JPH0593637U - 押圧装置のアクチュエータ - Google Patents

押圧装置のアクチュエータ

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JPH0593637U
JPH0593637U JP3425392U JP3425392U JPH0593637U JP H0593637 U JPH0593637 U JP H0593637U JP 3425392 U JP3425392 U JP 3425392U JP 3425392 U JP3425392 U JP 3425392U JP H0593637 U JPH0593637 U JP H0593637U
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JP
Japan
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drive shaft
inner rotor
fitting
rotor
axial direction
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Application number
JP3425392U
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Inventor
直治 都丸
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体の小型化と構造の簡素化を図り、製
造作業能率の向上と製造コストの低廉化を図る。 【構成】 ケーシング1内の支持孔3に円筒状のインナ
ロータ4を回転自在に収納すると共に、該インナロータ
4の内部に駆動軸5を貫通配置してある。インナロータ
4の回転に伴い雌雄ねじ部15,18の螺合状態により
駆動軸5に回転運動から直線運動へ変換された力を作用
させると共に、スプライン溝13とスプライン凸部19
の嵌合により駆動軸5の回転を規制しつつ軸方向へのス
ライド移動のみを許容した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機械部品の圧入やプレス加工等に用いられる押圧装置のアクチュエ ータに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、複数の機械部品を連結するリベットを圧入したり、自動車用部品のプ レス加工等をするための押圧装置としては、例えば特開昭62−259632号 公報等に記載されているものが知られている。
【0003】 概略を説明すれば、この押圧装置は、略円筒状のハウジングの上端部に固定さ れたサーボアクチュエータと、ハウジングの内部に収納され、サーボアクチュエ ータの駆動軸でカップリングを介して回転駆動される長尺なねじ軸と、該ねじ軸 の所定外周面に形成された雄ねじ部に雌ねじ部を介して外側から螺合したボール ねじと、該ボールねじにボルトを介して固定されて、該ボールねじと一体に軸方 向に移動自在な筒状の連結部材と、該連結部材の先端部に有する取付部材に取り 付けられて、その先端でリベットを所定部品の孔に圧入させる押圧部材とを備え ている。
【0004】 そして、サーボアクチュエータの駆動軸の回転によってねじ軸が回転すると、 ボールねじは雌雄ねじの螺合により回転運動から直線運動に変換された力が作用 して軸方向に移動し、これによって押圧部材が上下動する。このとき、押圧部材 の上下移動位置は、ロータリエンコーダの出力パルスをカウントすることにより 検知される一方、押圧部材の押圧力はロードセルによって検知され、斯かる検知 信号に基づいて制御部がサーボアクチュエータを精度良く回転制御するようにな っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 然し乍ら、前記従来の押圧装置にあっては、サーボアクチュエータの構造が内 部のステータ等を介して駆動軸を回転させる一般的ものであり、該駆動軸の回転 駆動力を前述のようにねじ軸に伝達し、さらにこのねじ軸の回転力でボールねじ 及び連結部材を介して押圧部材を軸方向に移動させるようになっている。このた め、駆動軸とねじ軸とを連結する比較的大きなカップリングや該カップリングを ハウジング内で回転自在に支持するベアリング等が必要になる。この結果、押圧 装置の大型化が余儀なくされるばかりか全体の構造が複雑になり、製造作業能率 の低下や製造コストの高騰が余儀なくされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記従来の問題点に鑑みて案出されたもので、ケーシング内の支持 孔内にステータの励磁に伴い回転する略円筒状のロータを設けると共に、該ロー タの一端部内周に雌ねじ部を設け、かつ前記ロータの他端側に位置する支持孔の 内周面に嵌入部を形成し、更に、前記ロータ内に貫通支持された駆動軸の一端外 周面に前記雌ねじ部と螺合する雄ねじ部を形成する一方、他端外周面に前記嵌入 部と嵌合して駆動軸を軸方向の移動のみを許容する嵌合部を形成したことを特徴 としている。
