JPH059448B2 - - Google Patents

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JPH059448B2
JPH059448B2 JP58047112A JP4711283A JPH059448B2 JP H059448 B2 JPH059448 B2 JP H059448B2 JP 58047112 A JP58047112 A JP 58047112A JP 4711283 A JP4711283 A JP 4711283A JP H059448 B2 JPH059448 B2 JP H059448B2
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JP
Japan
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formula
hydrogen
carbon atoms
hydrocarbon group
vinylphenyl
Prior art date
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JP58047112A
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JPS59172509A (ja
Inventor
Kunihiko Takeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Priority to CA000449511A priority patent/CA1214777A/en
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Priority to DE8484102815T priority patent/DE3480791D1/de
Priority to EP84102815A priority patent/EP0126231B1/en
Priority to BR8401266A priority patent/BR8401266A/pt
Priority to AU26022/84A priority patent/AU546562B2/en
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、塩基性を有する新規な重合体および
その製造法に関する。 塩基性を有する重合体は、その重合体を利用し
て種々の用途に利用されている。例えば、塩基性
を有する三次元架橋ポリマーはアニオン交換樹脂
として広く利用されており、ジメチルアミノスチ
レン、アミノスチレン、ビニルピリジン等の三次
元重合体はその代表例といえよう。また塩基性を
有する線状高分子も抽剤などとして広く利用され
ている。 本発明者らは塩基性を有する高分子化合物につ
いて種々の検討を加えた結果、下記に示す新規な
塩基性重合体を見い出すに至つた。 即ち本発明は、下記構造式()で示される重
合単位よりなり、分子量が1000ないし1000000で
ある線状高分子体に関するものである。 但し、Rは水素または炭素数1から4の炭化水
素基を、Zは次の(イ)または(ロ)を表わす。
【式】
【式】 ここに、R1,R2は水素または炭素数1から10
の炭化水素基を、Y-は対アニオンを表わす。 Rの好ましい例を上げるならば、水素、メチル
基、エチル基などであり、この中でも水素が好ま
しい。R1およびR2の好ましい例を上げるならば
水素、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ベンジル基などである。 ()式におけるRおよびZの位置はいずれで
も良いが、ビニル基に対し、Zはメタ位又はパラ
位が好ましく、Rもメタ位またはパラ位が好まし
い。 Y-は式(ロ)におけるイミダゾリウムカチオンに
対する対アニオンを表わしており、容易にアニオ
ンとなりうるものであれば特に制限はなく、硫酸
イオンやリン酸イオンに代表される多価アニオン
であつても良い。具体例をあげるならばハロゲン
イオン、ヒドロキシイオン、炭酸イオン、硝酸イ
オン、硫酸安定剤、リン酸イオンなどである。尚
本発明物質は、()式におけるRおよび/また
はZの異なる複数の重合単位を含んでいても良
い。 次に本発明における線状重合体の製造法を述べ
る。本発明の重合体は構造式()で表わされる
単量体を重合させることによつて得ることができ
る。 R、およびZは上述のものと同じである。 ()の好ましい具体例を上げるならば、2−
(m−ビニルフエニル)ベンズイミダゾール、2
−(p−ビニルフエニル)ベンズイミダゾール、
2−(3−メチル−5−ビニルフエニル)ベンズ
イミダゾール、2−(3−エチル−5−ビニルフ
エニル)ベンズイミダゾール、2−(3−ベンジ
ル−5−ビニルフエニル)ベンズイミダゾール、
1−メチル−2−(ビニルフエニル)ベンズイミ
ダゾリウムクロリド、1,3−ジメチル−2−
(ビニルフエニル)ベンズイミダゾリウムクロリ
