JPH0595562A - フイルタ回路 - Google Patents

フイルタ回路

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JPH0595562A
JPH0595562A JP27881691A JP27881691A JPH0595562A JP H0595562 A JPH0595562 A JP H0595562A JP 27881691 A JP27881691 A JP 27881691A JP 27881691 A JP27881691 A JP 27881691A JP H0595562 A JPH0595562 A JP H0595562A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ビデオ信号からクロマ信号を分離す
るフイルタ回路において、うねる波のように輝度信号の
高域成分が大きく、クロマ信号の信号レベルがライン間
で微妙に変化している場合、波頭のように連続する3ラ
インのうち、中間のラインだけ相関の低い場合でも、ド
ツト妨害を未然に防止する。 【構成】本発明は、ライン間の同相信号及び逆相信号の
信号レベルを検出し、当該検出結果に基づいてバンドパ
スフイルタの出力信号を選択出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図2及び図3) 作用(図2及び図3) 実施例(図1〜図3) (1)実施例の構成 (2)実施例の効果 (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はフイルタ回路に関し、特
にビデオ信号からクロマ信号を分離する適応型のフイル
タ回路に適応し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、ビデオ信号からクロマ信号を分離
する適応型のフイルタ回路においては、ライン間の相関
を検出してバンドパスフイルタ、2ラインくし型フイル
タ、3ラインくし型フイルタを切り換えることにより、
クロマ信号だけを確実に分離し得るようになされたもの
が提案されている(特開平2-261287号公報)。
【0004】すなわちこの種のフイルタ回路において
は、バンドパスフイルタ、2ラインくし型フイルタ、3
ラインくし型フイルタの出力信号レベル及び各ラインの
信号レベルを比較し、当該比較結果に基づいて出力信号
を選択するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの種のフイ
ルタ回路においては、例えば波立つ海のようなビデオ信
号については、確実にクロマ信号だけを抽出し得ず、実
用上未だ不十分な問題があつた。
【0006】すなわちこのように波立つ海において、う
ねる波のような部分については、前後のラインで輝度信
号の高域成分が大きく、クロマ信号においては信号レベ
ルが微妙に変化している。この場合従来のフイルタ回路
においては、くし型フイルタを選択する結果となり、輝
度信号からクロマ信号成分を完全に抽出し得ず、ドツト
妨害が発生するようになる。
【0007】また波頭のように、前後のライン同士は相
関があるが、その間のラインだけ相関がないような場
合、この場合も従来のフイルタ回路においては、くし型
フイルタを選択し、ドツト妨害が発生するようになる。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、波立つ海のようなビデオ信号についても、ドツト妨
害を有効に回避することができるフイルタ回路を提案し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ビデオ信号SVからクロマ帯域の
信号成分S1(S2)を抽出するバンドパスフイルタ1
6と、バンドパスフイルタ16の出力信号S1につい
て、ライン間で同相の信号成分を抽出して同相信号S6
(S7)を出力する同相信号抽出手段18、38、40
(20、42、44)と、バンドパスフイルタ16の出
力信号S1について、ライン間で逆相の信号成分を抽出
して逆相信号S4(S5)を出力する逆相信号抽出手段
18、22、24、25(20、26、28、30)
と、ビデオ信号SVのライン間相関を利用してクロマ信
号成分S4(S5)を抽出するくし型フイルタ18、2
2、24、25(20、26、28、30)と、バンド
パスフイルタ16の出力信号S1、同相信号S6(S
7)、逆相信号S4(S5)に基づいて、バンドパスフ
