JP2702332B2 - 電動式縦型射出成形装置 - Google Patents

電動式縦型射出成形装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールねじ機構によっ
てスクリュを上下駆動する電動式縦型射出成形装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動式縦型射出成形装置
におけるスクリュの上下駆動機構としては、図14に示
すものが知られている。
【0003】図14に示すように、成形装置本体として
の上ベース273には、鉛直方向に延びるボールねじ2
70が、軸方向に移動不能でかつ回転自在に設けられて
いる。ボールねじ270の上端部には、射出モータ(不
図示)の回転力が伝達される歯付プーリ276が固定さ
れており、射出モータの回転によってボールねじ270
が回転させられる。
【0004】一方、回転不能に設けられたスクリュ保持
体258の下部には、鉛直方向に延びるスクリュ(不図
示)が保持されており、スクリュ保持体258の上端部
には、ボールねじ270と螺合するボールナット275
が固定されている。
【0005】以上の構成により、射出モータを回転させ
てボールねじ270を回転させると、ボールナット27
5を介してスクリュ保持体258は上下方向に駆動され
る。この際、スクリュ保持体258が上昇すると、ボー
ルねじ270はボールナット275の下方に突出するの
で、スクリュ保持体258が上昇してもボールねじ27
0とスクリュ保持体258とが当接しないようにするた
めに、スクリュ保持体258の、ボールナット275a
の下方には、逃げ部258bが形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した成形装置は、
設置面積が小さいので、小さなスペースでも設置できる
という利点があるが、横型射出成形装置と比較して高さ
が高くなるので、天井の低いクリーンルーム等には設置
できない場合があるという問題点があった。特に、上述
した、スクリュの上下駆動機構においては、ボールねじ
を成形装置本体に設けているので、スクリュ保持体に、
ボールナットと、ボールねじの逃げ部を設けている。こ
のため、スクリュ保持体は、ボールナットと逃げ部の分
だけ高さを高くしなければならず、その結果、電動式縦
型射出成形装置全体の高さが高くなっていた。
【0007】本発明の目的は、スクリュの上下駆動機構
の配置を工夫することにより全体の高さを低くする電動
式縦型射出成形装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、加熱筒内に収納され、かつ鉛直方向に延びる
スクリュを、回転自在に保持するスクリュ保持体と、前
記スクリュを直進させるために、回転力を直進力に変換
する上下駆動機構を介して前記スクリュ保持体に接続さ
れた射出モータとを有する電動式縦型射出成形装置にお
いて、前記上下駆動機構は、前記スクリュ保持体に一体
的に設けられた、鉛直方向に延びるボールねじと、成形
装置本体に回転自在に埋設され、前記ボールねじに螺合
するボールナットと、前記ボールナットの上部に設けら
れるとともに前記ボールねじが遊嵌する貫通孔が形成さ
れ、前記射出モータの回転力を前記ボールナットに伝達
する回転動伝達手段とで構成され、前記ボールねじの長
さは、前記ボールねじが最上限まで上昇しても、前記ボ
ールねじの上端が前記回転動伝達手段より突出しない長
さとなっていることを特徴とする。
【0009】
【作用】成形装置本体に回転自在に埋設されたボールナ
ットは、射出モータの回転により、回転動伝達手段を介
して回転される。一方、ボールねじはボールナットと螺
合しており、ボールナットの回転により上下駆動され
る。ボールねじはスクリュ保持体に一体的に設けられて
いるので、ボールねじの上下駆動によってスクリュ保持
体ひいてはスクリュは、ボールねじと一体となって上下
駆動される。
【0010】ここで、ボールねじをスクリュ保持体に一
体的に設けることにより、スクリュ保持体にボールナッ
トや逃げ部を設ける必要がなくなる。そして、ボールナ
ットを成形装置本体に埋設させることにより、ボールナ
ットの高さを成形装置本体の厚み内に吸収させることが
できる。また、ボールねじが上昇したときに、ボールナ
ット上部に設けられた回転動伝達手段の貫通孔にボール
ねじが遊嵌する構造とし、かつ、ボールねじの長さを回
転動伝達手段から突出しない長さとすることで、逃げ部
に相当する高さすなわちボールねじがボールナットから
突出する高さを、回転動伝達の高さ内に吸収させること
ができる。このように、スクリュの上下駆動機構を工夫
することで電動式縦型射出成形装置の高さは、ボールナ
ットと逃げ部との分だけ低くなる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。
【0012】本実施例の縦型射出成形装置(以下「成形
装置」という)は、図4に示すように、型締ユニット
1、シリンダユニット2および射出ユニット3が鉛直線
