JPH05926A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH05926A
JPH05926A JP17332191A JP17332191A JPH05926A JP H05926 A JPH05926 A JP H05926A JP 17332191 A JP17332191 A JP 17332191A JP 17332191 A JP17332191 A JP 17332191A JP H05926 A JPH05926 A JP H05926A
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JP
Japan
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hair
poe
ether
hydrolyzate
fatty acid
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JP17332191A
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Inventor
Katsuo Hashimoto
克夫 橋本
Yoshihiko Fukuchi
義彦 福地
Kikuko Fujinuma
紀久子 藤沼
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】毛髪の水分保持機能を高めることにより毛髪に
なめらかさ、しっとり感を与えて毛髪の損傷を抑える等
の優れた効果が長時間持続する毛髪化粧料を提供する。 【構成】リン脂質(たとえば大豆レシチンや卵黄レシチ
ン等)0.001〜10重量%と蛋白質、蛋白質加水分
解物(たとえば、カゼイン加水分解物、ゼラチン加水分
解物等)およびまたはそれらの誘導体0.001〜10
重量%と陽イオン性界面活性剤0.01〜10重量%を
含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪の水分保持機能を高
める事により、ぱさつき感をなくし、毛髪になめらか
さ、しっとり感を付与し、 毛髪の損傷を抑える等の効果
の持続性に優れた新規な毛髪化粧料に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に毛髪は、洗髪、ブラッシング、ド
ライヤーによる熱、ヘアカラー、ブリーチ剤等による美
容処理を繁雑に繰り返し施術すると、著しく損傷劣化
し、その結果、乾燥してぱさつくことにより、枝毛、切
れ毛等の増加および強度低下の原因となっていることは
よく知られたことである。そこで、上述のような毛髪の
乾燥によるぱさつき等に対し、毛髪の水分保持、なめら
かさ、しっとり感の付与を目的に、毛髪化粧料にはシリ
コーン油、パラフィン系オイル等の油分、低分子の多価
アルコール、グリセリン等の保湿剤、天然物から抽出し
た各種原料例えばタンパク質、多糖、抽出エキス、天然
高分子またはこれらを構成している単体もしくはオリゴ
体例えばアミノ酸、ペプチド等が配合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 従来の
毛髪化粧料では、毛髪へのなめらかさ、 しっとり感の付
与についてはある程度効果は有するが、いずれも効果の
持続性が十分でないこと、使用中の毛髪の滑らかさなど
の感触が劣ることなどの理由で、いまだ満足できるもの
ではなかった。
【0005】本発明者らは、鋭意研究行なった結果、リ
ン脂質の一種または二種以上と、蛋白質、蛋白質加水分
解物およびそれらの誘導体の一種または二種以上と、陽
イオン性界面活性剤の一種または二種以上を特定量配合
することによって、上記のような従来技術の欠点を改良
できることを見出し本発明を完成するに至った。従っ
て、本発明の目的は、毛髪の水分保持機能を高める事に
より、ぱさつき感をなくし、毛髪になめらかさ、しっと
り感を付与し、毛髪の損傷を抑える等の効果の持続性に
優れた毛髪化粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、リ
ン脂質の一種または二種以上を0.001〜10重量%
と、蛋白質、蛋白質加水分解物およびそれらの誘導体の
一種または二種以上を0.001〜10重量%と、陽イ
オン性界面活性剤の一種または二種以上を0.01〜1
0重量%配合することを特徴とする毛髪化粧料を提供す
るものである。
【0007】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明において用いられるリン脂質としては、フォスファ
チジルコリン、フォスファチジルイノシトール、フォス
ファチジルエタノールアミン、フォスファチジルセリ
ン、スフィンゴミエリン等で、卵黄、大豆等から抽出さ
れる卵黄レシチン、大豆レシチンおよびこれらの精製
物、水素添加物等であり、また合成物としては、ジパル
ミトイルフォスファチジルコリン等である。
【0008】本発明に用いられるリン脂質の配合量は、
毛髪化粧料全量中の0.001 〜10重量%で、好ましくは0.