イルタ16の出力信号S2、くし型フイルタ18、2
2、24、25(20、26、28、30)の出力信号
S4(S5)を選択出力する相関検出回路36、52、
54、56とを備え、相関検出回路36、52、54、
56は、逆相信号S4(S5)の信号レベルが所定の基
準レベル以上で、同相信号S6(S7)の信号レベルが
所定の基準レベル以下のとき、バンドパスフイルタ16
の出力信号S2を選択出力する。
【0010】
【作用】逆相信号S4(S5)の信号レベルが所定の基
準レベル以上で、同相信号S6(S7)の信号レベルが
所定の基準レベル以下のとき、バンドパスフイルタ16
の出力信号S2を選択出力すれば、うねる波のように輝
度信号の高域成分が大きく、クロマ信号の信号レベルが
ライン間で微妙に変化している場合、波頭のように連続
する3ラインのうち間のラインだけ相関の低い場合、バ
ンドパスフイルタ16の出力信号S2を選択出力し、ド
ツト妨害を未然に防止することができる。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0012】(1)実施例の構成 図1において、1は全体としてY/C分離回路を示し、
デイジタルビデオ信号SVからクロマ信号SC及び輝度
信号SYを分離する。
【0013】このため当該Y/C分離回路1において
は、遅延回路(DL)2を介してデイジタルビデオ信号
SVを1水平走査期間だけ遅延させた後、加算回路4に
与え、ここで反転増幅回路6を介して得られるクロマ信
号SCの反転信号と加算する。これにより当該Y/C分
離回路1においては、始めにデイジタルビデオ信号SV
からクロマ信号SCを抽出した後、輝度信号SYを分離
する。
【0014】3次元フイルタ回路8は、デイジタルビデ
オ信号SVのフレーム相関を利用して当該デイジタルビ
デオ信号SVからクロマ信号を抽出する。動き検出回路
10は、デイジタルビデオ信号SVについて、フレーム
間で比較結果を得ることにより、当該デイジタルビデオ
信号SVの動き検出処理を実行し、当該検出結果に基づ
いて選択回路12の接点を切り換える。
【0015】すなわちデイジタルビデオ信号SVが静止
画のとき、動き検出回路10は、3次元フイルタ回路8
の出力信号を選択出力し、これにより当該選択出力をク
ロマ信号SCとして送出する。これに対してデイジタル
ビデオ信号SVが動画のとき、動き検出回路10はフイ
ルタ回路14の出力信号COUT を選択し、当該出力信号
OUT をクロマ信号SCとして出力する。
【0016】ここでフイルタ回路14は、適応型のフイ
ルタ回路で、デイジタルビデオ信号SVの特性に応じて
フイルタ特性を切り換えるようになされている。
【0017】すなわち図2に示すように、フイルタ回路
14においては、デイジタルビデオ信号SVをバンドパ
スフイルタ16に受け、ここでクロマ帯域の信号成分S
1を抽出する。遅延回路(DL)18及び20は、バン
ドパスフイルタ16の出力信号S1を順次1水平走査期
間づつ遅延する。
【0018】加算回路22は、反転増幅回路24を介し
てバンドパスフイルタ16の出力信号S1を入力すると
共に、遅延回路18の出力信号S2を受け、その加算信
号を出力する。増幅回路25は、加算回路22の出力信
号を受け、その信号レベルを1/2に補正して出力す
る。
【0019】これにより加算回路22は、遅延回路1
8、反転増幅回路24、増幅回路25と共に、出力信号
S4を出力する2ラインくし型フイルタを構成するよう
になされている。
【0020】加算回路26は、反転増幅回路28を介し
て遅延回路20の出力信号S3を入力すると共に、遅延
回路18の出力信号S2を受け、その加算信号を出力す
る。増幅回路30は、加算回路26の出力信号を受け、
その信号レベルを1/2に補正して出力する。これによ
り加算回路26は、遅延回路20、反転増幅回路28、
増幅回路30と共に、出力信号S4に対して1ライン前
の出力信号S5を出力する2ラインくし型フイルタを構
成するようになされている。
【0021】加算回路32は、増幅回路25及び30の
出力信号を受け、その加算信号を出力する。増幅回路3
4は、加算回路32の出力信号を受け、その信号レベル
を1/2に補正して出力する。これにより増幅回路34
は、遅延回路18、20、加算回路22、26、32、
増幅回路25、30、反転増幅回路24、28と共に、
出力信号S31を出力する3ラインくし型フイルタを構
成する。
【0022】これにより当該フイルタ回路14において
は、遅延回路18を介して得られるバンドパスフイルタ
