JPH0595336A - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
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- JPH0595336A JPH0595336A JP3278459A JP27845991A JPH0595336A JP H0595336 A JPH0595336 A JP H0595336A JP 3278459 A JP3278459 A JP 3278459A JP 27845991 A JP27845991 A JP 27845991A JP H0595336 A JPH0595336 A JP H0595336A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- signal
- high frequency
- amplifier circuit
- frequency amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 受信信号が大きなレベルのものになったとき
も、高周波増幅回路の非直線性による相互変調歪或いは
混同変調歪等が発生しないTDDデジタル通信用通信装
置の提供を目的とする。 【構成】 受信時において受信信号をアンテナ1からス
イッチ部10を介して直接、高周波増幅回路3に入力せ
ずに、AGC検波回路7からの増幅度制御信号を受けて
減衰率が変化する可変減衰回路をスイッチ部10内に設
け、これを介して高周波増幅回路3に入力するようにし
た。すなわちアンテナ1からの受信信号が高レベルのも
のであっても適正レベルにまで減衰した上で高周波増幅
回路3に入力するようにした。
も、高周波増幅回路の非直線性による相互変調歪或いは
混同変調歪等が発生しないTDDデジタル通信用通信装
置の提供を目的とする。 【構成】 受信時において受信信号をアンテナ1からス
イッチ部10を介して直接、高周波増幅回路3に入力せ
ずに、AGC検波回路7からの増幅度制御信号を受けて
減衰率が変化する可変減衰回路をスイッチ部10内に設
け、これを介して高周波増幅回路3に入力するようにし
た。すなわちアンテナ1からの受信信号が高レベルのも
のであっても適正レベルにまで減衰した上で高周波増幅
回路3に入力するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重(以下、T
DDという)デジタル通信における通信装置に関する。
DDという)デジタル通信における通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のTDDデジタル通信用の通信装置
は、図3に示す如き構成となっている。すなわち、スイ
ッチ部2は、受信時にはアンテナ1と高周波増幅回路3
とを接続してアンテナ1からの受信信号を高周波増幅回
路3に送出し、また送信時にはアンテナ1と電力増幅回
路8とを接続して、変調回路9で変調されて電力増幅回
路8で所定レベルにまで増幅された送信信号をアンテナ
1に送出する回路である。高周波増幅回路3、周波数変
換回路4、中間周波増幅回路5、復調回路6およびAG
C検波回路7は受信部を構成し、高周波増幅回路3はス
イッチ部2から送られてくる受信信号を一定レベルにま
で増幅する回路であり、周波数変換回路4は、上記高周
波増幅回路3から送られてくる高周波の受信信号を所定
の中間周波にまで周波数変換する回路である。中間周波
増幅回路5は周波数変換回路4で中間周波に周波数変換
された受信信号を、更に所定レベルにまで増幅した上
で、次の復調回路6に送出する回路である。復調回路6
は中間周波増幅回路5からの受信信号を復調してデジタ
ル信号を得て、これを次段のデジタル回路(図示せず)
に送出すると共に、上記デジタル信号をAGC検波回路
7にも送出する回路である。AGC検波回路7は復調回
路6から送られてきたデジタル信号のレベルに基づいて
高周波増幅回路3および中間周波増幅回路5に増幅度制
御信号を送り、高周波増幅回路3および中間周波増幅回
路5の増幅度を適切なものにする。すなわち、AGC検
波回路7は、復調回路6からのデジタル信号レベルが低
いときは、高周波増幅回路3、中間周波増幅回路5に上
記増幅度制御信号を送ってその増幅度を上げ、復調回路
6からのデジタル信号レベルを高いものとし、逆に復調
回路6からのデジタル信号レベルが高すぎるときは、高
周波増幅回路3、中間周波増幅回路5に上記増幅度制御
信号を送ってその増幅度を下げ、復調回路6からのデジ
