JPH0591700A - 回転電機のフレーム胴およびその製造方法 - Google Patents

回転電機のフレーム胴およびその製造方法

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JPH0591700A
JPH0591700A JP24924491A JP24924491A JPH0591700A JP H0591700 A JPH0591700 A JP H0591700A JP 24924491 A JP24924491 A JP 24924491A JP 24924491 A JP24924491 A JP 24924491A JP H0591700 A JPH0591700 A JP H0591700A
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JP
Japan
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frame body
electric machine
positioning recess
thin plate
positioning
Prior art date
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Pending
Application number
JP24924491A
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English (en)
Inventor
Yoichi Ikeda
洋一 池田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合を行うに際しての位置合せを容易に且つ
精度良く行うことが出来る回転電機のフレーム胴および
その製造方法を提供する。 【構成】 胴10の外表面となる側の金属材薄板平板1
の表面に位置決め用凹部5,5’,6,6’を形成した
金属材薄板平板1を円筒状に曲げて胴10を作り、位置
決め用凹部5,5’,6,6’を基準として接合部を位
置決めし、溶接して回転電機のフレーム胴とする。 【効果】 接合を行うに際しての位置合せを容易に且つ
精度良く行うことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転電機のフレーム
胴およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、金属材
薄板平板を筒状に曲げた後,突合せ部を接合してなる回
転電機のフレーム胴およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の回転電機のフレーム胴
(52)の正面図である。図7は、一部分を断面で表わ
した前記フレーム胴(52)の側面図である。図6,図
7において、(51)は回転電機のフレームであり、
(53)は回転電機据付け用の脚部、(54)は回転電
機のステータの電源接続用リード線を引出す端子箱の取
付座、(55)は回転電機を吊り上げるためのアイボル
トを取り付けるアイボルト取付座である。フレーム胴
(52)の内部には、ステータおよび回転軸に装着され
た回転子が内蔵され、出力軸側および反出力軸側の各々
の軸受を介して、出力軸側および反出力軸側ブラケット
により保持されている(いずれも図示せず)。
【0003】図8の(a),図8の(b),図8の
(c)は、前記フレーム胴(52)の製造工程を示す説
明図である。図8の(a)に示す略長方形の金属材薄板
平板(56)を円筒状に曲げ、図8の(b)に示す胴
(57)を成形し、その突合せ部(58)を、図8の
(c)に示すようにレーザービーム(59)により軸方
向に沿って溶接し、フレーム胴(52)を製造する。こ
の後、フレーム胴(52)に、脚部(53),端子箱取
付座(54),アイボルト取付座(55)を溶接固着
し、フレーム(51)とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転電機のフレ
ーム胴(52)は上記のように構成されているので、胴
(57)の突合せ部(58)がほぼ平坦状となり、その
位置検出が難しく、レーザービーム(59)の軸回転方
向の位置合せ精度が悪くなる。しかし、位置合せ精度が
悪いと、溶接部が突合せ部(58)の中心よりずれて、
一部に溶接不良部が残り、フレーム胴(52)の強度低
下を招く問題点がある。また、脚部(53),端子箱取
付座(54),アイボルト取付座(55)の溶接時にお
いても、フレーム胴(52)の軸回転方向位置合せ精度
の確保が難しく、脚部(53),端子箱取付座(5
4),アイボルト取付座(55)の溶接に際して、所定
の位置合せ精度が出ない問題点がある。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、接合を行うに際しての位置合
せを容易に精度良く行うことが出来る回転電機のフレー
ム胴およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の回転電機のフ
レーム胴は、金属材薄板平板を筒状に曲げ、突合せ部を
接合する回転電機のフレーム胴において、金属材薄板平
板の表面に位置決め用凹部を形成したことを構成上の特
徴とする。上記構成において、筒の外表面となる側の金
属材薄板平板の表面に位置決め用凹部を形成するのが好
ましい。また、上記構成において、位置決め用凹部を筒
軸方向に複数個形成するのが好ましい。また、上記構成
において、位置決め用凹部を、金属材薄板平板の溶接さ
れる端部附近に形成するのが好ましい。
【0007】この発明の回転電機のフレーム胴の製造方
法は、所定の幅と長さを有する金属材薄板平板を製造す
る工程と、前記金属材薄板平板の接合される両端部から
所定の寸法位置に位置決め用凹部を形成する工程と、前
記位置決め用凹部を外側にして金属材薄板平板を筒状に
曲げる工程と、前記位置決め用凹部を基準として接合部
の位置を決定し接合する工程とを含むことを構成上の特
徴とする。
【0008】
【作用】この発明の回転電機のフレーム胴およびその製
造方法では、円筒状に曲げ成形される金属材薄板平板の
表面に位置決め用凹部を形成したので、この位置決め用
凹部を基準として接合部の位置を決定し接合することが
出来るから、接合を行うに際しての位置合せを容易に且
つ精度良く行うことが出来る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1において、(1)は、金属材薄板平板で、所定
の幅と長さを有する略長方形をしている。この薄板平板
(1)に、位置決め用の凹部(5)(5’)(6)
(6’)を設ける。凹部(5)(5’)の位置は、胴の
成形曲げ方向端部(2)(3)より寸法A1,A2だけ
内側で、かつ、胴の軸線方向端部(4)より各々寸法B
1,B2だけ内側である。凹部(6)(6’)の位置
は、凹部(5)(5’)から所定の寸法Cだけ離れた前
記胴の軸線方向端部(4)と反対側の位置である。
【0010】図2は、薄板平板(1)の断面図である。
(7)(7’)(8)(8’)は、凹部(5)(5’)
(6)(6’)における胴の成形曲げ方向端部(2)
(3)に近い側のエッジである。
【0011】上記薄板平板(1)を、図3に示すよう
に、凹部(5)(5’)(6)(6’)の設けられた面
を外側にして円筒状に曲げ、胴(10)を成形する。
【0012】次いで、凹部(5)のエッジ(7)を近接
スイッチ等で検出し、胴の成形曲げ方向端部(2)の方
向へレーザービーム(9)の照射位置を寸法A1だけ移
動させることにより、図4に示すように、突合せ部とレ
ーザービーム(9)を位置合せする。そして、突合せ部
をレーザービーム(9)により溶接し、回転電機のフレ
ーム胴(20)を得る。
【0013】なお、凹部(5)のエッジ(7)から胴の
成形曲げ方向端部(2)までの寸法A1については、薄
板平板(1)の製造時に、胴の成形曲げ方向端部(2)
の成形(一般にシャーリング)と同時に凹部(5)の加
工を行うことにより、容易に精度を確保することが出来
る。
【0014】上記ではレーザービーム(9)を移動させ
たが、前記レーザービーム(9)を固定し、胴(10)
側を移動させてもよい。一般に、レーザービーム(9)
は、薄板平板(1)の表面より若干内部側で焦点を結ば
せることが必要で、また、突合せ部に沿って胴の軸方向
に溶接することより2つの移動軸を設けることが多く、
この場合、胴(10)をその円周方向に回転させて上記
位置合せを行なうことが望ましい。
【0015】図5は、胴(10)の軸線方向端部(4)
の突き合せにズレを生じた状態を示している。この時、
胴(10)の一点鎖線で示す成形軸線と突合せ部のライ
ンとは交差する関係にある。このため、凹部(5)のエ
ッジ(7)を検出し、F方向へ寸法A1だけ胴(10)
を回転させた位置から溶接すると、凹部(6)のところ
では寸法Dの誤差を生じる。
【0016】そこで、凹部(5)のエッジ(7)を検出
しF方向へ寸法A1だけ胴(10)を回転させた位置か
ら凹部(6)のエッジ(8)までのE方向の寸法Q(=
A1+D)を割り出し、寸法A1と寸法Qとから寸法
(A1+D/2)または寸法(A1−D/2)を割り出
して、凹部(6)のエッジ(8)から寸法(A1+D/
2)の位置または凹部(5)のエッジ(7)から寸法
(A1−D/2)の位置にレーザービーム(9)を合
せ、溶接を行う。これにより、誤差を平均化することに
より、突合せ部の全長にわたり安定した溶接を施すこと
が出来る。
【0017】なお、上記寸法Dが一定値以上になった場
合は、不良検出とし、次の製作工程を省くようにするこ
とも出来る。
【0018】他の実施例としては、軸方向長さの異なる
胴でも寸法Cを統一するものが挙げられる。この場合、
軸方向長さの異なる胴を同一の製造装置で製造できる。
【0019】また、他の実施例としては、胴を一方向の
みに回転させるものが挙げられる。この場合、回転装置
に使用されている歯車等のバックラッシュによる位置合
せ精度の低下を防止することが出来る。
【0020】
【発明の効果】この発明の回転電機のフレーム胴および
その製造方法によれば、凹部を検出することにより、円
筒状に曲げ成形された薄板平板の突合せ部を容易に精度
よく位置出しすることが出来る。この結果、胴の曲げ成
形時のねじれにより生ずるレーザービームねらい位置ず
れを抑え、突合せ部部全長にわたって安定した信頼性の
高い溶接を行い、溶接強度を確保することが出来る。ま
た薄板平板の突合せ部を正確に位置決めできるようにし
たので、突合せ部を基準として所定位置に端子箱取付
座、アイボルト取付座、脚部等の他部品を精度よく溶接
固着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の回転電機のフレーム胴に
おける金属材薄板平板の斜視図である。
【図2】図1に示す金属材薄板平板の断面図である。
【図3】図1に示す金属材薄板平板を円筒状に曲げ成形
した胴を示す斜視図である。
【図4】図4に示す胴の溶接工程を示す斜視図である。
【図5】突合せ部にずれを生じた胴の溶接工程を示す斜
視図である。
【図6】従来の回転電機のフレームを示す正面図であ
る。
【図7】一部を断面で表した図6のフレームの側面図で
ある。
【図8】従来の回転電機のフレーム胴の製造工程図であ
る。
【符号の説明】
1 金属材薄板平板 2,3 胴の成形曲げ方向端部 4 胴の軸線方向端部 5,5’6,6’ 位置決め用の凹部 10 胴 20 回転電機のフレーム胴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材薄板平板を筒状に曲げ、突合せ部
    を接合する回転電機のフレーム胴において、金属材薄板
    平板の表面に位置決め用凹部を形成したことを特徴とす
    る回転電機のフレーム胴。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転電機のフレーム胴
    において、筒の外表面となる側の金属材薄板平板の表面
    に位置決め用凹部を形成したことを特徴とする回転電機
    のフレーム胴。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の回転電
    機のフレーム胴において、位置決め用凹部を筒軸方向に
    複数個形成したことを特徴とする回転電機のフレーム
    胴。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の回転電機のフレーム胴において、位置決め用凹部を、
    金属材薄板平板の溶接される端部附近に形成したことを
    特徴とする回転電機のフレーム胴。
  5. 【請求項5】 所定の幅と長さを有する金属材薄板平板
    を製造する工程と、前記金属材薄板平板の接合される両
    端部から所定の寸法位置に位置決め用凹部を形成する工
    程と、前記位置決め用凹部を外側にして金属材薄板平板
    を筒状に曲げる工程と、前記位置決め用凹部を基準とし
    て接合部の位置を決定し接合する工程とを含むことを特
    徴とする回転電機のフレーム胴の製造方法。
JP24924491A 1991-09-27 1991-09-27 回転電機のフレーム胴およびその製造方法 Pending JPH0591700A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804874B2 (en) 2000-09-12 2004-10-19 Denso Corporation Method of manufacturing yoke of rotary electric machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804874B2 (en) 2000-09-12 2004-10-19 Denso Corporation Method of manufacturing yoke of rotary electric machine
US7168151B2 (en) 2000-09-12 2007-01-30 Denso Corporation Method of manufacturing yoke of rotary electric machine

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