JPH0594681A - デイスクプレーヤ - Google Patents

デイスクプレーヤ

Info

Publication number
JPH0594681A
JPH0594681A JP3278733A JP27873391A JPH0594681A JP H0594681 A JPH0594681 A JP H0594681A JP 3278733 A JP3278733 A JP 3278733A JP 27873391 A JP27873391 A JP 27873391A JP H0594681 A JPH0594681 A JP H0594681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pickup
chassis
disk
disc
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3278733A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Takizawa
和幸 滝沢
Hideki Okii
秀樹 沖井
Minoru Otsuka
実 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3278733A priority Critical patent/JPH0594681A/ja
Priority to US07/949,569 priority patent/US5311497A/en
Priority to DE69215475T priority patent/DE69215475T2/de
Priority to EP92116766A priority patent/EP0535646B1/en
Publication of JPH0594681A publication Critical patent/JPH0594681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクプレーヤにおいてディスクを移送す
るトレーの設計に自由度を持たせ、プレーヤセットの高
さを低く構成することができるようにし、またピックア
ップ機構に接続されるフレキシブル配線部材の処理を確
実にする。 【構成】 ディスクDを移送するトレー30にターンテ
ーブル26に対応する部位からピックアップ機構の移動
方向の端部にわたって開放する開口部31を形成する。
ピックアップ機構が移動可能に支持される下部シャーシ
4にフレーム88を介してガイド棒89を、ディスクD
の周縁より外方に位置してピックアップ機構の移動方向
と直交する方向に横架してフレキシブル配線フィルム8
6を案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクプレーヤに関
し、特に両面再生光ディスクを再生するディスクプレー
ヤに適用して効果がある。
【0002】
【従来の技術】近年、片面記録の光ディスクを背合わせ
に貼合わせた形状の両面再生光ディスクが用いられ、こ
の両面再生光ディスクを再生するディスクプレーヤはピ
ックアップ機構がディスクに対してその下面(A面)側
から上面(B面)側に連続的に移行して両面再生を行う
ように構成されている。この両面再生ディスクプレーヤ
においてピックアップ機構はディスクのA面とB面との
間を移行させるには、ディスクの外周部から外方に移動
させなければならず、このためディスクをターンテーブ
ル側へ移送するトレーの後端部の下側を通過させる必要
があり、このピックアップ機構の通過に支障とならない
ようにトレーはターンテーブル及びピックアップ機構の
移動方向に対応する開口部の後方の後端面部がディスク
載置面より高く形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
ディスクプレーヤにおいてディスクを移送するトレー
は、ディスク再生時のディスクとの高さを合わせる精度
が必要で、このため製造設計に制約があり、また、トレ
ーの開口部後方の後端面部を高く形成することにより、
ディスクをターンテーブルに対してチャッキングするチ
ャッキング部材は非チャッキング状態での保持位置を、
トレーの出し入れ動作時における後端面部の衝突を防止
する必要上、上方に設定させなければならず、このため
チャッキング機構の高さが高くなり、プレーヤ全体が大
