JPH059180Y2 - - Google Patents

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JPH059180Y2
JPH059180Y2 JP16084187U JP16084187U JPH059180Y2 JP H059180 Y2 JPH059180 Y2 JP H059180Y2 JP 16084187 U JP16084187 U JP 16084187U JP 16084187 U JP16084187 U JP 16084187U JP H059180 Y2 JPH059180 Y2 JP H059180Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は感熱記録装置に関し、詳細には、記録
後の記録紙の貼り付きや発色を防止した感熱記録
装置に関する。
(従来の技術) 感熱記録装置はサーマルヘツドとプラテンロー
ラの間に記録紙(感熱記録紙)を送給し、プラテ
ンローラで記録紙を搬送しつつ、サーマルヘツド
のサーマル素子(発熱素子)に熱パルスを印加し
て記録している。すなわち、サーマル素子は熱パ
ルスが供給されると、発熱し、このサーマル素子
の熱により記録紙の発色層が溶解して記録され
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の感熱記録装置
にあつては、サーマルヘツドとプラテンローラの
間に送給された記録紙は常時プラテンローラによ
りサーマルヘツドのサーマル素子に密接されてい
るため、記録終了後、サーマル素子の余熱により
記録紙がサーマルヘツドやプラテンローラに貼り
付いたり、発色したりするという不具合があつ
た。
(考案の目的) そこで、本考案は、記録終了後、プラテンロー
ラを移動させて記録紙をサーマル素子から離すこ
とにより、記録後のサーマル素子の余熱による記
録紙の貼り付きや発色を防止することを目的とし
ている。
以下、本考案の実施例に基づいて具体的に説明
する。
第1〜13図は本考案の一実施例を示す図であ
る。
第1〜3図において、1はフアクシミリ装置で
あり、フアクシミリ装置1はその本体1aに操作
部2、原稿読取部3、制御部4、電源部5、記録
部6、駆動部7、原稿挿入口8、原稿排出口9お
よび記録紙排出口10を備えている。
操作部2は、第4図に示すように、例えば樹脂
等によつて形成された上カバー11および下カバ
ー12によつて構成されており、上カバー11に
は各操作に必要なスイツチ類(図示せず)が配設
されている。下カバー12はその両端側に保持部
材13が一体で形成されており、保持部材13に
は同一方向に突出した突起13aがそれぞれ形成
されている。操作部2はこの保持部材13および
突起13aによつて後述するサイドフレーム39
間に回動自在に支持されている。また、下カバー
12には原稿センサ14,15および搬送ローラ
16,17が設けられており、原稿センサ14,
15は操作部2の中央で、かつ原稿の搬送方向に
対して後述する読取面で隔てて1列に配設されて
いる。すなわち、原稿センサ14は原稿の先端に
より原稿の挿入を検出し、原稿センサ15は原稿
の先端により到達を検知し原稿の終端により原稿
の搬送完了を検出する。原稿センサ14,15
は、例えば第5図に示すように、アクチユエータ
18および透過型フオトカプラ19によつて構成
されており、アクチユエータ18は軸20により
回動自在に支持されている。アクチユエータ18
は検出部18aと遮光部18b を有し、その検出部19aが原稿搬送路に突出し
ている。すなわち、アクチユエータ18は検出部
18aに重心があり、通常、第5図に示すよう
に、検出部18aが原稿搬送路47に突出して透
過型フオトカプラ19の検出光を遮断している。
アクチユエータ18は、原稿が送給されてくる
