JPH0592457A - サーボモータで駆動される射出成形機の原点出し方法 - Google Patents

サーボモータで駆動される射出成形機の原点出し方法

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JPH0592457A
JPH0592457A JP25240591A JP25240591A JPH0592457A JP H0592457 A JPH0592457 A JP H0592457A JP 25240591 A JP25240591 A JP 25240591A JP 25240591 A JP25240591 A JP 25240591A JP H0592457 A JPH0592457 A JP H0592457A
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JP
Japan
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screw
motor
injection
mold
sensor
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Application number
JP25240591A
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English (en)
Inventor
Youzou Touhou
容三 東方
Hirofumi Sugawara
弘文 菅原
Shozo Kasai
省三 笠井
Tadanobu Miyazaki
忠信 宮崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0592457A publication Critical patent/JPH0592457A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/5008Drive means therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成形機の原点出し工程中、スクリュ後退
動作時にスクリュ内の材料が材料供給部に露出しないよ
うにする。 【構成】 バンドヒータ48aが設定温度に到達し、型
開を確認した後、射出モータ78を駆動してスクリュ4
4を下降させ、下限センサ66bがオンしたら、射出モ
ータ78のエンコーダ値を保存し、計量モータ60を回
転させ、スクリュ44を上昇させる。原点センサ66a
がオンし、射出モータ78からZ相信号が出力された
ら、射出モータ78のエンコーダ値を保存し、計量モー
タ60と射出モータ78を停止させる。以上の動作を2
回繰返したら、前記エンコーダ値をもとにして位置制御
データを演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出装置が、スクリュ
を回転させる駆動源としてサーボモータからなる計量モ
ータと、前記スクリュを直進させる駆動源としてサーボ
モータからなる射出モータを有する射出成形機の原点出
し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−120718号公報は、射
出成形機のスクリュの原点出しを行なうために、スクリ
ュの駆動源としてサーボモータを用い、原点センサがオ
ンした後、サーボモータの1回転信号(Z相信号)を受
けるとサーボモータの駆動を停止させ、そのときの位置
を真の原点としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は、
射出モータのみ駆動して原点出しを行なっているため、
スクリュ後退動作時に、シリンダ内の材料がスクリュと
共に後退し、材料供給部に溶融した材料が露出し、未溶
融の材料に影響し、材料の供給に支障をきたすという欠
点があった。
【0004】本発明の目的は、スクリュ後退動作時にシ
リンダ内の材料が材料供給部に露出することがない、サ
ーボモータで駆動される射出成形機の原点出し方法を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の、サーボモータで駆動される射出成形機の
原点出し方法は、スクリュ用ヒータが設定温度に到達
し、金型の型が開いていることを確認した後、射出モー
タを駆動してスクリュを前進させ、スクリュの移動限度
位置を検出するリミットセンサがオンすると射出モータ
のそのときのエンコーダ値を保存し、計量モータを回転
させた後、スクリュを後退させ、スクリュの原点位置を
検出する原点センサがオンした後、射出モータから、モ
ータ1回転につき1パルスのZ相信号が出力されると、
射出モータのそのときのエンコーダ値を保存し、計量モ
ータおよび射出モータを停止させるものである。
【0006】
【作用】原点出し動作中、リミットセンサがオンした後
の、スクリュの後退動作中計量モータを回転させるの
で、シリンダ内の材料が材料供給部に露出することはな
い。また、原点出し工程によって得られたデータ(エン
コーダ値)をもとにしてスクリュの位置制御データを演
算することで、位置制御データの変更が容易であり、か
つ正確な位置制御が行なえる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0008】本実施例の縦型射出成形機(以下「成形
機」という)は、図4に示すように、型締装置1、シリ
ンダ装置2および射出装置3が鉛直線上に配置されると
ともに、成形品取出しロボット4をも備えたものであ
り、以下に各装置1,2,3,4の詳細構造および制御
装置について順次説明する。
【0009】まず、型締装置1について説明する。
【0010】図1および図2に示すように、この成形機
の架台4aの上面には、鉛直方向(上下方向)に延びる
4本のタイバー5が一体的に突設されており、各タイバ
ー5の上端には、後述する金型6の固定型(上型)7を
有する固定プラテン9が固定支持されている。また、金
型の可動型(下型)8を有する可動プラテン10は、後
述する型締エアシリンダ12により4本のタイバー5に
案内されつつ鉛直方向に移動されるものである。可動プ
ラテン10の下方には突当て部材31が位置しており、
この突当て部材31は、突当て部材支持スティ30を介
して架台4aに支持されており、可動プラテン10が下
降すると、突当て部材31は可動プラテン10を貫通す
る構成となっている。また、この可動プラテン10に
は、位置検出用の後述する検出片13が一体的に設けら
れている。
【0011】架台4aにはブラケット25が一体的に突
設されており、このブラケット25には、可動プラテン
10の駆動源としての型締エアシリンダ12の後端部が
型締エアシリンダ支持ピン27を介して回動自在に支持
されている。型締エアシリンダ12のロッド26aに
は、連結部材28を介してトグルリンク機構29が連結
され、トグルリンク機構29の両端部は、それぞれ可動
プラテン10および架台4aに回動自在に連結されてい
る。型締エアシリンダ12のロッド26aを引込ませる
と、トグルリンク機構29が伸び、これにより、可動プ
ラテン10は4本のタイバー5に沿って上昇し、金型6
が型閉じおよび型締めされる(図1および図2の状
態)。一方、型締エアシリンダ12のロッド26aを突
出させると、トグルリンク機構29が屈曲し、可動プラ
テン10は4本のタイバー5に沿って下降し、金型6が
型開きされる(図4の状態)。
【0012】ここで、金型6の詳細構造について、図6
を参照して説明する。図6(A)、(B)、(C)はそ
れぞれ金型6が型閉じされている状態、型開きされつつ
ある状態、完全に型開きされている状態を示している。
この金型6は公知のホットランナタイプのものであり、
その固定型7は、固定プラテン9(図1および図2参
照)に固定される固定側取付板14と、固定側型板15
と、ホットチップ・ブッシング16等から構成され、一
方、可動型8は、可動プラテン10(図1および図2参
照)に固定される、通し孔17が形成された可動側取付
板18と、2つの直方体形状のスペーサブロック19
と、可動側型板20等から構成されている。
【0013】前記2つのスペーサブロック19間には突
出し板21が上下方向に移動自在に設けられており、こ
