JPS6254703A - ルイス酸として作用する有機重合体 - Google Patents

ルイス酸として作用する有機重合体

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JPS6254703A
JPS6254703A JP60195089A JP19508985A JPS6254703A JP S6254703 A JPS6254703 A JP S6254703A JP 60195089 A JP60195089 A JP 60195089A JP 19508985 A JP19508985 A JP 19508985A JP S6254703 A JPS6254703 A JP S6254703A
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JP
Japan
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polymer
group
formula
crosslinked
catalyst
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Application number
JP60195089A
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English (en)
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Mitsuaki Mukoyama
向山 光昭
Hiroshi Iwakiri
浩 岩切
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6254703A publication Critical patent/JPS6254703A/ja
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は新規且つ有用な有機重合体に関し、更に詳しく
は、ルイス酸触媒として用いることができるトリアリー
ルメチリウム基を有する有機重合体に関するものである
「従来技術、発明が解決しようとする問題点」酸触媒に
よって進行する化学反応は多くのものが知られており、
通常塩酸、硫酸、酢酸等の所謂プロトン酸を用い、均一
系で反応を進行させている。この酸触媒反応を均一系で
はなく不均一系で進行させることも可能であり、触媒と
しては陽イオン交換樹脂に代表される反応系に不溶な酸
触媒が用いられる。均一系で反応させる場合と比較して
、不均一系で反応を進行させる場合の最大の利点は反応
生成物の分N精製がきわめて容易であるという点にある
一方、酸にはプロトン酸の他に、^Icl3.BF3゜
TiCl4,5nCI4等のようなルイス酸と呼ばれる
酸があり、ルイス酸が酸触媒となって進行する化学反応
も数多く知られている。
ルイス酸を用いる反応を不均一系で進行させることも可
能であり、反応系に不溶なルイス酸触媒としてシリカな
ど若干の無機化合物が公知である。
しかしながら陽イオン交換樹脂に相当するような有@重
合体でありかつルイス酸として作用する物質は全く知ら
れていない。
本発明は、従来知られていない酸触媒反応に用いること
ができるルイス酸として作用する有機重合体を得ること
を目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 最近、本発明者らはシリルエノールエーテルとアセター
ルやアルデヒドが過塩素酸トリチル存在下に例えば下式
のように容易に反応し、対応するアルドールを生成する
ことを報告した([ケミストリー・レターズ(chem
istry Letters ) J 〜1984S1
759頁および同1985S、  447頁)。
この反応において、過塩素酸トリチルがルイス酸触媒と
して作用しているとみなすことができるという着想から
、本発明者らは過塩素酸トリチルに相当する基を結合し
ている有機重合体はルイス酸として作用する有機重合体
となりうるという考えに至り、実際に該有mi合体はそ
のような作用を有することを見い出し本発明を完成した
すなわち本発明は、 一般式 (式中、Ar1は置換あるいは非置換の2価の芳香環、
Ar2およびAr3は置換あるいは非WIPAの1価の
芳香環、X−は対応するプロトン酸HXのHo (ハメ
ット(Ham+5ett )の酸度関数〕が一10以下
である陰イオン)で示されるトリアリールメチリウム基
が化学的に結合している架橋あるいは非架橋の有111
ff1合体を内容とするものである。
本発明の重合体はトリアリールメチリウム基を有する低
分子量の触媒と比較して、触媒活性がほとんど同等であ
り、高分子量化しても高活性を維持し、また後述するよ
うに低分子の触媒と比較して反応の立体選択性の低下も
ほとんどない優れた触媒作用を示す、また、本発明の重