上に配設されるとともに、成形品取出ユニット(ロボッ
ト)4をも備えたものであり、以下に各ユニット1、
2、3、4の詳細構造について順次説明する。
【0013】型締ユニット1について:図1および図2
に示すように、この成形装置の架台4aの上面には、鉛
直方向(上下方向)に延びる4本のタイバー5が一体的
に突設されており、各タイバー5の上端には、後述する
金型6の固定型(上型)7を有する固定プラテン9が固
定支持されている。また、金型の可動型(下型)8を有
する可動プラテン10は、後述する型締エアシリンダ1
2により4本のタイバー5に案内されつつ鉛直方向に移
動されるものである。可動プラテン10の下方には突当
て部材31が位置しており、この突当て部材31は、突
当て部材支持スティ30を介して架台4aに支持されて
おり、可動プラテン10が下降すると、突当て部材31
は可動プラテン10を貫通する構成となっている。ま
た、この可動プラテン10には、位置検出用の後述する
検出片13が一体的に設けられている。
【0014】架台4aにはブラケット25が一体的に突
設されており、このブラケット25には、可動プラテン
10の駆動源としての型締エアシリンダ12の後端部が
型締エアシリンダ支持ピン27を介して回動自在に支持
されている。型締エアシリンダ12のロッド26aに
は、連結部材28を介してトグルリンク機構29が連結
され、該トグルリンク機構29の両端部は、それぞれ可
動プラテン10および架台4aに回動自在に連結されて
いる。型締エアシリンダ12のロッド26aを引込ませ
ると、トグルリンク機構29が伸び、これにより、可動
プラテン10は4本のタイバー5に沿って上昇し、金型
6が型閉じおよび型締めされる(図1および図2の状
態)。一方、型締エアシリンダ12のロッド26aを突
出させると、トグルリンク機構29が屈曲し、可動プラ
テン10は4本のタイバー5に沿って下降し、金型6が
型開きされる(図4および図5の状態)。
【0015】ここで、金型6の詳細構造について、図6
を参照して説明する。図6の(A)、(B)、(C)は
それぞれ金型6が型閉じされている状態、型開きされつ
つある状態、完全に型開きされている状態を示してい
る。この金型は公知のホットランナタイプのものであ
り、その固定型7は、固定プラテン9(図1および図2
参照)に固定される固定側取付板14と、固定側型板1
5と、ホットチップ・ブッシング16等から構成され、
一方、可動型8は、可動プラテン10(図1および図2
参照)に固定される、通し孔17が形成された可動側取
付板18と、2つの直方体形状のスペーサブロック19
と、可動側型板20等から構成されている。
【0016】前記2つのスぺーサブロック19間には突
出し板21が上下方向に移動自在に設けられており、こ
の突出し板21の上面には、可動側型板20を貫通し
て、成形品22を突出するための2本の突出しピン23
がそれぞれ一体的に突設されている。各突出しピン23
には、2つのスぺーサブロック19間にそれぞれ設けら
れた圧縮コイルばね24がそれぞれ巻回されていること
で、突出し板21は2つの圧縮コイルばね24により下
方へ付勢されている。
【0017】前述のトグルリンク機構29(図1および
図2参照)により金型6が型開きされると、図6の
(c)に示すように、上述した突当て部材31が、可動
プラテン10(図1および図2参照)および可動側取付
板18の通し孔17を貫通して突出し板21に突き当た
り、2つの圧縮コイルばね24のばね力に対抗して突出
し板21を押し上げることにより、2本の突出しピン2
3は可動側型板20のキャビティ底面より突出して成形
品22を突き出し、保持する構成になっている。
【0018】図1および図2に戻って説明を続ける。架
台4aに突設されている第1のセンサ支持スティ32に
は、上方より順次第1、第2および第3のセンサ33
a、33b、33cが固定支持されており、各第1、第
2および第3のセンサ33a、33b、33cの位置
は、可動プラテン10が型閉じ完了直前位置に達する
と、可動プラテン10の検出片13が第1のセンサ33
aで検出され、可動プラテン10が型閉じあるいは型開
き途中位置にあるとき、可動プラテン10の検出片13
が第2のセンサ33bで検出され、可動プラテン10が
型開き完了位置に達すると、可動プラテン10の検出片
13が第3のセンサ33cで検出されるように、それぞ
れ設定されている。また、架台4aには、2つの直動式
ピストン形のショックアブソーバ34、35が固定支持
されており、各ショックアブソーバ34、35は、同一
構造を有するものであって、鉛直方向に延びている上、
可動プラテン10の両側部下方にそれぞれ位置してい
る。
【0019】ここで、1つのショックアブソーバ34の
詳細構造について説明する。図7に示すように、ショッ
クアブソーバ34は、架台4aに固定された本体34a
と、該本体34aに螺合されたシリンダとしてのねじ軸
部材34cと、該ねじ軸部材34c内に摺動自在に設け
られたピストン(不図示)と一体のロッド34bと、ね
じ軸部材34cに螺合された、ねじ軸部材34cひいて
