JPH0592598U - ガス容器の緊急遮断装置 - Google Patents

ガス容器の緊急遮断装置

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JPH0592598U
JPH0592598U JP6000792U JP6000792U JPH0592598U JP H0592598 U JPH0592598 U JP H0592598U JP 6000792 U JP6000792 U JP 6000792U JP 6000792 U JP6000792 U JP 6000792U JP H0592598 U JPH0592598 U JP H0592598U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、半導体製造ガスの如く燃焼性ガス
を充填したガス容器の収納箱に設置した緊急遮断装置に
係り、特に異なる高さのガス容器を収納した場合におい
ても前記把手とハンドルとの係合容易化をと容器交換作
業の容易化を達成する。 【構成】 ガス容器の容器弁の開閉を行う把手部と、該
把手部に回転力を伝達する駆動部とを連結する回転軸部
を軸線と直交する方向に揺動自在に構成すると共に、該
揺動自在に構成した回転軸部を回転力を伝達可能に軸線
方向に伸縮可能に構成したガス容器の緊急遮断装置を提
案する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はガス容器の緊急遮断装置に係り、特に半導体製造ガスの如く燃焼性ガ スを充填したガス容器の収納箱に設置した緊急遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より半導体製造ガスではアルシン、ホスフィン、ジボラン等の燃焼ガスを 用いる為にこれらのガスを充填した容器は容器収納箱に収納して大気と遮断する とともに、配管系のガス漏れや地震その他の災害時に、前記ガス容器より配管系 へのガス供給を遮断する緊急遮断装置を設置している。そして該遮断装置では安 全性の向上の為、該ガス容器上端に付設している容器弁(ビンバルブ)を直接締 め付ける構造のものが近年多く採用されている。
【0003】 図3はかかる緊急遮断装置を付設したガス容器収納箱の内部構成を示し、1は 上端部に容器弁2が取り付けられたガス容器で収納箱10内のガイド板7に当接 して直立配置されており、その胴部周囲に鎖8を巻回し、転倒防止を図っている 。20は緊急遮断装置で、ガス容器1に固定する為のコの字状の筐体21上に固 設されたアクチュエータ22(駆動部)とスイッチボックス23(制御系)とを 有し、該アクチュエータ22の回転軸24を下方に垂下し、その先端部に前記容 器弁2のハンドル2aを把持する把手25を取り付けるとともに、図示しないコ ントロールユニットより導かれ、スイッチボックス23内の各種スイッチ等の制 御を行う電線3やアクチュエータ22を駆動させる為のガス配管4を、収納箱天 井10a部より前記スイッチボックス23側に導いている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ガス容器1に充填された半導体製造ガスは燃焼性があるた め、容器収納箱内で漏れがあるとスイッチボックス23またはスイッチボックス 23と電気配線との接続部において引火する危険がある。また、前記従来の緊急 遮断装置ではアクチュエーター22を取り付けた筐体21をガス容器1のネック リング部に固定しなければならないので、容器交換毎に前記筐体21を着脱しな ければならず容器交換作業がはなはだ面倒になる。
【0005】 又前記装置では、アクチュエータ22と把手25間を連結する回転軸24長さ が固定である為に、容器高さのバラツキ又は異なる高さのガス容器1を収納した 場合、前記把手25とハンドル2aとの係合が不可能になる。
【0006】 本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、容器高さのバラツキ又は異なる高さの ガス容器を収納した場合においても前記把手とハンドルとの係合容易化を達成し 得るガス容器の緊急遮断機構を提供する事を目的とする。 又本考案の他の目的とする所は、容器交換作業の容易化を図り得るガス容器の 緊急遮断装置を提供する事にある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本考案は、かかる技術的課題を達成する為に、ガス容器の容器弁の開閉を行う 把手部と、該把手部に回転力を伝達する駆動部と、所定信号に基づいて該駆動部 の回転制御を行う制御系とからなり、容器収納箱に設置して使用するガス容器の 緊急遮断装置において、 前記駆動部と把手部を連結する回転軸部を軸線と直交する方向に揺動自在に構 成すると共に、該揺動自在に構成した回転軸部を回転力を伝達可能に軸線方向に 伸縮可能に構成した事を特徴とするガス容器の緊急遮断装置を提案する。