の突出し板21の上面には、可動側型板20を貫通し
て、成形品22を突出するための2本の突出しピン23
がそれぞれ一体的に突設されている。各突出しピン23
には、2つのスペーサブロック19間にそれぞれ設けら
れた圧縮コイルばね24がそれぞれ巻回されていること
で、突出し板21は2つの圧縮コイルばね24により下
方へ付勢されている。
【0014】前述のトグルリンク機構29(図1および
図2参照)により金型6が型開きされると、図6(C)
に示すように、上述した突当て部材31が、可動プラテ
ン10(図1および図2参照)および可動側取付板18
の通し孔17を貫通して突出し板21に突き当たり、2
つの圧縮コイルばね24のばね力に対抗して突出し板2
1を押し上げることにより、2本の突出しピン23は可
動側型板20のキャビティ底面より突出して成形品22
を突き出し、保持する構成になっている。
【0015】図1および図2に戻って説明を続ける。架
台4aに突設されている第1のセンサ支持スティ32に
は、上方より順次第1、第2および第3のセンサ33
a,33b,33cが固定支持されており、第1、第2
および第3のセンサ33a,33b,33cの各位置
は、可動プラテン10が型閉じ完了直前位置に達する
と、可動プラテン10の検出片13が第1のセンサ33
aで検出され、可動プラテン10が型閉じあるいは型開
き途中位置にあるとき、可動プラテン10の検出片13
が第2のセンサ33bで検出され、可動プラテン10が
型開き完了位置に達すると、可動プラテン10の検出片
13が第3のセンサ33cで検出されるように、それぞ
れ設定されている。また、架台4aには、2つの直動式
ピストン形のショックアブソーバ34,35が固定支持
されており、各ショックアブソーバ34,35は、同一
構造を有するものであって、鉛直方向に延びている上、
可動プラテン10の両側部下方にそれぞれ位置してい
る。
【0016】ここで、型締エアシリンダ12へのエア供
給回路について説明する。
【0017】図7は型開き状態時のエア供給回路の回路
図であり、この図に示すように、ロッド26aやピスト
ン26bを有する型締エアシリンダ12の型開側ポート
12bと空気圧源101との間には、空気圧源101側
よりソレノイド102aを有する2方口弁102および
2つのソレノイド103a,103bを有する3位置5
ポートオールポートブロックタイプの第1の4方口弁1
03が順次配置されている。また、型締エアシリンダ1
2の型締側ポート12aと第1の4方口弁103との間
には圧力切換回路が配置されており、この圧力切換回路
は、2つのソレノイド104a,104bを有する2位
置5ポートタイプの第2の4方口弁104と、スピード
コントローラ105aおよび低圧レギュレータ106が
直列に接続されてなる回路とスピードコントローラ10
5bおよび高圧レギュレータ107が直接に接続されて
なる回路とが並列に接続されてなる回路とが直列に接続
された回路よりなる。上述した第1および第2の4方口
弁103,104の各ソレノイド103a,103b,
104a,104bは後述する制御装置により後述する
所定のタイミングで通電(駆動)されるものである。
【0018】上述したエア供給回路において、型締めの
際には、予め第2の4方口弁104の一方のソレノイド
104bが通電されて高圧レギュレータ107側へ切換
わり、すなわち型締圧力を高圧側に設定しておく。そし
て、第1の4方口弁103の一方のソレノイド103b
が通電されて切換わると、型締側ポート12aより型締
エアシリンダ12内へ加圧空気が供給され、金型6が高
速かつスムースに型閉じされる。該型閉じの際、可動プ
ラテン10の検出片13が第2のセンサ33bで検出さ
れると、前記制御装置により第2の4方口弁104の他
のソレノイド104aが通電され、低圧レギュレータ1
06側へ切換わる、すなわち型締圧力が低圧側に設定さ
れ、金型6が低圧で型閉じされる。可動プラテン10の
検出片13が第1のセンサ33aで検出されると、再び
一方のソレイド104bが通電されて高圧レギュレータ
107b側へ切換わり、型締が完了する。前記低圧によ
る型閉じの際、金型パーティング面への異物侵入などに
よる金型6の損傷が防止される。型開きの際には、第1
の4方口弁103の他方のソレノイド103aが通電さ
れる。
【0019】次に、シリンダ装置2について説明する。
【0020】図1、図2および図3に示すように、固定
プラテン9の端部上面には2つのエアシリンダ36の下
端がそれぞれ固定されており、各エアシリンダ36のロ
ッド36aには、それぞれ下ベース連結部材38を介し
て下ベース39が連結されており、各エアシリンダ36
のロッド36aをそれぞれ突出あるいは引込ませること
により、前記下ベース39が上昇あるいは下降するよう
に構成されている。
【0021】前記下ベース39の中央部下面には、下端
部(先端部)にオープンタイプのノズル40を有するシ
リンダヘッド41を備えた加熱筒(バレル)42が、加
熱筒取付部材43を介して固定されており、この加熱筒
42内にはスクリュ44が挿入されている。このスクリ
ュ44は、図8に詳細に示すように、その先端部にスク
リュヘッド45や溶融樹脂46の逆流を防ぐための逆流
防止リング47を備え、後述する各別の駆動手段により
上下移動および回転されるものである。
【0022】図1、図2および図3に戻って、前記加熱
筒42の外周面には、加熱筒42を加熱するための3つ
のバンドヒータ48aがそれぞれ装着されており、これ
と同様に加熱筒42のシリンダヘッド41にもバンドヒ
ータ48bが装着されている。各バンドヒータ48a,
48bで巻かれた加熱筒42およびシリンダヘッド41
の各部位の温度は4つの熱電対49でそれぞれ検出され
る。加熱筒42の上端部には、図9に示すように、加熱
筒42に一体的に設けられた連結部材42aおよび管部
材であるシュート50を順次介してホッパ51が連通さ
れており、シャッタ51aが開いているときに、ホッパ
51より落下する成形材料(ペレット)51bはシュー
ト50を介して加熱筒42の上端部内に供給される。ま
た、シャッタ51aを閉じることにより、加熱筒42内
への成形材料の供給は遮断される。加熱筒42内へ供給
された成形材料は、加熱筒42からの熱や回転するスク
リュ44と加熱筒42とによる剪断作用によって溶融さ
れつつ、スクリュ44の下方部へ移送される。スクリュ
44の下方部に溜った溶融樹脂量が所定量となると、後
述する駆動手段によりスクリュ44は下方へ素早く移動
され、これにより、前記溶融樹脂はノズル40(図3参
照)より、予め型締めされた金型6(図1および図2参
照)内に射出されるものである。
【0023】前記シュート50の下端部すなわち加熱筒
42への接続部付近にはドレンロ52が形成されてお
り、該ドレンロ52を閉塞するための管形状の閉塞部材
53がシュート50の外周面に摺動自在に嵌め込まれて
いる。成形材料の材料替えや色替え等の際、この閉塞部
材53を、矢印Aで示すように、シュート50に沿って
斜め上方へ移動させると、ドレンロ52が開放され、シ
ュート50内の不要な成形材料をドレンロ52を介して
効率よく排出できるように構成されている。
【0024】次に、射出装置3について説明する。
【0025】射出装置3は、スクリュ44を回転させる
ことにより、成形材料を溶融し、該溶融樹脂を背圧をか
けつつシリンダ装置2の先端部、すなわちスクリュ44
の下方部に移送するという計量や、スクリュ44を下降
(前進)させることにより、前記計量された溶融樹脂
を、予め型締めした金型内に射出するための駆動装置で
ある。
【0026】図2および図3に示すように、前記下ベー
ス39の端部上面には、所定の間隔をおいて鉛直方向に
延びる2本のガイド軸54が突設されており、この2本
のガイド軸54には後述するスクリュ保持体58が上下
方向に移動自在に支持されている。すなわち、スクリュ
保持体58はその両側にガイド孔を有する突出部58a
を備え、各突出部58aに各ガイド軸54が挿通されて
いることにより、スクリュ保持体58は2本のガイド軸
54に案内されて上下方向(鉛直方向)に移動自在とな
っている。また、各ガイド軸54の上端には上ベース7
3が固定されている。
【0027】上述したスクリュ44の上端はスクリュ固
定ピン55によりスクリュ延長軸56の下端に回転不能
