JPH0593122U - 音響機器の音量制御装置 - Google Patents

音響機器の音量制御装置

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JPH0593122U
JPH0593122U JP3979592U JP3979592U JPH0593122U JP H0593122 U JPH0593122 U JP H0593122U JP 3979592 U JP3979592 U JP 3979592U JP 3979592 U JP3979592 U JP 3979592U JP H0593122 U JPH0593122 U JP H0593122U
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JP3979592U
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潔 中山
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
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Clarion Co Ltd
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源オフ時のボリュームレベルが所定レベル
以上に設定されていた場合は、次の電源オン時にボリュ
ームレベルを自動的に下げ、突発的に出力する大音量を
防止する。 【構成】 電子ボリュームコントロールを制御するマイ
クロコンピュータには、音響機器の電源オフから次に電
源オンされるまでの経過時間を計測する計時手段と、電
源オフ時に設定されていた音量レベルが所定レベル以上
であるかを判定するレベル判定手段が備えられ、機器の
電源オン時の計時結果が所定時間以上であり、かつ、レ
ベル判定手段が所定レベル以上あると判定したときは、
所定レベルから更に一定レベル減衰するようボリューム
レベルを自動制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は音響機器の出力音声信号を適宜レベルに設定するための音量制御装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラジオやテレビ等の再生装置において、音量を適宜レベルに設定する音 量制御手段としては、機械式可変抵抗器によるボリュームコントロールが用いら れていたが、最近の再生装置ではディジタル回路技術を用いた電子式ボリューム を採用したものが多くなっている。 電子式ボリュームを設けた再生装置には、一般に音量を操作するアップ・ダウ ン操作釦が備えられ、この釦を操作して音量を適宜レベルに設定できるようにな っている。
【0003】 ところで、機械式可変抵抗器を用いた従来の音量制御装置では、可変抵抗器の 回転角度位置で音声出力レベルが設定され、つまみの回転角度を変えない限り、 再生装置の電源を切っても次の再生時の音声出力レベルに変化はなかった。同様 に、電子式ボリュームも電源を切っても音量レベルが保持されるよう、前回の設 定レベルがメモリに記憶されるようになっているのが普通である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
再生装置で音楽を聞くときの音量レベルは、周囲の条件に合わせて再生音を聞 く人の好みのレベルに設定される。例えば、夜室内で音楽を聞くときは比較的に 小さな音量で再生する。また、走行中の自動車内で音楽を聞くときは、再生音が 周囲の雑音によってマスキングされるので、再生音のレベルを通常レベルより上 げなければならないこともある。一般に、聴感上のレベルは個人差があり、再生 音を聞く人のその時の気分によっても異なることもあり、最適レベルは常に一定 ではない。 従って、もし、前回電源オフ時に設定されていた音量レベルが通常よりも大き く、電源スイッチオンで再生が開始されると、その再生レベルが大音量に感じら れ、あわててボリュームを下げることは誰でも経験のあることである。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みなされたもので、再生装置の電源オン時に大音量の再 生音が突発的に出力するような事態を防止し、操作者に衝撃を与えることなく、 周囲の人に迷惑をかけない操作性の良好な音量制御装置を提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の音響機器の音量制御装置では、音響機器の 電源オフ時に設定されていた音量レベルをデータとしてメモリに格納し電源オン 時に該データを読み出して音量レベルを設定するボリュームレベル操作手段と、 該電源オフから次に電源が投入されるまでの経過時間を計測する計時手段と、該 電源オフ時の設定音量レベルが所定レベル以上あるかを判定するレベル判定手段 と、次の電源オン時に該計時手段が所定時間以上を計測し、かつ、該レベル判定 手段が所定レベル以上を判定したときは該所定レベルから更に一定レベル減衰す るレベル減衰手段と、を備えている。
【0007】
【作用】
