JPH059125A - ローヤルゼリーの水分散液 - Google Patents
ローヤルゼリーの水分散液Info
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- JPH059125A JPH059125A JP3184110A JP18411091A JPH059125A JP H059125 A JPH059125 A JP H059125A JP 3184110 A JP3184110 A JP 3184110A JP 18411091 A JP18411091 A JP 18411091A JP H059125 A JPH059125 A JP H059125A
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- soluble polymer
- aqueous dispersion
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Abstract
(57)【要約】
【構成】有効量のアニオン性水溶性高分子から成る、ロ
ーヤルゼリーを水に分散させる分散剤。この分散剤は、
有効量のアニオン性水溶性高分子の他に、水溶性界面活
性剤や非イオン性水溶性高分子を含有することができ
る。 【効果】この分散剤は、起泡なく、かつ安全性及び味覚
において問題が生じることなく、ローヤルゼリーを水に
微細かつ安定に分散させることができる。水溶性界面活
性剤を含有する場合は、ローヤルゼリーを水に更に微細
かつ安定に分散させることができる。非イオン性水溶性
高分子を含有する場合は、各種電解質がローヤルゼリー
の水分散液に存在しても、水に不溶なローヤルゼリー成
分の凝集を防止することができる。
ーヤルゼリーを水に分散させる分散剤。この分散剤は、
有効量のアニオン性水溶性高分子の他に、水溶性界面活
性剤や非イオン性水溶性高分子を含有することができ
る。 【効果】この分散剤は、起泡なく、かつ安全性及び味覚
において問題が生じることなく、ローヤルゼリーを水に
微細かつ安定に分散させることができる。水溶性界面活
性剤を含有する場合は、ローヤルゼリーを水に更に微細
かつ安定に分散させることができる。非イオン性水溶性
高分子を含有する場合は、各種電解質がローヤルゼリー
の水分散液に存在しても、水に不溶なローヤルゼリー成
分の凝集を防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水に不溶なローヤルゼ
リー成分を水に安定に分散させるための分散剤、及びこ
の分散剤の存在によりローヤルゼリーの水不溶成分が水
に分散して成るローヤルゼリーの水分散液に関する。本
発明のローヤルゼリーの水分散液は、例えば、清涼飲料
水等の食品、トニック、フェースローション等の化粧
品、ドリンク剤等の医薬品に使用できる。
リー成分を水に安定に分散させるための分散剤、及びこ
の分散剤の存在によりローヤルゼリーの水不溶成分が水
に分散して成るローヤルゼリーの水分散液に関する。本
発明のローヤルゼリーの水分散液は、例えば、清涼飲料
水等の食品、トニック、フェースローション等の化粧
品、ドリンク剤等の医薬品に使用できる。
【0002】
【従来の技術】ローヤルゼリーは、王乳、Bee Mi
lkと呼ばれ、女王蜂の食料である。これを人間は古く
から強精剤等の目的で用い、最近の研究ではその効果も
学問的に証明されている。
lkと呼ばれ、女王蜂の食料である。これを人間は古く
から強精剤等の目的で用い、最近の研究ではその効果も
学問的に証明されている。
【0003】最近、ローヤルゼリーは、健康指向の影響
もうけ、そのまま、もしくはカプセル化したものが健康
食品として多くの人から好まれて使用されるようになっ
ている。
もうけ、そのまま、もしくはカプセル化したものが健康
食品として多くの人から好まれて使用されるようになっ
ている。
【0004】また、ドリンク剤としてローヤルゼリーを
配合したものが100種以上市販されている。
配合したものが100種以上市販されている。
【0005】さらに、ローヤルゼリーは脂質抑制効果が
あること等が見い出され、ヘアケアー、基礎化粧品等に
使用されている。
あること等が見い出され、ヘアケアー、基礎化粧品等に
使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ローヤルゼリーは、脂
