JPH05942A - トラネキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤 - Google Patents

トラネキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤

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JPH05942A
JPH05942A JP18048391A JP18048391A JPH05942A JP H05942 A JPH05942 A JP H05942A JP 18048391 A JP18048391 A JP 18048391A JP 18048391 A JP18048391 A JP 18048391A JP H05942 A JPH05942 A JP H05942A
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JP
Japan
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acid
group
acid derivative
chemical formula
compound
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Withdrawn
Application number
JP18048391A
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English (en)
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Wataru Takahashi
亘 高橋
Kazumasa Otsubo
一政 大坪
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛋白分解酵素阻害活性を付与した物質、およ
びこれを有効成分とする抗潰瘍剤をはじめとする医薬品
として有用な物質を提供する。 【構成】 下記化1 【化1】 (式中、XはS、NHを表し、R1 ,R 2,R3は同一
または異なってH、HN=C(NH2 )あるいは置換基
を有してもよい炭素数1〜5のアルキル基、アリール
基、アラルキル基を表し、nは0〜5の整数を表す。)
で示されるトラネキサム酸誘導体またはその薬学的に許
容し得る塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なトラネキサム酸
誘導体に関し、さらに詳しくは、蛋白分解酵素阻害活性
を持つトラネキサム酸誘導体またはその薬学的に使用で
きる塩およびこれを有効成分として含有する酵素阻害剤
ならびに抗潰瘍剤に関する。
【0002】
【従来の技術】生体内には数多くの酵素が存在してお
り、様々な疾患との関連が知られている。例えば、プラ
スミン、カリクレイン等の蛋白分解酵素も例外ではな
く、何らかの理由によって異常に活性化されると、種々
の疾患を誘発することが知られている。例えば、血液中
にプラスミンが多量に存在すると出血性疾患を生じる。
また、プラスミンは胃潰瘍の発生あるいは進行に関与す
ることが知られている〔日本消化器病学会大会講演要旨
集 1988 P2094,Japan. J.Pharmacol. 5
0,72(1989)〕。したがって、これらの蛋白分
解酵素を阻害する活性を有する物質は、様々な疾患の治
療薬として有用であり、従来よりその開発が検討されて
きた。例えば、抗プラスミン物質は、止血剤、抗潰瘍
剤、抗炎症剤として有用であり、また、抗カリクレイン
物質は抗潰瘍剤などとして有用である。
【0003】本発明の化合物に比較的構造の近い物質と
しては、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸ア
ミドが知られている(特開平2−25417号)。しか
し、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸アミド
は抗プラスミン活性を有しているものの、その抗潰瘍活
性は十分なものではない。
【0004】一方、抗潰瘍剤としては、数多くの薬剤が
知られ、かつ、販売されている。例えば、防御型抗潰瘍
剤の塩酸セトラキサートや胃酸分泌抑制作用を持つH2
受容体拮抗薬であるシメチジンが代表例として挙げられ
る。
【0005】しかし、塩酸セトラキサートの抗潰瘍活性
は、特に慢性潰瘍に対して必ずしも満足するものではな
いため、主にシメチジンなどの胃酸分泌抑制剤との併用
療法が必要となる。また、シメチジンは強力な胃酸分泌
抑制作用を有しており、潰瘍の治癒率も上昇を可能にし
たが、抗男性ホルモン作用、無顆粒球症などの副作用が
認められ、さらに、潰瘍の再発、慢性化、抵抗性潰瘍の