はロッド34bの本体34aに対する高さ位置を調節す
るための高さ調整ナット34dと、ねじ軸部材34cに
順次螺合された回り止めナット34eおよびストッパナ
ット34f等から構成されている。
【0020】型開き完了直前で、可動プラテン10の下
面に2つのショックアブソーバ34、35の各ロッド3
4b、35bの上端が当接し、さらに、可動プラテン1
0の下降にともない、可動プラテン10によって各ロッ
ド34b、35bが各ねじ軸部材34c、35c内に押
し込まれ、可動プラテン10の下面に各ストッパナット
34f、35fが当接した時点で、可動プラテン10は
最下限位置に達し、その下降が停止され、金型(不図
示)の型開きが完了する。金型の型開き完了直前で、可
動プラテン10の下面に各ロッド34b、35bが当接
することで、可動プラテン10の加速度が緩和される。
そして、前記当接と同時あるいは直後に、図6に示した
ように、金型の2本の突出しピン23が突当て部材31
によって押上げられるので、突出しピン23の立ち上が
りの加速度やそれに加わる衝撃力が緩和される。可動プ
ラテン10が上昇すると、各ロッド34b、35bは弾
性復帰してそれぞれ上昇する。
【0021】また、ショックアブソーバ34、35の各
ロッド34b、35bの弾性移動距離は、2本の突出し
ピン23の突出し長さとほぼ等しくなっているため、各
ショックアブソーバ34、35の長さが必要最小限とな
り、それによる占有スペースが小さく済む。
【0022】さらに、高さ調整ナット34d、35dに
より、各ねじ軸部材34c、35cひいては各ロッド3
4b、35bの本体34a、35aに対する高さ位置を
調整できる上、各回り止めナット34e、35eおよび
各ストッパナット34f、35fの各ねじ軸部材34
c、35cへの螺合位置を調節することにより、各スト
ッパナット34f、35fの本体34a、35aに対す
る高さ位置を調整できるため、可動プラテン10の最下
限位置を調整できる。
【0023】ここで、型締エアシリンダへのエア供給回
路について説明する。
【0024】図8は型開き状態時のエア供給回路の構成
図であり、この図に示すように、ロッド26aやピスト
ン26bを有する型締エアシリンダ12の型開き側ポー
トP 2 と空気圧源101との間には、空気圧源101側
よりソレノイド102aを有する2方口弁102および
2つのソレノイド103a、103bを有する3位置5
ポートオールポートブロックタイプの第1の4方口弁1
03が順次介在されている。また、型締エアシリンダ1
2の型締側ポートP1 と第1の4方口弁103との間に
は圧力切換回路が介在されており、この圧力切換回路
は、2つのソレノイド104a、104bを有する2位
置5ポートタイプの第2の4方口弁104と、スピード
コントローラ105aおよび低圧レギュレータ106が
直列に接続されてなる回路とスピードコントローラ10
5bおよび高圧レギュレータ107が直接に接続されて
なる回路とが並列に接続されてなる回路とが、直列に接
続された回路よりなる。上述した第1および第2の4方
口弁103、104の各ソレノイド103a、103
b、104a、104bは、図示しない制御装置により
後述する所定のタイミングで通電(駆動)されるもので
ある。
【0025】上述したエア供給回路において、図1およ
び図7に示すように、型締めの際には、予め第2の4方
口弁104の一方のソレノイド104bが通電されて高
圧レギュレータ107側へ切換わり、すなわち型締圧力
を高圧側に設定しておく。そして、第1の4方口弁10
3の一方のソレノイド103bが通電されて切換わる
と、型締側ポートP1 より型締エアシリンダ12内へ加
圧空気が供給され、金型6が高圧によりスムースに型閉
じされる。該型閉じの際、可動プラテン10の検出片1
3が第2のセンサ33bで検出されると、前記制御装置
により第2の4方口弁104の他のソレノイド104a
が通電され、低圧レギュレータ106側へ切換わる、す
なわち型締圧力が低圧側に設定され、金型6が低圧で型
閉じされる。可動プラテン10の検出片13が第1のセ
ンサ33aで検出されると、再び一方のソレノイド10
4bが通電されて高圧レギュレータ107側へ切り換わ
り、型締が完了する。前記低圧による型閉じの際、金型
パーティング面への異物侵入などによる金型6の損傷が
防止される。型開きの際には、第1の4方口弁103の
他方のソレノイド103aが通電される。
【0026】シリンダユニットについて:図1、図2お
よび図3に示すように、固定プラテン9の端部上面には
2つのエアシリンダ36の下端がそれぞれ固定されてお
り、各エアシリンダ36のロッド36aには、それぞれ
下ベース連結部材38を介して下ベース39が連結され
ており、各エアシリンダ36のロッド36aをそれぞれ
突出あるいは引込ませることにより、前記下ベース39
が上昇あるいは下降するように構成されている。
【0027】前記下ベース39の中央部下面には、下端
部(先端部)にオープンタイプのノズル40を有するシ
リンダヘッド41を備えた加熱筒(バレル)42が、加
熱筒取付部材43を介して固定されており、この加熱筒