【0007】
【作用】
前記構成の本考案によれば、駆動軸は、嵌入部と嵌合部との嵌合状態により回 転移動が規制され、常に軸方向の移動のみが許容されている。したがって、駆動 軸は、ロータが回転すると、雌雄ねじ部の螺合状態により回転運動から直線運動 に変換された力が作用して直接的に軸方向へ移動する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。この実施例は、従来と同様 にリベットを圧入する押圧装置のサーボアクチュエータに適用したものを示して いる。
【0009】 即ち、このサーボアクチュエータは、ブラシレス型のDCモータであって、略 円筒状のケーシング1と、該ケーシング1の内周側に設けられたステータたる駆 動コイル2と、ケーシング1の内部軸方向に貫通形成された支持孔3内に回転自 在に設けられた円筒状のインナロータ4と、該インナロータ4の内部に軸方向へ 移動自在に設けられた駆動軸5とを備えている。
【0010】 前記ケーシング1は、略中央に位置する筒状部材6と、該筒状部材6の開口両 端に固定されて内周に前記支持孔3を構成する端部材7,8及び後述するスプラ インナット12とからなり、両端部材7,8の内周に形成された保持溝内には、 前記インナロータ5を回転自在に支持する図中右側のボールベアリング9と図中 左側の一対のスラストベアリング10,11が各アウターレースを介して保持さ れている。この左右のスラストベアリング10,11は、前記インナロータ4の 左右方向の推力を受けるようになっている。また、右側の端部材8は、外端面に 有するフランジ部8aにスプラインナット12がボルトによって固定されている 。このスプラインナット12は、略円環状を呈し、中央軸方向に形成された貫通 孔の内周面全体に嵌入部たるスプライン溝13が軸方向に沿って形成されている 。
【0011】 前記駆動コイル2は、図外のエンコーダを介して電子コントローラから出力さ れた制御信号に基づいて制御電流が入力されるようになっており、前記電子コン トローラは、駆動軸5の移動位置を検知する位置検出センサや圧入力を検知する ロードセルからのフィードバック信号によって駆動コイル2へ出力する制御信号 を演算するようになっている。
【0012】 前記インナロータ4は、略全体が支持孔3内に収納保持された小径筒部4aと 、該小径筒部4aの左側に一体に有し、先端部が外側に突出した大径筒部4bと 、該両者4a,4b間の段差部4cとから構成されている。また、このインナー ロータ4は、段差部4cが左側スラストベアリング10のインナーレースに係止 して図中右方向の移動が規制されるようになっていると共に、小径筒部4aの外 周に螺着したベアリングナット20及び環状部材21が右側スラストベアリング 11のインナーレースに係止して図中左方向の移動が規制されるようになってい る。更に、前記大径部位4bの外端面に、ボールねじ14がボルトにより固定さ れている。このボールねじ14は、略円板状を呈し、中央に貫通形成された貫通 孔の内周面に雌ねじ部15が切られている。
【0013】 前記駆動軸5は、インナロータ4の内部及びスプラインナット12,ボールね じ14を貫通し、2分割された左右側軸部16,17がインナロータ4内でねじ 込みによって一体に連結されている。即ち、左側軸部16は、インナロータ4内 の大径部16aとボールねじ14の貫通孔を貫通する第1小径部16とからなり 、一方右側軸部17は、先端がインナロータ4内で大径部16aの内部軸方向の ねじ孔16c内に螺着する中径部17aと該中径部17aの一端側に一体に有し スプラインナット12の貫通孔を貫通する第2小径部17bとから構成されてい る。また、前記第1小径部16bの外周面には、前記雌ねじ部15と螺合する雄 ねじ部18が切られている一方、第2小径部17bの外周面には、スプラインナ ット12のスプライン溝13と嵌合して駆動軸5の軸方向の移動のみを許容する 嵌合部たるスプライン凸部19が軸方向に沿って形成されている。更に、駆動軸 5は、大径部16aの外端面がボールねじ14の内端面に突き当たった位置で最 大左方向の移動位置が規制され、中径部17aの外端面がスプラインナット12 の内端面に突き当たった位置で最大左方向の移動位置が規制されるようになって いる。