合体は、触媒活性が低下した場合に再生が可能であると
いう利点も有する。さらに、不均一系触媒反応に共通の
利点であるが、本発明の重合体を触媒に用いると反応生
成物の分離、精製が容易であるという利点も存する。
本発明のトリアールメチリラム基の中のアリール基^r
1 としては、 などを、また八、2 、 Ar3  としては、等を挙
げることができる。また、Ar2. Ar3が合(式中
I+3  は3〜6の整数) 等を用いることも可能である。さらにAr1+Ar2+
Ar3、の炭素原子上に水素原子の代わりに置換基を有
するものを用いることができる。置換基としてはメチル
基、エチル基、トリフロロメチル基などのC工〜C□。
の置換あるいは非置換のアルキル基、フェニル基等のC
6〜C16のアリール基、F、CI、Br、fなどのハ
ロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基等の9〜C工。の
アルコキシ基、フェノキシ基等のC6〜C工。のアリー
ルオキシ基、アセチル基等の式(へはC□〜C工。のア
ルキル基あるいは06〜C□6のアリール基)で表され
る基等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
上記に上げた例のうち、入手の容易さ、合成のし易さ等
の理由で、芳香環Ar  としては一般式(式中、Yは
上記のベンゼン環の置史基、♂は0〜4の整数)で示さ
れる置換あるいは非置換の、2価のベンゼン環が好まし
い、またAr  およびAr3としては一般式 (式中、Yは上記のベンゼン環の置換基、dはO〜5の
整数)で示される置換あるいは非置換の1      
 i換基価のベンゼン環が好ましい。        
        Xは上トリアリールメチリウム基の具
体例としては、ものが (式中、Xはハロゲン、n3−2〜6の整数)賢(Y)
n5 岸−〒・− (4)           本発 、tは1〜4の整数、n駈l〜5の整数、記と同じであ
る) 好ましい。
明の有#am合体はトリアリールメチリウム系単量体の
重合体が好ましい。そのような重合体の好ましい例は(
5)式 (式中、DはH,C)!、、あるいはC八、Eは−o−
、−s−、−c−、−c−o−。
→CH2すπ7(n■よ1〜10の整数)あるいはいは
C6115)などの2価の基、Trは式(1)で示され
るトリアリールメチリウム基、nは0あるいは1の整数
を示す)で示される構造単位を含有する重合体である。
この重合体は単独重合体であってもよいし、他のビニル
単量体単位を含む共重合体であってもよい。
共重合される他のビニルミt体単位の例としては(6)
式 (式中、八はIl、、、CH3、C2H5、Fあるいは
C1、BはII 、CH3、c2H5、C5115、o
ct+3 .0C2115、OC3H5、COO)I 
  、 C02C83、C02C2H5、Co2c6u
5  、CON H2、CON )I Cll3 、C
ON  (CI+312 、FあるいはCI)で示され
るものを挙げることができる。
(5)式で示される構造単位のうちでは、n6がOのも
のあるはn6 が1でEが−C−0−であるもの(C0
−Trである結合様式のもの)が特に好ましい。
本発明の重合体は非架橋の重合体であっても架橋された
重合体であってもよい。
本発明の’[ffi合体のうち非架橋の重合体の具体例
として、下記のものを挙げることができる;A    
       D Tr (式中A、B、D、E、Tr、n6 は上記と同じ、m
、nはm + nが10〜20000、好ましくは10
0〜5000の整数) 架橋された重合体としては、熱硬化性重合体、熱可塑性
樹脂を製造する際架橋剤と共に重合した重合体、熱可塑
性重合体を後架橋したもの等が挙げられる。具体例とし
て次のものを例示することができる; U        U            U  
        U(式中、A、B、D、E% Tr、
n6 、m、nは上記と同じ、kは2〜10の整数、I
は(IXloo)/ (m+n+1)=0.1〜20で
ある整数)これらの重合体の中で原料入手、合成のしや
すさ、安定性の点から下記のものが好ましい;(式中、
m、n、Iは上記と同じ、2はOCo3゜QC2I+5
.QC6II5. N112.NHCH3,N  (C
13)2N  ((f、II5>2.N  (CH3)
  (C6115)、NH(C6115) 、 RはI
I、C113あるいはC6■5で同一であっても異なっ
ていてもよい。Wは一〇−又は−NR−1kは2〜10
の整数) 上に挙げた重合体の中では実質的にポリスチレン系ある
いはポリメタアクリル酸エステル系の架橋あるいは非架
橋の重合体が好ましい。
X−で示される陰イオンとしては対応するプロトン酸H
Xの110〔ハメット(HamIIlett )の酸度
関数〕が一1θ以下のものが必要であり、具体的にはc
+o’;、、BCI ;、 Bp、;、oso2cp;