42内にはスクリュ44が挿入されている。このスクリ
ュ44は、図9に詳細に示すように、その先端部にスク
リュヘッド45や溶融樹脂46の逆流を防ぐための逆流
防止リング47を備え、後述する各別の駆動手段により
上下移動および回転されるものである。
【0028】図1、図2および図3に戻って、前記加熱
筒42の外周面には、加熱筒42を加熱するための3つ
のバンドヒータ48aがそれぞれ装着されており、これ
と同様に加熱筒42のシリンダヘッド41にもバンドヒ
ータ48bが装着されている。各バンドヒータ48a,
48bで巻かれた加熱筒42およびシリンダヘッド41
の各部位の温度は4つの熱電対49でそれぞれ検出され
る。加熱筒42の上端部には、図10に示すように、加
熱筒42に一体的に設けられた連結部材42aおよび管
部材であるシュート50を順次介してホッパ51が連通
されており、シャッタ51aが開いているときに、ホッ
パ51より落下する成形材料(ペレット)51bはシュ
ート50を介して加熱筒42の上端部内に供給される。
また、シャッタ51aを閉じることにより、加熱筒42
内への成形材料の供給は遮断される。加熱筒42内へ供
給された成形材料は、加熱筒42からの熱や回転するス
クリュ44と加熱筒42とによる剪断作用によって溶融
されつつ、スクリュ44の下方部へ移送される。スクリ
ュ44の下方部に溜った溶融樹脂量が所定量となると、
後述する駆動手段によりスクリュ44は下方へ素早く移
動され、これにより、前記溶融樹脂はノズル40(図3
参照)より、予め型締めされた金型6(図1および図2
参照)内に射出されるものである。
【0029】前記シュート50の下端部すなわち加熱筒
42への接続部付近にはドレン口52が形成されてお
り、該ドレン口52を閉塞するための管形状の閉塞部材
53がシュート50の外周面に摺動自在に嵌め込まれて
いる。成形材料の材料替えや色替え等の際、この閉塞部
材53を、矢印Aで示すように、シュート50に沿って
斜め上方へ移動させると、ドレン口52が開放され、シ
ュート50内の不要な成形材料をドレン口52を介して
効率よく排出できるように構成されている。
【0030】射出ユニットについて:射出ユニットは、
スクリュを回転させることにより、成形材料を溶融し、
該溶融樹脂を背圧をかけつつシリンダユニットの先端部
すなわちスクリュの下方部に移送するという計量や、ス
クリュを下降(前進)させることにより、前記計量され
た溶融樹脂を、予め型締めした金型内に射出するための
駆動部である。
【0031】図2および図3に示すように、前記下ベー
ス39の端部上面には、所定の間隔をおいて鉛直方向に
に延びる2本のガイド軸54が突設されており、この2
本のガイド軸54には後述するスクリュ保持体58が上
下方向に移動自在に支持されている。すなわち、スクリ
ュ保持体58はその両側にガイド孔を有する突出部58
aを備え、各突出部58aに各ガイド軸54が挿通され
ていることにより、スクリュ保持体58は2本のガイド
軸54に案内されて上下方向(鉛直方向)に移動自在と
なっている。また、各ガイド軸54の上端には、成形装
置本体としての上ベース73が固定されている。
【0032】上述したスクリュ44の上端はスクリュ固
定ピン55によりスクリュ延長軸56の下端に回転不能
に一体的に連結されている。このスクリュ延長軸56の
中途部は一対のベアリング59を介してスクリュ保持体
58に回転自在に支持されている。また、スクリュ延長
軸56の下端部には第1の歯付きプーリ56aが嵌挿さ
れ、キーやナットで固定されている。
【0033】計量モータ60は、計量モータ保持スティ
61を介してスクリュ保持体58に一体的に固定され、
この計量モータ60の回転力は第1のベルト62を介し
て第1の歯付きプーリ56aに伝達されることで、スク
リュ延長軸56とともにスクリュ44が回転される構成
になっている。
【0034】2本のガイド軸54のそれぞれの上下部位
には、上ストッパ部材64、下ストッパ部材65がビス
止めによりそれぞれ固定されており、2つの上ストッパ
部材64および2つの下ストッパ部材65により、スク
リュ保持体58の最上限位置および最下限位置がそれぞ
れ規制される。
【0035】また、一方の下ストッパ部材65には、第
2のセンサ支持スティ63を介して、それぞれ原点セン
サ66aおよび下限センサ66bが設けられている。原
点センサ66aは、スクリュ保持体58の原点を検出す
るためのものである。下限センサ66bは、原点センサ
66aの下方に設けられ、スクリュ保持体58の下限を
検出するためのものである。これら原点センサ66aお
よび下限センサ66bは、射出ユニット3の原点出しの
ときに使用されるものである。
【0036】一方、固定プラテン9の上面には、各エア
シリンダ36と平行に延びる2本の射出ユニットガイド
軸80が一体的に設けられている。この射出ユニットガ
イド軸80は上ベース73および下ベース39に固定さ
れたガイド部材81を貫通して、ガイド部材81が上下
方向に移動可能に支持しており、各ロッド36aをそれ
ぞれ突出あるいは引込ませることで、スクリュ保持体5
