JPH0594553A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

Info

Publication number
JPH0594553A
JPH0594553A JP3175415A JP17541591A JPH0594553A JP H0594553 A JPH0594553 A JP H0594553A JP 3175415 A JP3175415 A JP 3175415A JP 17541591 A JP17541591 A JP 17541591A JP H0594553 A JPH0594553 A JP H0594553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate value
position indicator
indicator
detection values
neural network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3175415A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuuji Katsuradaira
勇次 桂平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacom Co Ltd filed Critical Wacom Co Ltd
Priority to JP3175415A priority Critical patent/JPH0594553A/ja
Publication of JPH0594553A publication Critical patent/JPH0594553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な検出処理アルゴリズム等を必要とする
ことなく、複数の検出値から位置指示器による指定位置
の座標値を直ちに求める。 【構成】 センス部2を構成する複数のループコイル2
1 〜2nと該センス部2上で操作される位置指示器1と
の間の距離に応じて得られる複数の検出値から、該位置
指示器1による指定位置の座標値を求める位置検出装置
において、複数の検出値と位置指示器1による指定位置
の座標値との対応をニューラルネットワーク10により
求めるようになすことにより、複数の検出値のうちから
一定レベル以上の検出値を取出したり、これらに基いて
所定の計算を行ったりすることなく、位置指示器による
指定位置の座標値を直ちに求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置指示器による指定
位置の座標値を求める位置検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、センス部を構成する複数のセ
ンサと該センス部上で操作される位置指示器との間の距
離に応じて得られる複数の検出値から、該位置指示器に
よる指定位置の座標値を求める位置検出装置が種々あっ
た。即ち、複数のループコイルを配置してなるセンス部
と、コイルを備えた位置指示器との間の電磁誘導を利用
したもの、また、複数のループコイルを配置してなるセ
ンス部と、同調回路を備えた位置指示器との間の電波の
送受信を利用したもの等があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した位
置検出装置において、実際に位置指示器による指定位置
の座標値を得るには複数の検出値のうちから一定レベル
以上の検出値を取出し、これらに基いて所定の計算を行
うことにより該検出値を通る曲線がピークとなる座標値
を求めるという、2段階の処理が必要になるという問題
があった。また、前述した従来の位置検出装置ではセン
ス部上における位置指示器の高さや傾きによって各検出
値のレベルやパターンが異なるため、これらの場合にお
いても正確な座標値を求めようとすれば、その検出処理
アルゴリズムがさらに複雑になるという問題があった。
【0004】本発明は前記従来の問題点に鑑み、複雑な
検出処理アルゴリズム等を必要とすることなく、複数の
検出値から位置指示器による指定位置の座標値を直ちに
求めることができ、また、位置指示器の高さや傾きに拘
らず正確な座標値を求めることができる位置検出装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、請求項1として、センス部を構成する複数
のセンサと該センス部上で操作される位置指示器との間
の距離に応じて得られる複数の検出値から、該位置指示
器による指定位置の座標値を求める位置検出装置におい
て、複数の検出値と位置指示器による指定位置の座標値
との対応をニューラルネットワークにより求めるように
なした位置検出装置、また、請求項2として、位置指示
