JPH05906U - 内燃機関用バルブリフター - Google Patents

内燃機関用バルブリフター

Info

Publication number
JPH05906U
JPH05906U JP4587691U JP4587691U JPH05906U JP H05906 U JPH05906 U JP H05906U JP 4587691 U JP4587691 U JP 4587691U JP 4587691 U JP4587691 U JP 4587691U JP H05906 U JPH05906 U JP H05906U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner shim
valve lifter
valve
internal combustion
face portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4587691U
Other languages
English (en)
Inventor
晃 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Valve Co Ltd
Original Assignee
Nittan Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittan Valve Co Ltd filed Critical Nittan Valve Co Ltd
Priority to JP4587691U priority Critical patent/JPH05906U/ja
Publication of JPH05906U publication Critical patent/JPH05906U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸排気バルブの急激なジャンプによって外れ
ることもなく、かつ交換が容易であり、結果的にはエン
ジンの軽量小型化にも寄与するようにインナーシムを固
定することができる内燃機関用バルブリフターの提供。 【構成】 バルブリフター本体20のフェース部21下
側とバルブ軸端部10aとの間にインナーシム30が介
装された内燃機関用バルブリフターにおいて、バルブリ
フター本体20のフェース部21所定位置に貫通孔21
aが形成され、この貫通孔21aにインナーシム30に
形成された係合部30aが圧入または冷し嵌めされて、
インナーシム30がフェース部21裏側に固着するよう
にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インナーシムを用いてバルブクリアランスの調節を行なう内燃機関 用バルブリフターに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来のバルブリフターを示しており、インナーシム3は、キャップ形 状とされて吸排気バルブ軸1の軸端部1aに被せられることで保持されており、 バルブリフター2には固定されていない。そして、このインナーシム3は、厚み Dが異なるものが数種類用意されており、インナーシム3を交換することによっ て、カム4とバルブリフター2間のギャップ(バルブクリアランス)Tの調節が 行われている。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】
しかし、従来のバルブリフターでは、吸排気バルブ軸端部1aにインナーシム 3が被着された構造であるため、インナーシム3の着脱は非常に簡単ではあるが 、インナーシム3の交換時、特に吸排気バルブ軸1が傾斜して延びている場合は 、インナーシム3がバルブ軸端部1aから外れてシリンダボア9内に落下し易く 、これを再び取り出すのが面倒である。また、インナーシム3がバルブ軸端部1 aに被着されているにすぎないため、バルブ軸1の急激なジャンプによって軸端 部1aから外れやすいという問題もある。また、インナーシム3をバルブ軸端部 1aから外れにくくするには、バルブ軸端部1aを長くしてインナーシム3が深 く被さるようにすればよいが、そうするとそれだけ重量がかさみ、さらにシリン ダヘッドつまりエンジンの高さも高くなってしまうという問題がある。
【0004】 本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、吸排気バ ルブの急激なジャンプによって外れることもなく、かつ交換が容易であり、結果 的にはエンジンの軽量小型化にも寄与するようにインナーシムを固定することが できる内燃機関用バルブリフターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案に係る内燃機関用バルブリフターにおいて は、 バルブリフター本体のフェース部下側とバルブ軸端部との間にインナーシムを 介装した内燃機関用バルブリフターにおいて、 バルブリフター本体のフェース部所定位置に貫通孔を形成し、この貫通孔にイ ンナーシムに形成した係合部を圧入または冷し嵌めして、インナーシムをフェー ス部裏側に固着するようにした。
【0006】
【作用】
インナーシムの係合部が、フェース部の貫通孔に圧入または冷し嵌めによって (嵌合)固着されるので、インナーシムがフェース部から容易に外れない。 また、フェース部上方から覗くと貫通孔にインナーシムの係合部が露呈してい るので、フェース部上方より細い棒等を用いて貫通孔から係合部を抜き出し、イ ンナーシムをフェース部から簡単に取り外すことができる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の一実施例である内燃機関用バルブリフターの縦断面図を示し ている。 この図において、符号20がキャップ形状とされたバルブリフター本体で、円 盤状のフェース部21と円筒形状のスカート部22からなっている。そして、こ のバルブリフター本体20は、シリンダボア12の内周面に沿って上下摺動可能 に組付けられるとともに、吸排気バルブ軸10の軸端部10aに被せるようにし て配設されている。符号30が、フェース部21の裏側とバルブ軸端部10a間 に介装されたインナーシムで、フェース部所定位置には貫通孔21aが形成され 、一方このインナーシム30には、貫通孔21aに係合する係合部30aが形成 されている。即ち、貫通孔21aに係合部30aが圧入または冷し嵌めされるこ とにより、インナーシム30がフェース部21の裏側に固着されている。そして 、フェース部21上方から覗くと貫通孔21aに係合部30aが露呈しているの で、フェース部21上方より細い棒等を用いて貫通孔21aから係合部30aを 抜き出し、インナーシム30をフェース部21から簡単に取り外すことができる 。このように、インナーシム30はフェース部21に対して着脱可能であるので 、上下方向の厚さHのみが異なるインナーシム30を多種類用意して交換するこ とにより、フェース部21と、フェース部上側に配設されてフェース部21を押 圧するカム70とのギャップ(バルブクリアランス)Sの調節を行うことができ る。