発生といった問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決して、蛋白分解酵素阻害活性を付与
した物質、およびこれを有効成分とする抗潰瘍剤をはじ
めとする医薬品として有用な物質を提供せんとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、新規のトラネキ
サム酸誘導体が優れた蛋白分解酵素阻害活性および強力
な抗潰瘍活性を有することを見いだし、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、前記化1で示される
トラネキサム酸誘導体またはその薬学的に許容し得る塩
を有効成分として含有する酵素阻害剤および抗潰瘍剤で
ある。
【0008】上記の薬学的に許容し得る塩基性部分の塩
として、例えば、塩酸塩、臭化水素塩、硫酸塩などの無
機酸塩、また、コハク酸塩、クエン酸塩、メシル酸塩、
トルエンスルホン酸塩などの有機酸塩を挙げることがで
き、さらに、酸性基部分の塩としては、例えば、アンモ
ニウム、ナトリウム、カリウムなどの無機塩や、トリエ
チルアミン、ピリジンなどの有機塩を挙げることができ
る。
【0009】化1で示される新規トラネキサム酸誘導体
にはシス−トランス異性体が含まれるが、トランス体が
特に好ましい。化1におけるR1 ,R 2およびR 3とし
ては、水素原子、HN=C(NH2 )基の他に、例え
ば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル
基などのような炭素数1から5までのアルキル基、例え
ば、フェニル基、ナフチル基、トリル基などのようなア
リール基、例えば、ベンジル基、フェネチル基、p−メ
チルベンジル基などのようなアルキル部分の炭素数1か
ら5までのアラルキル基などが挙げられる。この場合、
アルキル基、アリール基、アラルキル基は官能基を有し
てもよく、官能基としては、一置換から三置換までの、
例えば、フッ素基、塩素基、臭素基などのようなハロゲ
ン基、例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキ
シ基などのような炭素数1から5までのアルコキシ基、
カルボキシル基、例えば、メトキシカルボニル基、エト
キシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基などの
ような炭素数1から5までのアルコキシカルボニル基、
ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシアミノカルボニル基、
アミノカルボニル基などが挙げられる。化1で示される
本発明化合物は、下記化2
【0010】
【化2】 (式中、R 2,R 3は前述と同意味を表す。)で示され
るアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸またはその反
応性誘導体に、下記化3
【0011】
【化3】 (式中、X,R1 ,nは前述と同意味を表す。)で示さ
れる化合物を縮合反応させることによって製造される。
【0012】前記化2のアミノメチルシクロヘキサンカ
ルボン酸の反応性誘導体としては、例えば、酸クロリ
ド、酸ブロミドなどの酸ハロゲン化物、混合酸無水物、
p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニ
ルエステルなどの活性エステルが挙げられる。
【0013】目的とするトラネキサム酸誘導体のR2
よびR3 がHの場合は、アミノメチルシクロヘキサンカ
ルボン酸のアミノ基は、通常一級アミノ基に使用される
ウレタン型、アミド型などの保護基、特に好ましくは水
素添加によって容易に脱保護できるベンジロキシカルボ
ニル基、あるいは酸分解によって容易に脱保護できるte
rt−ブトキシカルボニル基で保護した後に、前記化3の
化合物と縮合反応させ、さらに、脱保護して前記化1の
トラネキサム酸誘導体を製造することが、反応選択性お
よび収率の向上のために望ましい。
【0014】この場合、保護基の導入は、通常用いられ
る方法〔例えば、Greene著「 Protective Groups in Or
ganic Synthesis 」p218〜287(1981年)参
照〕によって、特に好ましくは求核性のない2級あるい
は3級塩基、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルアミン、ピリジンなどの有機塩基の存在下、酸ハロゲ
ン化物とアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸を反応
させる方法によって、容易に行うことが可能である。
【0015】また、目的とするトラネキサム酸誘導体の
