JP2856556B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

Info

Publication number
JP2856556B2
JP2856556B2 JP41876090A JP41876090A JP2856556B2 JP 2856556 B2 JP2856556 B2 JP 2856556B2 JP 41876090 A JP41876090 A JP 41876090A JP 41876090 A JP41876090 A JP 41876090A JP 2856556 B2 JP2856556 B2 JP 2856556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
coefficient
recording medium
recording
information signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP41876090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04230184A (ja
Inventor
乾二 下田
潤子 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP41876090A priority Critical patent/JP2856556B2/ja
Priority to DE69122595T priority patent/DE69122595T2/de
Priority to EP91121996A priority patent/EP0492528B1/en
Priority to KR1019910024343A priority patent/KR960015510B1/ko
Priority to US07/813,700 priority patent/US5289190A/en
Publication of JPH04230184A publication Critical patent/JPH04230184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2856556B2 publication Critical patent/JP2856556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル画像データ
等の有効伝送情報信号を高能率符号化して記録媒体に記
録し、再生時にそれを復号化して再生する記録再生装置
に係り、特に、記録媒体から再生された情報信号を他の
記録媒体に記録する、いわゆるダブル・レコーディング
(以下ダビングという)時に、高能率符号化にともなう
データの劣化を防止するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、デジタルデータの高能率
符号化に関する規格化は盛んに推進されており、現在で
は、テレビ会議/テレビ電話用のH261勧告、カラー
静止画用のJPEG(Joint Picture E
xperts Group)、CD(Compact
Disc)−ROM(Read OnlyMemor
y)等の蓄積系メディア用のMPEG(Moving
Picture Experts Group)の3つ
がある[日経エレクトロニクス 1990.10.15
(No.511)P.124〜P.129]。また、一
方では、高能率符号化された信号を記録媒体に記録する
とともに、記録媒体から信号を読み取り復号化して再生
するデジタル記録再生装置の開発も行なわれている。そ
して、このデジタル記録再生装置としては、記録媒体と
して磁気テープを用いるデジタルVTR(ビデオ・テー
プレコーダ)や、半導体メモリを用いるIC(集積回
路)メモリ装置等が開発されている。
【0003】ここで、上記高能率符号化は、DCT(D
iscrete Cosine Transform)
と称される直交変換系を用いるものが、現在では主流と
なっている。図5は、このDCTを用いた従来の高能率
符号化手段を示している。すなわち、図中11は入力端
子で、有効伝送情報信号としてデジタル画像データが供
給されている。このデジタル画像データは、NTSC方
式を例にとれば、まず、フィールド順次で伝送される画
像データを2フィールド分図示しないメモリに蓄えるこ
とにより、1フレームのデジタル画像データを作成す
る。この場合、デジタル画像データは、輝度信号Y,色
信号の赤成分Cr及び青成分Cbのデコードされた形態
となっており、以下、特に断らない限りは輝度信号Yを
例にとって説明する。
【0004】そして、フレームに直されたデジタル画像
データは、例えば4fSC(14.3MHz)でサンプ
リングされている場合、1水平ラインに910サンプル
