JPH0593956U - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents
自動変速機のシフトレバー装置Info
- Publication number
- JPH0593956U JPH0593956U JP3653492U JP3653492U JPH0593956U JP H0593956 U JPH0593956 U JP H0593956U JP 3653492 U JP3653492 U JP 3653492U JP 3653492 U JP3653492 U JP 3653492U JP H0593956 U JPH0593956 U JP H0593956U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift lever
- base plate
- dust cover
- opening
- lever device
- Prior art date
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- Pending
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 下方からのダストの侵入防止を図る。
【構成】 フロアパネルFPに固定されるベースプレー
ト2と、該ベースプレート2の開口8内に配設されたヒ
ンジ7に下端が支持されることで傾動自在とされたシフ
トレバー1と、を備えた自動変速機のシフトレバー装置
において、前記ベースプレート2の開口8を下方から閉
塞するダストカバー10を設け、該ダストカバー10の
周縁部に、前記ベースプレート1の開口8の周囲に形成
した装着孔25に挿入係合される可撓性舌片20を上方
に垂直に突設した。
ト2と、該ベースプレート2の開口8内に配設されたヒ
ンジ7に下端が支持されることで傾動自在とされたシフ
トレバー1と、を備えた自動変速機のシフトレバー装置
において、前記ベースプレート2の開口8を下方から閉
塞するダストカバー10を設け、該ダストカバー10の
周縁部に、前記ベースプレート1の開口8の周囲に形成
した装着孔25に挿入係合される可撓性舌片20を上方
に垂直に突設した。
Description
【0001】
本考案は、フロアシフトタイプの自動変速機用シフトレバー装置に関する。
【0002】
一般に、この種の自動変速機のシフトレバー装置は、シフトレバーの下端がヒ ンジを介してベースプレートに支持されており、該ベースプレートをフロアパネ ルに固定することにより、車体に装備される。この場合、通常シフトレバー装置 は、車体のトンネル部の上に装備され、シフトレバーの上端が、トンネル部上に 配設されたセンターコンソールから上方に突き出す。
【0003】
ところで、特にFF車の場合には、車室内空間の広さを強調する目的で、セン ターコンソールの高さを低く抑えたいという要求が強い。この要求を満たした場 合、センターコンソール上面とトンネル部のフロアパネルとの間隔が狭くなるた め、シフトレバー下端のヒンジの位置を下げなければならず、ヒンジがフロアパ ネルの下側に突出することになる。
【0004】 しかし、そうなると、ヒンジを含むシフトレバー装置内部が下方に開放されて しまうことになるので、ダストの侵入という別の問題を生じることになる。
【0005】 本考案は、上記事情を考慮し、下方からのダスト侵入を防止するようにした自 動変速機用シフトレバー装置を提供することを目的とする。
【0006】
本考案は、フロアパネルに固定されるベースプレートと、該ベースプレートの 開口内に配設されたヒンジに下端が支持されることで傾動自在とされたシフトレ バーと、を備えた自動変速機のシフトレバー装置において、前記ベースプレート の開口を下方から閉塞するダストカバーを設けるとともに、該ダストカバーの周 縁部に、前記ベースプレートの開口周囲に形成した装着孔に挿入係合される可撓 性舌片を突設したことを特徴としている。
【0007】
上記構成のシフトレバー装置においては、ベースプレートの開口がダストカバ ーにより覆われているから、下方からのダストの侵入が防止される。また、ダス トカバーの組付けは、ダストカバーの可撓性舌片をベースプレートの装着孔に挿 入し、舌片先端を引っ張りながら係合させることで完了する。この際、舌片は適 当に撓みながら装着孔に案内されるので、舌片を装着孔に対し特に正確に位置決 めする必要はなく、また両者に多少の寸法誤差があっても、容易に係合可能であ る。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0009】 図1は本考案の一実施例の自動変速機のシフトレバー装置の外観を示し、図3 は同装置の縦断面を示しいている。
【0010】 これらの図において、符号1で示すものは車両の前後方向に傾動自在なシフト レバーであり、符号2で示すものは車体のフロアパネルFPに固定されるベース プレートである。シフトレバー1は、中空のシフトレバー本体3と、その内部に 上下動自在に挿入された作動ロッド4とを有している。