と、検出部18aが原稿に押されて回動し、遮光
部18bが透過型フオトカプラ19の検出光の光
路からはずれて検出光を通過させ透過型フオトカ
プラ19をONにする。
一方、搬送ローラ16,17は前記読取面を隔
て、それぞれが回転自在に保持されており、また
搬送ローラ16,17は原稿センサ14,15の
両側にそれぞれ設けられている。搬送ローラ1
6,17はその一部が下カバー12に形成された
開口部12a,12bから若干突出しており、搬
送ローラ16,17は後述する原稿読取部3の搬
送ローラ31,32に当接する。
原稿読取部3は搬送ローラ31,32、光源3
3、ミラー34,35,36、レンズ37および
ラインイメージセンサ38等を備えている。搬送
ローラ31,32は、第6図に示すように、一対
のサイドフレーム39の間に亘つて配設されてお
り、搬送ローラ31,32はその両端部に設けら
れたブツシユ31a,32aを介してサイドフレ
ーム39に回転自在に支持されている。また、搬
送ローラ31,32の一端部にはローラギア4
0,41が固着されており、搬送ローラ31,3
2はこのローラギア40,41を介して伝達され
る動力によつて回転し、原稿を所定速度で搬送す
る。
ローラギア40,41は、第7図に示すよう
に、アイドルギア42に歯合しており、アイドル
ギア42は中間ギヤ43に歯合している。中間ギ
ヤ43は2段ギヤとなつており、ピニオンギヤ4
4に歯合している。ピニオンギヤ44はステツピ
ングモータ45のシヤフトに固着されており、ス
テツピングモータ45は制御部4からの駆動信号
により駆動される。したがつて、搬送ローラ3
1,32はステツピングモータ45の回転力がピ
ニオンギヤ44、中間ギア43およびアイドルギ
ア42を介してローラギア40,41に伝達され
ることにより回転駆動され、このときの原稿の搬
送速度はラインイメージセンサ38による1ライ
ン毎の読取タイミングに基づいて設定される。ま
た、搬送ローラ31は前記下カバー12に設けら
れた原稿センサ14より多少後方(原稿排出口9
側)に設けられており、搬送ローラ32も原稿セ
ンサ15より多少後方に設けられている。このた
め、原稿挿入口8への原稿のセツトを確実に判別
することができるとともに、原稿一画面分の読取
りが終了したとき、原稿の後端が原稿センサ15
を通り過ぎた後、読取部を停止させることができ
る。これにより、搬送ローラ17,32によつて
原稿の後端を保持することができ、フアクシミリ
装置1を壁に掛けて使用する際においても読取終
了後の原稿が落下しない。なお、搬送ローラ1
7,32によつて保持された原稿は、例えばフア
クシミリ装置1が次の原稿を送信する際、あるい
は操作部2に設けられたフイードスイツチ(図示
せず)等を押すことにより排出される。また、搬
送ローラ31,32はその一部がガイド板46に
形成された開口部46a,46bから若干突出し
て、前記搬送ローラ16,17と当接する。ガイ
ド板46は板金等で形成されており、ガイド板4
6は前記操作部2の下カバー12とともに原稿搬
送路47を形成して、原稿挿入口8にセツトされ
た原稿を原稿排出口9側へ導く。
再び、第3図において、光源33は例えば
LEDアレイが使用されており、ガイド板46に
形成された開口部46cから原稿の幅方向に亘つ
て光を照射する。なお、開口部46cはいわゆる
原稿の読取位置を示し、開口部46cは搬送ロー
ラ31,32の間に設けられている。光源33か
ら照射された光は原稿面で反射され、ミラー3
4,35,36によつてレンズ37に導入され
る。レンズ37は導入された光を所定の比率で縮
小してラインイメージセンサ38の受光素子上に
結像させる。ラインイメージセンサ38は例えば
CCD(Charge Coupled Device)が使用されてお
り、複数の受光素子がその読取方向に対して並列
に設けられている。ラインイメージセンサ38は
