JPH0592544U - 車両系建設機械のトランスミッション変速時の可変モジュレーション装置 - Google Patents
車両系建設機械のトランスミッション変速時の可変モジュレーション装置Info
- Publication number
- JPH0592544U JPH0592544U JP3859992U JP3859992U JPH0592544U JP H0592544 U JPH0592544 U JP H0592544U JP 3859992 U JP3859992 U JP 3859992U JP 3859992 U JP3859992 U JP 3859992U JP H0592544 U JPH0592544 U JP H0592544U
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- clutch
- hydraulic pressure
- flow rate
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- modulation device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両系建設機械のパワーシフト方式のトラン
スミッションの変速用油圧クラッチ制御装置における変
速時のクラッチ油圧モジュレーション特性を、車両の作
業現場の多様な条件や、オペレータの幅広い好みに合せ
て変化できるようにする。 【構成】 クラッチ油圧モジュレーション装置に流量切
換弁100、または流量調整弁120を追加配設するこ
とを特徴としている。
スミッションの変速用油圧クラッチ制御装置における変
速時のクラッチ油圧モジュレーション特性を、車両の作
業現場の多様な条件や、オペレータの幅広い好みに合せ
て変化できるようにする。 【構成】 クラッチ油圧モジュレーション装置に流量切
換弁100、または流量調整弁120を追加配設するこ
とを特徴としている。
Description
【0001】
この考案は主に車両系建設機械のパワーシフト方式のトランスミッションの変 速用油圧クラッチを制御する油圧制御装置に関するものである。
【0002】
従来のパワーシフト方式のトランスミッションの油圧システム図を図3に示す 。図において、油圧ポンプ3からの圧油はオイルフィルタ4を通ってスロットル ポペット5,ニュートラルソレノイドバルブ7,及びメインレギュレータバルブ 11へ分岐し、メインレギュレータバルブ11を介して油路26を通ってトルク コンバータ12へ入った圧油は、トルクコンバータ出口バルブ13、オイルクー ラ14,トランスミッション潤滑装置17を通って油溜1へもどる。 また、ニュートラルソレノイドバルブ7へ行った油は操作レバー31を操作す ることにより、該バルブ7がOFF位置71にあるときは、油溜1へ戻り、ON 位置72にあるときは油路は閉じられる。
【0003】 また、スロットルポペット5へ行った油は、アキュムレータ10の作用により 閉位置52に在る時は閉じられるが、開位置51に在る時はクイックリターンバ ルブ9へ分岐し、変速スプール15が1速位置、2速位置、または3速位置に在 る時は、圧油はそれぞれ、1速クラッチシリンダ20、2速クラッチシリンダ2 1、または3速クラッチシリンダ22へ流れてそれぞれのクラッチを作動させる ようになっている。
【0004】 そしてクラッチカットオフバルブ6が開位置61に在るときは、圧油は前後進 スプール8へ行き、該前後進スプール8が前進または後進位置に在る時は、圧油 はそれぞれ前進クラッチシリンダ18、または後進クラッチシリンダ19へ流れ てそれぞれのクラッチを作動されるようになっている。16はアキュムレータバ ルブ、23はニュートラルセフティスイッチ、24はバックランプスイッチであ る。
【0005】 上記図3に示した従来の油圧クラッチ制御装置においては、例えば変速スプー ル15が1速位置より2速位置に切換えられると、油圧ポンプ3の圧油は、スロ ットルポペット5の開位置51を通って変速スプール15の2速位置から2速ク ラッチシリンダ21へ行って、該シリンダ21内へ圧油が入り(図4に充填時間 として示す)、油圧が上昇するにつれて(図4にクラッチスリップ時間として示 す)、油路27の圧油はアキュムレータ10のばね10Bを押し縮め、スロット ルポペットが開位置51から閉位置52の方へ移動し、クラッチシリンダ油圧の 上昇を制限するが、図4のクラッチスリップ時間の終わりにはクラッチ接続完了 する。 図4のクラッチスリップ時間におけるクラッチシリンダ油圧上昇曲線を以下に おいてトランスミッション変速時のモジュレーション特性と記す。
【0006】
上記従来の装置におけるトランスミッション変速時のモジュレーション特性は 、その装置によって定まり、変速時のショックやタイムラグ(時間遅れ)を作業 現場の多様な条件や、オペレータの幅広い好みに合わせることができない。 一具体例を挙げると、比較的硬い路面で快適な作業ができるモジュレーション 特性の車両が軽い砂地で前後進切換えした場合にはクラッチの係合が急過ぎるた め、タイヤが空転し、路面を荒らし、快適な作業が出来なくなるという大きい問 題が生ずるものである。
【0007】
この考案は上記に鑑みなされたものであって、パワーシフト方式のトランスミ ッション変速用油圧クラッチ制御装置のクラッチ油圧モジュレーション装置に、 流量切換弁または流量調整弁を追加配設することにより、変速時のクラッチ油圧 モジュレーション特性を段階的、または連続的に可変選択可能にしたものである 。
【0008】