、oso2cp玉、oso2F=sbp二、  5bC
I−、、PF−、、PCI−、、AsP 、−、AsC
1−、、5nBr−、、5nCI; 、 Snζなどが
挙げられる。これらの中で取扱いの容易さ、再生の容易
さから、03O2CF3.5bC16,C10矛(好ま
しく、特にCI輻が好ましい。
トリアリールメチリウム基の重合体中における濃度はI
I10〜2.5当量/g4M脂が適当であり、IXI 
O〜1当量/g樹脂が好ましい。
トリアリールメチリウム基を重合体に導入するには種々
の方法がある。−例を挙げれば、「ジャーナル・オブ・
アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ (Journa
l of Al1erican chemical 5
ociety)」、89巻、3880頁(1967年)
に記載された方法を利用するもので、ポリスチレンのよ
うなベンゼン環を有する重合体のベンゼン環を利用する
方法で、具体的には下式に示す通りである; (P)− 〔式中の(1’)は重合体を表す〕 他の例はトリフェニルメチルアルコール残基を有するモ
ノマーを重合させる方法である0重合は単独重合であっ
てもよいし、他の七ツマ−との共重合であってもよいし
、また他のポリマーへのグラフト重合であってもよい、
またモノマーとして、トリフェニルメチルアルコール残
基を有するモノマーの代わりに、トリフェニルメチルハ
ライド残基やトリフェニルメチルエーテル残基のように
容易にトリフェニルメチリウム基に変換しうるモノマー
であってもよいのは勿論である。
以上、本発明の重合体を合成する方法の例を挙げたが、
本発明の重合体はこれらの方法によって合成される重合
体に制限されるもので↓よない。
本発明の重合体はルイス酸触媒として用いることができ
る0本発明でいうルイス酸触媒とはそれ自体の劣化を除
いて巨視的にみて反応することはなく、反応を促進する
働きのあるルイス酸ということができる。本発明の重合
体を用いることのできるルイス酸触媒反応の例はアルド
ール縮合反応、フリーデルタラット反応やその他ルイス
酸触媒で進行する反応を挙げることができる。
本発明の重合体は次式で示されるアルドール縮合反応の
触媒として特に有効である。
〔式中、Rはメチル基、エチル基などのC,−C,。
の炭化水素基あるいはメトキシ基、エトキシ基などのt
2〇−基(R12はC□〜CIP炭化水素基) 、R5
゜R、RおよびRは水素あるいはC工〜C1oの炭化水
素基、lはC−Cの炭化水素基でR75i−基は(C1
13)3Si−あるいは(CH3)2(t−C4H9>
 s+−が好ましい、R10およびHllはC1〜C5
の1価の炭化水素基(但し1,10とR11が合体した
エチレン基などの基でもよい、)〕 このようなシリルエノールエーテルとアセタールあるい
はアルデヒドとのアルドール縮合反応は、次のような天
然物合成のキーステップとして応用することができる; ■大環状ジテルペンであるJ atrophone等の
合成ル基) ■Man ica蟻の11報フエロモン(manico
ne)の合成■ショウガの香気成分(gingerol
)の成分本発明の重合体は、この他マクロライド、ポリ
エーテル系抗生物質の合成の際のアルドール縮合反応の
触媒としても用いることが出来る。
本発明の重合体はルイス酸触媒としての活性が不均一系
の触媒にもかかわらず、対応する低分子化合物に比べて
同程度であり、活性の大きいという特徴を有する。例え
ばアルドール縮合に用いた場合、対応する低分子化合物
とほぼ同等の収率でアルドール付加体が得られる。
本発明の重合体は触媒として用いた場合、対応する低分
子量の触媒と比較して反応の立体選択性の低下もほとん
どない優れた触媒を提供することができるという特徴を
存する0例えばアルドール縮合に用いた場合、対応する
低分子化合物とほぼ同等の立体選択性でアルドール付加
体が得られる。
さらに本発明の重合体は触媒として用いた場合、触媒活
性が劣化しても容易に再生できるという利点がある0例
えば、過塩酸トリフェニルメチル型の重合体の場合、劣
化して生成したトリフェニルメタノール型あるいはトリ
フェニルメチルエーテル型の重合体を単に過塩素酸/無
水酢酸の混合物で処理すれば容易に斗使用することがで
きる。また不均一系触媒反応に一般に通用できることか
ら、本発明の正合体を用いることにより、反応の連続化
が容易である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらにより何ら制限されることはない。
実施例1 (過塩素酸トリチル基を有するポリスチレン誘導体の合
成) 「ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエ
テイ」、88巻、318頁(1966)に記載された方
法に従い、スチレン−2%ジビニルベンゼン共重合体(
三菱化成製、ダイヤイオンHP−50)をヘンゾイル化