されているので、画素数は910となる。また、垂直方
向は、当然525ラインである1で画素数は525とな
り、結局、910×525がサンプリング時の画素数と
なる。ところが、画面上に見える有効部分は、このうち
の8割程度(768×488)であるから、この部分が
有効伝送情報信号として入力端子11に供給されるデジ
タル画像データとなっている。また、このデジタル画像
データは、例えば4画素×4画素のブロック単位で、入
力端子11に供給されている。
【0005】すると、入力端子11に供給されたデジタ
ル画像データは、DCT回路12に供給され、ブロック
毎に直交変換される。この直交変換は、デジタル画像デ
ータをブロック毎に周波数軸に変換し、水平及び垂直の
両方向に2次元的に低周波成分(DC成分)から順に高
周波成分(AC成分)を作り出すもので、例えば後述す
る図6の矢印で示すジグザグスキャンに対応するよう
に、水平及び垂直方向に矢印が進むにしたがって、順
次、直流〜低周波〜高周波と変化するような配列となさ
れる。このように直交変換されたデータは、フレーム遅
延回路13により、後述するアクティビティ算出回路2
1による計算時間に相当する1フレーム分の時間だけ遅
延された後、スキャン変換回路14に供給される。
【0006】このスキャン変換回路14は、標準スキャ
ンテーブル15に記録された内容に基づいて、ブロック
のデータを図6の矢印で示すようにジグザグスキャンし
て、水平及び垂直方向に直流成分から順次高い周波数成
分が送出されるように一次元的に並べ変えて出力する。
この理由は、ビットレートを削減する際に、元の画像を
忠実に再現することを考えると、直流成分から順次高い
周波数成分を送出するほうが視覚的に良好な画像を再現
することができるからである。このようにしてスキャン
変換されたデータは、一般に、元のデジタル画像データ
よりもデータ量が多くなるので、このままではデータ圧
縮にならないため、量子化回路16に供給して再量子化
が行なわれる。
【0007】この量子化回路16は、基本量子化テーブ
ル17に記録された内容に、乗算回路18によって後述
する係数aを乗算した結果で、スキャン変換されたデー
タを除算することによって、データ量の削減を行なって
いる。そして、量子化回路16で再量子化されたデータ
は、さらに、可変長符号化回路19に供給されて効率的
に伝送符号化される。すなわち、この可変長符号化回路
19による符号化は、ハフマン符号化が最もよく用いら
れ、再量子化出力の“0”の連続する数とその後に続く
“0”以外の数とを組み合わせて、その出現確率の多い
順に少ないビット数を割り当てるようにしたもので、最
小で2ビット,最大で数10ビットに達し、ここに、デ
ジタル画像データのデータ圧縮が行なわれ出力端子20
から取り出され、以下、図示しない記録媒体への記録に
供される。
【0008】ここで、画質を維持したままデータを圧縮
するためには、量子化回路16による再量子化処理が最
も重要となるが、その性能を左右するのは、基本量子化
テーブル17と入力デジタル画像データに応じてその基
本量子化テーブル17に乗算する係数aを算出するため
の計算である。この計算には、画像の高精細度(画像の
細かさや高い周波数成分の含まれている割合)を用いて
いる。すなわち、係数aの計算は、DCT回路12の出
力を前記アクティビティ算出回路21に供給し、該出力
のうち高周波成分を用いて、標準偏差あるいは特定のフ
ィルタで抽出した量を評価尺度として行なわれる。そし
て、この計算結果は、係数変換回路22に供給されて係
数aに変換され、乗算回路18に供給される。
【0009】なお、上記のように高能率符号化されたデ
ータの記録された記録媒体の再生時には、記録媒体から
可変長符号化されたデータを読み取り、それを符号時と
は逆のプロセス、つまり、逆量子化,逆スキャン変換及
び逆DCT処理することにより、元のデジタル画像デー
タが再生され、画像表示に供される。
【0010】しかしながら、上記のようなDCTを用い
た従来の高能率符号化手段では、以下に述べるような問
題が生じる。すなわち、今、元となる原画像信号を高能
率符号化して第1の記録媒体に記録することを考える。
このとき、前記スキャン変換回路14から量子化回路1
6への入力が図7(a)に示すものであり、基本量子化
テーブル17が図7(b)に示すものであって、このと
きの係数aが“2”であるとする。すると、量子化回路
16では、基本量子化テーブル17の各値に係数“2”
をそれぞれ乗算し、各乗算結果で対応する量子化回路1
6の入力の各値を除算するので、量子化回路16の出力
は図7(c)に示すように、元のデータ量が削減された
ものとなる。そして、この図7(c)に示すように圧縮
されたデータが、可変長符号化処理されて第1の記録媒
体への記録に供される。
【0011】ところで、この第1の記録媒体を再生した
