JPH0592915A - 外用剤 - Google Patents
外用剤Info
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- JPH0592915A JPH0592915A JP8939191A JP8939191A JPH0592915A JP H0592915 A JPH0592915 A JP H0592915A JP 8939191 A JP8939191 A JP 8939191A JP 8939191 A JP8939191 A JP 8939191A JP H0592915 A JPH0592915 A JP H0592915A
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- Japan
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- repellent
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- ultraviolet ray
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 刺咬性害虫に対する忌避効果と、紫外線防止
効果の両方を有する外用剤を提供する。 【構成】 刺咬性害虫の忌避成分と紫外線吸収剤を配合
する。
効果の両方を有する外用剤を提供する。 【構成】 刺咬性害虫の忌避成分と紫外線吸収剤を配合
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外用剤に関し、特に、
外気に曝された皮膚面に適用する外用剤に関する。
外気に曝された皮膚面に適用する外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】一般に、外気に曝された
皮膚面に外用剤を適用する場合、外部からの刺激に対す
る防御作用として要求されるものに、紫外線防御および
刺咬性害虫に対する忌避作用が挙げられる。例えば、刺
咬性害虫に対する忌避作用は、刺咬性昆虫、特にカ、シ
ラミ、ノミ、ダニ等の吸血性昆虫を忌避するものであ
り、このような作用を有する外用剤は数多く市販されて
いる。これらの一般に虫よけ剤と称せられているもの
は、必然的に外気に曝された皮膚面に適用するものであ
るため、日中これを使用した皮膚面は同時に紫外線に曝
される場合も多い。しかしながら、忌避成分は、一般的
に、皮膚に塗布した場合、皮膚表面に一部吸収されてし
まい、その結果、紫外線の透過性が無塗布の時以上に高
まってしまう。このため、忌避剤を日中、ハイキング等
で使用した場合、より日焼けを起こすという欠点を有し
ていた。一方、サンケア化粧料は、太陽光線下に肌を曝
した時、炎症を防止しながら日焼けさせるものから、日
焼けを防止するものまでが含まれる。これらはいずれも
日中、海や山で利用されるものであり、特にキャンプ地
等の山林で使用する場合には、同時に刺咬性害虫からの
攻撃を受けやすい。しかし、従来サンケア化粧料として
知られているものは、紫外線防止効果を有するのみで、
刺咬性害虫に対する忌避効果を有するものはなかった。
本発明はこのような課題を解決して、刺咬性害虫に対す
る忌避効果と、紫外線防止効果の両方を有する外用剤を
提供することを目的とする。
皮膚面に外用剤を適用する場合、外部からの刺激に対す
る防御作用として要求されるものに、紫外線防御および
刺咬性害虫に対する忌避作用が挙げられる。例えば、刺
咬性害虫に対する忌避作用は、刺咬性昆虫、特にカ、シ
ラミ、ノミ、ダニ等の吸血性昆虫を忌避するものであ
り、このような作用を有する外用剤は数多く市販されて
いる。これらの一般に虫よけ剤と称せられているもの
は、必然的に外気に曝された皮膚面に適用するものであ
るため、日中これを使用した皮膚面は同時に紫外線に曝
される場合も多い。しかしながら、忌避成分は、一般的
に、皮膚に塗布した場合、皮膚表面に一部吸収されてし
まい、その結果、紫外線の透過性が無塗布の時以上に高
まってしまう。このため、忌避剤を日中、ハイキング等
で使用した場合、より日焼けを起こすという欠点を有し
ていた。一方、サンケア化粧料は、太陽光線下に肌を曝
した時、炎症を防止しながら日焼けさせるものから、日
焼けを防止するものまでが含まれる。これらはいずれも
日中、海や山で利用されるものであり、特にキャンプ地
等の山林で使用する場合には、同時に刺咬性害虫からの
攻撃を受けやすい。しかし、従来サンケア化粧料として
知られているものは、紫外線防止効果を有するのみで、
刺咬性害虫に対する忌避効果を有するものはなかった。
本発明はこのような課題を解決して、刺咬性害虫に対す
る忌避効果と、紫外線防止効果の両方を有する外用剤を
提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、刺咬性害虫の
忌避成分と紫外線吸収剤を配合したことを特徴とする外
用剤である。また、本発明の外用剤は刺咬性害虫忌避剤
であることを好適とする。またこの場合、紫外線吸収剤