型化し、コスト的にも不利になる不具合がある。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、トレーの設計に自由度を持たせることができると共
に、チャッキング機構の高さを低く抑え、プレーヤの小
型化を可能とし、また、ピックアップ機構のフレキシブ
ル配線部材の処理を確実に行え信頼性の向上を図ったデ
ィスクプレーヤを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ピックアップ機構を、ターンテーブルにチ
ャッキングされるディスクの径方向に移動させて記録信
号を読み取るようにしたディスクプレーヤであって、デ
ィスクを載置してターンテーブルに対するチャッキング
位置に移送するトレーにターンテーブルに対応する部位
から上記ピックアップ機構の移動方向の端部にわたって
開放する開口部が形成され、ピックアップ機構が移動可
能に支持されるシャーシに、ピックアップ機構の移動方
向の上記ディスクの周縁より外方に位置してガイド部材
を横架して構成する。
【0006】
【作用】このように構成される本発明によれば、ディス
クを移送するトレーにはターンテーブルに対応する部位
からピックアップ機構の移動方向の端部にわたって開放
する開口部を形成したことにより、ピックアップ機構は
ディスク再生状態において何等の支障なくトレーの外部
後方まで移動できる。また、このピックアップ機構の移
動時に、このピックアップ機構に接続されて外部に導出
されるフレキシブル配線部材はシャーシに横架されたガ
イド部材により案内されてピックアップ機構側への膨出
が阻止され、ピックアップ機構の再生及び移動動作に支
障となることはない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明によるピックアップ移動機構の全体
を一部破断して示した斜視図、図2はピックアップ移動
機構の側断面図、図3はピックアップ反転時のピックア
ップ移動機構の破断斜視図、図4はディスクプレーヤの
全体の概略平面図である。
【0008】各図において、全体を符号1で示したピッ
クアップ移動機構は、図4で示したディスクプレーヤ筐
体2内においてディスク挿入口3と対向する位置に配設
されている。そしてこのピックアップ移動機構1におい
ては、上下に所定間隔をおいて対向する下部シャーシ4
及び上部シャーシ5と、下部シャーシ4の後端側つまり
ディスク挿入口3と反対側に位置する後部シャーシ6と
が略コの字形状に配されている。以下、上、下部シャー
シ4,5及び後部シャーシ6の詳細について説明する。
【0009】下部シャーシ4にはその端部から一体的に
後部シャーシ6が曲げ起こされて立設され、この後部シ
ャーシ6の上方部に上部シャーシ5から水平に突出した
軸ピン7が係入され支持されている。一方、下部シャー
シ4は、その前方側が後述するディスクのターンテーブ
ル近傍においてディスクプレーヤ筐体2に固設した固定
シャーシ8に支持軸9によって揺動可能に支承されてい
る。この支持軸9が下部シャーシ4及び上部シャーシ5
を傾斜調整いわゆるスキュー調整するための支点軸とな
る。
【0010】支持軸9は、下部シャーシ4から曲げ起こ
した軸受片10,10に支持されていると共に、この支
持軸9の一端は、固定シャーシ8から曲げ起こした軸受
板11に支持させ、軸受片10と軸受板11間にコイル
ばね12を介裝してある。また、支持軸9の他端は、図
6に示すように第1の可動軸受板13の一端に支持され
ている。この第1の可動軸受板13は、その途中に形成
した長孔13aが固定シャーシ8と軸14で支持され、
第1の可動軸受板13の他端には調整ねじ15が挿通さ
れそのねじ部が固定シャーシ8に螺入されている。この
第1の可動軸受板13の他端がコイルばね16で上方へ
付勢されている。これによって調整ねじ15をドライバ
ー等の工具で回転させることによって該調整ねじ15が
上下動し、このため第1の可動軸受板13が軸14を支
点として揺動動作し固定シャーシ8に対する下部シャー
シ4のタンジェンシャル方向の調整がなされる。
【0011】一方、上部シャーシ5は、その前端部が該
上部シャーシ5を上方から覆うベース板17に支持軸1
8によって支承されている。ベース板17は、その後端
部が固定シャーシ8から後部シャーシ6の背後に間隔を
おいて立設させた固定支持板19にねじ固定され、さら
にベース板17は図示しない側板がディスクプレーヤ筐
体2にねじ固定される。支持軸18は、上部シャーシ5