1 がHの場合は、前記化3で示される化合物のR1
通常カルボキシル基に使用される保護基、特に好ましく
は水素添加によって容易に脱保護できるベンジル基で保
護し、前記化2の反応性誘導体と縮合反応の後に、脱保
護して前記化1のトラネキサム酸誘導体を製造すること
も可能である。
【0016】この場合、保護基の導入は、通常用いられ
る方法〔例えば、Greene著「 Protective Groups in Or
ganic Synthesis 」p152〜192(1981年)参
照〕によって、特に好ましくは例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどの無機塩基、あるいはトリエチ
ルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジンなどの有機
塩基の存在下、ハロゲン化物と下記化4
【0017】
【化4】 (式中、X,nは前述と同意味を表す。)で示される化
合物を反応させる方法によって、容易に行うことが可能
である。
【0018】縮合反応は、例えば、酸性触媒あるいは
N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミドなどの脱水
縮合剤によっても行えるが、本発明においては、簡便か
つ高収率で縮合反応を行える前記化2のアミノメチルシ
クロヘキサンカルボン酸の反応性誘導体を用いる方法が
望ましい。反応は不活性な溶媒の存在下実施されるが、
好ましくはベンゼン、THF、1,4−ジオキサンが望
ましい。反応性誘導体を用いる縮合反応においては、反
応の選択性、収率の向上のために、求核性のない2級あ
るいは3級塩基、例えば、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、ピリジンなどの有機塩基の存在下行うの
が望ましく、この場合、有機塩基の使用量は、アミノメ
チルシクロヘキサンカルボン酸誘導体に対して1〜10
当量、特に好ましくは1〜3当量である。反応温度は、
例えば−50〜200℃、好ましくは副反応を抑制する
ため−30〜20℃で行われる。
【0019】保護されたトラネキサム酸誘導体の脱保護
反応は、通常用いられる方法〔例えば、Greene著「 Pro
tective Groupsin Organic Synthesis 」p152〜1
92あるいはp218〜287(1981年)参照〕を
用いて、酸性、アルカリ性化合物によって、あるいは水
素添加によって行われるが、温和な条件で、かつ、常圧
下で脱保護が可能である水素添加または酸分解が望まし
い。水素添加に使用される触媒としては、均一系触媒あ
るいは不均一系触媒を用いることが可能であるが、本発
明においては、簡便かつ高収率で脱保護できる不均一系
触媒、例えば、パラジウム−カーボン、パラジウム−黒
などを用いることが望ましい。また、酸分解に使用され
る酸は、例えば、臭化水素、塩酸、硫酸、硝酸などの無
機酸、例えば、酢酸、p−トルエンスルホン酸、メタン
スルホン酸などの有機酸が挙げられるが、簡便かつ高収
率で脱保護できる臭化水素を用いる方法が望ましい。
【0020】また、本発明の化合物化1において、式
中、R1 がアリールメチル基、すなわち、ベンジル基、
p−メチルベンジル基、ジフェニルメチル基などであ
り、かつつ、R2 あるいはR3 の保護基がベンジロキシ
カルボニル基であるトラネキサム酸誘導体を脱保護する
には、アミノ基の保護基のみを選択的に脱保護するため
に、臭化水素酢酸溶液を使用することが可能である。こ
のとき、酢酸溶液に含有されている臭化水素の使用量
は、保護されたトラネキサム酸誘導体に対して1〜10
0当量、特に好ましくは3〜30当量である。反応温度
は、例えば−20〜50℃、好ましくは副反応を抑制す
るため0〜30℃で行われる。
【0021】また、前記化1において、R1 がHのカル
ボン酸誘導体の場合は、酸性触媒を用いる常法によって
エステル誘導体に変換することが可能である。エステル
化は、例えば、塩化チオニル、硫酸、塩酸などの無機酸
性触媒、あるいはトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸な
どの有機酸性触媒、好ましくは塩化チオニルの存在下、
カルボン酸誘導体とアルコールまたはフェノール化合物
を脱水縮合することによって行われる。この場合、酸性
触媒の使用量は、カルボン酸誘導体に対して0.001
〜10当量、特に好ましくは0.01〜0.1当量であ
る。アルコールまたはフェノール化合物の使用量は、カ
ルボン酸誘導体に対して1〜1000当量、特に好まし
くは10〜100当量である。反応温度は、例えば−2
0〜50℃、好ましくは副反応を抑制するため0〜30
℃で行われる。
【0022】また、前記化1において、R2 あるいはR
3 がHの場合は、アルキル化剤を用いる常法によって二
