JPH0595815U - ラップラウンド段ボールケースの補強材 - Google Patents
ラップラウンド段ボールケースの補強材Info
- Publication number
- JPH0595815U JPH0595815U JP4438692U JP4438692U JPH0595815U JP H0595815 U JPH0595815 U JP H0595815U JP 4438692 U JP4438692 U JP 4438692U JP 4438692 U JP4438692 U JP 4438692U JP H0595815 U JPH0595815 U JP H0595815U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cardboard case
- wrap round
- corrugated cardboard
- shaped
- bags
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、袋詰め農薬等を包装するための1
枚の段ボールを組み立ててなるラップラウンド段ボール
ケースの耐圧強度を補強するものである。 【構成】袋状農薬を包装する場合に使用するラップラウ
ンド段ボールケースの補強に使用するコ字型中仕切り。
枚の段ボールを組み立ててなるラップラウンド段ボール
ケースの耐圧強度を補強するものである。 【構成】袋状農薬を包装する場合に使用するラップラウ
ンド段ボールケースの補強に使用するコ字型中仕切り。
Description
【0001】 本考案は、袋詰め農薬等を包装するための1枚の段ボールを組み立ててなるラ ップラウンド段ボールケースの耐圧強度を補強する方法及び補強材、更には補強 した当該段ボールケースに関するものである。
【0002】
従来の農薬用の段ボールケースは、セットアップ型と称されているA−1式( JISZ1507)が一般的に使用されていたが、農業の多様化から、農薬も多 種少量化生産体制に移行し、その体制に合致するための経済性及び機械適応性か ら、最近ラップラウンド段ボールケースが採用されるようになった。
【0003】
農薬には、使用上の有効期限があり、だいたい3年程度の期間を有しており、 市場に提供されたものがすぐに使用されるとは限らない。製造されてから使用さ れるまでには、倉庫等に積み上げられたりして相当長い間流通段階等にあるのが 現状である。
【0004】 農薬の包装は、農薬が1アール3Kg散布されることから角底袋に粉剤農薬又は 粒剤農薬3Kgを入れ、更に使用時の利便性からこの3Kg入り袋を8袋にまとめ、 段ボールケースに入れた状態で市場に供給している。従って、包装単位当りの重 量が25Kg程度で相当な重量物となっている。従って、一般的に強度が弱いとさ れるラップラウンド段ボールケースの適用では問題が生じており、特にこのよう な物流状態を考慮すると、農薬の段ボールケース包装では、相当強度面を考えた 設計が要求される。更に農薬の多くの部分は粉剤及び粒剤が占めるておりその解 決が大きき望まれるところである。
【0005】 ラップラウンド段ボールケースの一部では、平板型の中仕切りを数枚使用する 方法が採用されているが、製造過程でも操作上の問題があり、また経時的に変化 する農薬のボリューム変動により、中仕切りの機能が達成せず、更に、厳しい上 記の物流状態には耐えられず、目標とした強度アップにはつながらない。
【0006】
本考案は、農薬の粉剤又は粒剤3Kgを入れた角底袋の6袋又はそれ以上を収納 するためのコ字型中仕切りを1枚又は複数枚を配置したラップラウンド段ボール ケースである。即ち農薬の包装で強度的に弱いとされているラップラウンド段ボ ールケースに補強材としてコ字型中仕切りを使用するものである。
【0007】 コ字型中仕切りは、両端の平行部分の巾が5cm以上であり、中央部分の巾寸法 がケース内寸と同等から1cm程度小さく、また高さ寸法がケース内高と同等から1 cm程度小さいものが好ましい。また、その原料は特に制限されないが段ボール紙 で作成するのが古紙として再生する等の点で好ましく、更にフルートを縦方向に 配置すると強度がより増強される。コ字型中仕切りは、機械充填機のベルト上を 流過する農薬を詰め袋が好ましくは偶数個、例えば6袋乃至12袋集積された時 点で自動的に挿入することができる。コ字型中仕切りは、1枚又は2枚以上が使 用し、2枚以上使用する場合は同一方向向き又は迎合或いは背合した反対方向に 配置できる。
【0008】
次の実施例を挙げて具体的に説明する。
【0009】 実施例 1 農薬粒剤3Kgを角底袋に入れ、更にラップラウンド段ボールケースに8袋入れ 、コ字型中仕切り2枚を同一方向向きに配置する。(図4参照)
【0010】 実施例 2 農薬粉剤3Kgを角底袋に入れ、更にラップラウンド段ボールケースに6袋入れ 、コ字型中仕切り1枚を配置する。(図5参照)
【0011】 実施例 3 農薬粒剤1Kgを角底袋に入れ、更にラップラウンド段ボールケースに12袋入 れ、コ字型中仕切り2枚を同一方向向きに配置する。(図6参照)
【0012】 実施例 4 農薬粒剤2Kgを角底袋に入れ、更にラップラウンド段ボールケースに12袋入 れ、コ字型中仕切り2枚を背合して配置する。(図7参照)
【0013】 実施例 4 農薬粒剤2Kgを角底袋に入れ、更にラップラウンド段ボールケースに8袋入れ 、コ字型中仕切り2枚を迎合して配置する。(図8参照)
【0014】
本考案に係るコ字型中仕切りの使用は、経時的に発生する農薬のボリューム変 動があっても、目的とする補強効果が、従来使用している平板型に比べ格段の向 上する。また、強度面だけでなく機械化も可能であり、経済的にも満足できるも のである。このコ字型中仕切りの開発により、従来使用していたA−1式段ボー ルケース以上の強度が得られ、多種少量生産体制を作り上げることができるよう になる。 次に、JIS0212法及びその他の方法に従って実施した強度試験の結果示 す。
