JPH0591972A - 湾曲表示装置 - Google Patents

湾曲表示装置

Info

Publication number
JPH0591972A
JPH0591972A JP3255321A JP25532191A JPH0591972A JP H0591972 A JPH0591972 A JP H0591972A JP 3255321 A JP3255321 A JP 3255321A JP 25532191 A JP25532191 A JP 25532191A JP H0591972 A JPH0591972 A JP H0591972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
light
fiber element
flexible member
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3255321A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fujita
寛 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3255321A priority Critical patent/JPH0591972A/ja
Publication of JPH0591972A publication Critical patent/JPH0591972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】可撓性部材の湾曲状態をX線照射によらないで
3次元的に表示する。 【構成】湾曲表示装置1は、第1の光ファイバー2と第
2の光ファイバー3とを可撓性部材4に沿って配置し、
光源6からの光を第1の光ファイバー2および第2の光
ファイバー3の各入口12から導入したときに、導入さ
れた光を第1の光ファイバー2および第2の光ファイバ
ー3の出口13において光検出器5で電気信号に変換す
るように構成してあるとともに、第1の光ファイバー2
は複数の光ファイバー対で構成しさらに各光ファイバー
対は2本の光ファイバーエレメントで構成してあり、前
記光ファイバーエレメントには接続部を形成してあり、
上述の電気信号を用いて各接続部での光ファイバーエレ
メントの軸線傾斜角を演算部14で算定することによっ
て、可撓性部材4の湾曲状態をモニター15に表示でき
るように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可撓性部材の湾曲を
表示する湾曲表示装置に係り、特に内視鏡の挿入部の湾
曲状態を表示する湾曲表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大腸検査等を行う場合、最近では、内視
鏡が広く用いられている。
【0003】内視鏡を用いる際には、体腔壁の穿孔等に
よって患者に非常な苦痛を与えることがないように、可
撓性を有する挿入部を患者の体腔に沿って慎重に挿入し
ていかねばならない。
【0004】このため、内視鏡は、挿入部の湾曲状態を
リアルタイムにモニター等に表示可能に構成してあるの
が好ましい。
【0005】従来は、X線不透過部を形成した挿入部に
X線を照射することによって、挿入部の湾曲状態をモニ
ターに表示していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなX
線照射のための装置は大型であるので、このX線照射装
置を検査室に備えるには広いスペースが必要になるとと
もに、検査の際、X線照射装置の操作も行わねばならな
いので、術者の負担が増えるという問題を生ずる。
【0007】また、内視鏡にX線が繰り返し照射される
と、内視鏡を構成する材料特性を劣化させる場合もあ
る。
【0008】さらに、頻繁にX線照射を行うと被爆量が
増大するので、患者のみならず術者にも有害となるおそ
れがあるとともに、X線照射を行う分検査時間が長くな
るので、患者に与える心理的苦痛が大きくなるという問
題も生じてくる。
【0009】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、内視鏡の挿入部等の可撓性部材の湾曲状態
を、X線照射によらないで表示可能な湾曲表示装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の湾曲表示装置は請求項1に記載したように
第1の光ファイバーと第2の光ファイバーとを可撓性部
材に沿って配置し、光源からの光を前記第1の光ファイ
バーおよび第2の光ファイバーの各入口から導入したと
きに、導入された光を前記第1の光ファイバーおよび第
2の光ファイバーの出口において光検出器で電気信号に
変換するように構成してあるとともに、前記第1の光フ
ァイバーは複数の光ファイバー対で構成しさらに各光フ
ァイバー対は2本の光ファイバーエレメントで構成して
あり、前記光ファイバーエレメントには、異なる対では
互いに異なる位置になるように同じ対ではほぼ同じ位置