質、ビタミン、タンパク質等から構成され、これらの成
分のなかには、有用ではあるが水に不溶な成分が多く含
まれている。そのため、従来、ドリンク剤、トニック、
フェースローション等の水を溶媒とした製品にローヤル
ゼリーを使用する場合は、限外口過膜等によりローヤル
ゼリーのうちの水溶性成分のみを抽出し溶解させて使用
している。
質、ビタミン、タンパク質等から構成され、これらの成
分のなかには、有用ではあるが水に不溶な成分が多く含
まれている。そのため、従来、ドリンク剤、トニック、
フェースローション等の水を溶媒とした製品にローヤル
ゼリーを使用する場合は、限外口過膜等によりローヤル
ゼリーのうちの水溶性成分のみを抽出し溶解させて使用
している。
【0007】なお、水に不溶な成分を含むローヤルゼリ
ーを界面活性剤を用いて水に分散させることも考えられ
る。しかしこの場合には、安定な泡が発生するので、好
ましくなく、また、毒性、刺激性等を有する界面活性剤
があるので、安全性においても好ましくなく、さらに、
ドリンク剤に使用すると味を悪くしてしまう、という欠
点を有する。
ーを界面活性剤を用いて水に分散させることも考えられ
る。しかしこの場合には、安定な泡が発生するので、好
ましくなく、また、毒性、刺激性等を有する界面活性剤
があるので、安全性においても好ましくなく、さらに、
ドリンク剤に使用すると味を悪くしてしまう、という欠
点を有する。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消する、ローヤルゼリーを水に分散させる分散剤及び
ローヤルゼリーの水分散液を提供することである。
解消する、ローヤルゼリーを水に分散させる分散剤及び
ローヤルゼリーの水分散液を提供することである。
【0009】以下、ローヤルゼリーとは、水に不溶な成
分を含むローヤルゼリーの全成分から成るものをいう。
分を含むローヤルゼリーの全成分から成るものをいう。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、次の分散剤及びローヤルゼリーの水分散液により上
記目的を達成することができる。
ば、次の分散剤及びローヤルゼリーの水分散液により上
記目的を達成することができる。
【0011】 有効量のアニオン性水溶性高分子から
成る、ローヤルゼリーを水に分散させる分散剤。
成る、ローヤルゼリーを水に分散させる分散剤。
【0012】 有効量のアニオン性水溶性高分子と水
溶性界面活性剤から成る、ローヤルゼリーを水に分散さ
せる分散剤。
溶性界面活性剤から成る、ローヤルゼリーを水に分散さ
せる分散剤。
【0013】 有効量のアニオン性水溶性高分子と非
イオン性水溶性高分子から成る、ローヤルゼリーを水に
分散させる分散剤。
イオン性水溶性高分子から成る、ローヤルゼリーを水に
分散させる分散剤。
【0014】 上記分散剤のうちの1種以上とローヤ
ルゼリーと水から成る、ローヤルゼリーの水分散液。
ルゼリーと水から成る、ローヤルゼリーの水分散液。
【0015】有効量のアニオン性水溶性高分子は、起泡
なく、かつ安全性及び味覚において問題が生じることな
く、ローヤルゼリーを水に微細かつ安定に分散させるこ
とができる。
なく、かつ安全性及び味覚において問題が生じることな
く、ローヤルゼリーを水に微細かつ安定に分散させるこ
とができる。
【0016】水溶性界面活性剤を併用する場合は、ロー
ヤルゼリーを水に更に微細かつ安定に分散させることが
できる。
ヤルゼリーを水に更に微細かつ安定に分散させることが
できる。
【0017】非イオン性水溶性高分子を併用する場合
は、各種電解質がローヤルゼリーの水分散液に存在して
も、水に不溶なローヤルゼリー成分の凝集を防ぐことが
できる。
は、各種電解質がローヤルゼリーの水分散液に存在して
も、水に不溶なローヤルゼリー成分の凝集を防ぐことが
できる。
【0018】
【好適な実施態様】アニオン性水溶性高分子としては、
ペクチン、トラガカントガム、カゼイン、キサンタンガ
ム、ヒアルロン酸塩、アルギン酸塩等の天然水溶性高分
子、ソジュウムカルボキシメチルセルロース、カーボポ
ール、ポリアクリル酸塩等の合成水溶性高分子等があ
る。アニオン性水溶性高分子は、低分子量であるとロー
ヤルゼリーの分散力が低下し、高分子量であると低濃度
でも水溶液が高粘性を有してしまう。従って、好ましい
分子量は、5000以上100万以下である。
ペクチン、トラガカントガム、カゼイン、キサンタンガ