01〜5 重量%である。0.001 重量%未満ではリン脂質配
合の効果が発揮されず、 10重量%を越えると粘度が上が
りすぎ、使用性を損なう上、安定性も悪くなり好ましく
ない。
【0009】本発明に用いられる蛋白質、蛋白質加水分
解物およびそれらの誘導体としては、コラーゲン、コラ
ーゲン加水分解物、カチオン化加水分解コラーゲン、ヤ
シ油脂肪酸加水分解コラーゲン、ケラチン、ケラチン加
水分解物、カチオン化加水分解ケラチン、エラスチン、
エラスチン加水分解物、カゼイン、カゼイン加水分解
物、ゼラチン、ゼラチン加水分解物、その他大豆蛋白、
小麦蛋白、グルテリン、ホエー粉末、フィブロイン、グ
ルカゴン、卵白、非熱凝固卵白、卵白リゾチーム、アル
ブミンフィブリノーゲン、ヘモグロビン、グロブリンお
よびこれらの加水分解物等である。
【0010】本発明に用いられる蛋白質、蛋白分解物及
び蛋白質誘導体の配合量は、毛髪化粧料全量中の0.001
〜10重量%で、好ましくは0.01〜5 重量%である。0.00
1 重量%未満では蛋白質配合の効果が発揮されず、 10重
量%を越えると粘度が上がりすぎ、使用性を損なう上、
安定性も悪くなり好ましくない。本発明で用いられる陽
イオン界面活性剤は、化Iで示される第4級アンモニウ
ム塩型陽イオン界面活性剤が特に好ましい。
【0011】
【化I】
【0012】化I中、R8、R9はメチル基又はエチル基又
はポリオキシエチレン基を表し、(i)R6 及びR7は炭素原
子8ないし22をもつアルキル基又はアルケニル基を表す
か、あるいは(ii)R6は炭素原子12ないし22をもつアルキ
ル基又はアルケニル基を表し、R7はメチル基又はエチル
基又はポリオキシエチレン基又はベンジル基を表し、
(i) 及び(ii)ともにXはハロゲン原子又はメチルサルフ
ェート又はエチルサルフェート残基を表す。
【0013】上記、第4級アンモニウム塩型陽イオン界
面活性剤を具体的に例示すると、例えば(i) の例として
は、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジコ
コイルジメチルアンモニム等が挙げられる。また、(ii)
の例としては、塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニル
トリメチルアンモニウム、塩化オクチルジヒドロキシエ
チルメチルアンモニウム等が挙げられる。
【0014】本発明で用いられる陽イオン界面活性剤
は、一種又は二種以上が適宜選択され配合され配合量
は、毛髪化粧料全量中の0.01〜10重量%で、好ましくは
0.1 〜5重量%である。
【0015】本発明の剤型は任意であり、可溶化系、乳
化系、粉末分散系、油-水の2層系、油- 水- 粉末の3 層
系、など、いずれでも構わない。
【0016】本発明の毛髪化粧料には上記の成分に加え
て、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的
範囲で、多価アルコール、油分、陰イオン性界面活性
剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン
性高分子、陰イオン性高分子、非イオン性高分子、両性
高分子等の高分子、多糖類、キレート剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、防腐剤、ビタミン等の薬剤、香料等を添
加してもよい。
【0017】多価アルコールとしては、プロピレングリ
コール、1,3-ブタンジオール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン等のポ
リグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロール
プロパン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ソ
ルビタン、グルコース、ソルビトール、マルチトール、
シュクロース、ラフィノース、トレハロース、ポリオキ
シエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメ
チルグルコシド等が挙げられる。油分としては、オリー
ブ油、ヤシ油、サフラワー油、ヒマシ油、綿実油などの
油脂類、ラノリン、ホホバ油、カルナバロウなどのロウ
類、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、揮発性イ
ソパラフィンなどの炭化水素油、脂肪酸類、アルコール
類、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピルなど
のエステル油、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサンなどのシリコーン油、アルキルエーテ
ル変性シリコーン、シリコーン樹脂等の油である。
【0018】非イオン界面活性剤としては、ソルビタン
モノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソ
ルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオ
レエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2- エチ
ルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2- エ
チルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタ
ン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モ
ノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、
モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピロ
グルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン
リンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノ
ステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリ
コール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセ
リンアルキルエーテル等の親油性非イオン界面活性剤、
POE ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノス
テアレート、POE-ソルビタンモノオレート、POE ソルビ
タンテトラオレエート等のPOE ソルビタン脂肪酸エステ
ル類、POE ソルビットモノラウレート、POE ソルビット
モノオレエート、POE ソルビットペンタオレエート、PO
E ソルビットモノステアレート等のPOE ソルビット脂肪
酸エステル類、POE グリセリンモノステアレート、POE
グリセリンモノイソステアレート、POE グリセリントリ
イソステアレート等のPOE グリセリン脂肪酸エステル
類、POE モノオレエート、POE ジステアレート、POE モ
ノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等
のPOE 脂肪酸エステル類、POE ラウリルエーテル、POE
オレイルエーテル、POE ステアリルエーテル、POE ベヘ
ニルエーテル、POE2- オクチルドデシルエーテル、POE
コレスタノールエーテル等のPOE アルキルエーテル類、
POE オクチルフェニルエーテル、POE ノニルフェニルエ
ーテル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキル
フェニルエーテル類、プルロニック等のプルロニック型
類、POE ・ POP セチルエーテル、POE ・ POP2- デシルテ
トラデシルエーテル、POE ・POP モノブチルエーテル、P
OE ・ POP 水添ラノリン、POE ・ POP グリセリンエーテ
ル等のPOE ・POP アルキルエーテル類、テトロニック等
のテトラPOE ・ テトラPOP エチレンジアミン縮合物類、
POE ヒマシ油、POE 硬化ヒマシ油、POE 硬化ヒマシ油モ
ノイソステアレート、POE 硬化ヒマシ油トワイソステア
レート、POE 硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイ
ソステアリン酸ジエステル、POE 硬化ヒマシ油マレイン
酸等のPOE ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POE ソルビッ
トミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂
肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールア
ミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノール
アミド、POE プロピレングリコール脂肪酸エステル、PO
E アルキルアミン、POE 脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エ
ステル、POE ノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、
アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイ
ルリン酸等が用いられる。
【0019】陰イオン界面活性剤としては、セッケン用
素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム
等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸K 等の高級アルキル硫酸エステル塩、POE ラウリ
ル硫酸トリエタノールアミン、POE ラウリル硫酸ナトリ
ウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイル
サルコシンナトリウム等のN-アシルサルコシン酸、N-ミ
リストイル-N- メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪
酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリ
ッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、PO
E オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE ステアリル
エーテルリン酸等のリン酸エステル塩、ジ- 2-エチルヘ
キシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノ
エタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナ
トリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコ
ハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシル
ベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸
塩、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステ
アロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L
- グルタミン酸モノナトリウム等のN-アシルグルタミン
酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の
高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸
化油、POE アルキルエーテルカルボン酸、POE アルキル
アリルエーテルカルボン酸塩、α- オレフィンスルホン
酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコー
ル硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸
エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸
ナトリウム、N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタ
ノールアミン等が用いられる。
【0020】両性界面活性剤としては、2-ウンデシル-
N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダ
ゾリンナトリウム、2-ココイル-2- イミタゾリニウムヒ
ドロキサイド-1- カルボキシエチロキシ2 ナトリウム塩
等の、イミダゾリン系両性界面活性剤、2-ヘプタデシル
-N- カルボキシメチル-N- ヒドロキシエチルイミダゾリ
ニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイ
ン等のベタイン系界面活性剤、N-ラウリルβ- アラニ
ン、N-ステアリルβ-アラニン等のアミノ酸塩等が用い
られる。
【0021】陽イオン性高分子としては、ポリ(ジメチ
ルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン性ポリマ
ー、ジメチルジアリルアンモニウムハライドとアクリル
アミドの共重合体カチオン性ポリマー、または第4級窒
素含有セルロースエーテル、またはポリエチレングリコ
ール、エピクロルヒドリン、プロピレンアミン及び牛脂
脂肪酸より得られるタロイルアミンの縮合生成物、また
はビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート共重合体カチオン化物等であり、ポリ(ジメチルジ
アリルアンモニウムハライド)型カチオン性高分子とし
ては、マーコート100 (Merquat100)という商品名で米
国メルク社(Merck &Co.Inc.) から販売されているもの
などを挙げることができる。ジメチルジアリルアンモニ
ウムハライドとアクリルアミドの共重合体型カチオン性
ポリマーとしてはマーコート550(Merquat 550)[米国
メルク社(Merquat &Co.,Inc.)]などを挙げることがで
きる。ポリエチレングリコール、エピクロルヒドリン、
プロピレンアミン及びタロイルアミンもしくは、ココイ
ルアミンの縮合生成物の例としては、ポリコートH(Po
lyquat H)という商品名で、西独ヘンケル社(Henkel I
nternational Co.)から販売されているものなどを挙げ
ることができる。第4級窒素含有セルロースは、ポリマ
ーJR-400(Polymer JR-400)、ポリマーJR-125(Po
lymer JR-125)ポリマーJR-30M(Polymer JR-30M)と
いう商品名で、米国ユニオンカーバイト社(Union Carb
ide Corp. )から販売されているものなどである。ビニ
ルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリレート共
重合体カチオン化物はガフコート755 (Gafquat 755
)、ガフコート734 (Gafquat734) という商品名で米
国GAF社(GAFCorp. )から販売されているもの等
である。
【0022】陰イオン性高分子としては、キサンタンガ
ム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、アラビアガ
ム、ペクチン、カルボキシビニルポリマー等である。
【0023】非イオン性高分子としては、ポリビニルピ
ロリドンおよびビニルピロリドンと酢酸ビニルの共重合
体、ビニルピロリドン、酢酸ビニル、アクリルアミノア
クリレートの共重合体、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、メチルセルロース、デキストリン、ガ
ラクタン、プルラン等である。
【0024】両性高分子としては、ジアルキルアミノエ
チルアクリレート、ジアルキルアミノエチルメタクリレ
ート、ダイアセトンアクリルアミド等とアクリル酸、ア
クリル酸アルキルエステル、メタクリル酸、メタクリル
酸アルキルエステル等を共重合し、ハロゲン化酢酸等で
両性化したもの等でユカフォーマーAM−75という商
品名で三菱油化から販売されているもの等がある。
【0025】ムコ多糖としては、ヒアルロン酸、コンド
ロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、ヘバラ
ン硫酸及びそれらの塩等が挙げられる。
【0026】紫外線吸収剤としては安息香酸系のものと
して、パラアミノ安息香酸(以下PABAと略す)、グ
リセリルPABA、エチルジヒドロキシプロピルPAB
A、桂皮酸系のものとして、オクチルメトキシシンナメ
ート、2−エトキシエチル−P−メトキシシンナメー
ト、ベンゾフェノン系のものとして、2,4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4 −
メチルベンゾフェノン、その他のものとして、ウロカニ
ン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾ
キサゾール、4−メトキシ−4 −t−ブチル−ジベン
ゾイルメタン等が用いられる。
【0027】防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アル
キルエステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウ
ム等の化粧品に汎用される防腐剤が用いられる。その他
薬剤としては、ビタミンC類、ビタミンE類等のビタミ
ン類、胎盤エキス、各種アミノ酸、生薬、消炎剤剤等の
化粧品に汎用される薬剤が用いられる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。本発明は、これによって限定されるものではな
い。配合量は全て重量%である。なお、これに先立ち各
実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
【0029】塗布中のなめらかさ、しっとりさ 女性パネル15名により、試料12gを実際に頭髪に直
接塗布し、塗布中のなめらかさを官能によって評価し
た。その後、温湯ですすぎ洗いし、風乾した後のしっと
りさ、なめらかさを官能評価した。評価は、以下の4段
階評価でおこなった。 ◎:著しく良好である ○:良好である △:普通であ
る ×:劣っている
【0030】くし通り性 毛髪ストランド( 4g) に試料( 2g) を塗布し、温湯
ですすぎ洗いし、1時間乾燥後くし通りやすさを評価し
た。 A:なめらか B:ややひっかかる C:ひっかかる
【0031】水分保持効果の持続性 毛髪ストランド( 4g) に試料( 2g) を塗布し、温湯
ですすぎ洗いし、1分間風乾した後一定湿度下に保存し
た。直後と3時間後の含水率を測定し、変化率を求めて
効果の持続性を評価した。評価は以下の3段階評価で行