場合、基本量子化テーブル17の各値に圧縮時の係数
“2”をそれぞれ乗算し、各乗算結果を図7(c)に示
すように圧縮された各値に各々乗算する逆量子化を行な
うことによって、データの伸張が行なわれる。この場
合、逆量子化された結果は、図7(d)に示すように図
中×印を付した部分が、図7(a)に示した元の値に戻
らず、データが劣化する部分となる。しかしながら、こ
のDCTを用いた高能率符号化は、非可逆符号化方式で
あるため、上述した程度のデータ劣化はやむおえないも
ので、この発明で解決する問題点ではない。
【0012】この発明で解決しようとする課題は、上記
のように第1の記録媒体に記録されたデータを再生し
て、それを第2の記録媒体に記録する、いわゆるダビン
グ時において発生するものである。すなわち、第1の記
録媒体の再生データを逆量子化した図7(d)に示す出
力が、さらに、高能率符号化処理されて第2の記録媒体
に記録されることを考えると、第2の記録媒体にデータ
を記録する装置側では、図7(d)に示す劣化されたデ
ータに基づいて係数aを算出するので、例えば係数aが
上述した“2”から1割低下して“1.8”になったと
する。すると、第2の記録媒体にデータを記録する装置
側では、図7(b)に示す基本量子化テーブル17の各
値に係数“1.8”をそれぞれ乗算し、各乗算結果で対
応する図7(d)に示す各値を除算するので、その結果
は図8(a)に示すようになり、この図8(a)に示す
ように圧縮されたデータが、可変長符号化処理されて第
2の記録媒体の記録に供される。
【0013】ここで、この第2の記録媒体を再生した場
合、装置側では、基本量子化テーブル17の各値に圧縮
時の係数“1.8”をそれぞれ乗算し、各乗算結果を図
8(a)に示すように圧縮された各値に各々乗算する逆
量子化を行なうことによって、データの伸張が行なわれ
る。この場合、逆量子化された結果は、図8(b)に示
すようになり、図中全ての部分が、図7(d)に示した
元の値に戻らず、データが大幅に劣化することなる。そ
して、この第2の記録媒体に記録されたデータを再生
し、さらに、第3の記録媒体にダビングする場合、より
大きなデータ劣化が生じることになる。
【0014】すなわち、デジタルデータに高能率符号化
処理を施して記録媒体に記録し、そ記録媒体からデータ
を読み出して復号化し、そのデータに再び高能率符号化
処理を施して他の記録媒体に記録する場合、そのダビン
グを行なう回数が増加するほど、非可逆符号化方式であ
る高能率符号化・復号化を用いることによるデータの劣
化が大きくなるという問題が生じている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、高能率
符号化・復号化を用いた従来の記録再生装置では、高能
率符号化処理を施して記録媒体に記録したデータを再生
し、それを高能率符号化処理を施して他の記録媒体に記
録する場合、その回数が増えるほどデータの劣化が大き
くなっていくという問題を有している。
【0016】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、情報信号を高能率符号化して記録媒体に
記録し再生時に復号化する際にデータの劣化を最小限に
抑えることができ、特にダビングを行なうのに好適する
極めて良好な記録再生装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る記録再生
装置は、情報信号を高能率符号化処理して記録媒体に記
録するとともに、前記記録媒体から読み取った信号を前
記高能率符号化処理に対応した復号化処理して再生する
ものを対象としている。
【0018】記録媒体に記録すべき情報信号と、この情
報信号が過去に高能率符号化及び復号化処理を施された
ものであるか否かを示す制御信号と、情報信号が過去に
高能率符号化及び復号化処理を施されたものである場
合、そのときの高能率符号化及び復号化処理に使用した
数とが供給され、情報信号が過去に高能率符号化及び
復号化処理を施されたものでない場合、該情報信号に基
づいて自ら生成した係数に基づいて情報信号を高能率符
号化処理し、該生成された係数と該情報信号が過去に高
能率符号化及び復号化処理を施されたものであることを
示す制御信号とともに記録媒体に記録し、情報信号が過
去に高能率符号化及び復号化処理を施されたものである
場合、係数に基づいて情報信号を高能率符号化処理し、
該係数と制御信号とともに記録媒体に記録する記録手段
と、記録媒体から情報信号,制御信号及び係数を読み取
り、情報信号を該係数に基づいて復号化処理し、読み取
られた制御信号と係数とともに外部出力する再生手段と
を備えるようにしたものである。
【0019】
【作用】上記のような構成によれば、情報信号に加え
て、その情報信号が過去に高能率符号化及び復号化処理
を受けたか否かを示す制御信号と、この情報信号が過去
