JPH059161Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH059161Y2 JPH059161Y2 JP1988122684U JP12268488U JPH059161Y2 JP H059161 Y2 JPH059161 Y2 JP H059161Y2 JP 1988122684 U JP1988122684 U JP 1988122684U JP 12268488 U JP12268488 U JP 12268488U JP H059161 Y2 JPH059161 Y2 JP H059161Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- resin sheet
- soundproofing
- soft resin
- soundproofing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は鍵盤楽器の鍵盤が楽器構造部にぶつか
つて発生する異音を消すための防音材に関するも
のである。
つて発生する異音を消すための防音材に関するも
のである。
［従来の技術］
鍵盤楽器は、ピアノやオルガンはもとより、最
近はエレクトーンを初めとする電子楽器に至るま
で広く利用されているが、演奏時に鍵盤が楽器構
造部と直接、ぶつかつて生ずる音は演奏する音楽
にとつては雑音となる。そのため、従来はコンパ
クトな電子楽器の場合は製造時の作業性と製品の
サイズをできるだけ薄くしたいという要請から厚
み0.5mm程度の硬質塩化ビニルシートと厚み１mm
程度のフエルトを粘着剤によつて積層し、反対側
の硬質塩化ビニルシート面にも粘着層さらに離型
紙と一体化させた防音材を使用していた。
近はエレクトーンを初めとする電子楽器に至るま
で広く利用されているが、演奏時に鍵盤が楽器構
造部と直接、ぶつかつて生ずる音は演奏する音楽
にとつては雑音となる。そのため、従来はコンパ
クトな電子楽器の場合は製造時の作業性と製品の
サイズをできるだけ薄くしたいという要請から厚
み0.5mm程度の硬質塩化ビニルシートと厚み１mm
程度のフエルトを粘着剤によつて積層し、反対側
の硬質塩化ビニルシート面にも粘着層さらに離型
紙と一体化させた防音材を使用していた。
しかし、このコンパクトな電子楽器用の防音材
は長期間使用していた場合、度重なる鍵盤との衝
突により、フエルト表面に粘着剤が滲み出てしま
い異音を発生すると言う問題があつた。
は長期間使用していた場合、度重なる鍵盤との衝
突により、フエルト表面に粘着剤が滲み出てしま
い異音を発生すると言う問題があつた。
［考案が解決しようとする課題］
本考案の目的は、このようなコンパクトな電子
楽器用として製造時の作業性に優れ、かつ防音性
と耐久性に優れた防音材を提供することにある。
楽器用として製造時の作業性に優れ、かつ防音性
と耐久性に優れた防音材を提供することにある。
［課題を解決するための手段］
本考案の要旨は繊維シート状物，軟質樹脂シー
ト硬質樹脂シート，粘着層及び離型紙からなる５
層積層体において繊維シート状物の一部が軟質樹
脂シート表層部にもぐり込んだ状態で融着されて
一体化されてなる構造により防音性と耐久性を両
立させた防音材を提供するものである。
ト硬質樹脂シート，粘着層及び離型紙からなる５
層積層体において繊維シート状物の一部が軟質樹
脂シート表層部にもぐり込んだ状態で融着されて
一体化されてなる構造により防音性と耐久性を両
立させた防音材を提供するものである。
［作用］
以下その詳細について図面より説明する。図１
は本考案に係わる防音材の１例の側面図である。
図１の防音材は、予め硬質樹脂シート３と繊維シ
ート１を製造しておき、次に軟質樹脂シート２を
製造するときに硬質樹脂シート３を積層一体化さ
せ、続いて軟質樹脂シート２と硬質樹脂シート３
を一体化したものを、軟質樹脂シート２の表面を
溶融させながら繊維シート１を貼り合わせ３層一
体化させ、さらに硬質樹脂シート３の離面に粘着
層４を塗布し離型紙５を貼り合わせ、５層一体化
させたものである。このような防音材は図２で示
すような状況で使用される。すなわち楽器構造体
６に取り付けられた黒鍵７と白鍵８が演奏時に楽
器構造体９とぶつかることにより発生する異音に
気にならないレベルまで低下させるために防音材
９が用いられ、本考案の防音材は繊維状シート，
軟質樹脂シート，硬質樹脂シートと順次硬度を増
す構成を有することによりすぐれた防音効果を発
現する。さらに従来のように粘着材を用いず繊維
状シート１の一部が軟質シート２の表層部に潜り
込ませた構造をとらせることにより、優れた耐久
性を実現させたものである。図の態様において使
用される繊維状シートは通常用いられるポリエス
テル系などの合成高分子繊維を集合させたシート
から羊毛などの天然繊維を集合させたシートにい
たるまで特に限定されない。また軟質樹脂シート
は厚み１mm前後が使用しやすく繊維状シートの一
部を潜り込ませた形で融着させた状態で保持させ
るためと、柔軟性により防音効果を向上させる目
的で使用しゴム，軟質塩化ビニル樹脂，ポリエチ
レン−酢酸ビニル共重合体樹脂，などに代表され
る柔軟性に富んだ高分子材料を使用することがで
きる。
は本考案に係わる防音材の１例の側面図である。
図１の防音材は、予め硬質樹脂シート３と繊維シ
ート１を製造しておき、次に軟質樹脂シート２を
製造するときに硬質樹脂シート３を積層一体化さ
せ、続いて軟質樹脂シート２と硬質樹脂シート３
を一体化したものを、軟質樹脂シート２の表面を
溶融させながら繊維シート１を貼り合わせ３層一
体化させ、さらに硬質樹脂シート３の離面に粘着
層４を塗布し離型紙５を貼り合わせ、５層一体化
させたものである。このような防音材は図２で示
すような状況で使用される。すなわち楽器構造体
６に取り付けられた黒鍵７と白鍵８が演奏時に楽
器構造体９とぶつかることにより発生する異音に
気にならないレベルまで低下させるために防音材
９が用いられ、本考案の防音材は繊維状シート，
軟質樹脂シート，硬質樹脂シートと順次硬度を増
す構成を有することによりすぐれた防音効果を発
現する。さらに従来のように粘着材を用いず繊維
状シート１の一部が軟質シート２の表層部に潜り
込ませた構造をとらせることにより、優れた耐久
性を実現させたものである。図の態様において使
