JPH0593404A - 木製ブロツクタイルの敷設方法 - Google Patents

木製ブロツクタイルの敷設方法

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JPH0593404A
JPH0593404A JP3280833A JP28083391A JPH0593404A JP H0593404 A JPH0593404 A JP H0593404A JP 3280833 A JP3280833 A JP 3280833A JP 28083391 A JP28083391 A JP 28083391A JP H0593404 A JPH0593404 A JP H0593404A
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JP
Japan
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tiles
wooden
sand
wooden block
laying
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JP3280833A
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English (en)
Inventor
Masatake Shono
野 正 剛 正
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TAKUMIMASANO KOGEISHA KK
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TAKUMIMASANO KOGEISHA KK
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木製ブロックタイルを、順次地盤上に敷設す
ることにより、地盤上に木製単位タイルが無数に敷き詰
められ、天然の味わいと足への感触性に長けた仕上げ床
を形成するための木製ブロックタイルの敷設方法を提供
する。 【構成】 地盤G上に敷き砂4層を形成する工程、水硬
性凝結剤3粉末を適宜散布する工程、木製ブロックタイ
ル1を、先の水硬性凝結剤3粉末が散布された敷き砂4
層表面上に順次並べていく工程、間隙充填材6を充填す
る工程、木製ブロックタイル1裏面に不均一な砂塊楔錘
5を形成する工程とからなる木製ブロックタイルの敷設
方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、木材を適宜輪切り状あるい
は厚片状に切断形成した木製単位タイルが、複数個、所
定面積内に一塊状に集合されてなる木製ブロックタイル
を、順次地盤上に整然と敷設することにより、地盤上に
木製単位タイルが無数に敷き積められ、天然の味わいと
足への感触性に長けた仕上げ床を形成するための新規且
つ簡便な木製ブロックタイルの敷設方法を提供しようと
するものである。
【0002】
【従来技術】木材を適宜輪切り状あるいは厚片状に切断
形成した木製単位タイルが、複数個、所定面積(通常、
30cm角か45cm角)内に一塊状に集合されてなる木製
ブロックタイルは、屋内外の床面形成素材の一つとして
古くから採用されてきているもので、その構造は、複数
個の木製単位タイルを、金網やメタルラスのような定着
基材上に取り付けたり、嵌合基枠内に納め、その基材あ
るいは基枠を捨てコンないしはモルタル層表面に埋入状
に食い込ませて敷設、定着するようにしたものである。
かって、これら木製ブロックタイルが頻繁に採用されて
いた理由は、他の素材に比べ、木材が安価に手に入る素
材であって、ブロックタイルに組み立て製造する人件費
も安く、経済的な床面形成に適していたという、主とし
て経済面に起因するものであった。しかし、最近では事
情も変わり、木材そのものが、仮令間伐材といえども必
ずしも安価な素材という訳にはいかないものとなってし
まっていることと、木製ブロックタイルに組み立てる手
間賃もかさんでしまうことから、最早、経済面での優位
性を失い、他の理由、即ち、美観上の理由と、足に対す
る感触上の理由とから、意図的に選択、使用される特殊
なあるいは高級な床面形成素材になろうとしている。
【0003】この木製ブロックタイルも、所謂一般のタ