受光素子上に結像された光を電気信号に変換して
制御部4に出力する。
制御部4は、第8図に示すように、網制御回路
51、変複調回路52、データ圧縮・再生回路5
3、バツフアメモリ54、A/D変換回路55お
よび制御回路56等を備えている。網制御回路5
1は一般にAA−NCUと称されているものであ
り、宛先を自動的に発呼し、また外部回線からの
送信に対して自動的に着呼を行う。変複調回路5
2は一般にモデムと称されているものであり、制
御部4内で処理されデジタル化された原稿の画情
報を外部回線を通して伝送するために変調すると
ともに、外部回線から入力された変調信号を複調
してデジタル信号を抽出する。データ圧縮・再生
回路53は画情報の伝送時間の短縮と効率化を図
るものであり、送信時には画情報を圧縮(コード
化)し、また、受信時には圧縮された画情報を原
情報に再生する。バツフアメモリ54はA/D変
換回路55によつて2値化されたラインイメージ
センサ38からの画情報を所定ライン毎に貯えて
記録部6に出力する。A/D(Analog/Digital)
変換回路55はアナログ信号をデジタル信号に変
換するものであり、ラインイメージセンサ38か
ら入力された読取り1ライン毎に画情報(アナロ
グ信号)を制御部4で処理できる画情報(デジタ
ル信号)に変換する。制御回路56はCPU,
ROM,RAM等を備えており、操作部2からの
指令信号または外部回線から送信されてきた画情
報に基づいてフアクシミリ装置1全体を統合的に
制御する。なお前記制御部4の各部が基板57,
58上に配設されている。
再び第3図へ戻り、電源部5は例えば安定化電
源が使用されており、フアクシミリ装置1の各部
へ電力を供給する。
記録部6はサーマルヘツド61、プラテンロー
ラ62および記録紙63等を備えている。サーマ
ルヘツド61には複数の発熱素子(図示せず)が
記録紙63の幅方向に亘つて設けられており、サ
ーマルヘツド61は制御部4からの画情報等に基
づいて、発熱素子を選択的に発熱させ、プラテン
ローラ62との間に供給された記録紙63を1ラ
イン毎に発色させて記録する。また、サーマルヘ
ツド61はブラケツト64に装着されており、ブ
ラケツト64はその下部をベースフレーム65上
に揺動自在に支持されている。なお、このときサ
ーマルヘツド61はその発熱素子61aがプラテ
ンローラ62に当接するような位置で保持されて
いるのはいうまでもない。一方、ブラケツト64
の後方には板バネ66が配設されており、板バネ
はその基端部がベースフレーム65に固着され、
自由端部がブラケツト64に当接し、ブラケツト
64を所定の加圧力で付勢して前記発熱素子61
aとプラテンローラ62との密着度を高めてい
る。プラテンローラ62は例えば金属等の丸棒に
ゴムを成形したものが使用されており、プラテン
ローラ62はサーマルヘツド61の発熱素子61
aと記録紙63との密着性を高め記録画像の向上
を図る。
プラテンローラ62は、第9,10図に示すよ
うに、その両端部が支持部材67(支持手段)に
回転自在に支持されており、支持部材67は軸6
8を介して記録紙カバーユニツト69に揺動自在
に支持されている。すなわち、支持部材67は、
プラテンローラ62を発熱素子位置(以下、記録
位置ともいう)と、該発熱素子位置から離れた待
機位置との間で移動可能に支持している。また、
プラテンローラ62の一方側の先端にはプラテン
ギヤ70が固着されており、プラテンギヤ70に
は、第7図に示すように、連結ギヤ71が歯合
し、連結ギヤ71には駆動ギヤ72が歯合してい
る。駆動ギヤ72は2段ギヤである中間ギヤ73
を介してピニオンギヤ74に連結しており、ピニ
オンギヤ74はステツピングモータ(駆動手段)
75のシヤフトに固着されている。したがつて、
ステツピングモータ75によりピニオンギヤ74
が第7図中矢印方向(時計方向)に回転すると、