級または三級アミン誘導体に変換することが可能であ
る。アルキル化剤としては、例えば、置換基を有しても
よいアルキルハロゲン化物、アリールハロゲン化物、ア
ラルキルハロゲン化物を使用でき、このとき、アルキル
化剤の使用量は、トラネキサム酸誘導体に対して1〜1
0当量、特に好ましくは1〜3当量である。反応は、反
応の選択性、収率の向上のために、求核性のない2級あ
るいは3級塩基、例えば、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、ピリジンなどの有機塩基の存在下行うの
が望ましく、この場合、有機塩基の使用量は、トラネキ
サム酸誘導体に対して1〜10当量、特に好ましくは1
〜3当量である。反応は不活性な溶媒の存在下実施され
るが、好ましくは例えば、メタノール、エタノールなど
のアルコール系溶媒、ベンゼン、THF、1,4−ジオ
キサンが望ましい。反応温度は、例えば−50〜200
℃、好ましくは副反応を抑制するため−30〜20℃で
行われる。
【0023】また、前記化1において、XがNHであ
り、かつ、R1 がアルキル基、アリール基、アラルキル
基であるエステル誘導体の場合は、酸またはアルカリの
存在下、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
を用いて、カルボン酸誘導体に変換することが可能であ
る。この場合、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの使
用量は、エステル誘導体に対して1〜5当量、特に好ま
しくは1〜2当量である。反応は、不活性な溶媒の存在
下実施されるが、好ましくは水、メタノール、エタノー
ルなどが望ましい。反応温度は、例えば0〜100℃、
好ましくは10〜30℃で行われる。
【0024】また、前記化1において、R2 あるいはR
3 がNH=C(NH2 )基であるグアニジノ化合物を製
造する場合は、化1のR2 あるいはR3 が水素原子で示
されるトラネキサム酸誘導体に、一般的に用いうるグア
ニジノ化剤を反応させ製造することが可能であるが、好
ましくは反応の選択性、試薬入手の容易性から、2−メ
チル−2−チオプソイド尿素を用いることが望ましい。
グアニジノ化剤の使用量は、トラネキサム酸誘導体に対
して1〜10当量、特に好ましくは1〜5当量である。
反応は不活性な溶媒の存在下実施されるが、好ましくは
水、メタノール、エタノールなどが望ましい。反応温度
は、例えば0〜100℃、好ましくは10〜30℃で行
われる。
【0025】本発明の化合物の単離精製は、例えば、再
結晶、クロマトグラフィーなどの公知の技術によって容
易に行うことができる。本発明の化1の化合物またはそ
の塩を抗潰瘍剤として用いる場合、投与形態としては、
経口投与あるいは非経口投与のいずれでもよい。投与量
は投与方法、症状、年齢などにより異なるが、化1の化
合物として1回量約0.1〜100mg/kg体重程度、一
日1〜3回程度投与するのが望ましい。化1の化合物ま
たはその塩は、通常、製剤用担体として調製した製剤の
形で投与される。
【0026】製剤用担体としては、製剤分野において常
用され、かつ、化1の化合物またはその塩と反応しない
物質、例えば、ゼラチン、乳糖、デンプン、結晶セルロ
ース、カルボキシルメチルセルロース、植物油、軽質無
水ケイ酸、プロピレングリコールなどが挙げられる。
【0027】剤型としては、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤などの固体製剤、またはシロップ、エリキシル
剤、注射剤などの液体製剤が挙げられる。これらの製剤
は、常法によって調製される。また、錠剤は周知の方法
でコーティングしてもよい。注射剤の場合には、前記化
1の化合物またはその塩を水に溶解させて調製するが、
必要に応じて生理食塩水あるいはブドウ糖溶液に溶解さ
せてもよい。
【0028】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説
明するが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。 実施例1t−4−N−ベンジロキシカルボキサミドメチルシクロ
ヘキサンカルボン酸−N’−(4−(2−メトキシカル
ボニル)エチルフェニル)−アミド(下記化5)の合成
【0029】
【化5】
【0030】t−4−N−ベンジロキシカルボキサミド
メチルシクロヘキサンカルボン酸6.5g(22.32
mmol)を塩化チオニル30mlに加え、1時間還流した。
冷却後、反応液を濃縮し、残った結晶にTHF 112
mlおよびトリエチルアミン3.73ml(26.78mmo
l)を加え、これに3−(4−アミノフェニル)プロピ
オン酸メチル4.00g(22.32mmol)のTHF5