として、液状紫外線吸収剤を用いると、日焼けを防止す
るという通常の効果の他に、刺咬性害虫の忌避成分の皮
膚表面での保持性が高まり、忌避効果が長く持続すると
いう効果も併せ持つようになる。
忌避成分と紫外線吸収剤を配合したことを特徴とする外
用剤である。また、本発明の外用剤は刺咬性害虫忌避剤
であることを好適とする。またこの場合、紫外線吸収剤
として、液状紫外線吸収剤を用いると、日焼けを防止す
るという通常の効果の他に、刺咬性害虫の忌避成分の皮
膚表面での保持性が高まり、忌避効果が長く持続すると
いう効果も併せ持つようになる。
【0004】本発明において、紫外線吸収剤としては、
安息香酸系のものとして、パラアミノ安息香酸(以下、
PABAと略す。),グリセリルPABA,エチルジヒ
ドロキシプロピルPABA,N−エトキシレ―トPAB
Aエチルエ―テル,N−ジメチルPABAエチルエ―テ
ル,N−ジメチルPABAブチルエ―テル,N−ジメチ
ルPABAアミルエ―テル,オクチルジメチルPAB
A、アントラニリック酸系のものとして、ホモメンチル
−N−アセチルアントラニレ―ト、サリチル酸系のもの
として、アミルサリシレ―ト,メンチルサリシレ―ト,
オクチルサリシレ―ト,フェニルサリシレ―ト,ベンジ
ルサリシレ―ト,p−イソプロパノ―ルフェニルサリシ
レ―ト、桂皮酸系のものとして、オクチルシンナメ―
ト,エチル−4−イソプロピルシンナメ―ト,エチル−
2,4−ジイソプロピルシンナメ―ト,メチル−2,4
−ジイソプロピルシンナメ―ト,プロピル−p−メトキ
シシンナメ―ト,イソプロピル−p−メトキシシンナメ
―ト,イソアミル−p−メトキシシンナメ―ト,オクチ
ルメトキシシンナメ―ト,2―エトキシエチル−p−メ
トキシシンナメ―ト,シクロヘキシル−p−メトキシシ
ンナメ―ト,エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナ
メ―ト,2―エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニ
ルシンナメ―ト,グルセリルモノ−2―エチルヘキサノ
イル−ジパラメトキシシンナメ―ト、グリセリルジ−2
―エチルヘキサノイル−モノパラメトキシシンナメ―
ト、ベンゾフェノン系のものとして、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン,2,2´−ジヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン,2,2´−ジヒドロキシ−4,
4´−ジメトキシベンゾフェノン,2,2´,4,4´
−テトラヒドロキシベンゾフェノン,2―ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン,2―ヒドロキシ−4−メ
トキシ−4´−メチルベンゾフェノン,4−フェニルベ
ンゾフェノン,2―エチルヘキシル−4´−フェニル−
ベンゾフェノン−2―カルボキシレ―ト,2―ヒドロキ
シ−4−n−オクトキシベンゾフェノン,4−ヒドロキ
シ−3−カルボキシベンゾフェノン、その他のものとし
て、3−(4´−メチルベンジリデン)−d,1−カン
ファ―,3―ベンジリデン−d,1−カンファ―ウロカ
ニン酸,ウロカニン酸エチルエステル,2―フェニル−
5−メチルベンゾキサゾ―ル,2,2´−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル−ベンゾトリアゾ―ル,2―(2´
−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)−ベンゾト
リアゾ―ル,ジベンザラジン,ジアニソイルメタン,4
−メトキシ−4´−t−ブチル−ジベンゾイルメタン,
5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3
−ペンタン−2−オンカルコン誘導体等が挙げられる。
安息香酸系のものとして、パラアミノ安息香酸(以下、
PABAと略す。),グリセリルPABA,エチルジヒ
ドロキシプロピルPABA,N−エトキシレ―トPAB
Aエチルエ―テル,N−ジメチルPABAエチルエ―テ
ル,N−ジメチルPABAブチルエ―テル,N−ジメチ
ルPABAアミルエ―テル,オクチルジメチルPAB
A、アントラニリック酸系のものとして、ホモメンチル
−N−アセチルアントラニレ―ト、サリチル酸系のもの
として、アミルサリシレ―ト,メンチルサリシレ―ト,
オクチルサリシレ―ト,フェニルサリシレ―ト,ベンジ
ルサリシレ―ト,p−イソプロパノ―ルフェニルサリシ
レ―ト、桂皮酸系のものとして、オクチルシンナメ―
ト,エチル−4−イソプロピルシンナメ―ト,エチル−
2,4−ジイソプロピルシンナメ―ト,メチル−2,4
−ジイソプロピルシンナメ―ト,プロピル−p−メトキ
シシンナメ―ト,イソプロピル−p−メトキシシンナメ
―ト,イソアミル−p−メトキシシンナメ―ト,オクチ
ルメトキシシンナメ―ト,2―エトキシエチル−p−メ
トキシシンナメ―ト,シクロヘキシル−p−メトキシシ
