JPH0594706U - 自動車用ホイールリムの溶接部段差検知装置 - Google Patents

自動車用ホイールリムの溶接部段差検知装置

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JPH0594706U
JPH0594706U JP7907191U JP7907191U JPH0594706U JP H0594706 U JPH0594706 U JP H0594706U JP 7907191 U JP7907191 U JP 7907191U JP 7907191 U JP7907191 U JP 7907191U JP H0594706 U JPH0594706 U JP H0594706U
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JP
Japan
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wheel rim
detection device
eddy current
clamper
step detection
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Pending
Application number
JP7907191U
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English (en)
Inventor
嘉男 中井
清七 永井
修 藤田
Original Assignee
金井 宏之
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用ホイールリムの溶接部の段差の大き
さを自動的に、かつ正確に検査し、リムの品質と生産性
を向上させる。 【構成】 対向する2個を一対とする断面略コ字状のク
ランパーの中央部にそれぞれ渦電流式変位計を配置し、
少なくとも一方のクランパーを他方に対して進退可能と
したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、板材よりロール成形される自動車用ホイールリムの製造過程におい て、板材を溶接して得られるフープ材の溶接部段差を測定し、その良否を判定す る自動車用ホイールリムの溶接部段差検知装置(以下、単に「段差検知装置」と 称す。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ホイールのリムをロール成形する場合、まず板材を曲げ加工し、端面 を突き合わせ溶接してフープ材にするが、このフープ材には内外面ともに溶接に よるバリが発生しているので、通常トリマーと称する装置によって内外面同時に バイトでバリを切削除去してからロール形成が施される。
【0003】 ところが上記バリの除去工程において、使用中にトリマーのバイトが欠けた場 合にはバリが完全に除去されず、切削部と他の部分との間に段差が残ることがあ る。またバイトの調整を誤った場合にも、切削不足や切削過多によって段差が生 じることがある。この段差が大きいとロール形成後の製品にも段差が残り、外周 面の段差はタイヤとの整合性を悪化させてタイヤのエアー漏れを招いたり、また 内周面の段差はディスクとの整合性を悪化させて振れを生じる原因になることが あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、切削部と他の部分との段差を測定して、段差が所定の値より大きくな った場合には欠けたバイトを変換するか、あるいはバイトの再調整を行うという 方法をとれば不良品の発生が完全に防止できるが、従来は連続的に効率良く段差 を測定する方法や装置がなかった。 本考案の目的は、フープ材の溶接部切削後の段差を自動的に効率良く測定し、 その良否を判定する装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の段差検知装置は対向する2個を一対とする 断面略コ字状のクランパーの中央部にそれぞれ渦電流式変位計を配置し、少なく とも一方のクランパーを他方に対して進退可能としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
クランパーの先端と渦電流式変位計との位置関係は常に一定である。従ってク ランパーの先端がフープ材に当接した状態で、フープ材の溶接バリ切削部と渦電 流式変位計との距離を測定し、基準となる値(段差がゼロの時の距離)と比較す ることで、段差の大きさが測定できる。
【0007】 また、渦電流式変位計を用いることによって、金属以外のゴミや汚れの影響を 受けることなく、正確な測定を行うことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の段差検知装置の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、段差検知装置1は断面略コ字状のクランパー2a、2bを 対向して有し、各クランパー2a、2bの中央部には渦電流式変位計3a、3b を配置している。
【0009】 渦電流式変位計3a、3bはそれぞれコントローラー4a、4bを介してデジ タルメーターリレー5a、5bに接続されており、また、クランパー2a、2b はフレーム6に固定したシリンダー7a、7bによって互いに接近、離間する方 向に進退可能としている。なお、上記コントローラー4a、4bは各変位計3a 、3bからの出力を安定させるために設けるものである。 なお、クランパーの断面形状は略C字状とすることもある。
【0010】 次に上記のように構成された段差検知装置1の作用について説明する。 まず、図2に示すように段差検知装置1にマスターフープ8をセットしてクラ ンパー2a、2bを接近させ、クランパー2a、2bがマスターフープ8に当接 した状態において、渦電流式変位計3a、3bとマスターフープ8の距離L1、 L2を測定する。マスターフープ8の溶接部9はあらかじめ段差がまったくない 状態に切削されており、このとき測定した距離L1がデジタルメーターリレー5 aに、また距離L2がデジタルメーターリレー5bにそれぞれ基準値として設定 される。
【0011】 その後に、図3に示すように実際の測定対象であるフープ材10を段差検知装 置1にセットして溶接部11までの距離測定を行う。このとき測定した距離M1 、M2が各デジタルメーターリレー5a、5bにおいて最初に設定した基準値L 1、L2と比較され、段差の大きさが許容範囲内であれば合格と判定されて次の フープ材の検査を行うが、段差が許容範囲を超えていれば不合格と判定されてラ インストップとなる。 リムのサイズは多種であるが、マスターフープ8を各サイズ用意しておくこと により全種類を検査することができるものである。
【0012】 上記の構成に加えて段差検知装置1に対するフープ材10の搬入、搬出を自動 化し、さらに溶接位置を自動検出して位置決めするようにラインを構成すれば、 溶接部段差を全自動で測定、検査することが可能となる。
【0013】 なお、フープ材の幅方向に溶接バリを切削する方法の場合、バイトの欠けや調 整不良による段差は全域にわたって生じるのが普通であるため、一箇所を検査す れば判定が可能であることから上記実施例では渦電流式変位計を一対としている ものであるが、複数組配置することも可能であり、また、クランパーの形状を適 合させることによって成形後のリムの溶接部段差も検査することができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上記構成であるため、フープ材の溶接部段差を容易に全数検査するこ とができ、異常品が発生した場合次工程へ異常品が移動することもなく、安定し た品質のリムを製造することが可能となる。 また、渦電流式変位計を用いたことにより、金属以外の異物の影響を受けるこ となく正確な測定を行うことができる。
【0015】 さらに、異常品が発生した場合には即座にラインをストップして対処すること ができるため、多量の不良品が発生することもなく、生産効率が大幅に向上する という優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の段差検知装置の説明図である。
【図2】本考案の段差検知装置を使用して基準値を設定
する時の要部説明図である。
【図3】本考案の段差検知装置を使用して測定する時の
要部説明図である。
【符号の説明】
1 段差検知装置 2a、2b クランパー 3a、3b 渦電流式変位計 4a、4b コントローラー 5a、5b デジタルメーターリレー 6 フレーム 7a、7b シリンダー 8 マスターフープ 9 溶接部 10 フープ材 11 溶接部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する2個を一対とする断面略コ字状
    のクランパーの中央部にそれぞれ渦電流式変位計を配置
    し、少なくとも一方のクランパーを他方に対して進退可
    能としたことを特徴とする自動車用ホイールリムの溶接
    部段差検知装置。
JP7907191U 1991-09-30 1991-09-30 自動車用ホイールリムの溶接部段差検知装置 Pending JPH0594706U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011106821A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Mitsubishi Electric Corp 管材の溶接ビード測定方法並びに溶接ビード切削方法及び溶接ビード切削装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63171133A (ja) * 1987-01-07 1988-07-14 Toshiba Corp 回転電機の界磁線輪

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