JP2019086473A - 学習プログラム、検出プログラム、学習方法、検出方法、学習装置および検出装置 - Google Patents

学習プログラム、検出プログラム、学習方法、検出方法、学習装置および検出装置 Download PDF

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祐輔 樋田
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裕治 金澤
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Abstract

【課題】波形データに含まれる情報を精度よく検出する。【解決手段】実施形態の学習プログラムは、入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器を学習させる学習プログラムであって、入力する処理と、学習を行う処理とをコンピュータに実行させる。入力する処理は、入力データに含まれる波形データのスケール情報と、入力データを変換した変換データとを、学習器のニューラルネットワークに入力する。学習を行う処理は、入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとしてニューラルネットワークの学習を行う。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、学習プログラム、検出プログラム、学習方法、検出方法、学習装置および検出装置に関する。
従来、クロマトグラフなどの波形データに含まれるピークなどの特徴をニューラルネットワークの学習により検出する手法が知られている。ニューラルネットワークを用いた特徴検出については、空間スペクトルの二次元画像に対して畳み込み処理を行い、CNN(畳み込みニューラルネットワーク)を用いて学習させた識別器により音源同定を行う装置が知られている。
特開2017−44916号公報 特開平6−225859号公報 特開平2−297060号公報
しかしながら、上記の従来技術では、波形データに含まれるノイズもピークとして誤って検出され、波形データに含まれる情報の検出精度が低減する場合がある。
図8は、従来の検出結果を説明する説明図である。図8は、クロマトグラムの波形データW20に含まれるピークの開始(始点)から終了(終点)の範囲の検出結果R21〜R23の例である。図8に示すように、雨量・株価チャート、道路の交通量、温度・湿度等の変動の範囲が特定のスケールに限られるものと比べ、クロマトグラムの波形データW20は、ピークのスケールが大きく、変動の範囲が大きいデータである。
この波形データW20の二次元画像に対してCNNを用いて学習させた識別器でピークの範囲を検出した場合は、スケールの小さいノイズ部分についても、波形の形状から検出結果R22、R23として検出されてしまう。
1つの側面では、波形データに含まれる情報を精度よく検出することを可能とする学習プログラム、検出プログラム、学習方法、検出方法、学習装置および検出装置を提供することを目的とする。
第1の案では、入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器を学習させる学習プログラムであって、入力する処理と、学習を行う処理とをコンピュータに実行させる。入力する処理は、入力データに含まれる波形データのスケール情報と、入力データを変換した変換データとを、学習器のニューラルネットワークに入力する。学習を行う処理は、入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとしてニューラルネットワークの学習を行う。
本発明の1実施態様によれば、波形データに含まれる情報を精度よく検出することを可能とする。
図1Aは、実施形態にかかる学習装置の機能構成を例示するブロック図である。 図1Bは、実施形態にかかる検出装置の機能構成を例示するブロック図である。 図2は、学習器のニューラルネットワークを説明する説明図である。 図3は、学習にかかる処理を例示するフローチャートである。 図4は、波形データの入力を説明する説明図である。 図5は、検出にかかる処理を例示するフローチャートである。 図6は、実施形態にかかる検出装置の検出結果を説明する説明図である。 図7は、プログラムを実行するコンピュータの一例である。 図8は、従来の検出結果を説明する説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる学習プログラム、検出プログラム、学習方法、検出方法、学習装置および検出装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する学習プログラム、検出プログラム、学習方法、検出方法、学習装置および検出装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1Aは、実施形態にかかる学習装置の機能構成を例示するブロック図である。図1Bは、実施形態にかかる検出装置の機能構成を例示するブロック図である。
図1Aに示すように、学習装置1は、入力部21および学習部22を有する。入力部21は、波形データW1と、教師データTDとを入力データとして受け付ける。学習部22は、教師データTDによる教師付き学習により、波形データW1に含まれる情報を判別するように学習器10を学習させる。
図1Bに示すように、検出装置2は、入力部21、検出部23および出力部24を有する。入力部21は、検出対象の波形データW2を入力データとして受け付ける。検出部23は、学習装置1での教師付き学習により学習を行わせた学習器10により、波形データW2に含まれる情報を検出する。出力部24は、検出部23による検出結果をディスプレイへの表示出力、紙媒体等への印字出力またはファイル出力などを行う。この出力により、ユーザは、波形データW2に含まれる情報を確認できる。