ンナメ―ト,エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナ
メ―ト,2―エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニ
ルシンナメ―ト,グルセリルモノ−2―エチルヘキサノ
イル−ジパラメトキシシンナメ―ト、グリセリルジ−2
―エチルヘキサノイル−モノパラメトキシシンナメ―
ト、ベンゾフェノン系のものとして、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン,2,2´−ジヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン,2,2´−ジヒドロキシ−4,
4´−ジメトキシベンゾフェノン,2,2´,4,4´
−テトラヒドロキシベンゾフェノン,2―ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン,2―ヒドロキシ−4−メ
トキシ−4´−メチルベンゾフェノン,4−フェニルベ
ンゾフェノン,2―エチルヘキシル−4´−フェニル−
ベンゾフェノン−2―カルボキシレ―ト,2―ヒドロキ
シ−4−n−オクトキシベンゾフェノン,4−ヒドロキ
シ−3−カルボキシベンゾフェノン、その他のものとし
て、3−(4´−メチルベンジリデン)−d,1−カン
ファ―,3―ベンジリデン−d,1−カンファ―ウロカ
ニン酸,ウロカニン酸エチルエステル,2―フェニル−
5−メチルベンゾキサゾ―ル,2,2´−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル−ベンゾトリアゾ―ル,2―(2´
−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)−ベンゾト
リアゾ―ル,ジベンザラジン,ジアニソイルメタン,4
−メトキシ−4´−t−ブチル−ジベンゾイルメタン,
5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3
−ペンタン−2−オンカルコン誘導体等が挙げられる。
【0005】これらの紫外線吸収剤のうち、特に好適な
液状紫外線吸収剤としては、オクチルジメチルPAB
A,ホモメンチル−N−アセチルアントラニレ―ト,オ
クチルサリシレ―ト,エチル−4−イソプロピルシンナ
メ―ト,エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメ―
ト,メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメ―ト,オ
クチルメトキシシンナメ―ト,グリセリルジ−2―エチ
ルヘキサノイル−モノパラメトキシシンナメ―ト等が挙
げられる。またその配合量は0.005〜40重量%が
望ましい。
液状紫外線吸収剤としては、オクチルジメチルPAB
A,ホモメンチル−N−アセチルアントラニレ―ト,オ
クチルサリシレ―ト,エチル−4−イソプロピルシンナ
メ―ト,エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメ―
ト,メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメ―ト,オ
クチルメトキシシンナメ―ト,グリセリルジ−2―エチ
ルヘキサノイル−モノパラメトキシシンナメ―ト等が挙
げられる。またその配合量は0.005〜40重量%が
望ましい。
【0006】本発明で使用される刺咬性害虫の忌避成分
としては、N,N−ジエチル−m−トルアミド,ジメチ
ルフタレ―ト,ジブチルフタレ―ト,2―エチル−1,
3−ヘキサンジオ―ル,2,3,4,5−ビス(△2−
ブチレン)テトラヒドロフルフラ―ル,イソシンコメロ
ネ―ト,ジ−m−ブチルサッシネ―ト等が挙げられ、こ
れらの1種または2種以上を混合して用いる。このうち
特に、N,N−ジエチル−m−トルアミド(以下、DE
ETと称する。)が望ましい。この忌避成分の配合量は
0.1〜20重量%が望ましい。本発明の外用剤には、
この他、乳化剤,効力増強剤,展着剤,安定剤,香料
等、その使用目的に応じて適宜配合することができる。
本発明の外用剤は、液剤,リニメント剤,エアゾ―ル
剤,非エアゾ−ル型スプレ―剤として使用することがで
きる。
としては、N,N−ジエチル−m−トルアミド,ジメチ
ルフタレ―ト,ジブチルフタレ―ト,2―エチル−1,
3−ヘキサンジオ―ル,2,3,4,5−ビス(△2−
ブチレン)テトラヒドロフルフラ―ル,イソシンコメロ
ネ―ト,ジ−m−ブチルサッシネ―ト等が挙げられ、こ
れらの1種または2種以上を混合して用いる。このうち
特に、N,N−ジエチル−m−トルアミド(以下、DE
ETと称する。)が望ましい。この忌避成分の配合量は
0.1〜20重量%が望ましい。本発明の外用剤には、
この他、乳化剤,効力増強剤,展着剤,安定剤,香料
等、その使用目的に応じて適宜配合することができる。
本発明の外用剤は、液剤,リニメント剤,エアゾ―ル
剤,非エアゾ−ル型スプレ―剤として使用することがで