し、ついでフェニルマグネシウムプロミドと反応させる
ことにより、ポリスチレンの芳香環の20%がトリフェ
ニルメタノール化されたポリマーを得た。
得られた白色重合体(0,50g)をグラスフィルター
付ガラスカラムに充填し、無水酢酸で洗浄した後、過塩
素酸(70wt%水溶液)(4g)の無水酢酸(20m
l>溶液を徐々に通過させた。
濾過した重合体を無水酢酸次いで塩化メチレンで洗浄し
、減圧乾燥することにより赤褐色の重合体(0,51g
)を得た。
得られた重合体をフェノールフタレインを指示薬として
、0.01 mol / l NaOH水溶液で滴定し
たところ過塩sraトリチル基の含量は0.45腸mo
l/g樹脂であった。
またCIの元素分析により、0.56 +mmol /
 g 41脂の値が得られた。
実施例2 (置換基としてメトキシ基を有する過塩素酸トリチル基
を有するポリスチレン誘導体の合成)実施例1と同様の
方法で得られたベンゾイル化ポリスチレンとP−メトキ
シフェニルマグネシウムプロミドを反応することにより
、対応するメトキシ基の導入されたトリチルアルコール
を側鎖に有するポリスチレン誘導体を得た。
得られた正合体を実施例1と同様に過塩素m(70%水
溶液)、無水酢酸で処理することにより赤褐色の重合体
を得た。
実施例3 (過塩素酸トリチル基を有するポリメタクリル酸エステ
ルの合成) 3−ビトロキシフェニルジフェニルメタノール(2,7
6g、 105Ilalおよびトリエチルアミン(2,
02g、 20 m5ol )のジエチ7L/X−fル
(20mj)i液にメタクリロイルクロリド(1,57
g、 15 s*ol )のジエチルエーテル(10m
1)溶液を加え、室温で16時間反応させ、生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製すること
により、3−(ヒドロキシジフェニルメチル)フェニル
メタクリラート(3,44g)を得た。
得られたメタクリル酸エステル(2,30g)(6、7
+a+mol )にベンゼン(0,5+njl)をン容
媒とし、アセチルクロリド(1,04g)  (13,
2mmol )を加え、70℃で30分間加熱し、側鎖
のトリチルアルコール基の水酸基を塩素化した。溶媒、
低沸点化合物を減圧留去した後、メタノール(10mg
)、ピリジン(5mg)を加え、室温で2時間攪拌し、
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、3−(メトキシジフェニルメチル)フェニルメタ
クリラート(2,04g)(5,69m+mol )を
得た。
IR:1730(J(C−0) NM R: 1.85 (bS、30 ) 、 2.9
0 (S、3H) 。
5.45 (m、IH) 、 6.10 (bS、IH
) 。
6.6〜7.4  (b、14■) 得られた3−(メトキシジフェニルメチル)フ、エニル
メタクリラート(230mg)  (0,64mm。
1)のTHF (3mg)溶液に一78℃でn−ブチリ
チウム1.52mol / 12、n−ヘキサン溶液)
(21mg)(0,032mmol )を加え、−78
℃で13時間攪拌した。反応混合物にメタノールを数滴
加えて反応を停止し、過剰のメタノールから再沈澱し、
減圧乾燥することにより白色ポリマー(163mg)を
得た。
IR:1745cm(C=O) NMR:1.0〜1.6  (b、3+1) 、 1.
9〜2.4  (b、21()2.7〜3.1  (b
、311) 。
6.7〜7.6  (b、14H) 得られたポリマー(61mg)に無水酢酸(0,5m7
りを加え、0℃で攪拌下過塩素酸(70w、t%水溶液
)  (13,4mg)の無水酸ri(1mg溶液を加
え、0℃で5時間攪拌した後、反応混合物を減圧乾燥す
ることにより、赤褐色粉末(65mg)を得た。
*絶倒4 (過塩!酸1−リチル基を有するポリスチレン誘導体を
触媒とする、アセタールとシリルエノールエーテルによ
るアルドール反応) 実施例1で得られた重合体(30mg)に、−78℃で
攪拌しながら、1−トリメチルシロキシ−1−シクロヘ
キセン(102mg)  (0,6a+sol )、ベ
ンズアルデヒドジメチルアセタール(76−g)(0,
5mmol )の塩化メチレン(3mjl)溶液を加え
一78℃で1時間攪拌した。反応混合物に4%炭酸水素
ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで3回抽出し、
有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去しシ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製することにより
、2−(1−メトキシベンジル)−1−シクロヘキサノ
ン(94H1g)  (syn /anti = 88
 / 12 )を得た。
(−のシリルエノールエーテルとアセタール類について