2ml溶液を5℃、1時間で滴下した。滴下後、室温で1
時間攪拌した後に、反応液を濃縮した。濃縮液をクロロ
ホルムに溶解し、1N−NaOH、1N−HCl、水で
それぞれ洗浄した。クロロホルム層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、濃縮し残った結晶をベンゼンから再
結晶した。結晶を濾別し、真空乾燥して、t−4−N−
ベンジロキシカルボキサミドメチルシクロヘキサンカル
ボン酸−N’−(4−(2−メトキシカルボニル)エチ
ルフェニル)−アミド6.10gを収率60.4%で得
た。
【0031】IR(KBr):3320,2930,1
740,1700,1685,1600,1540,1
250cm-1 NMR(CDCl3 )δ:0.7−3.3(m,16
H),3.63(s,3H),4.88(br,1
H),5.07(s,2H),7.30(s,5H),
7.0−7.6(m,5H)
【0032】t−4−アミノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸−N−(4−(2−メトキシカルボニル)エチル
フェニル)−アミド・塩酸塩(下記化6、以下、化合物
1という)の合成
【0033】
【化6】
【0034】t−4−N−ベンジロキシカルボキサミド
メチルシクロヘキサンカルボン酸−N’−(4−(2−
メトキシカルボニル)エチルフェニル)−アミド1.0
g(2.21mmol)をDMF50mlに加え、Pd−B2
00mg存在下、水素添加反応を行った。室温にて18時
間攪拌後、Pd−Bを濾別し、濾液を濃縮した後、エタ
ノール10mlに溶解した。濃塩酸0.7mlを加え、エー
テルを滴下し、結晶を析出させた。結晶を濾集、洗浄
後、真空乾燥し、t−4−アミノメチルシクロヘキサン
カルボン酸−N−(4−(2−メトキシカルボニル)エ
チルフェニル)−アミド・塩酸塩0.59g(1.67
mmol)を収率75.6%で得た。
【0035】実施例2t−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸−N−
(4−(2−カルボキシル)エチルフェニル)−アミド
・塩酸塩(下記化7、以下、化合物2という)の合成
【0036】
【化7】
【0037】t−4−アミノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸−N−(4−(2−メトキシカルボニル)エチル
フェニル)−アミド・塩酸塩0.30g(0.85mmo
l)のメタノール5ml溶液に、水酸化ナトリウム90mg
を含む水溶液5mlを加え、室温で3時間加水分解反応を
行った。反応液を濃縮後、水10mlを加え、濃塩酸で中
和し結晶を析出させた。この結晶をエタノール10mlに
溶解し、濃塩酸0.5mlを加え、エーテルを滴下し、結
晶を析出させた。結晶を濾集、洗浄後、真空乾燥し、t
−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸−N−
(4−(2−カルボキシ)エチルフェニル)−アミド・
塩酸塩0.24g(0.59mmol)を収率69.4%で
得た。
【0038】実施例3t−4−N−tert−ブトキシカルボキサミドメチルシク
ロヘキサンカルボン酸−(4−(2−カルボキシル)エ
チルフェニル)−チオエステル(下記化8)の合成
【0039】
【化8】
【0040】t−4−N−tert−ブトキシカルボキサミ
ドメチルシクロヘキサンカルボン酸1.04g(4.0
6mmol)およびトリエチルアミン0.57ml(4.06
mmol)をTHF 10mlに加え、−15℃に冷却した。
これにクロロ蟻酸エチル0.39ml(4.06mmol)を
滴下し、−15℃で20分間攪拌した。さらにこの反応
液に、3−(4−メルカプトフェニル)プロピオン酸
0.74g(4.06mmol)およびトリエチルアミン
0.57ml(4.06mmol)のTHF 10ml溶液を、
30分間掛けて−15℃で滴下した。反応終了後、反応
液を濃縮し、残留物をクロロホルムに溶解し、水、冷5
%−炭酸水素水溶液、冷1N−塩酸、さらに水で有機層
を洗浄した。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、濃縮し、残った結晶をメタノール−水から
再結晶した。結晶を濾別し、真空乾燥して、t−4−N
−tert−ブトキシカルボキサミドメチルシクロヘキサン
カルボン酸−(4−(2−カルボキシル)エチルフェニ
ル)−チオエステル1.04g(2.47mmol)を収率
60.84%で得た。
【0041】IR(KBr):3365,2930,1
690,1530,1180cm-1 NMR(DMSO−d6 )δ:0.7−3.3(m,1
6H),1.43(s,9H),4.50−5.10
(b,1H),6.00−7.00(b,1H),7.