16の出力信号S2、2ラインくし型フイルタの出力信
号S4、S5、3ラインくし型フイルタの出力信号S3
1を選択回路36から選択出力し、全体として適応型の
フイルタ回路を構成するようになされている。
【0023】加算回路38は、バンドパスフイルタ16
の出力信号S1及び遅延回路18の出力信号S2を受
け、その加算信号を出力する。増幅回路40は、加算回
路32の出力信号レベルを1/2に補正し、その結果得
られる補正信号S6を出力する。
【0024】加算回路42は、遅延回路18及び20の
出力信号S2及びS3を受け、その加算信号を出力す
る。増幅回路44は、加算回路42の出力信号レベルを
1/2に補正し、その結果得られる補正信号S7を出力
する。
【0025】加算回路46は、反転増幅回路48を介し
て遅延回路20の出力信号S3を受けると共に、バンド
パスフイルタ16の出力信号S1を受け、その加算信号
を出力する。増幅回路50は、加算回路46の出力信号
レベルを1/2に補正して出力する。
【0026】絶対値化回路52は、出力信号S1〜S7
及び増幅回路50の出力信号について、それぞれ信号レ
ベルを絶対値化して出力する。ローパスフイルタ(LP
F)54は、絶対値化回路52の各出力信号を受け、各
出力信号について高域成分を抑圧して出力する。
【0027】相関検出器56は、デイジタルビデオ信号
SVのクロツク周期で図3に示す処理手順を実行し、こ
れによりローパスフイルタ54の出力信号に基づいて、
選択回路36の接点を切り換え制御する。
【0028】すなわち相関検出器56は、ステツプSP
1からステツプSP2に移り、ここで増幅回路25又は
30の出力信号S4又はS5について、それぞれ信号レ
ベルP又はQが所定の基準レベルK1以下か否か判断す
る。すなわち増幅回路25及び30の出力信号S4及び
S5においては、それぞれ遅延回路18及び20の入出
力信号を減算して生成することにより、隣接するライン
間においてクロマ帯域の信号レベル差が大きいとき、信
号レベルが大きくなる。
【0029】従つて増幅回路25及び30の出力信号S
4及びS5を絶対値化した後、ローパスフイルタ54を
介して得られる出力信号SP及びSQにおいては、当該
信号レベルが小さいとき、くし型フイルタを選択した方
が解像度を向上し得る。これにより相関検出器56にお
いては、ステツプSP2において肯定結果が得られる
と、ステツプSP3に移る。
【0030】これに対してステツプSP2において否定
結果が得られると、相関検出器56は、ステツプSP4
に移り、ここで増幅回路50の出力信号レベルJが所定
レベルK2より小さく、かつ増幅回路25及び30の出
力信号レベルP及びQが所定の基準レベルK3より大き
いか否か判断する。
【0031】すなわち増幅回路50の出力信号において
は、遅延回路18の入力信号S1及び遅延回路20の出
力信号S3についての逆相成分でなることにより、絶対
値化回路52、ローパスフイルタ54を介して得られる
出力信号SJの信号レベルJが基準レベルK2より小さ
いとき、隣接する3つのラインのうち、第1及び第3の
ラインで相関の強いことがわかる。
【0032】このとき増幅回路25及び30の出力信号
レベルP及びQが所定の基準レベルK3より大きいと
き、当該3ラインのうち、第1及び第2のライン、第2
及び第3のライン間でクロマ帯域の信号レベル差が大き
く、この場合波頭のように真ん中のラインでクロマ信号
レベルが急激に減少していると判断することができる。
これによりステツプSP4において肯定結果が得られる
と、相関検出器56においては、ステツプSP5に移つ
て選択回路36の接点aを選択し、バンドパスフイルタ
16の出力信号S2を選択出力する。
【0033】かくして連続する第1及び第2のライン
間、第2及び第3のライン間において、逆相信号成分の
信号レベルを検出し、当該検出結果に基づいてバンドパ
スフイルタ16に出力信号を選択出力することにより、
波頭のように真ん中のラインでクロマ信号レベルが急激
に減少している場合でも、ドツト妨害を有効に回避して
確実にクロマ信号を抽出することができる。
【0034】続いて相関検出器56においては、ステツ
プSP2に戻り、続く出力信号SA〜SYについて、処
理手順を実行する。
【0035】これに対してステツプSP4において否定
結果が得られると、相関検出器56においては、ステツ
プSP6に移り、ここで増幅回路40及び44の出力信
号レベルX及びYが所定の基準レベルK4より小さいか
否か判断する。
【0036】すなわち増幅回路40及び44の出力信号
