JPH0592172U - 薬液用容器 - Google Patents
薬液用容器Info
- Publication number
- JPH0592172U JPH0592172U JP3839792U JP3839792U JPH0592172U JP H0592172 U JPH0592172 U JP H0592172U JP 3839792 U JP3839792 U JP 3839792U JP 3839792 U JP3839792 U JP 3839792U JP H0592172 U JPH0592172 U JP H0592172U
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- Japan
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- jig
- container
- mouth
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内袋に入れた薬液用容器において、内部の口
部を容器口部側に封止状態に、かつ着脱自在に装着させ
る。 【構成】 容器1の口部8内に中間治具Aを装着する。
中間治具Aは薬液通路6をもつ円柱部3と、通気孔6a
をもつ鍔部4とからなり、円柱部3の下面に接着支持さ
れた内袋2の口部2aを薬液通路6に連絡させる。薬液
通路6には栓体治具Bを装着する。キャップ治具Cは容
器口部8を挟持する外筒部9と内筒部10と頂面板部1
1とからなる。頂面板部11は切り取り用スリット12
で囲まれた部分を舌片13を持って切除できる。 【効果】 上記構成により、中間治具に内袋の口部を接
着支持させることで、内袋口部を容器口部に封止状態
に、かつ着脱自在に装着することが可能となる。また、
スリット12で囲まれた部分を切除し、栓体治具を外し
たあと、薬液分配用治具をセットできる。
部を容器口部側に封止状態に、かつ着脱自在に装着させ
る。 【構成】 容器1の口部8内に中間治具Aを装着する。
中間治具Aは薬液通路6をもつ円柱部3と、通気孔6a
をもつ鍔部4とからなり、円柱部3の下面に接着支持さ
れた内袋2の口部2aを薬液通路6に連絡させる。薬液
通路6には栓体治具Bを装着する。キャップ治具Cは容
器口部8を挟持する外筒部9と内筒部10と頂面板部1
1とからなる。頂面板部11は切り取り用スリット12
で囲まれた部分を舌片13を持って切除できる。 【効果】 上記構成により、中間治具に内袋の口部を接
着支持させることで、内袋口部を容器口部に封止状態
に、かつ着脱自在に装着することが可能となる。また、
スリット12で囲まれた部分を切除し、栓体治具を外し
たあと、薬液分配用治具をセットできる。
Description
【0001】
本考案は、薬液用容器に係るもので、特に容器の中に薬液を直接収納する内袋 を有する輸送用薬液用容器の改良に関する。
【0002】
従来、レジスト、ドーバント、酸、溶媒、塩基等の薬液を収納する容器には、 薬液の汚染防止のため、耐薬品性に優れたフッ素系樹脂製容器が多用されている 。 しかし、フッ素系樹脂製容器は他の樹脂材に較べコスト的に高価である。また 、中味が例えばレジストの場合、回収容器の洗浄が困難であるため、再使用せず 使い捨てとなる場合が多い。 そこで、フッ素系樹脂以外の樹脂、あるいはガラス、もしくは金属等の容器を 用い、その中にフッ素樹脂製の内袋を入れ、この内袋に薬液を収納し、これを使 い捨てにするようにした内袋付き薬液容器が提案されている。
【0003】
上記構成の容器は、使い捨て内袋に薬液を収納するので、洗浄の手数が省け、 しかも容器の再使用を可能とした点で薬液用容器として最適であるが、それには 少なくとも下記の条件を満足できるものが望ましい。 (1)容器側キャップを取外したあと、内袋口部を開封しないで、薬液の取り出 しがすぐにできるように、内袋口部を開口状態にして容器口部側に強固に、かつ 着脱自在に支持できること。 (2)また、内袋から薬液を取り出すための取り出し治具の着脱が容易にできる こと。 (3)内袋の薬液が容器と接触しないようにする。 (4)内袋の薬液が容器の口部から外に漏れないようにする。
【0004】
本考案は、上記に挙げたすべての条件を充分に満足できる内袋付き薬液用容器 を提供することを目的としている。
【0005】
本考案は、容器の中に内袋を入れた薬液用容器において、容器口部に着脱自在 とされ、容器に入れた内袋の口部を外部に連絡する薬液通路を有し、その薬液通 路に内袋口部を封止状に支持する中間治具と、前記中間治具の薬液通路の上端に 着脱自在とされた栓体治具と、容器中間治具および栓体治具を覆うように容器口 部側に着脱自在とされたキャップ治具とを備えていることを要旨としている。
