JPH0594410A - バス転送制御方式 - Google Patents

バス転送制御方式

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Publication number
JPH0594410A
JPH0594410A JP25486591A JP25486591A JPH0594410A JP H0594410 A JPH0594410 A JP H0594410A JP 25486591 A JP25486591 A JP 25486591A JP 25486591 A JP25486591 A JP 25486591A JP H0594410 A JPH0594410 A JP H0594410A
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JP
Japan
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bus
module
data
order
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Withdrawn
Application number
JP25486591A
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English (en)
Inventor
Susumu Tominaga
進 富永
Kenichi Abiru
健一 阿比留
Seishirou Taniguchi
征士郎 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のモジュールが共通のバスを経由してデ
ータを転送するバス転送制御方式に関し、バスを効率的
に使用し、且つデータ転送量の変動に対して弾力的に対
応し得るデータ転送システムを、簡易な構成で実現する
ことを目的とする。 【構成】 各モジュールから送出されるデータの転送要
求を受信し、転送を許容する一つのモジュールを所定の
競合制御基準に基づき決定し、決定したモジュールに転
送を許容する転送競合手段300を共通に設け、他のモ
ジュールへのデータ転送要求が発生した場合に転送競合
手段にデータの転送を要求し、転送を許容された場合
に、バス200の使用状態を監視し、バスが空き状態と
なった場合に、バスを使用状態とし、所要のデータをバ
スを経由して他のモジュールへ転送する転送制御手段1
01を各モジュールに設ける様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のモジュールが共
通のバスを経由してデータを転送するデータ転送システ
ムにおけるバス転送制御方式に関する。
【0002】この種のデータ転送システムにおいては、
各モジュールが、共通のバスを効率良く使用することが
要望される。
【0003】
【従来の技術】図6は従来ある分散制御形データ転送シ
ステムの一例を示す図であり、図7は従来ある集中制御
形データ転送システムの一例を示す図である。
【0004】図6においては、複数の転送モジュール1
(個々の転送モジュールを11 乃至1N と称する、以下
同様)が転送バス2に接続されており、各転送モジュー
ル1が、転送バス2を他の転送モジュール1と重複する
こと無く使用するアクセス制御機能をそれぞれ具備して
いる。
【0005】各転送モジュール1が転送バス2を使用す
るアクセス制御機能としては、例えばCSMA(carrie
r sense multipleaccess)方式、或いはトークンアク
セス(token access)方式等が従来から採用されてい
る。
【0006】CSMA方式においては、各転送モジュー
ル1のデータ転送頻度が大きくなると、複数の転送モジ
ュール1が同時にデータを転送バス2に送出する衝突の
発生頻度が増加し、衝突が発生すると各転送モジュール
1がそれぞれ固有の周期でデータ転送を再試行する為、
再試行待ち時間による転送バス2の使用効率の低下が発
生する。
【0007】またトークンアクセス方式においては、各
転送モジュール1が一個のトークンを順次転送し乍ら転
送バス2の使用権を獲得する為、データ転送を要求しな
い転送モジュール1もトークンを周回する必要があり、
トークン転送時間による転送バス2の使用効率の低下が
発生する。
【0008】一方図7においては、複数の転送モジュー
ル1の他に、バス権制御モジュール3が転送バス2に接
続されており、バス権制御モジュール3が転送バス2の
使用権を集中して管理する。
【0009】バス権制御モジュール3による転送バス2
の使用権の管理方式としては、例えば各転送モジュール
1に一定の時間を割当て、時間内でそれぞれ転送バス2
の使用権を付与する回線形時間多重方式等が採用されて
いるが、送信側転送モジュール1は転送データを割当時