S6及びS7においては、遅延回路18及び20の入出
力信号について同相成分を加算してなることにより、ス
テツプSP2、ステツプSP4を経て当該ステツプSP
6で肯定結果が得られる場合、クロマ帯域の輝度信号レ
ベルが小さく、うねる波のようにクロマ信号の信号レベ
ルがライン間で微妙に変化している場合と判断すること
ができる。かかる判断基準に基づいて、相関検出器56
においては、ステツプSP6において肯定結果が得られ
ると、ステツプSP5に移り、バンドパスフイルタ16
の出力信号S2を選択出力する。
【0037】かくして連続する第1及び第2のライン
間、第2及び第3のライン間において、逆相成分の信号
レベルを検出した後、続いて同相成分の信号レベルを検
出し、当該検出結果に基づいてバンドパスフイルタ16
の出力信号を選択出力することにより、うねる波のよう
にクロマ信号の信号レベルがライン間で微妙に変化して
いる場合でも、ドツト妨害を有効に回避して確実にクロ
マ信号を抽出することができる。
【0038】これに対してステツプSP6において否定
結果が得られると、相関検出器56においては、ステツ
プSP7に移り、ここで遅延回路18の入力信号S1、
遅延回路20の入出力信号S2、S3について、信号レ
ベルA、B、Cを比較する。すなわち入力信号S1の信
号レベルAが出力信号S2の信号レベルBの2倍より大
きく、かつ出力信号S3の信号レベルCが出力信号S2
の信号レベルBの2倍より大きいか否か判断し、ここで
肯定結果が得られると、ステツプSP8に移る。
【0039】さらに否定結果が得られた場合、相関検出
器56においては、出力信号S2の信号レベルBが入力
信号S1の信号レベルAの2倍より大きく、かつ出力信
号S2の信号レベルBが出力信号S3の信号レベルCの
2倍より大きいか否か判断し、ここで肯定結果が得られ
ると、ステツプSP8に移る。
【0040】すなわちここで肯定結果が得られる場合、
デイジタルビデオ信号においては、クロマ帯域の信号レ
ベル差がライン間で大きいと判断し得る。これにより相
関検出器56においては、ステツプSP8において、ス
テツプSP7における肯定結果が7クロツク周期以上連
続したか否か判断し、ここで肯定結果が得られると、ス
テツプSP8に移つてバンドパスフイルタ16の出力信
号S2を選択出力する。
【0041】これに対してステツプSP7における肯定
結果が7クロツク周期以上連続しない場合、ステツプS
P8において否定結果が得られることにより、相関検出
器56においては、ステツプSP3に移る。さらに相関
検出器56においては、ステツプSP7おいて、肯定結
果が得られない場合も同様に、直接ステツプSP3に移
り、これによりドツト妨害を未然に回避して解像度を向
上する。
【0042】ここで相関検出器56においては、増幅回
路40の出力信号レベルXが増幅回路44の出力信号レ
ベルYの2倍より大きいか否か判断し、ここで肯定結果
が得られると、ステツプSP9に移る。相関検出器56
においては、選択回路36の接点bを選択して連続する
3ラインについて、第2及び第3ライン間で形成される
くし型フイルタの出力信号S4を選択出力した後、ステ
ツプSP2に戻る。
【0043】すなわち増幅回路40の出力信号レベルX
が増幅回路44の出力信号レベルYの2倍より大きいと
き、第2及び第3ライン間で相関が強いと判断し得、こ
の場合出力信号S4を選択出力することにより、確実に
クロマ信号を抽出することができる。これに対してステ
ツプSP3において否定結果が得られると、相関検出器
56においては、ステツプSP10に移り、増幅回路4
4の出力信号レベルYが増幅回路40の出力信号レベル
Xの2倍より大きいか否か判断し、ここで肯定結果が得
られると、ステツプSP11に移る。
【0044】ここで相関検出器56においては、選択回
路36の接点cを選択して連続する3ラインについて、
第1及び第2ライン間で形成されるくし型フイルタの出
力信号S5を選択出力した後、ステツプSP2に戻る。
すなわち増幅回路44の出力信号レベルYが増幅回路4
0の出力信号レベルXの2倍より大きいとき、第1及び
第2ライン間で相関が強いと判断し得、この場合出力信
号S5を選択出力することにより、確実にクロマ信号を
抽出することができる。
【0045】これに対してステツプSP10において否
定結果が得られると、相関検出器56においては、ステ
ツプSP12に移り、選択回路36の接点dを選択す
る。これにより相関検出器56においては、連続する3
ライン間で相関の強さに差がないとき、3ラインくし型
