JPH059531A - 旋回移動式添加材添加装置 - Google Patents
旋回移動式添加材添加装置Info
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- JPH059531A JPH059531A JP18953191A JP18953191A JPH059531A JP H059531 A JPH059531 A JP H059531A JP 18953191 A JP18953191 A JP 18953191A JP 18953191 A JP18953191 A JP 18953191A JP H059531 A JPH059531 A JP H059531A
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、溶鉱炉炉前鋳床に設けられた複数
の添加材添加箇所において、溶銑流に対して、小容量か
ら大容量まで広範囲の添加材を効率的に添加できる添加
材添加材添加装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、上段コンベヤーとこの上段コンベ
ヤーの下部において、その搬送方向に移動自在で先端部
に添加材添加口を有する下段コンベヤーからなり、溶鉱
炉の炉前鋳床上のセンターポストを中心に旋回自在に配
設された添加材供給装置と、この添加材添加装置の上段
コンベヤーに添加材を供給する添加材補給装置とを接続
したことを特徴とする旋回移動式の添加材添加装置であ
り、旋回移動により複数の添加材添加口に位置決めで
き、1台で兼用でき添加材添加を効率化でき、又待避も
容易である。
の添加材添加箇所において、溶銑流に対して、小容量か
ら大容量まで広範囲の添加材を効率的に添加できる添加
材添加材添加装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、上段コンベヤーとこの上段コンベ
ヤーの下部において、その搬送方向に移動自在で先端部
に添加材添加口を有する下段コンベヤーからなり、溶鉱
炉の炉前鋳床上のセンターポストを中心に旋回自在に配
設された添加材供給装置と、この添加材添加装置の上段
コンベヤーに添加材を供給する添加材補給装置とを接続
したことを特徴とする旋回移動式の添加材添加装置であ
り、旋回移動により複数の添加材添加口に位置決めで
き、1台で兼用でき添加材添加を効率化でき、又待避も
容易である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶鉱炉からの溶銑の成分
を調整するために、溶銑樋中の溶銑流あるいは取鍋また
はトーピードカーへの溶銑注入流に、添加材を添加する
装置に関するものである。
を調整するために、溶銑樋中の溶銑流あるいは取鍋また
はトーピードカーへの溶銑注入流に、添加材を添加する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば溶鉱炉からの溶銑を溶銑樋
を経て取鍋に注入する際に溶銑の成分を調整するため
に、脱硅材、脱炭材、脱硫材、脱酸材等の添加材が添加
されており、この添加材の添加装置例として図5に示す
ようなものがある。この例においては、添加材を入れた
ホッパーhをクレーンc等で鋳床wに設けられた添加口
k上に位置させてホッパーh下部から添加材を切出装置
fで定量切出し、添加口kの下方に配設された取鍋tと
溶銑樋1間に設けられた傾注樋d上の溶銑Im流に添加
するようになっている。
を経て取鍋に注入する際に溶銑の成分を調整するため
に、脱硅材、脱炭材、脱硫材、脱酸材等の添加材が添加
されており、この添加材の添加装置例として図5に示す
ようなものがある。この例においては、添加材を入れた
ホッパーhをクレーンc等で鋳床wに設けられた添加口
k上に位置させてホッパーh下部から添加材を切出装置
fで定量切出し、添加口kの下方に配設された取鍋tと
溶銑樋1間に設けられた傾注樋d上の溶銑Im流に添加
するようになっている。
【0003】しかしこの装置を用いて大容量の添加材を