になるように接続部を形成してあり、前記光ファイバー
対は、前記光ファイバーエレメントに設けた各接続部
が、互いに直交する2方向の軸線傾斜角に応じた開き角
を形成するように配置してあり、前記電気信号を用いて
前記各接続部での前記光ファイバーエレメントの軸線傾
斜角を演算部で算定することによって、前記可撓性部材
の湾曲状態をモニターに表示できるように構成してあ
る。
【0011】
【作用】請求項1に記載したように、光ファイバー対
は、光ファイバーエレメントに設けた各接続部が、互い
に直交する2方向の軸線傾斜角に応じた開き角を形成す
るように配置してあるので、可撓性部材全体の湾曲状態
をX線照射によらないで3次元的に表示することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の湾曲表示装置について、添付
図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の湾曲表示装置の実施例を
示すものである。
【0014】湾曲表示装置1は、図1(a) に示すよう
に、第1の光ファイバー2と第2の光ファイバー3とを
可撓性部材としての内視鏡の挿入部4に沿って配置して
ある。
【0015】また、湾曲表示装置1は、光源6からの光
を第1の光ファイバー2および第2の光ファイバー3の
各入口12から導入したときに、導入された光を第1の
光ファイバー2および第2の光ファイバー3の出口13
において光検出器5で電気信号に変換するように構成し
てある。
【0016】光源6は、例えば白色光を発するXeラン
プがよい。
【0017】光検出器5は、第1の光ファイバー2およ
び第2の光ファイバー3の合計本数と少なくとも同数の
チャネルを持っていて、第1の光ファイバー2および第
2の光ファイバー3から出てきた光を出口13で検出
し、検出された光量に比例した電気信号を発生させるよ
うになっており、例えばフォトダイオードアレイやCC
Dで構成するのがよい。
【0018】次に図2を参照して、第1の光ファイバー
2は、例えばn対の光ファイバー対2aで構成してあ
り、さらに各光ファイバー対2aは2本の光ファイバー
エレメント2bで構成してある。
【0019】光ファイバーエレメント2bには、異なる
対では互いに異なる位置になるように同じ対ではほぼ同
じ位置になるように接続部7を形成してある。
【0020】一方、第2の光ファイバー3は1本の光フ
ァイバーエレメント3bで構成してあり、接続部7を設
けていない。
【0021】図2でわかるように、例えば、1番目の光
ファイバー対2aには、挿入部4の開始端8(図1)か
らL1 のところに接続部7を設けてあり、n番目の光フ
ァイバー対2aには、挿入部4の開始端8(図1)から
n のところに接続部7を設けてある。
【0022】第1の光ファイバー2は、挿入部4内で往
復させる図1のような構成とした場合には、挿入部4の
長さLのほぼ2倍の長さ2Lが必要になるが、図2には
往路に相当する部分のみを示し、接続部を設けない復路
に相当する部分は省略してある。
【0023】図3は、接続部7の構成を示したものであ
る。
【0024】接続部7は、光ファイバーエレメント2b
の両端21,22が紙面に直交する軸線回りに開き角θ
0 を形成するように両端21,22に傾斜を付けて突き
合わせ、弾性材料でできた円筒部材23を両端21,2
2付近で接着することによって、光ファイバーエレメン
ト2bが軸線方向の力を受けても両端21,22が離れ
ないように構成してある。
【0025】円筒部材23を構成する弾性材料は、挿入
部4の湾曲に応じて、光ファイバーエレメント2bが接
続部7において自由に折れ曲がることができるような程
度の剛性にする。
【0026】接続部7は、さらに、光ファイバーエレメ
ント2bが所定の方向にのみ軸線が傾斜する、言い換え
れば折れ曲がるように、金属等の案内部材9で円筒部材
23付近を囲ってある。
【0027】図3に示す例では、光ファイバーエレメン
ト2bは、図3の上下方向にのみ折れ曲がることができ
るようになっている。
【0028】図4は、接続部7における光ファイバーエ
レメント2bの折れ曲がりの状態を示したものである。
【0029】ここで、接続部7における光ファイバーエ
レメント2bの長手方向軸線の傾斜角度を軸線傾斜角r
と定義する。
【0030】図4(a) は、軸線傾斜角rが0のときに開
き角θがθ0 となり、図4(b) は、軸線傾斜角rがr1
のときに開き角θが0となり、図4(c) では、軸線傾斜
角rがr2 のときに開き角θがθ1 となることを示す。
【0031】すなわち、光ファイバーエレメント2bが
上方に折れ曲がる場合のrを正とすれば、接続部7は、
光ファイバーエレメント2bが軸線傾斜角−r1 からr
2 まで折れ曲がるにつれて、開き角が0からθ0 を経て
θ1 まで変化するように構成してある。
【0032】光ファイバー対2aの取付け状態を図5に
示す。
【0033】光ファイバー対2aは全部でn対あるが、
図面の都合上、1対のみ示してある。
【0034】光ファイバー対2aは、光ファイバーエレ