【0011】 シフトレバー本体3の下端は、水平なパイプ状のメインシャフト5に固着され ており、このメインシャフト5が、ベースプレート2に両端支持された水平なレ バー軸6の外周に回転自在に装着されている。ここでは、レバー軸6とメインシ ャフト5が、シフトレバー1を傾動自在に支持するヒンジ7を構成している。
【0012】 ベースプレート2は、略中央にシフトレバー1の下端を受け入れる開口8を有 しており、前記レバー軸6は、その開口8の左右に下向きに突設した対向壁9、 9間に支持されている。これにより、ヒンジ7は、ベースプレート2の平板部2 Aよりも下側に位置している。
【0013】 ベースプレート2の平板部2Aの下面側には、前記開口8を閉塞するダストカ バー10が設けられている。このダストカバー10は、前記ヒンジ7を収容する 部分11が下方に膨らんだカップ状をなしており、上面に四角いフランジ部12 を有している。
【0014】 図3に示すように、フランジ部12の上面には、ベースプレート2の下面に形 成した突条13と嵌合する溝14が設けられ、またフランジ部12の下面には、 フロアパネルFPの上面と圧接するリップ15が設けられている。これらは、組 付状態において、それぞれベースプレート2とダストカバー10との隙間、及び ダストカバー10とフロアパネルFPとの隙間をシールするものである。
【0015】 また、ダストカバー10のフランジ部12の周縁部には、図1に示すように四 角いフランジ部12の各辺の中央に位置させて、4つの可撓性の舌片20が上方 に向けて垂直に突設されている。各舌片20は、上端に行くほど幅の狭くなる台 形をなしており、その根元部には係合孔21が形成されている。
【0016】 なお、このダストカバー10は、舌片20が可撓性に富むゴム等の材料で形成 され、他の部分がゴムあるいは樹脂で形成されている。
【0017】 一方、ベースプレート2の平板部2Aには、フロアパネルFPに固定するため の手段(ネジ、ネジ孔、ネジ通し孔等)の他に、ダストカバー10の舌片20を 装着するための装着孔25が形成されている。装着孔25は、前記開口8の周囲 に位置しており、ダストカバー10側の舌片20に対応した数だけ形成されてい る。
【0018】 各装着孔25は、ダストカバー10の舌片20が楽に入る大きさの四角い孔と して形成されており、その内壁には、図2に示すように、舌片20の係合孔21 の係合する係合突起26が形成されている。係合突起26は、開口8側から見て 内側の内壁に形成されており、係合突起26との係合を確実なものとするため上 向きの反りを有している。
【0019】 次に他の構成について簡単に述べる。
【0020】 ベースプレート2の上部には、図3に示すように箱型のインジケータ本体30 が取付けられ、シフトレバー1は、その天板31に形成されたガイド溝32から 上方に突き出している。この場合、インジケータ本体30の高さが低く抑えられ ていることにより、その天板31に設けられたインジケータ33と、フロアパネ ルFPとの間隔が小さくなっているが、その分、シフトレバー1の下端のヒンジ 7の位置がフロアパネルFPよりも下がっており、それにより、シフトレバー1 とインジケータ33との高さ関係が規定通りに保たれている。
【0021】 天板31から上方に突出したシフトレバー本体3の上端には、操作ノブ40が 取付けられている。シフトレバー本体3内に挿入された作動ロッド4は、シフト レバー本体3内下部に収容されたスプリング(図示せず)により上方に付勢され ており、前記操作ノブ40に設けた押圧部41を押圧操作することにより、スプ リングに抗して下方に移動するようになっている。
【0022】 作動ロッド4の下端には、シフトレバー本体3の周壁に形成したガイド孔(図 示せず)に沿って上下するポジションピン45が固定されており、このポジショ ンピン45が作動ロッド4の動きに応じてポジションプレート46の溝に係脱す ることで、シフトレバー1の操作範囲の規制及び規制の解除を行うようになって いる。
【0023】 また、このシフトレバー装置には、シフトレバー1の傾動位置により選択した シフトポジションを、電気的に検出する手段が装備されている。
【0024】 次に作用を説明する。
【0025】 このシフトレバー装置では、従来と同様にシフトレバー1の傾動位置に応じて シフトポジションが検出され、その検出信号に応じて、コントローラによってマ ニュアルシフトバルブの切り換えが行われる。
【0026】 また、インジケータ本体30の高さを低くしたことによって、ヒンジ7がフロ アパネルFPより下側に突出するが、このヒンジ7を含めてベースプレート2の 開口8がダストカバー10で覆われているので、シフトレバー装置内部への下方 からのダストの侵入が有効に防止される。
【0027】 一方、組付けに当たっては、まずベースプレート2の下側にダストカバー10 を当てがい、ダストカバー10の可撓性舌片20をベースプレート2の装着孔2 5内に挿入する。その際、舌片20が撓みながら柔軟に装着孔25内に案内され ることになり、特に正確に位置決めしなくても、また寸法誤差が多少あっても、 滑らかに舌片20が装着孔25内に挿入される。
【0028】 そして、挿入後は、ベースプレート2の上に突き出した舌片20の先端を引っ 張って、係合孔21を係合突起26に係合させる。それによりダストカバー10 を、容易かつ確実にベースプレート2に組付けることができる。
