JPH059451A - エポキシ樹脂接着剤組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂接着剤組成物Info
- Publication number
- JPH059451A JPH059451A JP18931891A JP18931891A JPH059451A JP H059451 A JPH059451 A JP H059451A JP 18931891 A JP18931891 A JP 18931891A JP 18931891 A JP18931891 A JP 18931891A JP H059451 A JPH059451 A JP H059451A
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- JP
- Japan
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- epoxy resin
- adhesive composition
- agent
- parts
- polyaminoamide
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- Pending
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- Epoxy Resins (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 強靭かつ耐熱性に優れたナフタレン骨格のエ
ポキシ樹脂と高い接着性を持つポリアミノアミドを使用
することにより、従来品より低温短時間硬化でも、耐熱
性に優れた接着剤組成物を得ることができる。 【構成】 1,6−ジヒドロキシナフタレンとエピクロ
ルヒドリンの反応により生成される少なくとも分子中に
2個のエポキシ基をもつナフタレン型エポキシ樹脂と、
ダイマー酸もしくは二塩基酸とポリアミンの反応により
生成されるポリアミノアミドを必須成分とするエポキシ
樹脂接着剤組成物。
ポキシ樹脂と高い接着性を持つポリアミノアミドを使用
することにより、従来品より低温短時間硬化でも、耐熱
性に優れた接着剤組成物を得ることができる。 【構成】 1,6−ジヒドロキシナフタレンとエピクロ
ルヒドリンの反応により生成される少なくとも分子中に
2個のエポキシ基をもつナフタレン型エポキシ樹脂と、
ダイマー酸もしくは二塩基酸とポリアミンの反応により
生成されるポリアミノアミドを必須成分とするエポキシ
樹脂接着剤組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来品より低温短時間
硬化でも、高度な耐熱接着強さを有するエポキシ樹脂接
着剤組成物に関する。
硬化でも、高度な耐熱接着強さを有するエポキシ樹脂接
着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ジグリシジルエーテル型ビス
フェノールAを中心とするエポキシ樹脂が種々の硬化剤
と組み合わせて接着剤として使用されている。そのう
ち、特に耐熱性を要求される分野においては、硬化剤と
してジシアンジアミド、酸無水物、イミダゾール類、ジ
ヒドラジド等の潜在性硬化剤を配合した一液加熱硬化型
の組成物として使用されている。しかし、これらはいず
れも硬化のために150℃×2時間以上の高温、長時間
を必要とし、また、一液のためシェルライフが常温で長
くて3ケ月程度と短く適用範囲が限られていた。
フェノールAを中心とするエポキシ樹脂が種々の硬化剤
と組み合わせて接着剤として使用されている。そのう
ち、特に耐熱性を要求される分野においては、硬化剤と
してジシアンジアミド、酸無水物、イミダゾール類、ジ
ヒドラジド等の潜在性硬化剤を配合した一液加熱硬化型
の組成物として使用されている。しかし、これらはいず
れも硬化のために150℃×2時間以上の高温、長時間
を必要とし、また、一液のためシェルライフが常温で長
くて3ケ月程度と短く適用範囲が限られていた。
【0003】又、脂肪族ポリアミンの中には、常温から
100℃程度の硬化温度でも、熱変形温度が100℃以
上を得られるトリエチレンテトラミン等の硬化剤がある
が、靭性に乏しく脆いため接着剤としては不適である。
100℃程度の硬化温度でも、熱変形温度が100℃以
上を得られるトリエチレンテトラミン等の硬化剤がある
が、靭性に乏しく脆いため接着剤としては不適である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、常温から1
00℃前後までの加熱温度で硬化し、しかも150℃以
上の耐熱性を得ることのできるエポキシ樹脂接着剤組成
物を提供する。
00℃前後までの加熱温度で硬化し、しかも150℃以
上の耐熱性を得ることのできるエポキシ樹脂接着剤組成
物を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、1,6−ジヒ
