JPH059037Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は主として屋外に設置される折畳式ぶら
んこに関する。

従来の技術 一般に、折畳式ぶらんこは運搬時等の不使用時
において扁平状態となるように構成され、使用時
には各部品を引き起して組立てて設置する構造と
なつている。

考案が解決しようとする問題点 従来の折畳式ぶらんこは単にぶらんこ遊戯が行
えるにすぎないものであり、ぶらんこの周囲での
遊びに対応する要素は何ら見受けられなかつた。

そこで、本考案はぶらんこ周囲での遊び、例え
ば、ままごと遊び、砂遊び或いはボール投げなど
に対応可能な構造を備えた折畳式ぶらんこを提供
しようとするのである。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は脚体の上
部に取付けた吊持体に、折畳自在の座席を取付け
た揺動体を揺動自在に吊り下げて成る折畳式ぶら
んこに於いて、座席の下方空間に小物収納体を配
設したのである。

そして、小物収納体が、揺動体の下方部に回動
自在に軸支され、且つ座席および支持体の夫々に
両端部を回動自在に軸支した連結杆によつて座席
の下方空間に吊持された支持体に支持されてもよ
い。

作 用 而して、脚体は開脚して設置され、座席は揺動
体によつて揺動される。そして、座席の下方空間
の小物収納体にはぶらんこの周囲での遊戯に用い
られるおもちや類が収納されるのである。

実施例 以下、図面について本考案の一実施例を説明す
ると、１は上端を折畳自在に軸着２した脚体で、
その上部に折畳自在の吊持体３を取付けている。
４は吊持体３に揺動自在に吊り下げた揺動体で、
相対する揺動体４の下端部間に踏板５を着脱自在
に架け渡すと共に、折畳自在の座席６を相対向し
て取付けている。７は座席６の下方空間に配設し
た小物収納体で、揺動体４の下方部に回動自在に
軸支８されて座席の下方空間に配された支持体９
に支持されており、この支持体９は下端部を支持
体９の中央側部に、また上端部を座席６の中央側
面に夫々回動自在に軸支８′し連結杆１０によつ
て座席６の下方空間に吊持され、座席６の折畳み
に伴つて折畳まれるように連結されている。

考案の効果 本考案は叙上のように座席の下方空間に小物収
納体を配設したことから、ぶらんこ周辺での遊戯
に用いられるおもちや類を収納しておくことがで
き、周辺の整理が行えると共に、直ちに遊戯に対
応できるのである。

また、小物収納体が、揺動体の下方部に回動自
在に軸支され、且つ座席および支持体の夫々に両
端部を回動自在に軸支した連結杆によつて座席の
下方空間に吊持された支持体に支持されることに
より、座席の折畳みに連動して小物収納体も座席
に並列して折畳まれ、或いは座席に連動して引き
起されるのであり、運搬時、保管時等の不使用時
に於いては容易に扁平化、引き起しが行えるので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は斜視
図、第２図は要部の拡大した側面図である。 １……脚体、３……吊持体、４……揺動体、６
……座席、７……小物収納体、８，８′……軸支
部、９……支持体、１０……連結杆。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 脚体１の上部に取付けた吊持体３に折畳自在
   の座席６を取付けた揺動体４を揺動自在に吊り
   下げて成る折畳式ぶらんこにおいて、座席６の
   下方空間に小物収納体７を配設した折畳式ぶら
   んこ。 ２ 小物収納体７が、揺動体４の下方部に回動自
   在に軸支８され、且つ座席６および支持体９の
   夫々に両端部を回動自在に軸支８′した連結杆
   １０によつて座席６の下方空間に吊持された支
   持体９に支持される請求項１記載の折畳式ぶら
   んこ。