【0029】 次いで、上のように組立てたシフトレバー装置の車体への組付に当たっては、 予め穴の明いたフロアパネルFPの上に、このシフトレバー装置を位置させ、フ ロアパネルFPの穴にダストカバー10部分を入れた状態で、ベースプレート2 をフロアパネルFPに固定する。以上で車体への組付けを完了する。
【0030】 なお、ダストカバー10の形状については、種々変形が可能である。図4、図 5、図6に変形例としてのダストカバー10A、10B、10Cを示す。これら は、フランジ12A、12B、12Cの形状が長円状になっている。また、ヒン ジ7を収容する部分11A、11B、11Cの形状が、それぞれ側面視半円状、 三角形状、四角形状になっている。このようにダストカバー10の形状について は適宜変形可能である。
【0031】
以上説明したように、本考案の自動変速機のシフトレバー装置は、ベースプレ ートの開口を下方からダストカバーで閉塞するので、内部へのダストの侵入を有 効に防止することができる。また、可撓性舌片を装着孔に挿入して係合させるだ けで、ダストカバーをベースプレートに装着することができるので、特に正確な 位置決めをしなくても、また多少の寸法誤差があっても、ダストカバーを容易に ベースプレートに組付けることができる。したがって、係合不十分な箇所が生じ にくく、確実な組付け性を確保することができ、高い防塵機能を発揮することが できる。
【図1】本考案の一実施例の自動変速機のシフトレバー
装置のダストカバーを外した状態の内部機構の概観を示
す斜視図である。
装置のダストカバーを外した状態の内部機構の概観を示
す斜視図である。
【図2】同実施例におけるダストカバー装着孔の拡大斜
視図である。
視図である。
【図3】同実施例のシフトレバー装置の主要部の縦断面
図である。
図である。
【図4】同実施例のダストカバーの変形例であり、
(a)は平面図、(b)は(a)のIVb−IVb矢視
断面図、(c)は側面図である。
(a)は平面図、(b)は(a)のIVb−IVb矢視
断面図、(c)は側面図である。
【図5】ダストカバーの他の変形例であり、(a)は平
面図、(b)は(a)のVb−Vb矢視断面図、(c)
は側面図である。
面図、(b)は(a)のVb−Vb矢視断面図、(c)
は側面図である。
【図6】ダストカバーのさらに他の変形例であり、
(a)は平面図、(b)は(a)のVIb−VIb矢視
断面図、(c)は側面図である。
(a)は平面図、(b)は(a)のVIb−VIb矢視
断面図、(c)は側面図である。
FP フロアパネル 1 シフトレバー 2 ベースプレート 5 メインシャフト 6 レバー軸 7 ヒンジ 8 開口 10 ダストカバー 20 可撓性舌片 21 係合孔 25 装着孔 26 係合突起
Claims (1)
- 【請求項1】 フロアパネルに固定されるベースプレー
トと、該ベースプレートの開口内に配設されたヒンジに
下端が支持されることで傾動自在とされたシフトレバー
と、を備えた自動変速機のシフトレバー装置において、
前記ベースプレートの開口を下方から閉塞するダストカ
バーを設けるとともに、該ダストカバーの周縁部に、前
記ベースプレートの開口周囲に形成した装着孔に挿入係
合される可撓性舌片を突設したことを特徴とする。自動
変速機のシフトレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3653492U JPH0593956U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3653492U JPH0593956U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593956U true JPH0593956U (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=12472456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3653492U Pending JPH0593956U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593956U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002283865A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Fuji Kiko Co Ltd | 自動変速機用シフトレバー装置 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP3653492U patent/JPH0593956U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002283865A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Fuji Kiko Co Ltd | 自動変速機用シフトレバー装置 |
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