に一体的に連結されている。このスクリュ延長軸56の
中途部は一対のベアリング59を介してスクリュ保持体
58に回転自在に支持されている。また、スクリュ延長
軸56の下端部には第1の歯付きプーリ56aが嵌挿さ
れ、キーで固定されている。
【0028】計量モータ60(サーボモータ)は、計量
モータ保持スティ61を介してスクリュ保持体58に一
体的に固定され、この計量モータ60の回転力は第1の
ベルト62を介して第1の歯付きプーリ56aに伝達さ
れることで、スクリュ延長軸56とともにスクリュ44
が回転される構成になっている。
【0029】2本のガイド軸54のそれぞれの上下部位
には、上ストッパ部材64、下ストッパ部材65がビス
止めによりそれぞれ固定されており、2つの上ストッパ
部材64および2つの下ストッパ部材65により、スク
リュ保持体58の最上限位置および最下限位置がそれぞ
れ規制される。
【0030】また、一方の下ストッパ部材65には、第
2のセンサ支持スティ63を介して、それぞれ原点セン
サ66aおよび下限センサ66bが設けられている。原
点センサ66aは、スクリュ保持体58の原点を検出す
るためのものである。下限センサ66bは、原点センサ
66aの下方に設けられ、スクリュ保持体58の下限を
検出するためのものである。これら原点センサ66aお
よび下限センサ66bは射出装置3の原点出し(後述)
のときに使用されるものである。
【0031】一方、固定プラテン9の上面には、各エア
シリンダ36と平行に延びる2本の射出装置ガイド軸8
0が一体的に設けられている。この射出装置ガイド軸8
0は上ベース73および下ベース39に固定されたガイ
ド部材81を貫通して、ガイド部材81が上下方向に移
動可能に支持しており、各ロッド36aをそれぞれ突出
あるいは引込ませることで、スクリュ保持体58ひいて
は射出装置3が各射出装置ガイド軸80に案内されつつ
上昇あるいは下降するように構成されている。この構成
に基づいて、通常の射出成形時において、両エアシリン
ダ36の各ロッド36aを引込ませることにより、金型
6内の溶融樹脂の反力に対抗してシリンダ装置2を金型
6側へ押付けることで、前記反力でシリンダ装置2が金
型6より離れることはない。また、対象製品としての成
形品の変更に伴ない、金型6を交換するときには、両エ
アシリンダ36の各ロッド36aをそれぞれ突出させ
て、射出装置3を上昇させることにより、射出装置3の
加熱筒42と金型6との間に大きな空間を形成できるた
め、金型6の交換作業が容易になる。
【0032】スクリュ保持体58の上端部には後述する
ロードセル67が嵌挿されており、このロードセル67
は、金型6内の溶融樹脂の反力を検出するためのもので
ある。
【0033】ここで、ロードセル部の詳細構造につい
て、図10を参照して説明する。ロードセル67の中央
部には、中央部にねじ部を有する側方視T字形状のコネ
クタ板68が、ロードセル67の上面と一様に間隔をお
いて螺合されて固定されている。このコネクタ板68に
は、取付板69を介してボールねじ70の下端が一体的
に固定されている。また、コネクタ板68の両端部に
は、ピン71を一体的に有するガイド抜72のピン71
がそれぞれ貫通しており、各ピン71の下端部は、それ
ぞれスクリュ保持体58の2つの穴に挿入されている。
【0034】再び、図1、図2および図3を参照し、こ
れらの構成に基づいて、スクリュ44にかかる(上向き
の)反力は、スクリュ延長軸56およびスクリュ保持体
58を介してロードセル67の外周部下面に伝動される
ことにより、ロードセル67にたわみ力が発生し、この
たわみ力が電圧信号に変換されることで、スクリュ44
にかかる反力を測定できる。
【0035】上ベース73の中央部には一対のベアリン
グ74を介してボールナット75が回転自在に支持され
ている。このボールナット75には、前述のボールねじ
70が螺合されるとともに、回転力を伝達するための第
2の歯付きプーリ76がビス止めにより固定されてお
り、この第2の歯付きプーリ76には第2のベルト77
を介して射出モータ78(サーボモータ)の回転力が伝
達される。これにより、射出モータ78の回転力がボー
ルねじ機構により直進力に変換され、スクリュ保持体5
8ひいてはスクリュ44を上下移動させることができ
る。ここで、射出モータ78は射出モータ保持スティ7
9を介して上ベース73に一体的に固定されている。
【0036】次に、成形品取出しロボット4について説
明する。
【0037】図4に示すように、成形機本体としての固
定プラテン9にはロボット本体82が固定支持されてお
り、このロボット本体82にはアーム83が取付けられ
ている。アーム83は、図示しない駆動手段によりロボ
ット本体82に対して上下方向および水平方向に移動さ
れるものであり、その先端部には、ワークハンドリング
用のハンド84が取付けられている。このハンド84
は、アーム83がピックアップ位置Lにあるときに、2
本の突出しピン23(図6参照)上の成形品22(図6
参照)をピックし、アーム83がワーク開放位置Nにあ
るときに、前記ピックされた成形品22を開放し、さら
に、射出成形中には、アーム83がピックアップ位置L
とワーク開放位置Nの中間位置である待機位置Mで待機
するものである。ロボット本体82には待機位置センサ
85が設けられており、この待機位置センサ85は、成
形開始時にアーム83が待機位置Mにあるか否かを検出
するためのものである。
【0038】また、本実施例の成形機の側方には、前述
の成形品取出しロボット4によりピックされた成形品2
2を整列収納する外部部品収納装置である外部ストッカ
112が配置されている。
【0039】外部ストッカ112は、成形機によって成
形された成形品22(図6参照)をテープに収納して、
自動機等による成形品22の組立を容易にするためのも
のであり、外部ストッカ112の動作と成形機の動作
は、後述する非接触通信手段である、発光ダイオード2
17とホトトランジスタ218からなる光通信回路およ
び光通信インタフェース216を介して同期がとられ
る。
【0040】図5は外部ストッカ112を示し、同図
(A)はその概略斜視図、同図(B)は同図(A)の要
部詳細斜視図、すなわち成形品保持テープ94へのカバ
ーテープ96のかけわたし部の斜視図である。以下に、
外部ストッカ112の詳細構造について説明する。
【0041】外部ストッカ本体としての枠体92は複数
個のキャスタ93を備え、床上を全方向に容易に移動で
きるものである。枠体92に支持される巻取り従動ロー
ラ95には、成形品22の形状と合致する凹部94aが
長手方向に所定の間隔(ピッチP)をおいて多数形成さ
れた、成形品保持テープ94が予め巻かれており、粋体
92の支持されるカバーテープ用ローラ97には、カバ
ーテープ96が予め巻かれている。また、巻取り駆動ロ
ーラ108はその外周面において駆動ローラ111と接
しており、巻取りモータ110によって駆動ローラ11
1を回転させることで、巻取り駆動ローラ108と駆動
ローラ111との間の摩擦力で巻取り駆動ローラ108
が回転する。スプロケット98は、スプロケット駆動モ
ータ99によって前記ピッチPずつ回転されるものであ
る。
【0042】この外部ストッカ112を使用するに際し
ては、成形品保持テープ94の一端を、スプロケット9
8を通したのち巻取り駆動ローラ108に固定するとと
もに、カバーテープ96の一端を、カバーガイド109
を通して(空の)成形品保持テープ94の一端に固定す
る。そして、スプロケット駆動モータ99および巻取り
モータ110を駆動すると、成形品保持テープ94は巻
取り駆動ローラ108側へピッチPずつ送られてカバー
テープ96がかけられるとともに、巻取り駆動ローラ1
08に巻かれる。このとき、スプロケット駆動モータ9
9による送り速度より、巻取りモータ110による巻取
り速度を速くすることで、成形品保持テープ94のたる
みを防止できる。成形品保持テープ94を巻取り駆動ロ
ーラ108に巻取る際、成形品保持テープ94にカバー
テープ96がかけられる直前の位置であるハンドリング
ゾーン(図示斜線部)113において、ロボットのハン
ド84(図4および図5参照)に保持された成形品22
(図6参照)を成形品保持テープ94の凹部94aに置
く。
【0043】このような動作が多数回繰返されること
で、成形品保持テープ94に多数の成形品22が整列収