間内で転送可能な如く固定長に分割し、それぞれ制御ヘ
ッダを付加して転送する必要があり、また受信側転送モ
ジュール1においては固定長データから制御ヘッダを除
去した後、元の転送データに組立てる必要があり、それ
ぞれ複雑な機能を具備する必要があると共に、各転送モ
ジュール1のデータ転送量が変動する場合に、弾力的に
時間を割当てることが困難となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある分散制御形データ転送システムにおい
ては、衝突発生時の再試行待ち時間、或いはトークン転
送時間等による転送バス2の使用効率の低下が発生する
問題があり、また従来ある集中制御形データ転送システ
ムにおいては、転送データの分解・組立を行う複雑な制
御を必要とすると共に、各転送モジュール1のデータ転
送量が変動する場合に、弾力的に対応出来ぬ問題があっ
た。
【0011】本発明は、バスを効率的に使用し、且つデ
ータ転送量の変動に対して弾力的に対応し得るデータ転
送システムを、簡易な構成で実現することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
す図である。図1において、100はモジュール、20
0は複数のモジュール100を接続するバスである。
【0013】各モジュール100は、バス200を経由
して任意のモジュール100との間でデータを転送す
る。101は、本発明により各モジュール100に設け
られた転送制御手段である。
【0014】102は、本発明(請求項2および請求項
3)により転送制御手段101に具備された転送順序識
別手段である。103は、本発明(請求項3)により各
転送順序識別手段102に具備された転送異常通知手段
である。
【0015】300は、本発明により各モジュール10
0に共通に設けられた転送競合手段である。301は、
本発明(請求項2および請求項3)により転送競合手段
300に具備された転送順序通知手段である。
【0016】302は、本発明(請求項3)により転送
競合手段300に具備された転送異常判定手段である。
【0017】
【作用】転送制御手段101は、他のモジュール100
へのデータ転送要求が発生した場合に転送競合手段30
0にデータの転送を要求する。
【0018】転送競合手段300は、各モジュール10
0から送出されるデータの転送要求を受信し、転送を許
容する一つのモジュール100を所定の競合制御基準に
基づき決定し、決定したモジュール100に転送を許容
する。
【0019】転送制御手段101は、転送競合手段30
0から転送を許容された場合に、バス200の使用状態
を監視し、該バス200が空き状態となった場合に、バ
ス200を使用中状態とし、所要のデータをバス200
を経由して他のモジュール100へ転送する。
【0020】なお転送競合手段300は、各転送要求元
のモジュール100に転送を許容する順序を決定し、決
定した順序を示す順序番号を各転送要求元のモジュール
100に通知する転送順序通知手段301を具備するこ
とが考慮される。
【0021】また転送制御手段101は、転送順序通知
手段301から通知された順序番号と、バス200を経
由して転送データと共に転送される順序番号とを比較す
ることにより、所要のデータを転送する時期を決定し、
該順序番号を所要のデータと共にバス200に送出する
転送順序識別手段102を具備することが考慮される。
【0022】また各転送順序識別手段102は、バス2
00を経由して転送データと共に転送される順序番号を
監視し、該順序番号の配列に不規則性を検出した場合
に、該データ転送の順序に異常を検出した旨を転送競合
手段300に通知する転送異常通知手段103を具備す
ることが考慮される。
【0023】また転送競合手段300は、バス200を
経由して転送データと共に転送される順序番号を監視
し、転送異常通知手段103からデータ転送の順序に異
常を検出した旨を通知された場合に、監視結果と照合
し、該転送異常の発生がデータ転送の順序に異常を検出
した旨の通知元のモジュール100かバス200かを判
定する転送異常判定手段302を具備することが考慮さ
れる。
【0024】従って、各モジュールがバスの空くのを待
って、指定された順序に任意長のデータを順次転送可能
となり、当該データ転送システムの効率およびデータ転
送量に対する弾力性を、簡易な構成で向上可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。最初に、本発明(請求項1)の一実施例を、図2お
よび図3を用いて説明する。
【0026】図2は本発明(請求項1)の一実施例によ
るデータ転送システムを示す図であり、図3は図2にお
けるデータ転送過程の一例を示す図である。なお、全図
を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0027】図2においては、図1におけるモジュール