再生装置の電源オフ時に設定されていた音量レベルが大きなレベルであった場 合は、次の電源オン時に大レベルの音声が突発的に出力し、操作者または周囲の 人に衝撃を与えることがある。本考案装置では、電源オフ時の設定音量が大レベ ルであっても、次の電源オン時には必ず低レベルで再生開始するように、レベル 減衰手段を作動して音量を一定レベル減衰する。一定レベル減衰させるために、 2つの条件が問われ、条件を満足したときのみレベル減衰手段が作動する。第1 の条件は電源オフ時の設定ボリュームレベルが所定レベル以上であること。また 、第2の条件は電源オフから次の電源オンまでの経過時間が所定時間以上である ことが必要である。これは車両のエンストなど、再生装置の一時的な電源オフを 考慮に入れないためである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面を参照して説明する。なお、本考案装置は通常の再生装置 にも適用可能であるが、特に車載用機器を例にとり説明する。 図1は本考案の車載用再生装置を示すブロック図である。図において、10は 再生装置のメインボリュームである。このメインボリューム10はディジタル回 路によって構成されたいわゆる電子式ボリュームで、アップとダウンの2つの操 作釦の操作により音量を段階的に増減させることができる。12はラジオ放送を 受信するチューナ部であり、アンテナ11の入力電波を選択して希望の放送局を 受信する。13はテープを再生するカセットプレーヤ部、そして、14はコンパ クトディスクプレーヤ、または、複数収納されているディスクを選択的に再生す ることができるCDチェンジャーである。上記チューナ12、カセットプレーヤ 13、CDプレーヤ14から再生されるソース信号は入力切換回路15で所望の 信号が切換選択される。
【0009】 16はオーディオ出力端子18に増幅された信号を供給する増幅器1である。 また、17はスピーカ装置19を駆動する増幅器2である。20は再生装置各部 の動作を制御するマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータ20は操 作部25の指令に応じ、制御信号を送出して各部の動作を制御するとともに、デ ータBUSライン27に信号を出力してメインボリューム10を制御する。
【0010】 なお、操作部25には前述のアップ・ダウン操作釦が含まれている。また、マ イクロコンピュータ20には記憶装置のROM21とRAM22が接続されてお り、それぞれバックアップ電源(図示なし)によって常時動作状態に保持されて いる。なお、マイクロコンピュータ20には時間を計測する計時機能と、メイン ボリューム10出力の音量レベルを判定する機能が備えられ、ROM21には所 定レベルに関するデータが格納されている。この所定レベルはボリューム2/3 レベルと定義される。
【0011】 23は再生装置とACCスイッチ(図示しない)間に接続された電源スイッチ で、このスイッチ23及びACCスイッチをオンオフ操作することにより再生装 置に電源が供給され、遮断される。24は各部の機能動作状態をキャラクタ等で 表示を行なう表示器である。例えば、ラジオモードでは受信周波数を表示し、ま た、ボリューム操作釦が操作されたときは、音量レベルが数値表示される。26 はユーザに注意を促す警告音を発生するブザーである。
【0012】 次に、上述した音量制御装置の動作について、図2のフローチャートに基づい て説明する。操作者がカセットプレーヤ13、またはCDプレーヤ14を操作し て、音楽を再生するとき、ボリュームレベルは最大レベルの約20%、すなわち 1/5位のレベルに設定するのが普通である。しかし、この場合は、ボリューム レベルを2/3、つまり最大音量レベルの約70%の所定レベル以上に設定し、 ボリュームレベルをそのままにして、電源スイッチ23またはACCスイッチを オフ操作して再生装置の電源を遮断するものとする(S−1)。
【0013】 再生装置の電源が遮断されても、バックアップ電源が常時供給されているマイ クロコンピュータ20は常に動作しており、電源スイッチ23のオンオフを検知 することができる。電源のオフを検知したマイクロコンピュータ20は再生装置 の電源がオフしたときのボリュームレベルデータをRAM22に格納記憶すると ともに、そのときのボリュームレベルが所定レベル以上あるかどうかを判断する (S−2)。
【0014】 マイクロコンピュータ20のレベル判定機能は電源オフ時の音量レベルが所定 レベル、すなわち2/3以上であるかどうかを判定する。この所定レベル情報は ROM21に格納されており、これを読み出して現在の音量レベルと比較する。 音量レベルが所定レベル以下であると判断したときは処理を終了し、所定レベル 以上であると判断したときのみ次の処理が行なわれる。
【0015】 計時機能を有すマイクロコンピュータ20はこの判断結果より内部のタイマー を動作して、時間のタイムカウントを開始する(S−3)。所定時間は車両のエ ンジンストップなど一時的な電源オフを除外するため、例えば30分に設定され ている。
【0016】 マイクロコンピュータ20がタイマーのカウント中に、再生装置の電源が供給 されたことを検知したとき(S−4)、タイマーカウントの経過時間をチェック し、前回、電源スイッチ23またはACCスイッチがオフされてから今回の電源 供給までに所定時間の30分が経過したかどうかを判定する(S−5)。
【0017】 所定時間を経過していないときは処理を終了し、所定時間を経過したと判断し たとき、マイクロコンピュータ20は次にレベル減衰手段を機能させる。具体的 には、データBUSライン27に制御信号を出力してメインボリューム10を制 御する。この制御により、メインボリューム10は2/3レベル位置より更に音 量レベルが20dB減衰したレベルに設定される(S−6)。