8ひいては射出ユニット3が各射出ユニットガイド軸8
0に案内されつつ上昇あるいは下降するように構成され
ている。この構成に基づいて、通常の射出成形時におい
て、両エアシリンダ36の各ロッド36aを引込ませる
ことにより、金型6内の溶融樹脂の反力に対抗してシリ
ンダユニット2を金型側へ押付けることで、前記反力で
シリンダユニット2が金型6より離れることはない。ま
た、対象製品としての成形品の変更に伴ない、金型6を
交換するときには、両エアシリンダ36の各ロッド36
aをそれぞれ突出させて、射出ユニット3を上昇させる
ことにより、射出ユニット3の加熱筒42と金型6との
間に大きな空間を形成できるため、金型6の交換作業が
容易になる。
【0037】スクリュ保持体58の上端部には後述する
ロードセル67が嵌挿されており、このロードセル67
は、金型6内の溶融樹脂の反力を検出するためのもので
ある。
【0038】ここで、ロードセル部の詳細構造につい
て、図11を参照して説明する。ロードセル67の中央
部には、中央部にねじ部を有する側方視T字形状のコネ
クタ板68が、ロードセル67の上面と一様に間隔をお
いて螺合されて固定されている。このコネクタ板68に
は、取付板69を介してボールねじ70の下端が一体的
に固定されている。また、コネクタ板68の両端部に
は、ピン71を一体的に有するガイド板72のピン71
がそれぞれ貫通しており、各ピン71の下端部は、それ
ぞれスクリュ保持体58の2つの穴に挿入されている。
【0039】再び、図1、図2および図3を参照し、こ
れらの構成に基づいて、スクリュ44にかかる(上向き
の)反力は、スクリュ延長軸56およびスクリュ保持体
58を介してロードセル67の外周部下面に伝動される
ことにより、ロードセル67にたわみ力が発生し、この
たわみ力が電圧信号に変換されることで、スクリュ44
にかかる反力を測定できる。
【0040】上ベース73の中央部には一対のベアリン
グ74を介してボールナット75が回転自在に埋設支持
されている。このボールナット75には、前述のボール
ねじ70が螺合されるとともに、第2の歯付きプーリ7
6がビス止めにより固定されている。この第2の歯付き
プーリ76には第2のベルト77を介して射出モータ7
8の回転力が伝達され、これら第2の歯付プーリ76と
第2のベルト77とで回転動伝達手段を構成している。
また、第2の歯付プーリ76の中央部には、ボールねじ
70が遊嵌する貫通孔が形成されており、ボールねじ7
0が上昇しても、ボールねじ70が第2の歯付プーリ7
6に当接しない構成となっている。さらに、ボールねじ
70の長さは、ボールねじ70が最上端まで上昇しても
第2の歯付プーリ76から突出しない長さとなってい
る。これにより、射出モータ78の回転力がボールねじ
機構により直進力に変換され、スクリュ保持体58ひい
てはスクリュ44を上下移動させることができる。ここ
で、射出モータ78は射出モータ保持スティ79を介し
て上ベース73に一体的に固定されている。
【0041】上述したようにボールねじ機構を構成する
ことで、ボールねじ70の移動スペースおよびボールナ
ット75のスペースが有効に利用され、従来の、ボール
ナットをスクリュ保持体に設けた成形装置に比較して高
さを低くすることができる。
【0042】成形品取出しユニット(ロボット)につい
て、図4に示すように、固定プラテン9にはロボット本
体82が固定支持されており、このロボット本体82に
はアーム83が取付けられている。アーム83は、図示
しない駆動手段によりロボット本体82に対して上下方
向および水平方向に移動されるものであり、その先端部
には、ワークハンドリング用のハンド84が取付けられ
ている。このハンド84は、アーム83がピックアップ
位置Lにあるときに、2本の突出しピン23(図6参
照)上の成形品22(図6参照)をピックし、アーム8
3がワーク開放位置Nにあるときに、前記ピックされた
成形品22を開放し、さらに、射出成形中には、アーム
83がピックアップ位置Lとワーク開放位置Nの中間位
置である待機位置Mで待機するものである。ロボット本
体82には待機位置センサ85が設けられており、この
待機位置センサ85は、成形開始時にアーム83が待機
位置Mにあるか否かを検出するためのものである。
【0043】また、本実施例の成形装置の側方には、前
述のロボットによりピックされた成形品が組付けられる
被組付部品を搬送するコンベアが配置されている。
【0044】図4および図5に示すようにコンベア86
は、床に固定された支柱88に、モータ89により回転
駆動されるプーリ(不図示)を介して、搬送ベルト87
が水平方向に移動可能に支持される構成となっている。
床から搬送ベルト87の搬送面までの高さ、すなわちコ
ンベア86の高さは、通常、人が作業しやすい高さ(9
00mm前後)となっており、2本の突出しピン23(図
6参照)の高さ位置すなわち取出し高さもコンベア86
の高さとほぼ等しくなっている。搬送ベルト87の搬送
面には、成形品22(図6参照)が組付けられる被組付
部品91を載置するパレット90が設けられている。
