JPH0590316A - テープキヤリアパツケージの製造方法及びテープキヤリアパツケージ用トランスフアモールド装置 - Google Patents

テープキヤリアパツケージの製造方法及びテープキヤリアパツケージ用トランスフアモールド装置

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JPH0590316A
JPH0590316A JP24903391A JP24903391A JPH0590316A JP H0590316 A JPH0590316 A JP H0590316A JP 24903391 A JP24903391 A JP 24903391A JP 24903391 A JP24903391 A JP 24903391A JP H0590316 A JPH0590316 A JP H0590316A
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JP
Japan
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tape carrier
mold
carrier package
transfer mold
tape
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Pending
Application number
JP24903391A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Suzuki
宏明 鈴木
Tokumasa Higuchi
徳昌 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0590316A publication Critical patent/JPH0590316A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アウターリード部8bの切断を防
止しつつ、リードサポート部5の移動によるバンプ11の
剥離や薄バリの発生を防止することを目的とするもので
ある。 【構成】 テープキャリアのリードサポート部5の外周
及びゲート孔の周囲を変圧可能に加圧する部分加圧手段
23をトランスファモールド金型の上型13に設け、テープ
キャリアの薄バリが発生し易い部分は部分加圧手段23に
より十分な力で加圧し、他の部分は必要最小限の力で型
締めするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】請求項1及び請求項2の発明は、
半導体素子が搭載されたテープキャリアを、トランスフ
ァモールド金型の下型と上型との間に挟んで型締めし
て、樹脂成形を行うためのテープキャリアパッケージの
製造方法及びテープキャリアパッケージ用トランスファ
モールド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路素子の電極接合技術とし
て、従来より最も広く使用されているワイヤボンディン
グ方法に代わって、テープキャリアを用いたいわゆるT
AB(Tape Automated Bondin
g)方法が採用されている。
【0003】図5は従来のテープキャリアの一例を示す
平面図である。図において、基材となるフィルム状のテ
ープ(帯状部材)1は、可撓性を有する絶縁材料、例え
ばポリイミド樹脂などのプラスチックからなっている。
テープ1の幅方向両側には、多数のパーフォレーション
孔2が長手方向に所定の間隔をおいて設けられている。
テープ1の幅方向中央部には、正方形状のセンタデバイ
ス孔3が設けられている。センタデバイス孔3の周囲に
は、台形状のアウターリード孔4が設けられている。セ
ンタデバイス孔3とアウターリード孔4との間には、リ
ードサポート部5が設けられており、隣接するアウター
リード孔4の間には、架橋部6が設けられている。架橋
部6のうちの1カ所には、ゲート孔7が設けられてい
る。
【0004】テープ1上には、例えばφ35μm程度の
銅箔などの導電性金属材料からなる複数本のリード8
が、接着剤により放射状に接着されている。これらのリ
ード8は、センタデバイス孔3内に突出した一端部のイ
ンナーリード部8a、アウターリード孔4を横切るアウ
ターリード部8b及び他端部に設けられたテストパッド
部8cを有している。テープ1の表面の一部(図中2点
鎖線の領域内)には、リード8のリークを防ぐソルダー
レジスト9が設けられている。
【0005】図6は従来のテープキャリアパッケージ用
トランスファモールド装置の一例の要部断面図、図7は
図6の装置のゲートの部分の断面図であり、図6のテー
プキャリアは図5のVI−VI線に沿う断面、図7のテ
ープキャリアは図5のVII−VII線に沿う断面である。
図において、半導体素子10にはバンプ11が設けられてお
り、このバンプ11にインナーリード部8aが接続されて
いる。トランスファモールド金型は、下型12と上型13と
を有しており、これらの間にテープキャリアが配置され
ている。また、図7に示すように、トランスファモール
ド金型には、樹脂注入用のゲート14が設けられている。
