JPH0595872U - 二剤混合用容器 - Google Patents

二剤混合用容器

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JPH0595872U
JPH0595872U JP3877792U JP3877792U JPH0595872U JP H0595872 U JPH0595872 U JP H0595872U JP 3877792 U JP3877792 U JP 3877792U JP 3877792 U JP3877792 U JP 3877792U JP H0595872 U JPH0595872 U JP H0595872U
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piston
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昇 福岡
明子 加藤
利一 小川
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 混合する二剤を一体に保存でき、これらを一
動作で同時に抽出して混合できる二液混合用容器を提供
する。 【構成】 一剤を充填したシリンダである第1収納室4
と、二剤を充填したシリンダである第2収納室5を備え
る。第1収納室4には第1ピストン6が、第2収納室5
には第2ピストン7が、内壁に沿って往復動自在に嵌合
し、第1収納室4と第2収納室5を、シリンダヘッド部
同士が対向するように配置する。第1収納室4に連通す
る第1抽出口15と第2収納室5に連通する第2抽出口
16は互いに近接して設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、互いに異なる性質の二剤をそれぞれ隔離して保存し、使用時に同時 に抽出して混合できる二剤混合用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、使用時に他の物質と混合することにより互いに反応し、一定の目的のた めの使用できるようになる製剤等がある。これらは通常、混合すると時間の経過 に伴い反応が進行し変質する等、予め互いに混合、反応させた初期状態が維持で きないものである。
【0003】 例えば、染毛剤は、使用時に、酸化染料と、色素を生成する過酸化水素水等の 酸化剤とを混合するタイプのものがある。この染毛剤は、自然な色調が得られる などの優れた利点があるので広く利用されているが、保管時には酸化染料と酸化 剤等をそれぞれ別々の容器に保管し、使用時にこれらを混合して反応させていた 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これらを別個に保存することは、それぞれの容器の開閉作業と、各製 剤を一定量ずつ抽出する作業が必要となるので、使用時に手間がかかり、その取 り扱いが面倒である点が指摘されていた。
【0005】 また混合時に、一剤と二剤の混合量を目分量に頼ると、これらを適量ずつ取り 出せずに、一方の製剤のみを多く抽出しすぎてしまい、混合のバランスがくずれ て製剤を無駄にするおそれがあった。または、一方の製剤のみ早く消費してしま い、他方が無駄になる等の問題もあった。
【0006】 この考案は上記のような事情に鑑みてされたものであり、混合する二剤を一体 に保存でき、これらを一動作で同時に抽出して混合できる二液混合用容器を提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を達成するために以下のような構成としている。すなわち 、一剤を充填したシリンダである第1収納室4と、二剤を充填したシリンダであ る第2収納室5を備え、これらの第1収納室4には第1ピストン6が、第2収納 室5には第2ピストン7が、それぞれ内壁に沿って往復動自在に嵌合し、前記第 1収納室4と第2収納室5を、シリンダヘッド部同士が対向するように配置する とともに、第1収納室4に連通する第1抽出口15と第2収納室5に連通する第 2抽出口16は互いに近接して設けられているものである。
【0008】
【作用】
上記のような構成である本考案は、第1ピストン6と第2ピストン7の端部を 押圧することにより、シリンダである第1収納室4と第2収納室5内が高圧にな り、その内部に充填されている一剤と二剤が、それぞれ第1抽出口15と第2抽 出口16から抽出される。これらの第1抽出口15と第2抽出口16は互いに近 接して設けられているので、一剤と二剤は抽出後にすぐに混合可能である。
【0009】 また第1収納室4と第2収納室5は、これらのシリンダヘッド部が互いに対向 するように配置されている。よって、同一線上において互いに相反する方向に作 用する二つの押圧力のそれぞれを、一方を第1ピストン6に、他方を第2ピスト ン7に同時に作用させることにより、一剤と二剤の同時抽出が可能である。
【0010】 さらに第1収納室4と第2収納室5は一体であるので、一剤と二剤を一体に保 管、携帯することができる。
【0011】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】
【実施例1】 図1、図2は共に本考案の実施例1を示し、図1は本考案の二剤混合用容器の 全体構造を示す断面図、図2は二剤混合用容器の正面図である。容器本体1は円 筒状であり、両端部1a、1bが開口して内部は中空である。これはポリエチレ ン等により形成され、高遮断性が得られるハイバリアーのものを使用する。
【0013】 この容器本体1の内側中央には、内部空間を仕切る仕切板2が設けられ、その 一部は分離して二重構造部3を形成している。そして容器本体1内において、仕 切板2によって互いに仕切られた空間は、それぞれ第1収納室4と第2収納室5 となっている。これらの第1収納室4と第2収納室5のそれぞれには、容器本体 1の内壁に沿って往復動自在の円筒形のピストンが液密に嵌合している。そして 第1収納室4には第1ピストン6が嵌合し、第2収納室5には第2ピストン7が それぞれ嵌合し、これらの第1収納室4と第2収納室5はシリンダとなっている 。
【0014】 これらの第1、第2ピストン6、7のヘッド部には、シリンダ壁である第1、 第2収納室4、5の内壁に密着してピストンリングの役目を果たすシール体8、 9が一体に設けられている。これらの第1、第2ピストン6、7の他端は、容器 本体1の長手方向の両端部1a、1bに設けられた開口部からそれぞれ突出し、 前記第1収納室4と第2収納室5は、シリンダヘッド部分4a、5aが互いに対 向するように配置されている。
【0015】 また前記仕切板2を挟んで、その両側にそれぞれ第1抽出路10、第2抽出路 11が形成され、第1抽出路10は第1収納室4に連通し、第2抽出口11は第 2収納室5に連通している。すなわち、仕切板2は、この仕切板2に平行して設 けられた第1、第2抽出路10、11を仕切っている。