100として転送モジュール1〔個々の転送モジュール
を1i (iは1乃至N)と称する、以下同様〕が示さ
れ、また図1におけるバス200として転送バス2が示
され、また図1における転送競合手段300として競合
制御部31を具備するバス権制御モジュール3が示さ
れ、また図1における転送制御手段101として転送要
求部11、許可受信部12、データ送信部14、データ
受信部15、送信制御部16および監視部17が各転送
モジュール1内に設けられている。
【0028】なお図2においては、転送モジュール11
内の上記各部のみが示され、その他の転送モジュール1
i 、1N 内の各部は省略されている。また転送バス2
は、何れも一方向の伝送方向を有するバス線21、2
2、24、25、26および27から構成されるが、バ
ス線21のみは各転送モジュール1毎に独立に設けられ
ているが、その他は各転送モジュール1に共用されてい
る。
【0029】任意の転送モジュール1i (但しiは1乃
至N)に、任意長のデータの転送要求が発生すると、該
当する転送モジュール1内の転送要求部11が転送バス
2内の、各転送モジュール1i 毎に設けられているバス
線21i を経由してバス権制御モジュール3に、転送要
求信号ai を転送する。
【0030】バス権制御モジュール3においては、競合
制御部31が各転送モジュール1i から転送される転送
要求信号ai を受信すると、予め定められた競合制御基
準に基づき、各転送要求信号ai の転送元転送モジュー
ル1i の中から、転送を許可する転送モジュール1を一
つ決定する。
【0031】なお競合制御基準としては、各転送元転送
モジュール1i に対して均等に割当てる、或いは予め定
められた優先順位に基づいて割当てる、更にはデータ転
送量の大小に応じて優先順位を変更する等、各種の対応
が採用可能である。
【0032】図3においては、転送モジュール11 、1
i および1N がそれぞれ転送要求信号a1 、ai および
N を転送し、競合制御部31が転送を許可する転送モ
ジュールとして11 を決定したとする。
【0033】競合制御部31は、転送許可を決定した転
送モジュール11 に付与されているアドレスc1 を付加
した転送許可信号b(c1 )を作成し、バス線22を経
由して各転送モジュール1に転送する。
【0034】各転送モジュール1においては、許可受信
部12がバス線22を経由して転送される転送許可信号
b(c1 )を受信し、付加されているアドレスc1 が自
アドレスと一致した転送モジュール11 の許可受信部1
2のみが、転送許可信号bを送信制御部16に伝達す
る。
【0035】送信制御部16は、監視部17から後述の
手順により、転送バス2の空塞状態を通知されており、
許可受信部12から転送許可信号bを伝達され、且つ監
視部17から転送バス2が空き状態であることを通知さ
れると、自転送モジュール1 1 が転送可能と判定し、転
送バス2を使用中であることを示す転送中識別信号e 1
を作成し、バス線26を経由してバス権制御モジュール
3に転送し、またデータ送信部14を起動すると共に、
転送要求部11を復旧させ、バス線211 に送出中の転
送要求信号a1 を送出停止させる。
【0036】起動されたデータ送信部14は、所要の転
送データf1 をバス線24を経由してバス権制御モジュ
ール3に転送する。なお送信制御部16は、データ送信
部14が転送データf1 を転送終了する迄、転送中識別
信号e1 の転送を継続する。
【0037】バス権制御モジュール3においては、バス
線24を経由して転送される転送データf1 を、折返し
部33を介してバス線25に送出し、バス線25を経由
して各転送モジュール1に転送すると共に、またバス線
26を経由して転送される転送中識別信号e1 を、折返
し部37を介してバス線27に送出し、バス線27を経
由して各転送モジュール1に転送する。
【0038】各転送モジュール1においては、データ受
信部15がバス線25を経由して転送される転送データ
1 に付加されている転送先アドレスが自アドレスと一
致する場合に、転送データf1 を受信する。
【0039】また各転送モジュール1内の監視部17
は、バス線27を経由して転送される各転送中識別信号
eを受信することにより、転送バス2が使用中であるこ
とを識別する。
【0040】またバス権制御モジュール3においては、
競合制御部31が転送モジュール1 1 からバス線211
を経由して転送されていた転送要求信号a1 が停止され
た時点で、転送モジュール1i および1N から転送要求
信号ai およびaN が未だ転送されているとすると、前
述と同様の過程で、転送を許可する転送モジュールとし
て1i を決定すると、前述と同様に転送許可信号b(c
i )を作成し、バス線22を経由して各転送モジュール
1に転送する。
【0041】各転送モジュール1においては、許可受信
部12がバス線22を経由して転送される転送許可信号