【0006】上記のように構成されたテープキャリアに
よりテープキャリアパッケージを製造するには、まずバ
ンプ11がインナーリード部8aに対向するようにセンタ
デバイス孔3内に半導体素子10を位置決めした後、バン
プ11とインナーリード部8aとを熱圧着法で接続する。
この後、図6の矢印のように、テープキャリアを下型12
上に置き、上型13を閉じて型締めする。これにより、リ
ードサポート部5がその一部を除いて挟持され、トラン
スファモールド金型にテープキャリアが固定される。
【0007】そして、低圧トランスファ成形方法によっ
て、例えばエポキシ樹脂等のプラスチックをキャビティ
内に注入して硬化させることにより、樹脂成形されたテ
ープキャリアパッケージが製造される。このとき、トラ
ンスファモールド金型は、低圧トランスファ成形時の樹
脂の射出圧力によりリードサポート部5が移動して変形
することを防ぐとともに、テープ1の界面のバリの発生
を防いでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のテ
ープキャリアパッケージの製造方法では、型締め力が大
きいとアウターリード部8bが切断することがあり、ま
た型締め力を減圧すると、射出圧力によりリードサポー
ト部5がアウターリード部8b側に移動してバンプ11が
剥がれたり、薄バリが発生したりするなどの問題点があ
った。
【0009】請求項1及び請求項2の発明は、上記のよ
うな問題点を解決することを課題としてなされたもので
あり、アウターリード部の切断を防止しつつ、リードサ
ポート部の移動によるバンプの剥離や薄バリの発生を防
止することができるテープキャリアパッケージの製造方
法及びテープキャリアパッケージ用トランスファモール
ド装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るテ
ープキャリアパッケージの製造方法は、テープキャリア
の樹脂流入部の周囲の部分を、トランスファモールド金
型による型締め時に型締め力よりも大きい力で加圧した
状態で樹脂成形を行うものである。
【0011】請求項2の発明に係るテープキャリアパッ
ケージ用トランスファモールド装置は、下型及び上型の
接離方向に往復動自在にトランスファモールド金型に設
けられている加圧部材を有し、テープキャリアの一部
を、トランスファモールド金型による型締め時に型締め
力よりも大きい力で加圧する部分加圧手段を設けたもの
である。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、テープキャリアの
樹脂流入部周囲の薄バリが付着し易い部分を十分な圧力
で加圧して、バンプの剥離や薄バリの発生を防止し、他
の部分は必要最小限の力で加圧して、アウターリードの
切断を防止する。
【0013】請求項2の発明においては、テープキャリ
アの薄バリが付着し易い部分を、部分加圧手段により十
分な圧力で加圧して、バンプの剥離や薄バリの発生を防
止し、他の部分はトランスファモールド金型により必要
最小限の型締め力で加圧して、アウターリードの切断を
防止する。
【0014】
【実施例】以下、請求項1及び請求項2の発明の実施例
を図について説明する。図1は請求項1及び請求項2の
発明の一実施例によるテープキャリアパッケージ用トラ
ンスファモールド装置の要部断面図、図2は図1の装置
のゲートの部分の断面図、図3は図1のテープキャリア
を示す平面図であり、図5ないし図7と同一又は相当部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。また、図
1のテープキャリアは図3のI−I線に沿う断面、図2
のテープキャリアは図3のII−II線に沿う断面である。
【0015】図において、上型13には、加圧部材21が上
下動自在に嵌合されている。この加圧部材21は、エアダ
ンパ22により上下動され、テープキャリアを上型13とは
別に変圧可能に加圧する。テープキャリアの加圧部材21
により加圧される部分は、図3の斜線で示す領域Aの部
分であり、樹脂流入部の周囲、即ちゲート孔7の周囲及
びリードサポート部5の外周の部分である。この実施例
の部分加圧手段23は、加圧部材21,エアダンパ22及び加
圧力を調整する制御部(図示せず)を有している。
【0016】次に、この実施例のテープキャリアパッケ
ージの製造方法を説明する。まず、従来例と同様にテー
プキャリアに半導体素子10を搭載し、これをトランスフ
ァモールド金型にセットして型締めする。このとき、型
締め力は、アウターリード部8bの切断等が起こらない
ように、必要最小限の圧力にする。この型締め時に、エ
アダンパ22により加圧部材21を下動させ、型締め力より
大きい力、即ちリードサポート部5をしっかりと固定し
て薄バリの発生を防止する力で、テープキャリアの領域
Aの部分を加圧する。この状態で、従来例と同様の低圧
トランスファ成形方法により樹脂成形を行う。
【0017】このような製造方法及びトランスファモー
ルド装置によれば、テープキャリアの薄バリが付着し易
い部分を、挟持部である加圧部材21により他の部分とは
別の大きな力で加圧できるので、アウターリード部8b
の切断は勿論、テストパッド部8cの破壊や接着剤のは
