JPH0591996U - 車両用負荷制御装置 - Google Patents

車両用負荷制御装置

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JPH0591996U
JPH0591996U JP3286392U JP3286392U JPH0591996U JP H0591996 U JPH0591996 U JP H0591996U JP 3286392 U JP3286392 U JP 3286392U JP 3286392 U JP3286392 U JP 3286392U JP H0591996 U JPH0591996 U JP H0591996U
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JP
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signal
circuit
power
vehicle
state
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JP3286392U
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忠志 脇谷
雅司 櫻井
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両が長期駐車されるような状況下でも車載
バッテリが過放電状態になる事態を極力阻止すること。 【構成】 車載バッテリ11から給電されるCPU17
は、常時においてホルト(HALT)モードで待機し、
発振器14からのパルス信号Spにより周期的にウェー
クアップされる。CPU17は、ウェークアップ状態で
は所定の割合でトランジスタ13をオン状態に切換えて
高周波ユニット15に給電し、この給電状態で高周波ユ
ニット15から送られてくる検波信号Sdに遠隔操作信
号が含まれていた場合には、当該遠隔操作信号に基づい
たドアロック機構16の動作制御を行う。この場合、C
PU17は、そのウェークアップ時にトランジスタ13
をオン状態に切換える割合を、ドアロック機構16の非
制御状態の継続時間が長くなるのに応じて減少させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電波、赤外線などの空中伝播信号を利用した遠隔操作信号を受信し たときに、その遠隔操作信号に基づいて車両用負荷の動作制御を行うようにした 車両用負荷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車用ドアロック機構の解錠及び施錠動作を、運転者が携帯した 端末装置からの遠隔操作用電波信号により行い得るようしたシステムが実用に供 されている。このようなシステムでは、電波信号に所定の暗号コードを含ませた 構成とした上で、自動車側に、上記電波信号を受信する受信回路と、その受信電 波信号に含まれる暗号コードを解読してドアロック機構の動作制御を行う制御回 路とを含んで成る負荷制御装置を設ける構成とされるのが通常である。
【0003】 図5には、このような負荷制御装置の電気的構成の一例が概略的に示されてい る。即ち、図5において、車載バッテリ1からヒューズ1aを介して給電される 受信回路としての高周波ユニット2は、図示しない携帯型送信機からの電波信号 をアンテナ2aを介して受信可能に構成されている。尚、上記電波信号は、自動 車用ドアロック機構3の解錠を指令する第1の遠隔操作信号と、施錠を指令する 第2の遠隔操作信号とを送信可能となっており、各遠隔操作信号は所定の暗号コ ードを含んだ設定となっている。制御回路を構成するCPU4の電源は、車載バ ッテリ1からヒューズ1a及びスイッチング回路を構成するpnp形トランジス タ5を介して与えられるようになっている。
【0004】 高周波ユニット2は、電波信号の受信期間中だけ立ち上がるセンシング信号S aを出力する構成となっており、このセンシング信号Saが出力された期間には 、トランジスタ5がNOR回路6を介してオンされる。従って、電波信号の受信 期間中は、トランジスタ5を通じてCPU4に給電されることになる。また、高 周波ユニット2は、受信した電波信号を検波し、その検波信号SdをCPU4に 与える構成となっている。