本実施形態では、学習器10を学習させる学習装置1と、学習装置1により学習を行わせた学習器10を用いて波形データW2に含まれる情報を検出する検出装置2とを分離して実現する構成を例示する。なお、学習装置1と、検出装置2とは、分離することなく、学習装置1、検出装置2の機能を統合した情報処理装置として実現してもよい。
また、学習・検出対象の波形データW1、W2は、水平軸または垂直軸に沿って変動データを示すものであればいずれであってもよく、例えば水平軸を時間軸、垂直軸を何らかの物理量として時系列的にデータが変動する時系列グラフなどであってもよい。本実施形態では、学習・検出対象の波形データW1、W2を、水平軸に保持時間、垂直軸に検出された成分の強度を示すクロマトグラムとする。なお、クロマトグラム以外の例としては、雨量グラフ、株価チャート、地震計の振動波形などがある。
また、学習・検出対象の波形データW1、W2より学習器10が判別する情報は、ピークの始点および終点に関する情報であり、例えばピークの始点・終点の位置および強度、1つのピークにおける始点から終点まで至る距離値などがある。また、学習器10が判別する情報には、波形の面積に関する情報が含まれていてもよく、例えば1つのピークにおける始点から終点に至るまでの範囲で囲まれた面積値(ピーク面積)などが含まれていてもよい。
例えば、クロマトグラムでは、試料がカラムを通ることで試料に含まれる各成分の分離が達成されることから、ピークの始点は試料に含まれる成分ごとに異なる。また、ピークの始点から終点に至る範囲(ピーク面積)は、ピークに対応する成分の分量に対応する。
よって、検出対象の波形データW2について、ピークの始点および終点に関する情報や波形の面積に関する情報を判別することで、試料に含まれる各成分と、その分量を特定することができる。
なお、学習器10が判別する情報は、上記の例に限定するものではなく、例えばピークの開始から水平軸または垂直軸方向に所定値変位した点であってもよい。例えば、雨量や川の水量のグラフでは、雨量や川の水量が開始から一定量変位したところを判別して警報を出す(または警報解除する)場合がある。したがって、学習・検出対象の波形データW1、W2が雨量や川の水量のグラフである場合は、ピークの開始から水平軸または垂直軸方向に所定値変位した点を判別することで、適切に警報を出す(または警報解除する)ことができる。
学習器10は、脳のニューロンを模したユニットを階層的に結合したニューラルネットワークを有する。脳には、多数のニューロン(神経細胞)が存在する。各ニューロンは、他のニューロンから信号を受け取り、他のニューロンへ信号を受け渡す。脳は、この信号の流れによって、様々な情報処理を行う。学習器10におけるニューラルネットワークは、このような脳の機能の特性を計算機上で実現したモデルである。以下では、ニューラルネットワークで伝送されるデータをニューロンデータと呼ぶ。
図2は、学習器10のニューラルネットワークを説明する説明図である。図2に示すように、学習器10のニューラルネットワーク11は、階層構造を持った階層ニューラルネットワークであり、入力層11aと出力層11cとの間に複数の中間層11bを有し得る。複数の中間層11bは、例えば、畳み込み層、活性化関数層、プーリング層、全結合層およびソフトマックス層を含む。各層の数及び位置は、要求されるアーキテクチャに応じて随時変更され得る。すなわち、ニューラルネットワーク11の階層構造や各層の構成は、識別する対象などに応じて、設計者が予め定めることができる。
例えば、本実施形態では、入力データに含まれる波形データW1、W2のスケール情報(詳細は後述する)と、波形データW1、W2を変換した変換データとを入力層11aに入力する。具体的には、変換データとして波形データW1、W2を画像化した画像データ(N×Mピクセル(pix)の画像データ)を入力層11aに入力する。このため、入力層11aについては、スケール情報とともに、N×Mピクセル(pix)の画像データを受け付ける構成となっている。また、中間層11bにおいては、入力された画像データからの特徴抽出を可能とするように、畳み込み層と、プーリング層とを交互に積み重ねたCNN(畳み込みニューラルネットワーク)としての構成を有している。
また、出力層11cについては、教師データTDによる学習により、入力された波形データW1、W2の水平軸および垂直軸における、ピークの始点および終点に関する情報や波形の面積に関する情報を出力する構成となっている。
具体的には、出力層11cは、入力された波形データW1、W2について、水平軸(保持時間)方向の位置ごとの、ピークの始点位置・終点位置であることの有無を出力する。例えば、出力層11cは、水平軸(保持時間)方向の所定位置におけるピークの始点・終点の有無をそれぞれ1次元の出力として、位置ごとの有無(始点の有無、終点の有無)をそれぞれ1000次元で出力する。
また、出力層11cは、入力された波形データW1、W2について、水平軸(保持時間)方向の位置ごとの、ピークの始点・終点である場合の強度値、始点−終点間の距離値、ピーク面積値などを出力する。例えば、出力層11cは、水平軸(保持時間)方向の所定位置におけるピークの始点・終点の強度値、始点−終点間の距離値、ピーク面積値などをそれぞれ1次元の出力として、位置ごとの値(始点・終点の強度値、距離値、ピーク面積値)をそれぞれ1000次元で出力する。
このように、出力層11cは、ピークの始点および終点に関する情報や波形の面積に関する情報を、水平軸における位置ごとの多次元のデータとして出力する。
ここで、中間層11bの演算について説明する。畳み込み層では、入力したニューロンデータの畳み込み演算(畳み込み処理)を行い、入力ニューロンデータの特徴を抽出する。例えば、畳み込み層では、N×Mピクセルの画像の各画素の値をそれぞれニューロンデータとして、それぞれパラメータが設定されたm×mのサイズのフィルタと畳み込み(convolution)を計算することで、次層への出力用のニューロンデータを作成する。
