JPH0591041U - 共同受信用電子機器収納函 - Google Patents

共同受信用電子機器収納函

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JPH0591041U
JPH0591041U JP3674092U JP3674092U JPH0591041U JP H0591041 U JPH0591041 U JP H0591041U JP 3674092 U JP3674092 U JP 3674092U JP 3674092 U JP3674092 U JP 3674092U JP H0591041 U JPH0591041 U JP H0591041U
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JP
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packing
main body
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JP3674092U
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信幸 堀田
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Maspro Denkoh Corp
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Maspro Denkoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納函の蓋体が着脱操作されても、高い防水
性と優れた電磁的シールを補償する。 【構成】 収納函本体1の下縁に蓋体2を開閉可能に枢
着し、収納函本体1の蓋体密着面にパッキン15が嵌め
入れられたパッキン保持溝10を、又蓋体の本体密着面
にはパッキン保持溝10に合致する突条11を夫々周設
し、前記パッキン保持溝10の側壁に外方へ開いた突条
案内用の傾斜面13を形成し、突条にその傾斜面に対応
する傾斜を有する傾斜面14を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば幹線増幅器、分配器、分岐器、電源部などといった共同受信 用の電子機器を収納し、空中に張設されたメッセンジャワイヤへ取り付けた状態 で屋外に配置される共同受信用電子機器収納函(以下単に収納函という)の密閉 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記収納函は、内部に収納されている電子機器の保護と、その電子機器の信頼 性を確保するため、高い防水性と優れた電磁的シールを有した密閉構造にする必 要がある。そのため従来から収納函本体1と蓋体2との密着面相互間に、図7に 示す如く、一方の密着面に周設したパッキン保持溝を利用して防水用のパッキン 材15と電磁シール用のパッキン材16を介在させることが行なわれており、そ れらパッキン材は、収納函本体と蓋体とが確実に位置決めされていてこそ所定の シール機能を発揮するようになっている。尚収納函本体と蓋体との相互間を、調 整や修理のため蓋体が開閉操作しやすいように枢着構造としたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
メッセンジャワイヤに取付けた状態で修理や調整を行なった後、蓋体を閉める 場合、蓋体が枢着タイプであれば、枢着部分の僅かなガタの分だけ蓋体がその自 重によって下方へずれ、そのまま閉めても収納函本体と蓋体とは合致しない。又 蓋体が取り外しタイプであれば、一度で寸分違わず合致させることは不可能に近 い。そのため密着面同士がずれてシール性を損ねる虞れが多分にあり、いずれの タイプも一旦外した蓋体を元通りに装着させにくい欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ボルトの締着力によって確実な位置合わせを可能とするもので、そ の構成は、収納函の本体と蓋体との密着面相互間の少なくともいずれか一方の面 にパッキン保持溝を周設すると共に、そのパッキン保持溝へパッキンを嵌入し、 他面に、前記パッキン保持溝に合致する突条を周設し、前記パッキン保持溝の少 なくとも片側壁に、外方へ開いた突条案内用の傾斜面を形成すると共に、突条に も、その傾斜面に対応する傾斜面を形成したことにある。
【0005】
【作用】
蓋体を閉めた場合、正確に位置合わせされていなくても傾斜面同士が当接して いれば、蓋体固定用のボルトを締着するに従って突条が保持溝の傾斜面に沿って 保持溝内へ滑り込み、突条が保持溝と確実に合致する。
【0006】
【実施例】
本考案に係る収納函を図面に基いて説明する。 1はアルミダイキャスト製の収納函本体、2は同じくアルミダイキャスト製の 蓋体であり、両者は互いに開口面を向い合わせにして組み合わせられる。 収納函本体1における開口面の上下各縁には、夫々三箇所に、枢支軸3.3・ ・・がその両端部を各々一対の軸受体4.4により回動自在に支持されており、 一方蓋体2の前記枢支軸支持部に対応する位置には、夫々ボルト挿通孔5を備え た連結片6.7が突設され、下縁に突設された連結片6のボルト挿通孔5に挿通 されたボルト8を、前記枢支軸3に形成されたネジ穴へ螺合させることによって 、収納函本体1の下縁に蓋体2が枢着状態で連結される。
【0007】 蓋体2の上縁に突設された連結片7のボルト挿通孔5には、ボルト導入溝9が 切り込み形成され、ボルト8はそのボルト導入溝9を通ってボルト挿通孔5外へ 抜き外すように回動させることができる。従って蓋体を閉めてボルト8をボルト 挿通孔5に挿通させた位置で締着すれば、収納函1を蓋体2により完全に閉塞で き、蓋体2を開くときは、ボルト8を緩めてボルト8をボルト挿通孔5から外せ ば、収納函本体1の下縁に支持されている枢支軸3を支点にして手前に略90度 開くことができる。