【0045】このパレット90に載って搬送ベルト87
上を流れてきた被組付部品91は、アーム83がワーク
開放位置Nにあるときのハンド84の下方に達すると、
不図示の位置決めユニットによってパレット90ととも
に搬送ベルト87から浮上されて位置決めされる。そし
て、位置決めされた被組付部品91に、成形装置で成形
された直後の成形品22が、上述したロボットによって
組付けられ、再び搬送ベルト87を移動させる。このよ
うに、被組付部品91への成形品22の組付すなわち部
品供給が非常に簡単かつ迅速になり、成形後の成形品を
組付工程まで運んだり保管する必要がなくなるので、成
形品への塵埃等の付着が防止されるとともに、部品供給
コストの大幅な低減が可能になる。
【0046】図12に示すように、成形装置の側方に
は、上述したコンベアのかわりに、テープカセット(ス
トッカ)112を配置してもよい。テープカセット11
2は、成形装置によって成形された成形品22(図6参
照)をテープに収納して、自動機等による成形品22の
組付を容易にするためのものであり、テープカセット1
12の動作と成形装置の動作は、非接触通信手段である
光通信インターフェイスを介して同期がとられる。
【0047】図13はテープカセット(ストッカ)11
2を示し、同図(A)はその概略斜視図、同図(B)は
(A)の要部詳細斜視図、すなわち成形品保持テープへ
のカバーテープのかけわたし部の斜視図である。以下
に、テープカセット112の詳細構造について説明す
る。
【0048】テープカセット本体としての枠体92は複
数個のキャスタ93を備え、床上を全方向に容易に移動
できるものである。枠体92に支持される巻取り従動ロ
ーラ95には、成形品の形状と合致する凹部94aが長
手方向に所定の間隔(ピッチP)をおいて多数形成され
た、成形品保持テープ94が予め巻かれており、枠体9
2の支持されるカバーテープ用ローラ97には、カバー
テープ96が予め巻かれている。また、巻取り駆動ロー
ラ108はその外周面において駆動ローラ111と接し
ており、巻取りモータ110によって駆動ローラ111
を回転させることで、巻取り駆動ローラ108と駆動ロ
ーラ111との間の摩擦力で巻取り駆動ローラ108が
回転する。スプロケット98は、スプロケット駆動モー
タ99によって前記ピッチPずつ回転されるものであ
る。
【0049】このテープカセット112を使用するに際
しては、成形品保持テープ94の一端を、スプロケット
98を通したのち巻取り駆動ローラ108に固定すると
ともに、カバーテープ96の一端を、カバーガイド10
9を通して(空の)成形品保持テープ94の一端に固定
する。
【0050】そして、スプロケット駆動モータ99およ
び巻取りモータ110を駆動すると、成形品保持テープ
94は巻取り駆動ローラ108側へピッチPずつ送られ
てカバーテープ96がかけられるとともに、巻取り駆動
ローラ108に巻かれる。このとき、スプロケット駆動
モータ99による送り速度より、巻取りモータ110に
よる巻取り速度を速くすることで、成形品保持テープ9
4のたるみを防止できる。成形品保持テープ94を巻取
り駆動ローラ108に巻取る際、成形品保持テープ94
にカバーテープ96がかけられる直前の位置であるハン
ドリングゾーン(図示斜線部)113において、ロボッ
トのハンド84(図4および図5参照)に保持された成
形品22(図6参照)を成形品保持テープ94の凹部9
4aに置く。
【0051】このような動作が多数回繰返されること
で、成形品保持テープ94に多数の成形品が整列収納さ
れる。このように、成形装置、ロボットおよびテープカ
セットを組合せることで、成形、成形品の取出しおよび
成形品の整列収納を連続的かつ自動的に行なうことがで
きる。
【0052】次に、図1〜4を主に参照しつつ、本実施
例の成形装置の動作について説明する。
【0053】先ず、予め金型6の清掃やホッパ51(図
10参照)への成形材料(ペレット)51bの供給等の
成形準備が行なわれる。
【0054】成形準備が完了し、電源が投入されると、
各バンドヒータ48a、48bの温度制御を行ない、さ
らに、原点センサ66aおよび下限センサ66bによっ
てスクリュ保持体58の突出部58aを検出させ、原点
出しを行なう。原点出し終了時におけるスクリュ保持体
58の位置ひいてはスクリュ44の位置が原点位置とな
る。
【0055】そして、上述したエア供給回路(図8参
照)の動作に基づき、2段階の圧力制御で型閉じを行な
う。ついで、射出ユニット3の2つのエアシリンダ36
の各ロッド36aをそれぞれ引込ませることで、射出ユ
ニット3を下降させ、その加熱筒42のノズル40(図
9参照)を固定型(上型)7側に押付けておく。
【0056】射出モータ78によってスクリュ44を最
前進位置(最下降位置)に前進させておき、計量モータ
60を起動してスクリュ44を回転させる。ホッパ51
からシュート50を介して加熱筒42内に供給された成
形材料は、スクリュ44の回転によって、その先端部に
移送される。このとき、加熱筒42内の成形材料は各バ