b(ci )を受信し、付加されているアドレスci が自
アドレスと一致した転送モジュール1i の許可受信部1
2のみが、転送許可信号bを送信制御部16に伝達す
る。
【0042】一方監視部17は、バス線26および27
を経由して転送される転送中識別信号e1 が転送されて
いる間は、送信制御部16に転送バス2が塞がっている
ことを通知している。
【0043】送信制御部16は、監視部17から前述と
同様に、転送バス2が塞がり状態であることを通知され
ている間は、許可受信部12から転送許可信号bを伝達
されても、データ転送作業を待機している。
【0044】一方転送モジュール11 においては、デー
タ送信部14が転送データf1 を転送終了すると、送信
制御部16がバス線26に送出中の転送中識別信号e1
を送出停止する。
【0045】転送モジュール1i においては、監視部1
7がバス線26および27を経由して転送されていた転
送中識別信号e1 が停止すると、転送バス2が空き状態
となったことを送信制御部16に通知する。
【0046】送信制御部16は、前述と同様に、許可受
信部12から転送許可信号bを伝達された状態で、監視
部17から転送バス2が空き状態となったことを通知さ
れると、自転送モジュール1i が転送可能と判定し、転
送バス2を使用中であることを示す転送中識別信号ei
を作成し、バス線26を経由してバス権制御モジュール
3に転送し、またデータ送信部14を起動すると共に、
転送要求部11を復旧させ、バス線21i に送出中の転
送要求信号ai を転送停止させる。
【0047】起動されたデータ送信部14は、所要の転
送データfi をバス線24を経由してバス権制御モジュ
ール3に転送する。バス権制御モジュール3において
は、前述と同様に、競合制御部31が転送モジュール1
i からバス線21i を経由して転送されていた転送要求
信号ai が停止しされた時点で、転送モジュール1N
ら転送要求信号aN が未だ転送されているとすると、転
送を許可する転送モジュールとして1N を決定すると、
前述と同様に転送許可信号b(cN)を作成し、バス線
22を経由して各転送モジュール1に転送する。
【0048】以後、前述と同様の過程により、転送モジ
ュール1N が転送許可を付与され、転送モジュール1i
によるデータ転送が終了し、転送バス2が空き状態とな
ったことを確認次第、転送データfN の転送を開始す
る。
【0049】以上の説明から明らかな如く、本実施例に
よれば、バス権制御モジュール3は各転送モジュール1
から転送される転送要求信号aを受信すると、転送許可
を付与すべき転送モジュール1を所定の基準で決定し、
決定した転送モジュール1に通知すると、以後転送モジ
ュール1が転送バス2の空塞状態を監視し、空き状態と
なり次第、データ転送を開始し、所要の転送データfが
転送し終わる迄データ転送を継続する為、各転送モジュ
ール1およびバス権制御モジュール3の構成も簡易とな
り、また転送バス2の転送効率も向上する。
【0050】次に、本発明(請求項3)の一実施例を図
4および図5を用いて説明する。図4は本発明(請求項
3)の一実施例によるデータ転送システムを示す図であ
り、図5は図4におけるデータ転送過程の一例を示す図
である。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0051】図4においては、図2に例示されるデータ
転送システムに対し、図1における転送順序識別手段1
02として順序受信部13が各転送モジュール1内に設
けられ、また図1における転送異常通知手段103とし
て異常検出部18が各転送モジュール1内に設けられて
おり、また図1における転送順序通知手段301として
順序通知部32がバス権制御モジュール3内に設けら
れ、また図1における転送異常判定手段302として監
視部34、異常検出部35および照合部36がバス権制
御モジュール3内に設けられている。
【0052】また転送バス2は、何れも一方向の伝送方
向を有するバス線21乃至29から構成されるが、バス
線21のみは各転送モジュール1毎に独立に設けられて
いるが、その他は各転送モジュール1に共用されてい
る。
【0053】任意の転送モジュール1i に、任意長のデ
ータの転送要求が発生すると、前述と同様に該当する転
送モジュール1内の転送要求部11が、各転送モジュー
ル1 i 毎に設けられているバス線21i を経由してバス
権制御モジュール3に、転送要求信号ai を転送する。
【0054】バス権制御モジュール3においては、競合
制御部31が各転送モジュール1i から転送される転送
要求信号ai を受信すると、前述と同様の競合制御基準
に基づき、各転送要求信号ai の転送元転送モジュール
i に対し、転送を許可する順序を決定する。
【0055】競合制御部31は、各転送モジュール1i
と決定した順序とを順序通知部32に通知すると共に、