同様の操作で行った反応の結果を第1表に示す。
また、対応する低分子過塩素酸トリチルを対応する当量
触媒として用いた場合の例をあわせて示す。
第1表から明らかなように、本発明の正合体触媒は対応
する低分子触媒に比較し反応収率、立体選択性とも同程
度である高活性な触媒作用を有することがわかる。
実施例5 (過塩素酸トリチル基を有するポリスチレン誘導体を触
媒とするアルデヒドとシリルエノールエーテルによるア
ルドール反応) 実施例1で得られた重合体(30mg)に、−78°C
で攪拌しなから1−トリメチルシロキシ−1〜シクロヘ
キセン(102mg)  (0,6m+*ol )、ベ
ンズアルデヒド(53+*g)  (0,5mmol 
)の塩化メチレン(3mg)溶液を加え一78℃で2時
間攪拌した。反応混合物に4%炭酸水素ナトリウム水溶
液を加え、塩化メチレンで3回抽出し、有機層を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、溶媒を留去した。
得られたオイルにTHF : lNHCl (20: 
1)(10mff1)を加え、室温で30分間攪拌した
後、過剰の飽和炭酸水素ナトリうム水溶液を加え、エー
テルで3回抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を減圧留去し、シリカゲル薄層クロマトグラフィー
で車前製することにより、2−(1ヒドロキシベンジル
)−1−シクロヘキサノン(74mg)  (syn 
/anti=45155)を得た。
ヘンズアルデヒドと池のシリルエノールエーテルとのア
ルドール反応の結果を第2表に示す。
また、対応する低分子トリチルバークロレートを触媒と
して用いた場合の例をあわせて示す。
実施例6 (置換基としてメトキシ基を有する過塩素酸トリチル基
を有するポリスチレン誘導体を触媒とするアルドール反
応) 実施例2で得られた重合体(29,7+*g)に、−7
8℃で攪拌しながら1−トリメチルシロキシ−1−シク
ロヘキセン(97,9mg)  (0,575mm。
l)、ベンズアルデヒド(51,6+wg)  (0,
486m+mol )の塩化メチレン(3mg)?8f
iを加え、−78℃で18時間攪拌した。実施例5と同
様の後処理を行うことにより、アルドール付加物(78
,3mg)  (0,383ms+ol )  (sy
n /anti−46154)を得た。
実施例7 (過塩素酸トリチル基を有するポリメタクリル酸エステ
ルを触媒とするアルドール反応)実施例3で得られたポ
リマー(20,9mg)に塩化メチレン(0,5m l
 )を加え、−78℃で攪拌しながら1−トリメチルシ
ロキシ−1−ンクロヘキセノ(55mg)、ベンズアル
デヒドジメチルアセタール 溶液を加え、−78℃で2時間攪拌した。
実施例4と同様な後処理を行うことによりアルドール付
加体(56.5B、0. 2 5 9 s+aol )
  (ayn /anti−91/9 )を得た。
実施例8 (過塩素酸トリチル基を有するスチレン誘導体を触媒と
するフリーゾルタラフッアシル化反応)実施例1で得ら
れたポリマー(30mg)、無水へキサン酸(7 5.
4mg)  (0.3 5 2 wool ) 、0−
ジメキトベンゼン(3 8.2mg)  (0.2 7
 6 s鶴Ol)の塩化メチレン(3ml)溶液を室温
で46時間攪拌した.4%炭酸水素カリウム水溶液を加
え、塩化メチレンで3回抽出し、有機層で硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を減圧留去しシリカゲル薄層クロマト
グラフィーで精製することにより、3“、4゛−ジメト
キシヘキサフェノン(4.2mg。
0、0 1 8 msol )を得た。
実施例9 (流動法によるアルドール反応) 実施例1で得られたトリチルアルコール基を有すルil
[f合体(6 0mgJ トカラスtji維(3 0 
0mg)を内径2〜3■璽のガラスカラムに充填し、実
施例1と同様に過塩素酸(70wt%水溶液)、無水酢
酸で処理することにより過塩素酸トリチル基化した。
このカラムをジャケットを用い一78℃に冷却し、1−
トリメチルシロキシ−1−シクロヘキセン(62.1+
mg)  (0.365mmol) 、ヘンズアルデヒ
ドジメチルアセクール(46.1mg)  (0.30
3Hol )の塩化メチレン(2mJ)溶液を40分間
かけて通過させた.カラムを更に塩化メチレン(1mI
)で2回洗浄した後、塩化メチレン溶液に4%炭酸水素
ナトリウム水溶液を加え塩化メチレンで3回抽出し、有
機そう硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、シ
リカゲル薄層クロマトグラフィーにまり車前製すること
によりアルドール)  (syn /anti−86/
14)を得た。
実施例1O (流動法での触媒の再使用) 実施例9で用いた触媒を充填したカラム中を、1−)ジ