器をセンス部上の所定の位置に載置した際に得られる複
数の検出値と該所定の位置の座標値との関係をセンス部
上のあらゆる位置について求め、これらに基く学習によ
って決定されたシナプス結合荷重を有するニューロンを
備えたニューラルネットワークを用いた請求項1記載の
位置検出装置、また、請求項3として、位置指示器をセ
ンス部上の所定の位置に載置した際に得られる複数の検
出値と該所定の位置の座標値との関係をセンス部上のあ
らゆる位置並びに位置指示器の様々な高さ又は傾きのい
ずれか一方あるいは位置指示器の様々な高さ及び傾きに
ついて求め、これらに基く学習によって決定されたシナ
プス結合荷重を有するニューロンを備えたニューラルネ
ットワークを用いた請求項1記載の位置検出装置を提案
する。
【0006】
【作用】本発明の請求項1によれば、複数の検出値と位
置指示器による指定位置の座標値との対応がニューラル
ネットワークにより直ちに求められる。また、請求項2
によれば、位置指示器による指定位置の座標値が正確に
求められる。また、請求項3によれば、位置指示器の高
さや傾きに拘らず、正確な座標値が直ちに求められる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の位置検出装置の第1の実施例
を示すもので、図中、1は位置指示器、2はセンス部、
1 ,32 ,……3nは増幅器、41 ,42 ,……4n
は検波器、51 ,52 はアナログ・ディジタル変換器
(A/Dコンバータ)、10はニューラルネットワーク
である。
【0008】位置指示器1は発振器1a及びコイル1b
を備えており、該発振器1aより供給される交流信号に
対応した交流磁界をコイル1bから発生する。センス部
2は複数、ここではn個のループコイル21 ,22 ,…
…2n を縦横に配置して全体略平板状に構成してなるも
ので、各ループコイル21 〜2n には位置指示器1によ
る指定位置に応じた交流電圧が誘起される。増幅器31
〜3n は各ループコイル21 〜2n に誘起されたn個の
交流電圧をそれぞれ増幅し、また、検波器41 〜4n
該増幅されたn個の交流電圧をそれぞれ検波してn個の
直流電圧に変換する。ニューラルネットワーク10は前
記n個の直流電圧を位置指示器1による指定位置のX座
標値及びY座標値に対応する2個の直流電圧に変換す
る。A/Dコンバータ51 及び52 は前記2個の直流電
圧をA/D変換し、位置指示器1による指定位置のX座
標値及びY座標値を示すディジタル値に変換する。
【0009】図2は図1中のニューラルネットワーク1
0の一例を示すもので、図中、111 ,112 ,……1
n は入力端子、121 ,122 ,……12m は一段目
のニューロン、131 ,132 ,……13m は中間出力
端子、141 ,142 は二段目のニューロン、151
152 は出力端子である。
【0010】前記入力端子111 〜11n は入力層を構
成し、また、ニューロン121 〜12m 及び中間出力端
子131 〜13m は中間層を構成し、また、ニューロン
141 ,142 及び出力端子151 ,152 は出力層を
構成して、全体として3層の階層型のニューラルネット
ワークを構成しており、複数、ここではn個の入力値
(検出値)より2個の出力値(X座標値及びY座標値)
を得る如くなっている。
【0011】図3はニューラルネットワークの基本単位
であるニューロンの概要を示すもので、ニューロン20
はl個の入力値x1 ,x2 ,……xl に対してそれぞれ
シナプス結合荷重w1 ,w2 ,……wl を乗じてその総
和を取り、これに固有の閾値hを加え(積和演算)、さ
らにこれを上限及び下限を有する非線形関数f(x)に通
す(関数演算)ことにより出力値yを得る如くなってお
り、 y=f(w1 ・x1 +w2 ・x2 +……+wl ・xl +h) …… (1) と表される。
【0012】ここで、シナプス結合荷重が正の場合には
興奮性のシナプス結合に、また、負の場合は抑制性のシ
ナプス結合に対応する。なお、シナプス結合荷重の値は
バックプロパゲーション等の手法を用いて決定される。
【0013】図2において、前記入力端子111 ,11
2 ,……11n にはn個の入力信号N1 ,N2 ,……N
n がそれぞれ入力されているが、これらはそれぞれm個
のニューロン121 ,122 ,……12m に分配して入
力される。各ニューロン121 ,122 ,……12m
それぞれ前述した積和演算及び関数演算処理を行う。さ
らに、各ニューロン121 ,122 ,……12m の出力
信号はそれぞれ中間出力端子131 ,132 ,……13
mから出力されるとともに、2個のニューロン141
142 に分配して入力される。各ニューロン141 ,1
2 もそれぞれ前述した積和演算及び関数演算処理を行
い、その各出力信号O1 ,O2 はそれぞれ2個の出力端