【0005】 CPU4は、高周波ユニット3からの検波信号Sd中に第1及び第2の遠隔操 作信号が含まれているか否かを判断し、第1の遠隔操作信号が含まれていた場合 には、ドライバ7を通じてドアロック機構3の解錠動作を実行し、第2の遠隔操 作信号が含まれていた場合には、ドライバ7を通じてドアロック機構7の施錠動 作を実行する。尚、CPU4は、上記ドアロック機構7の制御動作が終了するま での期間は、自己保持信号Shを出力する構成となっており、この自己保持信号 ShによりNOR回路6を通じてトランジスタ5をオン状態に保持する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近年の自動車にあっては、上記のような負荷制御装置の他にも駐車 時において電力を消費する種々の電子機器を搭載するようになってきており、車 載バッテリが過放電状態となる所謂バッテリ上りの防止を図る上において、駐車 状態での消費電流を低減することが重要なテーマとなっている。しかしながら、 前記従来の負荷制御装置では、CPU4の電源は電波を受信したときのみ立ち上 げるようにしているが、高周波ユニット2の電源は、これをスタンバイ状態に維 持するために常時投入しておく構成となっているため、駐車時における消費電流 が比較的多くなるという問題点があり、特に長期間に渡って駐車される場合には バッテリ上りを招く虞が大きくなる。
【0007】 斯かる問題点に対処するために、従来では、高周波ユニット2及びCPU4の 電源を間欠的に投入する構成とすることにより、平均消費電流の低減を図ること が考えられている。具体的には、図6に示すように、トランジスタ5をNOR回 路6を介して間欠的にオンさせる発振器8(これの消費電力はきわめて少ない) を設け、トランジスタ5のオン状態でのみ高周波ユニット2及びCPU4の電源 が与えられるように構成する。
【0008】 しかしながら、このような構成とした場合でも、駐車状態での平均消費電流は 常に一定であるため、長期間に渡って駐車される場合にはバッテリ上りを招く虞 が依然として存在する。
【0009】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両が長期駐車 されるような状況下でも車載バッテリが過放電状態になる事態を極力阻止し得る ようになる車両用負荷制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、空中伝播信号より成る遠隔操作信号を受 信可能な受信回路、この受信回路に給電するための電源ラインと車載バッテリと の間に介在されたスイッチング回路、車載バッテリから給電されると共に、ホル トモードで待機した状態とウェークアップ状態とに周期的に切換えられるように 構成され、ウェークアップされたときに前記スイッチング回路をオン状態に切換 える制御を行うと共に、前記受信回路の受信信号に前記遠隔操作信号が含まれて いた場合にその遠隔操作信号に基づいた車両用負荷の制御を行う制御回路を夫々 設けた上で、前記制御回路を、各ウェークアップタイミングにおいて前記スイッ チング回路をオン状態に切換える割合を、前記車両用負荷の非制御状態の継続時 間が長くなるのに応じて減少させる構成としたものである。
【0011】
【作用】
スイッチング回路がオンされた状態では、受信回路に対し車載バッテリから電 源ラインを通じて給電されるようになり、その受信回路が能動状態に切換えられ る。車載バッテリから給電されるようの設けられた制御回路は、ホルトモードで 待機した状態とウェークアップ状態とに周期的に切換えられるようになり、その ウェークアップタイミングでは、所定の割合で前記スイッチング回路をオン状態 に切換えて前記受信回路に給電する。制御回路は、このような状態で受信回路の 受信信号に遠隔操作信号が含まれていた場合には、当該遠隔操作信号に基づいた 車両用負荷の制御を行う。
【0012】 この場合、制御回路は、そのウェークアップタイミングにおいてスイッチング 回路をオン状態に切換える割合を、車両用負荷の非制御状態の継続時間が長くな るのに応じて減少させるようになるから、車両が長期間に渡って駐車される場合 には、受信回路に電源が供給される割合が次第に少なくなって、全体の消費電流 が抑制されるようになり、車載バッテリが過放電状態に陥る事態が極力阻止され ることになる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例について図1、図2を参照しながら説明する。図1 には、自動車用負荷制御装置の電気的構成が本考案の要旨に関係する部分につい てのみ概略的に示されている。
【0014】 即ち、図1において、車載バッテリ11と電源ライン12との間には、ヒュー ズ11a及びスイッチング回路としてのpnp形トランジスタ13のエミッタ・ コレクタ間が直列に介在されている。
【0015】 ウェークアップ回路として機能する発振器14は、車載バッテリ11からヒュ ーズ11aを介して常時通電されるように設けられており、一定周期のパルス信 号Spを出力する構成となっている。尚、このパルス信号Spの出力周期は例え ば0.5秒に設定されており、また、発振器14の消費電力は、きわめて小さく なるように構成されている。
