JPH0591336A - 静止画記録再生装置及び静止画記録再生システム - Google Patents

静止画記録再生装置及び静止画記録再生システム

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JPH0591336A
JPH0591336A JP3276368A JP27636891A JPH0591336A JP H0591336 A JPH0591336 A JP H0591336A JP 3276368 A JP3276368 A JP 3276368A JP 27636891 A JP27636891 A JP 27636891A JP H0591336 A JPH0591336 A JP H0591336A
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circuit
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card
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JP3276368A
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Atsushi Yoshioka
厚 吉岡
Iwao Ayusawa
巌 鮎澤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード状記録媒体での静止画データの記録再
生において、回路規模を低減し、再生時のデータ処理不
能が故障と誤認されるのを防止する。 【構成】 入力静止画データは、DCT回路2、量子化
回路3、符号化回路4によってデータ圧縮され、カード
コネクタ6でのカード状記録媒体に記録される。量子化
回路3、符号化回路4には、JPEGに従う特定のテー
ブルが設定されている。また、カード状記録媒体からデ
ータを再生する場合には、これから読み出されたデータ
が、符号デコーダ回路7、逆量子化回路9、IDCT回
路11で処理されて元の画像となる。一方、符号化テー
ブル検知回路8と量子化テーブル検知回路10とで該デ
ータに付加されている符号化テーブルや量子化テーブル
の情報が検知される。これらが符号化回路4、量子化回
路3に設定されているものと異なり、データ処理不能の
ときには、警告表示回路13が警告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子的に撮像して得ら
れる1コマずつの静止画像信号を半導体メモリカード等
のカード状記録媒体にディジタル記録し、また、該カー
ド状記録媒体からデータを再生して静止画表示を行なう
静止画記録再生装置、及び静止画記録再生システムに係
り、特に、ディジタル記録する際のデータ圧縮をJPE
G(Joint Photographic Expe
rt Group)の規定を用いて行なうものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子カメラと通称されている静止画像の
記録再生装置としては、例えばテレビジョン学会技術報
告 TEBS100−2(昭和59年12月13日)に
おける増田 美智雄氏等による論文「電子カメラ」に記
載されるように、フロッピーディスクを用いたアナログ
記録によるものが汎く知られているが、最近では、例え
ばテレビジョン学会技術報告 TEBS89−30(平
成元年3月31日)における大地 成治氏等による論文
「カードカメラ“FUJIX DS−1P”」で述べら
れているように、再生画像の高画質化とディスクドライ
ブ機構の不要化、周辺機器とのディジタルインタフェー
ス化等を狙って、ICメモリを内蔵した薄型の半導体メ
モリカードにディジタル記録するものが発表されてい
る。
【0003】また、衆知のように、画像のディジタル記
録においては、データ量が膨大になるため、データ圧縮
技術の開発が以前から進められている。一定の容量の半
導体メモリカードにより多くの数の静止画を記録するた
めには、特に、民生用の製品では、データ圧縮を行なう
ことが必須と考えられる。しかも、周辺機器とのインタ
フェース等を考慮すると、画像データの圧縮方法として
はある程度の標準化が望まれる。最近では、圧縮方法に
対する国際的な標準化が進み、静止画像のデータ圧縮に
対応したものはJPEGと呼ばれており、例えば、PC
SJ90 画像符号化シンポジウム資料(平成2年11
月13日) pp.43−48の大町隆夫氏による論文