子151 ,152 より出力される。
【0014】図4はニューロンの具体的構成の一例を示
すもので、図中、21,22,23は演算増幅器、24
は抑制性入力端子、25は興奮性入力端子、26は閾値
電圧入力端子、27は出力端子である。
【0015】演算増幅器21は複数の抑制性入力端子2
4より抵抗を介してそれぞれ入力される複数の入力値を
加算し、また、演算増幅器22は複数の興奮性入力端子
25より抵抗を介してそれぞれ入力される複数の入力値
を加算し、また、演算増幅器23は閾値電圧入力端子2
6より入力される閾値電圧Vh を加算し、これらは全て
加算されて出力端子27から出力される。
【0016】なお、抑制性入力端子24及び興奮性入力
端子25の各端子が図3に示したニューロンの一の入力
端子に相当し、該入力端子24及び25の数の合計が前
記l個となるが、いずれの入力端子が抑制性とされ、ま
た、興奮性とされるかは後述する学習によって決定され
る。また、各入力端子24及び25に接続された抵抗の
値がシナプス結合荷重に相当し、また、閾値電圧Vh
閾値に相当するが、これらの値も後述する学習によって
決定される。
【0017】図5は図1の装置に関する学習用のデータ
を収集するための構成を示すもので、図中、図1と同一
構成部分は同一符号をもって表す。即ち、1は位置指示
器、2はセンス部、31 〜3n は増幅器、41〜4n
検波器、31はXYテーブル、32はアナログマルチプ
レクサ、33はアナログ・ディジタル変換器(A/Dコ
ンバータ)、34はマイクロプロセッサ(CPU)、3
5はメモリである。また、図6はCPU34の動作フロ
ーチャートである。
【0018】XYテーブル31はCPU34から供給さ
れるX座標値T1 及びY座標値T2 に従って、位置指示
器1をセンス部2上の該X座標値T1 及びY座標値T2
に対応する位置に載置させる。アナログマルチプレクサ
32は位置指示器1をセンス部2上に載置させた際に検
波器41 〜4n から出力されるn個の直流電圧N1〜N
n をA/Dコンバータ33に順次切替えて送出する。A
/Dコンバータ33は順次入力される前記直流電圧N1
〜Nn をそれぞれディジタル値に変換してCPU34に
送出する。CPU34は図6に示すフローチャートに従
ってXYテーブル31及びアナログマルチプレクサ32
を制御し、位置指示器1をセンス部2上のあらゆる位置
に載置させた際に得られる前記直流電圧N1 〜Nn に対
応するディジタル値を、その際のX座標値T1 及びY座
標値T2 とともにメモリ35に記憶させる。
【0019】図7は図1の装置のニューラルネットワー
クにおいて学習を行うための構成を示すもので、図中、
図1又は図5と同一構成部分は同一符号をもって表す。
即ち、51 ,52 及び371 ,372 ,……37m はア
ナログ・ディジタル変換器(A/Dコンバータ)、10
はニューラルネットワーク、35はメモリ、361 ,3
2 ,……36n はディジタル・アナログ変換器(D/
Aコンバータ)、38はマイクロプロセッサ(CPU)
である。但し、ここで用いるニューラルネットワーク1
0はその各ニューロンにおけるシナプス結合荷重及び閾
値(図4のニューロンにおける抵抗値及び閾値電圧)を
CPU38からの命令に従って任意に変更可能なもので
あり、各ニューロンにおけるシナプス結合荷重及び閾値
は図7に示すような値とする。即ち、ニューロン121
のシナプス結合荷重及び閾値はW11,W12,……W1n
びD1 、ニューロン122 のシナプス結合荷重及び閾値
はW21,W22,……W2n及びD2 、……、ニューロン1
m のシナプス結合荷重及び閾値はWm1,Wm2,……W
mn及びDm であり、また、ニューロン141 のシナプス
結合荷重及び閾値はV11,V12,……V1m及びE1 、ニ
ューロン142 のシナプス結合荷重及び閾値はV21,V
22,……V2m及びE2 である。また、図9はCPU38
の動作フローチャートである。
【0020】D/Aコンバータ361 〜36n はCPU
38を介して供給される前記メモリ15に記憶されたn
個のディジタル値をそれぞれ元の直流電圧N1 〜Nn
変換してニューラルネットワーク10の入力端子111
〜11n に送出する。A/Dコンバータ371 〜37m
はニューラルネットワーク10の中間出力端子131
13m より出力されるm個の中間出力電圧H1 〜Hm
ディジタル値に変換してコンピュータ38に送出する。
A/Dコンバータ51 ,52 はニューラルネットワーク
10の出力端子151 ,152 より出力される2個の出
力電圧O1 ,O2 をディジタル値に変換してコンピュー
タ38に送出する。コンピュータ38は図9に示すフロ
ーチャートに従って学習を実行する。
【0021】ここで、入力電圧をNi (i=1,2,…
…n)(0≦Ni ≦1)、中間出力電圧をHj (j=
1,2,……m)(0≦Hj ≦1)、出力電圧をO