ンドヒータ48aによって外周から加熱されるが、それ
とともに、スクリュ44と加熱筒42の混練作用にとも
なう摩擦熱の発生によって、内部的にも発熱して温度が
上昇する。スクリュ44が回転している間、その先端部
に移送されて貯えられた溶融樹脂46(図9参照)の反
力によってスクリュ44は上方へ押戻され、該反力がロ
ードセル67で検出されるが、その後退量を、射出モー
タ78の回転力を制御することで、規制することにより
(背圧)、エアー等の混入を防いで所要の射出量が得ら
れる(計量)。計量後、スクリュ44の回転を停止し、
さらにノズル40からの樹脂たれ防止のため、射出モー
タ78によってスクリュ44を若干引上げる(サックバ
ック)。
【0057】サックバック後、射出モータ78によって
スクリュ44が急速前進(下降)して、その先端部の溶
融樹脂46は、ノズル40から、型締めした金型6内に
高速度で射出される(射出動作)。こののち、射出モー
タ78によってスクリュ44が停止され、射出圧力を保
持する保圧を行う。金型6を所要時間冷却後、金型6が
型開きされる。型開き完了直前に、架台4aに支持され
ている突き当て部材31が金型6の突出し板21(図6
参照)に突き当たることにより、2本の突出しピン23
(図6参照)が可動型8のキャビティ底面より突出し、
成形品22(図6参照)を突出して保持する。
【0058】型開きが完了すると、待機位置Mに位置し
ていた、成形品取出ユニット4のアーム83が、水平方
向に移動してピックアップ位置Lで停止し、そのバンド
84が、2本の突出しピン21上の成形品22をピック
し、そののちアーム83がワーク解放位置Nに移動した
後、ハンド84が成形品22を、コンベア86上のパレ
ット90に載った1つの被組付部品91へ供給して組付
ける。こののち、上述した成形品の射出成形、成形品の
取出し(ピック)、および組付けが連続的に行われ、そ
して、上述した動作が複数サイクル連続的の繰返される
と、成形品がそれぞれ組付けられた多数個の被組付部品
が得られる。
【0059】次に、図3および図9を参照しつつ、本実
施例の成形装置における、スクリュヘッドおよび逆流防
止リングの交換手順について説明する。
【0060】先ず、2つのエアシリンダ36によって射
出ユニット3を上昇させた後、シリンダヘッド41を加
熱筒42より取外すとともに、両ガイド軸54にビス止
めされた2つの下ストッパ部材65を両ガイド軸54よ
りそれぞれ取外すと、スクリュ保持体58はその自重に
よってスクリュ44とともに下降し、スクリュ保持体5
8およびスクリュ44は最下限位置に達する。これによ
り、スクリュヘッド45および逆流防止リング47は加
熱筒42外へ現われる。ここで、スクリュヘッド45お
よび逆流防止リング47を取外してそれぞれ新規なもの
を取付けて交換する。ついで、スクリュ44を若干上昇
させた後、前記取外した2つの下ストッパ部材65を両
ガイド軸54にそれぞれ装着し、最後にシリンダヘッド
41を加熱筒42に螺合して取付け、スクリュヘッド4
5および逆流防止リング47の交換が完了する。
【0061】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0062】スクリュ保持体にはボールねじを一体的に
設け、一方、成形装置本体にはボールねじと螺合するボ
ールナットを回転自在に埋設することで、従来のように
スクリュ保持体にボールナットおよびボールねじの逃げ
部を設ける必要がなくなるとともに、ボールナットの高
さ分および逃げ部の高さ分は、それぞれ成形装置本体の
厚みおよび回転動伝達手段の高さで吸収される。そのた
め、従来に比較してボールナットの高さと逃げ部の高さ
の分だけ電動式縦型射出成形装置の高さを低くすること
ができる。そのことによって、従来設置できなかった天
井の低いクリーンルーム等にも設置も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦型射出成形装置の一実施例の概略正
面図であり、金型が型閉じされている状態を示してい
る。
【図2】図1の概略側面図である。
【図3】図1および図2にそれぞれ示した射出ユニット
の縦断面図である。
【図4】成形品取出しユニットやコンベア等をも図示し
た図1と同様な図であり、金型が型開きされている状態
を示している。
【図5】成形品取出しユニットやコンベア等をも図示し
た図2と同様な図であり、金型が型開きされている状態
を示している。
【図6】金型の縦断面図であり、(A)は金型が型閉じ
されている状態を、(B)は金型が型開きされつつある
状態を、(C)は金型が完全に型開きされている状態を
示している。
【図7】図1および図2に示したショックアブソーバの
拡大図であり、型開き完了時において可動プラテンの下
端面により各ショックアブソーバの各ロッドが押圧され
ている状態を示している。
【図8】型締エアシリンダのエア供給回路図である。
【図9】図3に示した射出ユニットの先端部(スクリュ
ヘッド部)の拡大縦断面図である。
【図10】図1および図2に示した成形材料供給部の拡
大図である。
【図11】図3に示したロードセル部の拡大図である。