【0006】
上記構成によれば、内袋の口部は容器の口部に設けた中間治具の薬液通路に封 止状に支持される。また薬液通路は栓体治具で密閉される。また、キャップ治具 および栓体治具を取外したあと、中間治具の薬液通路に薬液分配用治具を装着す ることで、薬液の取り出しが可能となる。
【0007】
図1〜図4に、本考案の一実施例を示す。 同図において、1は容器である。これは落下や転倒等で破損しない剛性を有す るプラスチックや金属等で形成したものが使用される。2は内袋であり、これは 例えば耐薬品性に優れたフッ素樹脂系の樹脂袋体が用いられる。
【0008】 Aは中間治具、Bは栓体治具、Cはキャップ治具であり、それぞれプラスチッ クで成形されている。 中間治具Aは、円柱部3とその下部から突出する鍔部4とよりなり、円柱部3 の下面側に内袋2の口部2aが接着剤5または熱融着等で接着支持されている。 円柱部3には内袋2の口部に連絡する2つの薬液通路6が設けられ、各通路の上 端に栓体治具Bとなる平ビス7が螺合自在とされている。鍔部4には、容器と内 袋とのあいだに外部エヤーを導入する通気孔6aが設けられている。このように 構成された中間治具Aはその鍔部4が容器1の口部8の内側に僅かに突出した環 状の突縁8a上に載せられることにより、容器内に中間治具が落下しないように なっている。
【0009】 キャップ治具Cは、容器の口部8を挾み込むネジ付き外筒部9とネジなし内筒 部10と、両筒部を支持する頂面板部11とで形成され、外筒部9の雌ネジ9a が容器口部8の雄ネジ8aに螺合することで、容器口部に装着され、同時に内筒 部10は容器口部の内側にあって、前記中間治具Aの鍔部4を上から押え込み、 さらに頂面板部11は栓体治具Bの平ネジ7を押え込む状態となる。
【0010】 また、キャップ治具Cの頂面板部11には、環状の切り取り用スリット12と 舌片13とが設けられており、舌片13を持って引っ張り上げることで、スリッ ト12で囲まれた頂面板部分をスリット部分で切り取ることができるようになっ ている。
【0011】 この構造は、薬液を取り出す際に、キャップ治具Cを取外して中間治具Aの薬 液通路6に後記する薬液分配用治具を装着して薬液抽出作業を行なうと、中間治 具がガタツクので、これを防止するためである。
【0012】 容器内の内袋に入れてある薬液を取り出すには、キャップ治具Cの頂面板部1 1にある舌片13を持って引っ張り上げ、スリット12で囲まれた頂面板部分を 切り取って開放状態にし、そこから栓体治具Bを取外し、図4に示すように、薬 液分配用治具Dの抽出用チューブ14およびエヤーチューブ15を中間治具Aに 設けた2つの通路6,6を介して内袋内に挿入することで行なわれる。
【0013】 上記内袋付き容器の構成によれば、下記の効果が得られる。 (1)薬液は使い捨て用内袋に収納しているので、容器の洗浄処理は不要となり 、かつ容器を再使用できる。 (2)内袋の口部を容器口部に着脱自在とした中間治具で支持する構造としてい るので、内袋の着脱も容易に行なえる。 (3)栓体治具の使用により、内袋の口部を完全密封が可能となる。 (4)また栓体治具を取外したあと、中間治具の薬液通路の薬液分配用治具を装 着することで、内袋を容器口部側に支持させた状態で、薬液の取り出しができる 。 (5)さらにキャップ治具の使用により、容器口部へのゴミ付着を防止できる。
【0014】 図5〜図6に、本考案の他の実施例を示す。なお、図1〜図3と同一または類 似する部材には同じ符号が付されている。 本実施例での中間治具A’は、円柱部16とその外側を同心に囲む外筒部17 とで、容器口部8を挾み込める構造とされ、外筒部17の雌ネジ17aが口部8 の雄ネジ8aに螺合することで、口部8に装着される。
【0015】 中間治具A’の円柱部16には、その中心部位に薬液抽出用チューブ18が嵌 挿され、円柱部16より下方に突出するチューブの下端鍔部18aに、内袋2の 口部2aが接着剤19または熱融着等で接着支持されている。チューブ18の上 部にはネジ継手20が連結され、これに栓体治具B’の袋ナット21が螺装され ている。円柱部16にはエヤーを容器と内袋とのあいだに導入する通気孔16a が設けられている。
【0016】 キャップ治具C’は帽状体22で形成され、雌ネジ22aが前記中間治具A’ の外筒部17の雄ネジ17bに螺合される。 内袋の薬液を取り出すには、キャップ治具C’および栓体治具B’を順次に取 外し、そこに薬液分配用治具Eを螺装すると共にその抽出用チューブ23を中間 治具A’側のチューブ18を通して内袋2のなかに挿入することで行なわれる。 その間、中間治具A’にある通気孔16aから容器内にエヤーが導入される。 図5による実施例でも、図1と同様な作用・効果が得られる。