「カラー静止画像符号化の国際標準化動向」等で紹介さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なアナログ記録、ディジタル記録を問わず、多くの静止
画記録再生装置においては、画像を撮像する本体だけで
は記録媒体から画像信号を再生することはできない。画
像信号を再生するためには、外部のアダプタ装置を必要
とし、これを上記の本体に電気的に接続するか、また
は、本体から取り出した記録媒体をそのアダプタ装置に
装着するかして再生する。このようにするのは、本体を
携帯可能に小形軽量化するためであるが、再生機能も本
体に内蔵することも当然考えられる。
【0005】また、上記のJPEGはデータ圧縮方法に
ついての大筋を決めるものであって、例えば画素数、画
素のアスペクト比等の画像の属性については規定しない
し、量子化、符号化に用いるテーブル等も使用可能な個
数を規定するのみであって、その具体的な内容はユーザ
が設定するものである。この場合、使用したテーブルは
画像データとともにカード状記録媒体に記録され、再生
時のデコード、逆量子化のために使用される。
【0006】特に、民生用としての用途を考えると、デ
ータ圧縮のためのハードウェア規模を低減するために
は、JPEGに従うとしても、電子カメラ装置の規格と
して、画素数、画素のアスペクト比、量子化・符号化の
テーブルをはじめ、各項目を予め1つの規格で決めてお
くことが望まれる。しかし、その反面、JPEGは、標
準化されたものとして、今後多方面で使用されるものと
考えられるが、電子カメラ装置の規格を上記したように
一意的に決めてしまうと、他の周辺機器とのインタフェ
ースの上で問題を生じる。
【0007】即ち、将来、半導体メモリカードにファイ
ルされた画像データを用いるシステムとしては、様々な
ものが出現するものと考えられる。このようなシステム
としては、プリンタ、コンピュータ、ワードプロセッ
サ、ファクシミリ等があり、これらは半導体メモリカー
ドからのデータを取り込めるように構成されることにな
るが、この場合、標準化されたJPEGに従ったデータ
の全てに対応できるように、ハードウェア設計されるこ
とになる。
【0008】しかし、電子カメラ装置を、上記のよう
に、量子化テーブルや符号化テーブルをJPEGの規定
内の特定なものとしてハードウェア設計すると、特に本
体に再生機能も内蔵した場合、それによって半導体メモ
リカードに記録されたデータを、標準化されたJPEG
に従ったデータの全てに対応できるようにハードウェア
設計された他の周辺機器(上記プリンタ、コンピュー
タ、ワードプロセッサ、ファクシミリ等)で再生するこ
とができるものの、他の周辺機器で半導体メモリカード
に記録されたデータはこの電子カメラで再生することが
できない場合もあり得る。これを防止するためには、電
子カメラ本体内の再生機能をJPEGに従ったデータの
全てに対応できるようにすれば問題ないが、その代り、
回路規模が大型となって小形軽量化が難しくなる。
【0009】また、たとえ少ないケースであったとして
も、民生用機器としての電子カメラ装置に、上記のよう
に、再生機能を持たせて小型軽量化した場合、JPEG
に従うが、この電子カメラ装置とは異なる量子化テーブ
ル、符号化テーブルでデータ圧縮されたデータを半導体
メモリカードから読み出しても、画像再生が行なわれな
い。しかし、このような場合、単に再生できないという
だけでは済まず、装置が故障していると誤った判断がな
されてしまう恐れもある。
【0010】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
画像再生が不能なのか否かを判別可能とした小型軽量な
静止画記録再生装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の目的は、再生機能がJPE
Gに従ったデータの全てに対応できるようにした、携帯
して使用可能な静止画記録再生システムを提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による静止画記録再生装置は、静止画信号の
ディジタルデータをJPEGに従う、装置の規格で定め
た特定のテーブルに基づいてデータ圧縮し、カード状記
録媒体に記録する記録系と、カード状記録媒体から読み
出されたデータを該テーブルに従ってデータ伸長して画
像再生し、かつ読み出された該データからこれに使用さ
れたテーブルを検知し検知結果に応じて警告を発する再
生系とで構成される。
【0013】また、本発明による静止画記録再生システ
ムは、静止画信号のディジタルデータをJPEGに従
う、装置の規格で定めた特定のテーブルに基づいてデー
タ圧縮し、カード状記録媒体に記録する記録装置と、カ