イルと同じように捨てコンや下地モルタル層上に敷設
し、定着基材や嵌合基枠をそれらに食い込み状にして定
着するようにした、主に屋内もしくはそれに準ずるよう
な箇所で、比較的小面積の範囲に採用されている極く一
般的な施工手段によるものの場合には特に問題とならな
いが、公園等のプロムナードやゴルフ場の通路のように
屋外において延々と繋がり、地形の起伏に沿って敷設さ
れる場合であるとか、駐車場やホテル等の前庭のよう
に、極めて広い範囲に亘って使用される場合には、この
木製ブロックタイルを敷設する箇所全体に捨てコンもし
くは下地モルタルを施してから敷設、定着するようにす
ることは、既に木製ブロックタイル自体が高価な素材と
なってしまっていることから、一層経費負担の面で不利
になって、その経費負担増のために意図的に選択した木
製ブロックタイルの採用自体を断念してしまわなければ
ならないような事態も生じ兼ねず、したがって、設計者
の多くは、それらの事態を回避する手段として、捨てコ
ンの打設や下地モルタル層の施工を止め、地均しをした
地盤上に所定厚の敷き砂層を形成し、その上に直接この
木製ブロックタイルを敷き詰めていく簡便な工法を採用
することになる。
【0004】ところが、この簡便な敷き砂層を下地とす
る施工構造によるものの場合、降雨や湧き水等によっ
て、これら木製ブロックタイルの敷設された箇所が水浸
しになってしまうと、仮令木製単位タイルをひとまとめ
にする基材あるいは基枠として、多少なりとも敷き砂層
に食い込む構造のものが採用されていたとしても、結果
的にはそれら木製ブロックタイル自体は、単に敷き砂層
表面に載っているのと同じで、木製単位タイル自体の浮
力によって簡単に浮き上がってしまって水面上を自由に
動き廻り、水が引いた後の状態は極めて惨澹たる有様を
呈してしまうことになる。そこで、敷き砂層を下地とし
て経費を削減しようとする場合であっても、最低限、各
木製ブロックタイル毎に定着釘のようなものを使ってそ
れら浮き上がりを防止する手段を講じなければならない
こととなり、敷き砂層を下地とした施工構造でも、結果
的に施工手間を食って施工効率を悪くした上、経費面で
も予定した程の効果が上がらないということになってし
まうことから、余程経費に余裕でもない限り、その使用
を断念せざるを得なくなるケースが多く、この敷き砂層
への有効な締着手段の開発の遅れが、美観上でも感触上
でも秀れた木製ブロックタイルの普及に大きな障害とな
ってしまっている。この発明は、以上のような現状に着
目し、永年に亘る経験を生かして開発、研究を継続して
きた結果、逐に、以下において詳述するとおりの極めて
有効な木製ブロックタイルの敷設方法の実現化に成功し
たものである。
【0005】
【発明の構成】図面に代表される実施例からも明確に理
解されるように、この発明の敷設方法は、基本的に次の
ような工程によって構成されるものである。即ち、地盤
上に所定厚さに砂を敷き積めて略平滑面となるなる如く
填圧し、敷き砂層を形成する工程、該敷き砂層表面にセ
メントその他の水硬性凝結剤粉末を適宜散布する工程、
木材を適宜輪切り状あるいは厚片状に切断形成した木製
単位タイルが、所定面積内に一塊状に集合されてなる木
製ブロックタイルを、先の凝結剤粉末が散布された敷き
砂層表面上に順次並べていく工程、それら並べられて整
列された木製ブロックタイルの表面から砂等の間隙充填
材を撒いて拡げることにより、隣接する木製単位タイル
相互間、あるいは整列された木製ブロックタイル相互間
にそれら間隙充填材を充填する工程、余分な砂が払拭さ
れ、木製ブロックタイル表面の木肌面を露にしたタイル
敷設面全体に散水し、各木製タイルブロック裏面に水分
を適宜供給すると共に、地盤や空中からの天然水の自然
供給との相互作用により、水硬性凝結剤を敷き砂層内に
自由に浸透、硬化させ、木製ブロックタイル裏面に不均
一な砂塊楔錘を形成する工程とからなるものである。
【0006】先ず、最初の工程における敷き砂層は、通
常填圧されて地盤上に10〜15cm程度の厚みが確保さ
れれば十分であるが、木製ブロックタイルの敷設目的や
地盤の強度等、各種要因によって適宜その厚さが増減さ
れることになる。木製ブロックタイルは、所謂木製単位
タイルが所定個数、定着基材、例えば金網やメタルラ
ス、合成樹脂ネット等に支持された最も一般的な構造の