に高能率符号化及び復号化処理を受けている場合に、そ
のときの係数とを一緒に記録媒体に記録しておき、該記
録媒体を再生して得られた情報信号を他の記録媒体に記
録する際に、再生された情報信号が過去に高能率符号化
及び復号化処理を受けていない場合、記録装置が記録す
べき情報信号に基づいて自ら生成した係数により高能率
符号化処理を行ない、その係数と記録媒体に記録された
情報信号が過去に高能率符号化及び復号化処理を受けて
いる旨の制御信号とを、情報信号とともに記録媒体に記
録させるとともに、再生された情報信号が過去に高能率
符号化及び復号化処理を受けている場合、再生された係
数に基づいて高能率符号化処理を行ない、その係数と
報信号が過去に高能率符号化及び復号化処理を受けてい
る旨の再生された制御信号とを、情報信号とともに記録
媒体に記録させるようにしたので、過去に高能率符号化
及び復号化処理を受けている情報信号を、高能率符号化
して記録媒体に記録し再生時に復号化する際に、情報信
号の劣化を最小限に抑えることができ、特にダビングを
行なうのに好適するようになる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例を説明するに先立
ち、この発明の原理について説明する。すなわち、上述
した従来の説明では、図7(d)に示すように復号化さ
れたデータを第2の記録媒体に記録する際に、このデー
タに基づいて算出される係数“1.8”を用いて再量子
化したために、図8(a)に示すような量子化出力とな
るとともに、該係数“1.8”を用いて逆量子化したの
で、図8(b)に示すようなデータ劣化が生じることに
なる。ところが、上記図7(d)に示すように復号化さ
れたデータを第2の記録媒体に記録する際に、該データ
の復号化時に用いた係数“2”を用いて再量子化すれ
ば、図7(b)に示す基本量子化テーブル17に係数
“2”を乗算した値で、図7(d)に示す各値をそれぞ
れ除算することになるので、再量子化結果は図4(a)
に示すようになって、第2の記録媒体への記録に供され
る。
【0021】ここで、上記図4(a)に示す再量子化結
果は、当然のことながら、先に図7(c)に示した原画
像信号を第1の記録媒体に記録したときの再量子化結果
と同等になる。このため、第2の記録媒体を再生して得
られたデータを逆量子化する際に、上記係数“2”を用
いれば、逆量子化結果は図4(b)に示すように図7
(d)に示したものと同等になる。したがって、これ以
後、原画像信号を第1の記録媒体に記録したときの再量
子化時の係数“2”を用いて高能率符号化及び復号化を
行なうようにすれば、何回ダビングを繰り返しても、基
本量子化テーブル17が変わらない限り、高能率符号化
及び復号化によるデータの劣化は全く生じないことにな
る。
【0022】そこで、以下、上記のような原理に基づく
この発明の一実施例について説明する。ここでは、デジ
タル画像データを記録再生する装置として、磁気テープ
を使用したヘリカルスキャン方式のVTRについて説明
する。すなわち、図1に示すように、それぞれ高能率符
号化及び復号化機能を有する2台のVTR23,24を
用意し、VTR23で再生した画像信号をVTR24で
記録する場合、VTR23からVTR24に、有効伝送
情報信号としての画像信号に加えて、この伝送される画
像信号が過去に高能率符号化及び復号化処理を受けたか
否かを示す制御信号と、この伝送される画像信号が過去
に高能率符号化及び復号化処理を受けている場合にその
ときの係数A1を示す係数信号とを一緒に伝送する。
【0023】この場合、上記制御信号と係数信号とは、
画像信号とともに図示しない磁気テープに記録されてお
り、この磁気テープをVTR23で再生することによ
り、制御信号及び係数信号が画像信号とともにVTR2
4に供給されるようになされている。そして、VTR2
4では、制御信号の内容から、入力された画像信号が過
去に高能率符号化及び復号化処理を受けていないことが
判別されると、入力された画像信号に基づいて自ら係数
A2を算出し、その係数A2に基づいて画像信号に対し
て高能率符号化処理を行ない磁気テープに記録するとい
う動作が行なわれる。また、VTR24は、制御信号の
内容から、入力された画像信号が過去に高能率符号化及
び復号化処理を受けていることが判別されると、入力さ
れた画像信号を係数信号で指示された係数A1に基づい
て高能率符号化処理を行ない、磁気テープに記録すると
いう動作が行なわれる。
【0024】ここで、図2は、VTR24の詳細な構成
を示している。なお、VTR23については、VTR2
4と同様な構成となっているのでその説明を省略する。
すなわち、VTR24は、データ記録系25とデータ再
生系26とから構成されている。このうち、データ記録
系25は、外部から画像信号が供給される画像信号入力
端子25aと、外部から制御信号が供給される制御信号