【0008】
【作用】
かかる技術手段によれば、回転軸部26自体が、軸線と直交する方向に揺動自 在に構成するとともに回転力を伝達可能に軸線方向に伸縮可能構成したために、 前記回転軸部の揺動と上下方向の伸縮動作により把手部とハンドルとの着脱動作 がより極めて容易になる。
【0009】 又特に本考案は伸縮可能な回転軸部26と、軸線と直交する方向に揺動部が別 体に構成されているのではなく、伸縮可能な回転軸部自体が、軸線と直交する方 向に揺動自在に構成されている為に、その揺動範囲を前記別体に構成した場合に 比較して揺動範囲を格段に広く取る事が出来る。
【0010】 更に本考案によれば、前記回転軸の揺動支点を、容器収納箱の天井壁部に設け た駆動部の連結部に設ける事により、前記揺動範囲を一層拡大させる事が出来、 好ましい。
【0011】 又収納箱壁面に設置した駆動部と把手部との連結が、回転力を伝達可能に軸線 方向に伸縮可能な回転軸部を介して行われている為に、容器高さのバラツキ又は 異なる高さの容器を収納した場合においても前記把手とハンドルとの係合を容易 に行う事が出来る。
【0012】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実 施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特 定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単 なる説明例に過ぎない。
【0013】 図1乃至図2は本考案の実施例に係るガス容器1の緊急遮断装置を示し、図1 は収納箱の内部構成を示す正面断面図、図2は図1に示された円筒軸の横断面図 である。 容器収納箱10は、前側の扉11よりガス容器1が交換可能に構成され底部中 央にガス容器1の充填ガス量を計る重量測定器が設置され、背面にガス容器の固 定装置が配設されている。容器固定装置は容器収納箱10の背面に上下動可能に 指示された支持台14と該支持台14に固定されてガス容器1を着脱自在に保持 して転倒防止を行うと共に保持時に該ガス容器の回転を規制するバンド15とか ら構成される。 なお、バンド15は後記する緊急遮断装置により容器弁2を開閉してもこれに 追従してガス容器自体が回転しないようにして容器弁2の確実な開閉を行うもの であるが、例えば47L容器の如く大型、重量容器の場合には底部の接触抵抗が 大きいので必ずしもバンド15にせず従来の如く鎖8を用いても良い。また、支 持台14を容器収納箱10の背面に上下動可能に支持したのはガス容器1に充填 されているガスが液体の場合に使用するものであり気体状のガスを充填した容器 の場合には容器収納箱10の背面に固定しても良い。
【0014】 次に本考案の要旨である緊急遮断装置について説明すると、本装置は前述した 通り、容器弁2のハンドル2aを把持する把手部25と、該把手部25を回転部 26を介して回動させるアクチュエーター22(駆動部)と、該アクチュエータ 22の駆動制御を行うスイッチボックス23(制御系)とからなる。 スイッチボックス23は、容器弁2直上位置の収納箱天井10a部外壁面上に 固設され、外部に設置したコントロールユニット(図示せず)より導かれた電気 配線3やガス配管4を接続させている。 アクチュエータ22は、収納箱天井10a内壁面側に前記スイッチボックス2 3と対面して配設され、下方に駆動軸22aを突設する。
【0015】 回転軸部26は、図2に示す如く、ユニバーサルジョイント27aを介して前 記駆動軸22aに連結され、軸線方向にキー溝281aを有する貫通孔281を 穿孔した円筒軸28と、該円筒軸28の貫通孔281内に、キー溝281aに沿 って挿設され、その途中位置にユニバーサルジョイント27bを介在させたキー 軸29とを有し、該キー軸29の先端部に把手25を取り付ける。 この結果、円筒軸28の貫通孔281に挿設されたキー軸29は、キー溝28 1aに係合されている為に、駆動軸22aの回転により円筒軸28を介してキー 軸29が回転し、これに追従してその先端部の把手25の回転を円滑に行う事が 出来る。 前記回転軸26の揺動支点たるユニバーサルジョイント27aを、容器収納箱 の天井壁部10aに設けたアクチュエータ22に直接連結したために、回転軸2 6自体の長さを長く出来、結果として揺動範囲を極めて大きく取る事が出来る。