きる。
【0007】本発明の外用剤は、例えば忌避剤の場合に
は次のようにして製造することができる。即ち、DEE
Tに紫外線吸収剤を加え、有機溶媒に溶解して溶液とす
るか、その後さらに常法により乳化液とする。これを塗
布栓付の容器に充填して液剤とするか、リニメント容器
に充填してリニメント剤とする。また、これを非エアゾ
−ル型スプレ―容器に充填してスプレ―剤とするか、液
化ガスとともにエアゾ−ル容器に充填してエアゾ−ル剤
とする。前記有機溶媒として、アルコ−ル類(メチルア
ルコ−ル,エチルアルコ−ル,イソプロピルアルコ−
ル,エチレングリコ−ル,プロピレングリコ−ル等)、
ケトン類(ジイソブチルケトン,2―オクタノン等)、
エ―テル類(テトラヒドロフラン,メチルセルソルブ,
ジプロピレングリコ−ルエチルエ―テル等)、炭化水素
(ケロシン,ソルベントナフサ,テレピン油等)を用い
ることができる。このうち、アルコ−ル類、特にエチル
アルコ−ルの使用が最も望ましい。前記液化ガスとし
て、クロロフルオロカ―ボン(フロン11,フロン1
2,フロンF−22等)、液化石油ガス等を用いること
ができる。
は次のようにして製造することができる。即ち、DEE
Tに紫外線吸収剤を加え、有機溶媒に溶解して溶液とす
るか、その後さらに常法により乳化液とする。これを塗
布栓付の容器に充填して液剤とするか、リニメント容器
に充填してリニメント剤とする。また、これを非エアゾ
−ル型スプレ―容器に充填してスプレ―剤とするか、液
化ガスとともにエアゾ−ル容器に充填してエアゾ−ル剤
とする。前記有機溶媒として、アルコ−ル類(メチルア
ルコ−ル,エチルアルコ−ル,イソプロピルアルコ−
ル,エチレングリコ−ル,プロピレングリコ−ル等)、
ケトン類(ジイソブチルケトン,2―オクタノン等)、
エ―テル類(テトラヒドロフラン,メチルセルソルブ,
ジプロピレングリコ−ルエチルエ―テル等)、炭化水素
(ケロシン,ソルベントナフサ,テレピン油等)を用い
ることができる。このうち、アルコ−ル類、特にエチル
アルコ−ルの使用が最も望ましい。前記液化ガスとし
て、クロロフルオロカ―ボン(フロン11,フロン1
2,フロンF−22等)、液化石油ガス等を用いること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1(刺咬性害虫忌避剤の製造) DEETにベンゾフェノンを加え、エタノ―ルに溶解し
て溶液とした。これをフロン12とともにエアゾ−ル容
器に充填してエアゾ−ル剤とした。
て溶液とした。これをフロン12とともにエアゾ−ル容
器に充填してエアゾ−ル剤とした。
【0009】実施例2〜4、比較例1 実施例1と同様にして、ただし表1記載の配合量で刺咬
性害虫忌避剤を製造した。得られた各忌避剤の忌避時間
と日焼け防止効果(SPF)について評価した。その結
果を表1に示す。なお、忌避時間の評価は次のようにし
て行った。健康な成人5人を1群とし、各試料にそれぞ
れ1群をあてた。各群の被験者の前腕部12cm×5c
mにそれぞれDEET塗布量が250μg/cm2とな
るよう、それぞれ該当する試料を均一に塗布し、吸血能
力を有するヒトスジシマカ(雌)100匹を予め放った
金網ケ―ジ)(30cm×30cm×30cm)内に差
し入れて忌避時間を測定した。忌避時間は、DEET塗
布面を2時間毎に金網ケ―ジ内で3分間露出させ、カが
吸血を開始するまでに要した時間とした。
性害虫忌避剤を製造した。得られた各忌避剤の忌避時間
と日焼け防止効果(SPF)について評価した。その結
果を表1に示す。なお、忌避時間の評価は次のようにし
て行った。健康な成人5人を1群とし、各試料にそれぞ
れ1群をあてた。各群の被験者の前腕部12cm×5c
mにそれぞれDEET塗布量が250μg/cm2とな
るよう、それぞれ該当する試料を均一に塗布し、吸血能
力を有するヒトスジシマカ(雌)100匹を予め放った
金網ケ―ジ)(30cm×30cm×30cm)内に差
し入れて忌避時間を測定した。忌避時間は、DEET塗
布面を2時間毎に金網ケ―ジ内で3分間露出させ、カが
吸血を開始するまでに要した時間とした。
【0010】
【表1】 ──────────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 比較例1 ──────────────────────────────────── エタノ―ル 52 44 52 44 54 DEET 6 6 6 6 6 オクチルメトキシ シンナメ―ト − − 2 10 − ベンゾフェノン 2 10 − − − フロン12 40 40 40 40 40 ──────────────────────────────────── 忌避時間 8 8 10 14 8 SPF 1.5 5 2 10 1.0 ────────────────────────────────────
【0011】実施例5(サンスクリ―ンクリ―ムの製