複数の添加口から連続して添加する必要がある場合、各
添加口k上に添加材を貯留した大重量の大型ホッパーを
クレーンc等で移動、位置決めする必要があり、この移
動、位置決め作業には可成りの困難を伴い、安全上も好
ましくない。また、各添加口k上に夫々ホッパーhを固
定配置することも考えられるが、この各ホッパーへの添
加材搬入装置を夫々設置する必要もあり、現状ではこの
ような大型ホッパーや装置を設置するスペースはなく、
このような制限条件がある場合には、適性に乏しいもの
である。
複数の添加口から連続して添加する必要がある場合、各
添加口k上に添加材を貯留した大重量の大型ホッパーを
クレーンc等で移動、位置決めする必要があり、この移
動、位置決め作業には可成りの困難を伴い、安全上も好
ましくない。また、各添加口k上に夫々ホッパーhを固
定配置することも考えられるが、この各ホッパーへの添
加材搬入装置を夫々設置する必要もあり、現状ではこの
ような大型ホッパーや装置を設置するスペースはなく、
このような制限条件がある場合には、適性に乏しいもの
である。
【0004】また、他に気流輸送を用いた添加材添加装
置もあるが、添加材を粉砕して微細化する必要があり、
添加時微粉は飛散し、集塵器によって吸引され添加効率
の低下はさけられない。また、各添加口毎に添加材添加
用コンベヤー等を固定配置することも考えられるが鋳床
w上には、障害物が多く配置が困難である等の問題があ
る。(参考技術特開昭58−64307号公報)
置もあるが、添加材を粉砕して微細化する必要があり、
添加時微粉は飛散し、集塵器によって吸引され添加効率
の低下はさけられない。また、各添加口毎に添加材添加
用コンベヤー等を固定配置することも考えられるが鋳床
w上には、障害物が多く配置が困難である等の問題があ
る。(参考技術特開昭58−64307号公報)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
問題点を有しない添加材添加装置、すなわち、溶鉱炉炉
前鋳床に設けられた複数の添加材添加箇所において、溶
銑流に対して、1台の添加材添加装置によって小容量か
ら大容量まで広範囲の添加材を効率的に添加できる添加
材添加装置を提供するものである。
問題点を有しない添加材添加装置、すなわち、溶鉱炉炉
前鋳床に設けられた複数の添加材添加箇所において、溶
銑流に対して、1台の添加材添加装置によって小容量か
ら大容量まで広範囲の添加材を効率的に添加できる添加
材添加装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上段コンベヤ
ーとこの上段コンベヤーの下部において該上段コンベヤ
ーの搬送方向に移動自在で先端部に添加材添加口を有す
る下段コンベヤーからなり、溶鉱炉の炉前鋳床上のセン
ターポストを中心に旋回自在に配設された添加材供給装
置と、この添加材供給装置の上段コンベヤーに添加材を
補給する添加材補給装置とを接続したことを特徴とする
旋回移動式添加材添加装置であり、鋳床上における複数
の添加材添加箇所に対して、添加材供給装置の旋回、下
段コンベヤー移動(進退)によって下段コンベヤーの添
加口を容易に位置決めでき、添加材を添加材貯留ホッパ
ーから、添加材補給装置、添加材供給装置の上段コンベ
ヤー、下段コンベヤーを経てその添加口から鋳床上の所
望の添加箇所において、溶銑流に連続的に、かつ効率的
に供給できるようにしたものである。
ーとこの上段コンベヤーの下部において該上段コンベヤ
ーの搬送方向に移動自在で先端部に添加材添加口を有す
る下段コンベヤーからなり、溶鉱炉の炉前鋳床上のセン
ターポストを中心に旋回自在に配設された添加材供給装
置と、この添加材供給装置の上段コンベヤーに添加材を
補給する添加材補給装置とを接続したことを特徴とする
旋回移動式添加材添加装置であり、鋳床上における複数
の添加材添加箇所に対して、添加材供給装置の旋回、下
段コンベヤー移動(進退)によって下段コンベヤーの添
加口を容易に位置決めでき、添加材を添加材貯留ホッパ