【0008】 また、具体的にインナーシム30を交換する際には、次のような利点がある。 即ち、インナーシム30は、バルブリフター本体20に固定されているので、片 手でバルブリフター本体20を持ち上げるだけで、バルブリフター本体20と一 体に取り出すことができ、インナーシム30を交換したバルブリフター本体20 は、開口側を下方に向けるようにしても、インナーシム30が外れることがない 。このため、インナーシム30をシリンダボア12内に落下させることもなく、 インナーシム30の交換作業ができ、バルブクリアランスSの調節作業が簡単で ある。
【0009】 図2〜図5は、それぞれ本考案の他の実施例のバルブリフターの縦断面図であ る。 即ち、図2に示す実施例では、フェース部21は、フェース部本体23とフェ ース部本体23上面に積載される対摩耗性のカム当接部材25から構成され、貫 通孔21aは、カム当接部材25およびフェース部本体23を貫くように設けら れている。そして、インナーシム係合部30aが、貫通孔21aの上側部分21 a1でカム当接部材25に固着されて、フェース部本体23を挾むようにしてカ ム当接部材25とインナーシム30が一体化されている。即ち、この実施例では 、インナーシム30がフェース部21に対して交換可能であるとともに、カム当 接部材25がフェース部本体23に対して交換可能とされている。このため、こ の実施例では、インナーシム30の厚さを変える代わりにカム当接部材25の厚 さを変えてバルブクリアランスSを調節することも可能である。また、カム当接 部材25とインナーシム30との一体部がフェース部本体23に対して容易に回 転できるように構成すると、バルブ軸10に回転が生じたとしてもインナーシム 30はバルブ軸端部10aとともに回転し、バルブ軸端部10aとインナーシム 30の相対回動による摩耗が回避される。
【0010】 図3に示す実施例では、インナーシム30に貫通孔39が設けられて、フェー ス部21上側からバルブリフター内側に潤滑油が流れるようにされており、バル ブ軸10に潤滑油が供給されてバルブの摩耗が軽減されている。なお、インナー シム30下側には孔39に連続する溝39aが半径方向に形成されており、イン ナーシム30下側にバルブ軸端部10aが密着した状態であっても潤滑油の通路 が確保される。
【0011】 図4に示す実施例では、フェース部21の貫通孔21aは上側に対して下側の 内径が広いように段差をもった形状とされ、インナーシム30は平板形状とされ て上側部分全体が係合部30aとされて、この貫通孔21aの下側部分21a3 に圧入または冷し嵌めされている。この実施例のインナーシム30は、単なる平 板形状でよいので形成が楽である。なお、係合部30aが係合する部分は貫通孔 21a全体でなく下側部分21a3の一部分であるので、係合部30aと貫通孔 下側部分21a3を深く係合させるように、フェース部21下面の貫通孔21a 周囲のみ円筒形状の突出部27を形成して肉圧とするようにしてもよい(図5参 照)。即ち、図5に示される実施例は、図4に示される実施例より軽量化されて いる。
【0012】 なお、本実施例のバルブリフター本体20は、フェース部21とスカート部2 2が一体に形成されているが、フェース部21とスカート部22が別々に形成さ れて一体に結合された構成であってもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る内燃機関用バルブリフターによ れば、 インナーシムは、バルブリフター本体に対して着脱可能であるので、インナー シムを交換して容易にバルブクリアランスを調節することができる。そして、イ ンナーシムは、バルブ軸端部側でなくバルブリフター本体側に固定されるので、 インナーシム交換時にインナーシムをシリンダボア内に落下させてしまう心配も ない。
【0014】 また、インナーシムは、インナーシムに形成された係合部が、フェース部の貫 通孔に圧入または冷し嵌めによって(嵌合)固着されるので、インナーシムはバ ルブリフター本体から簡単には外れるおそれがなく、エンジン稼動中にバルブク リアランスが狂ってしまう心配もない。そして、インナーシムを外れにくくする ために従来のようにバルブ軸端部を長くする必要はないので、重量がかさむこと もなく、さらにシリンダヘッドつまりエンジンの高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例である内燃機関用バルブ
リフターの縦断面図
【図2】本考案の第2の実施例である内燃機関用バルブ
リフターの縦断面図
【図3】本考案の第3の実施例である内燃機関用バルブ
リフターの縦断面図
【図4】本考案の第4の実施例である内燃機関用バルブ
リフターの縦断面図
【図5】本考案の第5の実施例である内燃機関用バルブ
リフターの縦断面図
【図6】従来の内燃機関用バルブリフターの縦断面図
【符号の説明】
10 吸排気バルブ 10a 吸排気バルブ軸端部 20 バルブリフター本体 21 フェース部 21a フェース部貫通孔 30 インナーシム 30a インナーシム係合部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 バルブリフター本体のフェース部下側と
    バルブ軸端部との間にインナーシムが介装された内燃機
    関用バルブリフターにおいて、バルブリフター本体のフ
    ェース部所定位置に貫通孔が形成され、この貫通孔にイ
    ンナーシムに形成された係合部が圧入または冷し嵌めさ
    れて、インナーシムがフェース部裏側に固着されたこと
    を特徴とする内燃機関用バルブリフター。
JP4587691U 1991-06-19 1991-06-19 内燃機関用バルブリフター Pending JPH05906U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4587691U JPH05906U (ja) 1991-06-19 1991-06-19 内燃機関用バルブリフター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4587691U JPH05906U (ja) 1991-06-19 1991-06-19 内燃機関用バルブリフター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05906U true JPH05906U (ja) 1993-01-08