中間ギヤ73および駆動ギヤ72が矢印方向に回
転して連結ギヤ71を反時計方向に回転し、連結
ギヤ71の反時計方向の回転によりプラテンギヤ
70が時計方向に回転してプラテンローラ62を
時計方向に回転させる。このプラテンローラ62
の回転により記録紙63が記録紙排出口10方向
に送給される。
なお、記録紙カバーユニツト69の開閉がスム
ーズに行われるために、連結ギヤ71は軸68と
プラテンギヤ70の中心とを結ぶ直線よりもやや
下側(支持部材67の開き方向と逆方向)でプラ
テンギヤ70に歯合している。
前記支持部材67には、ロツクピン76が形成
されており、ロツクピン76は軸68とプラテン
ローラ62の軸心とを結ぶ線上に形成されてい
る。ロツクピン76には、第11図aに模式的に
示すように、ロツクレバー77の切込部77aが
係合し、ロツクレバー77は軸78を介して記録
紙カバーユニツト69に回動自在に取り付けられ
ている。ロツクレバー77の切込部77aはその
ロツクレバー77の長手方向の長さが、第11図
bに示すように、ロツクピン76の直径よりも長
く形成されており、第11図中ロツクレバー77
の切込部77aの上側部および下側部はロツクレ
バー77の移動を規制する上側ストツパー部77
bおよび下側ストツパー部77cを形成してい
る。この上側ストツパー部77bおよび下側スト
ツパー部77cとロツクピン76とは所定の間隔
n,mを有している。したがつて、ロツクピン7
6とロツクレバー77は記録紙カバーユニツト6
9の閉時、支持部材67をサーマルヘツド61へ
の当接位置にロツクするロツク機構79を構成
し、ロツク機構79によるロツク時、支持部材6
7は所定間隔(n+m)の分だけ軸68を中心と
して回動することができる。また、支持部材67
は、第9,10図に示すように、コイルスプリン
グ(付勢手段)80により時計方向(矢印方向)
への回動力が付与されており、コイルスプリング
80は軸68に巻かれるとともに、その一端が支
持部材67に係合し、その他端が記録紙カバーユ
ニツト69に形成された孔81内に挿入されて記
録紙カバーユニツト69に係合している。したが
つて、支持部材67は、ロツク機構79によるロ
ツク時、時計方向への回転付勢力を受けてロツク
ピン76が上側ストツパー部77bに当接する。
上記プラテンギヤ70、連結ギヤ71、駆動ギ
ヤ72、中間ギヤ73、ピニオンギヤ74は、そ
れぞれ回転連結部材を構成し、全体として、プラ
テンローラ62が待機位置と記録位置との間のど
の位置に存在する際にも、ステツピングモータ7
5の駆動力をプラテンローラ62に伝達するよう
配置されるとともに、ステツピングモータ75の
駆動力を伝達して記録紙63を搬送する方向にプ
ラテンローラ62を回転させる際には、コイルス
プリング80の付勢力に抗して、プラテンローラ
62を記録位置に付勢する付勢力を生じさせる駆
動伝達手段を構成している。
上記記録紙63はローラ状の感熱紙が使用され
ており、記録紙63は記録紙カバーユニツト69
内部に収納、保持される。また記録紙63の巻取
方向の裏側(基紙側)には、その終端部にエンド
マーク(例えば、所定の領域を有した黒塗デー
タ)が設けられており、第9図に示す紙端検出セ
ンサ82による記録紙63の終了を検出できるよ
うにしている。第9図において、記録紙カバーユ
ニツト69は例えば樹脂等で形成されており、前
述したように支持部材67を介してプラテンロー
ラ62を保持するとともに、その収納部83に記
録紙63を保持する。また、記録紙カバーユニツ
ト69の内部には紙ガイド84が形成されてお
り、紙ガイド84は収納された記録紙63がプラ
テンローラ62に接触しないように隔てるととも
に、記録紙63の搬送経路上において紙端検出セ
ンサ82を保持する。また、記録紙カバーユニツ
ト69の両端部には突起85が形成されており、
記録紙カバーユニツト69はこの突起85を介し