から曲げ起こした軸受片20,20に支持されていると
共に、支持軸18の一端はベース板17から曲げ起こさ
れた軸受板17aに支持し、また他端は図7に示すよう
に第2の可動軸受板21の一端に支持されている。この
第2の可動軸受板21は、その他端が軸22によってベ
ース板17に回動可能に支承され、そして第2の可動軸
受板21に設けたフランジ21aに調整ねじ23を挿通
し、このねじ23のねじ部をベース板17に設けたフラ
ンジ17bに螺入し、両フランジ21aと17b間にコ
イルばね24を介裝してある。これによって調整ねじ2
3をドライバー等の工具で回転させてベース板17に対
して上下動させることで、第2の可動軸受板21が軸2
2を支点として揺動動作しベース板17に対する上部シ
ャーシ5のタンジェンシャル方向の調整がなされる。
【0012】さて、上、下部シャーシ4,5の空間内に
おいてディスクDが回転可能に配される。すなわち、下
部シャーシ4の前端面に形成した開口部25よりターン
テーブル26が下部シャーシ4上に突設され、ターンテ
ーブル26を回転駆動する回転軸27の下端に配設した
図示しないスピンドルモータによって回転駆動される。
ターンテーブル26に装着されたディスクDはチャッキ
ング装置29により上部より保持され高速回転する。そ
してディスクDのディスクプレーヤ2に対する挿入及び
排出は、該プレーヤ2のディスク挿入口3を出し入れ自
在のトレー30に載せられて行われる。また、トレー3
0にはターンテーブル26に対応する部位からディスク
Dの信号記録面に対する後述する光学ピックアップの移
動方向に対応する端部にわたって開放する開口部31を
形成してある。
【0013】かくして下部シャーシ4及び上部シャーシ
5には、各々ディスクDの内外周方向に光学ピックアッ
プを案内走行するためのガイド軸32及び33が支持さ
れている。両ガイド軸32,33はそれぞれ垂直位置に
相対して配され上部シャーシ5のガイド軸33は前述し
た軸ピン7と同軸上に配されている。そしてガイド軸3
2,32の各々の先端側は上、下部シャーシ4,5から
曲げ起こされた受板4a,5aにそれぞれ挿通されて固
定され、そしてガイド軸32,33は各々上、下部シャ
ーシ4,5に支持片34,35を介してねじ止めされて
いる。このうち、下部シャーシ4のガイド軸32はター
ンテーブル26の手前側においてガイド軸規制用の支持
片36によってねじ止めされている。
【0014】そしてこれら下部シャーシ4及び上部シャ
ーシ5のガイド軸32及び33に沿ってディスクDの内
外周方向に移動可能に光学ピックアップ37が配されて
いる。この光学ピックアップ37は、ピックアップ支持
体38に搭載され、この支持体38に設けたガイド孔3
9がガイド軸32及び33に挿入されて摺動する。そし
て光学ピックアップ37が図2に示すように下部シャー
シ4側に位置しているとき、光学ピックアップ37に取
付けられている対物レンズ39及びチルト検出部40が
ディスクDの裏面に対応している。
【0015】ここで、上、下部シャーシ4,5をスキュ
ー操作させるためのチルト機構について説明する。下部
シャーシ4を揺動可能に支承する支持軸9の後方側で固
定シャーシ8の略中央において下部シャーシ4から切り
起こされた軸受板41と、該固定シャーシ8と一体の図
示しない側板との間に回転軸43が支承され、この回転
軸43の軸受板41側にカム44が固着されている。そ
して回転軸43の軸端に図示しない回転伝達ギアが設け
てある。この回転伝達ギアがいずれも図示しない減速歯
車機構を介して駆動源としてのモータによって回転駆動
される。
【0016】このように構成したチルト機構の動作は、
チルト検出部40からの信号によってモータを回転駆動
し図示しない減速歯車機構及び回転伝達ギアを介して回
転軸43を回転させる。この回転と同時に回転するカム
44が下部シャーシ4の裏面を押し上げる操作が行え
る。これによって下部シャーシ4は支持軸9を支点とし
て上方へ傾斜するスキュー動作が行え、これに伴って下
部シャーシ4と軸ピン7を介し、連動する上部シャーシ
5もベース板17との支持軸18を支点として同じく上
方へ傾斜するスキュー動作が行え、ディスクDに対する
光学ピックアップ37のスキュー調整がなされる。
【0017】一方、光学ピックアップ37をディスクD
の内外周方向へ駆動するための自走式のキャリッジ49
が設けられている。キャリッジ49は、下部シャーシ4