入力端子25bと、外部から係数信号が供給される係数
信号入力端子25cとを有している。そして、画像信号
入力端子25aに供給されたアナログ系の画像信号は、
画像信号処理回路25dによって所定の画像信号処理が
施された後、A/D(アナログ/デジタル)変換回路2
5eでデジタル画像データに変換されて、高能率符号化
回路25fに供給される。
【0025】また、上記制御信号入力端子25bに供給
された制御信号は、受信回路25gで受信された後、上
記高能率符号化回路25fに供給される。さらに、上記
係数信号入力端子25cに供給された係数信号は、受信
回路25hで受信された後、上記高能率符号化回路25
fに供給される。そして、この高能率符号化回路25f
では、入力されたデジタル画像データに対して制御信号
及び係数信号に基づいた高能率符号化を施し、画像デー
タ処理回路25iに出力する。この画像データ処理回路
25iは、入力されたデジタル画像データに対して誤り
訂正用のパリティ付加処理や所定のインターリーブ処理
等を施し、加算回路25jに出力する。また、高能率符
号化回路25fからは、入力された制御信号及び係数信
号がそれぞれ出力され、これら制御信号及び係数信号
は、それぞれ遅延回路25k,251によって画像デー
タ処理回路25iによる処理時間分遅延された後、加算
回路25jに供給され、デジタル画像データに加算され
る。そして、上記加算回路25jから出力される、制御
信号及び係数信号を伴ったデジタル画像データは、変調
回路25mで変調され、記録増幅回路25nで増幅され
た後、記録ヘッド25oを介して図示しない磁気テープ
にヘリカルスキャン方式で記録される。
【0026】一方、上記データ再生系26は、上記磁気
テープをトレースしてその記録信号を読み取る再生ヘッ
ド26aを有している。そして、この再生ヘッド26a
で読み取られた記録信号は、再生増幅回路25bで増幅
され、復調回路26cで復調されて、デジタル画像デー
タと制御信号と係数信号とに分離される。このうち、デ
ジタル画像データは、画像データ処理回路26dに供給
されて、誤り訂正処理やデインターリーブ処理が施され
た後、復号化回路26eに供給される。また、制御信号
及び係数信号は、それぞれ遅延回路26f,26gによ
って画像データ処理回路26dによる処理時間分遅延さ
れた後、復号化回路26eに供給され、デジタル画像デ
ータに対する制御信号及び係数信号に基づいた復号化が
行なわれる。
【0027】そして、この復号化回路26eから出力さ
れるデジタル画像データは、D/A(デジタル/アナロ
グ)変換回路26hでアナログ系の画像信号に変換さ
れ、画像信号処理回路26iで所定の画像信号処理が施
された後、画像信号出力端子26jから取り出される。
また、上記復号化回路26eからは、制御信号及び係数
信号がそれぞれ出力され、これら制御信号及び係数信号
は、それぞれ送信回路26k,261を介して制御信号
出力端子26m及び係数信号出力端子26nから取り出
される。
【0028】ここで、図3は、上記高能率符号化回路2
5fの詳細を示しており、図5と同一部分には同一符号
を付している。すなわち、係数変換回路22から出力さ
れる係数A2は、スイッチ回路27の第1の固定接点2
7aに供給される。このスイッチ回路27の第2の固定
接点27bには、前記受信回路25hから出力される係
数信号に基づく係数A1が、入力端子28を介して供給
される。そして、このスイッチ回路27で選択された係
数A1またはA2は、共通接点27cを介して前記乗算
回路18に供給されるとともに、出力端子29を介して
前記遅延回路251に供給される。
【0029】また、上記スイッチ回路27は、制御回路
30から出力される切替信号によって切替制御される。
この制御回路30は、前記受信回路25gから出力され
る制御信号が、入力端子31を介して供給されることに
より、切替信号を生成するもので、画像信号入力端子2
5aに入力された画像信号が過去に高能率符号化及び復
号化処理を受けていない旨の制御信号である場合、スイ
ッチ回路27に係数A2を選択させ、画像信号入力端子
25aに入力された画像信号が過去に高能率符号化及び
復号化処理を受けている旨の制御信号である場合、スイ
ッチ回路27に係数A1を選択させる。また、この制御
回路30は、使用者の操作に基づく切替指定信号が入力
端子32を介して供給された場合、制御信号に優先させ
て切替指定信号で指定された通りにスイッチ回路27を
制御するものである。
【0030】さらに、上記制御回路30は、入力された
制御信号が過去に高能率符号化及び復号化処理を受けて
いない旨の内容である場合、過去に高能率符号化及び復
号化処理を受けている旨の内容の制御信号に変えて、出
力端子33を介して前記遅延回路25kに出力し、入力
された制御信号が過去に高能率符号化及び復号化処理を
受けている旨の内容である場合、その制御信号をそのま