活性化関数層では、畳み込み層で抽出された特徴を強調する。すなわち、活性化関数層では、活性化関数に出力用のニューロンデータを通過させることで、発火(activation)をモデル化する。発火とは、ニューロンから出力される信号の値がある値を超えるときに出力される信号が他のニューロンに伝達される現象をいう。活性化関数としては、非線形な活性化関数を用いることができ、例えば、ReLU(Rectified Linear Unit:ランプ関数)を用いることができる。
プーリング層は、例えば畳み込み層の直後に置かれ、入力したニューロンデータの間引きを行う。これにより、プーリング層では、抽出された特徴の位置感度を低下させる働きがある。例えば、プーリング層では、k×kの領域ごとに、最大値を取り出すMax-Poolingにより、間引きを行う。間引きは、その他、何れの手法で行ってもよい。例えば、k×kの領域の平均値を取り出すAverage-Poolingで、間引きを行ってもよい。また、プーリング層では、間引きを行うk×kの領域を一部重複させてもよく、重複させずに隣接させて間引きを行ってもよい。
全結合層では、抽出された特徴を結合して特徴を示す変数を生成する。すなわち、全結合層では、識別を行う対象数に応じて、入力したニューロンデータを全結合した全結合の演算を行う。例えば、N×Mピクセルの画像がニューロンデータとして入力される。全結合層は、N×Mピクセルのニューロンデータ全てを、それぞれ重み(パラメータ)と掛け合わせることで、次層への出力用のニューロンデータを作成する。
ソフトマックス層は、全結合層で生成された変数を確率に変換する。すなわち、ソフトマックス層は、正規化するような活性化関数に出力用のニューロンデータを通過させる演算を行うことで、発火をモデル化する。ソフトマックス層で用いる活性化関数としては、非線形な活性化関数を用いることができ、例えば、Softmax関数を用いることができる。ソフトマックス層による演算結果のニューロンデータは、出力層11cに出力され、出力層11cで識別が行われる。
次に、学習装置1の詳細について説明する。入力部21は、学習対象の波形データW1と、波形データW1に含まれる情報(例えばピークの始点および終点、ピーク面積など)を示す正解データである教師データTDとの入力を受け付ける。
入力部21は、受け付けた教師データTDを学習部22に出力する。教師データTDについては、波形データW1に対応して出力層11cより出力される値の正解データである。例えば、教師データTDは、波形データW1における水平軸(保持時間)方向の位置ごとの、ピークの始点位置・終点位置であることの有無の正解を含む。また、教師データTDは、波形データW1における水平軸(保持時間)方向の位置ごとの、ピークの始点・終点である場合の強度値、始点−終点間の距離値、ピーク面積値などの正解を含む。
また、入力部21は、受け付けた波形データW1をもとに学習器10の入力層11a用のデータに変換し、変換した変換データを入力層11aに入力する。具体的には、入力部21は、波形データW1を水平軸(保持時間)方向と、垂直軸(強度)方向とについて最大値が一定となる正規化を行った上で、N×Mピクセル(pix)の画像データに画像化して入力層11aに入力する。
また、入力部21は、受け付けた波形データW1の変動幅を解析して、波形データW1のスケールを示すスケール情報を取得する。次いで、入力部21は、取得したスケール情報を変換データとともに入力層11aに入力する。
具体的には、スケール情報は、波形データW1に含まれるピークのスケールを示す情報であり、例えば波形データW1に含まれるピークの最大値(変動幅の最大値)である。なお、ピークのスケールを示す情報であればピークの最大値に限定することなく、ピークの最大値の対数(底を10とする桁数)、変動幅の最小値と最大値との差分などであってもよい。
学習部22は、多階層のニューラルネットワーク11を学習させる誤差逆伝播法などのディープラーニング手法を用いることで、ニューラルネットワーク11について教師データによる教師あり学習を行う。具体的には、学習部22は、学習器10に含まれるニューラルネットワーク11の出力層11cを、学習部22より出力された教師データTDにより学習を行わせる。これにより、出力層11cの出力からは、波形データW1に含まれる情報(例えばピークの始点および終点、ピーク面積など)が識別可能となる。
なお、ディープラーニング手法については、教師あり学習を行うことにより、ニューラルネットワーク11に自動的に特徴を学習させる公知の手法を用いる。例えば、教師あり学習で一般的に使用される誤差逆伝播法では、学習用の波形データW1をニューラルネットワーク11に順伝播させて認識を行い、出力層11cから得られる認識結果と正解(教師データTD)とを比較して誤差を求める。そして、誤差逆伝播法では、認識結果と正解との誤差を認識時と逆方向にニューラルネットワーク11に伝播させ、ニューラルネットワーク11の各階層のパラメータを変更して最適解に近づけていく。
図3は、学習にかかる処理を例示するフローチャートである。図3に示すように、学習フェーズ(S1)が、学習装置1が行う動作である。
具体的には、学習フェーズ(S1)が開始されると、入力部21は、データ(波形データW1および教師データTD)の読み込みを行う(S11)。次いで、入力部21は、入力された波形データW1を、入力層11aへ入力するために画像化し(S12)、入力層11aに入力する。
図4は、波形データW1の入力を説明する説明図である。図4の上段に示すように、入力部21は、受け付けた波形データW1について、学習器10の入力層11aに画像として入力するため、例えば512×512pixの画像データW1’に画像化する。このとき、入力部21は、波形データW1について最大値が一定となるように、0〜1で垂直軸(強度)方向のピークを正規化する。同様に、入力部21は、0〜1で水平軸(保持時間)方向も正規化する。