及び上部シャーシ5の各々の側部にそれぞれのガイド軸
32,33と並行して設けられたラック50及び51と
噛み合うピニオン52の回転駆動力によってディスクD
の内外周方向に光学ピックアップ37と共に移動される
ようになされている。そしてこのキャリッジ49にその
移動方向すなわちラック50、51に対して直交する方
向に配されるピニオン52内を貫通される支軸53を中
心として回転可能にピックアップ支持体38を支持して
あり、このピックアップ支持体38の回転可能範囲は光
学ピックアップ37がディスク裏面に対応した上方を向
く状態と、ディスク表面に対応した下方を向く状態の間
の180°の回動範囲に設定されている。
【0018】上述したキャリッジ49の駆動機構は次の
ように構成されている。すなわち、キャリッジ49に駆
動源としてのモータ55が支持され、このモータ55の
駆動により図示しない減速ギアを介して前述したピニオ
ン52が回転されるようになっている。従ってモータ5
5の駆動によりピニオン52を回転させラック50又は
51に沿ってディスクDの内外周方向に移動するピック
アップ支持体38は、ガイド軸32及び33に案内され
ると共に、該ピックアップ支持体38に設けられた係合
片59が上、下部シャーシ4,5のラック50,51と
対向側に設けられたガイド板60及び61に係合されて
安定して移動させることができる。
【0019】また、キャリッジ49のピニオン52が噛
み合わされて光学ピックアップを走行移動させるラック
50及び51は次のように構成されている。まず、下部
シャーシ4のラック50は、ターンテーブル26側の端
部が下部シャーシ4の側部に僅かに上下動可能に止めね
じ62で支承され、ラック50の他端側が上、下方向に
揺動可能に下部シャーシ4の側部に止めねじ63で支持
されている。そしてこのラック50はその下辺の前後2
個所に設けた膨出部50a,50bにおいて下部シャー
シ4の底面に支持した板ばね64a,64bで上方へば
ね付勢されており、しかも、ラック50はターンテーブ
ル26の手前側において下部シャーシ4に支持した規制
部材となるストッパー板65によって下方への逃げを阻
止させている。
【0020】このような構成によって、ラック50はス
トッパー板65を支点としてシーソー状に揺動させるこ
とができ、例えば止めねじ63側のラック50を手で押
し下げることによりピニオン52とラック50との噛み
合いを外すことができるが、ストッパー板65上に位置
するラック50の部分ではピニオン52は噛み合ったま
まとなる。
【0021】一方、上部シャーシ5のラック51は、各
々の両端が上部シャーシ5の側部に止めねじ66a,6
6bでもって上、下方向に移動可能に支持されており、
そしてこのラック51は前後2個所に設けた膨出部51
a,51bにおいて上部シャーシ5に支持された板ばね
67a,67bで下方へはね付勢されている。
【0022】かくして本例によるピックアップ移動機構
1では、キャリッジ49と共に光学ピックアップ37を
下部シャーシ4と上部シャーシ5間で昇降移動させるた
めのピックアップ昇降機構68が設けられている。
【0023】すなわち、下部シャーシ4から立設された
後部シャーシ6に沿って下端が下部シャーシ4に、上端
が後部シャーシ6に形成したフランジ6aにそれぞれ支
持された昇降用ガイド軸69が垂設されている。この昇
降用ガイド軸69には昇降部材70が昇降移動可能に支
持され、昇降部材70にはガイド軸32の軸方向と同方
向に上下2本の係合ピン71,72が水平に突設されて
おり、一方この係合ピン71,72に対応してキャリッ
ジ49には、係合孔73,74が水平方向に穿設され、
この係合孔73,74が係合ピン71,72に挿入され
て係合されることによりキャリッジ49が昇降部材70
に支持され昇降動作が行える構造となっている。
【0024】また、昇降部材70の側縁には上下方向に
ラック部75が形成され、このラック部75に後部シャ
ーシ6に支承された駆動ギア76が噛み合わされ、この
駆動ギア76に同じく後部シャーシ6に固定されたモー
タ77の出力軸に設けたウオーム78が噛み合わせてあ
る。従って、モータ77の回転駆動によって駆動ギア7
6を介して昇降部材70を昇降用ガイド軸69に沿って
移動させ、キャリッジ49を下部シャーシ4と上部シャ
ーシ5の間で昇降させる如く動作する。
【0025】さらに本例によるピックアップ移動機構1
においては、キャリッジ49の昇降移動に伴って光学ピ