ものから、木製単位タイルを一つずつ嵌合する枠の形成
された嵌合基枠に、所定個数の木製単位タイルを嵌合さ
せて成る構造のもの、あるいはまた、所定個数の木製単
位タイルの相互の側面間にジベルのような繋ぎ材を介し
て所定面積の一塊状のものに形成され、各木製単位タイ
ル自体の裏面に適宜凹凸構造が形成されていたり、他の
繋ぎ手段、例えば釘や鋲等が突出し状に打ち込まれた
り、適宜接着剤が予め塗布されているもの等々、木製単
位タイル裏面に、後述の砂塊楔錘を繋ぐために多少なり
とも寄与し得る構造の採用されている木製ブロックタイ
ルであれば、どのような構造のものでもその対象とする
ことができる。
【0007】敷き砂上に散布される水硬性凝結剤粉末
は、最も代表的なものであるセメントの外、石膏を主材
とするその他の凝結材粉末や、水と反応して接着、硬化
する有機質凝結材粉末、例えばシアノアクリレート系接
着剤を水溶性カプセル内に封入した粒状物、その他公知
の適宜水硬性凝結剤粉末の採用が可能であり、既に填
圧、均平化されている敷き砂層表面に、その凝結反応程
度や敷き砂層への浸透具合等に応じて変わる適宜量が、
散布状態の均一性を気にせず、比較的自由な散布状態で
撒き散らされていればよい。勿論、このことが、これら
水硬性凝結剤粉末が均一厚に散布されることを除外する
ものでないことは言うまでもないが、木製ブロックタイ
ル裏面に砂塊楔錘を形成する上では、その機能上からも
施工性からも、この水硬性凝結剤粉末の散布状況が適当
に不均一である方が有利であるという試験結果を得てい
る。
【0008】隣接する木製単位タイル相互間、あるいは
整列された木製ブロックタイル相互間に充填する間隙充
填材は、最も経済的には敷き砂層に採用した砂と同一の
砂を採用するようにすればよく、その他、化粧目地用等
として着色砂を採用したり、場合によっては砂に代えて
プラスチックス粒からなるもの等々、水を浸透させるも
のであれば適宜粒体、固形物等その性状に係わらずあら
ゆる物の採用可能である。この間隙充填材の充填作業
は、単に木製ブロックタイル表面に砂等の間隙充填材を
撒いて拡げ、木製単位タイル上に残った間隙充填材を箒
その他の道具で掃く等して適宜移動、除去する過程で実
施されるようにすればよい。なお、この間隙充填材の充
填作業の前後に、敷き詰められている木製ブロックタイ
ル全体ができるだけ凹凸のない仕上げ面となるよう、ロ
ーラー等による転圧作業、あるいは主として凸箇所を押
し込む軽打作業を必要に応じて採用することもある。
【0009】以上の工程が実施された後、これら木製ブ
ロックタイル敷設箇所全体に散水を十分に施し、間隙充
填材の充填された目地部分を通じて水が木製単位タイル
裏面に適宜廻り込むようにする。この工程は、一連の作
業工程の中で実施されるだけではなく、全ての作業が実
施された後、適宜時間が経過した後で何回かに亘って実
施されるようにするのが望ましい。特に、自然の降雨が
期待されない好天続きの時期には、この散水工程を数日
に亘って適宜繰り返すようにすると極めて効果的であ
る。こうして、各木製単位タイル裏面に不均一に水が回
り、水硬性凝結剤に作用してその水硬性凝結剤を敷き砂
層内に不均一な状態に浸透させ、その過程で徐々に反応
して敷き砂を硬め、固まった敷き砂は、木製ブロックタ
イル裏面に不整形な楔状の突起を多数形成した塊状とな
り、水硬性凝結剤が浸透、硬化せず仕舞いの回りの敷き
砂層部分は、それら楔状に硬化した塊部分にまとわり付
く状態となって重さとして荷担し、最終的に木製ブロッ
クタイル裏面には、一体結合した重り状の砂塊楔錘が形
成され、この発明による木製ブロックタイルの敷設方法
が完了したこととなる。
【0010】以下、図面のこの発明を代表する1実施例
に基づいてより具体的にその敷設方法を説示することと
する。
【実施例1】先ず図1には、この発明の敷設方法に採用
される木製ブロックタイルの、裏面から見た状態を表す
斜視図が示されている。この木製ブロックタイル1を構
成する木製単位タイル11,11,……は、木材を同一
形状の矩形厚板片で形成し、それらを4枚、目地12形
成間隔を置いて田の字状配置となし、その裏面にプラス
チック製の粗目網状体(但し、材質、構造を限定するも
のではない)を基材2とし、ずらした状態でステイプル
21,21,……止めすることにより、木製単位タイル
11,11,……4個が一塊状となった木製ブロックタ
イル1としている。