【0016】 又、前記キー軸29は円筒軸28内を軸線方向に自在に伸縮可能なので、把手 25をハンドル2aより容易に着脱させる事が出来る。更に、回転軸部26にユ ニバーサルジョイント27a,27bを介在させ、軸線と直交する方向に揺動自 在に構成したので、前記回転軸部26が揺動でき、前記上下方向の伸縮動作と共 働して把手部25とハンドル2aとの着脱動作がより一層容易になる。
【0017】 更に上記のように把手部25を上下動自在にして容器弁2のハンドル2aに取 り付けることが出来るので、液化ガスを充填した容器の重量を計測する手段と組 み合わせることも出来る。即ちこれを詳述すると、液化ガスを充填した容器では 容器内に液化ガスが存在する内はガス容器1の内圧がほぼ一定なので使用量を圧 力によつて検知することが出来ない。そして、ガス容器1内の液化ガスがすべて 蒸発すると急速にガス供給が停止し、半導体製造に大きな影響を与える。そこで 液化ガスを使用する場合には常時ガス容器内の液化ガス充填量を計測しておく必 要があるが、従来の緊急遮断装置では筐体21、アクチュエーター22等の重量 物がガス容器1に荷重され、更にスイッチボックス23に接続される電気配線3 、ガス配管4がガス容器1の上下動を抑制するためたとえ重量計測手段を設けて も誤差が大きく実用にはならなかった。
【0018】 本考案に係る緊急遮断装置では、ガス容器にかかる重量は把手部25とこれに 接続するキー軸29及び支持台14とこれに固定されるバンド15で、いずれも 軽量であり、また、スイッチボックス23を容器収納箱10の外部に設置したの で従来のような電気配線3やガス配管4によるガス容器1の上下動の抑制がない ので容器収納箱10内で上下動可能な支持台14と組み合わせてガス容器1内の 残量を計測しながら緊急遮断を行うことも出来る。
【0019】
【効果】
以上記載した如く本考案によれば、容器高さのバラツキ又は異なる高さのガス 容器を収納した場合においても前記把手とハンドルとの係合容易化とともに、容 器交換作業の容易化を図る事が出来る。 等の種々の著効を有す。
【提出日】平成4年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はガス容器の緊急遮断装置に係り、特に半導体製造ガスの如く燃焼性ガ スを充填したガス容器の収納箱に設置した緊急遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より半導体製造ガスではアルシン、ホスフィン、ジボラン等の燃焼性ガス を用いる為にこれらのガスを充填した容器は容器収納箱に収納して外部と遮断す るとともに、配管系のガス漏れや地震その他の災害時に、前記ガス容器より配管 系へのガス供給を遮断する緊急遮断装置を設置している。そして該遮断装置では 安全性の向上の為、該ガス容器上端に付設している容器弁(ビンバルブ)を直接 締め付ける構造のものが近年多く採用されている。
【0003】 図3はかかる緊急遮断装置を付設したガス容器収納箱の内部構成を示し、1は 上端部に容器弁2が取り付けられたガス容器で収納箱10内のガイド板7に当接 して直立配置されており、その胴部周囲に鎖8を巻回し、転倒防止を図っている 。20は緊急遮断装置で、ガス容器1に固定する為のコの字状の筐体21上に固 設されたアクチュエータ22(駆動部)とスイッチボックス23(制御系)とを 有し、該アクチュエータ22の回転軸24を下方に垂下し、その先端部に前記容 器弁2のハンドル2aを把持する把手25を取り付けるとともに、図示しないコ ントロールユニットより導かれ、スイッチボックス23内の各種スイッチ等の制 御を行う電線3やアクチュエータ22を駆動させる為のガス配管4を、収納箱天 井10a部より前記スイッチボックス23側に導いている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ガス容器1に充填された半導体製造ガスは燃焼性があるた め、容器収納箱内で漏れがあるとスイッチボックス23またはスイッチボックス 23と電気配線との接続部において引火する危険がある。また、前記従来の緊急 遮断装置ではアクチュエーター22を取り付けた筐体21をガス容器1のネック リング部に固定しなければならないので、容器交換毎に前記筐体21を着脱しな ければならず容器交換作業がはなはだ面倒になる。
