JPH0592016U - ワイパ装置におけるピボツト軸のピボツトキヤツプ構造 - Google Patents

ワイパ装置におけるピボツト軸のピボツトキヤツプ構造

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JPH0592016U
JPH0592016U JP3950792U JP3950792U JPH0592016U JP H0592016 U JPH0592016 U JP H0592016U JP 3950792 U JP3950792 U JP 3950792U JP 3950792 U JP3950792 U JP 3950792U JP H0592016 U JPH0592016 U JP H0592016U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパ装置のピボツト軸に装着されて、ピボ
ツト軸に水や埃が浸入するのを防止するために設けられ
るピボツトキヤツプの、防水、防塵性を高める。 【構成】 ピボツトキヤツプ5に、先端部がアームヘツ
ド4の凹溝部4aのコーナー部に対設するように第一リ
ツプ辺5eを形成すると共に、ピボツト軸先端部2aに
封止状に摺接する突条5gが先端部に形成された第二リ
ツプ辺5fを、第一リツプ辺5eの内側位置に形成し、
アームヘツド4とピボツトキヤツプ5との間から浸入す
る水や埃を外部ピボツト軸2側に浸入するのを防止す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自家用車、バス、トラツク等の車両に装備されるワイパ装置におけ るピボツト軸のピボツトキヤツプ構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
一般に、車両に装備されるワイパ装置のなかには、車体に一体的に取付けられ るスリーブに回動自在に軸承したピボツト軸を車体に開設した取付け孔に対し内 側から外方に向けて貫通せしめ、その先端部に、ワイパアームのアームヘツドを 一体的に取付けて構成したものがあるが、このものにおいて、ピボツト軸に、ス リーブによるピボツト軸の軸承部に水や塵埃が浸入するのを防止するためピボツ トキヤツプを回動自在に嵌着することになる。 ところで従来、この様なピボツトキヤツプとしては、車体の取付け孔周縁部に 封止状に止着される脚部と、該脚部から先端側に向けて延び、ピボツト軸先端部 に回動自在ではあるが封止状に摺接してシールするシール部とを備えていたが、 このものでは、シール部とピボツト軸先端部とは摺接するものであるため、どう してもこれら摺接部への水と塵埃の浸入を妨げられず、そして、浸入した塵埃が 水と共に研磨材的に作用し、これによつてシール部での摩耗が反つて促進されて 早期のうちにシール性が損われるという問題がある。
【0003】 そこで例えば、実公平2−42531号公報に示される如く、シール部から先 端側ほど拡開するようスカート状にリツプ辺を形成し、該リツプ辺をアームヘツ ドのピボツト軸取付け部に凹設した凹溝部に嵌入するようにして水や塵埃等の浸 入経路を迷路化したものがあり、リツプ辺のないものに比して浸入量を大幅に低 減したものが提唱される。しかるに、このように迷路化したものであつても、近 時一段と強く要求される製品の信頼性の向上には更なる性能アツプが求められて いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるワイパ 装置におけるピボツト軸のピボツトキヤツプ構造を提供することを目的として創 案されたものであつて、車体に一体的に取付けられたスリーブに回動自在に軸支 されたピボツト軸の先端部を、車体に開設した取付け孔に内側から貫通せしめて 外方に突出し、該突出したピボツト軸先端部にワイパアームのアームヘツドを一 体的に取付けて構成されるワイパ装置において、前記ピボツト軸に筒状をしたゴ ム質弾性材からなるピボツトキヤツプを取付けるにあたり、該ピボツトキヤツプ は、前記車体取付け孔の周縁部に封止状に止着される脚部と、該脚部から先端側 に延び、ピボツト軸先端部に回動自在ではあるが封止状に摺接してシールするシ ール部と、該シール部から先端側ほど拡開するようスカート状に突出形成されて 、アームヘツドのピボツト軸取付け部に凹設した凹溝部に嵌入する第一リツプ辺 と、該第一リツプ辺の内側位置で前記凹溝部に嵌入するよう前記シール部から筒 状に突出形成されて、ピボツト軸先端部に回動自在ではあるが封止状に摺接して シールする第二リツプ辺とを備えたものとし、第一リツプ辺の内周面部と第二リ ツプ辺の外周面部とのあいだに略V溝状の浸入物阻止部を形成したことを特徴と するものである。