タル信号をレベルの低いものとする自動利得制御回路で
ある。
は、図3に示す如き構成となっている。すなわち、スイ
ッチ部2は、受信時にはアンテナ1と高周波増幅回路3
とを接続してアンテナ1からの受信信号を高周波増幅回
路3に送出し、また送信時にはアンテナ1と電力増幅回
路8とを接続して、変調回路9で変調されて電力増幅回
路8で所定レベルにまで増幅された送信信号をアンテナ
1に送出する回路である。高周波増幅回路3、周波数変
換回路4、中間周波増幅回路5、復調回路6およびAG
C検波回路7は受信部を構成し、高周波増幅回路3はス
イッチ部2から送られてくる受信信号を一定レベルにま
で増幅する回路であり、周波数変換回路4は、上記高周
波増幅回路3から送られてくる高周波の受信信号を所定
の中間周波にまで周波数変換する回路である。中間周波
増幅回路5は周波数変換回路4で中間周波に周波数変換
された受信信号を、更に所定レベルにまで増幅した上
で、次の復調回路6に送出する回路である。復調回路6
は中間周波増幅回路5からの受信信号を復調してデジタ
ル信号を得て、これを次段のデジタル回路(図示せず)
に送出すると共に、上記デジタル信号をAGC検波回路
7にも送出する回路である。AGC検波回路7は復調回
路6から送られてきたデジタル信号のレベルに基づいて
高周波増幅回路3および中間周波増幅回路5に増幅度制
御信号を送り、高周波増幅回路3および中間周波増幅回
路5の増幅度を適切なものにする。すなわち、AGC検
波回路7は、復調回路6からのデジタル信号レベルが低
いときは、高周波増幅回路3、中間周波増幅回路5に上
記増幅度制御信号を送ってその増幅度を上げ、復調回路
6からのデジタル信号レベルを高いものとし、逆に復調
回路6からのデジタル信号レベルが高すぎるときは、高
周波増幅回路3、中間周波増幅回路5に上記増幅度制御
信号を送ってその増幅度を下げ、復調回路6からのデジ
タル信号をレベルの低いものとする自動利得制御回路で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き、従来のT
DDデジタル通信用通信装置においては、アンテナ1か
らスイッチ部2を経て高周波増幅回路3に大きなレベル
の受信信号が与えられたときに高周波増幅回路3でその
非直線性による相互変調歪或いは変調歪等が発生し易
く、これにより、デジタル通信で致命的となるビットエ
ラーレートの悪化を招くという問題があった。本発明は
上述の如き事情に鑑みてなされたもので、受信信号が大
きなレベルのものになったときも、高周波増幅回路の非
直線性による相互変調歪或いは混同変調歪等が発生しな
いTDDデジタル通信用通信装置の提供を目的とする。
DDデジタル通信用通信装置においては、アンテナ1か
らスイッチ部2を経て高周波増幅回路3に大きなレベル
の受信信号が与えられたときに高周波増幅回路3でその
非直線性による相互変調歪或いは変調歪等が発生し易
く、これにより、デジタル通信で致命的となるビットエ
ラーレートの悪化を招くという問題があった。本発明は
上述の如き事情に鑑みてなされたもので、受信信号が大
きなレベルのものになったときも、高周波増幅回路の非
直線性による相互変調歪或いは混同変調歪等が発生しな
いTDDデジタル通信用通信装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】受信信号をアンテナから
スイッチ部を介して直接、高周波増幅回路に入力せず、
自動利得制御部からの増幅度制御信号を受けて減衰率が
変化する可変減衰回路を介して高周波増幅回路に入力す
るようにしたことを手段とする。
スイッチ部を介して直接、高周波増幅回路に入力せず、
自動利得制御部からの増幅度制御信号を受けて減衰率が
変化する可変減衰回路を介して高周波増幅回路に入力す
るようにしたことを手段とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す一実施例に基づき本発明を
具体的に説明する。構成 図1は、本実施例の回路構成を概括的に示すブロック図
である。概ね、従来例を示す前述の図3の構成と同様と
なっている(なお、図1においては、図3におけると同
一機能の回路は同一符号が付されている)。しかし、図
3の場合と異なりAGC検波回路7からの増幅度制御信
号は、スイッチ部10にも与えられ、これはスイッチ部
10内の減衰回路に減衰率を指定する。
具体的に説明する。構成 図1は、本実施例の回路構成を概括的に示すブロック図
である。概ね、従来例を示す前述の図3の構成と同様と