【0016】 電源ライン12から給電される受信回路としての高周波ユニット15は、図示 しない携帯型送信機から送信されてくる空中電波信号としての高周波電波信号を アンテナ15aを介して受信できるように構成されており、電源ライン12を介 して給電された状態で電波信号を受信したときには、その電波信号を検波して検 波信号Sdを出力する。この場合、上記携帯型送信機から送信される電波信号は 、車両用負荷としての自動車用ドアロック機構16の解錠を指令する第1の遠隔 操作信号と、施錠を指令する第2の遠隔操作信号とを送信可能となっており、各 遠隔操作信号は所定のシリアル暗号コードを含んだ設定となっている。
【0017】 常時において車載バッテリ11からヒューズ11aを介して給電される制御回 路としてのCPU17は、発振器14からのパルス信号Sp及び高周波ユニット 15からの検波信号Sdを受けるようになっている。この場合、CPU17は、 常時においてホルト(HALT)モードで待機すると共に、前記発振器14から のパルス信号Spを受ける毎に起動されてウェークアップ状態に切換えられる構 成となっており、そのウェークアップ状態では、検波信号Sdの内容及び予め設 定されたプログラムに基づいて、ドライバ18を介したドアロック機構16の動 作制御並びにインバータ19を介したトランジスタ13のオンオフ制御を行うよ うになっている。
【0018】 しかして、図2にはCPU17による制御内容が概略的に示されており、以下 これについて関連した作用と共に説明する。
【0019】 即ち、図2に示す制御は、CPU17がパルス信号Spによりウェークアップ される毎に実行する部分を示したものであり、そのウェークアップ後には、まず タイマ時間Tを一定時間ΔT相当値だけインクリメントする(ステップS1)。 この場合、上記インクリメント時間ΔTは、前記パルス信号Spの出力周期(つ まりCPU17のウェークアップ周期)と等しい0.5秒に設定されている。従 って、タイマ時間Tは、実際の経過時間に対応したものとなる。
【0020】 上記ステップS1の実行後には、タイマ時間Tが24時間以下か否かを判断し (ステップS2)、24時間以下であった場合には、ハイレベル信号より成る保 持信号Shを出力開始する(ステップS3)。この保持信号Shは、インバータ 19によりローレベル信号に反転されてトランジスタ13のベースに与えられる ものであり、これに応じてトランジスタ13がオンされて高周波ユニット15に 給電された状態となる。つまり、CPU17は、タイマ時間Tが24時間以下で あった場合には、そのウェークアップ毎にランジスタ13をオンさせて高周波ユ ニット15に給電するものである。
【0021】 次いで、検波信号Sdの入力の有無を所定の短時間τだけ判断し(ステップS 4、S5)、上記時間τ内に検波信号Sdが入力されなかった場合には、カウン ト値Nを初期値である「1」に設定するステップS6、自身をホルトモードに切 換えるステップS7を実行して動作停止する。
【0022】 これに対し、時間τ内に検波信号Sdが入力された場合(ステップS4で「Y ES」)には、その検波信号Sdを解読するルーチンS8を実行した後に、その 解読検波信号Sd中に前記第1及び第2の遠隔操作信号が有するシリアル暗号コ ードが含まれているか否かを判断する(ステップS9)。ここで、「NO」と判 断した場合、つまり検波信号Sd中に第1及び第2の遠隔操作信号が含まれてい ない場合には、前記検波信号Sdの入力の有無を所定の短時間τだけ判断するル ープ(ステップS4、S5)へ移行するが、「YES」と判断した場合には動作 制御ルーチンS10を実行する。
【0023】 この動作制御ルーチンS10では、検波信号Sd中に第1の遠隔操作信号が含 まれていた場合に、ドライバ18を通じてドアロック機構16の解錠動作を実行 し、第2の遠隔操作信号が含まれていた場合に、ドライバ18を通じてドアロッ ク機構16の施錠動作を実行する。
【0024】 このようなドアロック機構16の制御動作の実行後には、保持信号Shの出力 を停止するステップS11、タイマ時間Tを「0」に変更するステップS12を 実行した後に、前記ステップS6、S7を実行して動作停止する。これにより、 ドアロック機構16の動作制御が行われたときには、その制御動作の終了に応じ た保持信号Shの出力停止により、トランジスタ13がオフされて受信回路15 への給電が停止されるものであり、また、これと同時にタイマ時間Tが初期化さ れるようになる。従って、タイマ時間Tは、ドアロック機構16の非制御状態の 継続時間を示すものとなる。
【0025】 一方、前記ステップS2で「NO」と判断した場合、つまりタイマ時間Tが2 4時間を越えていた場合には、タイマ時間Tが48時間以下か否かを判断し(ス テップS13)、48時間以下であった場合には、前記カウント値Nが「2」か 否かを判断する(ステップS14)。