中間層11bでは、入力された画像データW1’について、二次元の畳み込み層により畳み込み処理が行われ(S13)、特徴の抽出(特徴量化)が行われる(S14)。
また、入力部21は、入力された波形データW1より最大値を算出し、算出した最大値を対数化してスケール情報を取得する(S15)。次いで、入力部21は、取得したスケール情報を入力層11aに入力する。
具体的には、図4の下段に示すように、入力部21は、波形データW1における保存時間ごとの強度値の中で最大値(max(strength))を求める。次いで、入力部21は、求めた最大値(max(strength))の対数(log)を計算することで、スケール情報を取得する。
次いで、中間層11bの全結合層では、抽出された特徴(波形データW1’の特徴量とスケール情報)を結合する(S16)。次いで、全結合の演算結果により、波形データW1に含まれる情報が識別されて出力層11cより出力される。すなわち、波形データW1に含まれるピーク検出が行われる(S17)。
次いで、学習部22は、正解(教師データTD)と比較して学習器10の教師付き学習を行う(S18)。具体的には、学習部22は、学習用の波形データW1をニューラルネットワーク11に順伝播させて認識した波形データW1の認識結果を、出力層11cより得る。次いで、学習部22は、得られた認識結果と、教師データTDとを比較して誤差を求める。そして、学習部22は、認識結果と正解との誤差を認識時と逆方向にニューラルネットワーク11に伝播させ、ニューラルネットワーク11の各階層のパラメータを変更して最適解に近づける。
これにより、例えば最大値が80000の波形データW1が入力層11aに入力された場合は、教師データTDによりピークを検出するようにパラメータ変更が行われて出力層11cの学習が行われる。また、最大値が50の波形データW1が入力層11aに入力された場合は、教師データTDによりピークの検出が行われないようにパラメータ変更が行われて出力層11cの学習が行われる。
図1Bに戻り、検出装置2の詳細について説明する。入力部21は、検出対象の波形データW2の入力を受け付ける。入力部21は、波形データW1と同様に、受け付けた波形データW2をもとに学習器10の入力層11a用のデータを生成する。次いで、入力部21は、生成したデータを学習器10の入力層11aに入力する。
検出部23は、学習済の学習器10の入力層11aに波形データW2を入力し、出力層11cより得られた出力(波形データW2の認識結果)をもとに、波形データW2に含まれる情報を検出する。
例えば、検出部23は、波形データW2における水平軸(保持時間)方向の位置ごとの、ピークの始点位置・終点位置であることの有無を検出する。また、検出部23は、波形データW2における水平軸(保持時間)方向の位置ごとの、ピークの始点・終点である場合の強度値、始点−終点間の距離値、ピーク面積値などを検出する。
出力部24は、検出部23により検出された波形データW2に含まれる情報を、例えばディスプレイへの表示出力などにより出力する。一例として、出力部24は、波形データW2に含まれる情報(ピークの始点位置・終点位置、ピークの始点・終点である場合の強度値、始点−終点間の距離値、ピーク面積値)をもとに、ピークの始点から終点までの領域を網掛け表示などにより識別可能とした波形データW2の表示画面を出力する。
図5は、検出にかかる処理を例示するフローチャートである。図5に示すように、検出フェーズ(S2)が、検出装置2が行う動作である。
具体的には、検出フェーズ(S2)が開始されると、入力部21は、データ(波形データW2)の読み込みを行う(S21)。次いで、入力部21は、入力された波形データW2を、入力層11aへ入力するために画像化し(S22)、入力層11aに入力する。
この波形データW2の画像化については、図4の上段に示すように、波形データW1の場合と同様、例えば512×512pixの波形データW1’に画像化する。次いで、入力部21は、波形データW2について最大値が一定となるように、0〜1で垂直軸(強度)方向のピークを正規化する。同様に、入力部21は、波形データW2についても、0〜1で水平軸(保持時間)方向を正規化する。
中間層11bでは、波形データW1の波形データW1’について、二次元の畳み込み層により畳み込み処理が行われ(S23)、特徴の抽出(特徴量化)が行われる(S24)。
また、入力部21は、入力された波形データW2より最大値を算出し、算出した最大値を対数化してスケール情報を取得する(S25)。次いで、入力部21は、取得したスケール情報を入力層11aに入力する。
次いで、中間層11bの全結合層では、抽出された特徴(波形データW2の波形データW1’の特徴量とスケール情報)を結合する(S26)。次いで、全結合の演算結果により、波形データW2に含まれる情報が識別されて出力層11cより出力される。すなわち、波形データW2に含まれるピーク検出が行われる(S27)。
図6は、実施形態にかかる検出装置2の検出結果を説明する説明図である。図6に示すように、例えば最大値が280000程度の波形データW2では、ピーク部分が検出結果R1として検出される。これに対し、最大値が80程度の波形データW2では、ノイズに対応するピーク部分の検出が行われていない。このように、検出装置2では、抽出された特徴(波形データW2の波形データW1’の特徴量とスケール情報)により、スケールを考慮して精度よく波形データW2に関する情報を検出することができる。