【0005】 本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、容器高さのバラツキ又は異なる高さの ガス容器を収納した場合においても前記把手とハンドルとの係合容易化を達成し 得るガス容器の緊急遮断機構を提供する事を目的とする。 又本考案の他の目的とする所は、容器交換作業の容易化を図り得るガス容器の 緊急遮断装置を提供する事にある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本考案は、かかる技術的課題を達成する為に、ガス容器の容器弁の開閉を行う 把手部と、該把手部に回転力を伝達する駆動部と、所定信号に基づいて該駆動部 の回転制御を行う制御系とからなり、容器収納箱に設置して使用するガス容器の 緊急遮断装置において、 前記駆動部と把手部とを連結する回転軸部を伸縮自在に構成すると共に、前記 駆動部の駆動軸に揺動自在に連結した事を特徴とするガス容器の緊急遮断装置を 提案する。
【0007】
【作用】
かかる技術手段によれば、回転軸部を伸縮自在にするとともに揺動自在に構成 したために、前記回転軸部の揺動と上下方向の伸縮動作により容器高さのバラツ キ又は異なる高さの容器を収納した場合においても前記把手とハンドルとの係合 を容易に行う事が出来る。
【0008】 又特に本考案は伸縮可能な回転軸部自体が揺動自在に構成されている為に、揺 動範囲を格段に広く取る事が出来る。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実 施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特 定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単 なる説明例に過ぎない。
【0010】 図1乃至図2は本考案の実施例に係るガス容器1の緊急遮断装置を示し、図1 は収納箱の内部構成を示す正面断面図、図2は図1に示された円筒軸の横断面図 である。 容器収納箱10は、前側の扉11よりガス容器1が交換可能に構成され底部中 央にガス容器1の充填ガス量を計る重量測定器が設置され、背面にガス容器の固 定装置が配設されている。容器固定装置は容器収納箱10の背面に上下動可能に 支持された支持台14と該支持台14に固定されてガス容器1を着脱自在に保持 して転倒防止を行うと共に保持時に該ガス容器の回転を規制するバンド15とか ら構成される。 なお、バンド15は後記する緊急遮断装置により容器弁2を開閉してもこれに 追従してガス容器自体が回転しないようにして容器弁2の確実な開閉を行うもの であるが、例えば47L容器の如く大型、重量容器の場合には底部の接触抵抗が 大きいので必ずしもバンド15にせず従来の如く鎖8を用いても良い。また、支 持台14を容器収納箱10の背面に上下動可能に支持したのはガス容器1に充填 されているガスが液体の場合に使用するものであり気体状のガスを充填した容器 の場合には容器収納箱10の背面に固定しても良い。
【0011】 次に本考案の要旨である緊急遮断装置について説明すると、本装置は前述した 通り、容器弁2のハンドル2aを把持する把手部25と、該把手部25を回転部 26を介して回動させるアクチュエーター22(駆動部)と、該アクチュエータ 22の駆動制御を行うスイッチボックス23(制御系)とからなる。 スイッチボックス23は、容器弁2直上位置の収納箱天井10a部外壁面上に 固設され、外部に設置したコントロールユニット(図示せず)より導かれた電気 配線3やガス配管4を接続させている。 アクチュエータ22は、収納箱天井10a内壁面側に前記スイッチボックス2 3と対面して配設され、下方に駆動軸22aを突設する。
【0012】 回転軸部26は、ユニバーサルジョイント27aを介して前記駆動軸22aに 連結され、図2に示す如く、軸線方向にキー溝281aを有する貰通孔281を 穿孔した円筒軸28と、該円筒軸28の貫通孔281内に、キー溝281aに沿 って挿設され、その途中位置にユニバーサルジョイント27bを介在させたキー 軸29とを有し、該キー軸29の先端部に把手25を取り付ける。 この結果、円筒軸28の貫通孔281に挿設されたキー軸29は、キー溝28 1aに係合されている為に、駆動軸22aの回転により円筒軸28を介してキー 軸29が回転し、これに追従してその先端部の把手25の回転を円滑に行う事が 出来る。 前記回転軸26の揺動支点たるユニバーサルジョイント27aを、容器収納箱 の天井壁部10aに設けたアクチュエータ22に直接連結したために、回転軸2 6自体の長さを長く出来、結果として揺動範囲を極めて大きく取る事が出来る。