なっている(なお、図1においては、図3におけると同
一機能の回路は同一符号が付されている)。しかし、図
3の場合と異なりAGC検波回路7からの増幅度制御信
号は、スイッチ部10にも与えられ、これはスイッチ部
10内の減衰回路に減衰率を指定する。
【0006】図2は、スイッチ部10を詳細に示すもの
である。同図において、中心部の一点鎖線の左側は送信
において用いられる第1回路部11を示し、右側は、受
信において用いられる第2回路部12を示す。第1回路
部11において、端子TXは、送信時に電力増幅回路8
からの送信信号が与えられる端子であり、該端子TXに
ベースが接続し、コレクタが電源用の端子VCCに接続し
ているトランジスタQ1とベース抵抗RB1、直流バイア
ス電源VB1および定電流源I0とは、エミッタホロワを
構成している。端子VCTLは、送信時に制御部(図示せ
ず)から、送られてくる送信指示信号が与えられる端子
である。また、該端子VCTLに、それぞれベース抵抗R
B2、RB3を介してベースが接続されているトランジスタ
Q2、Q3は、それぞれエミッタおよびコレクタが前述の
トランジスタQ1のエミッタに接続され、また、それぞ
れコレクタおよびエミッタが、次に説明する端子COM
Mに接続されており、これらベース抵抗RB2、RB3、ト
ランジスタQ2、Q3はアナログスイッチを構成してい
る。
である。同図において、中心部の一点鎖線の左側は送信
において用いられる第1回路部11を示し、右側は、受
信において用いられる第2回路部12を示す。第1回路
部11において、端子TXは、送信時に電力増幅回路8
からの送信信号が与えられる端子であり、該端子TXに
ベースが接続し、コレクタが電源用の端子VCCに接続し
ているトランジスタQ1とベース抵抗RB1、直流バイア
ス電源VB1および定電流源I0とは、エミッタホロワを
構成している。端子VCTLは、送信時に制御部(図示せ
ず)から、送られてくる送信指示信号が与えられる端子
である。また、該端子VCTLに、それぞれベース抵抗R
B2、RB3を介してベースが接続されているトランジスタ
Q2、Q3は、それぞれエミッタおよびコレクタが前述の
トランジスタQ1のエミッタに接続され、また、それぞ
れコレクタおよびエミッタが、次に説明する端子COM
Mに接続されており、これらベース抵抗RB2、RB3、ト
ランジスタQ2、Q3はアナログスイッチを構成してい
る。
【0007】端子COMMは、前述のアンテナ1が接続
される端子であり、また第2回路部12の端子
される端子であり、また第2回路部12の端子
【外1】 は、受信時に前記制御部から送られてくる受信指示信号
(すなわち端子VCTLに与えられる送信指示信号の反転
信号)が与えられる端子である。上記端子
(すなわち端子VCTLに与えられる送信指示信号の反転
信号)が与えられる端子である。上記端子
【外1】にベースが接続されており、エミッタがエミッ
タ抵抗RE10を介して接地されているトランジスタQ10
は、上記受信指示信号をベースに受けたときにオン状態
となり、以下に述べる第2回路部12中の各回路素子
は、該トランジスタQ10がオン状態のときに有効に動作
することになる。負極側が接地されている直流バイアス
電源VB2の正極側にそれぞれベース抵抗RB8、RB9を介
してベースが接続されているトランジスタQ8、Q9のエ
ミッタは、それぞれエミッター抵抗RE8、RE9を介して
上記トランジスタQ10のコレクタに接続されており、ト
ランジスタQ8のベースは直接、またトランジスタQ9の
ベースは、ベース抵抗RB9、RB8を介してそれぞれ端子
COMMに接続されており、アンテナ1からの受信信号
が与えられるようになっている。負極が接地されている
直流バイアス電源VB3の正極にそれぞれベースが接続さ
れているトランジスタQ4、Q7のエミッタはそれぞれト
ランジスタQ8、Q9のコレクタに接続し、またトランジ
スタQ4、Q7のコレクタは、それぞれインダクタンスか
らなる負荷インピーダンスZL1、ZL2を介して前述の端
子VCCに接続されている。トランジスタQ5、Q6は、い
ずれもベースがベース抵抗RBを介して上記直流バイア
ス電源VB3の正極に接続され、エミッタは、それぞれト
ランジスタQ8、Q9のコレクタに接続され、更にコレク
タは、それぞれ上述の負荷インピーダンスZL2、ZL1を
介して端子VCCに接続されている。そして、上記トラン
ジスタQ5、Q6のベースにはAGC検波回路7からの増
幅度制御信号が与えられる端子VAGCに接続されてい
る。また前記トランジスタQ4およびQ6のコレクタは前