【0018】 続いてマイクロコンピュータ20は表示器24を制御して警告表示を行なうと ともに、ブザー26を操作して操作者に対して注意を促す警告音を発生させる。 警告表示は例えば、VOL28−SAVE−VOL28−SAVEの表示を交互 に1秒間繰り返して点滅し、これを10秒継続する(S−7)。
【0019】 なお、VOL28とは、レベル2/3に相当する音量レベルを数値で表してい る。また、SAVEとは20dB減衰した状態を位置している。そして、この1 0秒間の表示は操作者に対し、現在のボリュームレベルについて、前回と同じ2 /3レベルに戻すのか、または−20dB減衰の状態でよいのか、判断を促すた めである。また、10秒間の表示期間中にラジオやテープ等のモードスイッチが 操作されたときは、VOL28−SAVEの点滅表示は解除され、操作されたモ ード、例えばラジオやテープの表示となるが、音量は−20dB減衰した状態に 保持される。なお、ボリュームのアップ・ダウン操作は上記10秒経過後に有効 となる。
【0020】 電源オンとともにボリュームレベルが自動的に−20dB減衰するので、操作 者にとって減衰した音量レベルが小さいと感じられた場合は、操作部25の音量 復帰釦を操作することにより、前回聞いていた2/3のボリュームレベルに復帰 させることができる。ステップ(S−8)において、音量復帰釦が操作されたと きは、メインボリューム10が制御されて段階的に音量レベルが増加し、元の2 /3ボリュームレベルに1ステップずつ復帰する(S−9)。
【0021】 音量復帰操作釦が操作されないときは、メインボリューム10は音量を−20 dB減衰したままの状態に保持され、表示器24はそのレベルに対応した数値を 表示する(S−10)。 なお、減衰手段が制御する−20dBの減衰量は、通常ミューティング回路に 適用されるレベルであるので、再生装置に設けられているミューティング回路を 作動するようにしてもよい。
【0022】 このように、本考案の音量制御装置は前回設定されていた音量レベルを記憶し ておき、次に再生装置の電源を投入したとき、そのレベルが所定レベル以上の音 量か、そして電源オフから所定時間以上を経過したかを判断し、条件がマッチし たとき音量を更に一定レベル減衰するように制御するので、操作者が前回聞いて いた音量が大レベルであったのを忘れて、再び電源を投入したとき、突然の大音 量に衝撃を受けたり、或いは周囲の人に迷惑をかけるような不都合な事態が未然 に防止できる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の音量制御装置によれば、電源オフから次に電源が 投入されるまでの経過時間を計測する計時手段と、該電源オフ時の設定音量レベ ルが所定レベル以上であるかを判定するレベル判定手段と、該所定レベルから更 に一定レベル減衰するレベル減衰手段とを備えたので、電源オフ時に設定されて いた音量レベルが所定レベル以上であった場合は、次の電源オン時に音量が自動 的に減衰し、機器は適度の音量で再生を開始する。 従って、操作上の不便は解消され、人間工学的な見地から操作性に優れ信頼性 の高い音響機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の音量制御装置を示すブロックダイヤグ
ラムである。
【図2】本考案の動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 メインボリューム 20 マイクロコンピュータ 21 ROM 22 RAM 23 電源スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響機器の電源オフ時に設定されていた
    音量レベルをデータとしてメモリに格納し電源オン時に
    該データを読み出して音量レベルを設定するボリューム
    レベル操作手段と、該電源オフから次に電源が投入され
    るまでの経過時間を計測する計時手段と、該電源オフ時
    の設定音量レベルが所定レベル以上あるかを判定するレ
    ベル判定手段と、次の電源オン時に該計時手段が所定時
    間以上を計測し、かつ、該レベル判定手段が所定レベル
    以上を判定したときは該所定レベルから更に一定レベル
    減衰するレベル減衰手段と、を備えたことを特徴とする
    音響機器の音量制御装置。
JP3979592U 1992-05-19 1992-05-19 音響機器の音量制御装置 Pending JPH0593122U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184474A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声出力レベル設定方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184474A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声出力レベル設定方法及び装置
JP4626145B2 (ja) * 2003-12-19 2011-02-02 パナソニック株式会社 音声出力レベル設定方法及び装置

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