JPH059567Y2 - - Google Patents

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JPH059567Y2
JPH059567Y2 JP18352186U JP18352186U JPH059567Y2 JP H059567 Y2 JPH059567 Y2 JP H059567Y2 JP 18352186 U JP18352186 U JP 18352186U JP 18352186 U JP18352186 U JP 18352186U JP H059567 Y2 JPH059567 Y2 JP H059567Y2
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JP
Japan
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oil
piston rod
ring
gland packing
scrubber
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JP18352186U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はデイーゼル機関のピストン棒グランド
パツキンに関する。
〔従来の技術〕
第3図はクロスヘツド型デイーゼル機関に於け
るピストン棒グランドパツキン20の設置位置を
示したもので21はピストン、10はピストン
棒、22はクロスヘツド、23はクランク室、2
4はシリンダヘツド、25は掃気だめ、26は掃
気室である。
第4図はピストン棒グランドパツキンの縦断面
である、ピストン棒グランドパツキンはクランク
室23と掃気室26とを遮断するパツキンであ
り、その内部をピストン棒10が往復摺動をして
いる。クランク室23内はオイルミストが充満し
ているため、上下運動するピストン棒10により
掃気室26内に潤滑油が導入されるおそれがあ
る。従つてクランク室23内のピストン棒10が
掃気室26に引き上げられる際にピストン棒10
の表面に付着した潤滑油を油かきリングでかき落
とす必要がある。クランクケースの隔壁27とピ
ストン棒10の間に挿入されたケーシング05内
には上方より同形状の油かきリング03が5段に
わたりはめこまれ、最下段には第5図のような油
かきリング01が設けられている。従来のピスト
ン棒グランドパツキン20には最下段の油かきリ
ング01上方の仕切棚012にも上位にある5段
にわたる油かきリングの油もどし通路Cと一直線
上の位置に穴Dが設けられている。又最下段には
第2図に示すような放射状の油もどし通路Aのな
い第5図のような油かきリング01が装着されて
いる。この為最下段の油かきリング01を通過し
た油は最下段より上位にある油かきリングでかき
落されても、その一部は油もどし通路Cより同通
路G,Fをへてピストン棒10が往復運動をする
間に、ピストン棒の表面に沿つて上昇して運ばれ
て行く。この結果として従来構造では油切り効果
は十分とは云えない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ピストン棒グランドパツキン全体の油かき効果
を改善するには、最下段の油かきリングの効果を
向上させる為、それより上位の油かきリングから
のもどり通路と最下段の油かきリングのもどり通
路を分離する必要がある。
本考案の目的は前記従来装置の問題点を解消
し、油かき効果の良好なピストン棒グランドパツ
キンを提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のデイーゼル機関のピストン棒グランド
パツキンは、最下段の油かきリング1と下から2
段目の油かきリング1の間に設けられた仕切り棚
12に明けられた垂直穴Dを盲せん6で塞ぐ。こ
の事により最下段の油かきリング1よりも上方に
位置する油かきリング3によりかき落された油
は、油もどし通路Cをへて全量仕切棚12上に落
下し油もどし通路Bをへて外部に排出され、又最
下段の油かきリングによりかき落された油は油も
どし通路Aより外部へ排出される。
〔作用〕
前記仕切棚12に従来設けられていた穴Dを盲
栓6で塞ぎ、第2図に示す最下段の油かきリング
1の油もどし通路Aを他と分離した。従つて上部
の油かきリング3によりかき落された油は最下段
の油かきリングの上面に設けられた油もどしみぞ
Bより外部へ排出されるようにしたので、最下段
の油かきリングの機能が格段と向上しピストン棒
グランドパツキンの全効率が上昇する。
〔実施例〕
以下第1〜2図を参照し本考案の一実施例につ
いて説明する。
第1図は本考案に係るデイーゼル機関のピスト
ン棒グランドパツキンの縦断面である。ピストン
棒グランドパツキン20はクランク室23と掃気
室26とを区画する隔壁27とピストン棒10の
間に挿入され、往復摺動するピストン棒10の外
周より掃気空気がクランク室23に漏れ出たり、
クランク室23内の油が掃気室26内に浸入する
のを防止するためのパツキンである。ピストン棒