k (k=1,2)(0≦Ok ≦1)、入力電圧Ni に対
応する既知の出力電圧、即ちX座標値及びY座標値をT
k (k=1,2)(0≦Tk ≦1)とすると、出力層の
結合荷重Vkj及び閾値Ek 並びに中間層の結合荷重Wji
及び閾値Dj は、それぞれ Vkj=Vkj+α1 ・Hj ・f´(Ok )・(Tk −Ok ) ……(2) Ek =Ek +α2 ・f´(Ok )・(Tk −Ok ) ……(3) Wji=Wji+β1 ・Ni ・f´(Hj )・Σ[k=1〜2]{(Tk −Ok ) ・f´(Ok )・Vkj} ……(4) Dj =Dj +β2 ・f´(Hj )・Σ[k=1〜2]{(Tk −Ok ) ・f´(Ok )・Vkj} ……(5) (但し、α1 ,α2 ,β1 ,β2 は学習の係数、f´
(Ok )は0<Ok <1の時に1、Ok =1又はOk
0の時に0、f´(Hj )は0<Hj <1の時に1、H
j =1又はHj =0の時に0) と表される。
【0022】なお、図4のニューロンにおいて、結合荷
重の値を大きくすることは入力端子24又は25に接続
された抵抗の値を小さくすることに相当し、また、結合
荷重の値を小さくすることは前記抵抗の値を大きくする
ことに相当し、また、結合荷重が正から負へ変ることは
入力端子が興奮性から抑制性に切替わることに相当し、
また、結合荷重が負から正へ変ることは入力端子が抑制
性から興奮性に切替わることに相当する。
【0023】前記ニューラルネットワーク10の各ニュ
ーロンにおける抵抗を、前述した学習が収束した時点に
おけるシナプス結合荷重(抵抗値)を備えた固定抵抗に
置換え、また、各ニューロンにおける閾値を、前述した
学習が収束した時点における閾値電圧に固定することに
より図1の装置が完成する。
【0024】前記実施例によれば、位置指示器1をセン
ス部2上の任意の位置に載置した時に得られるn個の直
流電圧からニューラルネットワーク10によりX座標値
及びY座標値を求めることができ、複雑な検出処理アル
ゴリズム等を必要とすることなく、複数の検出値から位
置指示器による指定位置の座標値を直ちに求めることが
できる。
【0025】なお、前記実施例において、学習用のデー
タとして、センス部2上で位置指示器1を様々な高さを
もって移動させた時のデータや、センス部2上で位置指
示器1を様々な方向及び大きさをもって傾けながら移動
させた時のデータを加えておけば、該位置指示器1の高
さや傾きに拘らず正確な座標値を直ちに求めることがで
きる。また、前記実施例ではニューラルネットワークと
して中間出力端子を備えたものを用いたが、これに限ら
れるものではない。
【0026】図10は本発明の位置検出装置の第2の実
施例を示すもので、図中、41は位置指示器、42はセ
ンス部、43はアナログマルチプレクサ、44,45は
発振器、46は分周器、47は送受切替回路、48はカ
ウンタ、49は増幅器、50は検波器、51はアナログ
・ディジタル変換器(A/Dコンバータ)、52は処理
装置である。
【0027】位置指示器41はコイル及びコンデンサか
らなる同調回路41aを備えている。センス部42は複
数、ここではn個のループコイル421 ,422 ,……
42n を縦横に配置して全体略平板状に構成されてい
る。処理装置52は周知のCPU,ROM,RAMから
なっている。
【0028】発振器45の出力は分周器46によって分
周され、送受切替回路47を制御するクロック信号とな
る。また、このクロック信号はカウンタ48に供給さ
れ、アナログマルチプレクサ43を順次切替える信号と
なる。送受切替回路47が送信のタイミングにおいて、
発振器44の信号はアナログマルチプレクサ43によっ
て選択されている一のループコイルに供給され、ここか
ら電波が放射されて該一のループコイルと位置指示器4
1との間の距離に応じた交流電圧が位置指示器41の同
調回路41aに誘起される。
【0029】次に、送受切替回路47が受信のタイミン
グに切替わると、前記同調回路41aに誘起した交流電
圧は次第に減衰していくが、この際、該同調回路41a
は逆に電波を放射するため、前記アナログマルチプレク
サ43によって選択されている一のループコイルには該
一のループコイルと位置指示器41との間の距離に応じ
た交流電圧が誘起される。この交流電圧は増幅器49、
検波器50及びA/Dコンバータ51を介してディジタ
ル値として処理装置52に一時記憶される。
【0030】次に、アナログマルチプレクサ43によっ
て他のループコイルが選択されて前記同様な電波の送受
信が行われ、その際、得られた他のループコイルと位置
指示器41との間の距離に応じた交流電圧がディジタル
値として処理装置52に記憶される。以下、前述した動
作が全てのループコイルについて同様に行われ、位置指
示器41による指定位置の座標値に対応したn個のディ
ジタル値が得られる。