納される。このように、成形機、成形品取出しロボット
4および外部ストッカ112を組合せることで、成形、
成形品の取出しおよび成形品の整列収納を連続的かつ自
動的に行なうことができる。
【0044】次に、本実施例における制御装置について
図11〜図33を参照して詳細に説明する。
【0045】図11は制御装置の全体を示す構成図であ
る。
【0046】CPU200は制御装置全体を制御する。
ROM201には本実施例の成形機のすべての動作をコ
ントロールする制御プログラムがあらかじめ記憶されて
いる。RAM202には成形機に必要な情報、例えば成
形条件、射出モータ78、計量モータ60のサーボゲイ
ン定数等が記憶され、ユーザにより入力、修正等がなさ
れ、電源切断時には図示しないバッテリバックアップ回
路により情報が失われないよう保持される。CRT21
0は成形機に関する情報をユーザに表示するのに用いら
れる。キーボード211はユーザが制御装置にデータを
入力したり、指示を与えることに用いられる。CRT2
10とキーボード211はインタフェース209でCP
U200と接続されている。デジタル入力インタフェー
ス203は、外部のセンサの状態、例えば可動プラテン
10の検出片13の位置を検出するセンサ33a,33
b,33cのオン/オフ状態をCPU200に取り込む
ための回路である。デジタル出力インタフェース204
は電磁弁102〜104のオン/オフ等の制御のための
回路である。モータインタフェース205,207はそ
れぞれ射出モータ78,計量モータ60をフィードバッ
ク制御するための駆動回路であり、一般のサーボ制御回
路のように、図示しないエンコーダの位置を計数する偏
差カウンタと電流フィードバック回路を持つモータ駆動
回路よりなる。熱電対インタフェース207はシリンダ
装置2に付勢された熱電対49が接続され、シリンダ装
置2の温度をCPU200に取り込むことを可能にす
る。ソリッドステートリレー(SSR)インタフェース
208は、バンドヒータ48a,48bの駆動のための
図示しないヒータ駆動回路をオン/オフするSSRのオ
ン/オフをCPU200が行うことを可能にする。割り
込み回路219は、一定時間(例えば5msec)毎に
CPU200に対して割り込みを発生し、それによりC
PU200はサーボモータ78,60の制御、バンドヒ
ータ48a,48bの温度制御のプログラムを実行し、
モータサーボ制御、温度PID制御を行うことを可能に
する。通信インタフェース212は、成形品取出しロボ
ット4との同期をとるための信号の受渡しを行う回路
(例えばRS232c)であり、他の外部CPUとの通
信回路も含む。ロボットコントローラ213は、成形品
取出しロボット4を制御するための制御回路である。ロ
ードセルアンプ215はロードセル67の出力信号を増
幅し、CPU200への取り込みを可能とする。ロード
セルインタフェース214は、ロードセルアンプ215
の出力をCPU200に取り込むA/Dコンバータ回路
より構成される。操作盤221は手動/自動モード切
替、成形スタート、非常停止等の操作ボタン、稼働中表
示、異常表示LED等を備えた手動操作器である。操作
盤インタフェース220は操作盤221のスイッチ状態
の入力、LEDの表示を行うための回路である。光通信
インタフェース216は成形完成品を収納する外部スト
ッカ112との同期をとるための非接触通信手段である
光通信用発光ダイオード217と、受光用ホトトランジ
スタ218を駆動するための入出力回路である。タイマ
回路222は、CPU200が成形プロセスの時間管理
に使う回路である。
【0047】図12は操作盤221の全体を示す構成図
である。
【0048】223は運転状態を示すLEDであり、2
24は異常状態を示すLEDである。225は動作モー
ドを選択するセレクトスイッチであり、「切」、「手
動」、「1サイクル」、「自動」の各モードを選択す
る。226はプッシュスイッチで、切モードでは射出u
上昇スイッチ、手動モードでは型開スイッチとして機能
する。227はプッシュスイッチで、切モードでは射出
u下降スイッチ、手動モードでは型閉スイッチ、1サイ
クル、自動モードでは成形スイッチとして機能する。2
28はプッシュスイッチで、手動モードでパージスイッ
チとして機能する。229はプッシュスイッチで、手
動、1サイクル、自動モードで動作停止スイッチとし
て、全てのモードの異常状態では異常リセットスイッチ
として機能する。230は非常停止スイッチである。
【0049】図13は本実施例の成形機の装置全体の動
作を示すフローチャート、図14は図13中のモード選
択(ステップ302)の処理を示すフローチャートであ
る。
【0050】まず、電源投入時のパワーアップ工程を行
ない(ステップ301)、続いてモード選択スイッチ2
25により動作モードを決定し(ステップ302)、図
15〜図18に示す各モード(切モード306、手動モ
ード307、1サイクルモード308、自動モード30
9)へ移行する。各モード306〜309では各スイッ
チ226〜229により選択された各処理を行なう。各
モードにおける処理が終了すると、異常フラグを確認し
(ステップ303)、異常フラグが立っていなければス
テップ302に戻り、異常フラグが立っていれば、異常
内容をCRT210に表示する(ステップ304)。こ
の後、作業者による異常処理が行なわれ、異常リセット
スイッチ229が押されたか判定し(ステップ30
5)、押されたらステップ302に戻る。
【0051】図15、図16、図17、図18はそれぞ
れ切モード306、1サイクルモード308、手動モー
ド307、自動モード309における本実施例の成形機
の動作を示すフローチャートである。
【0052】切モード306においては、操作スイッチ
226,227により操作が決定され、操作スイッチ2
26が選択されれば、射出ユニット上昇動作が行われ
(ステップ310)、操作スイッチ227が選択されれ
ば、射出ユニット下降動作が行われる(ステップ31
1)。手動モード307においては、操作スイッチ22
6,227,228により操作が決定され、操作スイッ
チ226が選択されれば、型開動作が行われ(ステップ
312)、操作スイッチ227が選択されれば、型閉動
作が行われ(ステップ313)、操作スイッチ228が
選択されれば、パージ動作が行われる(ステップ31
4)。1サイクルモード308においては、操作スイッ
チ227により操作が決定され、操作スイッチ227が
選択されれば、成形動作が行われる(ステップ31
5)。自動モード309においては、操作スイッチ22
7により操作が決定され、操作スイッチ227が選択さ
れれば、連続成形動作が行われる(ステップ316)。
【0053】図19は本実施例の成形機における成形動
作を示すフローチャートである。
【0054】まず、型閉工程317を行い、射出工程3
18、計量/冷却工程319、サックバック工程32
0、型開工程321、取り出し工程322の順に行い、
成形動作を終了する。
【0055】図20は本実施例の成形機における連続成
形動作を示すフローチャートである。
【0056】まず、型閉工程323を行い、射出工程3
24、計量/冷却工程325、サックバック工程32
6、型開工程327、取出し工程328の順に行い、終
了チェック工程329においてモード選択スイッチ22
5が自動モードであるか否かを確認し、自動モードなら
型閉工程323に戻り、自動モード以外なら連続成形工
程を終了する。
【0057】次に、ROM201内に格納された制御プ
ログラムについて説明する。
【0058】ROM201内のプログラムはシーケンス
制御プログラムとサーボ制御プログラムに大別され、シ
ーケンス制御プログラムはCRT210、操作盤221
による成形機に対するユーザの指示を入力、判断し、成
形シーケンス(成形、パージ、型開、型閉等、後述)を
実行する。サーボ制御プログラムは割り込み回路219
により一定時間(例えば1msec)毎に呼び出され、
射出モータ78、計量モータ60の速度、圧力フィード
バック制御、およびバンドヒータ48a,48bを用い
た温度制御を行う。なお、個々の制御アルゴリズムは公
知のPIDアルゴリズムを用いているため説明は省略す
る。
【0059】次に、割り込み制御プログラムの中で各サ
ーボ制御プログラムがどのように実行されるかを説明す
る。
【0060】電源が立ち上がるとCPU200はROM