【0014】 したがって、この実施例によれば、駆動軸5は、前述のようにスプラインナッ ト12と第2小径部17bとのスプライン嵌合により自由な正逆回転が規制され 、軸方向の移動のみが許容されている。このため、リベットの圧入時に電子コン トローラからエンコーダを介して駆動コイル2に通電されて励磁されると、イン ナロータ4が正転すると共に、ボールねじ14も同方向に回転する。したがって 、斯かるボールねじ14の回転により駆動軸5には、雌雄ねじ部15,18の螺 合を介して回転運動から直線運動に変換された力が作用し、図中一点鎖線位置( 右方向位置)から実線位置方向(左方向)に直接的にスライド移動する。そして 、前記電子コントローラによって決定された移動位置で駆動軸5の先端縁でリベ ットを所定トルクで圧入する。圧入作業が完了すると電子コントローラからの制 御信号によりインナロータ4及びボールねじ14が逆転して、駆動軸5は直接的 に図中右方向にスライド移動して元の位置に復帰する。
【0015】 このように、本実施例では、従来のようにサーボアクチュエータの駆動軸を回 転させるのではなく、インナロータ4を回転させて駆動軸5を直線的に軸方向へ スライド移動させることができるため、カップリング等が不要となり、装置全体 の小型化が図れると共に、構造が極めて簡素化される。この結果、製造作業能率 の向上とコストの低廉化が図れる。
【0016】 しかも、インナロータ4からの回転力が駆動軸5に対して直線運動として直接 的に伝達されるため、左右のスライド移動の変換応答性が向上し、リベット等の 圧力作業能率と圧入精度の向上が図れる。
【0017】 また、駆動軸5は、大径部16aや中径部17aによって左右の最大移動位置 が規制されるため、特別のストッパ機構が不要となり、この点でも構造の簡素化 が図れる。また、駆動軸5は、2分割された軸部16,17をねじ込みにより連 結するようにしたため、一本状のものよりもインナロータ4等への組み付け作業 性が良好になる。
【0018】 本考案は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、例えば嵌入部と嵌合 部をスプライン溝13やスプライン凸部19で形成する他に、単に一本状の軸方 向溝と1つのキー状の凸部を形成して嵌合させることも可能である。要するに、 駆動軸5の自由回転を規制しつつ軸方向の移動のみを許容できる構成であればよ い。
【0019】
【考案の効果】 以上の説明で明らかなように、本考案に係る押圧装置のアクチュエータによれ ば、嵌入部と嵌合部との嵌合により自由な回転が規制された駆動軸は、ロータの 回転に伴い雌雄ねじ部の螺合状態により回転運動から直線運動に変換されて直接 的に軸方向へ移動できるため、従来のように駆動軸を連結するカップリング等が 不要になる。したがって、装置全体の小型化と構造の簡素化が図れ、この結果、 製造作業能率の向上と共に、製造コストの低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るアクチュエータの一実施例を示す
縦断面図
【符号の説明】
1…ケーシング 2…駆動コイル(ステータ) 3…支持孔 4…インナロータ 5…駆動軸 13…スプライン溝(嵌入部) 15…雌ねじ部 18…雄ねじ部 19…スプライン凸部(嵌合部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内の支持孔内にステータの励
    磁に伴い回転する略円筒状のロータを設けると共に、該
    ロータの一端部内周に雌ねじ部を設け、かつ前記ロータ
    の他端側に位置する支持孔の内周面に嵌入部を形成し、
    更に、前記ロータ内に貫通支持された駆動軸の一端外周
    面に前記雌ねじ部と螺合する雄ねじ部を形成する一方、
    他端外周面に前記嵌入部と嵌合して該駆動軸の軸方向の
    移動のみを許容する嵌合部を形成したことを特徴とする
    押圧装置のアクチュエータ。
JP3425392U 1992-05-25 1992-05-25 押圧装置のアクチュエータ Pending JPH0593637U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09122812A (ja) * 1995-10-26 1997-05-13 Nitto Seiko Co Ltd リベットかしめ機
JP2009543698A (ja) * 2006-07-18 2009-12-10 キストラー ホールディング アクチエンゲゼルシャフト 接合ユニット
JP2017502845A (ja) * 2014-01-16 2017-01-26 ヘンロブ・リミテッド リニアアクチュエータアセンブリ

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