用される繊維状シートは通常用いられるポリエス
テル系などの合成高分子繊維を集合させたシート
から羊毛などの天然繊維を集合させたシートにい
たるまで特に限定されない。また軟質樹脂シート
は厚み１mm前後が使用しやすく繊維状シートの一
部を潜り込ませた形で融着させた状態で保持させ
るためと、柔軟性により防音効果を向上させる目
的で使用しゴム，軟質塩化ビニル樹脂，ポリエチ
レン−酢酸ビニル共重合体樹脂，などに代表され
る柔軟性に富んだ高分子材料を使用することがで
きる。
硬質樹脂シートは製品に腰をもたせて楽器製造
時の作業性を向上させることと、強度を上げるた
めの補強を目的として用いられ硬質塩化ビニル樹
脂，ポリプロピレン樹脂，ポリエステル樹脂，ポ
リエステル樹脂，ポリメチルメタクリル樹脂に代
表される室温で比較的硬い高分子材料を使用する
ことができる。粘着剤と離型紙は、硬質樹脂シー
トの材質に合わせて適宜選択される。
時の作業性を向上させることと、強度を上げるた
めの補強を目的として用いられ硬質塩化ビニル樹
脂，ポリプロピレン樹脂，ポリエステル樹脂，ポ
リエステル樹脂，ポリメチルメタクリル樹脂に代
表される室温で比較的硬い高分子材料を使用する
ことができる。粘着剤と離型紙は、硬質樹脂シー
トの材質に合わせて適宜選択される。
このようにして得られた防音材は、作業性をそ
こなわないうえに、すぐれた防音性と耐久性を有
するものである。また用途としては、鍵盤楽器に
限らず各種楽器を始めとして、可動部と構造体の
接触時の音を下げる目的に対して広く使用でき
る。
こなわないうえに、すぐれた防音性と耐久性を有
するものである。また用途としては、鍵盤楽器に
限らず各種楽器を始めとして、可動部と構造体の
接触時の音を下げる目的に対して広く使用でき
る。
［考案の効果］
以下の説明から明らかなように本考案によれ
ば、 (1) 繊維シート状物の一部が軟質樹脂シート表層
部に粘着剤を用いずに潜り込んだ状態で融着さ
れて一体化されているため、鍵盤とのたび重な
る衝突に対して耐久性が高い。
ば、 (1) 繊維シート状物の一部が軟質樹脂シート表層
部に粘着剤を用いずに潜り込んだ状態で融着さ
れて一体化されているため、鍵盤とのたび重な
る衝突に対して耐久性が高い。
(2) 上層より繊維シート状物，軟質樹脂シートと
いうように順次硬い材質に移行する構造を有す
るため、鍵盤との衝突に対する緩衝性に優れ
る。
いうように順次硬い材質に移行する構造を有す
るため、鍵盤との衝突に対する緩衝性に優れ
る。
図１は本考案に係わる防音材の一例を示す。図
２は本考案に係わる防音材が実際使用されている
状態の一例を示す。 １……繊維シート状物、２……軟質樹脂シー
ト、３……硬質樹脂シート、４……粘着層、５…
…離型紙、６……楽器構造部、７……黒鍵、８…
…白鍵、９……本考案に係わる防音材。
２は本考案に係わる防音材が実際使用されている
状態の一例を示す。 １……繊維シート状物、２……軟質樹脂シー
ト、３……硬質樹脂シート、４……粘着層、５…
…離型紙、６……楽器構造部、７……黒鍵、８…
…白鍵、９……本考案に係わる防音材。
Claims (1)
- 繊維シート状物，軟質樹脂シート，硬質樹脂シ
ート，粘着層及び離型紙からなる５層積層体にお
いて、繊維シート状物の一部が軟質樹脂シート表
層部にもぐりこんだ状態で融着されて一体化され
てなる防音材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988122684U JPH059161Y2 (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988122684U JPH059161Y2 (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0244030U JPH0244030U (ja) | 1990-03-27 |
| JPH059161Y2 true JPH059161Y2 (ja) | 1993-03-08 |
Family
ID=31370844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988122684U Expired - Lifetime JPH059161Y2 (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH059161Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5332860B2 (ja) * | 1971-11-12 | 1978-09-11 | ||
| JPS6158304B2 (ja) * | 1983-09-22 | 1986-12-11 | Maeda Seikan Kk |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5340553Y2 (ja) * | 1975-12-17 | 1978-09-30 | ||
| JPS5332860U (ja) * | 1976-08-30 | 1978-03-22 | ||
| JPS593887Y2 (ja) * | 1976-12-25 | 1984-02-03 | 恵和商工株式会社 | 化粧板用化粧紙 |
| JPH0331764Y2 (ja) * | 1984-09-22 | 1991-07-05 | ||
| JPH0310037Y2 (ja) * | 1984-09-29 | 1991-03-13 |
-
1988
- 1988-09-21 JP JP1988122684U patent/JPH059161Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5332860B2 (ja) * | 1971-11-12 | 1978-09-11 | ||
| JPS6158304B2 (ja) * | 1983-09-22 | 1986-12-11 | Maeda Seikan Kk |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0244030U (ja) | 1990-03-27 |
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