JPH0592556U - 調整歯車装置 - Google Patents

調整歯車装置

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JPH0592556U
JPH0592556U JP4168292U JP4168292U JPH0592556U JP H0592556 U JPH0592556 U JP H0592556U JP 4168292 U JP4168292 U JP 4168292U JP 4168292 U JP4168292 U JP 4168292U JP H0592556 U JPH0592556 U JP H0592556U
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adjusting shaft
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公男 柄木田
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株式会社篠原鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】位相調整の対象となる被動部材の側からの反力
によってきしみや振動が発生することを防止する。 【構成】被動部材(6)に回転トルクを伝達するための
通常の歯厚の第1の歯車(7)と、この第1の歯車
(7)の歯厚よりも薄い歯厚の第2の歯車(8)であっ
て、第1の歯車(7)と一体に並設されたものと、これ
らの歯車(7)、(8)が取り付けられた調整軸(9)
と、この調整軸(9)をその軸方向に移動させる手段
(11)、(13)、(14)と、所定の位置でこの調
整軸(9)をその軸方向に関して停止させる手段(1
7)、(18)と、調整軸(9)を回動させる手段(1
9)、(21)、(22)と、を設けたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、枚葉式印刷機等に用いられる調整歯車装置に関する。
【0002】
【考案の背景】
例えば枚葉式印刷機のシート反転調整装置(その一例として、特公昭56−5 1909号公報に開示された技術がある。)にあっては、印刷機の回転軸に同心 状に取り付けられた被動部材を、固定の外部からその回転軸に関して位相調整す るため、この被動部材と噛合する歯車と、印刷機の側壁によって支承され、かつ 、この歯車を支持して回動トルクを伝える調整軸とから成る調整歯車装置が使用 される。そして、この際、被動部材の位相調整操作及び調整量を確実なものにす るため、被動部材と調整のための歯車とは通常噛合していることを要するが、一 方、歯車は、位相調整後における回転軸と一体の被動部材の回転運動により、そ の反力を受ける。
【0003】
【従来の技術】
従来にあっては、調整のための歯車には、被動部材の歯厚に対応する通常のも のが使用されているに過ぎなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
通常の歯厚の歯車は、調整軸の側から回動トルクを被動部材に伝達する役割は 果たすものの、位相調整後の被動部材の回転運動による反力のため、例えばきし みや振動、ひいては、周期的に変動する力を生じてしまうという不都合が見い出 された。
【0005】 本考案は、上記した問題に鑑みてなされ、進歩した調整歯車装置を提供するも ので、その目的は、上記した不都合を解消することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このために、本考案は、被動部材(6)に回動トルクを伝達するための通常の 歯厚の第1の歯車(7)と、この第1の歯車(7)の歯厚よりも薄い歯厚の第2 の歯車(8)であって、第1の歯車(7)と一体に並設されたものと、これらの 歯車(7)、(8)が取り付けられた調整軸(9)と、この調整軸(9)をその 軸方向に移動させる手段(11)、(13)、(14)と、所定の位置でこの調 整軸(9)をその軸方向に関して停止させる手段(17)、(18)と、調整軸 (9)を回動させる手段(19)、(21)、(22)と、を設けている。
【0007】
【作用】
これにより、位相調整時には、通常の歯厚の第1の歯車(7)を介して、回動 トルクを確実に被動部材(6)に伝えることができ、また、被動部材(6)の回 転運動時には、薄い歯厚の第2の歯車(8)のみによって、被動部材(6)との 常時噛合という条件を充足しつつ、前記不都合を解消することができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案の実施例につき詳細に説明する。図1は、本考 案に係る調整歯車装置の一実施例を示す断面図である。
【0009】 図1において、(1)は校葉式印刷機の側壁を示し、図示しないもう一方の側 壁との間に、回転軸(2)がベアリング(3)によって回転自在に支承されてい る。なお、(4)は、回転軸(2)に伝達される回転トルクを受ける歯車を示す 。
【0010】 回転軸(2)には、外周にギヤ部(5)を有する被動部材(6)が同心状に取 り付けられており、この被動部材(6)は、回転軸(2)に関して回転方向の位 相を調整されて、図示しないボルトにより回転軸(2)に位置固定される。なお 、、このような被動部材(6)は、具体的には、枚葉式印刷機の中間倍径胴にお ける後縁グリッパ保持体のための調整ギヤである。
【0011】 このように、回転軸(2)に同心状に取り付けられた被動部材(6)を、固定 の外部からこの回転軸(2)に関して位相調整するために回動させるものが本案 調整歯車装置であり、被動部材(6)の外周のギヤ部(5)には、2種類の歯車 (7)、(8)が関係するように示されている。図1の矢印II方向からの部分 的側面図である図2、及び図1の矢印III方向からの部分的平面図である図3 に示すように、第1の歯車(7)は、被動部材(6)のギヤ部(5)の歯厚と対 応する通常の歯厚であり、これは、この第1の歯車(7)によって、被動部材( 6)に確実に回動トルクを伝達するためである。一方、この第1の歯車(7)と 一体に並設された第2の歯車(8)の歯厚は、第1の歯車(7)の歯厚よりも明 らかにやせて、薄いものとされており、これは、第2の歯車(8)に被動部材( 6)との常時噛合という役割のみを果たさせ、回動トルクの伝達には関与させな いためである。なお、これらの歯車(7)、(8)は、その歯厚に厚薄があり、 また、第2の歯車(8)の方が多少歯高が低いものの、歯数は全く同一である。
