JPH0593612U - 連続式焼鈍酸洗装置 - Google Patents

連続式焼鈍酸洗装置

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JPH0593612U
JPH0593612U JP3531392U JP3531392U JPH0593612U JP H0593612 U JPH0593612 U JP H0593612U JP 3531392 U JP3531392 U JP 3531392U JP 3531392 U JP3531392 U JP 3531392U JP H0593612 U JPH0593612 U JP H0593612U
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JP
Japan
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strip
temper rolling
continuous annealing
annealing pickling
rolling mill
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Withdrawn
Application number
JP3531392U
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English (en)
Inventor
光吉 園山
正人 伊理
邦昭 佐藤
隆 塩川
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JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】連続式焼鈍酸洗装置における金属ストリップ1
の調質圧延の際に疵が発生するのを防止する。 【構成】連続式焼鈍酸洗装置のラインにビルトインされ
た調質圧延機11,11aの上流側に洗浄装置14,1
5を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は金属ストリップの連続式焼鈍酸洗装置に係り、特に金属ストリップの 調質圧延の前処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の焼鈍炉及び酸洗設備ならびに調質圧延機を備えた鋼帯処理ライン である連続式焼鈍酸洗装置を示すものであるが、このラインでの金属ストリップ の巻戻し、巻取りは下記のようにして行われていた。 先ず、巻戻し機2から繰出された金属ストリップ1は先端の不良部をスクラッ プシャー4で除去した後、送りローラ3で溶接機5に送られ、ここで先行ストリ ップの尾端に溶接される。この溶接後のストリップ1は焼鈍炉6を経て酸洗装置 7でストリップ表面に付着した酸化スケールを除去し、洗浄装置8にて酸液や汚 れを除去するなどの表面処理を行う。次いで酸洗速度を一定に保つ為に設けたル ープカー10及び送りローラ9〜9dの各ローラを介して調質圧延機11,11 aに送られる。調質圧延により表面の光沢、機械的性質を所定レベルに向上させ 、鋼板表面を美麗にしてから、所定のコイル長になるように分割シャー12で切 断し、その後巻取り機13で巻取る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、酸洗後洗浄装置8によりストリップ1の表面を美麗にした後、ゴム製 の送りローラ9〜9d、ループカーローラ10により、ストリップ1を調質圧延 機11,11aに導く際、ストリップの表面には当該ゴム製の送りローラ9〜9 dやループカーローラ10の磨耗粉が付着すること及びスケールが厚く付着し、 当該ラインの酸洗装置7ではスケールが完全に除去できない通板材(工程材と工 程材の間に時々継ぎ材として使用するもの)の汚れが前記送りローラ9〜9dに 付着し、これがストリップ1に転着すること等があって、そのまま調質圧延する と、このストリップ1の表面の異物が調質圧延機11,11aのロールに転着し 、この異物によってストリップ1の表面に押込み等の疵が入り品質不良の原因と なるといった問題があった。
【0004】 本考案は前記問題を解決するためになされたものであり、調質圧延機11の上 流にストリップ1の洗浄を目的とした前処理設備を設けた連続式焼鈍酸洗装置を 提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は巻戻し機から繰出された金属ストリップが焼鈍、表面処理され、送り ローラ、ループカーローラを経て調質圧延、表面検査されて巻取り機に巻取られ る一連の装置において、ラインにビルトインされた調質圧延機の上流側に洗浄装 置を設けて、金属ストリップの表面から異物を除去し、その後に調質圧延するこ とにより、異物に起因した調質圧延時の金属ストリップに表面疵が発生するのを 防止するものである。なお、洗浄装置として湿式の表面洗浄装置を設けたときは 乾燥装置を併せて設け、乾式の表面洗浄装置を設けたときは乾燥装置を必要とし ない。
【0006】
【作用】
本考案によれば調質圧延機の上流側でストリップの表面を洗浄するので、酸洗 後のストリップ表面に付着した異物を調質圧延前に除去できるから、調質圧延時 のロールへの異物付着がなくなり、ストリップの表面が美麗な仕上りの調質圧延 ができるようになる。
【0007】
【実施例】
以下添付図に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の一実施例を示す連続式焼鈍酸洗装置のライン配置図である。 図において、巻戻し機2より巻出されたストリップ1は、溶接機5によって先 行する鋼帯の尾端と後行する鋼帯の先端とが溶接される。
【0008】 次いで、このストリップ1は送りローラ3〜3bを介し、焼鈍炉6で焼鈍され 、応力除去された後、当該炉でストリップ1の表面に生成したスケールが酸洗装 置7で酸洗除去され、洗浄装置8で水洗、乾燥された後、送りローラ9〜9d、 ループカーローラ10により調質圧延機11の入側まで案内される。 調質圧延機11の上流側には前記送りローラ9〜9d、ループカーローラ10 等で汚れたストリップ1の表面を洗浄するために設けた湿式の表面洗浄装置14 とドライヤ15が配置されている。
【0009】 湿式の表面洗浄装置14は、温水又は水或いは溶剤等のスプレー式装置か、又 はそれにブラシ装置を1〜複数スタンド組合せ、且つ板面に付着した水等を絞る リンガーロール(図示せず)を付帯したものがある。 表面洗浄装置はドライエアーとブラシ装置を組合せた乾式のものを用いてもよ い。この場合その後段のドライヤは不要である。
【0010】 前記洗浄装置でストリップ1の表面を美麗にした後、調質圧延を施こすとスト リップ1の表面に付着した異物に起因する圧延機ロール疵の発生を防止すること でき、調質圧延機の寿命を著しく延長することができる。 調質圧延を終ったストリップ1は分割シャー12で分割された後、巻取り機1 3でコイルとして巻取られる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば下記のような効果を奏するものである。 (1)ライン内に於いて、金属ストリップの表面に付着した異物により最も疵 の入り易い調質圧延機の上流側に、金属ストリップの洗浄装置を配置したので、 金属ストリップを圧延する際圧延機のロールが汚れないし、かつ異物が付着しな くなるので、金属ストリップに疵を生ずることがなく、圧延後の金属ストリップ の表面が極めて美麗になる。
【0012】 (2)金属ストリップが表面処理されて調質圧延されるまでのローラの汚れ等 の管理が洗浄装置の導入により不要になる。 (3)圧延ロールが汚れなくなるので、ロールの寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す連続式焼鈍酸洗装置の
ライン配置図である。
【図2】従来の連続式焼鈍酸洗装置のライン配置図であ
る。
【符号の説明】
1 ストリップ 2 巻戻し
機 3,3a,3b 送りローラ 4 スクラ
ップシャー 5 溶接機 6 焼鈍炉 7 酸洗装置 8 洗浄装
置 9,9a,9b,9c,9d 送りローラ 10 ループカーローラ 11,11
a 調質圧延機 12 分割シャー 13 巻取
り機 14 表面洗浄装置 15 乾燥
装置(ドライヤ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 邦昭 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)考案者 塩川 隆 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ストリップの焼鈍酸洗装置におい
    て、一連の装置ラインにビルトインされた調質圧延機の
    上流側に洗浄装置を配設したことを特徴とする連続式焼
    鈍酸洗装置。
JP3531392U 1992-05-27 1992-05-27 連続式焼鈍酸洗装置 Withdrawn JPH0593612U (ja)

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JP3531392U JPH0593612U (ja) 1992-05-27 1992-05-27 連続式焼鈍酸洗装置

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JP3531392U JPH0593612U (ja) 1992-05-27 1992-05-27 連続式焼鈍酸洗装置

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JPH0593612U true JPH0593612U (ja) 1993-12-21

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