【0031】前記n個のディジタル値は処理装置52内
においてソフトウェアで実現される第1の実施例の場合
と同様なニューラルネットワークに入力され、位置指示
器41による指定位置のX座標値及びY座標値に変換さ
れる。
【0032】なお、本実施例におけるニューラルネット
ワークに対する学習の手順も第1の実施例の場合と同様
であり、シナプス結合荷重及び閾値の学習結果は処理装
置52内のROMに予め保持される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、センス部を構成する複数のセンサと該センス部
上で操作される位置指示器との間の距離に応じて得られ
る複数の検出値から、該位置指示器による指定位置の座
標値を求める位置検出装置において、複数の検出値と位
置指示器による指定位置の座標値との対応をニューラル
ネットワークにより求めるようになしたため、複雑な検
出処理アルゴリズム等を必要とすることなく、複数の検
出値から位置指示器による指定位置の座標値を直ちに求
めることができる。
【0034】また、本発明の請求項2によれば、位置指
示器をセンス部上の所定の位置に載置した際に得られる
複数の検出値と該所定の位置の座標値との関係をセンス
部上のあらゆる位置について求め、これらに基く学習に
よって決定されたシナプス結合荷重を有するニューロン
を備えたニューラルネットワークを用いたため、位置指
示器による指定位置の座標値を正確に求めることができ
る。
【0035】また、本発明の請求項3によれば、位置指
示器をセンス部上の所定の位置に載置した際に得られる
複数の検出値と該所定の位置の座標値との関係をセンス
部上のあらゆる位置並びに位置指示器の様々な高さ又は
傾きのいずれか一方あるいは位置指示器の様々な高さ及
び傾きについて求め、これらに基く学習によって決定さ
れたシナプス結合荷重を有するニューロンを備えたニュ
ーラルネットワークを用いたため、位置指示器の高さや
傾きに拘らず、正確な座標値を直ちに求めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置検出装置の第1の実施例を示す構
成図
【図2】図1中のニューラルネットワークの一例を示す
構成図
【図3】ニューラルネットワークを構成するニューロン
の概要図
【図4】ニューロンの具体的構成の一例を示す回路図
【図5】図1の装置に関する学習用のデータを収集する
ための構成図
【図6】図5中のマイクロプロセッサの動作フローチャ
ート
【図7】図1の装置において学習を行うための構成図
【図8】ニューラルネットワークにおけるシナプス結合
荷重、閾値、入力値及び出力値の一例を示す説明図
【図9】図7中のマイクロプロセッサの動作フローチャ
ート
【図10】本発明の位置検出装置の第2の実施例を示す
構成図
【符号の説明】
1,41…位置指示器、2,42…センス部、21 〜2
n ,421 〜42n …ループコイル、31 〜3n ,49
…増幅器、41 〜4n ,50…検波器、51 ,52 ,3
3,371 〜37m ,51…A/Dコンバータ、10…
ニューラルネットワーク、111 〜11n …入力端子、
121 〜12m ,141 ,142 ,20…ニューロン、
131 〜13m …中間出力端子、151 ,152 …出力
端子、31…XYテーブル、32,43…アナログマル
チプレクサ、34,38…マイクロプロセッサ、35…
メモリ、361 〜36n …D/Aコンバータ、44,4
5…発振器、46…分周器、47…送受切替回路、48
…カウンタ、52…処理装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センス部を構成する複数のセンサと該セ
    ンス部上で操作される位置指示器との間の距離に応じて
    得られる複数の検出値から、該位置指示器による指定位
    置の座標値を求める位置検出装置において、 複数の検出値と位置指示器による指定位置の座標値との
    対応をニューラルネットワークにより求めるようになし
    たことを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 位置指示器をセンス部上の所定の位置に
    載置した際に得られる複数の検出値と該所定の位置の座
    標値との関係をセンス部上のあらゆる位置について求
    め、これらに基く学習によって決定されたシナプス結合
    荷重を有するニューロンを備えたニューラルネットワー
    クを用いたことを特徴とする請求項1記載の位置検出装
    置。
  3. 【請求項3】 位置指示器をセンス部上の所定の位置に
    載置した際に得られる複数の検出値と該所定の位置の座
    標値との関係をセンス部上のあらゆる位置並びに位置指
    示器の様々な高さ又は傾きのいずれか一方あるいは位置
    指示器の様々な高さ及び傾きについて求め、これらに基