ま出力端子33を介して前記遅延回路25kに出力する
ように機能する。
【0031】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、VTR23で再生した画像信号をVTR24で記
録する場合、VTR23からVTR24に、画像信号に
加えて、その伝送される画像信号が過去に高能率符号化
及び復号化処理を受けたか否かを示す制御信号と、この
伝送される画像信号が過去に高能率符号化及び復号化処
理を受けている場合にそのときの係数A2を示す係数信
号とを一緒に伝送し、VTR24側で、伝送された画像
信号が過去に高能率符号化及び復号化処理を受けていな
い場合、VTR24が自ら生成した係数A2に基づいて
高能率符号化処理を行ないその係数A2を示す係数信号
と、磁気テープに記録された画像信号が過去に高能率符
号化及び復号化処理を受けている旨の制御信号とを、デ
ジタル画像データとともに磁気テープに記録させるとと
もに、伝送された画像信号が過去に高能率符号化及び復
号化処理を受けている場合、入力された係数A1に基づ
いて高能率符号化処理を行ないその係数A1を示す係数
信号と、画像信号が過去に高能率符号化及び復号化処理
を受けている旨の入力された制御信号とを、デジタル画
像データとともに磁気テープに記録させるようにしたの
で、過去に高能率符号化及び復号化処理を受けているデ
ジタル画像データを、高能率符号化して磁気テープに記
録し再生時に復号化する際に、デジタル画像データの劣
化を最小限に抑えることができ、特にダビングを行なう
のに好適するようになる。
【0032】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
情報信号を高能率符号化して記録媒体に記録し再生時に
復号化する際にデータの劣化を最小限に抑えることがで
き、特にダビングを行なうのに好適する極めて良好な記
録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る記録再生装置の一実施例を示す
ブロック構成図。
【図2】同実施例を具体的に示すブロック構成図。
【図3】同実施例の要部を具体的に示すブロック構成
図。
【図4】この発明の原理を説明するために示す図。
【図5】従来の高能率符号化手段を示すブロック構成
図。
【図6】ジグザグスキャンを説明するために示す図。
【図7】高能率符号化及び復号化によるデータの劣化を
説明するために示す図。
【図8】高能率符号化及び復号化によるデータの劣化を
説明するために示す図。
【符号の説明】
11…入力端子、12…DCT回路、13…フレーム遅
延回路、14…スキャン変換回路、15…標準スキャン
テーブル、16…量子化回路、17…基本量子化テーブ
ル、18…乗算回路、19…可変長符号化回路、20…
出力端子、21…アクティビティ算出回路、22…係数
変換回路、23,24…VTR、25…データ記録系、
26…データ再生系、27…スイッチ回路、28…入力
端子、29…出力端子、30…制御回路、31,32…
入力端子、33…出力端子。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 1/41 H04N 7/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号を高能率符号化処理して記録媒
    体に記録するとともに、前記記録媒体から読み取った信
    号を前記高能率符号化処理に対応した復号化処理して再
    生する記録再生装置において、 前記記録媒体に記録すべき情報信号と、この情報信号が
    過去に高能率符号化及び復号化処理を施されたものであ
    るか否かを示す制御信号と、前記情報信号が過去に高能
    率符号化及び復号化処理を施されたものである場合、そ
    のときの高能率符号化及び復号化処理に使用した係数と
    が供給され、前記情報信号が過去に高能率符号化及び復
    号化処理を施されたものでない場合、該情報信号に基づ
    いて自ら生成した係数に基づいて前記情報信号を高能率
    符号化処理し、該生成された係数と該情報信号が過去に
    高能率符号化及び復号化処理を施されたものであること
    を示す制御信号とともに前記記録媒体に記録し、前記情
    報信号が過去に高能率符号化及び復号化処理を施された
    ものである場合、前記係数に基づいて前記情報信号を高
    能率符号化処理し、該係数と制御信号とともに前記記録
    媒体に記録する記録手段と、 前記記録媒体から前記情報信号,制御信号及び係数を
    み取り、前記情報信号を該係数に基づいて復号化処理
    し、読み取られた前記制御信号と係数とともに外部出力
    する再生手段とを具備してなることを特徴とする記録再
    生装置。