述の高周波増幅回路3に接続されている端子RXにも接
続されている。
タ抵抗RE10を介して接地されているトランジスタQ10
は、上記受信指示信号をベースに受けたときにオン状態
となり、以下に述べる第2回路部12中の各回路素子
は、該トランジスタQ10がオン状態のときに有効に動作
することになる。負極側が接地されている直流バイアス
電源VB2の正極側にそれぞれベース抵抗RB8、RB9を介
してベースが接続されているトランジスタQ8、Q9のエ
ミッタは、それぞれエミッター抵抗RE8、RE9を介して
上記トランジスタQ10のコレクタに接続されており、ト
ランジスタQ8のベースは直接、またトランジスタQ9の
ベースは、ベース抵抗RB9、RB8を介してそれぞれ端子
COMMに接続されており、アンテナ1からの受信信号
が与えられるようになっている。負極が接地されている
直流バイアス電源VB3の正極にそれぞれベースが接続さ
れているトランジスタQ4、Q7のエミッタはそれぞれト
ランジスタQ8、Q9のコレクタに接続し、またトランジ
スタQ4、Q7のコレクタは、それぞれインダクタンスか
らなる負荷インピーダンスZL1、ZL2を介して前述の端
子VCCに接続されている。トランジスタQ5、Q6は、い
ずれもベースがベース抵抗RBを介して上記直流バイア
ス電源VB3の正極に接続され、エミッタは、それぞれト
ランジスタQ8、Q9のコレクタに接続され、更にコレク
タは、それぞれ上述の負荷インピーダンスZL2、ZL1を
介して端子VCCに接続されている。そして、上記トラン
ジスタQ5、Q6のベースにはAGC検波回路7からの増
幅度制御信号が与えられる端子VAGCに接続されてい
る。また前記トランジスタQ4およびQ6のコレクタは前
述の高周波増幅回路3に接続されている端子RXにも接
続されている。
【0008】動作 次に以上の如くに構成された本実施例の動作について説
明する。例えば、いま、端子VCTLに送信指示信号が送
られてきており、送信時であるとする。このとき、トラ
ンジスタQ2、Q3は上記送信指示信号をベースに受け、
いずれもオン状態となり、アナログスイッチとして動作
し、端子TXに与えられる送信信号に対応するエミッタ
ホロワ(前述の如くトランジスタQ1、ベース抵抗
RB1、直流バイアス電源VB1、定電流源I0より構成さ
れている)の出力を端子COMMに接続されるアンテナ
1に送出する。
明する。例えば、いま、端子VCTLに送信指示信号が送
られてきており、送信時であるとする。このとき、トラ
ンジスタQ2、Q3は上記送信指示信号をベースに受け、
いずれもオン状態となり、アナログスイッチとして動作
し、端子TXに与えられる送信信号に対応するエミッタ
ホロワ(前述の如くトランジスタQ1、ベース抵抗
RB1、直流バイアス電源VB1、定電流源I0より構成さ
れている)の出力を端子COMMに接続されるアンテナ
1に送出する。
【0009】他方、上記端子VCTLへの送信指示信号に
代って端子
代って端子
【外1】へ前記受信指示信号が送られてきて受信時とな
ったときは、先ずトランジスタQ10がオン状態となる。
そして、トランジスタQ8、Q9のベースには、端子CO
MMを介してアンテナ1からの受信信号が与えられるか
ら、これらには該受信信号に対応したコレクタ電流が流
れ、これらは、それぞれエミッタ抵抗RE8、RE9を経て
上記の如くオン状態となっているトランジスタQ10に流
れ込む。このときそれぞれ一定のバイアスが与えられ所
定のコレクタ電流が流れているトランジスタQ4および
Q5のエミッタ電流が、上記トランジスタQ8のコレクタ
電流となり、同様に、それぞれ一定のバイアスが与えら
れ所定のコレクタ電流が流れているトランジスタQ6お
よびQ7のエミッタ電流が、上記トランジスタQ9のコレ
クタ電流となっている。なお、このとき、すなわち受信
開始時には、AGC検波回路7から端子VAGCに与えら
れる増幅度制御信号は最大増幅を指示する低レベル(電
圧値の低い)の信号となっており、トランジスタQ5、
Q6に流れる電流はトランジスタQ4、Q7に流れる電流
に比較して小さな値のものとなっている。
ったときは、先ずトランジスタQ10がオン状態となる。
そして、トランジスタQ8、Q9のベースには、端子CO
MMを介してアンテナ1からの受信信号が与えられるか
ら、これらには該受信信号に対応したコレクタ電流が流
れ、これらは、それぞれエミッタ抵抗RE8、RE9を経て
上記の如くオン状態となっているトランジスタQ10に流
れ込む。このときそれぞれ一定のバイアスが与えられ所