ックアップ37をディスクDの表裏面にそれぞれ対応す
る姿勢に反転させるための反転機構79が設けられてい
る。
【0026】この反転機構79は次のように構成されて
いる。すなわち、キャリッジ49のピニオン52内を貫
通した支軸53の外端に前述したピックアップ支持体3
8と一体に回転する反転ギア80が取付けられ、この反
転ギア80に対応してキャリッジ49の下方位置と上方
位置の中間部に反転用ラック81が配置されている。こ
の反転用ラック81は、スキュー動作する下部シャーシ
4に固定されて立ち上がる支持フレーム82に取付けら
れている。また反転ギア80の側面にはピン83が突設
され、このピン83とキャリッジ49から延出した突片
84との間にスプリング85が張設されている。そして
このスプリング85のばね力によってピックアップ支持
体38は、キャリッジ49の下方位置及び上方位置にお
いてそれぞれ光学ピックアップ37が確実に上向き状態
及び下向き状態に保持されるようになされている。
【0027】ところで、上述したように上、下部シャー
シ4,5のガイド軸32,33に沿ってディスクDの内
外径方向へ移動する光学ピックアップ37に対する各種
信号の入出力はフレキシブル配線フィルム86によって
行われる。このフレキシブル配線フィルム86は弾力性
及び可撓性を有する樹脂フィルムに導電性箔を印刷等に
よって形成したものであり、このフレキシブル配線フィ
ルム86の一方の端子がピックアップ支持体38に電気
的に接続され、他方の端子は、前述した上部シャーシ5
を支持しているベース板17上に取付けた配線板87の
コネクタ87aに電気的に接続されている。そしてこの
ように接続したフレキシブル配線フィルム86は、その
途中をスキュー動作する下部シャーシ4から立ち上げた
フレーム88に水平状に設けたガイド棒89にディスク
Dに対して外側から引っ掛け該ディスクDに配線フィル
ム86が接触しないように逃がしている。また、フレキ
シブル配線フィルム86にはその一端側と他端側の2個
所にディスクD側に山折りした折りぐせ86a,86b
を形成してある。またベース板17には配線板87に対
応してフレキシブル配線フィルム86を支持する弾性支
持片90がほぼ水平状に延設されている。
【0028】次に以上のように構成されたディスクプレ
ーヤにおけるピックアップ移動機構の一連の動作につい
て説明する。図2はディスクDのA面を再生している状
態を示し、本例においてはディスクDの裏面がA面、表
面がB面である。このディスクDのA面の再生時におい
ては、キャリッジ49が下部シャーシ4に沿って移動さ
れる状態にあると共に、光学ピックアップ37がディス
クDのA面に対向するように上方を向き、ピックアップ
支持体38のガイド孔39がガイド軸32に、係合片5
9がガイド板60にそれぞれ係合されて摺動案内される
状態にある。また、ピックアップ昇降機構68は下降位
置に待機している。
【0029】この状態でターンテーブル26とチャッキ
ング装置29とで保持されたディスクDが回転されると
共に、モータ55の回転駆動によってピニオン52をラ
ック50に沿って回転移動させ、キャリッジ49をディ
スクDの内周側から外周側へ移動させることにより、光
学ピックアップ37で信号が読み出されてディスクDの
A面の再生が行われる。そしてディスクDのA面の再生
が終了すると、キャリッジ49がディスクDの外周方向
へ移動され、やがてピックアップ支持体38のガイド孔
39がガイド軸32から抜け出し、また係合片59がガ
イド板60から外れる直前に昇降部材70の係合ピン7
1,72にキャリッジ49の係合孔73,74が挿入さ
れる。これによってキャリッジ49と共に光学ピックア
ップ37はディスクDの外周から外れた位置において昇
降部材70に乗り移った状態となる(図1及び図8
(a)参照)。
【0030】このようにキャリッジ49と共に光学ピッ
クアップ37が昇降部材70に支持されるとラック50
に沿って移動したピニオン52のモータ55が停止し、
これに切り替わってピックアップ昇降機構68のモータ
77が回転駆動する。すなわちモータ77の回転によっ
てウオーム78及び駆動ギア76を回転させ、駆動ギア
76と噛み合うラック部75を介して昇降部材70を昇
降用ガイド軸69に沿って上動させる。従ってキャリッ
ジ49と共に光学ピックアップ37は上部シャーシ5側
へ持ち上げられる。
【0031】そしてキャリッジ49の上昇移動において
反転機構79によって光学ピックアップ37の反転動作