【0017】
以上に述べたように、本考案によれば、内袋を容器口部側に強固に支持するこ とができ、またその内袋の口部を完全密封することができると共に、薬液分配用 治具の装着が容易に行なえる薬液用容器を得ることができる。
【図1】本考案の一実施例を示す薬液用容器の断面図で
ある。
ある。
【図2】中間治具の斜視図である。
【図3】キャップ治具の斜視図である。
【図4】薬液分配用治具をセットした容器の部分断面図
である。
である。
【図5】本考案の他の実施例を示す薬液用容器の断面図
である。
である。
【図6】薬液分配用治具をセットした容器の部分側面図
である。
である。
1 容器 2 内袋 2a 内袋の口部 A 中間治具 3 円柱部 4 鍔部 5 接着部 6 薬液通路 6a 通気孔 B 栓体治具 7 平ビス 8 容器の口部 8a 突縁 C キャップ治具 9 外筒部 10 内筒部 11 頂面板部 12 切り取り用スリット 13 舌片 D 薬液分配用治具 14 抽出用チューブ 15 エヤーチューブ A’ 中間治具 16 円柱部 17 外筒部 18 薬液抽出用チューブ 18a 鍔部 19 接着部 20 ネジ継手 B’ 栓体治具 21 袋ナット C’ キャップ治具 22 帽状体 23 薬液抽出用チューブ
Claims (1)
- 【請求項1】 容器の中に内袋を入れた薬液用容器にお
いて、容器口部に着脱自在とされ、容器に入れた内袋の
口部を外部に連絡する薬液通路を有し、その薬液通路に
内袋口部を封止状に支持する中間治具と、前記中間治具
の薬液通路の上端に着脱自在とされた栓体治具と、容器
中間治具および栓体治具を覆うように容器口部側に着脱
自在とされたキャップ治具とを備えていることを特徴と
する薬液用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3839792U JPH0592172U (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 薬液用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3839792U JPH0592172U (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 薬液用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592172U true JPH0592172U (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=12524159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3839792U Pending JPH0592172U (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 薬液用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0592172U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177056A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | レジスト液回収方法 |
JP2009177057A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | レジスト液供給回収システム |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP3839792U patent/JPH0592172U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177056A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | レジスト液回収方法 |
JP2009177057A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | レジスト液供給回収システム |
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