【0026】 上記ステップS14で「NO」と判断したときには、カウント値Nを「1」だ けインクリメントし(ステップS15)、この後にホルトモードに切換わる前記 ステップS7を実行して動作停止する。これに対して、ステップS14で「YE S」と判断したときには前記ステップS3以降の制御を実行する。
【0027】 従って、CPU17は、タイマ時間Tが24時間を越え且つ48時間以下であ った場合には、そのウェークアップが2回行われる毎に1回だけトランジスタ1 3をオンさせて高周波ユニット15に給電するものである。
【0028】 前記ステップS13で「NO」と判断した場合、つまりタイマ時間Tが48時 間を越えていた場合には、タイマ時間Tが96時間以下か否かを判断し(ステッ プS16)、96時間以下であった場合には、カウント値Nが「4」か否かを判 断する(ステップS17)。
【0029】 上記ステップS17で「NO」と判断したときには、カウント値Nを「1」だ けインクリメントするステップS15、ホルトモードに切換わるステップS7を 順次実行して動作停止する。これに対して、ステップS17で「YES」と判断 したときには前記ステップS3以降の制御を実行する。
【0030】 従って、CPU17は、タイマ時間Tが48時間を越え且つ96時間以下であ った場合には、そのウェークアップが4回行われる毎に1回だけトランジスタ1 3をオンさせて高周波ユニット15に給電するものである。
【0031】 前記ステップS16で「NO」と判断した場合、つまりタイマ時間Tが96時 間を越えていた場合には、カウント値Nが「16」か否かを判断する(ステップ S18)。
【0032】 上記ステップS18で「NO」と判断したときには、カウント値Nを「1」だ けインクリメントするステップS15、ホルトモードに切換わるステップS7を 順次実行して動作停止する。これに対して、ステップS18で「YES」と判断 したときには前記ステップS3以降の制御を実行する。
【0033】 従って、CPU17は、タイマ時間Tが96時間を越えた場合には、そのウェ ークアップが16回行われる毎に1回だけトランジスタ13をオンさせて高周波 ユニット15に給電するものである。
【0034】 以上要するに、CPU17は、常時おいて消費電流が小さくて済むホルトモー ドで待機し、高周波ユニット15は、CPU17が周期的にウェークアップされ るタイミングにおいて所定の割合で給電されることになるから、全体の平均消費 電流を低く抑制できるようになる。
【0035】 この場合、CPU17は、ドアロック機構16の非制御状態の継続時間が24 時間以内の場合は、そのウェークアップ毎に高周波ユニット17に給電し、上記 継続時間が24時間を越え48時間以内の場合は2回ウェークアップされる毎に 1回だけ高周波ユニット17に給電し、継続時間が48時間を越え96時間以内 の場合は4回ウェークアップされる毎に1回だけ高周波ユニット17に給電し、 継続時間が96時間を越える場合は16回ウェークアップされる毎に1回だけ高 周波ユニット17に給電する構成となっている。つまり、CPU17は、そのウ ェークアップ時において高周波ユニット15に給電する割合を、ドアロック機構 16の非制御状態の継続時間が長くなるのに応じて減少させるようになるから、 自動車が長期間に渡って駐車される場合には、高周波ユニット15に給電される 割合が時間の経過と共に次第に少なくなって、全体の消費電流が抑制されるよう になる。
【0036】 従って、以上のように、全体の消費電流が低く抑制されると共に、ドアロック 機構16が遠隔操作信号により動作されない状態が長引くほど消費電流が少なく なる結果、自動車が長期間駐車されたままとなるような状況下でも、車載バッテ リ11が過放電状態に陥る事態を極力阻止できることになる。
【0037】 尚、上記実施例においては、図2に示したステップS14、S17、S18で 判断するカウント値Nを夫々「2」、「4」、「16」としたが、これらの数値 は実情に応じて適宜に設定すれば良いものである。
【0038】 また、上記実施例では、CPU17のウェークアップを外部信号(発振器14 からのパルス信号Spにより行う構成としたが、CPU17に代えて、ホルトモ ード時においても低消費電流にてカウンタを働かせる機能を有したものを使用す る場合には、上記のような外部信号が不要となるものであり、以下においては、 このようなCPUを利用した本考案の第2実施例について、前記第1実施例と異 なる部分のみを図3、図4を参照しながら説明する。
【0039】 即ち、図3において、制御回路としてのCPU20は、車載バッテリ11から ヒューズ11aを介して給電されると共に、発振器14からのパルス信号Sp及 び高周波ユニット15からの検波信号Sdを受けるようになっている。この場合 、CPU20は、ホルトモードにおいても低消費電流にて動作する内蔵カウンタ を有し、ホルトモードに移行したときには、上記内蔵カウンタをセットしてその カウント動作を開始させ、その後に内蔵カウンタがカウントアップしたときには 、そのキャリー信号によってウェークアップするように構成されている。
