JPH0593088U - ケーブル引込み用開口の閉止構造 - Google Patents
ケーブル引込み用開口の閉止構造Info
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- JPH0593088U JPH0593088U JP1328393U JP1328393U JPH0593088U JP H0593088 U JPH0593088 U JP H0593088U JP 1328393 U JP1328393 U JP 1328393U JP 1328393 U JP1328393 U JP 1328393U JP H0593088 U JPH0593088 U JP H0593088U
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- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通信機器等の筐体内部にケーブルを引き込む
際に筐体に設けるケーブル導入用開口の開閉が極めて容
易な構造を有するケーブル引込み口を提供する。 【構成】 筐体適所に形成した引込み用開口から筐体内
部に引き込んだケーブルを締付け束ねると同時に、該開
口を閉止する閉止用シートにおいて、前記閉止用シート
はその一開口縁を前記引込み用開口の周縁に沿って固定
した筒状をなし、他の開口縁の適所にはV字状に切欠き
を形成し、該V字状切欠きはファスナーによって開閉自
在とした。
際に筐体に設けるケーブル導入用開口の開閉が極めて容
易な構造を有するケーブル引込み口を提供する。 【構成】 筐体適所に形成した引込み用開口から筐体内
部に引き込んだケーブルを締付け束ねると同時に、該開
口を閉止する閉止用シートにおいて、前記閉止用シート
はその一開口縁を前記引込み用開口の周縁に沿って固定
した筒状をなし、他の開口縁の適所にはV字状に切欠き
を形成し、該V字状切欠きはファスナーによって開閉自
在とした。
Description
【0001】
本考案は通信機器等の筐体内に外部から引き込んだケーブルを締め付けて引き 込み口を閉止する構造に関する。
【0002】
図5は、通信機器等の筐体の従来構成を示す説明図であって、筐体1内に配置 した電気部品に電源や信号を供給するためのケーブルを引込むため、筐体1の底 面1aに図示しない開口を形成すると共に、該開口を閉止するフレキシブルなゴ ム或は樹脂の閉止板2を固定し、該閉止板2の適所に図示のごとき切り込み3、 3、3、・・・を複数形成しておき、閉止板2の下方から切り込み3を介してケ ーブルを筐体内部に引き込むようにしたものであって、ケーブルを引き込んだ後 は切り込み3とケーブルとの間に形成される開口にコーティング樹脂を流し込ん で両者を固定していた。上述の如くケーブル引込み用開口を閉止する理由は筐体 内にネズミや、虫類等が侵入することを防止するためと、ケーブルの固定保護に ある。しかしながら、上記した如き従来の手法によれば、ケーブルが閉止板2に 固着されているため、ケーブルを増設したり、筐体を含む装置をケーブルと切り 離して移設する際の工事が繁雑化するという問題があった。
【0003】 また、筐体1の底面1aに形成した図示しない引込み用開口に対して閉止板を 固定する代わりに両端が開口した筒状の布(軟質の樹脂シート等)の一端開口を 引込み用開口周縁に沿って固定しておき、該筒状布内にケーブルを引き入れてか ら筒状布の他端開口を紐で複数回巻き回してから縛ることによりケーブルを締め 付けてネズミ等の侵入を防止することも行われているが、紐の巻き回し作業が煩 雑であるばかりか、ケーブル増設や装置の移設に際して一旦縛った紐を解いた後 再び縛り付ける作業が必要となるため、これらの点の改善が望まれていた。
【0004】
【考案の目的】 本考案は上述した如き従来のケーブル引込み口の閉鎖手法の欠陥に鑑みてなさ れたものであり、通信機器等の筐体内部にケーブルを引き込む際に筐体に設ける ケーブル導入用開口の開閉が極めて容易な構造を有するケーブル引込み口を提供 することを目的としている。
【0005】
上記の目的を達成するため本考案は、筐体の適所に形成した引込み用開口から 筐体内部に引き込んだケーブルを締付け束ねると同時に、該開口を閉止する閉止 用シートにおいて、前記閉止用シートはその一縁を該開口周縁に沿って固定した 筒状体とし、他の開口縁にはその適所にV字状に切欠きを形成し、該V字切欠き はファスナーによって開閉自在としたこと、筐体適所に形成した引込み用開口か ら筐体内部に引き込んだケーブルを締付け束ねると同時に、該開口を閉止する閉 止用シートにおいて、前記閉止用シートはその一開口縁を前記引込み用開口の周 縁に沿って固定した筒状をなし、該閉止用シートの側壁の適所にV字状にファス ナーレールを配置したファスナーを設けることにより、該V字状のファスナーレ ール間に該閉止用シートの一部がひだ折り部として残留する様に構成したこと、 前記ファスナーを構成するV字状のファスナーレールの両外側の前記側壁上に夫 々オスベルクロファスナー及びメスベルクロファスナーを配置したことを夫々特 徴としている。
【0006】
