がなく、取り外す際の誤
差が生じたりすることがない。さらに、測定する
際の姿勢に無理が生じることがなく、繰り返し測
定する場合にも、体に負担が罹ることがないとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の縦可動型ノギス
の一実施例を示すものであり、第1図は縦可動型
ノギスの正面図、第2図は縦可動ノギスの背面
図、第3図は第1図の−断面を示す側面図、
第4図、第5図は従来の技術を示す図であり、第
4図は横位置の測定を行うノギスの正面図、第5
図は縦位置の測定を行うノギスの正面図である。 1……本尺、2……本尺のくちばし、3……バ
ーニヤ、4……バーニヤのくちばし、5……ピ
ン、6……長穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本尺に沿つて移動するバーニヤと、前記本尺の
    延長線上に形成された本尺のくちばしと、該本尺
    のくちばしに対して本尺の延在する方向と直交す
    る方向に離接するバーニヤのくちばしとを備えて
    なり、前記バーニヤのくちばしは、前記バーニヤ
    の先端に固定されたピンが、前記バーニヤのくち
    ばしに一体に設けられかつバーニヤの移動方向に
    対して斜め方向に形成された長穴の内部に係合さ
    れて摺動自在とされることにより、本尺のくちば
    しに対して離接するような構成とされていること
    を特徴とする縦可動型ノギス。
JP4350989U 1989-04-13 1989-04-13 Expired - Lifetime JPH059602Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4350989U JPH059602Y2 (ja) 1989-04-13 1989-04-13

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JP4350989U JPH059602Y2 (ja) 1989-04-13 1989-04-13

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Publication Number Publication Date
JPH02133601U JPH02133601U (ja) 1990-11-06
JPH059602Y2 true JPH059602Y2 (ja) 1993-03-10

Family

ID=31555977

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