    く学習によって決定されたシナプス結合荷重を有するニ
    ューロンを備えたニューラルネットワークを用いたこと
    を特徴とする請求項1記載の位置検出装置。
JP3175415A 1991-07-16 1991-07-16 位置検出装置 Pending JPH0594553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3175415A JPH0594553A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3175415A JPH0594553A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0594553A true JPH0594553A (ja) 1993-04-16

Family

ID=15995699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3175415A Pending JPH0594553A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0594553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207050A1 (ja) * 2017-05-12 2018-11-15 株式会社半導体エネルギー研究所 積和演算回路、ニューロン回路、ニューラルネットワーク、半導体装置、加速度計測装置、音計測装置、情報処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207050A1 (ja) * 2017-05-12 2018-11-15 株式会社半導体エネルギー研究所 積和演算回路、ニューロン回路、ニューラルネットワーク、半導体装置、加速度計測装置、音計測装置、情報処理装置
JPWO2018207050A1 (ja) * 2017-05-12 2020-04-09 株式会社半導体エネルギー研究所 積和演算回路、ニューロン回路、ニューラルネットワーク、半導体装置、加速度計測装置、音計測装置、情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100206644A1 (en) Electromagnetic Induction Handwriting System and Coordinate Determining Method Thereof
US7656390B2 (en) Position detecting device
US20180177415A1 (en) Cardiovascular disease detection
SE507680C2 (sv) Metod och anordning för att bestämma positionen av ett objekt
JPH0594553A (ja) 位置検出装置
CN109448850A (zh) 一种身体质量指数预测方法、装置、电子设备及存储介质
US5831599A (en) Coordinate input apparatus
CN111443820B (zh) 触控板的按压冲量识别方法及系统
JP2019086473A (ja) 学習プログラム、検出プログラム、学習方法、検出方法、学習装置および検出装置
JP3102708B2 (ja) 位置検出装置
JP2000516739A (ja) ニューラルネットワークの訓練データを選択するためのコンピュータ支援された方法
JPH0970046A (ja) 動きベクトル検出装置
JPH07244554A (ja) 座標入力装置
JPH0540935U (ja) コードレスデジタイザ
US11328529B2 (en) Fingerprint detection device and method thereof
JPH0512240A (ja) 予測装置
JP2972939B2 (ja) 超音波式対象物判別装置および超音波式対象物判別方法および超音波式対象物判別装置におけるニユーラルネツトワーク形成方法
CN112764594B (zh) 电子装置及其利用触控数据的物件信息识别方法
Vojtko Neural network, component of measuring set for error reduction
JPH0124635Y2 (ja)
Patton et al. Rule based composite gradient edge operator
JP3320942B2 (ja) パターン認識装置
JP2551319B2 (ja) 動画像処理方法
JPH11244249A (ja) 検出器装置及びqrs検出器並びにqrs信号の検出方法
JPH05164846A (ja) 目標識別装置