定のコレクタ電流が流れているトランジスタQ4および
Q5のエミッタ電流が、上記トランジスタQ8のコレクタ
電流となり、同様に、それぞれ一定のバイアスが与えら
れ所定のコレクタ電流が流れているトランジスタQ6お
よびQ7のエミッタ電流が、上記トランジスタQ9のコレ
クタ電流となっている。なお、このとき、すなわち受信
開始時には、AGC検波回路7から端子VAGCに与えら
れる増幅度制御信号は最大増幅を指示する低レベル(電
圧値の低い)の信号となっており、トランジスタQ5、
Q6に流れる電流はトランジスタQ4、Q7に流れる電流
に比較して小さな値のものとなっている。
【0010】以上の如くして、トランジスタQ8、Q9の
ベースに与えられる受信信号に応じた電流が端子VCCか
ら負荷インピーダンスZL1或いはZL2に流れることにな
り、また、端子RXには、上記負荷インピーダンスZL1
に流れる電流による負荷インピーダンスZL1での電圧降
下分だけ端子VCCの電圧より低い出力信号、すなわちト
ランジスタQ8等のベースに与えられる受信信号に対応
した減衰率が最も少ない信号が与えられ、該端子RXを
介して前述の高周波増幅回路3に出力される。
ベースに与えられる受信信号に応じた電流が端子VCCか
ら負荷インピーダンスZL1或いはZL2に流れることにな
り、また、端子RXには、上記負荷インピーダンスZL1
に流れる電流による負荷インピーダンスZL1での電圧降
下分だけ端子VCCの電圧より低い出力信号、すなわちト
ランジスタQ8等のベースに与えられる受信信号に対応
した減衰率が最も少ない信号が与えられ、該端子RXを
介して前述の高周波増幅回路3に出力される。
【0011】高周波増幅回路3に入力された信号は、周
波数変換回路4、中間周波増幅回路5をへて復調回路6
で復調されるが、AGC検波回路7で復調信号のレベル
が適正値よりも高かったとき、すなわち受信信号のレベ
ルが高いものであったときは、AGC検波回路7は増幅
度を下げるために増幅度制御信号の信号レベルを電圧値
の高い高レベルにする。このため、端子VAGCの電圧レ
ベルが高いものとなる。これによりトランジスタQ5、
Q6のベースのバイアスレベルが高くなってこれらを流
れるコレクタ電流が増加し、トランジスタQ5等とトラ
ンジスタQ4等での信号電流の分配率を変えて、端子RX
からの出力レベルを抑制することになる。これにより、
高周波増幅回路3へ高レベル受信信号が入力することを
防ぎ、結局、高周波増幅回路3における前述の相互変調
歪或いは混変調歪等の発生を防ぐことができることにな
る。そして、上記歪がない受信信号は高周波増幅回路3
から周波数変換回路4に送られて、ここで中間周波に周
波数変換がなされ、更に中間周波増幅回路5で増幅され
て、復調回路6でデジタル信号波に復調され、デジタル
処理回路(図示せず)へと送られることになる。なお、
この発明は上記実施例に限定されず、この発明を逸脱し
ない範囲内において種々変形応用可能である。たとえ
ば、上記実施例では、AGC検波回路7からスイッチ部
の端子VAGCに供給する信号と高周波増幅回路3及び中
間周波増幅回路5に供給する信号とを一系統の信号とし
たが別系統の信号で構成してもよい。
波数変換回路4、中間周波増幅回路5をへて復調回路6
で復調されるが、AGC検波回路7で復調信号のレベル
が適正値よりも高かったとき、すなわち受信信号のレベ
ルが高いものであったときは、AGC検波回路7は増幅
度を下げるために増幅度制御信号の信号レベルを電圧値
の高い高レベルにする。このため、端子VAGCの電圧レ
ベルが高いものとなる。これによりトランジスタQ5、
Q6のベースのバイアスレベルが高くなってこれらを流
れるコレクタ電流が増加し、トランジスタQ5等とトラ
ンジスタQ4等での信号電流の分配率を変えて、端子RX
からの出力レベルを抑制することになる。これにより、
高周波増幅回路3へ高レベル受信信号が入力することを
防ぎ、結局、高周波増幅回路3における前述の相互変調
歪或いは混変調歪等の発生を防ぐことができることにな
る。そして、上記歪がない受信信号は高周波増幅回路3
から周波数変換回路4に送られて、ここで中間周波に周
波数変換がなされ、更に中間周波増幅回路5で増幅され
て、復調回路6でデジタル信号波に復調され、デジタル
処理回路(図示せず)へと送られることになる。なお、
この発明は上記実施例に限定されず、この発明を逸脱し
ない範囲内において種々変形応用可能である。たとえ
ば、上記実施例では、AGC検波回路7からスイッチ部
の端子VAGCに供給する信号と高周波増幅回路3及び中
間周波増幅回路5に供給する信号とを一系統の信号とし