【図12】図4と同様な図であり、搬送装置(コンベ
ア)の代わりにテープカセットを用いた場合の図であ
る。
【図13】図12に示したテープカセットを示す図であ
り、(A)は拡大斜視図、(B)は(A)の要部拡大図
である。
【図14】従来の電動式縦型射出成形装置の射出ユニッ
トの要部の概略構成図である。
【符号の説明】
1 型締ユニット 2 シリンダユニット 3 射出ユニット 4 成形品取出ユニット(ロボット) 4a 架台 5 タイバー 6 金型 7 固定型(上型) 8 可動型(下型) 9 固定プラテン 10 可動プラテン 12 型締エアシリンダ P1 型締側ポート P2 型開き側ポート 13 検出片 14 固定側取付板 15 固定側型板 16 ホットチップ・ブッシング 17 通し孔 18 可動側取付板 19 スぺーサブロック 20 可動側型板 21 突出し板 22 成形品 23 突出しピン 24 圧縮コイルばね 25 ブラケット 26 型締エアシリンダ 26a ロッド 26b ピストン 27 型締エアシリンダ支持ピン 28 連結部材 29 トグルリンク機構 30 突当て部材支持スティ 31 突当て部材 32 第1のセンサ支持スティ 33a 第1のセンサ 33b 第2のセンサ 33c 第3のセンサ 34、35 ショックアブソーバ 34a、35a 本体 34b、35b ロッド 34c、35c ねじ軸部材 34d、35d 高さ調整ナット 34e、35e 回り止めナット 34f、35f ストッパナット 36 エアシリンダ 36a ロッド 38 下ベース連結部材 39 下ベース 40 ノズル 41 シリンダヘッド 42 加熱筒(バレル) 42a 連結部材 43 加熱筒取付部材 44 スクリュ 45 スクリュヘッド 46 溶融樹脂 47 逆流防止リング 48a,48b バンドヒータ 49 熱電対 50 シュート 51 ホッパ 51a シャッタ 51b 成形材料 52 ドレン口 53 閉塞部材 54 ガイド軸 55 スクリュ固定ピン 56 スクリュ延長軸 56a 第1の歯付きプーリ 57 ガイド棒 58 スクリュ保持体 58a 突出部 59 ベアリング 60 計量モータ 61 計量モータ保持スティ 62 第1のベルト 63 第2のセンサ支持スティ 64 上ストッパ部材 65 下ストッパ部材 66a 原点センサ 66b 下限センサ 67 ロードセル 68 コネクタ板 69 取付板 70 ボールねじ 71 ピン 72 ガイド板 73 上ベース 74 ベアリング 75 ボールナット 76 第2の歯付きプーリ 77 第2のベルト 78 射出モータ 79 射出モータ保持スティ 80 射出ユニットガイド軸 81 ガイド部材 82 ロボット本体 83 アーム 84 ハンド 85 待機位置センサ 86 コンベア 87 搬送ベルト 88 支柱 89 モータ 90 パレット 91 被組付部品 92 枠体 93 キャスタ 94 成形品保持テープ(エンボステープ) 94a 凹部 95 巻取り従動ローラ 96 カバーテープ 97 カバーテープ用ローラ 98 スプロケット 99 スプロケット駆動モータ 101 空気圧源 102 2方口弁 102a、103a、103b、104a、104b
ソレノイド 103 第1の4方口弁 104 第2の4方口弁 105a、105b スピードコントローラ 106 低圧レギュレータ 107 高圧レギュレータ 108 巻取り駆動ローラ 109 カバーガイド 110 巻取りモータ 111 駆動ローラ 112 テープカセット 113 ハンドリングゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二階堂 宣雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−154820(JP,A) 特開 昭61−185423(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱筒内に収納され、かつ鉛直方向に延
    びるスクリュを、回転自在に保持するスクリュ保持体
    と、前記スクリュを直進させるために、回転力を直進力
    に変換する上下駆動機構を介して前記スクリュ保持体に
    接続された射出モータとを有する電動式縦型射出成形装
    置において、 前記上下駆動機構は、前記スクリュ保持体に一体的に設
    けられた、鉛直方向に延びるボールねじと、 成形装置本体に回転自在に埋設され、前記ボールねじに
    螺合するボールナットと、 前記ボールナットの上部に設けられるとともに前記ボー
    ルねじが遊嵌する貫通孔が形成され、前記射出モータの
    回転力を前記ボールナットに伝達する回転動伝達手段と
    で構成され、 前記ボールねじの長さは、前記ボールねじが最上限まで
    上昇しても、前記ボールねじの上端が前記回転動伝達手
    段より突出しない長さとなっていることを特徴とする電
    動式縦型射出成形装置。
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