【0015】 試験例 1 クリープ試験 各サンプル上に300kgの重りを乗せ、温度35度、湿度80%の恒温室に 、3日間保管した後、歪状態(クリープ)を調べた。サンプルとして次を使用し たが、各サンプルの段ボールケースの材質及び寸法は同一とした。 結果を表1に示す。尚、歪量は段ボールケース4面の平均値である。
【0016】 サンプル : A……上記実施例1のダンボールケース。 サンプル : B……農薬粒剤3Kgを角底袋に入れ、更にラップラウンド 段ボールケースに8袋入れ、平板型中仕切り3枚を 使用したもの。 サンプル : C……農薬粒剤3Kgを角底袋に入れ、更にA−1式段ボー ルケースに8袋入れ、Z字型中仕切り2枚を使用し たもの。
【0017】
【表1】
【0018】 試験例 2 耐圧強度試験 段ボール箱の試験方法(JISZ0212法)に従い試験した。即ち圧縮試験 機に各角段ボールケースを充填し上部より加圧し最大耐圧強度を求めた。 結果を表2に示す。尚、耐圧強度は、3回くり返し試験の平均値である。
【0019】
【表2】
【0020】 試験例 3 落下試験 次のサンプルを高さ80cmから落下させ、角底袋の破袋状況を調べた。 結果を表3に示す。
【0021】 サンプル : A……上記実施例4の段ボールケース。 B……農薬粒剤2kgを角底袋に入れ、更にラップラウン ド段ボールケースに12袋入れ、平板型中仕切り2 枚を使用したもの。
【0022】
【表3】
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】コ字型中仕切りの見取図である。
【図2】ラップラウンド段ボールケース展開図である。
【図3】本考案のラップラウンド段ボールケース見取図
である。
である。
【図4】実施例1の断面図である。
【図5】実施例2の断面図である。
【図6】実施例3の断面図である。
【図7】実施例4の断面図である。
【図8】実施例5の断面図である。
1はラップラウンド段ボールケース 2はコ字型中仕切り 3は袋入り農薬
Claims (5)
- 【請求項1】 ラップラウンド段ボールケースの補強用
コ字型中仕切り。 - 【請求項2】 袋状農薬を包装する場合に使用するラッ
プラウンド段ボールケースの補強に使用するコ字型中仕
切り。 - 【請求項3】 コ字型中仕切りを配置したラップラウン
ド段ボールケース。 - 【請求項4】 コ字型中仕切りを2枚又はそれ以上同一
方向に配置した請求項3記載のラップラウンド段ボール
ケース。 - 【請求項5】 コ字型中仕切り2枚を反対方向に配置し
た請求項3記載のラップラウンド段ボールケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4438692U JPH0595815U (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ラップラウンド段ボールケースの補強材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4438692U JPH0595815U (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ラップラウンド段ボールケースの補強材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595815U true JPH0595815U (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=12690074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4438692U Pending JPH0595815U (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ラップラウンド段ボールケースの補強材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0595815U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006225018A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Koyo Shigyo Kk | ロール状物支持部材 |
JP2011025952A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Teikoku Seiyaku Co Ltd | 内装箱構造体 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP4438692U patent/JPH0595815U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006225018A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Koyo Shigyo Kk | ロール状物支持部材 |
JP4629453B2 (ja) * | 2005-02-21 | 2011-02-09 | 幸陽紙業株式会社 | ロール状物支持部材 |
JP2011025952A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Teikoku Seiyaku Co Ltd | 内装箱構造体 |
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