以上のように、学習装置1は、入力データに含まれる波形データW1のスケール情報と、入力データを変換した変換データ(波形データW1’)とを、学習器10のニューラルネットワーク11に入力する入力部21を有する。また、学習装置1は、入力データに対応する、波形データW1に関する情報を教師データTDとしてニューラルネットワーク11の学習を行う学習部22を有する。このように学習した学習器10では、入力された波形データについて、スケール情報についても学習を行う結果、波形データに関する情報を精度よく識別することが可能となる。例えば、クロマトグラムのように、検出対象のピークと、ノイズのピークとの大きさのスケールが大きく異るデータでは、スケールを考慮しないとノイズのピークを誤検出する場合がある。これに対し、学習器10では、スケール情報についても学習が行われることから、ノイズについては検出しないように学習することができる。
検出装置2の入力部21は、学習装置1により学習を行わせた学習器10に、検出対象の入力データに含まれる波形データW2のスケール情報と、検出対象の入力データを変換した波形データW1’とを入力する。また、検出装置2の検出部23は、学習器10から得られた出力をもとに、検出対象の入力データに含まれる波形データW2の情報を検出する。このように、検出装置2では、学習装置1により学習を行わせた学習器10を用いることで、スケールを考慮して精度よく波形データW2に関する情報を検出することができる。
また、学習器10に入力する変換データ(波形データW1’)は、ニューラルネットワーク11に入力されるデータの最大値が一定となる正規化が行われたデータである。これにより、学習器10では、波形データについて、データの最大値が一定となる正規化済のデータと、スケール情報とを分けて学習することができる。
また、ニューラルネットワーク11の学習を行う波形データW1に関する情報(教師データTD)は、波形データW1に含まれるピークの始点および終点に関する情報である。これにより、学習器10では、波形データW1に含まれるピークの始点および終点を識別可能とするように、学習することができる。
また、ニューラルネットワーク11の学習を行う波形データW1に関する情報(教師データTD)は、波形データW1に含まれるピークの面積に関する情報である。これにより、学習器10では、波形データW1に含まれるピークの面積を識別可能とするように、学習することができる。
また、学習および検出対象の波形データW1、W2は、クロマトグラムであり、検出装置2では、クロマトグラムに含まれる情報(ピークの始点および終点、ピーク面積など)を検出を適切に検出できる。クロマトグラムでは、試料がカラムを通ることで試料に含まれる各成分の分離が達成されることから、ピークの始点は試料に含まれる成分ごとに異なる。また、ピークの始点から終点に至る範囲(ピーク面積)は、ピークに対応する成分の分量に対応する。よって、クロマトグラムに含まれる情報(ピークの始点および終点、ピーク面積など)を検出することで、試料に含まれる各成分と、その分量を特定することができる。
なお、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
学習装置1、検出装置2で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウエア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。また、学習装置1、検出装置2で行われる各種処理機能は、クラウドコンピューティングにより、複数のコンピュータが協働して実行してもよい。
ところで、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図7は、プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図7に示すように、コンピュータ3は、各種演算処理を実行するCPU101と、データ入力を受け付ける入力装置102と、モニタ103と、スピーカ104とを有する。また、コンピュータ3は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置105と、各種装置と接続するためのインタフェース装置106と、有線または無線により外部機器と通信接続するための通信装置107とを有する。また、コンピュータ3は、各種情報を一時記憶するRAM108と、ハードディスク装置109とを有する。また、コンピュータ3内の各部(101〜109)は、バス110に接続される。
ハードディスク装置109には、上記の実施形態で説明した各種の処理を実行するためのプログラム111が記憶される。また、ハードディスク装置109には、プログラム111が参照する各種データ112が記憶される。入力装置102は、例えば、コンピュータ3の操作者から操作情報の入力を受け付ける。モニタ103は、例えば、操作者が操作する各種画面を表示する。インタフェース装置106は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置107は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介した外部機器との間で各種情報をやりとりする。
CPU101は、ハードディスク装置109に記憶されたプログラム111を読み出して、RAM108に展開して実行することで、各種の処理を行う。なお、プログラム111は、ハードディスク装置109に記憶されていなくてもよい。例えば、コンピュータ3が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラム111を、コンピュータ3が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ3が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にプログラム111を記憶させておき、コンピュータ3がこれらからプログラム111を読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器を学習させる学習プログラムであって、