【0011】なお、図面上では表現されていないが、水
硬性凝結剤3であるセメントとの付着性を良くするた
め、予め基材2に水溶性接着剤、例えば澱粉質接着剤等
を塗布、乾燥したものとしたり、木製単位タイル11,
11,……裏面と基材2との間に、水硬性凝結剤3およ
び水硬性凝結剤3が浸透して固化しようとする敷き砂4
が回り込み、砂塊楔錘5との一体化をより一層確実たら
しめるために、適宜間隔が保持されるような構造、例え
ば間隔保持材を介在させた上、基材2を取り付けるよう
にしたり、あるいは、間隔保持材を採用しないまでも、
中程を弛ませた状態で取り付けるようにする等、砂塊楔
錘5との一体化に有利な各種公知の構造を採用したもの
とすることが可能である。
【0012】これらの木製ブロックタイル1,1,……
を、図3に示す簡略化した作業工程説明図からも理解さ
れるように、地盤G上にローラRで填圧、形成し終えた
敷き砂4層上に、水硬性凝結剤3であるセメントを適宜
散布機Mで撒き散らした後から順次敷き並べていき、予
定通りの敷設状態を実現してから、その表面にスコップ
S等で間隙充填材6である砂を直接撒き散らし、箒やヘ
ラ、こて等適宜充填器具Bを使って、目地12内に満遍
なく間隙充填材6が充填されるようにした後、各木製単
位タイル11,11,……表面に残る間隙充填材6を奇
麗に除去してしまう。
【0013】その後、図においては省略しているが、必
要に応じてローラその他で再度全体の填圧を実施する
等、敷き詰めた木製ブロックタイル1,1,……全体の
不陸調整をしてから、ホースその他の散水具Hによって
十分散水し、木製ブロックタイル1,1,……の下面
に、目地12に充填された間隙充填材6を浸透した水7
が回り込むようにすれば、その水の不均一な回り込みに
応じて水硬性凝結剤3が敷き砂4中に不均一に浸透し、
時間と共に地盤Gないし敷き砂4層自身からの水分供給
も手伝って次第に硬化を始め、やがて木製ブロックタイ
ル1,1,……の裏面には、基材2に一部まとわり付く
状態で一体化されると共に、下方に向かって多数の不均
一な楔状に固まった砂塊楔錘5を形成し、その周囲に
は、水硬性凝結剤3が不足していたり、水の回りが悪い
等して略元の敷き砂の状態のままとなっている部分が食
い込んだ状態を実現し、図2の要部拡大縦断面図に示さ
れているように、砂塊楔錘5に他の敷き砂4部分の重さ
も荷担した状態で木製ブロックタイル1,1,……の安
定した定着を実現し、この発明の敷設方法による施工が
完了するものである。
【0014】
【作用効果】以上のような構成からなるこの発明の木製
ブロックタイルの敷設方法は、次のような効果を有して
いる。即ち、従前までであればこの種木製ブロックタイ
ル1を採用した床面を形成する場合、捨てコンあるいは
下地モルタルを流して下地ごしらえを行い、その表面に
木製ブロックタイル1裏面の基材あるいは基枠を押し付
け、それら基材あるいは基枠が、捨てコンあるいは下地
モルタル表面に確実に食い込み状となるようにした施工
を実施するか、それら下地ごしらえの経費を削減するた
めに敷き砂層を採用する場合であれば、木製ブロックタ
イルの基材あるいは基枠要所要所に定着釘を打ち込む等
の浮き上がり防止作業を施して木製ブロックタイルの安
定を図る必要があったが、この発明によれば、捨てコン
や下地モルタルを必要としないことから、材料面、施工
面とも極めて経済的であると共に、木製ブロックタイル
を只並べ終え、水撒き作業を実施するだけで施工が完了
してしまうという極めて作業効率の良さを特徴とするも
のである。
【0015】したがって、それでなくとも木製ブロック
タイル1自体が既にに高価な床材となってしまってい
て、更に施工費がかさんでしまうため、仮令美観上や足
への感触上において秀れた床材としての認識がなされて
いたとしても、特別な事情と経済的な余裕とでもない限
り、大抵は止むを得ずその採用を見送らざるを得ない床
材となり下がってきていた木製ブロックタイル床の形成
が、これまでの事情から一変し、この発明が完成された
ことにより、経費上からも施工性の面からも十分他の床
材に互する条件の確立ができたことから、広く採用され
ることを可能にするものである。
【0016】そして、この敷設方法によって実現される
木製ブロックタイル床は、各木製ブロックタイル1裏面
の基材2あるいは基枠にまとわり付く砂塊楔錘5が、意
