JPH059029B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液晶テレビジヨン受像機における液
晶パネルのバツク照明用の螢光ランプを反射傘に
取付けるための螢光ランプ取付装置に関するもの
である。

従来の技術 従来、液晶テレビジヨン受像機における液晶パ
ネルはそれ自体が発光するものでないため、背面
より照明する必要があり、そのために螢光ランプ
の光を反射傘で反射して拡散板を介して液晶パネ
ル背面を照明するようにしていた。この場合、螢
光ランプは高周波高圧点灯されるものであり、螢
光ランプの両端を内面に金属膜よりなる反射面を
有する反射傘の相対向する側壁に絶縁性の取付具
によつて固定するように構成していた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来装置では、螢光ランプはガ
ラス管より構成されるものであり、そのガラス管
の管径が大きくばらつくため、反射傘の内面に設
けた金属膜よりなる反射面と螢光ランプとの間の
スペースを安定して確保することがむずかしく、
また、螢光ランプが反射傘の反射面に近づいた場
合には、反射面が金属導体であり、螢光ランプが
高周波高圧点灯されるものであるためにドライブ
効率が低下し光束が低下するという問題を有して
いた。

問題点を解決するための手段 本発明の螢光ランプ取付装置は、内面に金属膜
よりなる反射面を有する反射傘と、ゴム又はエラ
ストマーで構成され、高周波高圧点灯される螢光
ランプを構成するガラス管の両端部にそれぞれ嵌
合されて上記反射傘の相対向する側壁に設けたＵ
字状の溝部に装着されるブツシングを備え、上記
ブツシングに設けたガラス管の嵌合孔の内面に上
記ガラス管の軸方向に複数の突起を設けたことを
特徴とするものである。

作 用 本発明は、上記した構成によつてブツシングが
ゴム又はエラストマーで構成され、かつ螢光ラン
プのガラス管が嵌合される孔内面にガラス管の軸
方向に複数の突起を有するため、上記ブツシング
を螢光ランプのガラス管の両端部にそれぞれ嵌合
した状態で反射傘の相対向する側壁に設けたＵ字
状の溝部の装着することにより、螢光ランプのガ
ラス管のばらつきを吸収し、反射傘の内面に設け
た反射面と螢光ランプとの間のスペースを安定し
て確保することができることとなる。もつて、反
射面としての金属導体が螢光ランプに接近するよ
うな不都合がなくなり、螢光ランプのドライブ効
率が低下して光束が低下するという問題を解決す
ることができる。

実施例 以下、本発明の実施例について図面とともに説
明する。

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示してお
り、第１図〜第３図において、１は反射傘であ
り、円弧状の本体部２の内面に金属膜よりなる反
射面２ａを有し、相対向する側壁３ａ，３ｂにＵ
字状の溝部４ａ，４ｂを有している。５は高周波
高圧点灯される螢光ランプであり、ガラス管５ａ
の両端に端子６ａ，６ｂを有している。７ａ，７
ｂはゴム又はエラストマーで構成したブツシング
であり、上記螢光ランプ５のガラス管５ａに嵌合
される孔８，９を有し、その孔８，９の内面にガ
ラス管５ａの軸方向に複数の突起８ａ，９ａ（９
ａは図示せず）を設けている。そして、上記ブツ
シング７ａ，７ｂの外周には上記反射傘１のＵ字
状の溝部４ａ，４ｂに入り込んで上記反射傘１の
側壁３ａ，３ｂに嵌合される溝１０，１１を設け
ている。

このような構成において、上記ブツシング７
ａ，７ｂはその孔８，９に上記螢光ランプ５のガ
ラス管５ａを嵌合することにより上記ガラス管５
ａの両端部にそれぞれ取付けられ、この状態で上
記ブツシング７ａ，７ｂを上記反射傘１の相対向
する側壁３ａ，３ｂに設けたＵ字状の溝部４ａ，
４ｂに嵌入し、その外周に設けた溝部１０，１１
を上記側壁３ａ，３ｂに嵌合することにより上記
螢光ランプ５が上記反射傘１に取付けられる。こ
の取付状態において、ブツシング７ａ，７ｂがゴ
ム又はエラストマーで構成されており、孔８，９
の内面に突起８ａ，９ａを有するため、螢光ラン
プ５はそのガラス管５ａの管径のばらつきを吸収
して反射傘１に取付けられることとなり、反射傘
１の本体部２内面に設けた反射面２ａに対する螢
光ランプ５のスペースが安定することになる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、螢光ランプのガ
ラス管の両端にそれぞれ嵌合されるブツシングを
ゴム又はエラストマーで構成し、ガラス管が嵌合
されるブツシングの孔内面にガラス管の軸方向に
複数の突起を設けたので、ガラス管の管径のばら
つきを吸収し、上記螢光ランプの両端にそれぞれ
嵌合したブツシングを反射傘の相対向する側壁に
設けたＵ字状の溝部に装着した時に上記反射傘の
本体部内面に設けた金属膜よりなる反射面に対す
る螢光ランプのスペースを安定して確保すること
ができることとなり、もつて螢光ランプが高周波
高圧点灯されるものであつても反射面としての金
属導体との間に適度なスペースを確保してドライ
ブ効率の低下に起因する光束の低下を効果的に防
ぐことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の螢光ランプ取付装置の一実施
例を示す組立斜視図、第２図は同装置に使用する
ブツシングの斜視図、第３図は同装置の外観斜視
図である。 １……反射傘、２ａ……反射面、４ａ，４ｂ…
…Ｕ字状の溝部、５……螢光ランプ、５ａ……ガ
ラス管、７ａ，７ｂ……ブツシング、８ａ……突
起。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 内面に金属膜よりなる反射面を有する反射傘
   と、ゴム又はエラストマーで構成され、高周波高
   圧点灯される螢光ランプを構成するガラス管の両
   端部にそれぞれ嵌合されて上記反射傘の相対向す
   る側壁に設けたＵ字状の溝部に装着されるブツシ
   ングを備え、上記ブツシングに設けたガラス管の
   嵌合孔の内面に上記ガラス管の軸方向に複数の突
   起を設けたことを特徴とする螢光ランプ取付装
   置。