たが別系統の信号で構成してもよい。
【0012】
【発明の効果】この発明は、以上詳述したように、受信
信号をアンテナからスイッチ部を介して直接、高周波増
幅回路に入力せず、自動利得制御部からの増幅度制御信
号を受けて減衰率が変化する可変減衰回路を介して高周
波増幅回路に入力するようにした時分割多重デジタル通
信用通信装置に係るものであるから、受信信号が大きな
レベルのものになったときも、高周波増幅回路の非直線
性による相互変調歪或いは混同変調歪等が発生しないT
DDデジタル通信用通信装置の提供を可能とする。
信号をアンテナからスイッチ部を介して直接、高周波増
幅回路に入力せず、自動利得制御部からの増幅度制御信
号を受けて減衰率が変化する可変減衰回路を介して高周
波増幅回路に入力するようにした時分割多重デジタル通
信用通信装置に係るものであるから、受信信号が大きな
レベルのものになったときも、高周波増幅回路の非直線
性による相互変調歪或いは混同変調歪等が発生しないT
DDデジタル通信用通信装置の提供を可能とする。
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す図。
【図2】図1におけるスイッチ部の構成を詳細に示す
図。
図。
【図3】従来例の回路構成を示す図。
1 アンテナ 2 スイッチ部 3 高周波増幅回路 4 周波数変換回路 5 中間周波増幅回路 6 復調回路 7 AGC検波回路 8 電力増幅回路 9 変調回路 10 スイッチ部 11 第1回路部 12 第2回路部
Claims (1)
- 【請求項1】 アンテナと、 高周波増幅回路等を備える受信部と、 送信部と、 上記アンテナを、受信時には上記受信部に、また送信時
には上記送信部に接続するスイッチ部と、 受信部からの受信信号のレベルに応じた制御信号を受信
部中の上記高周波増幅回路に与え、その増幅度を調節す
る自動利得制御部とを具備してなる時分割多重デジタル
通信用の通信装置において、 上記スイッチ部内に設けられ、上記自動利得制御部から
の制御信号を受けて、その制御信号のレベルに応じて、
スイッチ部から受信部へ送出される受信信号を減衰せし
める可変減衰回路を備えたことを特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3278459A JPH0595336A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3278459A JPH0595336A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595336A true JPH0595336A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17597630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3278459A Pending JPH0595336A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0595336A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002061961A1 (fr) * | 2001-01-29 | 2002-08-08 | Nec Corporation | Emetteur-recepteur a connexion par multiplexage temporel et son procede de controle automatique de gain a la reception |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3278459A patent/JPH0595336A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2002061961A1 (fr) * | 2001-01-29 | 2002-08-08 | Nec Corporation | Emetteur-recepteur a connexion par multiplexage temporel et son procede de controle automatique de gain a la reception |
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