メント2bに設けた各接続部7が、互いに直交する2方
向の軸線傾斜角に応じた開き角を形成するように配置し
てある。
【0035】光ファイバー対2aを構成する2本の光フ
ァイバーエレメント2bは、図1の挿入部4の外面を構
成する外皮ゴムおよび金属メッシュのさらに内側に配置
されたフレックス10(図5では、上述の外皮ゴムおよ
び金属メッシュを省略した)に取り付けてあり、光ファ
イバーエレメント2bとフレックス10との交差部11
は、フレックス10の湾曲にしたがって光ファイバーエ
レメント2bが折れ曲がるように構成してある。
【0036】また、図5(b) の左側の光ファイバーエレ
メント2bは、図3(b) の接続部7を90度回転させて
配置してあり、図5(b) の上側の光ファイバーエレメン
ト2bは、図3(b) の接続部7の向きと同様に配置して
ある。
【0037】したがって、図5(b) の左側の光ファイバ
ーエレメント2bに設けた接続部7は水平方向に折れ曲
がるようになっており、もう一方の接続部7は上下方向
に折れ曲がるようになっている。
【0038】湾曲表示装置1は、このような接続部7を
通過してきた光を光検出器5で電気信号に変換し、この
電気信号を用いて、図1(b) に示すように各接続部7で
の光ファイバーエレメント2bの軸線傾斜角を演算部1
4で算定することによって、挿入部4の湾曲状態をモニ
ター15に表示できるように構成してある。
【0039】次に、本実施例の湾曲表示装置1を用い
て、内視鏡の挿入部4の湾曲状態を知る手順を説明す
る。
【0040】内視鏡の挿入部4を患者の体腔に挿入しな
がら、光源6を作動させて、挿入部4の開始端8の付近
に設けた第1の光ファイバー2および第2の光ファイバ
ー3の入口から光を導入する。
【0041】第1の光ファイバー2に導入された光は、
接続部7を経て挿入部4の先端まで伝わり、今度は逆方
向に伝わって開始端8に戻り光検出器5に到達する。
【0042】一方、第2の光ファイバー3に導入された
光も同様に、第2の光ファイバー3内を伝達して光検出
器5に到達するが、この経路の途中には、上述したよう
に、接続部7が存在しない。
【0043】次に、光検出器5は、第1の光ファイバー
2を構成するn対の光ファイバー対2aの各光ファイバ
ーエレメント2bから出た光を、I1 ,I2 として電気
信号に変換するとともに、第2の光ファイバー3からの
光をI0 として電気信号に変換し、これらのI1 ,I2
およびI0 を演算部14に送る。
【0044】ここで、電流値I1 は、図5(b) の左側に
ある光ファイバーエレメント2bから出た光強度を変換
した電気信号、I2 は、上側にある光ファイバーエレメ
ント2bから出た光強度を変換した電気信号に対応する
ものとする。
【0045】接続部7は、上述したように、図5(b) の
水平方向、上下方向に各々折れ曲がり可能で、各方向の
折れ曲がりの程度、すなわち各方向の軸線傾斜角に対応
した開き角θを形成するように配置してあるので、挿入
部4が、例えば図5(b) の上下方向に湾曲して軸線が−
1 傾斜した場合には、接続部7は、図5(b) の上側だ
けが折れ曲がり左側は折れ曲がらないので、I1 は、開
き角がθ0 (軸線傾斜角が零)に相当する電流値を出力
し、I2 は、開き角が零に相当する電流値を出力する。
【0046】同様に、挿入部4が例えば図5(b) の水平
方向に湾曲して軸線がr2 傾斜した場合には、接続部7
は図5(b) の左側だけが折れ曲がり上側は折れ曲がらな
いので、I1 は、開き角がθ1 に相当する電流値を出力
し、I2 は、θ0 (軸線傾斜角が零)に相当する電流値
を出力する。
【0047】挿入部4が図5(b) の斜め方向に湾曲した
場合には、各接続部7は、各々、水平方向、上下方向の
軸線傾斜角に対応する開き角を形成し、I1 ,I2 はこ
れらの開き角に相当する電流値を出力する。
【0048】演算部14は、電流値I1 ,I2 およびI
0 から、以下のように軸線傾斜角rを評価する。
【0049】すなわち、光ファイバーエレメント2bを
伝達してきた光は、図3に示す接続部7のところにくる
と、その接続部7の開き角θに応じて光が漏れて光強度
が低下する。
【0050】この光強度の低下は、光検出器5で検出さ
れる電気信号の電流値によって知ることができる。
【0051】したがって、軸線傾斜角rを変数として、
上述の電流値の低下の度合いを伝達光量損失関数として
予め理論あるいは実験で評価しておけば、光強度に対応
する電流値Iを検出することにより、逆に軸線傾斜角r
を求めることができる。
【0052】伝達光量損失関数の例を図6に示す。
【0053】この関数は、横軸に軸線傾斜角r、縦軸に
伝達光量損失IS /Iをとったものである。
【0054】ここで、IS は、接続部7を設けた光ファ
イバーエレメント2bから出た光を光検出器5で変換し
たときの電流値であり、Iは、接続部7を設けない光フ
ァイバーエレメント3bから出た光を光検出器5で変換
したときの電流値を示す。
【0055】この関数からわかるように、r=r1 すな