ーから、添加材補給装置、添加材供給装置の上段コンベ
ヤー、下段コンベヤーを経てその添加口から鋳床上の所
望の添加箇所において、溶銑流に連続的に、かつ効率的
に供給できるようにしたものである。
【0007】なお、鋳床の所望の添加箇所とは一般的に
は取鍋や、トーピードカーへの注入箇所あるいは、溶銑
樋上であり、溶銑が流動しているところの上方を意味し
ている。この添加材添加装置は使用しない場合、支障の
ない位置に退避することができる。この添加材添加装置
の作動は、溶鉱炉の出銑スケジュールに応じて、自動的
に行っても良いし、遠隔操作によって、必要の都度行う
ようにしても良い。
は取鍋や、トーピードカーへの注入箇所あるいは、溶銑
樋上であり、溶銑が流動しているところの上方を意味し
ている。この添加材添加装置は使用しない場合、支障の
ない位置に退避することができる。この添加材添加装置
の作動は、溶鉱炉の出銑スケジュールに応じて、自動的
に行っても良いし、遠隔操作によって、必要の都度行う
ようにしても良い。
【0008】以下に本発明をその実施例と共に説明す
る。先ず図1に、溶鉱炉の炉前鋳床における溶銑成分調
整用添加(以下単に添加材という)材添加について極く
概略的に示す。溶鉱炉BFから出銑された溶銑は鋳床w
上に設けられた溶銑樋1を経て鋳床w下に配置した取鍋
や、トーピードカー2に注入され、この取鍋やトーピー
ドカー2によって、転炉、混銑炉、鋳銑機等に運ばれる
ようになっており、例えば、溶銑樋1から溶銑Imを取
鍋やトーピードカー2に注入する際に、添加口kから溶
銑Im注入流に各種の添加材が添加されるようになって
いる。
る。先ず図1に、溶鉱炉の炉前鋳床における溶銑成分調
整用添加(以下単に添加材という)材添加について極く
概略的に示す。溶鉱炉BFから出銑された溶銑は鋳床w
上に設けられた溶銑樋1を経て鋳床w下に配置した取鍋
や、トーピードカー2に注入され、この取鍋やトーピー
ドカー2によって、転炉、混銑炉、鋳銑機等に運ばれる
ようになっており、例えば、溶銑樋1から溶銑Imを取
鍋やトーピードカー2に注入する際に、添加口kから溶
銑Im注入流に各種の添加材が添加されるようになって
いる。
【0009】この添加材の添加箇所は、一般には、上述
のように取鍋やトーピードカーに溶銑Imを注入すると
ころが主で、出銑口数以上の複数設けられることが多
い。場合によっては、溶銑樋1の上部に設けることもあ
る。通常、これらの複数全箇所において溶銑が同時に流
れることはなく、したがって同時に添加材を添加するこ
とはなく、その添加材添加箇所は複数あり切替えられる
のが通例である。
のように取鍋やトーピードカーに溶銑Imを注入すると
ころが主で、出銑口数以上の複数設けられることが多
い。場合によっては、溶銑樋1の上部に設けることもあ
る。通常、これらの複数全箇所において溶銑が同時に流
れることはなく、したがって同時に添加材を添加するこ
とはなく、その添加材添加箇所は複数あり切替えられる
のが通例である。
【0010】本発明は、これら切替えられる複数の添加
材添加箇所において1台の添加材添加装置によって、容
易にかつ効率的に添加材を添加できるようにしたもので
ある。
材添加箇所において1台の添加材添加装置によって、容
易にかつ効率的に添加材を添加できるようにしたもので
ある。
【0011】図2〜図4に本発明の実施例を示す。この
例においては、溶鉱炉BFの炉前鋳床wの空間に配設し
たセンターポスト3に添加材供給装置4を嵌着して、該
センターポストを中心に旋回自在とする。この添加材供
給装置4の旋回は、駆動装置5で駆動輪6を駆動するこ
とによって行う。この添加材供給装置4は、上段コンベ
ヤー7とこの上段コンベヤーの下部にその搬送方向に移
動(進退)自在な下段コンベヤー8を備えている。
例においては、溶鉱炉BFの炉前鋳床wの空間に配設し
たセンターポスト3に添加材供給装置4を嵌着して、該
センターポストを中心に旋回自在とする。この添加材供
給装置4の旋回は、駆動装置5で駆動輪6を駆動するこ
とによって行う。この添加材供給装置4は、上段コンベ