各転送モジュール1i に付与されているアドレスci
付加した転送許可信号b(ci )を作成し、バス線22
を経由して各転送モジュール1に転送する。
【0056】順序通知部32は、競合制御部31から通
知された順序を示す転送順序番号dを作成し、各転送モ
ジュール1i に付与されているアドレスci を付加し、
バス線23を経由して各転送モジュール1に転送する。
【0057】図5においては、転送モジュール11 、1
i および1N がそれぞれ転送要求信号a1 、ai および
N を転送し、競合制御部31が転送モジュール11
i および1N の順序で転送を許可することに決定した
とすると、競合制御部31は転送許可信号b(c1 )、
b(ci )およびb(cN )をバス線22に送出し、ま
た順序通知部32は転送順序番号d(=1、c1 )、d
(=2、ci )およびd(=3、cN )をバス線23に
送出する。
【0058】各転送モジュール1においては、許可受信
部12がバス線22を経由して転送される転送許可信号
b(c1 )、b(ci )およびb(cN )を受信し、付
加されているアドレスc1 、ci およびcN が自アドレ
スと一致した転送モジュール11 、1i および1N のみ
の許可受信部12が、転送許可信号bを送信制御部16
に伝達する。
【0059】また各転送モジュール1内の順序受信部1
3は、バス線23を経由して転送される転送順序番号d
(=1、c1 )、d(=2、ci)およびd(=3、c
N )を受信し、付加されているアドレスc1 、ci およ
びcN が自アドレスと一致した転送モジュール11 、1
i および1N のみの順序受信部13が、転送順序番号d
(=1)、d(=2)またはd(=3)を送信制御部1
6に伝達する。
【0060】各転送モジュール1の送信制御部16は、
監視部17から後述の手順により、次に転送バス2を経
由して転送可能な転送データの転送順序番号(例えばd
=1)を通知されており、許可受信部12から転送許可
信号bを伝達され、且つ順序受信部13から伝達された
転送順序番号d(=1)と、監視部17から通知された
転送順序番号d(=1)とが一致した転送モジュール1
1 のみが、自転送モジュール11 が転送し得る順序が到
来したと判定し、順序受信部13から伝達された転送順
序番号d(=1)を付加した転送中識別信号e1 (d=
1)を作成し、バス線26を経由してバス権制御モジュ
ール3に転送すると共に、データ送信部14を起動す
る。
【0061】起動されたデータ送信部14は、転送デー
タf1 をバス線24を経由してバス権制御モジュール3
に転送する。バス権制御モジュール3においては、バス
線24を経由して転送される転送データf1 を、折返し
部33を介してバス線25に送出し、バス線25を経由
して各転送モジュール1に転送すると共に、またバス線
26を経由して転送される転送中識別信号e1 (d=
1)を、折返し部37を介してバス線27に送出し、バ
ス線27を経由して各転送モジュール1に転送する。
【0062】データ送信部14が転送データf1 を転送
終了すると、送信制御部16は転送中識別信号e1 (d
=1)の転送を終了する。各転送モジュール1において
は、データ受信部15がバス線25を経由して転送され
る転送データf1 に付加されている転送先アドレスが自
アドレスと一致する場合には、転送データf1 を受信す
る。
【0063】また各転送モジュール1内の監視部17
は、バス線27を経由して転送される各転送中識別信号
e(d=1)から各転送順序番号d=1を抽出し、異常
検出部18に伝達すると共に、受信中の転送中識別信号
1 (d=1)が停止すると、停止した転送順序番号d
=1に対応する転送データf1 の転送が終了し、次の転
送順序番号d=2に対応する転送データfの転送を開始
可能と判定し、次の転送順序番号d=2を送信制御部1
6に通知する。
【0064】次の転送順序番号d=2を通知された送信
制御部16は、前述の如き処理を実行し、転送モジュー
ル1i の送信制御部16のみが、順序受信部13から伝
達された転送順序番号d(=2)と、監視部17から通
知された転送順序番号d(=2)とが一致したことを検
出し、転送モジュール1iに所要の転送データfi の転
送処理を実行させる。
【0065】更に転送モジュール1i が転送データfi
および転送中識別信号ei (d=2)の転送を終了する
と、各転送モジュール1内の監視部17が受信中の転送
中識別信号ei (d=2)の停止を検出し、次の転送順
序番号d=3を送信制御部16に通知し、転送モジュー
ル1N の送信制御部16のみが、順序受信部13から伝
達された転送順序番号d(=3)と、監視部17から通
知された転送順序番号d(=3)との一致を検出し、転
送モジュール1N に所要の転送データfN の転送処理を
実行させる。
【0066】一方 異常検出部18は、監視部17から
伝達される各転送順序番号d(=1、2、3)が、規則