【0005】 そして本考案は、この構成によつて、一段と優れた防塵性を確保できて、信頼 性の大幅な向上を計ることができるようにしたものである。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は車体 側に一体的に取付けられるスリーブであつて、該スリーブ1にはピボツト軸2が 傾斜状態で回動自在に軸承されているが、ピボツト軸2の先端部は車体に開設さ れた取付け孔3を貫通して外方に突出しており、この突出した先端部2aに窓面 を払拭するワイパアームのアームヘツド4がナツト4bを用いて一体的に取付け られている。また、アームヘツド4の基端部裏面には凹溝部4aが形成されてい るものであるが、これらの構成は何れも従来通りの構成となつている。
【0007】 5は本考案が実施されたピボツトキヤツプであつて、該ピボツトキヤツプ5は 、筒状をした天然ゴム、合成ゴム等のゴム質弾性材からなる弾性体から形成され たものであつて、ピボツトキヤツプ5に形成される脚部5aは取付け孔3の周縁 部に封止状に止着されており、そしてこの脚部5aから凹溝部4aの周縁突部4 cに向けて凸条辺5bが突出形成されていてピボツトキヤツプ5とアームヘツド 4とのあいだの間隙を小さくしている。さらにこの凸条辺5bから続くようにし て先端側にシール部5cが筒状に延設されているが、該シール部5cの内周面に は、ピボツト軸先端部2aに回動自在ではあるが封止(押圧)状に摺接してシー ルする複数条のシール突条部5dが形成されている。また、このシール部5cの 凹溝部4aに遊嵌した先端部には、第一と第二のリツプ辺5e、5fがそれぞれ 先端側に向けて突出形成されているが、そのうちの第一リツプ辺5eは、先端側 ほど拡開してスカート状になつており、その先端部は凹溝部4aのコーナー部に 近接対向するようになつている。また、第二リツプ辺5fは、第一リツプ辺5e の内側位置で円筒状に形成されており、その先端部は、凹溝部4aの溝底面に近 接対向し、かつその先端部内周面には、ピボツト軸先端部2aに封止(押圧)状 に摺接する突条5gが形成されている。そして、これら第一、第二の両リツプ辺 5e、5fの内外周面に囲まれた略V溝状字形をした浸入物阻止部5hが凹溝部 5aの溝底面に対向する状態で形成されている。因みに本実施例においては、シ ール突条部5dのピボツト軸先端部2aに対する押圧力の方が、突条5gのもの よりも大きくなるように設定されている。
【0008】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、水や塵埃が、凸条辺5bと周 縁突部4cとのあいだを通つて浸入しようとしたとき、第一リツプ辺5eの存在 によつて大方のものが阻止されるが、ここを通つて深く浸入しようとする残りの ものは、勢いが殆ど衰弱した状態で第一リツプ辺5eと第二リツプ辺5fとによ つて形成される略V溝状の浸入物阻止部5hに達し、そして下方に位置する第一 リツプ辺5eに案内され、凸条辺5bと周縁突部4cとの間を通つて外部に流れ 出すことになり、第二リツプ辺5fを越えてさらに深く浸入するものは殆ど皆無 に近い状態になる。この結果、シール突条部5dへの塵埃等の浸入を確実に阻止 できることになつて、信頼性の大幅な向上が計れることになる。
【0009】 しかもこのものにおいて、第二リツプ辺5fを越えて浸入しようとする塵埃等 があつたとして、この塵埃等は極めて僅かではあるが、このものは、第二リツプ 辺5fの突条5gのピボツト軸先端部2aとの摺接部で阻止されることになつて 、シール突条部5d位置に達するには可成りの距離的および時間的経過を要する ことになり、このため、長期間に亘つて信頼性の高いシール効果を発揮すること になる。