ム、ヒアルロン酸塩、アルギン酸塩等の天然水溶性高分
子、ソジュウムカルボキシメチルセルロース、カーボポ
ール、ポリアクリル酸塩等の合成水溶性高分子等があ
る。アニオン性水溶性高分子は、低分子量であるとロー
ヤルゼリーの分散力が低下し、高分子量であると低濃度
でも水溶液が高粘性を有してしまう。従って、好ましい
分子量は、5000以上100万以下である。
【0019】アニオン性水溶性高分子は、その重量の1
0倍程度まで、水に不溶のローヤルゼリー成分を分散さ
せることができるが、分散させようとするローヤルゼリ
ーに比して多く存在させればさせるほど、ローヤルゼリ
ーの微細分散液は得やすくなる。アニオン性水溶性高分
子は、好ましくは、水に不溶のローヤルゼリー成分の重
量と同量以上になるように水に存在させる。アニオン性
水溶性高分子の存在により、水に不溶のローヤルゼリー
成分が5重量%程度まで水に微細かつ安定に分散したロ
ーヤルゼリー水分散液を製造することができる。
0倍程度まで、水に不溶のローヤルゼリー成分を分散さ
せることができるが、分散させようとするローヤルゼリ
ーに比して多く存在させればさせるほど、ローヤルゼリ
ーの微細分散液は得やすくなる。アニオン性水溶性高分
子は、好ましくは、水に不溶のローヤルゼリー成分の重
量と同量以上になるように水に存在させる。アニオン性
水溶性高分子の存在により、水に不溶のローヤルゼリー
成分が5重量%程度まで水に微細かつ安定に分散したロ
ーヤルゼリー水分散液を製造することができる。
【0020】アニオン性水溶性高分子の一部を水溶性界
面活性剤で置き換える場合には、置き換えない場合に比
して、水に不溶のローヤルゼリー成分をより多く分散さ
せることができる。アニオン性水溶性高分子の20重量
%程度までを水溶性界面活性剤で置き換えることができ
る。
面活性剤で置き換える場合には、置き換えない場合に比
して、水に不溶のローヤルゼリー成分をより多く分散さ
せることができる。アニオン性水溶性高分子の20重量
%程度までを水溶性界面活性剤で置き換えることができ
る。
【0021】水溶性界面活性剤は、好ましくは、水に透
明ないし半透明に溶解する非イオン性又はアニオン性界
面活性剤であり、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、リゾレシチン、サポニン、
グリチルレチン酸塩、コール酸塩等の天然の水溶性界面
活性剤がある。ローヤルゼリーの水分散液を清涼飲料水
やドリンク剤とする場合は、可食性の水溶性界面活性剤
とする。
明ないし半透明に溶解する非イオン性又はアニオン性界
面活性剤であり、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、リゾレシチン、サポニン、
グリチルレチン酸塩、コール酸塩等の天然の水溶性界面
活性剤がある。ローヤルゼリーの水分散液を清涼飲料水
やドリンク剤とする場合は、可食性の水溶性界面活性剤
とする。
【0022】非イオン性水溶性高分子は、鉄イオン、カ
ルシウムイオン、クエン酸等の酸性物質等の添加剤がロ
ーヤルゼリーの水分散液中に存在する場合(例えば清涼
飲料水の場合)に、ローヤルゼリーの水不溶成分が分
離、沈澱、外観変化等を起さないようにすることができ
る。非イオン性水溶性高分子は、好ましくは、アニオン
性水溶性高分子の重量の1/10以上にする。
ルシウムイオン、クエン酸等の酸性物質等の添加剤がロ
ーヤルゼリーの水分散液中に存在する場合(例えば清涼
飲料水の場合)に、ローヤルゼリーの水不溶成分が分
離、沈澱、外観変化等を起さないようにすることができ
る。非イオン性水溶性高分子は、好ましくは、アニオン
性水溶性高分子の重量の1/10以上にする。
【0023】非イオン性水溶性高分子としては、例え
ば、各種デキストリン、プルランローカストビーンガム
等の天然物、メチルセルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルアルコール等の合成物がある。非イオン性水溶
性高分子は、低分子量であるとその作用が小さく、高分
子量であると増粘性が大きくなり、その使用量が制限さ
れるので、好ましい分子量は1000以上100万以下
である。
ば、各種デキストリン、プルランローカストビーンガム
等の天然物、メチルセルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルアルコール等の合成物がある。非イオン性水溶