Family

ID=12731426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4587691U Pending JPH05906U (ja) 1991-06-19 1991-06-19 内燃機関用バルブリフター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05906U (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236204B2 (ja) * 1980-01-31 1987-08-06 Fujitsu Kk
JPH0261102B2 (ja) * 1982-02-27 1990-12-19 Matsushita Electric Works Ltd
JPH04279704A (ja) * 1991-03-05 1992-10-05 Nissan Motor Co Ltd バルブリフタ
JPH04318209A (ja) * 1991-04-17 1992-11-09 Yamaha Motor Co Ltd エンジンのバルブリフタの製造方法
JPH0515876U (ja) * 1991-08-15 1993-03-02 友勝 伊藤 飲料用ストロー

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236204B2 (ja) * 1980-01-31 1987-08-06 Fujitsu Kk
JPH0261102B2 (ja) * 1982-02-27 1990-12-19 Matsushita Electric Works Ltd
JPH04279704A (ja) * 1991-03-05 1992-10-05 Nissan Motor Co Ltd バルブリフタ
JPH04318209A (ja) * 1991-04-17 1992-11-09 Yamaha Motor Co Ltd エンジンのバルブリフタの製造方法
JPH0515876U (ja) * 1991-08-15 1993-03-02 友勝 伊藤 飲料用ストロー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH088287Y2 (ja) Dohc4バルブ型内燃機関のシリンダヘッド
US5251587A (en) Valve lifter for engine
JPS60243307A (ja) 内燃機関のシリンダヘツド組立体構造
JPH05906U (ja) 内燃機関用バルブリフター
JP2917274B2 (ja) 4サイクルエンジンのシリンダヘッド
JP2950094B2 (ja) 内燃機関の潤滑装置
JP3106704B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JPH0517365Y2 (ja)
JPH0522042B2 (ja)
JPH051612Y2 (ja)
JPS6337563Y2 (ja)
JP3291668B2 (ja) 内燃機関のタペット
JPH0610097Y2 (ja) バルブリフタ
JP4123815B2 (ja) 内燃機関のシリンダヘッドの組立方法
JPH05905U (ja) 内燃機関用バルブリフター
JPH0452406Y2 (ja)
JP2530701Y2 (ja) 内燃機関のバルブリフタ
JPS60219407A (ja) 内燃機関の油圧タペツト装置
JPH07127632A (ja) シャフトの軸受構造
JP2527811Y2 (ja) タペット
JPH0371111U (ja)
JPH11280751A (ja) クロスヘッドピンの軸受け機構
JPS63134128U (ja)
JPS601206Y2 (ja) 内燃機関吸排気バルブ開閉機構の潤滑装置
JP2536694Y2 (ja) 内燃機関用タペット