00−7.50(m,4H)
【0042】t−4−アミノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸−(4−(2−カルボキシル)エチルフェニル)
−チオエステル・臭化水素塩(下記化9、以下、化合物
3という)の合成
【0043】
【化9】
【0044】t−4−N−tert−ブトキシカルボキサミ
ドメチルシクロヘキサンカルボン酸−(4−(2−カル
ボキシル)エチルフェニル)−チオエステル1.00g
(2.37mmol)に、25%臭化水素酢酸溶液10mlを
加えた。室温にて1時間攪拌後、エーテル40mlを滴下
して結晶を析出させた。結晶を濾集、エーテルで洗浄
後、メタノール−酢酸から再結晶しt−4−アミノメチ
ルシクロヘキサンカルボン酸−(4−(2−カルボキシ
ル)エチルフェニル)−チオエステル・臭化水素塩0.
62g(1.55mmol)を収率65.2%で得た。
【0045】実施例4t−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸−(4
−(2−メトキシカルボニル)エチルフェニル)−チオ
エステル・臭化水素塩(下記化10、以下、化合物4と
いう)の合成
【0046】
【化10】
【0047】t−4−アミノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸−(4−(2−カルボキシル)エチルフェニル)
−チオエステル・臭化水素塩1.00g(2.49mmo
l)のメタノール15mlに、室温にて塩化チオニル5滴
を加えた。1時間攪拌後、エーテル40mlを滴下して結
晶を析出させた。結晶を濾集、エーテルで洗浄後、メタ
ノール−エーテルから再結晶し、t−4−アミノメチル
シクロヘキサンカルボン酸−(4−(2−メトキシカル
ボニル)エチルフェニル)−チオエステル・臭化水素塩
0.94g(2.27mmol)を収率91.1%で得た。
【0048】実施例5t−4−N,N−ジベンジルアミノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸−N’−(4−(2−メトキシカルボニ
ル)エチルフェニル)−アミド・塩酸塩(下記化11、
以下、化合物5という)の合成
【0049】
【化11】
【0050】t−4−アミノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸−N−(4−(2−メトキシカルボニル)エチル
フェニル)−アミド・塩酸塩2.13g(6.00mmo
l)をメタノール30mlに加え、これにトリエチルアミ
ン2.43g(24mmol)および臭化ベンジル3.08
g(18mmol)を加えた。室温にて24時間攪拌後、反
応液を濃縮し、残留物をクロロホルムに溶解し、冷1N
−塩酸、さらに水で有機層を洗浄した。クロロホルム層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残った
結晶をメタノール−水から再結晶した。結晶を濾別し、
真空乾燥して、t−4−N,N−ジベンジルアミノメチ
ルシクロヘキサンカルボン酸−N’−(4−(2−メト
キシカルボニル)エチルフェニル)−アミド・塩酸塩
1.98g(3.82mmol)を収率63.7%で得た。
【0051】実施例6t−4−N,N−ジベンジルアミノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸−(4−(2−メトキシカルボニル)エチ
ルフェニル)−チオエステル・塩酸塩(下記化12、以
下、化合物6という)の合成
【0052】
【化12】 N,N−ジベンジルアミノメチルシクロヘキサンカルボ
ン酸1.95g(5.80mmol)を塩化チオニル12ml
に加え、1時間還流した。冷却後、反応液を濃縮し、残
った結晶にTHF25mlを加え、これにトリエチルアミ
ン0.81ml(5.80mmol)のTHF25ml溶液、お
よび3−(4−メルカプトフェニル)プロピオン酸メチ
ル1.14g(5.80mmol)のTHF20ml溶液を0
℃、1時間で同時に滴下した。滴下後、0℃で2時間攪