【0040】 図4において、CPU20は、電源投入後にタイマ時間Tを初期化し(ステッ プS0)、この後に前記第1実施例と同様の制御を実行する。但し、第1実施例 におけるステップS7に代わるホルト動作ルーチンS19では、ホルトモードに 移行すると共に、内蔵カウンタをセットし、その後に所定時間が経過して内蔵カ ウンタがカウントアップしたときに当該カウンタのキャリー信号によってウェー クアップするものであり、このルーチンS19の実行後にはステップS1へ戻る ようになっている。従って、このようなルーチンS19が実行される結果、CP U20は、ホルトモードで待機した状態とウェークアップ状態とに周期的に切換 えられることになる。
【0041】 尚、上記各実施例では、ドアロック機構16の非制御状態の継続時間が96時 間を越えた状態では、CPU17が16回ウェークアップされる毎に1回だけ高 周波ユニット15に給電する構成としたが、上記非制御状態の継続時間がある程 度以上長引いた場合にはCPU17のウェークアップそのものを停止する構成と しても良い。
【0042】 また、上記各実施例では、遠隔操作信号を電波信号によって構成したが、赤外 線或は超音波などの他の空中伝播信号を利用する構成としても良いものである。 さらに、制御対象となる車両用負荷は、ドアロック機構に限らないものであり、 エンジンスタータ回路、パワーウインドレギュレータなどを制御対象とすること もできる。
【0043】
【考案の効果】
本考案によれば以上の説明によって明らかなように、ホルトモードで待機した 状態とウェークアップ状態とに周期的に切換えられ、ウェークアップされたとき に受信回路に給電する制御を行うと共に、その受信回路の受信信号に遠隔操作信 号が含まれていた場合に当該遠隔操作信号に基づいた車両用負荷の制御を行う制 御回路を設けた上で、上記制御回路によって、そのウェークアップタイミングに おいて前記受信回路に給電する割合を前記車両用負荷の非制御状態の継続時間が 長くなるのに応じて減少させる制御が行われる構成としたから、車両が長期駐車 されるような状況下でも車載バッテリが過放電状態になる事態を極力阻止し得る ようになるという実用的効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す全体の概略回路構成
【図2】CPUの制御内容を示すフローチャート
【図3】本考案の第2実施例を示す図1相当図
【図4】同実施例を示す図2相当図
【図5】従来例を示す図1相当図
【図6】図5とは異なる従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図中、11は車載バッテリ、12は電源ライン、13は
トランジスタ(スイッチング回路)、14は発振器(ウ
ェークアップ回路)、15は高周波ユニット(受信回
路)、16はドアロック機構(車両用負荷)、17、2
0はCPU(制御回路)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空中伝播信号より成る遠隔操作信号を受
    信可能に構成された受信回路と、 この受信回路に給電するための電源ラインと車載バッテ
    リとの間に介在されたスイッチング回路と、 車載バッテリから給電されると共に、ホルトモードで待
    機した状態とウェークアップ状態とに周期的に切換えら
    れるように構成され、ウェークアップされたときに前記
    スイッチング回路をオン状態に切換える制御を行うと共
    に、前記受信回路の受信信号に前記遠隔操作信号が含ま
    れていた場合にその遠隔操作信号に基づいた車両用負荷
    の制御を行う制御回路とを具備し、 前記制御回路は、各ウェークアップタイミングにおいて
    前記スイッチング回路をオン状態に切換える割合を、前
    記車両用負荷の非制御状態の継続時間が長くなるのに応
    じて減少させるように構成されていることを特徴とする
    車両用負荷制御装置。
JP3286392U 1992-05-19 1992-05-19 車両用負荷制御装置 Pending JPH0591996U (ja)

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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577737A (en) * 1980-06-13 1982-01-14 Aisin Seiki Co Ltd Controller of door and seat on vehicle
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