ド、1−メチル−2−(3−メチル−5−ビニル
フエニル)ベンズイミダゾリウムクロリド、1−
メチル−2−(3−エチル−5−ビニルフエニル)
ベンズイミダゾリウムクロリド、1−メチル−2
−(3−ベンジル−5−ビニルフエニル)ベンズ
イミダゾリウムクロリド、1,3−ジメチル−2
−(メチル−5−ビニルフエニル)ベンズイミダ
ゾリウムクロリド、1,3−ジメチル−2−(3
−エチル−5−ビニルフエニル)ベンズイミダゾ
リウムクロリド、1−メチル−3−エチル−2−
(ビニルフエニル)ベンズイミダゾリウムブロミ
ド、1−メチル−3−ベンジル−2−(ビニルフ
エニル)ベンズイミダゾリウムクロリドなどがあ
げることができる。 重合方法は特に制限なはく、加熱による重合で
も充分可能であるが、重合開始剤を利用すること
が好ましい場合が多い。重合開始剤として用いら
れるのは、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル
等の過酸化アシル類、アゾビスイソブチロニトリ
ル、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルマレロ
ニトリル)等のアゾニトリル類、過酸化ジターシ
ヤリーブチル、過酸化ジクミル、メチルエチルケ
トンパーオキシド等の過酸化物、クメンヒドロペ
ルオキシド、ターシヤリーヒドロペルオキシド等
のヒドロペルオキシド類である。 本発明における重合体は、不活性液体の存在下
で重合を行つて製造することも可能である。不活
性液体としては、ノルマル−ペンタン、ノルマル
−ヘキサン、ノルマル−ヘプタン、ノルマル−オ
クタンを始めとする脂肪族炭化水素類、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコールなどの
アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、
ジエチルケトンなどのケトン類、ジエチルエーテ
ル、メチルエチルエーテル、ジブチルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミドを始めとするアミド類、クロロホ
ルム、塩化メチレン、ジクロルエタン等の脂肪族
ハロゲン化物、クロルベンゼンを始めとする芳香
族ハロゲン化物およびジメチルスルホキシド等の
極性液体も用いることができる。これらの液体は
単独ないしは二つ以上の液体の混合物として用い
ることもできる。 反応の温度に制限はないが、20℃から120℃程
度が好ましく、さらに好ましくは60℃から100℃
程度である。 またZ′=(ロ)である構造式()で示される重合
単位よりなる本発明の重合体を製造するには、Z
が(イ)の構造を有する単量体()を重合させたの
ち、R2Xを反応させ必要に応じX-をY-にイオン
交換する方法も可能である。
【式】
【式】 但し、Rは水素または炭素数1から4の炭化水
素基を、R1,R2は水素または炭素数1から10の
炭化水素基を、Xはハロゲンを、Y-は対アニオ
ンを表わす。Y=Xの場合はそれ以上の処理を要
さないが、Y≠Xの場合はX-をY-にイオン交換
する必要がある。 R2Xの量はベンズイミダゾール骨格のモル数に
対し等モル以上が好ましいが、さらに好ましくは
1ないし10倍モルである。 反応の温度と時間に特に制限はないが、通常20
〜100℃、1時間〜50時間程度が採用される。反
応は不活性液体の存在下に行つても良い。 また、この反応においては塩基性物質を添加し
ておくと良い場合がある。塩基性物質とは水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムを
始めとするアルカリ金属塩、さらにはナトリウム
エチラートを始めとするアルカリ金属アルコラー
トなどである。 用いる塩基性物質の量に特に制限はないが、官
能基(イ)のモル数に対し、0.1〜10倍モルが好まし
く、さらに好ましくは1〜3倍モルである。 R1とR2が特に等しい場合には、Z=(イ)でかつ
R1=Hに相当する化合物に、R1X(=R2X)を2
倍モル反応させて得ることもできる。 さらに本発明のZ=(イ)の物質は、ポリスチレン
を含む重合体のベンゼン骨格の水素が酸ハライド
又はアルデヒド基と置換された重合体と、オルト
−フエニレンジアミン類を反応させることによつ
て得ることもできる。 本発明における重合体は、金属の抽剤として用
いたり、塗料材料などとして用いられることがわ
かつた。 以下に本発明の実施例を示すが、これらは本発
明を制限するものではない。 実施例 1 50mlのアンプルに5.0grの2−(p−ビニルフエ
ニル)ベンズイミダゾール、40mlのメタノール及
び0.05grのアゾビスイソブチロニトリルを入れ、
充分混合溶解させたのちアンプル内を窒素パージ
して封管した。これを90℃の油浴に18時間浸漬さ
せた。冷却後封管をわり、内容物をヘキサン中に
あけて沈澱を別し、物をヘキサンで充分洗浄
したのち、減圧下、乾燥させた。淡黄色の沈澱の
収量は4.7gr(94%)であつた。 生成物の元素分析の結果(%)は下記の通りで