201上のシーケンス制御プログラムを実行し、後述の
パワーアップ工程のメモリチェックを実施する。このと
き割り込み回路219より一定時間たつと割り込みがC
PU200にかかり、シーケンス制御プログラムの実行
は中断され、図21の割り込みプログラムが実行され
る。
【0061】まず、RAM202内の所定位置に定めら
れた情報(以後「サーボフラグ」と言う)の値が1であ
るかを調べ(ステップ400)、1ならば射出モータ7
8のサーボ制御プログラムを実施し(ステップ40
1)、サーボフラグの値を2にセットし(ステップ50
2)、サーボ制御プログラムを終了し、CPU200は
引き続きシーケンス制御プログラムを中断された続きか
ら実行する。再び1msec後には割り込み回路219
よりCPU200に割り込みがかかりサーボ制御プログ
ラムが実行される。今回はサーボフラグの値2になって
いるため計量モータ制御プログラムが実行され(ステッ
プ403,404)、サーボフラグは3に設定される
(ステップ405)。再び1msec後には割り込み回
路219よりCPU200に割り込みがかかり、サーボ
制御プログラムが実行される。今回はサーボフラグの値
が3になっているため温度制御プログラムが実行され
(ステップ406,407)、サーボフラグは1に設定
される(ステップ408)。なお、割り込み回路219
の最初の割り込みによりサーボフラグは1に設定される
(ステップ409)。
【0062】CPU200は以上の様にしてシーケンス
の実行を管理しながら射出モータ78、計量モータ6
0、温度調整の制御をあたかも3つのプログラムをシー
ケンス制御と同時に(正確には3msecおきに)実行
する。
【0063】図22は本実施例の成形機におけるパワー
アップ工程を示すフローチャートである。
【0064】まず、電源が投入されると、メモリバック
アップされているRAM202の内容をメモリチェック
し(ステップ410)、その結果で異常が有ればあらか
じめ定められた異常処理を行なう(ステップ411,4
12)。データが正常ならばバンドヒータ48a,48
bによる温度制御を、SSRインタフェース208、熱
電対49、熱電対インタフェース207を用い、ROM
201内にあらかじめ格納されている温度PID制御プ
ログラムによって開始し(ステップ413)、各バンド
ヒータ48a,48b毎に、あらかじめ設定された目標
温度に到達するまで確認を続ける(ステップ414)。
各バンドヒータ48a,48b全てが目標温度に到達す
ると、各バンドヒータ48a,48bが所定の温度で所
定の時間経過しないとスクリュ44の回転を許可しない
スクリュ冷間回転禁止タイマーをスタートさせる(ステ
ップ415)。次に、上記タイマーの経過を待ち(ステ
ップ416)、時間経過でパワーアップ工程を終了す
る。
【0065】図23は本実施例の成形機における原点出
し工程を示すフローチャートである。
【0066】まず、原点出し動作の回数を示すカウンタ
を0クリヤする(ステップ420)。次に、金型6が開
状態か否かの確認を第3のセンサ33cの信号により行
ない(ステップ421)、開状態でなければ、CRT2
10に型が開いていないと、原点出し実行不可能である
旨を表示し(ステップ422)、処理を終了する。型開
状態ならば、射出モータ78をあらかじめ定められた速
度で駆動しスクリュ44を下降動作(射出動作)させる
(ステップ423)。次に、下限センサ66bがオンす
るまで待ち(ステップ424)、オンしたら、その時の
モータインタフェース205内の図示しない偏差カウン
タの値をRAM202内の所定の位置に下限センサ位置
として保存する(ステップ425)。続いて、今度は計
量モータ60を計量方向に予め定められた速度で回転さ
せ(ステップ426)、射出モータ78をスクリュ44
が上昇する様あらかじめ定められた速度で動作させる
(ステップ427)。原点センサ66aがオンするのを
確認したら(ステップ428)、モータインタフェース
205内の図示しないZ相検出回路にて射出モータ78
のZ相の確認を行ない(ステップ429)、確認したら
その時の上記偏差カウンタの値をRAM202内の所定
の位置に原点位置として保存する(ステップ430)。
保存したら射出モータ78、計量モータ60を停止させ
る(ステップ431,432)。次に、カウンタの値を
+1インクリメントし(ステップ433)、カウンタの
値が2かどうか、つまり原点出し動作が2回済んだかど
うかの確認を行ない(ステップ434)、済んでいない
ならばステップ421よりもう1度、本工程を繰り返
し、済んだならば2回目の本工程の偏差カウンタの値を
原点出し結果として用いて、後で述べる位置制御データ
演算を行い(ステップ435)、成形動作に必要な、射
出モータ78のエンコーダの位置データを得て原点出し
工程を終る。
【0067】図24は位置制御データ演算(ステップ4
35)のフローチャートである。
【0068】まず、原点出し工程で求められた下限セン
サ位置(射出モータ78のエンコーダ値)と、あらかじ
めRAM202もしくはインタフェース209を介して
キーボード211より入力された計量量(mm)を基
に、計量完位置(=計量量(mm)×1mm当りのパル
ス数+下限センサ位置)を射出モータ78のエンコーダ
値として算出する(ステップ440)。次に、この計量
完位置と、あらかじめRAM202もしくはインタフェ
ース209を介してキーボード211より入力されたサ
ックバック量(mm)を用いサックバック完位置(=サ
ックバック量(mm)×1mm当りのパルス数+計量完
位置−加減速時間移動量)を、ステップ440と同様に
射出モータ78のエンコーダ値として算出する(ステッ
プ441)。
【0069】以下、ステップ442にて射出完了時のス
クリュ44の上限異常位置、ステップ443にて射出完
了時のスクリュ44の下限異常位置、ステップ444に
てスクリュ44の上限リミット位置、ステップ445に
てスクリュ44の下限リミット位置を、ステップ440
と同様に下式により射出モータ78のエンコーダ値とし
て算出する。
【0070】射出完了位置上限異常位置=射出完了位置
上限異常設定値(mm)×1mm当りのパルス数+下限
センサ位置(パルス) 射出完了位置下限異常位置=射出完了位置下限異常設定
値(mm)×1mm当りのパルス数+下限センサ位置
(パルス) 上限リミット位置=スクリュ位置上限異常設定値(パル
ス)+下限センサ位置(パルス) 下限リミット位置=スクリュ位置下限異常設定値(パル
ス)+下限センサ位置(パルス) 図25は本実施例の成形機におけるパージ工程のフロー
チャートである。
【0071】まず、射出モータ78を予め定められた速
度パターン(例えば等加速度)でスタートさせる(ステ
ップ450)。次に、下限センサ66bがオンするまで
スクリュ44が押し下げられるのを待つ(ステップ45
1)。下限センサ66bがオンしたら射出モータ78を
停止させる(ステップ452)。次に、計量モータ60
をあらかじめ定められた速度で回転させ(ステップ45
3)、射出モータ78により、ロードセル67からの圧
力フィードバックによる背圧制御をスタートさせ(ステ
ップ454)、計量動作を始める。次に、本成形機はオ
ープンノズルタイプであるためパージ工程中の計量制御
ではノズル先端より溶融材料がたれてしまう。特に背圧
をかけるとたれやすいので射出装置3が背圧により押し
下げられ下限センサ66bをオンさせてしまった時は射
出モータ78の背圧制御を停止し(ステップ455,4
56)、あらかじめ定められた時間待ってから(ステッ
プ457)、背圧をかけ始める(ステップ454)。下
限センサ66bがオンしなければモータインタフェース
205内の図示しない偏差カウンタの値を読み取りあら
かじめ定められた計量値に相当する値になったかをチェ
ックし(ステップ458)、達していなければ455へ
戻り、達していれば後述するサックバック工程を実施し
(ステップ459)、操作盤221の停止指示があるか
を調べ(ステップ460)、あればパージ工程を終了
し、なければステップ450へ戻り繰り返す。
【0072】図26は本実施例の成形機における計量工
程を示すフローチャートである。
【0073】まず、射出モータ78を駆動し、予め定め
られた背圧値を目標値としてロードセル67を用いて圧
力フィードバック(背圧制御)をスタートさせる(ステ