ドロキシナフタレンとエピクロルヒドリンの反応から得
られる、少なくとも分子中に2個のエポキシ基をもつナ
フタレン型エポキシ樹脂を必須成分とするA剤と、ダイ
マー酸もしくは二塩基酸とポリアミンの縮合によって得
られるポリアミノアミドを必須成分とするB剤よりなる
エポキシ樹脂接着剤組成物である。
ドロキシナフタレンとエピクロルヒドリンの反応から得
られる、少なくとも分子中に2個のエポキシ基をもつナ
フタレン型エポキシ樹脂を必須成分とするA剤と、ダイ
マー酸もしくは二塩基酸とポリアミンの縮合によって得
られるポリアミノアミドを必須成分とするB剤よりなる
エポキシ樹脂接着剤組成物である。
【0006】ここにおいて本発明のエポキシ樹脂として
は、1,6ジヒドロキシナフタレンとエピクロルヒドリ
ンの反応から得られるものを代表とするが、本発明の目
的を阻害しない限りにおいて、通常のビスフェノール
A、ビスフェノールF、フェノールもしくはクレゾール
ノボラック等共重合することはさまたげない。
は、1,6ジヒドロキシナフタレンとエピクロルヒドリ
ンの反応から得られるものを代表とするが、本発明の目
的を阻害しない限りにおいて、通常のビスフェノール
A、ビスフェノールF、フェノールもしくはクレゾール
ノボラック等共重合することはさまたげない。
【0007】また、本発明の目的を阻害しない限りにお
いて、各種反応性ないしは非反応性希釈剤、各種エラス
トマー変性エポキシ等、公知の変性剤をA剤に配合する
ことはさしつかえないが、ナフタレン型エポキシ樹脂の
配合比率をA剤の50%以上にすることが耐熱性の点か
ら望ましい。
いて、各種反応性ないしは非反応性希釈剤、各種エラス
トマー変性エポキシ等、公知の変性剤をA剤に配合する
ことはさしつかえないが、ナフタレン型エポキシ樹脂の
配合比率をA剤の50%以上にすることが耐熱性の点か
ら望ましい。
【0008】また、前記ポリアミノアミドとは、ダイマ
ー酸もしくは二塩基酸とポリアミンの縮合反応により得
られるもので、分子中に反応性の第一及び第二アミノ基
を有し、アミン価500以下のものが適している。
ー酸もしくは二塩基酸とポリアミンの縮合反応により得
られるもので、分子中に反応性の第一及び第二アミノ基
を有し、アミン価500以下のものが適している。
【0009】さらに、前記ポリアミノアミドに本発明の
目的を阻害しない限り、三級アミン等の促進剤、硬化条
件の調整のための各種アミンの添加、公知の無機質充填
剤、有機質充填剤、体質顔料の添加はさしつかえない。
目的を阻害しない限り、三級アミン等の促進剤、硬化条
件の調整のための各種アミンの添加、公知の無機質充填
剤、有機質充填剤、体質顔料の添加はさしつかえない。
【0010】次に本発明を実施例により説明する。
【0011】
実施例1 エピクロンHP4032(大日本インキ(株)製ナフタレ
ン型エポキシ樹脂)100部、炭酸カルシウム50部を
撹拌器で均一に混合してA剤とした。他方、バーサミド
115(ヘンケル白水化学工業社製、アミン価240、
ポリアミノアミド樹脂)80部、炭酸カルシウム70部
を均一に混合してB剤とした。これらA,B両剤を1:
1で混合して実施例1の接着剤組成物とした。
ン型エポキシ樹脂)100部、炭酸カルシウム50部を
撹拌器で均一に混合してA剤とした。他方、バーサミド
115(ヘンケル白水化学工業社製、アミン価240、
ポリアミノアミド樹脂)80部、炭酸カルシウム70部
を均一に混合してB剤とした。これらA,B両剤を1:
1で混合して実施例1の接着剤組成物とした。
【0012】実施例2 エピクロンHP4032(大日本インキ(株)製ナフタレ
ン型エポキシ樹脂)50部、エピコート828(油化エ
ポキシ(株)製エピ・ビス型エポキシ樹脂)50部、炭酸
カルシウム45部を均一に混合してA剤とした。他方、
バーサミド115(ヘンケル白水化学工業社製、アミン
価240、ポリアミノアミド樹脂)75部、炭酸カルシ
ウム70部を均一に混合してB剤とした。これらA、B
両剤を1:1で混合して実施例2の接着剤組成物とし
た。
ン型エポキシ樹脂)50部、エピコート828(油化エ
ポキシ(株)製エピ・ビス型エポキシ樹脂)50部、炭酸
カルシウム45部を均一に混合してA剤とした。他方、
バーサミド115(ヘンケル白水化学工業社製、アミン
価240、ポリアミノアミド樹脂)75部、炭酸カルシ
ウム70部を均一に混合してB剤とした。これらA、B
両剤を1:1で混合して実施例2の接着剤組成物とし
た。
【0013】比較例1 エピコート828(同上)100部、炭酸カルシウム5
0部を均一に混合してA剤とした。他方、バーサミド1
15(同上)67部、炭酸カルシウム83部を均一に混
合してB剤とした。これらA、B両剤を1:1で混合し
て比較例1の接着剤組成物とした。
0部を均一に混合してA剤とした。他方、バーサミド1
15(同上)67部、炭酸カルシウム83部を均一に混
合してB剤とした。これらA、B両剤を1:1で混合し