的(即ち連続的に且つ昇順)であるか否かを監視してお
り、伝達された各転送順序番号dに不規則性を検出する
と、検出した転送順序番号dの不規則性を示す転送異常
通知信号gi (ci )を作成し、バス線28を経由して
バス権制御モジュール3に転送する。
【0067】一方バス権制御モジュール3においても、
監視部34が折返し部37を介して転送中の転送中識別
信号e(d)から、各転送モジュール1における監視部
17と同様に転送順序番号dを抽出して異常検出部35
に伝達し、異常検出部35が各転送モジュール1におけ
る異常検出部18と同様に、監視部34から伝達される
各転送順序番号dが、規則的であるか否かを監視してお
り、伝達された各転送順序番号dに不規則性を検出する
と、検出した転送順序番号dの不規則性を照合部36に
通知している。
【0068】照合部36は、各転送モジュール1からバ
ス線28を経由して転送される転送異常通知信号g
i (ci )が示す転送順序番号dの不規則性と、異常検
出部35から伝達される不規則性とを照合し、各転送モ
ジュール1から転送される転送順序番号dの不規則性と
同じ不規則性が、照合部36からも通知されている場合
には、転送バス2を経由するデータ転送が規則的に実行
されていないと判定し、転送バス2を経由するデータ転
送を中止させるが、各転送モジュール1から転送される
転送順序番号dの不規則性と同じ不規則性が、照合部3
6から通知されていない場合には、転送異常通知信号g
i (ci )の転送元の転送モジュール1i に異常が発生
していると判定し、転送異常通知信号gi (ci )の転
送元の転送モジュール1i のアドレスci を付加した転
送禁止信号hi (ci )を作成し、バス線29に送出
し、各転送モジュール1に転送する。
【0069】各転送モジュール1においては、転送禁止
部19がバス線29を経由して転送される転送禁止信号
i (ci )に付加されているアドレスci を、自アド
レスと照合し、一致した転送モジュール1i は転送要求
部11から転送要求信号ai の送出を停止させる。
【0070】以上の説明から明らかな如く、本実施例に
よれば、バス権制御モジュール3内の競合制御部31
が、各転送モジュール1から転送される転送要求信号a
を受信すると、転送順序を決定し、各転送モジュール1
に転送許可信号b(c)および転送順序番号d(c)に
より通知し、以後各転送モジュール1は転送バス2上を
転送される転送中識別信号e(d)を監視して自転送モ
ジュール1が転送データfを転送し得る時期を決定し、
直ちに転送データfの転送を開始し、且つ転送データf
を区分すること無く、一括して転送する為、各転送モジ
ュール1およびバス権制御モジュール3の構成も簡易と
なり、また転送バス2が空き状態となるのを複数の転送
モジュール1が待機する為、データ転送時間が短い場合
にも、転送バス2を空き状態の儘とする機会が減少し、
転送バス2も効率的に使用可能となる。また各転送モジ
ュール1の異常検出部18が転送順序番号dの不規則性
を検出するとバス権制御モジュール3に通知し、バス権
制御モジュール3が同様の監視結果と照合することによ
り、転送バス2全般の障害か、特定転送モジュール1の
障害かを識別可能となり、信頼性を向上する。また転送
バス2が一方向伝送のバス線21乃至29により構成さ
れる為、転送バス2が長遠となった場合にも、中継増幅
器の挿入が可能となる。
【0071】なお、図2乃至図5はあく迄本発明の一実
施例に過ぎず、例えば転送許可信号bおよび転送順序番
号d、或いは転送中識別信号eおよび転送データfをそ
れぞれ別個のバス線により転送するものに限定されるこ
とは無く、転送許可信号bと転送順序番号dと、或いは
転送中識別信号eと転送データfとを一緒に転送する
等、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本
発明の効果は変わらない。また本発明の対象となるデー
タ転送システムは、図示されるものに限定されることは
無く、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも
本発明の効果は変わらない。
【0072】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記データ転送
システムにおいて、各モジュールがバスの空くのを待っ
て、指定された順序に任意長のデータを順次転送可能と
なり、当該データ転送システムの効率およびデータ転送
量に対する弾力性を、簡易な構成で向上可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図
【図2】 本発明(請求項1)の一実施例によるデータ
転送システムを示す図
【図3】 図2におけるデータ転送過程の一例を示す図
【図4】 本発明(請求項3)の一実施例によるデータ
転送システムを示す図