性高分子は、低分子量であるとその作用が小さく、高分
子量であると増粘性が大きくなり、その使用量が制限さ
れるので、好ましい分子量は1000以上100万以下
である。
【0024】本発明の分散剤によるローヤルゼリーの水
分散液の製造方法としては、好ましくは、本発明の分散
剤の溶液(好ましくはより濃厚なもの)にローヤルゼリ
ーを加えて混合する。これにより、より低温でローヤル
ゼリーを水に微細分散させることができる。
分散液の製造方法としては、好ましくは、本発明の分散
剤の溶液(好ましくはより濃厚なもの)にローヤルゼリ
ーを加えて混合する。これにより、より低温でローヤル
ゼリーを水に微細分散させることができる。
【0025】本発明の分散剤により得られるローヤルゼ
リーの水分散液におけるローヤルゼリーの水不溶成分の
分散粒子径は、分散方法により変化するが、好ましく
は、ホモミキサー、コロイドミル、マントンゴーリング
等の分散機を使用する。ローヤルゼリーの水不溶成分の
分散粒子径は、1000nm以下にすることができ、ロ
ーヤルゼリーの水分散液の外観は白濁ないし半透明状態
である。前記分散粒子径が小さくなるほど、長期間放置
によっても粒子の分離、沈澱が起こりにくくなり、外観
が透明に近づく。
リーの水分散液におけるローヤルゼリーの水不溶成分の
分散粒子径は、分散方法により変化するが、好ましく
は、ホモミキサー、コロイドミル、マントンゴーリング
等の分散機を使用する。ローヤルゼリーの水不溶成分の
分散粒子径は、1000nm以下にすることができ、ロ
ーヤルゼリーの水分散液の外観は白濁ないし半透明状態
である。前記分散粒子径が小さくなるほど、長期間放置
によっても粒子の分離、沈澱が起こりにくくなり、外観
が透明に近づく。
【0026】
【実施例1】
ローヤルゼリー 0.05重量%
リゾレシチン 0.1
ペクチン 0.5
砂糖 10.0
クエン酸 0.1
精製水 89.25
上記各成分の混合物1000cm3を秤り取り、50℃
に温度を保ってホモミキサー10、000rpmで5分
間分散させた。得られた液は半透明で、ローヤルゼリー
の水不溶成分の分散粒子径(以下、分散粒子径とい
う。)は980nmであった。このものは、殺菌後密封
し5℃〜10℃で保管すると、1年間以上外観的な変化
は認められなかった。
に温度を保ってホモミキサー10、000rpmで5分
間分散させた。得られた液は半透明で、ローヤルゼリー
の水不溶成分の分散粒子径(以下、分散粒子径とい
う。)は980nmであった。このものは、殺菌後密封
し5℃〜10℃で保管すると、1年間以上外観的な変化
は認められなかった。
【0027】
【実施例2】
ローヤルゼリー 0.05重量%
デカグリセリンモノオレート 0.05
ソジュウムカルボキシメチルセルロース 1.0
グリセリン 10.0
精製水 88.9
上記各成分の混合物を用いて、実施例1と同様な方法に
てローヤルゼリーの水分散液を製造した。分散液は半透
明で、分散粒子径は200nmであった。この分散液を
実施例1と同様の操作をして保存したところ、1年間以
上外観変化は認められなかった。
てローヤルゼリーの水分散液を製造した。分散液は半透
明で、分散粒子径は200nmであった。この分散液を
実施例1と同様の操作をして保存したところ、1年間以
上外観変化は認められなかった。
【0028】
【実施例3】
ローヤルゼリー 0.05重量%
ショ糖モノステアレート 0.05
アルギン酸ソーダ 0.5
グリセリン 10.0
精製水 89.4
ショ糖モノステアレート0.05重量部をグリセリン1
0.0重量部に溶解させ、これにローヤルゼリー0.0
5重量部を分散させた後、この分散液をアルギン酸ソー
ダ水溶液89.9重量部に分散させて、上記組成のロー
ヤルゼリー水分散液を得た。このようにして得られた分
散液の分散粒子径は300nmであった。
0.0重量部に溶解させ、これにローヤルゼリー0.0
5重量部を分散させた後、この分散液をアルギン酸ソー
ダ水溶液89.9重量部に分散させて、上記組成のロー
ヤルゼリー水分散液を得た。このようにして得られた分
散液の分散粒子径は300nmであった。
【0029】
【実施例4】
ローヤルゼリー 0.05重量%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ペクチン 1.0
フラクトース 10.0
精製水 88.9
上記各成分の混合物1000cm3を秤り取り、マント