ヤー7とこの上段コンベヤーの下部にその搬送方向に移
動(進退)自在な下段コンベヤー8を備えている。
【0012】この下段コンベヤーの移動は、駆動装置9
により駆動するピニオンとラック10により行う。上段
コンベヤー7の上部には、添加材補給装置としてのベル
トコンベヤー11のヘッド部が位置しており、このヘッ
ド部にはシュート12が設けられている。このヘッド部
およびシュート部は、集塵器に連結されたダクト13に
接続のフード14と共に支持架台15に支持部20を介
して架設されており、油圧シリンダーSにより若干の位
置調節ができ、添加材供給装置4をセンターポスト3に
嵌着する場合に干渉しない位置に退避できるようになっ
ている。
により駆動するピニオンとラック10により行う。上段
コンベヤー7の上部には、添加材補給装置としてのベル
トコンベヤー11のヘッド部が位置しており、このヘッ
ド部にはシュート12が設けられている。このヘッド部
およびシュート部は、集塵器に連結されたダクト13に
接続のフード14と共に支持架台15に支持部20を介
して架設されており、油圧シリンダーSにより若干の位
置調節ができ、添加材供給装置4をセンターポスト3に
嵌着する場合に干渉しない位置に退避できるようになっ
ている。
【0013】この添加材供給装置4に接続される添加材
補給用装置を形成するベルトコンベヤー11の後方には
図3に示すように鋳床wに近接して配設した複数の添加
材貯留ホッパー16があり、添加材mはその中から選択
された添加材貯留ホッパー16から切り出し装置17に
よりベルトコンベヤー18に定量切出され、このベルト
コンベヤーによって中継部19まで搬送され、ここから
ベルトコンベヤー11によって搬送され、シュート12
を介して添加材供給装置4の上段コンベヤー7に供給さ
れるようになっている。
補給用装置を形成するベルトコンベヤー11の後方には
図3に示すように鋳床wに近接して配設した複数の添加
材貯留ホッパー16があり、添加材mはその中から選択
された添加材貯留ホッパー16から切り出し装置17に
よりベルトコンベヤー18に定量切出され、このベルト
コンベヤーによって中継部19まで搬送され、ここから
ベルトコンベヤー11によって搬送され、シュート12
を介して添加材供給装置4の上段コンベヤー7に供給さ
れるようになっている。
【0014】添加材供給装置4の下段コンベヤー8の先
端部には添加材添加口21が設けられており、上段コン
ベヤー7に供給された添加材mは下段コンベヤー8を経
て、添加材添加口21から、溶銑樋11からの分岐樋1
10,111近傍の鋳床wに設けた添加材添加口k1,k2に
供給される。分岐樋110からの溶銑Im流は傾注樋d1
を介して、また分岐樋111からの溶銑Im流は傾注樋d
2を介して取鍋やトーピードカー21,22に注入され
る。
端部には添加材添加口21が設けられており、上段コン
ベヤー7に供給された添加材mは下段コンベヤー8を経
て、添加材添加口21から、溶銑樋11からの分岐樋1
10,111近傍の鋳床wに設けた添加材添加口k1,k2に
供給される。分岐樋110からの溶銑Im流は傾注樋d1
を介して、また分岐樋111からの溶銑Im流は傾注樋d
2を介して取鍋やトーピードカー21,22に注入され
る。
【0015】添加材添加口k1,k2は漏斗状になってお
り、その作用により供給された添加材mは傾注樋d1,
d2上の溶銑流中心に導びかれ、溶銑流を飛散しない程
度の落下エネルギーをもって該溶銑流に供給される。傾
注樋から取鍋やトーピードカーへの溶銑注入部付近には
集塵フードfが設けられ発生粉塵は集塵器に吸引導入さ
れるようになっている。
り、その作用により供給された添加材mは傾注樋d1,
d2上の溶銑流中心に導びかれ、溶銑流を飛散しない程
度の落下エネルギーをもって該溶銑流に供給される。傾
注樋から取鍋やトーピードカーへの溶銑注入部付近には
集塵フードfが設けられ発生粉塵は集塵器に吸引導入さ
れるようになっている。
【0016】なお、図中22は伸縮蓋、23は旋回用駆
動輪6の走行レール、24は多方向回転自在な支持球、