【図5】 図4におけるデータ転送過程の一例を示す図
【図6】 従来ある分散制御形データ転送システムの一
例を示す図
【図7】 従来ある集中制御形データ転送システムの一
例を示す図
【符号の説明】
1 転送モジュール 2 転送バス 3 バス権制御モジュール 11 転送要求部 12 許可受信部 13 順序受信部 14 データ送信部 15 データ受信部 16 送信制御部 17、34 監視部 18、35 異常検出部 19 転送禁止部 21、…、29 バス線 31 競合制御部 32 順序通知部 33、37 折返し部 36 照合部 100 モジュール 101 転送制御手段 102 転送順序識別手段 103 転送異常通知手段 200 バス 300 転送競合手段 301 転送順序通知手段 302 転送異常判定手段
フロントページの続き (72)発明者 谷口 征士郎 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州デイジタル・テクノロジ株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモジュール(100)を共通のバ
    ス(200)により接続し、前記各モジュール(10
    0)が前記バス(200)を経由して任意のモジュール
    (100)との間でデータを転送するデータ転送システ
    ムにおいて、 前記各モジュール(100)に共通に、前記各モジュー
    ル(100)から送出されるデータの転送要求を受信
    し、転送を許容する一つのモジュール(100)を所定
    の競合制御基準に基づき決定し、決定した前記モジュー
    ル(100)に転送を許容する転送競合手段(300)
    を設け、 前記各モジュール(100)に、他のモジュール(10
    0)へのデータ転送要求が発生した場合に前記転送競合
    手段(300)にデータの転送を要求し、前記転送競合
    手段(300)から転送を許容された場合に、前記バス
    (200)の使用状態を監視し、該バス(200)が空
    き状態となった場合に、該バス(200)を使用状態と
    し、所要のデータを前記バス(200)を経由して前記
    他のモジュール(100)へ転送する転送制御手段(1
    01)を設けることを特徴とするバス転送制御方式。
  2. 【請求項2】 前記転送競合手段(300)は、前記各
    転送要求元のモジュール(100)に転送を許容する順
    序を決定し、決定した前記順序を示す順序番号を前記各
    転送要求元のモジュール(100)に通知する転送順序
    通知手段(301)を具備し、 前記転送制御手段(101)は、前記転送順序通知手段
    (301)から通知された順序番号と、前記バス(20
    0)を経由して転送データと共に転送される順序番号と
    を比較することにより、前記所要のデータを転送する時
    期を決定し、該順序番号を前記所要のデータと共に前記
    バス(200)に送出する転送順序識別手段(102)
    を具備することを特徴とする請求項1記載のバス転送制
    御方式。
  3. 【請求項3】 前記各転送順序識別手段(102)は、
    前記バス(200)を経由して転送データと共に転送さ
    れる前記順序番号を監視し、該順序番号の配列に不規則
    性を検出した場合に、該データ転送の順序に異常を検出
    した旨を前記転送競合手段(300)に通知する転送異
    常通知手段(103)を具備し、 前記転送競合手段(300)は、前記バス(200)を
    経由して転送データと共に転送される前記順序番号を監
    視し、前記転送異常通知手段(103)から前記データ
    転送の順序に異常を検出した旨を通知された場合に、前
    記監視結果と照合し、該転送異常の発生が前記データ転
    送の順序に異常を検出した旨の通知元のモジュール(1
    00)かバス(200)かを判定する転送異常判定手段
    (302)を具備することを特徴とする請求項2記載の
    バス転送制御方式。
JP25486591A 1991-10-02 1991-10-02 バス転送制御方式 Withdrawn JPH0594410A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316711A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316711A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置
JP4689189B2 (ja) * 2004-04-28 2011-05-25 三菱電機株式会社 情報処理装置

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