わち、図4(b) で示すように開き角θが零のときには、
電流値はほとんど低下せず、rが大きくなるにつれて開
き角θも大きくなるので、開いた部分から光が漏れて光
強度が低下し、電流値の低下の程度も大きくなることを
示している。
【0056】演算部14は、この伝達光量損失関数をテ
ーブルとしてメモリー(図示せず)に記憶しておき、I
1 ,I2 およびI0 が入力されたときに、I1 /I0
よびI2 /I0 を計算する。
【0057】次いで、伝達光量損失関数をメモリーから
ロードし、これらのI1 /I0 およびI2 /I0 に対応
する軸線傾斜角r1 , r2 を評価する。
【0058】光ファイバー対2aはn対あるので、この
手順をn回繰り返すことによって、異なるn箇所におけ
る光ファイバー対2aの2方向の軸線傾斜角を評価す
る。
【0059】次いで、n箇所での2方向の軸線傾斜角r
1 , r2 および各接続部7の位置L1 , ・・・Ln を用
いて各接続部7の空間座標を計算する。
【0060】空間座標を計算するには、例えばまず、1
番目の接続部7の座標位置を原点とし、ここから1番目
の接続部7での軸線傾斜角r1 , r2 の方向に距離L1
だけ伸ばし、次いで、その終点で、2番目の接続部7で
の軸線傾斜角r1 , r2 の方向に距離(L2 −L1 )だ
け伸ばす。
【0061】r1 , r2 が両方とも零でない場合、すな
わち、挿入部4が図5(b) で斜め方向に湾曲している場
合は両者を合成した方向に距離を伸ばすことになる。
【0062】上述の手順をn番目の接続部7まで順次繰
り返すことによって、n箇所ある接続部7の空間座標位
置をすべて特定する。
【0063】次いで、得られた空間座標に基づいて挿入
部4の湾曲状態を示す画像データを作成し、モニター1
5に三次元的に表示すれば、内視鏡の挿入部4の全体を
立体的に観察することができる。
【0064】ここで、接続部7の個数を増やして座標評
価点を多くすることにより、表示された立体画像を、実
際の挿入部4の湾曲状態にもっと近付けることができ
る。
【0065】なお、本実施例では、第1および第2の光
ファイバー2、3を、開始端8と先端部分との間で往復
させる構成としたが、第1および第2の光ファイバー
2、3を挿入部4に沿ってその長さ分だけ配置し、小型
の光源6を挿入部4の先端部分に設けるとともに、この
先端部分から開始端8に向かって第1および第2の光フ
ァイバー2、3に光を伝達させるような構成にすれば、
第1の光ファイバー2および第2の光ファイバー3の長
さを挿入部4の長さLにすることができる。
【0066】また、接続部7の遠い側の端22に反射鏡
(図示せず)を設けておき、光ファイバーエレメント2
bを伝達してきた光が反射鏡で反射するような構成にし
ておけば、開き角θに応じて反射強度も変化させること
ができるので、本実施例の構成と同様の作用を得ること
ができ、この場合は、光ファイバーエレメント2bの長
さを挿入部4の長さL以下にすることができる。
【0067】また、本実施例では、第1の光ファイバー
2および第2の光ファイバー3を用いたが、接続部7以
外での伝達光量の損失を無視できる場合には、軸線傾斜
角rを変数として、出口13での光強度の変換電流値を
入口12での光強度の変換電流値で除した伝達光量関数
を予め求めておけば、I1 、I2 を、入口に設けた光検
知器(図示せず)での変換電流値で除し、この除した値
を上述の伝達光量関数に適用することにより、軸線傾斜
角r1 , r2 を求めることができるので、第2の光ファ
イバー3は不要である。
【0068】さらに、本実施例では、図5(b) に示した
ように、光ファイバー対2aの光ファイバーエレメント
2bは、直角の円弧をなすようにフレックス10の内周
に固定したが、フレックス10の湾曲に応じて上述した
各方向に折れ曲がり可能であれば、光ファイバーエレメ
ント2bは、フレックス10のどこに固定してもよい。
したがって、両者を隣接させて配置してもよいし直径方
向で向かい合うように配置してもよい。
【0069】したがって、合計(2n+1)本の光ファ
イバーエレメントを挿入部4内のフレックス10に対し
てどのように配置するかは任意である。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の湾曲表示装
置は、第1の光ファイバーと第2の光ファイバーとを可
撓性部材に沿って配置し、光源からの光を前記第1の光
ファイバーおよび第2の光ファイバーの各入口から導入
したときに、導入された光を前記第1の光ファイバーお
よび第2の光ファイバーの出口において光検出器で電気
信号に変換するように構成してあるとともに、前記第1
の光ファイバーは複数の光ファイバー対で構成しさらに
各光ファイバー対は2本の光ファイバーエレメントで構
成してあり、前記光ファイバーエレメントには、異なる
対では互いに異なる位置になるように同じ対ではほぼ同
じ位置になるように接続部を形成してあり、前記光ファ
イバー対は、前記光ファイバーエレメントに設けた各接
続部が、互いに直交する2方向の軸線傾斜角に応じた開