メチルシロキシ−1−シクロヘキセン(6 2、 6m
g)  (0. 3 8 6msol) 、ベンズアル
デヒドジメルアセクール(4 3.6mg, 0.2 
8 6 smol )の塩化メチレン溶液を40分間か
けて通過させた。
実施例9と同様の後処理を行うことにより、アルドール
付加物(4 5. 7mg,  0. 2 0 9 m
sol 、収率73%(syn /anti  80/
2G)を得た。
次いで、再度上記反応で用いた触媒カラムを用い、同様
に流動法で反応を行った結果、収率72%(syn /
anti =79/21)が得られた。
実施例11 (循環法によるアルドール反応) 実施例9と同様に、触媒が充填されたカラムをi製した
このカラム中を、1−トリメチルシロキシ−1−シクロ
ヘキセン(203.7mg, 1.196 msol)
、ベンズアルデヒドジメチルアセクール(159s+g
, 1.0 4 5 m++ol )の塩化メチレン(
3mffi)溶液をチューブポンプを用い、−78℃で
4時間循環した。反応混合物を実施例9と同様に後処理
することにより、アルドール添加物(195.5B, 
0.8 9 6 In秦o1 、収率86%(syn 
/anti=91/9 )を得た。
〔発明の効果〕
救主の通り、本発明で得られるトリアリールメチリウム
基を含有する有機重合体は、ルイス酸として作用する有
taff1合体系触媒として用いることができるという
効果を有する。またこの重合体触媒の触媒活性及び立体
選択性は、対応する低分子化合物に比較し不均一系触媒
にもかかわらず同程度のものであるという特徴を存する

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、A_r^1は置換あるいは非置換の2価の芳香
    環、A_r^2およびA_r^3は置換あるいは非置換
    の1価の芳香環、X^−は対応するプロトン酸HX(7
    )Ho〔ハメツト(Hammett)の酸度関数〕が−
    10以下である陰イオン)で示されるトリアリールメチ
    リウム基が化学的に結合している架橋あるいは非架橋の
    有機重合体。 2、芳香環A_r^1が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、Yはベンゼン環の置換基、n^1は0〜4の整
    数)で示される置換あるいは非置換の2価のベンゼン環
    であり、A_r^2およびA_r^3が一般式▲数式、
    化学式、表等があります▼(3) (式中、Yはベンゼン環の置換基、n^2は0〜5の整
    数)で示される置換あるいは非置換の1価のベンゼン環
    である特許請求の範囲第1項記載の重合体。 3、トリアリールメチリウム基がトリフェニルメチリウ
    ム基である特許請求の範囲第1項記載の重合体。 4、X^−がClO_4^−、BCl_4^−、BF_
    4^−、OSO_2CF_3^−、OSO_2F^−、
    SbF_6^−、SbCl_6^−、PF_6^−、P
    Cl_6^−、AsF_6^−、AsCl_6^−、S
    nBr_5^−、SnCl_5^−、SnF_5^−か
    らなる群より選ばれる陰イオンである特許請求の範囲第
    1項記載の重合体。 5、X^−がClO_4^−、OSO_2CF_3^−
    、SbCl_6^−からなる群より選ばれる陰イオンで
    ある特許請求の範囲第4項記載の重合体。 6、重合体が線状あるいは架橋されたビニル単量体の重
    合体である特許請求の範囲第1項記載の重合体。 7、重合体が線状あるいは架橋された実質的にポリスチ
    レンあるいはポリメタアクリル酸エステルである特許請
    求の範囲第1項記載の重合体。 8、ルイス酸触媒として用いられる特許請求の範囲第1
    項記載の重合体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001085758A3 (de) * 2000-05-12 2002-01-31 Lonza Ag Verfahren zur herstellung von polymergebundenem 2-chlortritylchlorid
KR100718431B1 (ko) 2001-11-27 2007-05-14 주식회사 유앤비케미칼 트리틸기가 도입된 폴리스티렌 수지의 제조 방법
GR1005656B (el) * 2006-06-27 2007-09-20 Βιομεντικα Λαιφ Σαιενσις Ανωνυμη Εταιρια Φαρμακευτικων Προιοντων Πολυμερης τριτυλο-τυπου ρητινη για πεπτιδικη συνθεση σε στερεα φαση

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