25はトーピードカー用軌道、26はコンベヤーカバ
ー、27はトラックである。鋳床wの添加材添加口は、
例えば図4のように二つの出銑口e1,e2の溶銑樋
11,12から分岐した分岐樋110,111,120,121の
近傍に夫々設けられている。
動輪6の走行レール、24は多方向回転自在な支持球、
25はトーピードカー用軌道、26はコンベヤーカバ
ー、27はトラックである。鋳床wの添加材添加口は、
例えば図4のように二つの出銑口e1,e2の溶銑樋
11,12から分岐した分岐樋110,111,120,121の
近傍に夫々設けられている。
【0017】この実施例においては二つの出銑口e1,
e2からの溶銑を対象とし四つの添加材添加口k1,
k2,k3,k4に1台の添加材添加装置によって添加材
を添加できるようにしている。すなわち、本発明の添加
材添加装置は図4のように配置され下段コンベヤーの添
加口21が鋳床w上の添加口k1,k2,k3,k4,の上
方に順次位置するように適時旋回移動、位置調整するも
のである。
e2からの溶銑を対象とし四つの添加材添加口k1,
k2,k3,k4に1台の添加材添加装置によって添加材
を添加できるようにしている。すなわち、本発明の添加
材添加装置は図4のように配置され下段コンベヤーの添
加口21が鋳床w上の添加口k1,k2,k3,k4,の上
方に順次位置するように適時旋回移動、位置調整するも
のである。
【0018】このように構成した本発明の添加材添加装
置により溶鉱炉BFからの溶銑Imに添加材を添加する
場合には、予め出銑スケジュールと添加材添加スケジュ
ールに対応して添加材添加装置の作動パターンを設定し
て、このパターンによって添加材供給系と共に自動的に
作動させるようにしても良いがここでは、出銑状況等を
みながら遠隔操作によって半自動的に行うようにした。
置により溶鉱炉BFからの溶銑Imに添加材を添加する
場合には、予め出銑スケジュールと添加材添加スケジュ
ールに対応して添加材添加装置の作動パターンを設定し
て、このパターンによって添加材供給系と共に自動的に
作動させるようにしても良いがここでは、出銑状況等を
みながら遠隔操作によって半自動的に行うようにした。
【0019】まず、出銑口e1からの出銑に先立って、
駆動装置5により駆動輪6を駆動して添加材供給装置4
をセンターポスト3を中心に旋回し、駆動装置9により
下段コンベヤー8を移動(進退)して、その先端部の添
加材添加口21を鋳床w上の添加材添加口k1上に位置
させる。出銑口e1からの出銑が開始され、溶銑が溶銑
樋11,分岐樋110を経て傾注樋d1に到達した時、添加
材添加口k1から添加材を添加できるように、予め添加
材供給系統を作動して添加材mを、添加材貯留ホッパー
16からベルトコンベヤー18,11、上段コンベヤー
7、下段コンベヤー8を経て添加口21から鋳床w上の
添加口k1に供給して、添加口k1から傾注樋d1上の溶
銑Im流に添加する。図中150,151はベルトコンベ
ヤー11の位置調節するための油圧シリンダーSの支持
架台である。この時切替ストッパーStによって溶銑は
分岐樋111には流れないようになっている。
駆動装置5により駆動輪6を駆動して添加材供給装置4
をセンターポスト3を中心に旋回し、駆動装置9により
下段コンベヤー8を移動(進退)して、その先端部の添
加材添加口21を鋳床w上の添加材添加口k1上に位置
させる。出銑口e1からの出銑が開始され、溶銑が溶銑
樋11,分岐樋110を経て傾注樋d1に到達した時、添加
材添加口k1から添加材を添加できるように、予め添加
材供給系統を作動して添加材mを、添加材貯留ホッパー
16からベルトコンベヤー18,11、上段コンベヤー
7、下段コンベヤー8を経て添加口21から鋳床w上の
添加口k1に供給して、添加口k1から傾注樋d1上の溶
銑Im流に添加する。図中150,151はベルトコンベ
ヤー11の位置調節するための油圧シリンダーSの支持
架台である。この時切替ストッパーStによって溶銑は
分岐樋111には流れないようになっている。
【0020】添加材を添加された溶銑は、傾注樋d1、