以下、添付図面に示した実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1(a) 及び(b) は本考案の第1実施例の構成説明図及び一部拡大図であり、 筐体1内に配置した電気部品に電源や信号を供給するためのケーブルを引き込む ために筐体1の底面1aにはケーブル引込み用開口1bを形成する。該引込み用 開口1bの周縁には、布、樹脂等の帯状シート材を筒状に形成した閉止用シート 10の一開口縁を接着剤にて固着する。また、閉止用シート10の側壁には図示 の如きV字状の切欠き11を予め形成しておき、この切欠き11をファスナー1 2により開閉する。即ち、ファスナー12は、両切欠き11の縁部に沿って爪列 或はレール13aと、これと噛合う爪列或はレール13bを固定したものである 。なお、当該ファスナー12はファスナ開閉用ガイド部材14とつまみを兼ねる ロック片14aとを備えた一般的なファスナ(図1(b) 参照)を用いることが望 ましい。
【0007】 図2は引込み用開口1bからケーブル15を筐体内に引き込んでからファスナ ー12を閉止した状態を示したものであって、ファスナ12によってV字状切欠 き11を閉止することにより閉止用シート10がケーブル15を強固に締め付け 、該シート10とケーブル15との間隙が実質的になくなり、ネズミや虫の筐体 内への侵入を阻止することができる。なお、ガイド具14の固定位置はロック片 14aの操作により任意に調節可能であるため、筐体内に導入したケーブル15 の本数や径サイズ等に対応して、緊密に締め付けることができる。また、閉止用 シート10の高さ寸法や、各V字切欠き11の開放角度は、最小径のケーブルを 最小本数締め付ける場合を想定して適切に設定すべきことはいうまでもない。
【0008】 更に、ケーブルを増設したり、筐体をケーブルと切り離して移設する際には、 ファスナ−を開閉するだけで閉止用シート10を開閉できるため、増設、移設作 業に伴うケーブルの着脱を円滑化することができる。
【0009】 なお、上記実施例では筐体の底面に設けた開口からケーブルを導入する例を示 したが、これは一例に過ぎず、筐体の側壁、天井から導入する場合にも本考案は 適用可能である。
【0010】 次に、図3(a) (b) 及び(c) は本考案の第2実施例の要部構成を示す斜視図、 正面図及び平面図であり、上記第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して いる。この実施例は、筐体1内に配置した電気部品に電源や信号を供給するため のケーブルを引き込むために筐体1の底面1aにケーブル引込み用開口1bを形 成するとともに、該引込み用開口1bの周縁に、布、樹脂等の帯状シート材を筒 状に形成した閉止用シート10の一開口縁を接着剤にて固着した構成においては 上記第1実施例と同様である。更に本実施例では、閉止用シート10の側壁に第 1実施例の如きV字状の切欠き11を予め形成することなく、閉止用シート10 の側壁にファスナー12のレール13a,13bをV字状に止着することにより 図3及び図2に示した如く開閉するよう構成した点が特徴的である。即ち、ファ スナー12は、第1の実施例の切欠き11の縁部に相当する位置に沿って形成し た爪列或はレール13aと、これと噛合う爪列或はレール13bを固定したもの である。なお、当該ファスナー12としては上記第1実施例と同様にファスナー 開閉用ガイド部材14とつまみを兼ねるロック片14aとを備えた一般的なファ スナーを用いることが望ましい。この実施例では、V字状に止着したレール13 a,13b間に閉止用シート10の側壁の一部であるひだ折り部分16が他の側 壁部分と連続して残存している。このひだ折り部分16は、ファスナー12を取 付ける前に、四面有る側壁の各中央部を図3(c) の如く折り曲げて正面形状がV 字状になる如く成形したものである。ファスナー12を締めた時には、この閉止 用シート10も上記第1実施例の場合と同様に図2に示した如くケーブル15を 強固に締め付ける作用を果たす。
【0011】 上記第1の実施例の閉止用シートは、ファスナーを取付ける為にその壁面に予 めV字状の切欠き11を形成しておく必要があったが、この第2実施例の閉止用 シート10においてはその必要がなく切欠きを形成する為の裁断工程を省略でき る。更に、ひだ折り部分16が存在することによって埃等の侵入防止機能が向上 する。
【0012】 次に、図4(a) 及び(b) は本考案の第3実施例であり、第1或は第2実施例の V字状のファスナー12の両外側位置に夫々オスとメスのベルベットクロスファ スナー(以下、ベルクロファスナーと云う)17a,17bを止着することによ って、図4(b) に示す様にファスナーを閉めた時における閉止状態を保持するた めの補助力を確保することができる。即ち、オスベルクロファスナー17aとメ スベルクロファスナー17bは、図4(b) に示す様にファスナー12を閉めた状 態の時にオスベルクロファスナー17aをメスベルクロファスナー17b上に圧 接することにより接続状態となる為、ファスナー12の閉止状態を強化すること ができる。特に、ケーブルの束が太い為にファスナ開閉用ガイド部材14がレー ルの終端部まで達しない場合にはケーブルの弾性反発によってファスナのガイド 部材14が開放方向に戻り易くなるが、このベルクロファスナーを用いればこの ようなファスナーの開放によるケーブルの緩みや、開放部からの埃等の侵入とい った不具合をなくすることができる。なお、この第3実施例のベルクロファスナ ーは第1実施例及び第2実施例に対して共に適用可能である。
【0013】 なお、ここで示したベルクロファスナーは補助締め付け手段の一例であり、こ れ以外にもクリップ、テープ等々種々のものにて代用できることは言うまでもな い。