てサイドフレーム39は回動自在に支持される。
紙端検出センサ82は例えばフオトリフレクタが
使用されており、記録紙63に設けられたエンド
マークを検出して信号を制御部4に出力する。一
方、記録紙排出口10近傍には、第3図に示すよ
うに、カツタ部87が本体1aと一体で形成され
ており、カツタ部87は記録紙排出口10から排
出される記録紙63を任意の寸法に切断すること
ができる。また、本体1aには紙ガイド88,8
9が形成されており、紙ガイド88はサーマルヘ
ツド61を保護するとともに、記録紙63をサー
マルヘツド61とプラテンローラ62との間へ導
く。また、紙ガイド89は記録紙63を記録紙排
出口10側へ案内する。すなわち、前記紙ガイド
84,88,89は全体として記録紙搬送路を形
成する。一方、記録紙カバーユニツト69には第
1図に示すように、ロツクボタン90が設けられ
ており、ロツクボタン90は記録紙カバーユニツ
ト69と本体1aとのロツクおよびロツク解除を
行う。
次に作用を説明する。
まず、原稿の画情報を相手側に送信するときに
は、原稿を原稿挿入口8から挿入し、搬送ローラ
16,31間に当接させると、原稿センサ14が
ONとなり、原稿セツト情報が制御部4に入力さ
れる。制御部4から各部に制御信号が出力され、
この制御信号に応じて光源33が点灯するととも
に、ステツピングモータ45が動作して搬送ロー
ラ31,32が駆動される。したがつて、搬送ロ
ーラ16,31間に当接した原稿が原稿排出口9
側に所定の速度で搬送される。そして、原稿が原
稿センサ15を通過したことを検出した後、所定
量送り、原稿先端を読取部に導いた時点で原稿を
停止させる。その後、上記所定の送信情報に応じ
て原稿が搬送されると、ラインイメージセンサ3
8により、その先頭から1ライン毎に光電変換さ
れ画情報として制御部4に出力される。制御部4
に入力された画情報は所定の手順で処理され、相
手側に送信される。一方、搬送が進み、原稿の後
端部が原稿センサ15を通過して原稿センサ15
がOFFになると、ステツピングモータ45の駆
動が停止され搬送ローラ31,32の駆動が停止
されるとともに、光源33が消灯する。このた
め、原稿はその後端部が搬送ローラ17,32に
よつて挟まれた状態で保持される。したがつて、
例えばフアクシミリ装置1を壁掛け型として立て
て使用しても、読取りが終了した原稿は落下しな
い。
一方、フアクシミリ装置1は、外部回線を介し
て入力された画情報を受信すると、所定の手順で
処理した後、記録部6に出力され、記録部6にお
いて記録される。
記録部6における記録はプラテンローラ62に
よりプラテンローラ62とサーマルヘツド61と
の間に供給されている記録紙63を記録紙排出口
10方向に搬送しながらサーマルヘツド61に熱
パルスを供給して行う。この記録の手順として
は、まず、制御部4よりステツピングモータ75
に駆動信号を出力して記録紙63を所定量搬送
し、プラテンローラ62を搬送方向に所定量移動
させて第12図に示す記録位置にセツトする。す
なわち、プラテンローラ62は支持部材67に支
持されているが、支持部材67は軸68を介して
記録紙カバーユニツト69に揺動自在に支持され
ているとともに、コイルスプリング80により第
11図aに示すように、時計方向に付勢されてい
る。したがつて、支持部材67は、非記録時、コ
イルスプリング80により第12図に一点鎖線で
示す待機位置にセツトされており、この待機位置
はロツクピン76がロツクレバー77の上側スト
ツパー部77bに当接する位置である。記録時、
発熱素子とプラテンローラの接触位置を合わせる
ため、ステツピングモータ75が駆動されると、
ステツピングモータ75は、第7図に示すよう
に、ピニオンギヤ74を時計方向に回転し、この
ピニオンギヤ74の回転により、中間ギヤ73が
反時計方向、駆動ギヤ72が時計方向、連結ギヤ