拌した後に、反応液を濃縮した。濃縮液をクロロホルム
に溶解し、飽和炭酸水素水溶液、水でそれぞれ洗浄し
た。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、濃縮し、残った結晶をエタノール50mlに溶解し、
濃塩酸0.5mlを加え、エーテルを滴下し、結晶を析出
させた。結晶を濾集、洗浄後、真空乾燥して、t−4−
N,N−ジベンジルアミノメチルシクロヘキサンカルボ
ン酸−(4−(2−メトキシカルボニル)エチルフェニ
ル)−チオエステル・塩酸塩1.84gを収率75.4
%で得た。
【0053】表1に実施例1〜6によって製造した化合
物の構造および物性値を示した。また、上記実施例1〜
6に準じて化合物7〜13を製造した。併せて、表1〜
3にその化合物の構造および物性値を示した。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】実施例10酵素阻害活性測定 1)抗プラスミン活性測定 阻害剤を0.05Mトリス塩酸緩衝液(pH7.5)に
溶解して全体を0.4mlとし、ここに基質である1.1
5mMのS−2251溶液を0.1ml加え、37℃の恒
温槽中で5分間インキュベーションした。つづいてヒト
プラスミン溶液0.1mlを添加し、37℃で10分間反
応させた。2%クエン酸溶液2mlを加えて反応を停止さ
せた後、生成したパラニトロアニリンの吸光度を405
nmで測定し、阻害剤を加えないときの50%の吸光度
を示す阻害濃度をIC50として求めた。
【0058】2)抗カリクレイン活性測定 阻害剤を0.05Mトリス塩酸緩衝液(pH7.5)に
溶解して全体を0.4mlとし、ここに1.15mMのS
−2302溶液を0.1ml加え、37℃の恒温槽中で5
分間インキュベーションした。つづいてブタの膵臓カリ
クレイン0.1ユニット/ml溶液0.1mlを添加し、3
7℃で10分間反応させた。2%クエン酸溶液2mlを加
えて反応を停止させた後、生成したパラニトロアニリン
の吸光度を405nmで測定し、阻害剤を加えないとき
の50%の吸光度を示す阻害濃度をIC50として求め
た。表4に本発明の化合物および対照物質の酵素阻害活
性を示す。(IC50:mM)
【0059】
【表4】
【0060】表4に示すように、本発明の化合物は、強
力な蛋白分解酵素阻害活性を有する。
【0061】実施例11潰瘍抑制試験 次に、本発明の化合物が消化性潰瘍の治療に有効である
ことを示すために、各種実験潰瘍モデルに対する効果を
試験した。以下に実験方法と結果を示した。
【0062】1)塩酸エタノール潰瘍(急性潰瘍モデ
ル) 体重180g前後のSD系雄性ラットを1群8匹とし、
24時間絶食した後、塩酸150mMの60%エタノー
ル含有水溶液1ml/匹を経口投与した。塩酸エタノール
投与1時間後に、脱血致死せしめ胃を摘出し、2%ホル
マリン液10mlを胃内に注入後、さらに同液に10分間
浸し軽度に固定した。胃を大彎に沿って切開し、腺胃部
に発生しているそれぞれの損傷を実体顕微鏡(10倍
率)で観察し、その長さの総和(mm)をもって潰瘍係数
とし、下記の式により抑制率を算出した。なお、被験薬
剤は塩酸エタノール投与30分前に経口投与する。表5
に本発明の化合物の投与量および潰瘍抑制率を示した。
【0063】
【数1】
【0064】
【表5】
【0065】2)酢酸潰瘍(慢性潰瘍モデル) 体重180g前後のCrj系雄性ラットを1群8匹と
し、エーテル麻酔下に開腹し、胃を露出し、胃体部と幽
門部の分岐部の漿膜下組織に20%酢酸溶液0.03ml
をマイクロシリンジで注入した。腹部を縫合した後、通
常の飼育を行った。被験薬は酢酸注入翌日より1日1
回、連日14日間投与した。投与終了後、動物を屠殺
し、胃を摘出し、2%ホルマリン液10mlを胃内に注入
後、さらに同液に10分間浸し軽度に固定した。胃を大
彎に沿って切開し、腺胃部に発生しているそれぞれの損
傷を実体顕微鏡(10倍率)で観察し、その面積(m
m2 )をもって潰瘍係数とし、下記の式により治癒促進
率を算出した。表6に本発明の化合物の投与量および治