下方に配置されたトーピードカー21に注入され、転炉
等に運ばれる。トーピードカー21が満杯になって、他
のトーピードカー22に溶銑を切り換え注入するために
溶銑樋11からの溶銑は、切替ストッパーStの操作に
より分岐樋110から分岐樋111に切り換えられ傾注樋d
2を介してその下方に配置されたトーピードカー22に注
入される。これに伴い、添加材供給装置4の下段コンベ
ヤー8を駆動装置9により移動してこの下段コンベヤー
の添加口21を鋳床wの添加口k2上に位置がえし、こ
こから添加口k2に添加材mを供給して傾注樋d2上の溶
銑Im流に添加する。
下方に配置されたトーピードカー21に注入され、転炉
等に運ばれる。トーピードカー21が満杯になって、他
のトーピードカー22に溶銑を切り換え注入するために
溶銑樋11からの溶銑は、切替ストッパーStの操作に
より分岐樋110から分岐樋111に切り換えられ傾注樋d
2を介してその下方に配置されたトーピードカー22に注
入される。これに伴い、添加材供給装置4の下段コンベ
ヤー8を駆動装置9により移動してこの下段コンベヤー
の添加口21を鋳床wの添加口k2上に位置がえし、こ
こから添加口k2に添加材mを供給して傾注樋d2上の溶
銑Im流に添加する。
【0021】この位置かえ中、添加口21を閉じ(ここ
では添加口21はこの位置がえ中供給される添加材mを
貯留できるスペースを有しているので、この供給率を継
続せずに継続できるようにしている添加材の供給系を一
旦停止しても良い),位置がえ後添加口21を開き、直
ちに添加材mを鋳床w上の添加口k2を介して傾注樋d2
上の溶銑Im流に添加する。添加材を添加された溶銑は
トーピードカー22によって転炉等に運ばれる。
では添加口21はこの位置がえ中供給される添加材mを
貯留できるスペースを有しているので、この供給率を継
続せずに継続できるようにしている添加材の供給系を一
旦停止しても良い),位置がえ後添加口21を開き、直
ちに添加材mを鋳床w上の添加口k2を介して傾注樋d2
上の溶銑Im流に添加する。添加材を添加された溶銑は
トーピードカー22によって転炉等に運ばれる。
【0022】ここでは、1回の出銑による溶銑を2台の
トーピードカー21,22に収容できるので傾注樋d2上
溶銑への添加材添加の終了と同時に添加材の供給系を停
止する。例えば3台のトーピードカーに収容する場合に
は前記ストッパーStの操作により、溶銑を分岐樋111
から分岐樋110に切替え(この時3台目のトーピードカ
ーが、傾注樋d1下に配置されている)、同じに添加材
添加装置の位置調整して、その添加口21を添加口k1
上に位置させて、添加材を傾注樋d1上の溶銑流に添加
する。
トーピードカー21,22に収容できるので傾注樋d2上
溶銑への添加材添加の終了と同時に添加材の供給系を停
止する。例えば3台のトーピードカーに収容する場合に
は前記ストッパーStの操作により、溶銑を分岐樋111
から分岐樋110に切替え(この時3台目のトーピードカ
ーが、傾注樋d1下に配置されている)、同じに添加材
添加装置の位置調整して、その添加口21を添加口k1
上に位置させて、添加材を傾注樋d1上の溶銑流に添加
する。
【0023】この添加口21の位置がえ中は前記と同様
添加口21を閉じ、位置がえ後、添加口21を開き、直
ちに添加材を添加口k1を介して傾注樋d1上の溶銑流に
添加する。(この位置がえ中に、添加材供給系を一旦停
止しても良い)なお、各トーピードカー毎に、添加材の
種類を変える場合は、添加材供給系は、1台のトーピー
ドカー毎に必要な量の添加材を所要時間内に添加終了で
きるように制御する必要があるが、ここでは同じ添加材
を用いるので、そのような制御は必ずしも必要としてい
ない。
添加口21を閉じ、位置がえ後、添加口21を開き、直
ちに添加材を添加口k1を介して傾注樋d1上の溶銑流に
添加する。(この位置がえ中に、添加材供給系を一旦停
止しても良い)なお、各トーピードカー毎に、添加材の
種類を変える場合は、添加材供給系は、1台のトーピー
ドカー毎に必要な量の添加材を所要時間内に添加終了で