ンゴーリングに3回通過させた所、得られたローヤルゼ
リーの水分散液は半透明で、350nmの分散粒子径で
あった。この分散液は実施例1と同様の保存条件で、1
年間全く外観変化が認められなかった。
ンゴーリングに3回通過させた所、得られたローヤルゼ
リーの水分散液は半透明で、350nmの分散粒子径で
あった。この分散液は実施例1と同様の保存条件で、1
年間全く外観変化が認められなかった。
【0030】
【実施例5】
ローヤルゼリー 0.05重量%
サポニン 0.05
ペクチン 1.0
フラクトース 10.0
精製水 88.9
実施例4と同様な条件によって、上記組成のローヤルゼ
リーの水分散液を得た。この分散液は半透明で、分散粒
子径は280nmであった。
リーの水分散液を得た。この分散液は半透明で、分散粒
子径は280nmであった。
【0031】
【実施例6】
ローヤルゼリー 0.05重量%
リゾレシチン 0.02
デンプン 0.5
ペクチン 0.5
エタノール 10.0
精製水 88.93
実施例4と同様にして、上記組成のローヤルゼリーの水
分散液を得た。この分散液は半透明で、分散粒子径は1
10nmであった。
分散液を得た。この分散液は半透明で、分散粒子径は1
10nmであった。
【0032】
【実施例7及び8】実施例4と同様な方法にてローヤル
ゼリーの水分散液を得た。得られたローヤルゼリーの水
分散液の成分、分散粒子径及び実施例1と同様の条件に
おける放置安定性結果を表1及び表2に示す。 [比較例1〜5]アニオン性水溶性高分子を用いない以
外は実施例7又は8と同様な方法にてローヤルゼリーの
水分散液を得ようと試みたが、ローヤルゼリーの水分散
液は得られなかった。
ゼリーの水分散液を得た。得られたローヤルゼリーの水
分散液の成分、分散粒子径及び実施例1と同様の条件に
おける放置安定性結果を表1及び表2に示す。 [比較例1〜5]アニオン性水溶性高分子を用いない以
外は実施例7又は8と同様な方法にてローヤルゼリーの
水分散液を得ようと試みたが、ローヤルゼリーの水分散
液は得られなかった。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明の分散剤は、有効量のアニオン性
水溶性高分子からなるので、起泡なく、かつ安全性及び
味覚において問題が生じることなく、ローヤルゼリーを
水に微細かつ安定に分散させることができる。
水溶性高分子からなるので、起泡なく、かつ安全性及び
味覚において問題が生じることなく、ローヤルゼリーを
水に微細かつ安定に分散させることができる。
【0036】本発明の分散剤が、有効量のアニオン性水
溶性高分子と水溶性界面活性剤から成る場合には、ロー
ヤルゼリーを水に更に微細かつ安定に分散させることが
できる。
溶性高分子と水溶性界面活性剤から成る場合には、ロー
ヤルゼリーを水に更に微細かつ安定に分散させることが
できる。
【0037】本発明の分散剤が、有効量のアニオン性水
溶性高分子と非イオン性水溶性高分子から成る場合に
は、各種電解質がローヤルゼリーの水分散液に存在して
も、水に不溶なローヤルゼリー成分の凝集を防止するこ
とができる。
溶性高分子と非イオン性水溶性高分子から成る場合に
は、各種電解質がローヤルゼリーの水分散液に存在して
も、水に不溶なローヤルゼリー成分の凝集を防止するこ
とができる。
【0038】本発明のローヤルゼリーの水分散液は、本
発明のうちの1種以上の分散剤の存在により、ローヤル
ゼリーが水に微細かつ安定に分散している。
発明のうちの1種以上の分散剤の存在により、ローヤル
ゼリーが水に微細かつ安定に分散している。
Claims (7)
- 【請求項1】有効量のアニオン性水溶性高分子から成る
ことを特徴とする、ローヤルゼリーを水に分散させる分
散剤。 - 【請求項2】有効量のアニオン性水溶性高分子と水溶性
界面活性剤から成ることを特徴とする、ローヤルゼリー
を水に分散させる分散剤。 - 【請求項3】有効量のアニオン性水溶性高分子と非イオ
ン性水溶性高分子から成ることを特徴とする、ローヤル
ゼリーを水に分散させる分散剤。 - 【請求項4】前記アニオン性水溶性高分子は、ペクチ
ン、アルギン酸ソーダ、ソジュウムカルボキシメチルセ
ルロースのうちの少なくとも1種であることを特徴とす
る請求項1〜3の一に記載の分散剤。 - 【請求項5】前記水溶性界面活性剤は、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、リゾレシチ