グランドパツキン20は第1図に示すようにピス
トン棒10とクランク室隔壁27との間にはめ込
まれたケーシング5と該ケーシングの内部最下段
に挿入された油かきリング1とこのリング1をピ
ストン棒10に保持するばね2と、最下段より上
位にある5段に挿入された同一形状の油かきリン
グ3とそれらをピストン棒10に保持するばね4
とより構成されている。
ケーシング5には最下段用油もどし通路Aと最
下段上位にある油かきもどしリング3の油もどし
路Bとが共に放射状に設けられ、又垂直方向に最
下段より上位にある油かきリングの油もどし通路
Cも設けられている。又この垂直穴Cを加工した
後最下段とその上の油かきリング間の仕切棚12
には従来例では穴Dが明けつぱなしになつていた
が、本考案ではこの穴Dに盲栓6がはめられてい
る。これによつて油もどし通路は前述のとおりA
とBが独立して分離されている。
このため最下段の油かきリング1の機能が格段
と向上しピストン棒グランドパツキンの全効率を
向上させることができる。
〔考案の効果〕
本考案に係るデイーゼル機関のピストン棒グラ
ンドパツキンは前記のとおり構成したので、油か
きリングによつてかき落された油のもどり通路を
最下段とそれより上位に位置するものとに分離す
ることにより最下段の油かき効果が上昇し油かき
効果の良いピストン棒グランドパツキンが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本考案の実施例で第1図はピスト
ン棒グランドパツキンの組立図、第2図は上面に
放射状の油もどし通路(油みぞ)を有する最下段
の油かきリングの斜視図、第3図はクロスヘツド
型デイーゼル機関におけるピストン棒グランドパ
ツキンの装着図、第4〜5図は従来例で第4図は
第1図応当図、第5図は第2図応当図である。 1……最下段の油かきリング、1,3……多数
の油かきリング、10……ピストン棒、12……
仕切棚、23……クランク室、26……掃気室、
27……隔壁、A……最下段油かきリングの油も
どし通路、B……最下段より上方に位置する油か
きリングからのもどり通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クロスヘツド型デイーゼル機関のクランク室と
    掃気室とを区画する隔壁とピストン棒の間に挿入
    されグランドパツキンケースと該ケース内に格納
    された多数の油かきリングより構成されるものに
    おいて、最下段の該油かきリングの上面に複数個
    の放射状油もどし通路を設けるとともに、最下段
    よりも上方に位置する油かきリングからのもどり
    油の流入を阻止する仕切棚を設け、最下段より上
    方に位置する油かきリングからのもどり油通路と
    最下段の油かきリングのもどり油通路を分離した
    事を特徴とするデイーゼル機関のピストン棒グラ
    ンドパツキン。
JP18352186U 1986-11-28 1986-11-28 Expired - Lifetime JPH059567Y2 (ja)

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JP18352186U JPH059567Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JP18352186U JPH059567Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JPS6387371U JPS6387371U (ja) 1988-06-07
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ID=31130335

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FR2782122B1 (fr) * 1998-08-05 2000-09-15 Snecma Agencement d'etancheite a reglage automatique de jeu
DK1045175T3 (da) * 1999-04-12 2007-02-19 Waertsilae Nsd Schweiz Ag Pakring
JP5173236B2 (ja) * 2007-04-10 2013-04-03 株式会社リケン スタフィングボックス
DK177690B1 (en) * 2011-08-30 2014-03-03 Man Diesel & Turbo Deutschland Scraper ring for scraping off a rod and reciprocating piston engine provided with such a scraper ring

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JPS6387371U (ja) 1988-06-07

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