き角を形成するように配置してあり、前記電気信号を用
いて前記各接続部での前記光ファイバーエレメントの軸
線傾斜角を演算部で算定することによって、前記可撓性
部材の湾曲状態をモニターに表示できるように構成した
ことにより、可撓性部材全体の湾曲状態をX線照射によ
らないで3次元的に表示することができる。
【0071】さらに、X線照射装置の設備が不要になる
ため、検査室として広いスペースを確保する必要がなく
なる。
【0072】また、例えば内視鏡等の検査装置にX線が
繰り返し照射されることによる検査体の特性の劣化を回
避することができる。
【0073】さらに、X線を照射する必要がないので、
患者のみならず術者に対しても安全を確保することがで
きるとともに、X線照射中に患者に心理的苦痛を与える
こともない。
【0074】また本発明の湾曲表示装置は、内視鏡の挿
入部に限定されるものではなく、肉眼観察不可能な可撓
性部材の湾曲状態を知りたい場合に広く適用可能であ
り、あるいは肉眼観察できる場合でも可撓性部材の湾曲
状態を空間座標で特定したい場合にも適用できる。
【0075】例えば、超音波センサーを備えた検査アー
ムの湾曲状態あるいは先端に設けた超音波センサーの位
置を空間座標で特定したい場合にも本発明の湾曲表示装
置を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湾曲表示装置の実施例を示す概略斜視
図およびブロック図。
【図2】第1の光ファイバー2および第2の光ファイバ
ー3を接続部7の位置とともに示した略図。
【図3】(a) は接続部7の側面図、(b) は(a) のA−A
線に沿う横断面図。
【図4】第1の光ファイバー2の軸線傾斜角rと接続部
7の開き角θとの関係を示した図。
【図5】(a) は第1の光ファイバー2の取り付け状態を
示した図、(b) はB−B線に沿う横断面図。
【図6】光量伝達損失関数の一例を示したグラフ。
【符号の説明】
1 湾曲表示装置 2 第1の光ファイバー 2a 光ファイバー対 2b 光ファイバーエレメント 3 第2の光ファイバー 4 挿入部 5 光検出器 6 光源 7 接続部 8 開始端 9 案内部材 10 フレックス 11 交差部 12 入口 13 出口 14 演算部 15 モニター 21 光ファイバーエレメントの一方の傾斜端 22 光ファイバーエレメントの他方の傾斜端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 M 8626−5C U 8626−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光ファイバーと第2の光ファイバ
    ーとを可撓性部材に沿って配置し、光源からの光を前記
    第1の光ファイバーおよび第2の光ファイバーの各入口
    から導入したときに、導入された光を前記第1の光ファ
    イバーおよび第2の光ファイバーの出口において光検出
    器で電気信号に変換するように構成してあるとともに、
    前記第1の光ファイバーは複数の光ファイバー対で構成
    しさらに各光ファイバー対は2本の光ファイバーエレメ
    ントで構成してあり、前記光ファイバーエレメントに
    は、異なる対では互いに異なる位置になるように同じ対
    ではほぼ同じ位置になるように接続部を形成してあり、
    前記光ファイバー対は、前記光ファイバーエレメントに
    設けた各接続部が、互いに直交する2方向の軸線傾斜角
    に応じた開き角を形成するように配置してあり、前記電
    気信号を用いて前記各接続部での前記光ファイバーエレ
    メントの軸線傾斜角を演算部で算定することによって、
    前記可撓性部材の湾曲状態をモニターに表示できるよう
    に構成したことを特徴とする湾曲表示装置。
JP3255321A 1991-10-02 1991-10-02 湾曲表示装置 Pending JPH0591972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255321A JPH0591972A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 湾曲表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255321A JPH0591972A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 湾曲表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0591972A true JPH0591972A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17277160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3255321A Pending JPH0591972A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 湾曲表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0591972A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052612A (ja) * 2001-08-17 2003-02-25 Pentax Corp 可撓性内視鏡装置