が行われる。すなわち、キャリッジ49が昇降部材70
によって下方位置から上方位置へ上昇移動される際に、
キャリッジ49に設けられている反転ギア80が反転用
ラック81に噛み合う。このため、支持フレーム82に
固定されている反転用ラック81に対し上動している反
転ギア80が強制的に回される(図8(b)参照)。こ
の反転ギア80の回転によってその支軸53と直結され
ているピックアップ支持体38と共に光学ピックアップ
37がディスクDのA面に対応する上向き状態からディ
スクB面に対応する下向き状態に180°の範囲反転さ
れる(図3及び図8(c)参照)。
【0032】このようにしてキャリッジ49が上昇して
上部シャーシ5に達し光学ピックアップ37が反転され
た時点で昇降機構68のモータ77は停止する。この際
キャリッジ49のピニオン52が上部シャーシ5のラッ
ク51と噛み合い状態となる。かくして、キャリッジ4
9のピニオン52を駆動するモータ55が回転駆動し、
キャリッジ49が上部シャーシ5に沿ってディスクDの
内周方向へ移動されると、ピックアップ支持体38のガ
イド孔39がガイド軸53に、そして係合片59がガイ
ド板61にそれぞれ係合され、キャリッジ49と共に光
学ピックアップ37はディスクDのB面のスタート位置
である最内周部へ走行し、ここでディスクDの回転と共
にキャリッジ49がディスク外周方向へ移動され、光学
ピックアップ37による信号が読み出されてディスクB
面の再生が行われる。
【0033】このようにディスクB面の再生が終了する
と、以上と逆の動作によってキャリッジ49が上部シャ
ーシ5から下部シャーシ4まで昇降機構68によって下
降され、そして光学ピックアップ37は反転機構79に
よって再び反転された下部シャーシ4のスタート位置に
戻って待機する。
【0034】ここで、光学ピックアップ37によるディ
スクDのA面の再生動作中、ピックアップ支持体38に
接続されているフレキシブル配線フィルム86は、図2
から明らかなようにディスクDの外周より外側に配置し
たガイド棒89の外側に掛けられて上部シャーシ5上の
配線板87に接続されているため、光学ピックアップ3
7の移動中、フレキシブル配線フィルム86がディスク
Dに接触することがないものである。
【0035】このように本発明におけるディスクプレー
ヤにおけるピックアップ移動機構は、光学ピックアップ
37によるディスクDの片面の再生後、光学ピックアッ
プ37がキャリッジ49と共に下部シャーシ4と上部シ
ャーシ5との間をピックアップ昇降機構68によって直
線的に昇降移動し、この昇降移動中に反転機構79によ
る光学ピックアップ37の反転動作を行えるようにした
ので、光学ピックアップ37のディスクDのA面からB
面への切り替わり動作を迅速かつ確実に行うことができ
る。
【0036】また、本例によるピックアップ移動機構に
おいては、光学ピックアップ37の反転軸、すなわち、
光学ピックアップ37をキャリッジ49に反転可能に支
持する支軸53を光学ピックアップ37の移動方向と直
交方向、つまりディスクDの径方向に対し直交する方向
に設定した構成であるため、ディスクプレーヤ本体の奥
行きを短くすることがきでる。
【0037】つまり、支軸53を光学ピックアップ37
の移動方向と同方向に設定した構成であると、キャリッ
ジ49及び反転機構79を後部シャーシ6の外側に配す
る構造となり、その分ディスクプレーヤ本体の奥行き寸
法が長くなるが、本例の場合は、支軸53を光学ピック
アップ37の移動方向と直交する方向に設定した構成と
したことで、図からも明らかなようにキャリッジ49及
び反転機構79を光学ピックアップ37の側方に配する
構造となり、従ってディスクプレーヤ本体の奥行き寸法
を短くでき機器の小型化が図れる。
【0038】また、本例におけるピックアップ移動機構
は、特に光学ピックアップ37を昇降移動させるピック
アップ昇降機構68が該ピックアップ37を案内するガ
イド軸32を取付けたスキュー動作する下部シャーシ4
と一体の後部シャーシ6に支持されているため、下部シ
ャーシ4のスキュー動作に関係なく、ガイド軸32と昇
降機構68の係合ピン71,72の位置精度が常に保持
でき、従って光学ピックアップ37がガイド軸32と係
合ピン71,72との引き継ぎ動作を正確に行うことが
できる。
【0039】さらにピックアップ昇降機構68は、昇降
部材70の昇降動作に専用のモータ77を用いているの