【0014】
以上の様に本考案によれば、通信機器等の筐体内部にケーブルを引き込む際に 筐体に設けるケーブル導入用の開口を閉止するためのシートをファスナーによっ て開閉する様にしたため、ケーブルの増設、移設時におけるケーブルの着脱作業 性を向上することができる。また、閉止用シートに切欠きを設けずにファスナー を止着することにより、閉止用シートの加工工数が減少できると共に、ファスナ ーのレール間に残存するひだ折り部分がケーブル締め付け時における埃等の侵入 防止能力を高める役割を果たすこととなる。更に、ファスナーレールの両側に夫 々ベルクロファスナー(補助締め付け手段)を設けることによって、ファスナー の閉止力を高めることができる。
【図1】(a) 及び(b) は本考案の一実施例の構成を示す
斜視図及び要部説明図。
斜視図及び要部説明図。
【図2】ケーブルを締め付けた状態を示す斜視図。
【図3】(a) (b) 及び(c) は本考案の第2実施例の要部
構成を示す斜視図、正面図及び平面図。
構成を示す斜視図、正面図及び平面図。
【図4】(a) 及び(b) は本考案の第3実施例の開放時の
要部斜視図、及び閉止時の要部斜視図。
要部斜視図、及び閉止時の要部斜視図。
【図5】従来例の説明図である。
1・・・筐体、1a・・・底面、1b・・・引込み用開
口、10・・・閉止用シート、11・・・切欠き、12
・・・ファスナー、13・・・凹凸レール、14・・・
ガイド具、15・・・ケーブル、16 ひだ折り部分、
17a,17b ベルベットクロスファスナー(ベルク
ロファスナー),
口、10・・・閉止用シート、11・・・切欠き、12
・・・ファスナー、13・・・凹凸レール、14・・・
ガイド具、15・・・ケーブル、16 ひだ折り部分、
17a,17b ベルベットクロスファスナー(ベルク
ロファスナー),
Claims (3)
- 【請求項1】 筐体適所に形成した引込み用開口から筐
体内部に引き込んだケーブルを締付け束ねると同時に、
該開口を閉止する閉止用シートにおいて、前記閉止用シ
ートはその一開口縁を前記引込み用開口の周縁に沿って
固定した筒状をなし、他の開口縁の適所にはV字状に切
欠きを形成し、該V字状切欠きはファスナーによって開
閉自在としたことを特徴とするケーブル引込み用開口の
閉止構造。 - 【請求項2】 筐体適所に形成した引込み用開口から筐
体内部に引き込んだケーブルを締付け束ねると同時に、
該開口を閉止する閉止用シートにおいて、前記閉止用シ
ートはその一開口縁を前記引込み用開口の周縁に沿って
固定した筒状をなし、該閉止用シートの側壁の適所にV
字状にファスナーレールを配置したファスナーを設ける
ことにより、該V字状のファスナーレール間に該閉止用
シートの一部がひだ折り部として残留する様に構成した
ことを特徴とするケーブル引込み用開口の閉止構造。 - 【請求項3】 前記ファスナーを構成するV字状のファ
スナーレールの両外側の前記側壁上に夫々オスベルクロ
ファスナー及びメスベルクロファスナーを配置したこと
を特徴とする請求項1又は2記載のケーブル引込み用開
口の閉止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1328393U JPH0593088U (ja) | 1992-03-09 | 1993-02-26 | ケーブル引込み用開口の閉止構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2122692 | 1992-03-09 | ||
JP4-21226 | 1992-03-09 | ||
JP1328393U JPH0593088U (ja) | 1992-03-09 | 1993-02-26 | ケーブル引込み用開口の閉止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593088U true JPH0593088U (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=26349053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1328393U Pending JPH0593088U (ja) | 1992-03-09 | 1993-02-26 | ケーブル引込み用開口の閉止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593088U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016096282A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用箱 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP1328393U patent/JPH0593088U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016096282A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用箱 |
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