ップ470)。次に、計量モータ60の回転をスタート
させる(ステップ471)。次に、下限センサ66bが
オンしたかどうか調べ(ステップ472)、オンしたな
らば背圧制御を停止し(ステップ473)、一定時間待
った後(ステップ474)、背圧制御を再びスタートさ
せる(ステップ475)。下限センサ66bがオフなら
ば、原点センサ66aがオンしたかどうか調べる(ステ
ップ476)。オフならばステップ472に戻る。計量
が進みスクリュ44が上昇し、射出装置3が上昇し原点
センサ66aがオンすると、射出モータ78のモータイ
ンタフェース205内の図示しない偏差カウンタのその
時の値を読出し、原点出し工程で記憶したカウンタ値と
比較し、差が所定内にはいっているかを調べ(ステップ
477)、はいっていなければ所定の異常処理(ステッ
プ478)を行う。異常がなければ、計量がさらに進み
射出装置3が後退し、すなわち射出モータ78が回転さ
せられ前述のエンコーダ値が予め定められた計量量に相
当する値に到達するのを待つ(ステップ479)。到達
すると、計量モータ60を停止し(ステップ480)、
射出モータ78を停止し(ステップ481)、計量工程
を終了する。
【0074】図27は本実施例の成形機におけるサック
バック工程のフローチャートである。
【0075】オープンノズルタイプの成形機においては
計量終了後、スクリュヘッド45先端からの液垂れ防止
のためスクリュ44を引き上げる必要がある。そのため
本成形機も計量工程終了後射出モータ78を予め定めら
れたパターンに従って引き上げる。
【0076】まず、射出モータ78を引き上げ方向にあ
らかじめ決められた速度でスタートさせる(ステップ4
85)。次に、あらかじめ定められた移動量だけ引き上
げられたかをモータインタフェース205内の図示しな
い偏差カウンタの値が前記移動量に相当する値に達した
かをチェックし(ステップ486)、達したら射出モー
タ78をサーボロックし(ステップ487)、サックバ
ック工程を終了する。
【0077】図28は本実施例の成形機における射出工
程のフローチャートである。
【0078】まず、所定の速度パターンでスクリュ44
を射出モータ78にて駆動し、材料を金型6に充填し充
填工程の最後は一定速度でスクリュ44が前進を行う
(ステップ490)。そこでロードセル67の圧力値を
ロードセルインタフェース214を用いて監視し(ステ
ップ491)、設定圧力1に達しなければ達するまで待
ち、達したところで、速度フィードバック制御で一定速
で前進させていたスクリュ44をロードセル67の圧力
値による圧力フィードバック制御に切り替て設定圧力1
の一定値になるよう制御し(ステップ492)、あらか
じめ定められた保圧時間1のあいだ圧力値を一定に保つ
(ステップ493)。保圧時間1が過ぎると保圧値2に
目標圧力値を切り替(ステップ494)、保圧時間2の
間だけ圧力値を一定に保つ(ステップ495)。保圧時
間2が過ぎると減圧処理工程へ進む(ステップ49
6)。ここでは、射出終了時に圧力値を一気に下げると
スプリングバックによりスクリュ44が必要以上に後退
し計量時にエアを巻き込む等の不具合が生じるため圧力
を保圧値2の値から次工程の計量工程の背圧値へとあら
かじめ定められたパターンによって徐々に下げて行き、
圧力が背圧値へとなったら射出工程を終了する。
【0079】図29は本実施例の成形機における型開工
程のフローチャートである。
【0080】まず、第1の4方口弁103のソレノイド
103aに通電する(ステップ500)。これにより、
型開側ポート12bより型締エアシリンダ12内へ空気
源101の加圧空気が供給され、金型6の型開が開始さ
れる。次に、可動プラテン10の検出片13が第2のセ
ンサ33bの所まで移動して、第2のセンサ33bが信
号を出力した(オン)どうか調べ(ステップ501)、
オンならば型締中間センサフラグをオフし(ステップ5
03)、オフならばサイクルタイムをオーバーしたかど
うか調べ(ステップ502)、オーバーしていなければ
ステップ501に戻り、オーバーしたならば異常処理を
行なう(ステップ506)。ステップ503の後、可動
プラテン10の検出片13が第3のセンサ33cの所ま
で移動して第3のセンサ33cが信号を出力した(オ
ン)がどうか調べ(ステップ504)、オンであれば型
開が終了したことになり、オンでなければサイクルタイ
ムをオーバーしたかどうか調べ(ステップ505)、オ
ーバーしていなければステップ504に戻り、オーバー
したならば異常処理を行なう(ステップ506)。
【0081】図30と図31は本実施例の成形機におけ
る取出し工程のフローチャートである。
【0082】まず、外部ストッカ112を使用するかど
うかをあらかじめユーザが設定したRAM202の内容
から判断する(ステップ510)。もし使用しないなら
ば後で述べる通常取出しを行う(ステップ537)。次
に、外部ストッカ112を使用する場合は外部ストッカ
112の動作タイムオーバ用タイマーをスタートさせる
(ステップ511)。そして、ストッカステータス出力
を光通信回路より読み取り、その値が奇数であるかを調
べ(ステップ512)、偶数であったらハードウェアの
異常であるのであらかじめ定められた異常処理(例え
ば、CRT210へ異常のコメントを表示し、警告ラン
プをつける)を行い(ステップ513)、終了する。ス
テップ512で奇数でなければ、ストッカステータス出
力値が5であるかを調べ(ステップ514)、5であっ
たらあらかじめ定められた残少警告を出し(ステップ5
15)、ステップ521へ進む。ステップ514で5で
なければストッカステータス出力値が3であるかを調べ
(ステップ515)、3であったら、動作中表示をCR
T210へ出し(ステップ516)、ステップ518へ
進む。ステップ516で3でなければストッカステータ
ス出力値が1であるかを調べ(ステップ518)、1で
あったらステップ521へ進む。ストッカタイムオーバ
ーかを調べ(ステップ519)、オーバーならば異常処
理を行う(ステップ520)。そうでなければステップ
512へ戻る。次に、成形品取出しロボット4の動作タ
イムオーバー用タイマーをスタートさせる(ステップ5
21)。次に、成形品取出しロボット4が準備完了(退
避位置にいるかを)かを待機位置センサ85がオンかど
うかにより調べ(ステップ522)、準備完了でないな
らばタイムオーバーか調べ(ステップ523)、オーバ
ーならば異常処理を行う(ステップ524)。そうでな
ければステップ522へ戻る。ステップ522で準備完
了ならば成形品取出しロボット4へスタート命令を通信
インタフェース212を介して出す(ステップ52
5)。次に、成形品取出しロボット4のエラーを調べ
(ステップ526)、エラーならばあらかじめ定められ
た異常処理を行う(ステップ527)。そうでなければ
タイムオーバーか調べ(ステップ528)、オーバーで
なければ成形品取出しロボット4がロボットコントロー
ラ213にプログラミングされた動作によって成形品を
取出し型閉可能位置へ移動させたか否かを待機位置セン
サ85の状態より調べ(ステップ530)、待機位置セ
ンサ85がオフならばまだなのでステップ526へ戻
る。待機位置センサ85がオンならば取出し完了なので
成形機の取出し完了信号を出す(ステップ531)。次
に、外部ストッカ112の動作タイムオーバー用タイマ
ーをスタートさせる(ステップ532)。次に、外部ス
トッカ112が送り動作中かをストッカステータス出力
を光通信回路より読み取りその値が3であるかにより調
べ(ステップ533)、送り中でないならばタイムオー
バーかを調べ(ステップ534)、オーバーならば異常
処理を行う(ステップ535)。そうでなければステッ
プ533へ戻る。ステップ533で送り中ならば成形機
ステータス出力を1にして(ステップ536)、取り出
し工程を終了する。なお、ステータスの奇数/偶数およ
び出力値1,2,3等はあくまで一例であり、他の数値
を用いても実現可能である。
【0083】図32は本実施例の成形機における通常取
出し工程のフローチャートである。
【0084】まず、成形品取出しロボット4の動作タイ
ムオーバー用タイマーをスタートさせる(ステップ54
0)。次に、成形品取出しロボット4が準備完了(退避
位置にいるかを)か否かを待機位置センサ85がオンか
どうかにより調べ(ステップ541)、準備完了でない