【0010】 さらにこのものにあつては、第二リツプ辺5fの突条5gの押圧力が、シール 部5cのシール突条部5dのものよりも小さくなるよう設定しているため、ピボ ツト軸2がピボツトキヤツプ5内を回動したときに、第二リツプ辺5fがピボツ ト軸2に連れ回りして捩れてしまうような不都合が無く、ピボツトキヤツプ5の 繰返し変形による早期劣化も防止できるという利点があり都合がよい。
【0011】
【作用効果】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、ピボツトキヤ ツプとアームヘツドとの間を通つて水や塵埃が浸入しようとしたとき、第一リツ プ辺の存在によつて大方のものが阻止されるが、ここを通つて深く浸入しようと する残りのものは、勢いが殆ど衰弱した状態で第一リツプ辺の内周面部と第二リ ツプ辺の外周面部とによつて形成される略V溝状の浸入物阻止部に達し、下方に 位置する第一リツプ辺に案内されて外部に流れ出すことになり、また、第二リツ プ辺を越えてさらに深く浸入しようとするものは殆ど皆無に近い状態にすること ができる。この結果、シール部への塵埃等の浸入を確実に阻止できることになつ て、信頼性の大幅な向上が計れることになる。
【0012】 しかもこのものにおいて、第二リツプ辺を越えて浸入しようとする塵埃等があ つたとして、この塵埃等は極めて僅かではあるが、このものは、第二リツプ辺の ピボツト軸先端部との摺接部において阻止されることとなり、シール部に達する には可成りの距離的および時間的経過を要することになり、このため、長期間に 亘つて信頼性の高いシール効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイパ装置のピボツト軸部の断面図である。
【図2】ピボツト軸部の要部断面図である。
【符号の説明】
1 スリーブ 2 ピボツト軸 3 取付け孔 4 アームヘツド 4a 凹溝部 5 ピボツトキヤツプ 5a 脚部 5c シール部 5e 第一リツプ辺 5f 第二リツプ辺 5h 浸入物阻止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に一体的に取付けられたスリーブに
    回動自在に軸支されたピボツト軸の先端部を、車体に開
    設した取付け孔に内側から貫通せしめて外方に突出し、
    該突出したピボツト軸先端部にワイパアームのアームヘ
    ツドを一体的に取付けて構成されるワイパ装置におい
    て、前記ピボツト軸に筒状をしたゴム質弾性材からなる
    ピボツトキヤツプを取付けるにあたり、該ピボツトキヤ
    ツプは、前記車体取付け孔の周縁部に封止状に止着され
    る脚部と、該脚部から先端側に延び、ピボツト軸先端部
    に回動自在ではあるが封止状に摺接してシールするシー
    ル部と、該シール部から先端側ほど拡開するようスカー
    ト状に突出形成されて、アームヘツドのピボツト軸取付
    け部に凹設した凹溝部に嵌入する第一リツプ辺と、該第
    一リツプ辺の内側位置で前記凹溝部に嵌入するよう前記
    シール部から筒状に突出形成されて、ピボツト軸先端部
    に回動自在ではあるが封止状に摺接してシールする第二
    リツプ辺とを備えたものとし、第一リツプ辺の内周面部
    と第二リツプ辺の外周面部とのあいだに略V溝状の浸入
    物阻止部を形成したことを特徴とするワイパ装置におけ
    るピボツト軸のピボツトキヤツプ構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS561866U (ja) * 1979-06-19 1981-01-09
JPS62156570U (ja) * 1986-03-27 1987-10-05
JPH0242531U (ja) * 1988-09-19 1990-03-23

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