JPH0591294U - 植木ポット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境を汚すことなく廃棄処理できる植木ポッ
トを提供する。 【構成】 生分解性ポリマーを用いて成形したことを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は植木ポットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のプラスチック製の植木ポットは、使用されなくなって廃棄処理する場合 に問題があった。即ち、ゴミとして焼却しようとすると有害ガスを発生し、又、 環境中に放置した場合は分解せずに蓄積してしまう。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、環境を汚すことなく廃棄処理できる植木ポットの提供を目的 とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の植木ポットは、生分解性ポリマーを用い て成形したことを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】

生分解性ポリマーは、炭酸同化作用（光合成）により農産物から得られる澱粉 を主原料とし、親水性で微生物により完全分解するポリマーを副原料とし、植物 油その他の天然の植物材料を添加物としている。従って、生分解性ポリマーを用 いて成形した植木ポットは、焼却処理する場合に、焼却炉を傷めない適度の燃焼 熱で有害ガスを出さずに完全燃焼し、又、環境中に放置した場合は空気（酸素） と水（湿度）と微生物の作用によって最終的に二酸化炭素と水にまで分解するの で、環境を汚染することがない。

【０００６】

【実施例】

図は本考案の一実施例を示したものである。この植木ポット１は、生分解性ポ リマーを用いて成形され、中空で、底面に水抜孔２を穿設した逆円錐台形を呈す るものである。尚、植木ポットの形状は勿論この実施例に限定されるものではな い。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上記の通りであり、使用しなくなった後に焼却した場合は有害ガスを 発生することなく完全燃焼し、又、放置した場合も最終的に二酸化炭素と水に分 解するので、環境を汚すことなく廃棄処理できるという効果がある。また、分解 過程で植物を育てる堆肥として利用できる効果もある。尚、微生物が成育しにく い環境中で使用すればプラスチック本来の耐久性を維持するので使用に支障がな い。また、生分解性ポリマーは汎用プラスチックと同等の機械的性質及び加工物 性を具備しているので、熱成形、フィルム成形、射出成形、ブロー成形等の既存 のプラスチック加工技術がそのまま利用できるので成形上の支障もない。

【図面の簡単な説明】

【図１】植木ポットの斜視図である。

【符号の説明】

１ 植木ポット ２ 水抜孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 生分解性ポリマーを用いて成形したこと
   を特徴とする植木ポット。