ード状記録媒体から読み出されるJPEGに従ったデー
タの全てをデータ伸長して画像再生する再生装置とで構
成され、該記録装置と再生装置とを別体とする。
【0014】
【作用】本発明による静止画記録再生装置においては、
本体内に再生機能をも有しており、記録系と同じテーブ
ルでもってデータ伸長処理を可能としているから、回路
規模を低減することができ、小形軽量化が可能となる。
また、このテーブル以外のテーブルでデータ圧縮された
データは再生できないが、このことが判定されて警告が
発せられるので、画像再生がなされなかったからといっ
て、これを故障と間違うこともなくなる。
【0015】また、本発明による静止画記録再生装置に
おいては、再生装置がJPEGに従ったデータの全てに
対応できるので、コンピュータやワードプロセッサ等の
同じカード状記録媒体を用いた周辺装置で記録されたデ
ータをも再生でき、基本機能の互換性を確保することが
できるし、再生装置は、記録装置とは別体であって、画
像再生のみに使用するものであるから、大型となって
も、特に問題とはならない。また、該記録装置は回路規
模を低減することができるから、該記録装置を電子カメ
ラ装置に内蔵しても、電子カメラ装置は通常携帯して使
用するのに便利なように小型軽量にすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明による静止画記録再生装置の一実施例
を示す回路ブロック図である。1は静止画像データの入
力端子、2はDCT(Discrete Cosine
Transform)回路、3は量子化回路、4は符
号化回路、5は切替スイッチ、6はカードコネクタ、7
は符号デコーダ回路、8は符号化テーブル検知回路、9
は逆量子化回路、10は量子化テーブル検知回路、11
は逆量子化回路、12は静止画像データの出力端子、1
3は警告表示回路である。
【0017】この実施例は、記録系と再生系とを例えば
画像を撮像する電子カメラ装置の本体内に内蔵したもの
であり、図1において、DCT回路2、量子化回路3及
び符号化回路4が記録系を、符号デコーダ回路7、符号
化テーブル検知回路8、逆量子化回路9、量子化テーブ
ル検知回路10、逆量子化回路11及び警告表示回路信
号13が再生系を夫々構成している。なお、この実施例
においては、データ圧縮方法としてJPEGのアルゴリ
ズムのうちの上記PCSJ90 画像符号化シンポジウ
ム資料に記載されているDCT方式ベースラインシステ
ムを用いるものとする。
【0018】入力端子1からは記録しようとする画像デ
ータが入力される。この画像データは、例えば、固体撮
像素子(図示せず)等で撮像して得られるアナログの静
止画信号が、10MHz以上の標本化周波数、8bit
程度の量子化ビット数でディジタルデータとなされたも
のである。多くの場合、かかる画像データは輝度信号
(Y)と二つの色差信号(例えばR−Y、B−Y)との
3つの信号成分からなるが、ここでは、簡略化して一系
統で示している。
【0019】入力された画像データは、単位時間当りの
データ量を圧縮するため、次のように処理される。即
ち、この画像データは、まず、DCT回路2に供給さ
れ、水平に8画素、垂直に8画素の64画素毎にブロッ
ク化されて、各ブロック毎に順次離散余弦変換(Dis
crete Cosine Transform)され
る。この変換方法はデータ圧縮の方法として最近多く使
われるものであり、その変換式は1ブロックの大きさが
決まれば一意的に決まるので、JPEGにおいて改めて
規格化する事項ではない。
【0020】DCT回路2から出力される各変換係数は
量子化回路3に供給され、互いに異なるステップサイズ
で線形量子化がなされる。例えば、DCT回路2からは
1つの直流成分を表わす変換係数(DC係数)と63個
の交流成分を表わす変換係数(AC係数)との64個の
変換係数が出力されるが、そのうちのDC係数は8ビッ
トのディジタル値とし、AC係数は周波数の高い成分ほ
ど少ないビット数のディジタル値となるように量子化さ
れる。かかる量子化は設定された量子化テーブルに基づ
いて行なわれる。JPEGでは、最大4個の量子化テー
ブルの設定が認められており、それらの内容は問わな
い。この実施例では、唯1つの量子化テーブルが設定さ
れているだけである。
【0021】次いで、量子化回路3の出力データは符号
化回路4に供給される。ここでは、さらにデータ圧縮率
を高めるために、発生確率が高いデータほど短いビット
数の符号を割り当てる符号化、即ちハフマン符号化がな
される。但し、DCT回路2から出力される上記DC係
数については、1つ前の上記ブロックでのDC係数との