み出しなども防止しつつ、リードサポート部5の移動に
よるバンプ11の剥離や薄バリの発生が防止される。
【0018】なお、上記実施例では加圧部材21を上型13
に設けたが、図4に示すように下型12に設けたり、下型
12及び上型13の両方に設けたりしてもよい。また、上記
実施例では部分加圧手段21を図3の領域Aの部分に設け
ているが、薄バリの発生する可能性のある部分(樹脂流
入部の周囲)全体に設けたり、特に薄バリの発生が多い
部分にのみ限定して設けたりしてもよい。
【0019】さらに、加圧部材21の形状,幅寸法及び個
数などは、加圧する領域等に応じて決めればよく、特に
限定されない。また、加圧部材21の材料は、例えばトラ
ンスファモールド金型と同じものなど、テープキャリア
を加圧できるものであればよく、特に限定されない。さ
らにまた、上記実施例では加圧部材21を押圧するために
エアダンパ22を用いたが、オイルダンパ(油圧ダンパ)
やその他の手段により押圧してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
テープキャリアパッケージの製造方法は、テープキャリ
アの樹脂流入部の周囲の部分を、トランスファモールド
金型による型締め時に型締め力よりも大きい力で加圧し
た状態で樹脂成形を行うので、テープキャリアの薄バリ
が発生し易い部分は加圧部材により十分な力で加圧でき
るとともに、他の部分は必要最小限の力で型締めでき、
従ってアウターリード部の切断を防止しつつ、リードサ
ポート部の移動によるバンプの剥離や薄バリの発生を防
止することができるという効果を奏する。
【0021】また、請求項2の発明のテープキャリアパ
ッケージ用トランスファモールド装置は、下型及び上型
の接離方向に往復動自在にトランスファモールド金型に
設けられている加圧部材を有し、テープキャリアの一部
を、トランスファモールド金型による型締め時に型締め
力よりも大きい力で加圧する部分加圧手段を設けたの
で、テープキャリアの薄バリが発生し易い部分は加圧部
材により十分な力で加圧できるとともに、他の部分は必
要最小限の力で型締めでき、従って上記請求項1の発明
と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2の発明の一実施例による
テープキャリアパッケージ用トランスファモールド装置
の要部断面図である。
【図2】図1の装置のゲートの部分の断面図である。
【図3】図1のテープキャリアを示す平面図である。
【図4】請求項1及び請求項2の発明の他の実施例を示
す断面図である。
【図5】従来のテープキャリアパッケージの一例を示す
平面図である。
【図6】従来のテープキャリアパッケージ用トランスフ
ァモールド装置の一例の要部断面図である。
【図7】図6の装置のゲートの部分の断面図である。
【符号の説明】
10 半導体素子 12 下型 13 上型 21 加圧部材 23 部分加圧手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子が搭載されたテープキャリア
    を、トランスファモールド金型の下型と上型との間に挟
    んで型締めして、樹脂成形を行うテープキャリアパッケ
    ージの製造方法において、前記テープキャリアの樹脂流
    入部の周囲の部分を、前記トランスファモールド金型に
    よる型締め時に型締め力よりも大きい力で加圧した状態
    で樹脂成形を行うことを特徴とするテープキャリアパッ
    ケージの製造方法。
  2. 【請求項2】 下型及び上型を有し、半導体素子が搭載
    されたテープキャリアを挟んで型締めするトランスファ
    モールド金型と、 前記下型及び前記上型の接離方向に往復動自在に前記ト
    ランスファモールド金型に設けられている加圧部材を有
    し、前記テープキャリアの一部を、前記トランスファモ
    ールド金型による型締め時に型締め力よりも大きい力で
    加圧する部分加圧手段とを備えていることを特徴とする
    テープキャリアパッケージ用トランスファモールド装
    置。
JP24903391A 1991-09-27 1991-09-27 テープキヤリアパツケージの製造方法及びテープキヤリアパツケージ用トランスフアモールド装置 Pending JPH0590316A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015087285A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 セイコーエプソン株式会社 力検出装置、ロボット、電子部品搬送装置、電子部品検査装置および部品加工装置

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JP2015087285A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 セイコーエプソン株式会社 力検出装置、ロボット、電子部品搬送装置、電子部品検査装置および部品加工装置

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