前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを、前記学習器のニューラルネットワークに入力し、
前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして前記ニューラルネットワークの学習を行う、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする学習プログラム。
(付記2)前記変換データは、前記ニューラルネットワークに入力されるデータの最大値が一定となる正規化が行われたデータである、
ことを特徴とする付記1に記載の学習プログラム。
(付記3)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの始点および終点に関する情報である、
ことを特徴とする付記1または2に記載の学習プログラム。
(付記4)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの面積に関する情報である、
ことを特徴とする付記1または2に記載の学習プログラム。
(付記5)前記波形データは、クロマトグラフである、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか一に記載の学習プログラム。
(付記6)前記スケール情報は、前記波形データに含まれるピークの最大値に関する情報である、
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれか一に記載の学習プログラム。
(付記7)入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器のニューラルネットワークに、前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを入力し、前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして学習を行わせた前記学習器に、検出対象の入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記検出対象の入力データを変換した変換データとを入力し、
前記学習器から得られた出力をもとに、前記検出対象の入力データに含まれる波形データの情報を検出する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検出プログラム。
(付記8)前記変換データは、前記ニューラルネットワークに入力されるデータの最大値が一定となる正規化が行われたデータである、
ことを特徴とする付記7に記載の検出プログラム。
(付記9)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの始点および終点に関する情報である、
ことを特徴とする付記7または8に記載の検出プログラム。
(付記10)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの面積に関する情報である、
ことを特徴とする付記7または8に記載の検出プログラム。
(付記11)前記波形データは、クロマトグラフである、
ことを特徴とする付記7乃至10のいずれか一に記載の検出プログラム。
(付記12)前記スケール情報は、前記波形データに含まれるピークの最大値に関する情報である、
ことを特徴とする付記7乃至11のいずれか一に記載の検出プログラム。
(付記13)入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器を学習させる学習方法であって、
前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを、前記学習器のニューラルネットワークに入力し、
前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして前記ニューラルネットワークの学習を行う、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする学習方法。
(付記14)前記変換データは、前記ニューラルネットワークに入力されるデータの最大値が一定となる正規化が行われたデータである、
ことを特徴とする付記13に記載の学習方法。
(付記15)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの始点および終点に関する情報である、
ことを特徴とする付記13または14に記載の学習方法。
(付記16)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの面積に関する情報である、
ことを特徴とする付記13または14に記載の学習方法。
(付記17)前記波形データは、クロマトグラフである、
ことを特徴とする付記13乃至16のいずれか一に記載の学習方法。
(付記18)前記スケール情報は、前記波形データに含まれるピークの最大値に関する情報である、
ことを特徴とする付記13乃至17のいずれか一に記載の学習方法。
(付記19)入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器のニューラルネットワークに、前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを入力し、前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして学習を行わせた前記学習器に、検出対象の入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記検出対象の入力データを変換した変換データとを入力し、