差分をとり、得られた差分がその大きさに応じてグルー
プ分けされ、得られた差分に対応したグループ番号(通
称SSSS)が一次元のハフマン符号化される。AC係
数においては、0(無効係数)のランレングス(通称N
NNN)と、それを止めている有効係数のグループ番号
(SSSS)との間で二次元のハフマン符号化が行われ
る。JPEGでは、このような符号化テーブルとして、
最大2個の任意の設定を認めているが、この実施例で
は、1つの符号化テーブルだけが設定されている。
【0022】符号化回路4の出力データは、図示する状
態の切替スイッチ5を介してカードコネクタ6に供給さ
れ、これにユーザによって装着されている半導体メモリ
カード(図示せず)に記録される。
【0023】なお、この半導体メモリカードに記録され
た静止画データが、本発明の構成をなす静止画記録再生
装置や上記の標準化されたJPEGに従ったデータの全
てに対応できるようにハードウェア設計された他の周辺
機器で再生することができるようにするために、この画
像データと共に、量子化回路3での量子化テーブルと符
号化回路4での符号化テーブルとの情報も半導体メモリ
カードに記録される。
【0024】次に、半導体メモリカードに記録されてい
るデータを再生するためには、カードコネクタ6にこの
半導体メモリカードが装着される。そして、これと共
に、切替スイッチ5が図示とは逆の方向に接続される。
この半導体メモリカードから読み出されたデータは、切
替スイッチ5を介し、符号デコーダ回路7と符号化テー
ブル検知回路8とに供給される。
【0025】符号デコーダ回路7では、符号化回路4で
の符号化テーブルに対するハフマン符号の復号が行なわ
れる。従って、半導体メモリカードから読み出されたデ
ータが符号化回路4での符号化テーブルと同じテーブル
に基づいて符号化されたものであるときには、このデー
タのハフマン符号が復号される。しかし、このデータが
符号化回路4での符号化テーブルとは異なるテーブルに
基づいて符号化されたものであるときには、このデータ
のハフマン符号を復号することができない。この復号化
をなし得るか否かは符号化テーブル検知回路8で判断さ
れる。即ち、符号化テーブル検知回路8では、入力され
たデータからそれに付加されている符号化テーブルが検
知され、符号デコーダ回路7での復号化が可能であるか
否か、従って、符号化回路4での符号化テーブルと同じ
であるか否かが判別され、その判別結果が警告表示回路
13に供給される。
【0026】符号デコーダ回路7の出力データは逆量子
化回路9と量子化テーブル検知回路10に供給される。
逆量子化回路9では、量子化回路3での量子化を解除す
る逆量子化テーブルが行なわれる。従って、符号デコー
ダ回路7の出力データが量子化回路3での量子化テーブ
ルと同じテーブルに基づいて量子化されたものであると
きには、このデータは逆量子化される。しかし、このデ
ータが量子化回路3での量子化テーブルとは異なるテー
ブルに基づいて量子化されたものであるときには、この
データは逆量子化できない。この逆量子化をなし得るか
否かは量子化テーブル検知回路10で判断される。即
ち、量子化テーブル検知回路10では、入力されたデー
タからそれに付加されている量子化テーブルが検知さ
れ、逆量子化回路9での逆量子化が可能であるか否か、
従って、量子化回路3での量子化テーブルと同じである
か否かが判別され、その判別結果が警告表示回路13に
供給される。
【0027】逆量子化回路9の出力データは逆DCT回
路11に供給される。この逆DCT回路11では、この
データが記録系でのDCT回路2の変換処理とは逆の変
換処理がなされ、入力端子1からの画像データと同じデ
ィジタル形式の画像データが得られる。この画像データ
は出力端子12から出力される。
【0028】このようにして、半導体メモリカードから
のデータが復号できず、あるいはまた、復号されても逆
量子化できないときには、この警告表示装置13が警告
を発することになる。従って、半導体メモリカードから
読み出されたデータが、JPEGに従う他の周辺機器で
異なる符号化テーブルに基づいて符号化されたために、
再生できなかったにすぎないのを、装置の故障と間違っ
てしまう恐れがなくなる。しかも、記録系や再生系はJ
PEGの規定内の特定のテーブルを基にハードウェアの
設計ができるから、回路規模を低減することができ、こ
れを内蔵する電子カメラ装置としては、小形軽量化が可
能となり、携帯に便利なものとなる。
【0029】図2は本発明による静止画記録再生システ
ムの一実施例を示す回路ブロック図であって、6A、6
Bはカードコネクタ、14は符号デコーダ回路、15は
符号化テーブル検知回路、16は逆量子化回路、17は