【0013】 又、前記キー軸29は円筒軸28内を軸線方向に自在に伸縮可能なので、把手 25をハンドル2aより容易に着脱させる事が出来る。更に、回転軸部26にユ ニバーサルジョイント27a,27bを介在させ、軸線と直交する方向に揺動自 在に構成したので、前記回転軸部26が揺動でき、前記上下方向の伸縮動作と共 働して把手部25とハンドル2aとの着脱動作がより一層容易になる。
【0014】 更に上記のように把手部25を上下動自在にして容器弁2のハンドル2aに取 り付けることが出来るので、液化ガスを充填した容器の重量を計測する手段と組 み合わせることも出来る。即ちこれを詳述すると、液化ガスを充填した容器では 容器内に液化ガスが存在する内はガス容器1の内圧がほぼ一定なので使用量を圧 力によって検知することが出来ない。そして、ガス容器1内の液化ガスがすべて 蒸発すると急速にガス供給が停止し、半導体製造に大きな影響を与える。そこで 液化ガスを使用する場合には常時ガス容器内の液化ガス充填量を計測しておく必 要があるが、従来の緊急遮断装置では筐体21、アクチュエーター22等の重量 物がガス容器1に荷重され、更にスイッチボックス23に接続される電気配線3 、ガス配管4がガス容器1の上下動を抑制するためたとえ重量計測手段を設けて も誤差が大きく実用にはならなかった。
【0015】 本考案に係る緊急遮断装置では、ガス容器にかかる重量は把手部25とこれに 接続するキー軸29及び支持台14とこれに固定されるバンド15で、いずれも 軽量であり、また、スイッチボックス23を容器収納箱10の外部に設置したの で従来のような電気配線3やガス配管4によるガス容器1の上下動の抑制がない ので容器収納箱10内で上下動可能な支持台14と組み合わせてガス容器1内の 残量を計測しながら緊急遮断を行うことも出来る。
【0016】
【効果】
以上記載した如く本考案によれば、容器高さのバラツキ又は異なる高さのガス 容器を収納した場合においても前記把手とハンドルとの係合容易化とともに、容 器交換作業の容易化を図る事が出来る。 等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るガス容器の緊急遮断装置
で、収納箱の内部構成を示す正面断面図である。
【図2】図1に示された円筒軸の横断面図である。
【図3】従来技術に係る収納箱の内部構成を示す正面断
面図である。
【符号の説明】
10 収納箱、 10a 天井壁面 1 ガス容器、 2 容器弁 25 把手部 22 駆動部(アクチュエ
ータ) 26 回転軸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 ガス容器の緊急遮断装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るガス容器の緊急遮断装置
で、収納箱の内部構成を示す正面断面図である。
【図2】図1に示された円筒軸の横断面図である。
【図3】従来技術に係る収納箱の内部構成を示す正面断
面図である。
【符号の説明】 10 収納箱、 10a 天井壁面 1 ガス容器、 2 容器弁 25 把手部 22 駆動部(アクチュエ
ータ) 26 回転軸部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス容器の容器弁の開閉を行う把手部
    と、該把手部に回転力を伝達する駆動部と、所定信号に
    基づいて該駆動部の回転制御を行う制御系とからなり、
    容器収納箱に設置して使用するガス容器の緊急遮断装置
    において、 前記駆動部と把手部を連結する回転軸部を軸線と直交す
    る方向に揺動自在に構成すると共に、該揺動自在に構成
    した回転軸部を回転力を伝達可能に軸線方向に伸縮可能
    に構成した事を特徴とするガス容器の緊急遮断装置
  2. 【請求項2】 前記回転軸の揺動支点を、容器収納箱の
    天井壁部に設けた駆動部の連結部に設けた事を特徴とす
    る請求項1記載のガス容器の緊急遮断装置
JP6000792U 1992-08-04 1992-08-04 ガス容器の緊急遮断装置 Expired - Lifetime JPH0731037Y2 (ja)

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