きるように制御する必要があるが、ここでは同じ添加材
を用いるので、そのような制御は必ずしも必要としてい
ない。
【0024】出銑口e1からの溶銑に対する添加材の添
加が終了した時は一旦供給系を完全停止した後、前記と
同様添加供給装置をセンターポスト10を中心に旋回さ
せて、つぎに出銑する出銑口e2用の溶銑樋12側に移動
し、添加材供給装置の位置を調整してその添加口21を
溶銑樋12側の分岐樋120または121の添加口k3または
k4上に位置させ、待機させ、出銑口12からの出銑m開
始され、溶銑が溶銑樋12、分岐樋120または121を経
て傾注樋上に達したところで、添加材供給系を作動して
前記出銑口e1側の場合と同様にして溶銑への添加材添
加を行う。
加が終了した時は一旦供給系を完全停止した後、前記と
同様添加供給装置をセンターポスト10を中心に旋回さ
せて、つぎに出銑する出銑口e2用の溶銑樋12側に移動
し、添加材供給装置の位置を調整してその添加口21を
溶銑樋12側の分岐樋120または121の添加口k3または
k4上に位置させ、待機させ、出銑口12からの出銑m開
始され、溶銑が溶銑樋12、分岐樋120または121を経
て傾注樋上に達したところで、添加材供給系を作動して
前記出銑口e1側の場合と同様にして溶銑への添加材添
加を行う。
【0025】添加材添加が終了したら、添加材供給系を
停止し、添加材供給装置4をセンターポスト3を中心に
旋回して、支障のないところに待避させておく。又、長
期に亘って、不便利の場合は、邪魔になる場合等必要に
応じて、炉前設備の補修等のためセンターポストから外
してクレーンCで鋳床外に搬出することもできる。
停止し、添加材供給装置4をセンターポスト3を中心に
旋回して、支障のないところに待避させておく。又、長
期に亘って、不便利の場合は、邪魔になる場合等必要に
応じて、炉前設備の補修等のためセンターポストから外
してクレーンCで鋳床外に搬出することもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明は溶鉱炉の炉前鋳床において複数
(通常は2つ)の溶銑樋間に、添加材供給系に接続され
た旋回自在で上下2段のコンベヤーを備え、伸縮自在な
下段コンベヤーによってその長手方向にも添加口の位置
の調整が自在であり、この複数の溶銑樋における複数の
添加材添加箇所に容易に添加口を位置せしめて、添加材
を添加することができ、溶銑流に対して、複数箇所にお
いて小容量から大容量の添加材を遠隔操作で効率的に添
加することができる。又、添加材の貯留ホッパーは鋳床
外に設けられ、ここから少重単位でコンベヤー等の移送
装置で連続供給も可能にしており、長期不使用の場合、
鋳床外に搬出、待避可能であるので鋳床上でのスペース
専有率も小さく、鋳床作業も含み、作業の安全性の向上
もできる等々の効果を奏するものである。
(通常は2つ)の溶銑樋間に、添加材供給系に接続され
た旋回自在で上下2段のコンベヤーを備え、伸縮自在な
下段コンベヤーによってその長手方向にも添加口の位置
の調整が自在であり、この複数の溶銑樋における複数の
添加材添加箇所に容易に添加口を位置せしめて、添加材
を添加することができ、溶銑流に対して、複数箇所にお
いて小容量から大容量の添加材を遠隔操作で効率的に添
加することができる。又、添加材の貯留ホッパーは鋳床
外に設けられ、ここから少重単位でコンベヤー等の移送
装置で連続供給も可能にしており、長期不使用の場合、
鋳床外に搬出、待避可能であるので鋳床上でのスペース
専有率も小さく、鋳床作業も含み、作業の安全性の向上
もできる等々の効果を奏するものである。
【図1】溶鉱炉炉前鋳床における溶銑への添加材添加の
一実施例を示す概念説明図。
一実施例を示す概念説明図。
【図2】本発明の添加材添加装置の一実施例を示す、側
断面説明図。
断面説明図。
【図3】本発明における添加材添加装置に接続される添
加材補給装置例の一部を示す側断面図説明図。
加材補給装置例の一部を示す側断面図説明図。
【図4】図1のA−A’矢視平面説明図。
【図5】従来の添加材添加装置例を示す側断面説明図で