71が反時計方向に回転する。連結ギヤ71が反
時計方向に回転すると、プラテンギヤ70は連結
ギヤ71から記録紙63の搬送方向(第13図中
Xで表示)と逆方向の付勢力Pを受け、支持部材
67はこの付勢力Pにより反時計方向に揺動して
ロツクピン76が下側ストツパー77cに当接す
る位置、すなわち、記録位置で停止する。したが
つて、プラテンローラ62は記録時、記録に先立
ち、待機位置から移動して、記録位置にセツトさ
れる。
上述のように、プラテンローラ62が記録位置
にセツトされると、サーマルヘツド61の発熱素
子61aに画情報に基づいて熱パルスを供給して
発熱素子61aを発熱し、記録紙63に塗布され
ている発色層を溶融して発色させ記録する。サー
マルヘツド61による記録は先頭ラインより順次
行われるが、この間ステツピングモータ75は連
続して駆動し、各ギヤ74〜70を介してプラテ
ンローラ62を回転させるとともに、プラテンロ
ーラ62を記録位置に保持する。したがつて、記
録中記録部6は常にロツクピン76が下側ストツ
パー部77cに当接する記録位置にセツトされ、
印字ぶれ等を防止して印字品質を向上させること
ができる。
全ての画情報の記録が終了すると、ステツピン
グモータ75は記録後端がカツター部87を通過
する量だけ駆動された後に停止する。ステツピン
グモータ75の駆動が停止されると、上記連結ギ
ヤ71によりプラテンギヤ70に付与されていた
付勢力Pが消失し、支持部材67はコイルスプリ
ング80の付勢力により時計方向に揺動する。し
たがつて、プラテンローラ62は第12図に示す
記録位置から待機位置へ移動し、記録紙63が発
熱素子61aから離れる。その結果、記録終了
後、記録紙63が発熱素子61aの余熱を受ける
ことがなく、発熱素子61aの余熱による記録紙
63の発熱素子61aへの貼り付きや発色を防止
することができる。また、待機時、プラテンロー
ラ62をサーマルヘツド61の先端側に移動させ
ているため、板バネ66の付勢力が記録時よりも
小さくなり、長時間非記録時間が続いてもプラテ
ンローラ62が変形することを防止することがで
きる。
記録の終了した記録紙63は本体1aと記録紙
カバーユニツト69との間に形成された記録紙排
出口10から本体1aの上面側に排出され、カツ
タ部87により切断される。
なお、上記実施例では、連結ギヤ71の回転に
よりプラテンギヤ70が記録紙63の搬送方向と
逆方向の付勢力Pを受け、記録終了後、記録紙6
3の搬送方向にプラテンローラ62を移動させて
待機させる場合について述べたが、これに限るも
のではなく、第14,15図に示すように、プラ
テンローラ62を記録時、記録紙63の搬送方向
に移動させ、記録終了後、記録紙63の搬送方向
の逆方向に移動させるようにしてもよい。この場
合、コイルスプリング80は支持部材67を反時
計方向に付勢するように取付け、連結ギヤ71は
プラテンギヤ70とプラテンギヤ70の中心より
軸68と反対側で歯合する。連結ギヤ71をプラ
テンギヤ70の中心より反対側でプラテンギヤ7
0に歯合させると、連結ギヤ71の反時計方向の
回転によりプラテンギヤ70には、第14図にQ
で表示するように、記録紙63の搬送方向の付勢
力Qが作用する。したがつて、プラテンローラ6
2は非記録時、コイルスプリング80の反時計方
向の付勢により、第15図に示す待機位置にセツ
トされ、記録時、付勢力Qにより待機位置から記
録位置へ移動して記録を行う。記録が終了する
と、付勢力Qが消失し、プラテンローラ62はコ
イルスプリング80の付勢力により記録位置から
待機位置へ移動し、上記実施例と同様に、発熱素
子61aの余熱による記録紙63の貼り付きや発
色を防止することができる。さらに、この場合に
おいては、記録位置から待機位置へ移動する場
合、プラテンローラ62が発熱素子61a上を通