量子化テーブル検知回路であり、図1に対応する部分に
は同一符号を付けている。
【0030】この実施例は記録装置と再生装置とからな
り、これら記録装置、再生装置は別体の装置である。図
2(a)は記録装置を示し、図2(b)は再生装置とし
ての再生機能を有するアダプタ装置を示している。ここ
では、この記録装置が画像を撮像する電子カメラ装置本
体に内蔵されているとする。記録装置には、半導体メモ
リカードが装着可能にカードコネクタ6Aが設けられ、
アダプタ装置にも、同様に、半導体メモリカードの装着
可能にカードコネクタ6Bが設けられている。なお、図
2(a)に示す記録装置は図1に示した実施例での記録
系と同様の構成をなし、かつ同様の動作をなす。従っ
て、この記録装置については説明を省略する。
【0031】図2(b)において、このアダプタ装置で
半導体メモリカードのデータ再生する場合に、まず、カ
ードコネクタ6Bに半導体メモリカードが装着される。
これにより、この半導体メモリカードからデータが再生
され、符号デコーダ回路14と符号化テーブル検知回路
15とに供給される。符号化テーブル検知回路15で
は、入力されたデータからこれに付加されている符号化
テーブルの情報が検知される。符号デコーダ回路14で
は、符号化テーブル検知回路15から検知された符号化
テーブルの情報が与えられ、図2(a)における符号化
回路4とは逆の動作が行なわれて供給されたデータのハ
フマン符号が復号される。
【0032】符号デコーダ回路14の出力データは逆量
子化回路16と量子化テーブル検知回路17とに供給さ
れる。量子化テーブル検知回路17では、符号デコーダ
回路14の出力データからそれに付加されている量子化
テーブルの情報が検知され、逆量子化回路16では、検
知されたこの量子化テーブルの情報を基に図2(a)に
おける量子化回路3とは逆の動作が行なわれ、供給され
たデータが逆量子化されて元のDCT変換係数に戻され
る。
【0033】さらに、これらDCT変換係数は、逆DC
T回路11により、図2(a)におけるDCT回路2と
は逆の変換処理がなされ、図2(a)における入力端子
1からの入力画像データと同様のディジタル形式の画像
データとなって、出力端子12から出力される。
【0034】以上のように、図2(b)に示す再生用の
アダプタ装置では、JPEGに従った全てのデータを再
生処理することができる。このため、ハードウェアの規
模は増加するが、図2(a)に示す記録装置とは異なっ
て電子カメラ装置本体に内蔵されるものでないから、格
別問題とはならない。記録装置は、JPEGに従い、装
置の規格で定めた特定のテーブルのみを用いるため、ハ
ードウェアの規模は小さくでき、このため、電子カメラ
装置本体を小形軽量化できて、携帯に便利となる。ま
た、図2(b)で示すアダプタ装置では、JPEGに従
うデータの全てに対応できるから、同じ半導体メモリカ
ードを用いた他の周辺機器で記録されたデータの再生が
可能であって、基本機能の互換性を保って汎用性を増す
効果が大きい。
【0035】なお、以上の各実施例では、量子化、符号
化のテーブルを規格化したが、前述したように、画素
数、画素のアスペクト比等を規格化した場合にも、同様
の手法で適用できる。また、量子化テーブル検知回路1
0、17の入力データを、符号デコーダ回路7、14の
出力データとする代りに、直接カードコネクタ6、6B
に装着された半導体メモリカードからの再生データとし
てもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による静止
画記録再生装置によれば、回路規模を低減できて小形軽
量化が可能となり、しかも、他の周辺装置で記録された
データの再生処理が不能な場合でも、故障と間違える恐
れがなくなる等の効果がある。また、本発明による静止
画記録再生システムによれば、JPEGに従うデータの
全ての規定に対応できて、同じカード状記録媒体を用い
た周辺機器で記録されたデータをも再生できる。従っ
て、基本機能の互換性を保って汎用性を増すことができ
るし、記録装置は回路規模を低減できて、電子カメラ装
置等の可搬装置に内蔵できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静止画記録再生装置の一実施例を
示す回路ブロック図である。
【図2】本発明による静止画記録再生システムの一実施