図的ではあるが形成過程は自然発生的で且つ不規則な形
状に敷き砂4中に形成されてしまうため、それら基材2
あるいは基枠の下面に水硬性凝結剤3で固められた部
分、即ち砂塊楔錘5の構造が、密実な板状体ではなく各
所に隙間だらけの硬化部分が付着した状態を実現する結
果、上部からの雨水を、簡単に下方、敷き砂4のままで
止どまっている部分に通過させてしまう透水性床構造を
形成することになると共に、しかも、その不規則に敷き
砂4中に楔状に食い込む構造で、その回りに絡む敷き砂
4のままの部分さえも、木製ブロックタイルの浮き上が
りを防止する重さ部分として荷担するような構造を実現
できるという非常に秀れた特徴を発揮するものとなる。
【0017】更に、この上記した砂塊楔錘5の構造上の
特徴は、何かの都合、例えば木製ブロックタイル1を構
成する木製単位タイル11,11,……のどれかが割れ
たり、外れてしまった場合等には、木製ブロックタイル
1,1相互間の目地部分から鋼板等を差し込んで打ち込
むことによって比較的簡単にその目地回り部分だけを破
壊でき、基材2あるいは基枠にこの砂塊楔錘5をくっつ
けたままでスッポリと抜き取り、他の新しいものと簡単
に交換、敷設することを可能にするものでもある。叙上
のとおり、この発明の木製ブロックタイルの敷設方法
は、既に高級床材の一つに収まってしまっている木製ブ
ロックタイルの使用を、その施工上は固よりのこと経費
上においても従前のものでは果たし得なかった有利な条
件のものととしてその使用を可能とし得たことから、美
観上に秀れ、足への感触では他の素材のタイル床では味
わえない感触の得られる木製ブロックタイルの普及に大
いに寄与するものになることが予想される。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 木製ブロックタイルの裏面側から見た斜
視図である。
【図 2】 この発明の敷設方法で施工された後の状
態を示す要部拡大縦断面図である。
【図 3】 この発明の敷設方法を説明するために、
その過程を簡略化したものとして図中にまとめて示す施
工過程図である。
【符号の説明】
1 木製ブロックタイル 11 同木製単位タイル 12 同目 地 2 基 材 3 水硬性凝結剤 4 敷き砂 5 砂塊楔錘 6 間隙充填材 7 水 B 充填具 G 地 盤 M 散布機 H 散水具 R ローラ S スコップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤上に所定厚さに砂を敷き積めて略平
    滑面となるなる如く填圧し、敷き砂層を形成する工程、
    該敷き砂層表面にセメントその他の水硬性凝結剤粉末を
    適宜散布する工程、木材を適宜輪切り状あるいは厚片状
    に切断形成した木製単位タイルが、所定面積内に一塊状
    に集合されてなる木製ブロックタイルを、先の水硬性凝
    結剤粉末が散布された敷き砂層表面上に順次並べていく
    工程、それら並べられて整列された木製ブロックタイル
    の表面から砂等の間隙充填材を撒いて拡げることによ
    り、隣接する木製単位タイル相互間、あるいは整列され
    た木製ブロックタイル相互間にそれら間隙充填材を充填
    する工程、余分な砂が払拭され、木製ブロックタイル表
    面の木肌面を露にしたタイル敷設面全体に散水し、各木
    製タイルブロック裏面に水分を適宜供給すると共に、地
    盤や空中からの天然水の自然供給との相互作用により、
    水硬性凝結剤を敷き砂層内に自由に浸透、硬化させ、木
    製ブロックタイル裏面に不均一な砂塊楔錘を形成する工
    程とからなる木製ブロックタイルの敷設方法。
JP3280833A 1991-10-01 1991-10-01 木製ブロツクタイルの敷設方法 Pending JPH0593404A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9101319B2 (en) 2010-04-26 2015-08-11 Hitachi Medical Corporation Mobile X-ray device and method for controlling mobile X-ray device

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