造) A.ステアリン酸 10.0% ステアリルアルコ−ル 4.0 ステアリン酸ブチル 8.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.0 パラジメチルアミノ安息香酸2―エチルヘキシル 10.0 N,N−ジエチル−m−トルアミド 5.0 ビタミンEアセテ―ト 0.5 香料 0.4 防腐剤 適量 B.プロピレングリコ−ル 10.0 グリセリン 4.0 水酸化カリウム 0.4 エデト酸三ナトリウム 0.05 精製水 残余 Aの油相部とBの水相部をそれぞれ70℃に加熱し完全
溶解する。A相をB相に加えて、乳化機で乳化する。乳
化物を熱交換機を用いて冷却してクリ―ムを得た。得ら
れたサンスクリ−ンクリ―ムは、忌避効果および日焼け
防止効果に優れたものであった。
造) A.ステアリン酸 10.0% ステアリルアルコ−ル 4.0 ステアリン酸ブチル 8.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.0 パラジメチルアミノ安息香酸2―エチルヘキシル 10.0 N,N−ジエチル−m−トルアミド 5.0 ビタミンEアセテ―ト 0.5 香料 0.4 防腐剤 適量 B.プロピレングリコ−ル 10.0 グリセリン 4.0 水酸化カリウム 0.4 エデト酸三ナトリウム 0.05 精製水 残余 Aの油相部とBの水相部をそれぞれ70℃に加熱し完全
溶解する。A相をB相に加えて、乳化機で乳化する。乳
化物を熱交換機を用いて冷却してクリ―ムを得た。得ら
れたサンスクリ−ンクリ―ムは、忌避効果および日焼け
防止効果に優れたものであった。
【0012】実施例6(サンスクリ−ン乳液の製造) A.スクワラン 5.0% オレイルオレ―ト 3.0 ワセリン 2.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 ポリオキシエチレンオレイルエ―テル(20モル付加) 1.2 オクチルメトキシシンナメ―ト 15.0 N,N−ジエチル−m−トルアミド 10.0 ビタミンEコハク酸塩 0.3 香料 0.3 防腐剤 適量 B.1,3ブチレングリコ−ル 5.0 エタノ―ル 3.0 カルボキシビニルポリマ― 0.2 水酸化カリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05 精製水 残余 実施例5に準じて乳液を得た。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば刺
咬性害虫に対する忌避効果と紫外線防止効果の両方を併
せ持つ外用剤が提供される。また、刺咬性害虫の忌避成
分は紫外線吸収剤と共存させることで、忌避効果がより
長く持続するという新たな効果を有することから特に刺
咬性害虫忌避剤とした時の実用的な利点が大きいもので
ある。
咬性害虫に対する忌避効果と紫外線防止効果の両方を併
せ持つ外用剤が提供される。また、刺咬性害虫の忌避成
分は紫外線吸収剤と共存させることで、忌避効果がより
長く持続するという新たな効果を有することから特に刺
咬性害虫忌避剤とした時の実用的な利点が大きいもので
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 刺咬性害虫の忌避成分と紫外線吸収剤を
配合したことを特徴とする外用剤。 - 【請求項2】 外用剤が刺咬性害虫忌避剤である請求項
1記載の外用剤。 - 【請求項3】 紫外線吸収剤に液状の紫外線吸収剤を用
いる請求項2記載の外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8939191A JPH0592915A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8939191A JPH0592915A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592915A true JPH0592915A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=13969361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8939191A Pending JPH0592915A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0592915A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO1997049380A1 (en) * | 1996-06-26 | 1997-12-31 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Insect repellent sunscreen |
JPH11349409A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-21 | Johnson & Johnson Consumer Co Inc | 昆虫忌避組成物 |
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