【0016】 また第1、第2抽出路10、11の先端の抽出口15、16は、それぞれの抽 出路10、11に挿入された突状栓12、13を備えたキャップ14が装着され て、塞がれている。抽出口15、16は円形であり、図2に示すように、その中 心が同一線上に位置している。これらは長手方向に、きわめて近接して並設され 、本体から外方に一体に突出している。
【0017】 次に、この容器の作動について説明する。 先ず、第1ピストン6と第2ピストン7のそれぞれを、第1、第2収納室4、 5から抜き去り、第1収納室4には一剤を、一方、第2収納室5には二剤を、そ れぞれ充填する。充填後、再び第1、第2ピストン6、7をシリンダである第1 、第2収納室4、5に挿入して装着する。この状態においては一剤と二剤は分離 しており、この容器本体1内に収納した状態で保管、携帯が可能である。
【0018】 次に、これを使用する場合は、キャップ14を外し、容器本体1の両端部から 突出している第1ピストン6と第2ピストン7を、同時に、容器本体1の中心に 向かって、それぞれをシリンダ内に押し込むように押圧する。すると第1、第2 収納室4、5内がともに高圧となり、一剤は第1抽出口15から、二剤は第2抽 出口16からそれぞれ抽出される。これらの第1、第2抽出口15、16は同一 線上に位置し、きわめて近接しているので、抽出された一剤と二剤は直ちに混合 可能である。
【0019】 この場合、一方のピストンのみを強く押圧することにより、そのピストン側の シリンダ内の薬剤をより多く抽出できるので、それぞれの抽出量の調整は比較的 容器に行うことができる。
【0020】 なお、一回使用分ずつを使用の都度、第1収納室4と第2収納室5にそれぞれ 充填して使用するようにしてもよい。
【0021】
【実施例2】 図3、図4はこの考案の実施例2を示す図であり、図3は本考案の実施例2の 構造を示す断面図、図4はその正面図である。
【0022】 この実施例2では、前述の実施例1と同様な部分は符号のみを付して、説明を 省略する。 この実施例では、第1収納室4と第2収納室5とは別個に形成されており、分 離可能に互いに嵌合する凸部17、凹部18により係合する。図示のように、凸 凹部17、18は、仕切板2a、2bの面からそれぞれ垂直に延出し、外側立ち 上がり片19と内側立ち上がり片20の重合面に形成されている。図5は第1収 納室4の嵌合部を示す図である。外側立ち上がり片19は、収納室4の円形の底 部の抽出口14側の弦31上と、この弦31に接する大きい方の円弧30上にわ たって連続した帯状に設けられている。
【0023】 他方、第2収容室5の嵌合部も同様に、外側立ち上がり片19の内側に重合す るように嵌合する内側立ち上がり片20が突設されている。 上記の凸凹部17、18は可撓性のある合成樹脂であり、互いに着脱自在に嵌 合するので、第1収納室4と第2収納室5は必要に応じて、適宜に一体とされ、 また分離される。したがって、分離された第1収納室4と第2収納室に所定の薬 剤を別個に充填した後、これらをセットして一体にすることができる。このよう にすれば充填作業が行い易い利点がある。
【0024】 また第1、第2収納室4、5の色彩を互いに異なるものにすれば、一剤と二剤 とが認識しやすくなり、またこれらを誤って充填することも防止できる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、第1収納室と第2収納室がシリンダヘッド部が 互いに対向するように配置され、第1ピストンと第2ピストンを同時に押圧すれ ば、一剤と二剤をきわめて容易に同時抽出できる効果がある。
【0026】 そして第1抽出口と第2抽出口は互いに近接して設けられているので、一剤と 二剤は抽出後に素早く混合でき、迅速な使用が可能である。。 さらに第1収納室と第2収納室を一体とすれば、一剤と二剤を容易に保管、携 帯することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の二剤混合用容器の全体構造を示す断
面図
【図2】 その正面図
【図3】 本考案の実施例2の二剤混合用容器の全体構
造を示す断面図
【図4】 その正面図
【図5】 実施例2における第1収納室の嵌合部を示す
【符号の説明】
1 容器本体 2 仕切板 4 第1収納室 5 第2収納室 6 第1ピストン 7 第2ピストン 10 第1抽出路 11 第2抽出路 15 第1抽出口 16 第2抽出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小川 利一 東京都江東区大島3丁目2番6号株式会社 吉野工業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一剤を充填したシリンダである第1収納
    室(4)と、二剤を充填したシリンダである第2収納室
    (5)を備え、これらの第1収納室(4)には第1ピス
    トン(6)が、第2収納室(5)には第2ピストン
    (7)が、それぞれ内壁に沿って往復動自在に嵌合し、
    前記第1収納室(4)と第2収納室(5)を、シリンダ
    ヘッド部(4a、5a)が互いに対向するように配置す
    るとともに、第1収納室(4)に連通する第1抽出口
    (15)と第2収納室(5)に連通する第2抽出口(1
    6)は互いに近接して設けられていることを特徴とする
    二剤混合用容器。
JP1992038777U 1992-06-08 1992-06-08 二剤混合用容器 Expired - Fee Related JP2553982Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5487075A (en) * 1977-12-22 1979-07-11 Sony Corp Manufacture of semiconductor device
JPS59184895A (ja) * 1983-04-06 1984-10-20 株式会社日立製作所 原子炉の負荷追従制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5487075A (en) * 1977-12-22 1979-07-11 Sony Corp Manufacture of semiconductor device
JPS59184895A (ja) * 1983-04-06 1984-10-20 株式会社日立製作所 原子炉の負荷追従制御方法

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