以下図面に基づいてこの考案の実施例について説明する。 図1はこの考案の第1実施例を示し、上記図3に示した従来の油圧システムと 同様な機能を持った装置には同じ符号を付して、説明は省略する。この第1実施 例の最も特徴とするところは、メインレギュレータバルブ11からトルクコンバ ータ12へ通ずる油路26と、クイックリターンバルブ9からアキュムレータ1 0へ通ずる油路27との間に3位置101,102,103から成る電磁切換弁 100を設け、101は閉位置、102,103はそれぞれ絞り径d2 ,d3 の 絞り弁であって、d2 <d3 となるように構成してあり、電磁切換弁100はス イッチ110を操作することにより、3位置のうち一つの位置が選べるようにな っている。
【0009】 次にこの第1実施例の作用について説明する。スイッチ110を操作して電磁 切換弁100の作動位置を101,102または103のそれぞれに対応したモ ジュレーション特性を選択することができる。 具体的には、通常は102の弁位置で作業し、比較的硬い路面で短いサイクル タイムで作業したい場合は101の弁位置を選び、砂地での作業のように緩やか なクラッチの係合を望む場合は103の位置を選べば良い。
【0010】 次に第2実施例を図2により説明する。図2は第2実施例の要部を示し、図1 に示した第1実施例における電磁切換弁100に代えて、流量調整弁120を配 設したものであり、この流量調整弁120をオペレータが調整することにより、 モジュレーション特性を図5に示したような段階的選択でなく、連続的選択を可 能とするものである。
【0011】
この考案は以上詳述したようにして成るので、変速時のクラッチ油圧モジュレ ーション特性を、作業現場の多様な条件や、オペレータの幅広い好みに合わせて 段階的または連続的に可変選択が可能となり、快適な作業ができて作業能率が向 上し、路面を荒らすこともないという大きい効果を奏するものである。
【図1】この考案の第1実施例の油圧システム図であ
る。
る。
【図2】この考案の第2実施例の油圧システムの要部を
示す図である。
示す図である。
【図3】従来の油圧システム図である。
【図4】従来の油圧システムのクラッチシリンダ油圧の
変化を示すグラフである。
変化を示すグラフである。
【図5】この考案の第1実施例のクラッチシリンダ油圧
の変化を示すグラフである。
の変化を示すグラフである。
100 電磁切換弁 110 スイッチ 120 流量調整弁
Claims (2)
- 【請求項1】 車両系建設機械のパワーシフト方式のト
ランスミッションの変速用油圧クラッチ制御装置におい
て、変速時のクラッチ油圧モジュレーション特性を変化
できるように流量切換弁100を追加配設したことを特
徴とするクラッチ油圧モジュレーション装置。 - 【請求項2】 上記請求項1における流量切換弁100
に代えて、流量調整弁120を追加配設したことを特徴
とするクラッチ油圧モジュレーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3859992U JPH0592544U (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 車両系建設機械のトランスミッション変速時の可変モジュレーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3859992U JPH0592544U (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 車両系建設機械のトランスミッション変速時の可変モジュレーション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592544U true JPH0592544U (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=12529746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3859992U Pending JPH0592544U (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 車両系建設機械のトランスミッション変速時の可変モジュレーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0592544U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10415656B2 (en) | 2015-05-12 | 2019-09-17 | Tadano Ltd. | Work-machine erroneous forward/backward travelling operation notifying device |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP3859992U patent/JPH0592544U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10415656B2 (en) | 2015-05-12 | 2019-09-17 | Tadano Ltd. | Work-machine erroneous forward/backward travelling operation notifying device |
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