JP2011104053A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Olympus Corp 三次元形状検出装置、及び、挿入部材の三次元形状を検出する方法
CN102568325A (zh) * 2012-01-16 2012-07-11 柏长勇 光纤显示器
WO2013191214A1 (ja) * 2012-06-20 2013-12-27 オリンパス株式会社 湾曲センサ
US8870753B2 (en) 2006-04-20 2014-10-28 Boston Scientific Scimed, Inc. Imaging assembly with transparent distal cap
US8888684B2 (en) 2006-03-27 2014-11-18 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical devices with local drug delivery capabilities
JP2015530181A (ja) * 2012-09-28 2015-10-15 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 光学形状検出のための最適ファイバ統合のための内腔設計
USRE46007E1 (en) 2004-09-30 2016-05-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Automated control of irrigation and aspiration in a single-use endoscope
US9358363B2 (en) 2006-04-20 2016-06-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Multiple lumen assembly for use in endoscopes or other medical devices
US9439557B2 (en) 2005-08-30 2016-09-13 Boston Scientific Scimed, Inc. Articulation joint
US9913573B2 (en) 2003-04-01 2018-03-13 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic imaging system

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052612A (ja) * 2001-08-17 2003-02-25 Pentax Corp 可撓性内視鏡装置
US11324395B2 (en) 2003-04-01 2022-05-10 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic imaging system
US10765307B2 (en) 2003-04-01 2020-09-08 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic imaging system
US9913573B2 (en) 2003-04-01 2018-03-13 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic imaging system
USRE46007E1 (en) 2004-09-30 2016-05-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Automated control of irrigation and aspiration in a single-use endoscope
US11957312B2 (en) 2005-08-30 2024-04-16 Boston Scientific Scimed, Inc. Method for forming an endoscope articulation joint
US11191424B2 (en) 2005-08-30 2021-12-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Method for forming an endoscope articulation joint