で、モータ77の高速化が可能となり、従って光学ピッ
クアップ37の直線的昇降動作と相俟って高速昇降と高
速反転が可能となる。
【0040】以上のように本例においてはディスクDを
移送するトレー30にはターンテーブル26に対応する
部位から、光学ピックアップ37とピックアップ支持体
38とより成るピックアップ機構の移動方向の端部にわ
たって開放する開口部31を形成したことにより、ピッ
クアップ機構はディスク再生状態において何等の支障な
くトレー30の外部後方まで移動できる。
【0041】そして、このピックアップ機構の移動時に
おいて、このピックアップ機構に接続されて外部に導出
され、ベース板17上の配線板87に接続されるフレキ
シブル配線フィルム86は下部シャーシ4に立設された
フレーム88に横架されるガイド棒89により案内され
てピックアップ機構側への屈曲膨出が阻止され、ピック
アップ機構の再生及び移動動作に支障となることはな
い。特に、フレキシブル配線フィルム86は一端側と他
端側の2個所において前面側、即ちターンテーブル26
側に山折りした折りぐせ86a、86bを形成したこと
により中間部の前面側への膨出が防止される。また、こ
のフレキシブル配線フィルム86はベース板17側にお
いては弾性支持片90により支持されて不要な垂れ下が
りが防止される。
【0042】そして、この構成により、トレー30とチ
ャッキング装置29との間隔の設計はトレー30に載置
されるディスクDとチャッキングプレートの下面との間
隔だけを考慮すればよいのでトレーの設計に自由度を持
たせることができる。また、ピックアップ機構とガイド
棒89の間隔は常に一定に保持されてピックアップ機構
に支障を与えることなく、フレキシブル配線フィルム8
6は安定して円滑に案内される。
【0043】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるのである。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
をターンテーブル側に移送するトレーの高さ方向の精度
出しが不必要となってトレーの設計に自由度を持たせる
ことができ、プレーヤセット全体の高さを低く構成でき
て小型化が可能となり、また、ピックアップ機構のフレ
キシブル配線部材の処理を確実に行えて信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクプレーヤにおけるピック
アップ移動機構の一部破断斜視図である。
【図2】本発明によるピックアップ移動機構の側断面図
である。
【図3】光学ピックアップの反転動作時のピックアップ
移動機構の一部破断斜視図である。
【図4】ディスクプレーヤの全体の概略平面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】下部シャーシのタンジェンシャルスキューの調
整部の正面図である。
【図7】上部シャーシのタンジェンシャルスキューの調
整部の正面図である。
【図8】光学ピックアップの反転動作を説明する各々の
図である。
【符号の説明】
4 下部シャーシ 26 ターンテーブル 30 トレー 31 開口部 37 光学ピックアップ 38 ピックアップ支持体 86 フレキシブル配線フィルム 89 ガイド棒 D ディスク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピックアップ機構を、ターンテーブルに
    チャッキングさせるディスクの径方向に移動させて記録
    信号を読み取るようにしたディスクプレーヤであって、 上記ディスクを載置して上記ターンテーブルに対するチ
    ャッキング位置に移送するトレーに上記ターンテーブル
    に対応する部位から上記ピックアップ機構の移動方向の
    端部にわたって開放する開口部が形成され、 上記ピックアップ機構が移動可能に支持されるシャーシ
    に、上記ピックアップ機構の移動方向の上記ディスクの
    周縁より外方に位置してガイド部材が横架されて成り、 上記ピックアップ機構に接続されるフレキシブル配線部
    材を上記ガイド部材の外側を通して外部に導出するよう
    にしたことを特徴とするディスクプレーヤ。