過しないので、記録紙63の貼り付きや発色をよ
り一層防止することができる。すなわち、一般
に、記録時、プラテンローラ62は発熱素子61
aの真上に位置させず、発熱素子61aよりやや
記録紙63の搬送方向上流側に位置させるためで
ある。また、上記実施例ではフアクシミリ装置に
適用したが、これに限るものではなく、感熱式記
録方式の記録装置を利用した機器一般に適用する
ことができる。
(効果) 本考案によれば、記録終了後、プラテンローラ
を移動させて記録紙をサーマル素子から離すこと
ができ、記録後のサーマル素子の余熱による記録
紙の貼り付や発色を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は、本考案の感熱記録装置の
一実施例を示す図であり、第1図はその感熱記録
装置を適用したフアクシミリ装置の平面図、第2
図はそのフアクシミリ装置の側面図、第3図はそ
のフアクシミリ装置の側面断面図、第4図はその
フアクシミリ装置の操作部の要部分解斜視図、第
5図はそのフアクシミリ装置の操作部に設けられ
た原稿センサの要部断面図、第6図はそのフアク
シミリ装置の内部の要部平面図、第7図はそのフ
アクシミリ装置の駆動系を示す側面図、第8図は
そのフアクシミリ装置のブロツク図、第9図はそ
のフアクシミリ装置の記録紙カバーユニツトの全
体斜視図、第10図はそのフアクシミリ装置の操
作部と記録紙カバーユニツトを開いた状態の左側
面図、第11図a,bはそのプラテンローラの支
持部材とロツク機構を示す正面図、第12図はそ
のプラテンローラとサーマルヘツドの位置関係を
示す正面図、第13図はそのプラテンローラの位
置移動のメカニズムを示す図である。第14,1
5図は、本考案の感熱記録装置の他の実施例を示
す図であり、第14図はそのプラテンローラの位
置移動のメカニズムを示す図であり、第15図は
そのプラテンローラとサーマルヘツドの位置関係
を示す正面図である。 61……サーマルヘツド、62……プラテンロ
ーラ、62a……発熱素子、67……支持部材
(支持手段)、70……プラテンギヤ(駆動伝達手
段)、71……連結手段(駆動伝達手段)、72…
…駆動ギヤ(駆動伝達手段)、73……中間ギヤ
(駆動伝達手段)、74……ピニオンギヤ(駆動伝
達手段)、75……ステツピングモータ(駆動手
段)、80……コイルスプリング(付勢手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 記録紙を搬送しつつ、該記録紙に記録を行なう
    感熱記録装置において、 前記記録紙に記録を行うための発熱素子を備え
    たサーマルヘツドと、 前記記録紙を前記サーマルヘツドとの間で挟持
    し搬送するプラテンローラと、 前記プラテンローラを前記発熱素子位置と、該
    発熱素子位置から離れた待機位置との間で移動可
    能に支持する支持手段と、 常時は前記プラテンローラが前記待機位置に存
    在するよう前記支持手段を付勢する付勢手段と、 駆動手段と、 前記プラテンローラが前記待機位置と前記発熱
    素子位置の間のどの位置に存在する際にも、前記
    駆動手段の駆動力を前記プラテンローラに伝達す
    るよう配置されるとともに、前記駆動手段の駆動
    力を伝達して前記記録紙を搬送する方向に前記プ
    ラテンローラを回転させる際には、前記付勢手段
    の付勢力に抗して、前記プラテンローラを前記発
    熱素子位置に付勢する付勢力を生じさせる回転連
    結部材を有する駆動伝達手段と、 を備えたことを特徴とする感熱記録装置。
JP16084187U 1987-10-22 1987-10-22 Expired - Lifetime JPH059180Y2 (ja)

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