US10052013B2 (en) 2005-08-30 2018-08-21 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device comprising segments
US9439557B2 (en) 2005-08-30 2016-09-13 Boston Scientific Scimed, Inc. Articulation joint
US8888684B2 (en) 2006-03-27 2014-11-18 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical devices with local drug delivery capabilities
US9358363B2 (en) 2006-04-20 2016-06-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Multiple lumen assembly for use in endoscopes or other medical devices
US8870753B2 (en) 2006-04-20 2014-10-28 Boston Scientific Scimed, Inc. Imaging assembly with transparent distal cap
JP2011104053A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Olympus Corp 三次元形状検出装置、及び、挿入部材の三次元形状を検出する方法
CN102568325A (zh) * 2012-01-16 2012-07-11 柏长勇 光纤显示器
US9766059B2 (en) 2012-06-20 2017-09-19 Olympus Corporation Curve sensor
CN104334070A (zh) * 2012-06-20 2015-02-04 奥林巴斯株式会社 弯曲传感器
JP2014000312A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Olympus Corp 湾曲センサ
WO2013191214A1 (ja) * 2012-06-20 2013-12-27 オリンパス株式会社 湾曲センサ
JP2015530181A (ja) * 2012-09-28 2015-10-15 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 光学形状検出のための最適ファイバ統合のための内腔設計
US10350011B2 (en) 2012-09-28 2019-07-16 Koninklijke Philips N.V. Lumen design for optimal fiber integration for optical shape sensing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1206250A (en) Ultrasonic endoscope having elongated array mounted in manner allowing it to remain flexible
JP2750201B2 (ja) 内視鏡の挿入状態検出装置
US7620220B2 (en) Scan conversion of medical imaging data from polar format to cartesian format
JPH08228999A (ja) ボアスコープ
JPS60217326A (ja) 内視鏡装置
JPH0591972A (ja) 湾曲表示装置
JP4394226B2 (ja) 内視鏡の先端部位置検出装置
JP4005318B2 (ja) 可撓性内視鏡装置
GB2348705A (en) Ultrasonic device for the measurement of internal surface profiles
CN105072970A (zh) 管状装置的相对位置检测系统及内窥镜装置
US20170296037A1 (en) Endoscope apparatus
JP3917391B2 (ja) 可撓性内視鏡装置
JP3615169B2 (ja) 挿入形状検出プローブ
JPH10286221A (ja) 内視鏡形状検出装置
JP4864249B2 (ja) 可撓性内視鏡装置
JP3881525B2 (ja) 可撓性内視鏡装置
JP6464110B2 (ja) 内視鏡形状把握システム
JP3845270B2 (ja) 可撓性超音波内視鏡装置
JP3898910B2 (ja) 可撓性内視鏡装置
JPH06102458A (ja) 内視鏡装置
JP2000079088A (ja) 内視鏡形状検出装置
JP3920603B2 (ja) 可撓性内視鏡装置
JP3911139B2 (ja) 可撓性内視鏡装置
JPWO2020152791A1 (ja) 超音波内視鏡及び内視鏡システム
JP4694062B2 (ja) 可撓性電子内視鏡装置