ある。
ある。
1,11,12 溶銑樋 21,22 トーピードカー 3 センターポスト 4 添加材供給装置 5 駆動装置(旋回用) 6 駆動輪 7 上段コンベヤー 8 下段コンベヤー 9 駆動装置(進退用) 10 ラック 11 ベルトコンベヤー 12 シュート 13 ダクト 14 フード 15 支持架台 16 コンベヤー貯留ホッパー 17 切出し装置 18 ベルトコンベヤー 19 中継部 20 支持部 21 添加口 22 伸縮盤 23 走行レール(旋回用) 24 支持球 25 軌道(トーピードカー用) 26 コンベヤーカバー BF 溶鉱炉 f 切出し装置 w 鋳床 Im 溶銑流 m 添加材 C クレーン e1,e2 出銑口 d1,d2 傾注樋 110,111,120,121 分岐樋 k1,k2,k3,k4 添加口 St 切替ストッパー S シリンダー F フード
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上段コンベヤーとこの上段コンベヤーの
下部において該上段コンベヤーの搬送方向に移動自在で
先端部に添加材添加口を有する下段コンベヤーからな
り、溶鉱炉の炉前鋳床上のセンターポストを中心に旋回
自在に配設された添加材供給装置と、この添加材供給装
置の上段コンベヤーに添加材を供給する添加材補給装置
とを接続したことを特徴とする旋回移動式添加材添加装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18953191A JPH0791575B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 旋回移動式添加材添加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18953191A JPH0791575B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 旋回移動式添加材添加装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059531A true JPH059531A (ja) | 1993-01-19 |
JPH0791575B2 JPH0791575B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=16242858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18953191A Expired - Lifetime JPH0791575B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 旋回移動式添加材添加装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0791575B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101481620B1 (ko) * | 2013-09-06 | 2015-01-12 | 주식회사 포스코 | 용선 처리 장치 및 용선 처리 방법 |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP18953191A patent/JPH0791575B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101481620B1 (ko) * | 2013-09-06 | 2015-01-12 | 주식회사 포스코 | 용선 처리 장치 및 용선 처리 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0791575B2 (ja) | 1995-10-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960319 |