癒促進率を示した。
【0066】
【数2】
【0067】
【表6】
【0068】以上の結果より、本発明の化合物は、強力
な急性潰瘍抑制効果を有するだけでなく、慢性潰瘍抑制
効果を併せ持つことが明らかである。
【0069】実施例12急性毒性試験 体重25g前後のddY系雄性マウスを1群5匹とし、
6時間絶食後使用した。被験薬物は水溶液または0.5
%CMC水溶液に懸濁させ、0.2ml/10gの容量で
経口投与した。投与後の一般症状および死亡発現の有無
を7日間観察した。本発明の化1で示される化合物から
選ばれた化合物(表1〜3に示す1から13の化合物)
はいずれも、2000mg/kgの投与により死亡例がな
く、中毒症状も認められないことから、LD50値は20
00mg/kg以上と極めて安全性の高い薬物であると推定
できる。
【0070】実施例13 錠剤の製剤例 実施例1で製造したt−4−アミノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸−N−(4−(2−メトキシカルボニル)
エチルフェニル)−アミド・塩酸塩を例に取り、下記の
処方により錠剤を製造した。 t−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸−N− (4−(2−メトキシカルボニル)エチルフェニル)− アミド・塩酸塩 ・・・100mg 軽質無水ケイ酸 ・・・100mg 結晶セルロース ・・・ 50mg カルボキシメチルセルロースカルシウム ・・・ 25mg タルク ・・・ 4mg 乳 糖 ・・・ 69mg ステアリン酸マグネシウム ・・・ 2mg
【0071】常法にしたがって、上記成分を混和し顆粒
状とし、圧縮成形して1錠350mgの錠剤を製造した。
このような方法を用いて、本発明の種々の化合物を錠剤
にすることができる。
【0072】
【発明の効果】本発明で得られる酵素阻害剤の有効成分
である前記化1のトラネキサム酸誘導体は、前記の実験
結果から明らかなように、プラスミン、カリクレインな
どに対し強力な阻害活性を有する。本発明の化合物は、
極めて毒性が低いので医薬品としての使用に適してい
る。したがって、本発明の酵素阻害剤は、止血剤、抗炎
症剤、特に急性潰瘍のみでなく、慢性潰瘍にも有効な抗
潰瘍剤として極めて有用である。本発明は、詳細に、か
つ、特にその具体化において実施例を以て述べてきた
が、本発明の精神と範囲から外れることがないならば、
本発明の中で各種の変化や変更ができることは、この技
術分野の者には明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 237/24 7106−4H 327/32 8619−4H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1 【化1】 (式中、XはS、NHを表し、R1 ,R 2,R3は同一
    または異なってH、HN=C(NH2 )あるいは置換基
    を有してもよい炭素数1〜5のアルキル基、アリール
    基、アラルキル基を表し、nは0〜5の整数を表す。)
    で示されるトラネキサム酸誘導体またはその薬学的に許
    容し得る塩。
  2. 【請求項2】 前記化1で示されるトラネキサム酸誘導
    体またはその薬学的に許容し得る塩を有効成分として含
    有する酵素阻害剤。
  3. 【請求項3】 前記化1で示されるトラネキサム酸誘導
    体またはその薬学的に許容し得る塩を有効成分として含
    有する抗潰瘍剤。
JP18048391A 1991-06-26 1991-06-26 トラネキサム酸誘導体および酵素阻害剤ならびに抗潰瘍剤 Withdrawn JPH05942A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015091884A (ja) * 2010-04-26 2015-05-14 第一三共ヘルスケア株式会社 抗潰瘍剤組成物

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