JP3278733A 1991-09-30 1991-09-30 デイスクプレーヤ Pending JPH0594681A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3278733A JPH0594681A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 デイスクプレーヤ
US07/949,569 US5311497A (en) 1991-09-30 1992-09-23 Pickup feeding apparatus for a double-sided reproducing disc player
DE69215475T DE69215475T2 (de) 1991-09-30 1992-09-30 Wiedergabekopfantrieb für Plattenspieler mit doppelseitiger Wiedergabe
EP92116766A EP0535646B1 (en) 1991-09-30 1992-09-30 Pickup feeding apparatus for a double-sided reproducing disc player

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3278733A JPH0594681A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 デイスクプレーヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0594681A true JPH0594681A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17601450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3278733A Pending JPH0594681A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 デイスクプレーヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0594681A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101139397B1 (ko) 디스크 드라이브 장치, 프레임, 디스크 드라이브 장치 세트, 및 전자기기
EP0535646B1 (en) Pickup feeding apparatus for a double-sided reproducing disc player
KR20050027144A (ko) 디스크 드라이브 장치
US20050249100A1 (en) Disk changer apparatus
US20070169135A1 (en) Disk drive device
JP2718182B2 (ja) ディスクプレーヤ
KR100188950B1 (ko) 디스크 플레이어
JPH0594681A (ja) デイスクプレーヤ
JP2005174427A (ja) 光ディスク装置
US7984460B2 (en) Disk device with ring-shaped elastomer member between mechanical chassis and wall of pickup supporting member
WO2006077880A1 (ja) ディスク装置
JPH03147562A (ja) ディスクプレーヤ
JPH0594625A (ja) デイスクプレーヤのピツクアツプ移動機構
JPH0594626A (ja) デイスクプレーヤにおけるピツクアツプ移動機構
KR100628858B1 (ko) 광디스크 장치
JPH0594627A (ja) デイスクプレーヤにおけるピツクアツプ移動機構
JPS6061948A (ja) デイスクプレ−ヤ−
JP3033535B2 (ja) ディスクプレーヤ
KR100710794B1 (ko) 광디스크 장치
JP2000048539A (ja) 光ディスク再生装置の再生ユニットシャーシ昇降機構
JPH0383264A (ja) ディスク再生装置
JP2009080930A (ja) 駆動機構及び光ディスク装置
JPH0383262A (ja) ディスク再生装置
JPH03108164A (ja) デイスクプレーヤにおける光学ヘッドの移動装置
JPH11162062A (ja) 光ディスク装置