【0012】 これらの歯車(7)、(8)は一体化され、調整軸(9)の端部に固定されて いる。この調整軸(9)は、ベアリング(10)によって回動自在に筒状体(1 1)に支承され、更に、この筒状体(11)がその軸方向にスライド可能に側壁 (1)に貫入されている。
【0013】 筒状体(11)はまた、側壁(1)に固定されたブラケット(12)をも貫通 している。そして、このブラケット(12)に設けられた長穴状のガイド溝(1 3)を通して、ノブ(14)が係合されており、このノブ(14)を図1の左右 方向に動かすことにより、筒状体(11)ひいては調整軸(9)を軸方向に移動 させることができる。なお、(15)、(16)は、筒状体(11)の移動限界 を規定するストップリングを示す。
【0014】 筒状体(11)の外面には、この筒状体(11)を図1の位置(第1及び第2 の歯車(7)、(8)が 被動部材(6)と関係する。)及び図4の位置(第2 の歯車(8)のみが被動部材(6)と関係する。)で停止させるため、位置決め のための切欠(17)が設けられている。そして、これらの切欠(17)に、ブ ラケット(12)に設けられたボールストッパ(18)が係入し、筒状体(11 )ひいては調整軸((9)を軸方向の所定の位置で停止させるようになっている 。
【0015】 調整軸(9)の他端には歯車(19)が固結されており、この歯車(19)は 、ピボット(20)に支承された他の歯車(21)がハンドル(22)によって 回動されると、その回動トルクを調整軸(9)に伝達する。
【0016】 次に、作用について説明すると、被動部材(6)を回転軸(2)に対して位相 調整する場合には、図1に示すように、被動部材(6)のギヤ部(5)に第1及 び第2の歯車(7)、(8)が関係した位置におく。しかし、この時、図2及び 図3からも知られるように、実際に被動部材(6)のギヤ部(5)に対して回動 トルクを伝達するのは、通常の歯厚の第1の歯車(7)のみであり、歯厚の薄い 第2の歯車(8)はトルク伝達には関与しない。そして、ハンドル(22)を回 動させると、歯車(21)→歯車(19)→調整軸(9)→第1の歯車(7)→ 被動部材(6)というように、位相調整のための回動トルクが伝えられるのであ る。
【0017】 位相調整後の被動部材(6)は、図示しないボルトによって回転軸(2)と一 体化され、この回転軸(2)の回転とともに、印刷機の一機能部材としての役割 を開始する。
【0018】 この際、ノブ(14)によって筒状体(11)を図1の右方向に動かすと、ボ ールストッパ(18)も外れて次の切欠(17)に係入し図4に示す位置関係と なる。すなわち、歯厚のやせた第2の歯車(8)のみが被動部材(6)との常時 噛合という条件を満たすためにギヤ部(5)と噛合し、第1の歯車(7)は外れ ているのである。そしてこの時、第2の歯車(8)及び調整軸(9)等は、被動 部材(6)の回転に伴ってつれまいをするものの、歯厚が薄くされているので、 最早過大な反力を生じることがない。
【0019】
【考案の効果】
本案装置によれば、被動部材の側から過大な反力を受けないようにすることが できるので、きしみや振動を防止することができ、ひいては、機械装置の本来的 性能を向上させることができるという有意義な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る調整歯車装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1の矢印II方向からの部分的側面図であ
る。
【図3】図1の矢印III方向からの部分的平面図であ
る。
【図4】移動後の位置における調整歯車装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 側壁 2 回転軸 5 ギヤ部 6 被動部材 7 第1の歯車 8 第2の歯車 9 調整軸 10 ベアリング 11 筒状体 12 ブラケット 13 ガイド溝 14 ノブ 15 ストップリング 16 ストップリング 17 切欠 18 ボールストッパ 19 歯車 21 歯車 22 ハンドル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(2)に同心状に取り付けられた
    被動部材(6)を、固定の外部から該回転軸(2)に関
    して位相調整するために回動させる調整歯車装置であっ
    て、前記被動部材(6)に回動トルクを伝達するための
    通常の歯厚の第1の歯車(7)と、該第1の歯車(7)
    の歯厚よりも薄い歯厚の第2の歯車(8)であって、第
    1の歯車(7)と一体に並設されたものと、これらの歯
    車(7)、(8)が取り付けられた調整軸(9)と、該
    調整軸(9)をその軸方向に移動させる手段(11)、
    (13)、(14)と、所定の位置で該調整軸(9)を
    その軸方向に関して停止させる手段(17)、(18)
    と、調整軸(9)を回動させる手段(19)、(2
    1)、(22)と、を有するもの。
JP4168292U 1992-05-07 1992-05-07 調整歯車装置 Expired - Lifetime JP2513163Y2 (ja)

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JPH0592556U true JPH0592556U (ja) 1993-12-17
JP2513163Y2 JP2513163Y2 (ja) 1996-10-02

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