ならばタイムオーバーかを調べ(ステップ542)、オ
ーバーならば異常処理を行う(ステップ543)。そう
でなければステップ541へ戻る。ステップ541で準
備完了ならば成形品取出しロボット4へスタート命令を
通信インタフェース212を介して出す(ステップ54
4)。次に、成形品取出しロボット4のエラーを調べ
(ステップ545)、エラーならばあらかじめ定められ
た異常処理を行う(ステップ546)。そうでなければ
タイムオーバーか否かを調べ(ステップ547)、オー
バーでなければ成形品取出しロボット4がロボットコン
トローラ213にプログラミングされた動作によって成
形品22を取出し型閉可能位置へ移動させたか否かを待
機位置センサ85の状態より調べ(ステップ549)、
待機位置センサ85がオフなら未だなのでステップ54
5へ戻る。待機位置センサ85がオンならば通常取出し
工程を終了する。
【0085】図33は本実施例の成形機における型締工
程のフローチャートである。
【0086】型締動作が開始されると、第2の4方口弁
104の一方のソレノイド104bに通電して高圧レギ
ュレータ107側へ切換え、すなわち型締圧力を高圧側
に設定しておき、第1の4方口弁103の一方のソレノ
イド103bに通電する(ステップ550)。すると、
型締側ポート12aより型締エアシリンダ12内へ加圧
空気源101の加圧空気が供給され、金型6の型締が開
始される。次に、タイマー(不図示)を作動させて型締
時間のカウントを開始する(ステップ551)。次に、
型締中間センサフラグがオンかどうか、つまり可動プラ
テン10の検出片13が既に第1のセンサ(型締セン
サ)33aと第2のセンサ(型締中間センサ)33bの
間にあるかどうか調べ(ステップ552)、両センサ3
3a,33b間にあれば第2の4方口弁104の他方の
ソレノイド104aに通電し、低圧レギュレータ106
側へ切換え、すなわち低圧側に切換える(ステップ55
9)。型締中間センサフラグがオフならば型締センサ、
すなわち第1のセンサ33aから信号が出力された(オ
ン)かどうか調べる(ステップ553)。最初は、可動
プラテン10の検出片13は未だ第1のセンサ33aの
位置にはないので、さらに第2のセンサ33bから信号
が出力された(オン)かどうか調べ(ステップ55
4)、出力されたならば、型締中間センサフラグをオン
にし(ステップ555)、型締圧力を低圧側に切換える
(ステップ559)。第2のセンサ33bの位置に可動
プラテン10の検出片13がない場合、およびステップ
559で型締圧力が低圧側に切換えられた後、型締時間
が所定の時間を越えたかどうか調べる(ステップ55
6)。型締時間が所定時間を越えていれば、金型パーチ
ィング面への異物侵入等が発生したものとして異常処理
を行なう(ステップ557)。型締時間が所定時間を越
えていなければ、ステップ553に戻り、可動プラテン
10の検出片13が第1のセンサ33aに達していなけ
れば前述した処理を繰り返し、検出片13が第1のセン
サ33aに達したならば、第2の4方口弁104のソレ
ノイド104bに通電して高圧レギュレータ107側に
切換え、すなわち型締圧力を高圧側に切換え、そして第
1の4方口弁103のソレノイド103bに通電する
(ステップ558)。
【0087】次に、本実施例の成形機の動作について主
に図1〜4を参照しつつ説明する。
【0088】先ず、予め金型6の清掃やホッパ51(図
9参照)への成形材料(ペレット)51bの供給等の成
形準備が行なわれる。
【0089】成形準備が完了し、電源が投入されると、
各バンドヒータ48a,48bの温度制御を行ない、さ
らに、原点センサ66aおよび下限センサ66bによっ
てスクリュ保持体58の突出部58aを検出させ、原点
出しを行なう。原点出し終了時におけるスクリュ保持体
58の位置ひいてはスクリュ44の位置が原点位置とな
る。そして、上述したエア供給回路(図7参照)の動作
に基づき、2段階の圧力制御で型閉じを行なう。つい
で、射出装置3の2つのエアシリンダ36の各ロッド3
6aをそれぞれ引込ませることで、射出装置3を下降さ
せ、その加熱筒42のノズル40(図8参照)を固定型
(上型)7側に押付けておく。
【0090】射出モータ78によってスクリュ44を最
前進位置(最下降位置)に前進させておき、計量モータ
60を起動してスクリュ44を回転させる。ホッパ51
からシュート50を介して加熱筒42内に供給された成
形材料は、スクリュ44の回転によって、その先端部に
移送される。このとき、加熱筒42内の成形材料は各バ
ンドヒータ48aによって外周から加熱されるが、それ
とともに、スクリュ44と加熱筒42の混練作用にとも
なう摩擦熱の発生によって、内部的にも発熱して温度が
上昇する。スクリュ44が回転している間、その先端部
に移送されて貯えられた溶融樹脂46(図8参照)の反
力によってスクリュ44は上方へ押戻され、該反力がロ
ードセル67で検出されるが、その反力が所定の値にな
るように、射出モータ78により制御することにより、
エア等の混入を防いで所要の射出量が得られる(計
量)。計量後、スクリュ44の回転を停止させ、さらに
ノズル40からの樹脂たれ防止のため、射出モータ78
によってスクリュ44を若干引上げる(サックバッ
ク)。
【0091】サックバック後、射出モータ78によって
スクリュ44が急速前進(下降)して、その先端部の溶
融樹脂46は、ノズル40から、型締めした金型6内に
高速度で射出される(射出動作)。この後、射出モータ
78によってスクリュ44が停止され、射出圧力を保持
する保圧を行う。金型6を所要時間冷却後、金型6が型
開きされる。型開き完了直前に、架台4aに支持されて
いる突き当て部材31が金型6の突出し板21(図6参
照)に突き当たることにより、2本の突出しピン23
(図6参照)が可動型8のキャビティ底面より突出し、
成形品22(図6参照)を突出して保持する。
【0092】型開きが完了すると、待機位置Mに位置し
ていた、成形品取出しロボット4のアーム83が、水平
方向に移動してピックアップ位置Lで停止し、そのハン
ド84が、2本の突出しピン21上の成形品22をピッ
クし、その後アーム83がワーク開放位置Nに移動した
後、ハンド84が成形品22を、成形品保持テープ94
上の凹部94aに置く。この後、上述した射出成形、成
形品の取出し(ピック)、および収納が連続的に行わ
れ、そして、上述した動作が複数サイクル連続的に繰返
されると、成形品22が多数個収納された成形品保持テ
ープ94が得られる。
【0093】以上説明したように、本実施例では、原点
出し工程時、下限センサ66bがオンした後の、スクリ
ュ44の上昇動作中計量モータ60を回転させることに
より、スクリュ44内の材料が材料供給部に露出するこ
とはないので、材料の供給に支障をきたすことがない。
また、原点出し工程によって得られたデータ(エンコー
ダ値)をもとにしてスクリュ44の位置制御データを演
算するので、位置制御データの変更が容易であり、かつ
正確な位置制御が行なえる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、以下のよ
うな効果がある。 (1)請求項1の発明は、原点出し工程時リミットセン
サがオンした後の、スクリュの後退動作中計量モータを
回転させることにより、シリンダ内の材料が材料供給部
に露出することはないので、射出工程における材料の供
給に支障をきたすことがない。 (2)請求項2の発明は、原点出し工程によって得られ
たデータ(エンコーダ値)をもとにしてスクリュの位置
制御データを演算することにより、位置制御データの変
更が容易であり、かつ正確な位置制御が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦型射出成形機の一実施例の金型6が
型閉じされている状態の概略正面図である。
【図2】図1の縦型射出成形機の概略側面図である。
【図3】図1の縦型射出成形機の射出装置3とシリンダ
装置2の詳細を示す縦断面図である。
【図4】図1の縦型射出成形機に成形品取出しロボット
4と外部ストッカ212が設置されている状態を示す図
である。
【図5】同図(A)は図4中の外部ストッカ112の詳
細構造を示す拡大斜視図、同図(B)は成形品保持テー
プ94とカバーテープ96を示す斜視図である。
【図6】金型6の縦断面図で、同図(A)は金型6が型