て比較例1の接着剤組成物とした。
【0014】比較例2 エピコート828(同上)100部、炭酸カルシウム5
0部、ジシアンジアミド微粉8部、キュアゾール2MZ
(四国ファインケミカル製、変性イミダゾール)4部を
均一に混合し比較例2の接着剤組成物を得た。
0部、ジシアンジアミド微粉8部、キュアゾール2MZ
(四国ファインケミカル製、変性イミダゾール)4部を
均一に混合し比較例2の接着剤組成物を得た。
【0015】次に実施例1および2、比較例1および2
の接着剤組成物について、JISK6850に準じた引
張りせん断接着強さを、1.6mm厚SPCC鋼板サンデ
ィング処理試験片を被着体として測定した結果を表1に
示す。
の接着剤組成物について、JISK6850に準じた引
張りせん断接着強さを、1.6mm厚SPCC鋼板サンデ
ィング処理試験片を被着体として測定した結果を表1に
示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】表1に示す如く、本発明の実施例1及び
2は、比較例1に比べて低温短時間硬化でも耐熱接着力
が優れていて、比較例2の高温長時間硬化型と同等の接
着強さを有している。
2は、比較例1に比べて低温短時間硬化でも耐熱接着力
が優れていて、比較例2の高温長時間硬化型と同等の接
着強さを有している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 1,6−ジヒドロキシナフタレンとエピ
クロルヒドリンの反応により生成される、少なくとも分
子中に2個のエポキシ基をもつナフタレン型エポキシ樹
脂を必須成分とするA剤と、ダイマー酸もしくは二塩基
酸とポリアミンの反応により生成されるポリアミノアミ
ドを必須成分とするB剤よりなることを特徴とするエポ
キシ樹脂接着剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18931891A JPH059451A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | エポキシ樹脂接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18931891A JPH059451A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | エポキシ樹脂接着剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059451A true JPH059451A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16239358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18931891A Pending JPH059451A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | エポキシ樹脂接着剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059451A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1447843A3 (en) * | 1996-02-19 | 2004-12-01 | Toray Industries, Inc. | Adhesive sheet for semiconductor connecting substrate, adhesive-backed tape for TAB, adhesive-backed tape for wire bonding connection, semiconductor connecting substrate, and semiconductor device |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP18931891A patent/JPH059451A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1447843A3 (en) * | 1996-02-19 | 2004-12-01 | Toray Industries, Inc. | Adhesive sheet for semiconductor connecting substrate, adhesive-backed tape for TAB, adhesive-backed tape for wire bonding connection, semiconductor connecting substrate, and semiconductor device |
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