ン、サポニン、グリチルレチン酸塩、コール酸塩のうち
の少なくとも1種であることを特徴とする請求項2に記
載の分散剤。 - 【請求項6】前記非イオン性水溶性高分子は、ポリビニ
ルアルコール、デキストリン、ヒドロキシエチルセルロ
ースのうちの少なくとも1種であることを特徴とする請
求項3に記載の分散剤。 - 【請求項7】請求項1〜6の一に記載の分散剤の1種以
上とローヤルゼリーと水から成ることを特徴とする、ロ
ーヤルゼリーの水分散液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3184110A JPH059125A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | ローヤルゼリーの水分散液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3184110A JPH059125A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | ローヤルゼリーの水分散液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059125A true JPH059125A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16147567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3184110A Withdrawn JPH059125A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | ローヤルゼリーの水分散液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059125A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0628256A1 (fr) * | 1993-06-11 | 1994-12-14 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Composition permettant de stabiliser thermiquement les protéines et produit ainsi obtenu |
WO2002051384A1 (fr) * | 2000-12-25 | 2002-07-04 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Procede pour stabiliser une suspension et suspension stabilisee |
JP2008118868A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Taisho Pharmaceutical Co Ltd | ローヤルゼリー含有飲料組成物 |
JP2012024083A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-02-09 | Taisho Pharmaceutical Co Ltd | ローヤルゼリー含有液体組成物 |
JP2012121912A (ja) * | 2000-08-25 | 2012-06-28 | Senju Pharmaceut Co Ltd | 水性懸濁液剤 |
JP2012175907A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | House Wellness Foods Kk | ローヤルゼリー分散組成物およびその製造方法 |
WO2019221078A1 (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 株式会社山田養蜂場本社 | 酵素分解ローヤルゼリーの安定化 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3184110A patent/JPH059125A/ja not_active Withdrawn
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