例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 画像データの入力端子 2 DCT回路 3 量子化回路 4 符号化回路 5 スイッチ 6 カードコネクタ 6A カードコネクタ 6B カードコネクタ 7 符号デコーダ回路 8 符号化テーブル検知回路 9 逆量子化回路 10 量子化テーブル検知回路 11 逆DCT回路 12 画像データの出力端子 13 警告表示回路 14 符号デコーダ回路 15 符号化テーブル検知回路 16 逆量子化回路 17 量子化テーブル検知回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子的に撮像した1コマの静止画像信号
    のディジタルデータをJPEG(Joint Phot
    ographic Expert Group)の規定
    に従ってデータ圧縮してカード状記録媒体に記録する記
    録系と、カード状記録媒体からデータを読み出して静止
    画像再生する再生系とを備えた静止画記録再生装置にお
    いて、 該記録系は、 該ディジタルデータを水平方向に8画素、垂直方向に8
    画素の64画素からなるブロックに区分して該ブロック
    毎に離散余弦変換する変換回路と、 該変換回路の出力データを、装置の規格で定められた特
    定の量子化テーブルに基づいて、線形量子化する量子化
    回路と、 量子化回路の出力データを、該装置の規格で定められた
    特定の符号化テーブルに基づいて、ハフマン符号化する
    符号化回路とからなり、該再生系は、 カード状記録媒体から読み出されたデータから符号化テ
    ーブルを検知する符号化テーブル検知回路と、 該カード状記録媒体から読み出されたデータから符号化
    を解除する符号デコーダ回路と、 該符号デコーダ回路の出力データもしくは該カード状記
    録媒体から読み出されたデータから量子化テーブルを検
    知する量子化テーブル検知回路と、 該符号デコーダ回路の出力データから量子化を解除する
    逆量子化回路と、 該逆量子化回路の出力データを離散余弦逆変換する逆変
    換回路と、 該符号化テーブル検知回路と量子化テーブル検知回路と
    の検知出力に応じて警告を発する警告表示回路とからな
    り、該カード状記録媒体から読み出されたデータが、少
    なくとも前記特定の量子化テーブル、前記特定の符号化
    テーブルのいずれかに基づかず、該再生系での処理が不
    能な場合、該警告表示回路がこれを検知して警告を発す
    ることができるように構成したことを特徴とする静止画
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 電子的に撮像した1コマの静止画像信号
    のディジタルデータをJPEGの規定に従ってデータ圧
    縮しカード状記録媒体に記録する記録装置と、該記録装
    置とは別体のカード状記録媒体からデータを読み出して
    静止画再生する再生装置とからなる静止画記録再生シス
    テムにおいて、 該記録装置は、 撮像した静止画像信号のディジタルデータを水平方向8
    画素、垂直方向8画素の64画素からなるブロックに区
    分して該ブロック毎に離散余弦変換する変換回路と、 該変換回路の出力データを、装置の規格で定められた特
    定の量子化テーブルに基づいて、線形量子化する量子化
    回路と、 量子化回路の出力データを、該装置の規格で定められた
    特定の符号化テーブルに基づいて、ハフマン符号化する
    符号化回路とからなり、該再生装置は、 カード状記録媒体から読み出されたデータから符号化テ
    ーブルを検知する符号化テーブル検知回路と、 該符号化テーブル検知回路で検知された符号化テーブル
    に基づいて、該カード状記録媒体から読み出されたデー
    タから符号化を解除する該JPEGの規定に従った複数
    の符号化テーブルに対応した符号デコーダ回路と、 該符号デコーダ回路の出力データもしくは該カード記録
    媒体から読み出されたデータから量子化テーブルを検知
    する量子化テーブル検知回路と、 該量子化テーブル検知回路で検知された量子化テーブル
    に基づいて、該符号デコーダ回路の出力データから量子
    化を解除する該JPEGの規定に従った複数の量子化テ
    ーブルに対応した逆量子化回路と、 該逆量子化回路の出力データを離散余弦逆変換する逆変
    換回路とからなることを特徴とする静止画記録再生シス
    テム。
JP3276368A 1991-09-30 1991-09-30 静止画記録再生装置及び静止画記録再生システム Pending JPH0591336A (ja)

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