なった。 A:変化率50%未満 B:変化率50%以上 70%未満 C:変化率70%以上
【0032】安定性 調整した試料を−5、0、25、45℃の各温度に1カ
月間保存したのち、系の分離、凝集により、化粧料とし
て不適当な状態になるものを×、そうでないものを○と
評価した。
【0033】実施例1〜2 比較例1〜3 表1記載の配合組成からなるヘアーリンスを調製し、そ
のくし通り性、しっとりさ、塗布中のなめらかさ、水分
保持効果の持続性、及び安定性を比較例と共に表1に示
した。
【0034】
【表1】
【0035】上記の結果が示すように、本発明の毛髪化
粧料は、比較例に比べて毛髪になめらかさ、しっとり感
を付与し、水分保持効果の持続性と安定性に優れたもの
であった。
【0036】実施例3 ヘアートリートメントパック 下記の組成の毛髪化粧料を調製し、実施例1と同様な方
法で評価した。 (重量%) 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 3.0 塩化ジステアリルジメチル アンモニウム 1.0 大豆水添レシチン 0.1 エラスチン 0.1 セタノール 5.0 グリセロールモノステアレート 1.5 2−オクチルドデカノール 3.0 セチル2−エチルヘキサノエート 1.0 ジメチルポリシロキサン 1.5 ポリオキシエチレンステアリルエーテル (エチレンオキシド6モル付加物) 0.4 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 (エチレンオキシド60モル付加物) 0.6 エチルパラベン 0.4 香料 適量 イオン交換水 残余
【0037】実施例4 ヘアクリーム 下記の組成の毛髪化粧料を調製し、実施例1と同様な方
法で評価した。 ミツロウ 3.0 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 8.0 卵黄レシチン 2.5 ケラチン加水分解物 2.5 ワセリン 5.0 ステアリルアルコール 5.0 スクワラン 10.0 流動パラフィン(18cS /30℃) 30.0 ポリオキシエチレンセチルエーテル (エチレンオキシド20モル付加物 ) 1.5 ポリオキシエチレンセチルエーテル (エチレンオキシド6モル付加物) 2.5 グリセリンモノステアレート 0.5 ブチルパラベン 0.5 EDTA−3Na( キレート剤) 0.1 香料 0.3 イオン交換水 残余
【0038】実施例5 ヘアトリートメントローション 下記の組成の毛髪化粧料を調製し、実施例1と同様な方
法で評価した。 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.5 フォスファチジルコリン 0.05 カゼイン加水分解物 0.02 ゼラチン加水分解物 0.03 流動パラフィン 2.0 シリコーン油 3.0 ジプロピレングリコール 5.0 POE硬化ヒマシ油誘導体( EO60モル) 5.0 香料 適量 エタノール 30.0 イオン交換水 残余
【0039】実施例6 ヘアリンス 下記の組成の毛髪化粧料を調製し、実施例1と同様な方
法で評価した。 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 3.0 スフィンゴミエリン 0.2 非熱凝固卵白 0.2 カゼイン加水分解物 0.02 第4 級窒素含有セルロースエーテル 0.1 2-オクチルドデカノール 10.0 セトステアリルアルコール 2.0 プロピレングリコール 10.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.5 クエン酸 0.2 塩化カリウム 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 実施例3〜6はいずれも毛髪になめらかさ、しっとり感
を付与し、効果の持続性、安定性に優れたものであっ
た。
【0040】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、毛髪の水分保持
機能を高める事により、ぱさつき感をなくし、毛髪にな
めらかさ、しっとり感を付与して毛髪の損傷を抑える等
の効果の持続性に優れ、安定性にも優れたものであっ
た。
【化1】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リン脂質の一種または二種以上を0.0
    01〜10重量%と、蛋白質、蛋白質加水分解物および
    それらの誘導体の一種または二種以上を0.001〜1
    0重量%と、陽イオン性界面活性剤の一種または二種以
    上を0.01〜10重量%配合することを特徴とする毛
    髪化粧料。 【0001】
JP17332191A 1991-06-19 1991-06-19 毛髪化粧料 Pending JPH05926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17332191A JPH05926A (ja) 1991-06-19 1991-06-19 毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17332191A JPH05926A (ja) 1991-06-19 1991-06-19 毛髪化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05926A true JPH05926A (ja) 1993-01-08

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09118608A (ja) * 1995-10-25 1997-05-06 Sunstar Inc 溶剤含有乳化型頭髪処理剤
JPH09118609A (ja) * 1995-10-25 1997-05-06 Sunstar Inc 高分子配合乳化型頭髪処理剤
JP2007008860A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Milbon Co Ltd 毛髪処理剤
JP4716470B2 (ja) * 2001-06-08 2011-07-06 株式会社ミルボン ヘアクリーム
CN105012186A (zh) * 2015-07-29 2015-11-04 江苏奇力康皮肤药业有限公司 一种抗静电护发素及其制备方法

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