JP41876090A 1990-12-27 1990-12-27 記録再生装置 Expired - Fee Related JP2856556B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41876090A JP2856556B2 (ja) 1990-12-27 1990-12-27 記録再生装置
DE69122595T DE69122595T2 (de) 1990-12-27 1991-12-20 Aufzeichnungs- und Abspielgerät
EP91121996A EP0492528B1 (en) 1990-12-27 1991-12-20 Recording/reproducing apparatus
KR1019910024343A KR960015510B1 (ko) 1990-12-27 1991-12-26 기록재생장치
US07/813,700 US5289190A (en) 1990-12-27 1991-12-27 Recording/reproducing apparatus including control signal indicating high-efficiency coding

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41876090A JP2856556B2 (ja) 1990-12-27 1990-12-27 記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04230184A JPH04230184A (ja) 1992-08-19
JP2856556B2 true JP2856556B2 (ja) 1999-02-10

Family

ID=18526546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41876090A Expired - Fee Related JP2856556B2 (ja) 1990-12-27 1990-12-27 記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2856556B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04230184A (ja) 1992-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2883449B2 (ja) 記録装置
KR960015510B1 (ko) 기록재생장치
US6148031A (en) Image processing apparatus and method
EP0550012B1 (en) Apparatus for compression encoding video signals
EP0671816B1 (en) Encoding/decoding device with all odd or all even value rounding
JPH0583696A (ja) 画像符号化装置
JPH06217274A (ja) 画像信号圧縮装置
WO2001084850A1 (en) Video compression
US6148141A (en) Image pickup system with separable/attachable image pickup device and display device
JPH05137113A (ja) デイジタルvtr
JPH0530493A (ja) デイジタルビデオ信号の復号化装置
JPH04373286A (ja) 画像符号化装置
JP3140487B2 (ja) 画像記録再生装置
EP0445727B1 (en) Variable length coding method
JP2856556B2 (ja) 記録再生装置
JP3271098B2 (ja) ディジタル画像信号復号装置および方法
JP3104805B2 (ja) テレビ電話
US5949949A (en) Digital video signal processor
JP3964563B2 (ja) ビデオサーバ装置
KR100338725B1 (ko) 목표부호량에근접시킨영상신호부호화방법및그에따른장치
US6993072B1 (en) Digital signal coding apparatus
US20030091341A1 (en) Image recording device and image reproducing device
JP3096794B2 (ja) 高能率符号化装置
JPH04358482A (ja) 信号処理装置
JP3136523B2 (ja) 画像変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees