JPH0594540A - 三次元データから二次元画像を作成するための投影方法 - Google Patents

三次元データから二次元画像を作成するための投影方法

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JPH0594540A
JPH0594540A JP5581592A JP5581592A JPH0594540A JP H0594540 A JPH0594540 A JP H0594540A JP 5581592 A JP5581592 A JP 5581592A JP 5581592 A JP5581592 A JP 5581592A JP H0594540 A JPH0594540 A JP H0594540A
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Abstract

(57)【要約】 被検者の体積から三次元磁気共鳴(MR)流体流画像を
収集し、それから高コントラスト、低雑音二次元画像を
構成する方法は三次元MR造影技術から得られる三次元
データ体積を介して投射された投影線に沿ったボクセル
値の統計的計算、および投影射線に沿った各ボクセルに
対するデータの投影平均から重み付けされた差を加算す
ることでデータを投影画像に変換することにより行われ
る。次に、データが正規化され、すべての投影射線に対
して反復することにより一組の投影値が得られ、これが
二次元ディスプレイ装置上に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に磁気共鳴造影信号
処理に関するものであり、更に詳しくは統計的操作を使
って三次元磁気共鳴造影または固定組織データを二次元
画像に変形する方法であって、その際に雑音を減らした
りコントラストを増大する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血管などの磁気共鳴造影のための既知の
技術には、体積または順次スライス取得により、三次元
の空間分解能でデータセットを作成する方法が含まれ
る。これらの技術では、飛行時間効果または運動誘起位
相シフトを使って流れコントラストを作成する。このと
き実際的な実時間三次元ディスプレイ技術(たとえばホ
ログラフィックビデオ)で利用できるものがないので、
放射線医が見やすいようにこのデータが二次元空間に変
形される。これは一般に順次ビュー角度で一連の投影画
像を生成することによって行われてきた。次にこれらの
画像をディスプレイ画面上に早いシーケンスで繰り返し
ディスプレイすることにより、観測者に血管構造の三次
元の印象を与える。大量のデータを介して射線追跡(ra
y trace )により投影画像が作成される。この場合には
ある所定の方法を使って、投影された画素値が各射線か
ら計算される。位相コントラストデータの場合、可能な
限りデータの定量的な性質を維持することが望ましい。
【0003】最も容易に理解できる投影方法は投射され
た各射線に沿ってすべての体積画素(すなわちボクセ
ル)値の平均を求めることである。都合の悪いことに、
これにより得られる画像は血管のコントラストが低く、
細かい特徴と血管の検出が貧弱になる。抑圧されない固
定組織からの信号を常に含んでいる飛行時間データの場
合には特にそうである。その理由は、データ体積の中で
血管がまばらであり、射線に沿った総雑音および背景信
号の一方または両方がその射線に沿った総流れ信号と同
等またはそれよりずっと大きくなることがあるからであ
る。良好な血管コントラストを得るため、各射線に沿っ
た最大のボクセル値の投影が選択の方法となった。これ
についてはダムリン、スーザ、ウォーカー、およびウェ
ーグルによる論文、「三次元位相コントラスト造影法」
(Dumoulin,C.L.,Souza,S.
P.,Walker,M.F.,and Wagle,
W.,”Three−dimensional pha
se contrast angiograph
y,”,Magn.Reson.Med.,1989)
およびダイナミック・カーディオバスキュラ・イメージ
ング所載のアーマタ、マサリク、モディック他による論
文、「3DFT飛行時間磁気共鳴造影法」(Armat
ur,S.C.,Masaryk,T.J.,Modi
c,M.T.,et al.,”3DFT time−
of−flight magnetic resona
nce angiography,” Dynamic
Cardiovascular Imaging,
2.170,1989)に述べられている。この方法は
一般に最大強さ投影(MIP−Maximum Int
ensityProjection)法として知られて
いる。MIP法では投影射線に沿った最大ボクセル値を
使用し、その射線に沿った残りのボクセル値を捨てる。
一つ以上の血管を実際に捕らえる各射線に沿って、投影
される画素に寄与するボクセルだけが血管の中にあるの
で、コントラストが非常に良い。あいにくMIPにはい
くつかの欠点がある。MIP法では各射線に沿って一つ
のボクセルだけが保持されるので、取得されたデータが
効率的に使用されない。これが特に当てはまるのは血管
が多数のボクセルを超えて伸びる場合であり、血管の信
号対雑音比を改善するために血管に対する平均が用いら
れることもある。MIP法では血管に対するコントラス
トが失われる傾向があり、壁の近くでは強い信号となる
が、血管の軸近くでは弱い信号となる。この状況が位相
コントラストMR造影で生じるのは血管の中心での速度
が最大値を超えたときであり、この場合印加される流れ
符号化により単調増加する信号が作成される。MIP法
では真の病理上の特徴がぼんやりすることもある。たと
えば、これが生じるのは狭窄障害によって血管壁がゆが
められているときであり、障害はプロフィールにディス
プレイされないで視線に沿って現れる。取得されたデー
タを投影データに変換するときに可能な最大量の情報を
保持しつつ、アーチファクト特徴を導入せず、実際の特
徴を殆ど捨てない投影方法が必要とされる。
【0004】
【発明の目的】本発明の一つの目的は被検者の体積から
の三次元磁気共鳴(MR−magnetic res
onance)流体流データから高コントラスト、低雑
音の二次元画像を構成することである。本発明のもう一
つの目的はイメージング対象の構造相互間のコントラス
トを変えることにより、互いに異なる構造をより見やす
くすることである。
【0005】本発明のもう一つの目的はMRデータを修
正することにより、MRデータ固有の異なる型の雑音を
減らすことである。本発明のもう一つの目的は三次元M
R固定組織データから投影画像を構成することにより、
通常のX線画像に類似しているが構造間のコントラスト
が変えられる合成画像を作成することである。
【0006】
【発明の概要】本発明によれば、三次元磁気共鳴流体流
または被検者の体積の固定組織測定値が処理されて、高
コントラスト、低雑音の二次元画像が作られる。第一の
ステップは公知の手段により、多数のエントリーをそな
えた三次元データセットを取得することである。ここ
で、各エントリーは上記被検者の磁気共鳴の流体流また
は固定組織の体積要素、もしくは体積画素(ボクセル)
値に対応する。最終的な二次元画像内の各画素の値は、
ある視角でその特定の画素に向かう視線に沿って三次元
データを介して投射される仮想射線が捕らえるボクセル
値のアレーの計算された統計量である。統計量の次数は
イメージングすべきデータのヒストグラムの全体的な形
状に応じて選択される。投影射線は所定の角度でデータ
体積を通過し、すべての交差するボクセルに対応する三
次元データセットエントリーが選択される。このセット
のエントリーの平均と標準偏差を求める。
【0007】各エントリーから投影平均を減算した後、
その結果について統計的次数の累乗に等しい累乗を求め
ることにより、重み付けされたボクセル差を求める。重
み付けされたボクセル差の和をエントリー数で割った
後、正規化定数で割ることにより投影値が得られる。三
次元データセットにわたり、投影画像内のすべての画素
と交差するすべての平行な射線に対してこの手順が繰り
返された後、データセットが二次元流体流画像としてデ
ィスプレイされる。
【0008】新規性があると考えられる本発明の特徴は
請求範囲に詳細に述べられている。しかし、本発明自体
の構成および動作方法、ならびに本発明の上記以外の目
的および利点は付図とともに以下の説明により最も良く
理解することができる。
【0009】
【実施例の記載】米国特許第4,431,968号、な
らびに米国特許第4,796,635号を引用して説明
する。図1に示されるような装置を使用して、被検者内
の流体流または固定組織の三次元磁気共鳴画像が作成さ
れる。磁石428により、イメージングすべき対象が静
磁界の中に浸される。コンピュータ401はインタフェ
ース405を介して勾配電源406、408および41
0に勾配電力パルスを送出する。勾配電源406は勾配
コイル416を付勢する。勾配コイル416に時間とと
もに変化する電流を流すことにより、x方向に勾配を持
つ時間とともに変化する磁界が誘導される。同様に、コ
イル418および420を通過する電流により、y方向
およびz方向に勾配を有する磁界が作成される。
【0010】コンピュータ401はインタフェース40
5を介して送信器402にRF励起パルス情報を送出す
る。送信器402は所定の強さ、継続時間、および周波
数のRFパルスを作成する。このRFパルスはRF電力
増幅器を介して増幅される。RFパルスは送信器コイル
424により被検者に送出される。RFパルス、静磁
界、および磁界勾配の組み合わせにより、被検者の核の
磁気共鳴が生じ、これは局限することができる。
【0011】被検者から受信された信号は受信器コイル
426によって受信された後、前置増幅器422、受信
器414、および平均器404によって処理される。次
に、この信号はインタフェース405を介してディスク
記憶装置403に送出される。そのセット(組)全体の
信号が受信され、記憶される。信号はコンピュータ40
1により再構成され、図2に示すような三次元データセ
ット体積41が得られる。この三次元データセット体積
41はボクセルで構成される。各ボクセルはほぼ図3の
もとの体積54内で生じる流体流に対応する。
【0012】三次元データセット41を再構成した後、
コンピュータ401はインタフェース405を介して二
次元ディスプレイ装置430上のデータの部分を表す。
ディスプレイ装置はプリンタ、プロッタ、カラーコード
カラーモニタ、またはグレースケールモニタとすること
ができる。図1に示された装置の動作のより詳細な説明
については、米国特許第4,431,968号を参照さ
れたい。
【0013】二次元画面上に画像をディスプレイするた
め、三次元データセット体積41から図2の一組の投影
振幅45を取り出さなければならない。三次元データセ
ット体積41全体を通って投影射線48を投射すること
によって、一組の投影振幅45が作成される。各データ
セットエントリーが被検者の対応するボクセル体積を表
すような複数43のデータセットエントリー46を投影
射線48に沿って処理することによって各投影振幅45
が作成される。
【0014】従来技術では、単に投影射線48に沿って
すべてのデータセットエントリー46を平均することに
より、その投影射線48に関する投影振幅45を求め
る。もう一つの方法、最大強さ投影法(MIP−Max
imumIntensity Projection)
は単に最高振幅を有する投影射線48に沿ってボクセル
の値を取り、この値を投影射線48の投影振幅45とし
て使うことにより適用される。
【0015】本発明では投影射線48に沿ったデータセ
ットエントリー46の統計的計算方法を用いることによ
り、コントラスト増大(すなわち図3に示すような小血
管51と背景信号との間のコントラスト増大)と信号対
雑音比の増大との間の調整可能なかね合いを可能とす
る。この統計的な方法では調整パラメータkを用いる。
この調整パラメータkは統計量の次数であり、異なる型
のデータのイメージングを行うように調整される。
【0016】図4および図5に示すような三次元MR造
影像の中のボクセル値のヒストグラムについて考えてみ
る。図4は位相コントラストデータに対するものであ
り、図5は飛行時間データに対するものである。各々の
場合に、三次元データセットからの一組の射線について
示してある。位相コントラストデータの場合には、分布
に対して少なくとも二つの成分がある。すなわち、雑音
を表す低ボクセル値での大きな、対称の、ほぼガウス状
のピーク11、および(多分、血管のかすかなゴースト
からの寄与を含む)真の血管情報を表す高ボクセル値に
向かって伸びる尾部12である。ピーク11の雑音はボ
クセル値12からの小さな寄与だけでこの分布の平均
(その最低次の統計量)を支配する。
【0017】MIP法では、図2の投影射線48に沿っ
て最大のボクセル値(Vmax)を取る。この単一のボ
クセル値Vmaxが選択され、他のすべてのボクセル値
が捨てられる。本発明では、上記の方法のいずれとも異
なるアプローチが使用される。本発明では、各投影(た
とえば図2の48)に沿ったボクセル値の分布を表す中
間次の統計量が使用される。標準偏差(またはそれに関
連した測定値の分散)、ひずみ、尖度等が次式によって
定義される。
【0018】
【数1】 但し、Nはサンプル数、Vは分布の平均、kは統計量の
次数、σは分布の標準偏差、そしてViは図2の投影射
線48と交差する個々のボクセル値である。結果として
得られた値が正規化されて、Viと同じ単位が得られ
る。更に、k=2は標準偏差に対応する。これは分布の
幅の測定値である。k=3はひずみ(分布の非対称の測
定値)に対応する。k=4は尖度(分布の平坦度または
尖りの測定値)に対応する。より高次のkを定義しても
よく、また非整数次(たとえばk=2.7)の定義して
もよい。MIP法はほぼk=無限と同等である。
【0019】これらの統計的測定値はそれぞれ本当に血
管と他の構造を検出するが、最良の測定値は非常にデー
タに依存する。図4に示される分布では、ひずみは最良
の測定値と思われる。これは高ボクセル値12が分布の
非対称に寄与するが、低(すなわち雑音)ボクセル値1
1は寄与しないからである。データセットに対してMI
P法ではなくてひずみを使うことにより、細部の詳細を
失うことなく、より大きな血管に対するコントラストと
信号対雑音比が改善された投影画像が得られる。
【0020】一般に、低次の統計量すなわちより低いk
の値によって、より大きな信号対雑音比、中間血管−大
血管のような拡大構造のよりよい表現、および図2の投
影射線48に沿った特徴に対するより良い感度が得られ
る。また、位相コントラストデータの定量的性質もより
良く維持される。高次の統計量により、雑音または固定
組織の背景に対してより良いコントラストが得られ、ま
た図4の右側、尾部12に生じる小さい(たとえば、単
一ボクセルの)特徴に対してより良い感度が得られる。
概して、充分なコントラストと背景の抑圧を行う最低次
の統計量を使用するべきである。位相コントラストデー
タの場合には、最良の統計量は標準偏差またはひずみで
あると思われる。飛行時間データの場合には、より高次
の統計量が一般に、より良い。
【0021】本発明の適用の仕方の一例が図6に示され
ている。三次元の流れに感応するMRイメージング技術
を用いることによりステップ18でデータが取得され
る。図1の装置を用いて、このデータを収集し、計算を
行う。図4または図5に類似したデータの分布ヒストグ
ラムの特性がステップ19で構成される。統計量の次数
が決定され、これはヒストグラム内のデータの形状を反
映する。(たとえば、イメージングすべきデータがヒス
トグラムのひずみをふやす場合には、統計量の次数は
「3」でなければならない。)図2の射線48と交差す
る一組のデータセットエントリー43が決定される。図
5のステップ21で平均セット43が求められる。ステ
ップ22では、k=2の場合を除いて図2の射線48と
交差するボクセルの標準偏差が決定される。得られた標
準偏差について、ステップ23で、統計量の次数から1
を引いたものに等しい累乗を求めることにより正規化定
数が求められる。ステップ24でボクセル平均から各ボ
クセル値Viを減算することにより、分布差が作成され
る。
【0022】ステップ25で分布差について統計量の次
数に等しい累乗を求めることにより、重み付けされたボ
クセル差が得られる。次にステップ26で、処理された
ボクセル値が図2の射線48と交差する最後のボクセル
であったか否かが判定される。最後のボクセルでなかっ
た場合には、径路27に沿って処理が続行され、ステッ
プ28で図2の投影射線48に沿った次のボクセルが選
択される。次に、この投影射線と交差するボクセルに対
して、ステップ24および25が反復される。
【0023】ステップ25で処理されたボクセルが図2
の射線48と交差する最後のボクセルであった場合に
は、処理は径路30に沿ってステップ32に移る。図2
の射線48と交差するボクセルに対する重み付けされた
ボクセル差を加算することにより、ステップ32で投影
和が求められる。ステップ33で、投影和を図2の射線
48と交差するボクセル数で割った後、(k=2の場合
を除き)正規化定数で割ることにより、図2の投影射線
45および48に対する重み付けされた投影値を求め
る。(k=2の場合、投影和を図2の射線48と交差す
るボクセル数で割ったものの平方根を求めることによっ
てステップ33の正規化が行われる。)ステップ34
で、処理された投影射線が最後の投影射線であるか否か
が判定される。最後の投影射線でなければ、次の投影射
線がステップ36で選択され、処理がステップ21に戻
って、新しい投影射線に対して処理が繰り返される。三
次元データセット体積41(図2)を通るすべての平行
投影が処理される迄、上記のように処理が続行される。
このとき投影値の二次元アレーは投影画像の数値表現で
ある。
【0024】すべての投影が処理されたとき、処理は径
路38に沿って続行される。このとき投影は二次元電子
ディスプレイ装置(図1の430)に転送され、ステッ
プ39でコンピュータ401によりインタフェース40
5を介して図1のディスプレイ装置430にディスプレ
イされて観測、判定される。ここに述べた方法は三次元
MR流れデータから高品質投影造影像を得る上で有用で
ある。これらの方法では、被検者の体積から三次元磁気
共鳴流体流データを収集することにより、高コントラス
ト、低雑音の二次元画像が得られる。これらの方法はM
R固定組織データに適用した場合にも有用であり、従来
のX線画像と類似しているが、構造相互間のコントラス
トは統計量の次数kを変えることによって変えることが
できる。更に、これらの方法は磁気共鳴方法で得られる
データに限定されるものではなく、任意の三次元画像デ
ータに適用することができる。
【0025】本発明のある好ましい特徴だけをここに図
示し説明してきたが、熟練した当業者は多数の変形およ
び変更を考え付き得る。したがって、本発明の趣旨の範
囲内に入るこのようなすべての変形および変更を包含す
るように請求範囲を記載してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】三次元MRデータを得て二次元投影画像を構成
するために使用される本発明の装置を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明で用いる幾何学的配置構成を表すグラフ
であり、三次元データセット体積、投影射線、および投
影射線に関する重み付けされた投影値を示す。
【図3】図2に示すデータセット体積に対応するイメー
ジングすべき被検者の体積を示すグラフである。
【図4】代表的な位相コントラスト流体流画像によって
得られる三次元MRデータのヒストグラムであり、正規
の増幅率と50倍に増幅したものとを示す。
【図5】代表的な「飛行時間」流体流画像のヒストグラ
ムである。
【図6】本発明の使用を示す流れ図である。
【符号の説明】
18 データ取得ステップ 19 分布ヒストグラム作成ステップ 21 平均ステップ 22 標準偏差ステップ 24 分散差ステップ 25 重み付けボクセル差ステップ 32 投影和ステップ 33 重み付け投影値ステップ 37,38 径路 39 ディスプレイステップ 41 三次元データセット体積 43 データセットエントリーの組 45 投影振幅 46 データセットエントリー 48 投影射線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 390 C 9287−5L (72)発明者 ウイリアム・ジヨン・アダムス アメリカ合衆国、ニユーヨーク州、クリフ トン・パーク、バルデペナス・レーン、6 番 (72)発明者 チヤールズ・ルシアン・ダムリン アメリカ合衆国、ニユーヨーク州、ボルス トン・レーク、テラス・コート、36番

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の体積の収集された三次元デー
    タから高コントラスト、低雑音の二次元画像をディスプ
    レイする方法に於いて、 a) 各エントリーが上記被検者のボクセル値に対応
    するような複数のエントリーを持つ三次元データセット
    を取得するステップ、 b) データのヒストグラムを取得することによりデ
    ータの一組の統計的特性を決定するステップ、 c) ヒストグラム内のデータ部分に対する感度を最
    大にする統計的特性の次数kを上記ステップbから決定
    するステップ、 d) 上記被検者のボクセルを所定の角度で通過する
    選択された投影射線が交差するボクセルを決定し、その
    各ボクセルに対応する三次元データセットエントリーを
    決定するステップ、 e) 上記射線が交差するすべての三次元データセッ
    トエントリーの平均を決定するステップ、 f) k=2の場合を除き、上記射線が交差するすべ
    ての三次元データセットエントリーの標準偏差を決定す
    るステップ、 g) 上記射線が交差する三次元データセットエント
    リーの各々を投影平均から減算することにより複数の分
    布差を作成するステップ、 h) 上記各分布差について、画像のコントラストを
    最大にし、かつ上記再構成される画像中の雑音を最小に
    するように選択された正数である統計次数に等しい累乗
    を求めることにより、重み付けされたボクセル差を得る
    ステップ、 i) 上記射線が交差するすべての三次元データセッ
    トエントリーに対する重み付けされたボクセル差を加算
    することにより投影和を求めるステップ、 j) 上記射線が交差する三次元データセットエント
    リーの数により投影和を割るステップ、 k) 上記ステップjの結果を正規化定数で割ること
    により投影値を作成するステップであって、統計次数が
    2に等しくない(k≠2)の場合には標準偏差について
    統計次数マイナス1の累乗が正規化定数であり、統計次
    数が2に等しい(k=2)の場合にはステップjで得ら
    れた値の平方根を求めることによって正規化が行われる
    ような投影値作成ステップ、 l) 三次元データセットにわたる複数の平行な射線
    に対してステップd−kを反復するステップ、 m) 投影振幅を二次元ディスプレイ装置に転送する
    ステップ、および n) 分析および判定のために投影振幅を二次元ディ
    スプレイ装置上にディスプレイするステップ を含むことを特徴とする高コントラスト、低雑音の二次
    元画像ディスプレイ方法。
  2. 【請求項2】 上記三次元データセットを取得するス
    テップには、位相コントラスト磁気共鳴造影像を作成す
    るための流れ符号化が含まれる請求項1記載の高コント
    ラスト、低雑音の二次元画像ディスプレイ方法。
  3. 【請求項3】 上記三次元磁気共鳴データセットを取
    得するステップには、飛行時間造影像を作成するための
    データの収集が含まれる請求項1記載の高コントラス
    ト、低雑音の二次元画像ディスプレイ方法。
  4. 【請求項4】 上記三次元磁気共鳴データセットを取
    得するステップには、イメージングされているスライス
    の上または下の被検者のスライスを励起すること、複数
    のイメージングされたスライスに対する流れる流体の動
    く核から信号を取り戻すこと、および従来の飛行時間造
    影技術に従って三次元データセツトを作成することが含
    まれる請求項1記載の高コントラスト、低雑音の二次元
    画像ディスプレイ方法。
  5. 【請求項5】 所定の三次元データセットに対する統
    計量の次数を変えることにより、イメージングしている
    上記被検者の要素内に異なるコントラストで画像を作成
    するステップが含まれる請求項1記載の高コントラス
    ト、低雑音の二次元画像ディスプレイ方法。
  6. 【請求項6】 上記三次元データセットを取得するス
    テップには、ほぼ固定の組織の画像を作成するためのデ
    ータの収集が含まれる請求項1記載の高コントラスト、
    低雑音の二次元画像ディスプレイ方法。
  7. 【請求項7】 上記三次元データセットを取得するス
    テップには、断層撮影画像の収集が含まれる請求項1記
    載の高コントラスト、低雑音の二次元画像ディスプレイ
    方法。
JP5581592A 1991-03-25 1992-03-16 三次元画像データから二次元投影画像を表示する方法と装置 Expired - Lifetime JPH081666B2 (ja)

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