前記学習器から得られた出力をもとに、前記検出対象の入力データに含まれる波形データの情報を検出する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする検出方法。
(付記20)前記変換データは、前記ニューラルネットワークに入力されるデータの最大値が一定となる正規化が行われたデータである、
ことを特徴とする付記19に記載の検出方法。
(付記21)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの始点および終点に関する情報である、
ことを特徴とする付記19または20に記載の検出方法。
(付記22)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの面積に関する情報である、
ことを特徴とする付記19または20に記載の検出方法。
(付記23)前記波形データは、クロマトグラフである、
ことを特徴とする付記19乃至22のいずれか一に記載の検出方法。
(付記24)前記スケール情報は、前記波形データに含まれるピークの最大値に関する情報である、
ことを特徴とする付記19乃至23のいずれか一に記載の検出方法。
(付記25)入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器を学習させる学習装置であって、
前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを、前記学習器のニューラルネットワークに入力する入力部と、
前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして前記ニューラルネットワークの学習を行う学習部と、
を有することを特徴とする学習装置。
(付記26)前記変換データは、前記ニューラルネットワークに入力されるデータの最大値が一定となる正規化が行われたデータである、
ことを特徴とする付記25に記載の学習装置。
(付記27)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの始点および終点に関する情報である、
ことを特徴とする付記25または26に記載の学習装置。
(付記28)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの面積に関する情報である、
ことを特徴とする付記25または26に記載の学習装置。
(付記29)前記波形データは、クロマトグラフである、
ことを特徴とする付記25乃至28のいずれか一に記載の学習装置。
(付記30)前記スケール情報は、前記波形データに含まれるピークの最大値に関する情報である、
ことを特徴とする付記25乃至29のいずれか一に記載の学習装置。
(付記31)入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器のニューラルネットワークに、前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを入力し、前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして学習を行わせた前記学習器に、検出対象の入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記検出対象の入力データを変換した変換データとを入力する入力部と、
前記学習器から得られた出力をもとに、前記検出対象の入力データに含まれる波形データの情報を検出する検出部と、
を有することを特徴とする検出装置。
(付記32)前記変換データは、前記ニューラルネットワークに入力されるデータの最大値が一定となる正規化が行われたデータである、
ことを特徴とする付記31に記載の検出装置。
(付記33)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの始点および終点に関する情報である、
ことを特徴とする付記31または32に記載の検出装置。
(付記34)前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの面積に関する情報である、
ことを特徴とする付記31または32に記載の検出装置。
(付記35)前記波形データは、クロマトグラフである、
ことを特徴とする付記31乃至34のいずれか一に記載の検出装置。
(付記36)前記スケール情報は、前記波形データに含まれるピークの最大値に関する情報である、
ことを特徴とする付記31乃至35のいずれか一に記載の検出装置。
1…学習装置
2…検出装置
3…コンピュータ
10…学習器
11…ニューラルネットワーク
11a…入力層
11b…中間層
11c…出力層
20…制御部
21…入力部
22…学習部
23…検出部
24…出力部
101…CPU
102…入力装置
103…モニタ
104…スピーカ
105…媒体読取装置
106…インタフェース装置
107…通信装置
108…RAM
109…ハードディスク装置
110…バス
111…プログラム
112…各種データ
R1、R21、R22、R23…検出結果
TD…教師データ
W1、W2、W20…波形データ
W1’…画像データ

Claims (11)

  1. 入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器を学習させる学習プログラムであって、
    前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを、前記学習器のニューラルネットワークに入力し、
    前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして前記ニューラルネットワークの学習を行う、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする学習プログラム。
  2. 前記変換データは、前記ニューラルネットワークに入力されるデータの最大値が一定となる正規化が行われたデータである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の学習プログラム。
  3. 前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの始点および終点に関する情報である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の学習プログラム。
  4. 前記波形データに関する情報は、前記波形データに含まれるピークの面積に関する情報である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の学習プログラム。
  5. 前記波形データは、クロマトグラフである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の学習プログラム。
  6. 前記スケール情報は、前記波形データに含まれるピークの最大値に関する情報である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の学習プログラム。
  7. 入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器のニューラルネットワークに、前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを入力し、前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして学習を行わせた前記学習器に、検出対象の入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記検出対象の入力データを変換した変換データとを入力し、
    前記学習器から得られた出力をもとに、前記検出対象の入力データに含まれる波形データの情報を検出する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検出プログラム。
  8. 入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器を学習させる学習方法であって、
    前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを、前記学習器のニューラルネットワークに入力し、
    前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして前記ニューラルネットワークの学習を行う、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする学習方法。
  9. 入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器のニューラルネットワークに、前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを入力し、前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして学習を行わせた前記学習器に、検出対象の入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記検出対象の入力データを変換した変換データとを入力し、
    前記学習器から得られた出力をもとに、前記検出対象の入力データに含まれる波形データの情報を検出する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする検出方法。
  10. 入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器を学習させる学習装置であって、
    前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを、前記学習器のニューラルネットワークに入力する入力部と、
    前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして前記ニューラルネットワークの学習を行う学習部と、
    を有することを特徴とする学習装置。
  11. 入力データに含まれる波形データの情報を識別する学習器のニューラルネットワークに、前記入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記入力データを変換した変換データとを入力し、前記入力データに対応する、波形データに関する情報を教師データとして学習を行わせた前記学習器に、検出対象の入力データに含まれる波形データのスケール情報と、前記検出対象の入力データを変換した変換データとを入力する入力部と、
    前記学習器から得られた出力をもとに、前記検出対象の入力データに含まれる波形データの情報を検出する検出部と、
    を有することを特徴とする検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021085581A1 (ja) * 2019-11-01 2021-05-06 キヤノン株式会社 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法
WO2022230162A1 (ja) * 2021-04-30 2022-11-03 株式会社島津製作所 分析装置及び分析装置用波形処理プログラム

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