ある。 C:81.25(81.79)H:5.62(5.49) N:12.86(12.72) 但し、括孤内の理論値を表わす。 また、このものの赤外吸収スペクトルの主たる
ピーク(cm-1)は次の通りであつた。 3100,2950,1620,1490,1470,1410,1390,
1330,1300,他 単量体におけるC=C二重結合に由来する1640
cm-1の吸収が消失していることから、重合体にな
つていることが確認された。 ゲルパーミエイシヨンクロマトグラフイーの結
果から、このものの数平均分子量は600000であつ
た。 この様にして得られたポリマー1.0grと塩化第
二銅0.14grに2Nの塩酸を加え、全容を50mlとし
た。この液を50mlのクロロホルムで5回抽出を行
つたのち、塩酸層の銅イオンの分析を行つた所、
この濃度は2mmol/となつていた。この結
果、このポリマーは金属に抽剤として使用できる
ことがわかつた。 実施例 2−10 条件をそれぞれ設定し、実施例1と同様の手法
にてポリマーを合成した。その結果を第1表に一
括して示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記構造式()で示される重合単位より成
    り、分子量が1000ないし1000000であることを特
    徴とする線状高分子体。 但し、Rは水素または炭素数1から4の炭化水
    素基を、Zは次の(イ)または(ロ)を表わす。 【式】【式】 ここに、R1,R2は水素または炭素数1から10
    の炭化水素基を、Y-は対アニオンを表わす。 2 下記構造式()で表わされる単量体を重合
    させることを特徴とする 下記構造式()で示される重合単位より成
    り、分子量が1000ないし1000000である線状高分
    子体の製造法。 但し、()および()におけるRは水素ま
    たは炭素数1から4の炭化水素基を、Zは次の(イ)
    または(ロ)を表わす。 【式】【式】 ここに、R1,R2は水素または炭素数1から10
    の炭化水素基を、Y-は対アニオンを表わす。 3 Zが(イ)の構造を有する単量体()を重合さ
    せたのち、R2Xを反応させ必要に応じX-をY-
    イオン交換することを特徴とする 【式】【式】 Z′が(ロ)である下記構造式()で示される重合
    単位より成り、分子量が1000ないし1000000であ
    る線状高分子体の製造法。 【式】【式】 但し、Rは水素または炭素数1から4の炭化水
    素基を、R1,R2は水素または炭素数1から10の
    炭化水素基を、Xはハロゲンを、Y-は対アニオ
    ンを表わす。
JP58047112A 1983-03-23 1983-03-23 塩基性線状高分子とその製法 Granted JPS59172509A (ja)

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JP58047112A JPS59172509A (ja) 1983-03-23 1983-03-23 塩基性線状高分子とその製法
CA000449511A CA1214777A (en) 1983-03-23 1984-03-13 Benzimidazolyl basic compounds and their polymers
US06/589,210 US4533678A (en) 1983-03-23 1984-03-13 Basic compound, its polymer, a process for the preparation thereof and its use as ion exchange resin
DE8484102815T DE3480791D1 (de) 1983-03-23 1984-03-15 Vinylphenylbenzimidazol-derivate, deren polymere
EP84102815A EP0126231B1 (en) 1983-03-23 1984-03-15 Vinylphenyl benzimidazole derivatives, their polymers, their preparation and use
BR8401266A BR8401266A (pt) 1983-03-23 1984-03-20 Composto basico,seu polimero,homopolimero linear,copolimero linear e copolimero inter-ligado,processo para a sua preparacao e seu uso com resina de permuta ionica
AU26022/84A AU546562B2 (en) 1983-03-23 1984-03-22 Benzimidzole derivative, polymer, and ion-exchanger

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