【0008】 収納函本体1の蓋体密着面にはパッキン保持溝10が周設され、蓋体2の収納 函本体密着面には、前記パッキン保持溝に対応して突条11が形成されていると 共に、その突条11より一回り小さいパッキン保持溝12が周設されている。前 記パッキン保持溝10の外側壁は、外方へ開いた傾斜面13となっており、突条 11の側壁にもそれに対応した傾斜を有する傾斜面14が形成されている。収納 函本体1に形成されているパッキン保持溝10内には、弾力性に富んだゴム製の 防水用パッキン材15が、又蓋体2に形成されているパッキン保持溝12内には 金属網が被覆された電磁シール用のパッキン材16が夫々溝に沿って嵌め入れら れる。更に前記蓋体の本体密着面にも、パッキン保持溝12に合致する突条17 が周設されている。尚図示はしないが、収納函本体内には例えば幹線増幅器、分 配器、分岐器、電源部などといった共同受信用の電子機器が組み込まれ、両側壁 に設けられた端子と電気的に接続され、又収納函本体1の上面には、左右2箇所 にメッセンジャワイヤ取付け用の押え金具18.18が装備されており、図3に 示す如く収納函をメッセンジャワイヤ19へ取付け可能となっている。
【0009】 このように形成された収納函は、蓋体2を閉じた際に、枢着部分の僅かなガタ の分だけ蓋体2がその自重によって下方へずれ、突条11とパッキン保持溝10 とが完全に合致しないが、ボルト8の締着過程で、突条11は傾斜面13に沿っ て移動する。それによってずれが修正されて確実に位置合わせが行なわれ、パッ キン15は突条11により、又パッキン16は突条17により夫々パッキン保持 溝10.12内で圧縮され、而もパッキン保持溝10.12が互いに対向するよ うに配置されているから、パッキン材自体の弾力性と相俟って完璧にシールされ る(図4〜図6参照)。
【0010】 そして本実施例のように、枢着軸3をパッキン保持溝10の近くに設けて函の 外形を小さくしてあっても、傾斜面13.14を設けたことにより、突条11が パッキン保持溝10の側壁に引掛ることなく蓋体2を開閉することができる。尚 本実施例では、防水用パッキン用の保持溝における外縁側の壁面に傾斜を付与し たが、内縁側の壁面、或は電磁シール用パッキンの保持溝のいずれの壁面に傾斜 を付与しても、或は両壁面に付与しても同様な効果が期待できる。
【0011】 又実施例では蓋体を収納函本体に対して開閉可能に枢着することにより、高所 での作業がやりやすくなっているが、本考案はこのような枢着タイプばかりでな く、総てのボルトを外して完全に取り外しするタイプにも適用できる。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、ボルトの締着操作で蓋体を収納函本体に対して確実に位置合 わせを行なえ、防水のみならず電磁波に対しても完璧なシール性を確保できるか ら、組立時は勿論、メッセンジャワイヤに取付けられた不安定な状況下において の修理、調整作業時にも、蓋体の開閉操作により収容機器に対してシール性を損 なう虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る収納函の蓋を閉じた状態を示す斜
視図である。
【図2】本考案に係る収納函の蓋を開いた状態を示す部
分斜視図である。
【図3】本考案に係る収納函をメッセンジャワイヤへ取
付けた状態を示す説明図である。
【図4】本考案に係る収納函の開蓋時における要部を示
す説明図である。
【図5】本考案に係る収納函の閉蓋直前における要部を
示す説明図である。
【図6】本考案に係る収納函の閉蓋時における要部を示
す説明図である。
【図7】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・収納函本体、2・・蓋体、3・・枢着軸、4・・
軸受体、5・・ボルト挿通孔、6.7・・連結片、8・
・ボルト、9・・ボルト導入溝、10・・パッキン保持
溝、11・・突条、12・・パッキン保持溝、13・・
傾斜面、14・・傾斜面、15・・パッキン材、16・
・パッキン材、17・・突条、18・・押え金具、19
・・メッセンジャワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共同受信用電子機器収納函の本体と蓋体
    との密着面相互間の少なくともいずれか一方の面にパッ
    キン保持溝を周設すると共に、そのパッキン保持溝へパ
    ッキンを嵌入し、他面に、前記パッキン保持溝に合致す
    る突条を周設し、前記パッキン保持溝の少なくとも片側
    壁に、外方へ開いた突条案内用の傾斜面を形成すると共
    に、突条にも、その傾斜面に対応する傾斜面を形成して
    成る共同受信用電子機器収納函。
JP1992036740U 1992-05-01 1992-05-01 共同受信用電子機器収納函 Expired - Lifetime JP2606703Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992036740U JP2606703Y2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 共同受信用電子機器収納函

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992036740U JP2606703Y2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 共同受信用電子機器収納函

Publications (2)

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JPH0591041U true JPH0591041U (ja) 1993-12-10
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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51120639U (ja) * 1975-03-27 1976-09-30
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JPH02172328A (ja) * 1988-12-26 1990-07-03 Maspro Denkoh Corp 共同受信機器のハウジング

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