閉じされている状態を、同図(B)は金型6が型開きさ
れつつある状態を、同図(C)は金型6が完全に型開き
されている状態を示している。
【図7】型締エアシリンダ12のエア供給回路の回路図
である。
【図8】図3に示した射出装置3の先端部(スクリュヘ
ッド部)の拡大縦断面図である。
【図9】図1および図2に示した成形材料供給部の拡大
図である。
【図10】図3に示したロードセル部の拡大図である。
【図11】本実施例における制御装置の全体の構成図で
ある。
【図12】操作盤221の全体を示す構成図である。
【図13】本実施例の成形機の装置全体の動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】図13中のモード選択の処理を示すフローチ
ャートである。
【図15】切モード306における本実施例の成形機の
動作を示すフローチャートである。
【図16】1サイクルモード308における本実施例の
成形機の動作を示すフローチャートである。
【図17】手動モード307における本実施例の成形機
の動作を示すフローチャートである。
【図18】自動モード309における本実施例の成形機
の動作を示すフローチャートである。
【図19】本実施例の成形機における成形動作を示すフ
ローチャートである。
【図20】本実施例の成形機における連続成形動作を示
すフローチャートである。
【図21】割り込みプログラムのフローチャートであ
る。
【図22】パワーアップ工程を示すフローチャートであ
る。
【図23】原点出し工程を示すフローチャートである。
【図24】位置制御データ演算のフローチャートであ
る。
【図25】パージ工程を示すフローチャートである。
【図26】計量工程を示すフローチャートである。
【図27】サックバック工程を示すフローチャートであ
る。
【図28】射出工程を示すフローチャートである。
【図29】型開工程を示すフローチャートである。
【図30】取出し工程を示すフローチャートである。
【図31】取出し工程を示すフローチャートである。
【図32】通常取出し工程を示すフローチャートであ
る。
【図33】型締工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 型締装置 2 シリンダ装置 3 射出装置 4 成形品取出しロボット 4a 架台 5 タイバー 6 金型 7 固定型(上型) 8 可動型(下型) 9 固定プラテン 10 可動プラテン 12 型締エアシリンダ 12a 型締側ポート 12b 型開側ポート 13 検出片 14 固定側取付板 15 固定側型板 16 ホットチップ・プッシング 17 通し孔 18 可動側取付板 19 スペーサブロック 20 可動側型板 21 突出し板 22 成形品 23 突出しピン 24 圧縮コイルばね 25 ブラケット 26 型締エアシリンダ 26a ロッド 26b ピストン 27 型締エアシリンダ支持ピン 28 連結部材 29 トグルリンク機構 30 突当て部材支持スティ 31 突当て部材 32 第1のセンサ支持スティ 33a 第1のセンサ 33b 第2のセンサ 33c 第3のセンサ 34,35 ショックアブソーバ 36 エアシリンダ 36a ロッド 38 下ベース連結部材 39 下ベース 40 ノズル 41 シリンダヘッド 42 加熱筒(バレル) 42a 連結部材 43 加熱筒取付部材 44 スクリュ 45 スクリュヘッド 46 溶融樹脂 47 逆流防止リング 48a,48b バンドヒータ 49 熱電対 50 シュート 51 ホッパ 51a シャッタ 51b 成形材料 52 ドレンロ 53 閉塞部材 54 ガイド軸 55 スクリュ固定ピン 56 スクリュ延長軸 56a 第1の歯付きプーリ 57 ガイド棒 58 スクリュ保持体 58a 突出部 59 ベアリング 60 計量モータ 61 計量モータ保持スティ 62 第1のベルト 63 第2のセンサ支持スティ 64 上ストッパ部材 65 下ストッパ部材 66a 原点センサ 66b 下限センサ 67 ロードセル 68 コネクト板 69 取付板 70 ボールねじ 71 ピン 72 ガイド板 73 上ベース 74 ベアリング 75 ボールナット 76 第2の歯付きプーリ 77 第2のベルト 78 射出モータ 79 射出モータ保持スティ 80 射出装置ガイド軸 81 ガイド部材 82 ロボット本体 83 アーム 84 ハンド 85 待機位置センサ 92 枠体 93 キャスタ 94 成形品保持テープ(エンボステープ) 94a 凹部 95 巻取り従動ローラ 96 カバーテープ 97 カバーテープ用ローラ 98 スプロケット 99 スプロケット駆動モータ 101 空気圧源 102 2方口弁 102a,103a,103b,104a,104b
ソレノイド 103 第1の4方口弁 104 第2の4方口弁 105a,105b スピードコントローラ 106 低圧レギュレータ 107 高圧レギュレータ 108 巻取り駆動ローラ 109 カバーガイド 110 巻取りモータ 111 駆動ローラ 112 外部ストッカ 113 ハンドリングゾーン 200 CPU 201 ROM 202 RAM 203 デジタル入力インタフェース 204 デジタル出力インタフェース 205 モータインタフェース 206 モータインタフェース 207 熱電対インタフェース 208 SSRインタフェース 209 インタフェース 210 CRT 211 キーボード 212 通信インタフェース 213 ロボットコントローラ 214 ロードセルインタフェース 215 ロードセルアンプ 216 光通信インタフェース 217 光通信用発光ダイオード 218 光通信用ホトトランジスタ 219 割り込み回路 220 操作盤インタフェース 221 操作盤 222 タイマ回路 223〜230 スイッチ 301〜329 ステップ 400〜409 ステップ 410〜416 ステップ 420〜435 ステップ 440〜445 ステップ 450〜460 ステップ 470〜481 ステップ 485〜487 ステップ 490〜496 ステップ 500〜506 ステップ 510〜537 ステップ 540〜549 ステップ 550〜558 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 忠信 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出装置がスクリュを回転させる駆動源
    としてサーボモータからなる計量モータと、前記スクリ
    ュを直進させる駆動源としてサーボモータからなる射出
    モータを有する射出成形機において、 前記スクリュ用ヒータが設定温度に到達し、かつ金型の
    型が開いていることを確認した後、前記射出モータを駆
    動して前記スクリュを前進させ、前記スクリュの移動限
    度位置を検出するリミットセンサがオンすると前記射出
    モータのそのときのエンコーダ値を保存し、前記計量モ
    ータを回転させた後、前記スクリュを後退させ、前記ス
    クリュの原点位置を検出する原点センサがオンした後、
    前記射出モータから、モータ1回転につき1パルスのZ
    相信号が出力されると、前記射出モータのそのときのエ
    ンコーダ値を保存し、前記計量モータおよび前記射出モ
    ータを停止させる、サーボモータで駆動される射出成形
    機の原点出し方法。
  2. 【請求項2】前記両エンコーダ値を用いてスクリュの必
    要な位置制御データの演算を行なう、請求項1に記載の
    原点出し方法。
JP25240591A 1991-09-30 1991-09-30 サーボモータで駆動される射出成形機の原点出し方法 Pending JPH0592457A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106371402A (zh) * 2016-09-29 2017-02-01 深圳市合信自动化技术有限公司 一种实现通信传送原点信号回原的方法及相应的伺服驱动器
JP2018167467A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 住友重機械工業株式会社 射出成形機

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