フイルタの出力信号S31を選択出力した後、ステツプ
SP2に戻る。
【0046】(2)実施例の効果 以上の構成によれば、遅延回路18及び20の入出力信
号について、同相成分の信号レベルを検出し、当該検出
結果に基づいてバンドパスフイルタの出力信号を選択出
力することにより、前後のラインで輝度信号の高域成分
が大きく、クロマ信号においては信号レベルが微妙に変
化している場合、前後のライン同士は相関があるが、そ
の間のラインだけ相関がないような場合でも、ドツト妨
害を有効に回避することができ、かくして波立つ海のよ
うなビデオ信号についても、ドツト妨害を有効に回避し
て、確実にクロマ信号を分離することができる。
【0047】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、2種類の2ラインくし型
フイルタ、3ラインくし型フイルタとバンドパスフイル
タとの間で出力信号を切り換える場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、種々のくし型フイルタとバ
ンドパスフイルタとの間で出力信号を切り換える場合に
広く適用することができる。
【0048】さらに上述の実施例においては、デイジタ
ルビデオ信号のクロツク周期で図3の処理手順を実行す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ば所定の操作子の操作に応動して、ユーザの所望する場
合にのみ図3の処理手順を実行するようにしてもよい。
【0049】さらに上述の実施例においては、本発明を
適用したフイルタ回路を3次元フイルタ回路と組み合わ
せて使用する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、必要に応じて当該フイルタ回路を単独で用いた
り、必要に応じて種々のフイルタ回路と組み合わせて使
用する場合に広く適用することができる。
【0050】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ライン間
の同相信号及び逆相信号の信号レベルを検出し、当該検
出結果に基づいてバンドパスフイルタの出力信号を選択
出力することにより、うねる波のように輝度信号の高域
成分が大きく、クロマ信号の信号レベルがライン間で微
妙に変化している場合、波頭のように連続する3ライン
のうち間のラインだけ相関の低い場合を検出してバンド
パスフイルタの出力信号を選択出力することができ、か
くして波立つ海のようなビデオ信号についても、ドツト
妨害を有効に回避してクロマ信号を分離し得るフイルタ
回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるY/C分離回路を示す
ブロツク図である。
【図2】そのフイルタ回路を示すブロツク図である。
【図3】その動作の説明に供するフローチヤートであ
る。
【符号の説明】
1……Y/C分離回路、14……フイルタ回路、2、1
8、20……遅延回路、4、22、26、32、38、
42、46……加算回路、16……バンドパスフイル
タ、24、28、48……反転増幅回路、25、30、
34、40、44、50……増幅回路、36……選択回
路、52……絶対値化回路、54……ローパスフイル
タ、56……相関検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオ信号からクロマ帯域の信号成分を抽
    出するバンドパスフイルタと、 上記バンドパスフイルタの出力信号について、ライン間
    で同相の信号成分を抽出して同相信号を出力する同相信
    号抽出手段と、 上記バンドパスフイルタの出力信号について、ライン間
    で逆相の信号成分を抽出して逆相信号を出力する逆相信
    号抽出手段と、 上記ビデオ信号のライン間相関を利用してクロマ信号成
    分を抽出するくし型フイルタと、 上記バンドパスフイルタの出力信号、上記同相信号、上
    記逆相信号に基づいて、上記バンドパスフイルタの出力
    信号、上記くし型フイルタの出力信号を選択出力する相
    関検出回路とを具え、 上記相関検出回路は、上記逆相信号の信号レベルが所定
    の基準レベル以上で、上記同相信号の信号レベルが所定
    の基準レベル以下のとき、上記バンドパスフイルタの出
    力信号を選択出力することを特徴とするフイルタ回路。
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